JPH09210442A - 空気調和機の羽根駆動装置 - Google Patents

空気調和機の羽根駆動装置

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JPH09210442A
JPH09210442A JP5072496A JP5072496A JPH09210442A JP H09210442 A JPH09210442 A JP H09210442A JP 5072496 A JP5072496 A JP 5072496A JP 5072496 A JP5072496 A JP 5072496A JP H09210442 A JPH09210442 A JP H09210442A
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cam
air conditioner
cam groove
drive device
link
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JP5072496A
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English (en)
Inventor
Ikuo Imizu
郁郎 射水
Nobuo Katsuura
信夫 勝浦
Koichi Mizuguchi
浩一 水口
Yuichi Terada
祐一 寺田
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Daikin Industries Ltd
Nikko Kogyo KK
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Nikko Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成により、その長さ方向に略直交す
る平面内で水平案内羽根を自在に移動させることが可能
な空気調和機の羽根駆動装置を提供する。 【解決手段】 単一のステッピングモータ16によって
駆動される単一のカムギヤ11の両面に、それぞれXA
カム溝12及びYAカム溝13、XBカム溝14及びY
Bカム溝15を形成する。XAカム溝12及びXBカム
溝14はカムピンをX方向に起動させ、YAカム溝13
及びYBカム溝15はカムピンをY方向に移動させる。
リンク機構によってカムピンの動きを水平フラップ2を
軸支する2つの可動軸に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の水
平案内羽根を駆動する羽根駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記のような空気調和機の羽根駆動装置
の従来例としては、実公昭58−50号公報記載のもの
を挙げることができる。図6は、上記羽根駆動装置を備
えた空気調和機の吹出口近傍を示す部分斜視図である。
同図に示す43は吹出口であり、上ガイド面44と下ガ
イド面45とによって挟まれるようにして形成され、そ
の中間部に水平フラップ46が配置されている。またこ
の水平フラップ46を駆動する羽根駆動装置は、水平フ
ラップ46に接合して設けられた一本の回動軸47を回
動させるステッピングモータ48と減速機構49とから
成っている。そしてこの羽根駆動装置によって水平フラ
ップ46を回動軸47の回りに回動させることによっ
て、吹出口43から吹き出される空調空気の風向を調整
することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな羽根駆動装置を備えた空気調和機では、位置が固定
された単一の回動軸47の回りに水平フラップ46が回
動するため、吹出口43にはその回動のためのスペース
が必要となる。従って水平フラップ46は吹き出し方向
の長さに関して制限を受け、そのためディフューザ長さ
が十分にとれずに送風効率が低下するという問題が生じ
たり、回動する角度に制限を受け、そのため室内の温度
分布を均一にすることが困難になる等の問題が生じてい
た。また水平フラップ46の上下にはある程度のスペー
スを回動用に確保しておく必要があるため空気調和機の
未使用時においても常に隙間が生じ、外観性が低下する
という問題があった。ところで以上のような問題を解決
するには、水平フラップ46をその長さ方向に略直交す
る平面内で自在に移動できるようにすればよいと考えら
れる。しかしながら従来技術から導かれる空気調和機の
羽根駆動装置でこのような動きをさせようとすると、そ
の駆動機構が極めて複雑となり、大きなスペースを要し
て空気調和機のコンパクト化を阻害するという問題があ
った。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、簡素な構成に
より、その長さ方向に略直交する平面内で水平案内羽根
を自在に駆動することが可能な空気調和機の羽根駆動装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機の羽根駆動装置は、空気調和機の水平案内羽根2を
軸支する2つの可動軸21、31を有し、これらの可動
軸21、31をそれぞれ水平案内羽根2の長さ方向に略
直交する平面内において移動させる空気調和機の羽根駆
動装置であって、一組のカム溝12、13、14、15
と、各カム溝12、13、14、15内を摺動する摺動
子33a、35aと、この摺動子33a、35aの動き
を上記各可動軸21、31に伝達するリンク機構とを備
え、上記カム溝12、13、14、15は、単一の駆動
源によって駆動されるものであることを特徴としてい
る。
【0006】上記請求項1の空気調和機の羽根駆動装置
では、一組のカム溝12、13、14、15と摺動子3
3a、35aとによって可動軸21、31に伝達する動
きを発生させ、そして上記各カム溝12、13、14、
15を単一の駆動源によって駆動している。従ってその
構成を簡素なものとし、空気調和機のコンパクト化の要
請に沿うことが可能となる。
【0007】また請求項2の空気調和機の羽根駆動装置
は、上記平面内においてそれぞれ略直交する方向に摺動
子33a、35aを移動させる2つのカム溝12、13
を、上記単一の駆動源によって駆動されるカム板11の
片面に形成していることを特徴としている。
【0008】上記請求項2の空気調和機の羽根駆動装置
では、カム板11の片面に2つのカム溝12、13を形
成している。従ってカム板11の片面で上記可動軸2
1、31の一方を駆動することができ、空気調和機をさ
らにコンパクトに構成することが可能となる。
【0009】さらに請求項3の空気調和機の羽根駆動装
置は、上記2つのカム溝12、13は、それぞれ幅と深
さとを異ならせ、より幅の狭いカム溝12は、その深さ
をより深くしていることを特徴としている。
【0010】上記請求項3の空気調和機の羽根駆動装置
では、2つのカム溝12、13に重合する部分があって
も摺動子33a、35aはカム溝12、13に沿って動
くことができるので、摺動子33a、35aの動きの自
由度を損なうことを回避しつつカム板11を小型化でき
る。従って空気調和機を一層コンパクトに構成すること
が可能となる。
【0011】請求項4の空気調和機の羽根駆動装置は、
上記2つの可動軸21、31のうち一方の可動軸21に
は、上記カム板11の一方の面に形成したカム溝14、
15によって発生された摺動子の動きをリンク機構を介
して伝達し、また他方の可動軸31には、上記カム板1
1の他方の面に形成したカム溝12、13によって発生
された摺動子33a、35aの動きをリンク機構を介し
て伝達するようにしたことを特徴としている。
【0012】上記請求項4の空気調和機の羽根駆動装置
では、単一のカム板11で2つの可動軸21、31を駆
動することができるので、空気調和機を一段とコンパク
トに構成することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機の羽
根駆動装置の具体的な実施の形態について、図面を参照
しつつ詳細に説明する。
【0014】図1は、上記羽根駆動装置を示す斜視図で
ある。同図において11は、その両側面にカム溝12、
13、14、15が形成されたカムギヤ(カム板)であ
る。このカムギヤ11は、モータギヤ18に接続された
ステッピングモータ16(図4参照)により、ドライブ
ギヤ17を介して回転駆動されるものである。また同図
において33aはXAカムピン(摺動子)であり、カム
ギヤ11の一方の面に設けられたカム溝12、13のう
ちXAカム溝12内を摺動してX方向、すなわち空気調
和機の前後方向に移動するものである。このXAカムピ
ン33aはリンク機構の一部を形成するXAリンク33
の中間部に突設されたものであるが、一方、上記リンク
機構の他の一部を形成するYAリンク35の中間部に
は、YAカム溝13内を摺動してY方向、すなわち空気
調和機の上下方向に移動するYAカムピン(摺動子)3
5aが、上記YAリンク35の同図における向こう側に
突設されている。そして上記XAリンク33は、その下
端側をXA固定回動軸34によって羽根駆動装置のハウ
ジングに転動自在に軸支され、また上記YAリンク35
は、その後端側をYA固定回動軸36によって転動可能
に軸支されている。従って上記XAリンク33において
は、Aリンクピン33bが突設されたその上端側が、X
Aカムピン33aの動きを増幅してX方向に大きく移動
し、またYAリンク35においては、Aスライドピン3
5bが突設されたその前端側が、YAカムピン35aの
動きを増幅してY方向に大きく移動するのである。
【0015】また同図における32はSAリンクであ
り、その中間部には長さ方向にスライド溝32aが形成
されている。そしてこのスライド溝32aに、上記Aス
ライドピン35bが滑動自在かつ転動自在に設けられ
る。また上記SAリンク32は、その後端部が上記Aリ
ンクピン33bによって転動自在に軸支される一方、そ
の前端部にはA可動軸(可動軸)31が設けられ、この
A可動軸31が水平フラップ(水平案内羽根)2の側端
に形成されたA軸受9を軸支するようになっている。そ
して以上のXAリンク33、YAリンク35、SAリン
ク32等によってXAカムピン33a及びYAカムピン
35aの動きをA可動軸31に伝達するリンク機構が形
成されている。一方、同図に示すカムギヤ11の他方の
側面には、XBカム溝14とYBカム溝15(ともに図
2参照)とが形成されると共に、これらのカム溝14、
15内を摺動してそれぞれX方向、Y方向に移動するX
BカムピンとYBカムピン(共に図示せず)、及びこれ
ら各カムピンの動きをB軸受10を軸支するB可動軸
(可動軸)21に伝達するリンク機構が設けられてい
る。そしてこのリンク機構は、上記A可動軸31側のも
のと略同じ構成を有し、XBリンク23、YBリンク2
4、SBリンク22(いずれも図4参照)等から構成さ
れたものである。
【0016】また同図では水平フラップ2の一方の側端
側のみを示しているが、他端側にも同じ構成の羽根駆動
装置が設けられている。ただしこの他端側の空気調和機
の羽根駆動装置はステッピングモータ及びモータギヤを
備えておらず、駆動力は図示の羽根駆動装置からシャフ
ト20を介して伝達されるようになっている(図4参
照)。
【0017】次に図2は、上記カムギヤ11を示し、
(a)及び(c)は側面図、そして(b)は断面図であ
る。同図に示すように、上記カムギヤ11には各側面に
それぞれ2つのカム溝12、13、14、15が、互い
に重合する部分をもって形成されているが、XAカム溝
12、XBカム溝14は、それぞれYAカム溝13、Y
Bカム溝15よりも溝幅が狭く、また同図(b)にも示
す通り、溝の深さがより深いものとなっている。そして
これに対応して、XAカム溝12、XBカム溝14内を
摺動するカムピンは、その先端がYAカム溝13、YB
カム溝15の底面よりもさらに内方に位置するように配
置され、またYAカム溝13、YBカム溝15内を摺動
するカムピンは、その径をXAカム溝12、XBカム溝
14の溝幅よりも大きくしている。
【0018】次に上記空気調和機の羽根駆動装置の動作
について、図3及び図4を用いて説明する。まずステッ
ピングモータ16が駆動されるとモータギヤ18、ドラ
イブギヤ17を介してカムギヤ11が回転駆動される。
するとXAリンク33及びXBリンク23の上端側に
は、XAカムピン33a、XBカムピン(図示せず)の
X方向の動きが増幅して伝達され、またYAリンク35
及びYBリンク25の前端側には、YAカムピン35
a、YBカムピン(図示せず)のY方向の動きが増幅し
て伝達される。ところで上記XAリンク33及びXBリ
ンク23の上端側の動きはそれぞれSAリンク32、S
Bリンク22の後端側にそのまま伝達されるが、YAリ
ンク35及びYBリンク25の前端側の動きはそれぞれ
スライド溝を介してSAリンク32、SBリンク22に
伝達されるようになっている。そのためXAリンク3
3、XBリンク23から伝達される動きとYAリンク3
5、YBリンク25から伝達される動きとが互いに干渉
し合うことなく、XAカムピン33a、YAカムピン3
5a、XBカムピン、YBカムピンで発生したX−Y平
面内における自由な動きがそのままA可動軸31、B可
動軸21に伝達され、両可動軸31、21を水平フラッ
プ2の長さ方向に略直交する平面内で自在に移動できる
ようになっている。そして以上のようにA可動軸31と
B可動軸21とが上記平面内で自在に移動可能であるの
で、水平フラップ2を種々に制御することができる。例
えば上記両可動軸31、21の相対位置関係を変化させ
ずにこれら両者を移動させると、その羽根角度を変化さ
せずに水平フラップ2を移動させることができ、また可
動軸31、21の相対位置を変化させることにより水平
フラップ2の羽根角度を変化させることができる。また
水平フラップ2の両端側に羽根駆動装置がそれぞれ備え
られるのは上述のとおりであるが、円滑な水平フラップ
2の駆動を行うために、両駆動装置のカムギヤは同期さ
せて駆動する必要がある。
【0019】次にこのような両可動軸31、21の動き
によってなされる水平フラップ2の駆動制御の一例を、
図5を用いて説明する。同図は上記羽根駆動装置によっ
て駆動される水平フラップ2を備えた空気調和機の吹出
口5近傍を示す部分拡大図である。この空気調和機の室
内機ケーシング1内には室内熱交換器(図示せず)、室
内ファン6、ドレンパン8等が備えられ、上記室内ファ
ン6によって圧送される空調空気を案内するスクロール
部7及びガイド部8aに連なるようにして、吹出口5が
前面下部に開口している。また同図においてA、B、C
は、それぞれ全閉時、水平吹き時、下方吹き時における
水平フラップ2の状態を示している。そして図中破線
は、全閉Aから下方吹きCを経て水平吹きBへと至る動
作におけるB可動軸21の軌跡を示し、また鎖線は同動
作におけるA可動軸31の軌跡を示している。まず全閉
Aから下方吹きCに向かう場合には、ステッピングモー
タ16を駆動してB可動軸21を斜め前下方へと移動さ
せると共に、A可動軸31を略同じ斜め前下方へ上記B
可動軸21の移動量よりも小さく移動させる。すると水
平フラップ2の後縁2a近傍を回動中心として前縁2b
を前方に移動させるように水平フラップ2が回動するこ
とになる。このとき同図に示すように上記後縁2aは吹
出口5の上縁5a近傍に位置したままとなるから、下方
吹き時Cにディフューザ長さを十分に長くとることがで
き、これによって送風効率を向上させることが可能とな
る。そして送風効率が向上するのに伴い、騒音を低減
し、また気流の分布を改善して快適な空調効果を得るこ
とができる。次にこの下方吹きCから水平吹きBに向か
う場合には、B可動軸21を斜め後上方へと移動させる
と共に、A可動軸31を略水平に後方へと移動させる。
すると水平フラップ2が略水平状態となると共に、その
後部側が吹出口5の内方に位置するようになる。従って
このような水平吹きで冷房運転を行っても、水平フラッ
プ2のうち冷風と衝突して温度が低下する部分は空調空
気にとり囲まれるようにして配置されるため、結露の発
生を防止することができる。しかも上記水平フラップ2
の後縁2aは略水平に吹出口5内方へと引き込まれるの
みであるから、水平フラップ2の上方に回動用のスペー
スを確保するなどの必要がない。従って全閉時Aにおい
て水平フラップ2の後縁2aを吹出口5の上縁5a近傍
に、また水平フラップ2の前縁2bを吹出口5の下縁5
b近傍に配置することができ、意匠性を損なうような隙
間が生じるのを回避して、吹出口5を閉じることができ
る。
【0020】上記空気調和機の羽根駆動装置では、A可
動軸31に動きを与える2つのカム溝、すなわちXAカ
ム溝12とYAカム溝13とを単一のステッピングモー
タ16で駆動される単一のカムギヤ11の片面に形成
し、B可動軸21に動きを与える2つのカム溝、すなわ
ちXBカム溝14とYBカム溝15とを上記カムギヤ1
1の他方の片面に形成している。従って単一のステッピ
ングモータ16、及びこのステッピングモータ16によ
って駆動される単一のカムギヤ11によって、上記両可
動軸31、21に平面内で自在な動きを与えることがで
き、これによって羽根駆動装置の構成を簡素なものとし
て、空気調和機のコンパクト化を図ることができる。ま
た図2に示すように、カムギヤ11に形成される2つの
カム溝のうちX方向にカムピンを移動させるXAカム溝
12、XBカム溝14は、Y方向にカムピンを移動させ
るYAカム溝13、YBカム溝15よりも溝幅を細く
し、そしてその深さをより深くしている。従ってカムギ
ヤ11の面上で両カム溝12、13を重合して形成して
も、カムピン33a、カムピン35aはそれぞれのカム
溝12、13内を誤ることなく摺動することができる。
そのため可動軸31、21に伝達する動きの自由度がよ
り大きくなると共に、カムギヤ11の径をより小さくし
てコンパクト化を図ることが出来る。
【0021】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。例えば上記では、水平フラップ2の他端側
へはシャフト20によってステッピングモータ16の駆
動力を伝達したが、これは他のステッピングモータを設
けて同期運転を行うようにしてもよい。また水平フラッ
プ2の剛性が十分であれば、上記他端側には駆動力を与
えない構成とすることもできる。さらに、図1に示すリ
ンク機構の構成は一例であって、カムピン33a、35
aの動きを可動軸31、21に伝達できるものであれば
他の構成を有するリンク機構を用いてもよい。また図2
に示すカム溝12、13、14、15の形状も一例であ
って、水平フラップ2に要求される動きに応じて種々の
形状とすることができる。なお、図1に示すSAリンク
32又はSBリンク22においては、同図に示す折曲部
等に可撓性を備える等によって弾性変形可能な構成とし
てもよい。このようにするとA可動軸31とB可動軸2
1との間の距離が、その移動過程において多少変化した
としてもこれを吸収することができるので、円滑な水平
フラップ2の駆動を確保することができる。
【0022】
【発明の効果】上記請求項1の空気調和機の羽根駆動装
置では、一組のカム溝と摺動子とによって可動軸に伝達
する動きを発生させ、そして上記各カム溝を単一の駆動
源によって駆動している。従ってその構成を簡素なもの
とし、空気調和機のコンパクト化の要請に沿うことが可
能となる。
【0023】また請求項2の空気調和機の羽根駆動装置
では、カム板の片面に2つのカム溝を形成している。従
ってカム板の片面で上記可動軸の一方を駆動することが
でき、空気調和機をさらにコンパクトに構成することが
可能となる。
【0024】さらに請求項3の空気調和機の羽根駆動装
置では、2つのカム溝に重合する部分があっても摺動子
はカム溝に沿って動くことができるので、摺動子の動き
の自由度を損なうことを回避しつつカム板を小型化でき
る。従って空気調和機を一層コンパクトに構成すること
が可能となる。
【0025】請求項4の空気調和機の羽根駆動装置で
は、単一のカム板で2つの可動軸を駆動することができ
るので、空気調和機を一段とコンパクトに構成すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空気調和機の羽根駆動装置を示す斜
視図である。
【図2】上記羽根駆動装置のカムギヤを示し、(a)及
び(c)は側面図であり、(b)は断面図である。
【図3】上記羽根駆動装置の構造模式図である。
【図4】上記羽根駆動装置の駆動力伝達系を示す説明図
である。
【図5】上記羽根駆動装置を備えた空気調和機の部分断
面図である。
【図6】従来例の羽根駆動装置を備えた空気調和機の部
分斜視図である。
【符号の説明】
2 水平フラップ 11 カムギヤ 12 XAカム溝 13 YAカム溝 14 XBカム溝 15 YBカム溝 21 B可動軸 31 A可動軸 33a XAカムピン 35a YAカムピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝浦 信夫 神奈川県相模原市西橋本2丁目23番3号 日幸工業株式会社R&Dセンター内 (72)発明者 水口 浩一 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 寺田 祐一 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の水平案内羽根(2)を軸支
    する2つの可動軸(21)(31)を有し、これらの可
    動軸(21)(31)をそれぞれ水平案内羽根(2)の
    長さ方向に略直交する平面内において移動させる空気調
    和機の羽根駆動装置であって、一組のカム溝(12)
    (13)(14)(15)と、各カム溝(12)(1
    3)(14)(15)内を摺動する摺動子(33a)
    (35a)と、この摺動子(33a)(35a)の動き
    を上記各可動軸(21)(31)に伝達するリンク機構
    とを備え、上記カム溝(12)(13)(14)(1
    5)は、単一の駆動源によって駆動されるものであるこ
    とを特徴とする空気調和機の羽根駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記平面内においてそれぞれ略直交する
    方向に摺動子(33a)(35a)を移動させる2つの
    カム溝(12)(13)を、上記単一の駆動源によって
    駆動されるカム板(11)の片面に形成していることを
    特徴とする請求項1の空気調和機の羽根駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記2つのカム溝(12)(13)は、
    それぞれ幅と深さとを異ならせ、より幅の狭いカム溝
    (12)は、その深さをより深くしていることを特徴と
    する請求項2の空気調和機の羽根駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記2つの可動軸(21)(31)のう
    ち一方の可動軸(21)には、上記カム板(11)の一
    方の面に形成したカム溝(14)(15)によって発生
    された摺動子の動きをリンク機構を介して伝達し、また
    他方の可動軸(31)には、上記カム板(11)の他方
    の面に形成したカム溝(12)(13)によって発生さ
    れた摺動子(33a)(35a)の動きをリンク機構を
    介して伝達するようにしたことを特徴とする請求項2又
    は請求項3の空気調和機の羽根駆動装置。
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