JPH09210372A - マイクロ波解凍加熱装置 - Google Patents

マイクロ波解凍加熱装置

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Publication number
JPH09210372A
JPH09210372A JP8038710A JP3871096A JPH09210372A JP H09210372 A JPH09210372 A JP H09210372A JP 8038710 A JP8038710 A JP 8038710A JP 3871096 A JP3871096 A JP 3871096A JP H09210372 A JPH09210372 A JP H09210372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thawing
microwave
driving
heating chamber
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP8038710A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Kinoshita
順二 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP8038710A priority Critical patent/JPH09210372A/ja
Publication of JPH09210372A publication Critical patent/JPH09210372A/ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマイクロ波解凍加熱装置で解凍加熱調
理する場合、冷凍食品用容器内の食品は一般に表面部分
の温度が高くなり、中心部分の温度が低くなるため、不
十分な解凍加熱調理状態となってしまう。 【解決手段】 そこで上記の課題を、マイクロ波解凍加
熱装置のテーブルの駆動部をテーブルの外縁に沿った略
円周上に設置することにより、マイクロ波投入口を解凍
加熱室の上面あるいは側面の他に、さらに下面にも設置
し、これにより中心部分の温度も十分に高くなるように
したことにより解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波解凍加
熱装置の解凍加熱室内のテーブルを駆動する駆動部を上
記テーブルの外縁に沿った略円周上に設置したことによ
り、従来の技術では不可能であった上記テーブルの中心
部の底面よりマイクロ波を照射できるようにしたマイク
ロ波解凍加熱装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず図2により従来の技術について説明
する。従来より、マイクロ波解凍加熱装置の解凍加熱室
1内のテーブル2を駆動する駆動部3は上記テーブル2
の中心部の底面の解凍加熱室外に設置されており、この
駆動部3より回転軸を経由してテーブル2を中心部で駆
動させている。そして解凍加熱室1外に設置されたマイ
クロ波発生機4より供給されるマイクロ波は解凍加熱室
1の上面あるいは側面に設置されたマイクロ波投入口よ
りテーブル2に載せられた冷凍食品に照射され、そして
解凍加熱される。
【0003】ところが冷凍食品を従来の上記マイクロ波
解凍加熱装置により解凍加熱調理すると、図3に見られ
るように、冷凍食品用容器内の食品はその上面部分や外
縁部分(冷凍食品用容器の側面の内側に接している部
分)ほど温度が高くなり、食品のその下面部分(冷凍食
品用容器の底面の内側に接している部分)や中心部分へ
行くほど温度が低くなる傾向がある。これは冷凍食品に
上面あるいは側面よりマイクロ波が照射されると、マイ
クロ波電力は食品の表面より順に吸収され減衰して行く
ため、食品の中心部分へはなかなか浸透して行かないか
らである。従来のマイクロ波解凍加熱装置ではこの欠陥
を補うために解凍加熱室1内でのスターラー5によるマ
イクロ波の攪拌、テーブル2の回転、揺動等による照射
されるマイクロ波の平均化、さらには解凍加熱室1内壁
に設置した凹凸、フィン等の反射板でのマイクロ波の乱
反射等の手法を用いている。しかし、冷凍食品の下面部
分(冷凍食品用容器の底面の内側に接している部分)に
はそれでもほとんどマイクロ波が照射されることは無
く、温度は低くなる傾向のままである。そして、この状
態で解凍加熱調理が続くと、その上面部分や外縁部分
(冷凍食品用容器の側面の内側に接している部分)はマ
イクロ波電力の吸収の積算量がどんどん多くなり、温度
はどんどん高くなって行く。さらに一度解凍された食材
は冷凍されている時よりも一般に誘電率が高くなるた
め、照射されるマイクロ波をさらに良く吸収するように
なり、益々温度は高くなって行く。こうして解凍加熱調
理後の冷凍食品用容器内の食品は大略表面部分は十分に
解凍加熱調理された状態となるが、中心部分は不十分な
解凍加熱調理状態となってしまう。食品がこのような不
十分な調理状態のままでは食するに全く適さず、たとえ
食されることがあっても、その食品の本来あるべき味覚
や食感は全く損なわれてしまっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの問題を解決
するには、テーブル2に載せられた冷凍食品に上面ある
いは側面よりマイクロ波が照射されるだけでなく、下面
よりもマイクロ波が照射されれば良い。しかし、そのた
めにはテーブル2の中心部の底面より冷凍食品にマイク
ロ波が照射されなければならない。ところがテーブル2
を駆動する駆動部3がテーブル2の中心部が位置する解
凍加熱室1の底面外部に設置されている従来のマイクロ
波解凍加熱装置では、この駆動部3が障害となって、テ
ーブル2の中心部が位置する解凍加熱室1の底面外部に
マイクロ波投入口を設置し、これにより冷凍食品にマイ
クロ波を照射することは必然的に不可能であった。本発
明では、この問題をマイクロ波解凍加熱装置の解凍加熱
室1内のテーブル2を駆動する駆動部3をテーブル2の
外縁に沿った略円周上に設置することにより解決する手
段を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では上記課
題を以下に示す第一〜第四の手段により解決した。まず
第一に、冷凍食品を解凍加熱するための解凍加熱室内の
テーブル2と、該テーブル2を駆動する駆動部3が設置
されたマイクロ波解凍加熱装置において、該駆動部3を
上記テーブル2の外縁に沿った略円周上に設置した。第
二に、上記駆動部3を解凍加熱室1の底面外部に設置し
た。第三に、上記駆動部3により上記テーブル2を駆動
する機構として、テーブル2を略水平に保持し、且つ駆
動する複数のローラー6を直接駆動する回転板7を設置
した。第四に、上記解凍加熱室内へのマイクロ波投入口
を、解凍加熱室の底面外部の上記テーブルの略中心部が
位置する場所に設置した。
【0006】
【作用】上記の第一〜第四の各手段によりマイクロ波解
凍加熱装置の解凍加熱室内のテーブル2を駆動する駆動
部3をテーブル2の外縁に沿った略円周上に設置するこ
とが可能となり、それにより解凍加熱室1内へのマイク
ロ波投入口を、上記テーブル1の略中心部が位置する解
凍加熱室1の底面外部に設置することが可能となった。
これによりテーブル2の中心部の底面より冷凍食品にマ
イクロ波が照射されるようになり、従ってテーブル2に
載せられた冷凍食品は上面あるいは側面よりと、さらに
下面よりもマイクロ波が照射されるようになった。その
結果、食品のその下面部分(冷凍食品用容器の底面の内
側に接している部分)や中心部分も十分に温度が高くな
るようになった。これにより食品の本来あるべき味覚や
食感を十分に生かした冷凍食品の解凍加熱調理が可能と
なった。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図1により上記の第一〜第
四の各手段による実施例を示す。まずマイクロ波解凍加
熱装置の解凍加熱室1内のテーブル2を駆動する駆動部
3は上記テーブル2の外縁に沿った略円周上に設置され
ている。この駆動部3より、ドーナツ形の平面形をした
回転板7を経由して複数のローラー6を駆動させること
によりテーブル2はその外縁部で駆動される。ローラー
6は解凍加熱室1の底面に固定されており、テーブル2
の外縁に沿ったそれより若干内側の略円周上に均等配分
に設置されている。従来のマイクロ波解凍加熱装置では
ローラー6は駆動されることは無く、テーブル2を略水
平に保持し、且つテーブル2の駆動を滑らかにするため
の補助をしていた。しかし、この実施例では複数のロー
ラー6はすべて回転板7の上に乗るように設置されてい
る。これにより複数のローラー6は直接駆動され、それ
によりテーブル2も駆動される。複数のローラー6の内
1個のみ駆動する手法もあるが、この方法はそれと比較
して駆動の安定性が良く、特に一定の回転角度で往復運
動をさせる揺動の場合などには精密な駆動が可能とな
り、従来のマイクロ波解凍加熱装置におけるテーブル2
を中心部で駆動する方法と比較しても遜色は無い。その
回転板7はローラー6とほぼ同じ略円周上に設置され、
且つ複数の支持ローラー8により保持され、滑らかに駆
動するように補助されている。テーブル2には駆動中に
ローラー6の略円周上を外れないようにローラー6と接
触する部分に段差又は溝等が設置されている。そしてマ
イクロ波投入口はテーブル2の略中心部が位置する解凍
加熱室1の底面外部に設置されている。これにより解凍
加熱室1外に設置されたマイクロ波発生機4より供給さ
れるマイクロ波はこのマイクロ波投入口よりテーブル2
に載せられた冷凍食品にテーブル2の底面より、即ち冷
凍食品の底面より照射されることになる。
【0008】その結果食品のその下面部分(冷凍食品用
容器の底面の内側に接している部分)や中心部分も十分
に温度が高くなるようになり、不均一な解凍加熱調理状
態は無くなった。これにより食品の本来あるべき味覚や
食感を十分に生かした冷凍食品の解凍加熱調理が可能と
なった。なほ、この実施例においてはマイクロ波投入口
は解凍加熱室1の下面にのみ設置されているが、上面あ
るいは側面と下面との両面に設置されていても良い効果
が得られる。さらに解凍加熱室1内にスターラー5、内
壁に凹凸、フィン等の反射板等を設置するのも良い。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマイクロ
波解凍加熱装置を用いることにより冷凍食品の不均一な
解凍加熱調理状態は発生しなくなった。これにより冷凍
食品は食品の本来あるべき味覚や食感を十分に生かして
おいしく食することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるところの、マイクロ波解
凍加熱装置の断面図。
【図2】従来のマイクロ波解凍加熱装置の断面図。
【図3】従来の冷凍食品の加熱後の温度分布の断面図。
【符号の説明】
1……解凍加熱室 2……テーブル 3……駆動部 4……マイクロ波発生機 5……スターラー 6……ローラー 7……回転板 8……支持ローラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍食品を解凍加熱するための解凍加熱
    室内のテーブルと、該テーブルを駆動する駆動部が設置
    されたマイクロ波解凍加熱装置において、該駆動部を上
    記テーブルの外縁に沿った略円周上に設置したことを特
    徴とするマイクロ波解凍加熱装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動部を解凍加熱室の底面外部に設
    置したことを特徴とする特許請求項1のマイクロ波解凍
    加熱装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動部により上記テーブルを駆動す
    る機構として、テーブルを略水平に保持し、且つ駆動す
    る複数のローラーを直接駆動する回転板を設置したこと
    を特徴とする特許請求項1のマイクロ波解凍加熱装置。
  4. 【請求項4】 上記解凍加熱室内へのマイクロ波投入口
    を、解凍加熱室の底面外部の上記テーブルの略中心部が
    位置する場所に設置したことを特徴とする特許請求項1
    のマイクロ波解凍加熱装置。
JP8038710A 1996-01-31 1996-01-31 マイクロ波解凍加熱装置 Pending JPH09210372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8038710A JPH09210372A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 マイクロ波解凍加熱装置

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JP8038710A JPH09210372A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 マイクロ波解凍加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPH09210372A true JPH09210372A (ja) 1997-08-12

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ID=12532884

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JP8038710A Pending JPH09210372A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 マイクロ波解凍加熱装置

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