JPH09205544A - 読取り画像の修正方法及び画像読取り装置 - Google Patents

読取り画像の修正方法及び画像読取り装置

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JPH09205544A
JPH09205544A JP8011615A JP1161596A JPH09205544A JP H09205544 A JPH09205544 A JP H09205544A JP 8011615 A JP8011615 A JP 8011615A JP 1161596 A JP1161596 A JP 1161596A JP H09205544 A JPH09205544 A JP H09205544A
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JP8011615A
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Shinya Matsuda
伸也 松田
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Minolta Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4095Correction of errors due to scanning a two-sided document, i.e. show-through correction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】裏写りだけでなく敷き写りが生じる場合であっ
ても、読取り対象面の画像に忠実な読取り画像を得るこ
とを目的とする。 【解決手段】複数の用紙面が重なった状態の原稿BDの
読取りに際して、読取り対象面である第1面S1にその
裏面である第2面S2の画像が透過する度合いを表す裏
写り率と、第2面S3と対向する第3面S3の画像が第
1面S3に透過する度合いを表す透写率とを、第1の用
紙面とその裏面である第2の用紙面と第1の用紙面が第
1面であるときの第3面である第3の用紙面とをそれぞ
れ走査して得た読取り画像データに基づいて算出し、裏
写り率及び透写率のそれぞれの算出値を用いて、任意の
用紙面を第1面としたときの読取り画像データDmにお
ける不要画像成分Dngを定量化して読取り画像データ
Dmから差し引く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書籍や雑誌などの
製本された原稿の読取りに好適な読取り画像の修正方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ブックスキャナと呼称される画像読取り
装置が商品化されている。この装置では、原稿台の上方
に撮像系が配置され、原稿台と撮像系との間に高さ数十
cmの開放空間が存在する。書籍や雑誌などの製本形態
の原稿(これを「ブック原稿」と呼称する)の読取りに
際して、ユーザーは原稿台上にブック原稿を見開いた状
態で上向きにセットする。スタートキーのオンに呼応し
て原稿を照らすランプが点灯され、原稿面(読取り対象
面)の走査が開始される。走査によって読み取られた画
像は適時に外部装置へ出力される。外部装置がプリンタ
であれば、読取り画像がプリントアウトされる。なお、
ブック原稿にはファイリングされた書類も含まれる。
【0003】一般に、ブック原稿においては、見開きペ
ージの用紙の裏面にも文字などの画像が存在する。つま
り、用紙の両面に画像が記録されている。そのため、例
えば用紙が薄い場合に、裏面の画像が表面側に透けるい
わゆる「裏写り」が生じる。裏写りは読取り画像の品質
を著しく損なう。
【0004】従来、複写機の分野において、画像処理に
よって裏写りの影響を軽減する技術が提案されている。
それは、用紙の両面に画像がプリントされたシート状の
原稿(両面原稿)の複写に際して、原稿画像の各画素に
ついて表面側から読み取ったときの濃度Aと裏面側から
読み取ったときの濃度Bとの大小関係を調べ、濃度Bが
濃度Aより大きい画素を裏写り画素とみなし、裏写り画
素の濃度Aを下地濃度(例えば0)に置き換えるもので
ある(特開平7−87295号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】1枚の用紙からなる原
稿の読取りにおいては、裏写りに対する配慮を行えばよ
い。しかし、ブック原稿の読取りにおいては、見開いた
状態で複数の用紙が重なっているので、見開きページの
裏面のページだけでなく、さらに下方のページの画像も
見開きページ側から透けて見える場合がある。ステップ
ラなどで綴じた複葉の書類を読み取る場合にも事情は同
様である。
【0006】また、上述した従来の画像処理方法では、
読取り画像の各画素に対して濃度Aを維持するか又は下
地濃度に置き換える2者択一のデータ修正が行われるに
すぎず、用紙の材質に依存する裏写りの度合いが修正に
反映されない。このため、用紙の表裏両面に中間調画像
が存在し且つ各面の中間調画像が重なっている場合に、
原画像に忠実な読取り画像を得ることができないという
問題があった。
【0007】本発明は、読取り対象面の裏面と対向する
用紙面が存在する場合において、読取り対象面の画像に
忠実な読取り画像を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の方法
は、複数の用紙面が重なった状態の原稿の読取りに際し
て、読取り対象の用紙面である第1面にその裏面である
第2面の画像が透過する度合いを表す裏写り率と、前記
第2面と対向する用紙面である第3面の画像が前記第1
面に透過する度合いを表す透写率とを、第1の用紙面と
当該第1の用紙面の裏面である第2の用紙面と当該第1
の用紙面が前記第1面であるときの前記第3面である第
3の用紙面とをそれぞれ走査して得た読取り画像データ
に基づいて算出し、裏写り率及び透写率のそれぞれの算
出値を用いて、任意の用紙面を第1面としたときの読取
り画像データにおける不要画像成分を定量化し、当該読
取り画像データから定量化した不要画像成分を差し引く
ものである。
【0009】請求項2の発明の装置は、読取り対象の原
稿を支持する原稿台と、原稿画像を電気信号に変換する
撮像手段と、前記電気信号を量子化して外部装置へ出力
する信号処理系とを有し、前記原稿台と前記撮像手段と
の間に原稿のセッティングのための開放空間が存在する
構造の画像読取り装置であって、前記信号処理系が、複
数ページ分の読取り画像データの記憶が可能な画像メモ
リを備え、複数の用紙面が重なった状態の原稿の読取り
に際して、読取り対象の用紙面である第1面にその裏面
である第2面の画像が透過する度合いを表す裏写り率
と、前記第2面と対向する用紙面である第3面の画像が
前記第1面に透過する度合いを表す透写率とを、第1の
用紙面と当該第1の用紙面の裏面である第2の用紙面と
当該第1の用紙面が前記第1面であるときの前記第3面
である第3の用紙面とをそれぞれ走査して得た読取り画
像データに基づいて算出し、裏写り率及び透写率のそれ
ぞれの算出値を用いて、任意の用紙面を第1面としたと
きの読取り画像データにおける不要画像成分を定量化
し、当該読取り画像データから定量化した不要画像成分
を差し引く処理を実行する機能を有したものである。
【0010】複数の用紙面が重なった状態の原稿として
は、ブック原稿(折り本を含む)、複葉の文書(伝票を
含む)などが挙げられる。通常、この種の原稿は、同じ
材質で同じ厚さの複数の用紙から構成されている。材質
及び厚さが同じであれば透光特性もほぼ同じである。し
たがって、複数の用紙面の画像を1面ずつ順に読み取る
場合であっても、1度だけ裏写り率Rと透写率Tとを求
めればよい。
【0011】以下、裏写り率R及び透写率Tの算出方法
を説明する。ここでは、ブック原稿の読取りを想定す
る。 〔定義〕図1はブック原稿BDを見開いた状態の模式
図、図2は読取り濃度Dmの内訳を示す図である。
【0012】ブック原稿BDは複数の用紙ps1〜3を
有している。図1の状態において、これらの用紙ps1
〜3は上下方向に重なっており、最上の用紙ps1の上
側の面(表面)S1が見開きの右ページである。面S1
が読取り対象面であるとき、面S1を「第1面」と呼称
し、用紙ps1の下側の面(裏面)S2を「第2面」と
呼称する。また、上から2番目の用紙ps2の上側の面
S3を「第3面」と呼称する。
【0013】なお、ページめくりを行って面S2を読取
り対象面としたときには、面S2が「第1面」であり、
面S1が「第2面」である。そのときの「第3面」は、
見開きの左側の上から2番目の用紙の上面である。
【0014】第1面を上方から見たとき、第2面及び第
3面の画像が用紙ps1を通して淡く見えることがあ
る。つまり、裏写りと敷き写りが生じる。厳密には第3
面よりも下側の面(用紙ps2の裏面や用紙ps3の表
面など)の画像も透けるが、実用上の影響はない。
【0015】ここで、各用紙ps1〜3の白紙部分の濃
度を「下地濃度Db」とし、各面S1〜3をそれぞれ直
視したときの印刷部分の濃度を「画像濃度Dg」とす
る。画像濃度Dgは、インキなどの印刷材料の濃度(色
材濃度)Dcと下地濃度Dbとの和である(Dg=Dc
+Db)。
【0016】裏写り率Rは(1)式で、透写率Tは
(2)式でそれぞれ定義される。 R=Dc2’/Dc2 …(1) Dc2’:第1面における第2面の色材濃度(裏写り濃
度) Dc2 :直視状態で測定した第2面の色材濃度 T=Dc3’/Dc3 …(1) Dc3’:第1面における第3面の色材濃度(敷き写り
濃度) Dc3 :直視状態で測定した第3面の色材濃度 なお、「直視状態」とは、注目する面を第1面とした状
態を意味する。
【0017】図2のように、読取り濃度Dmは、第1面
の画像濃度Dg1に裏写り濃度Dc2’及び敷き写り濃
度Dc3’を加算した値である。裏写り濃度Dc2’と
敷き写り濃度Dc3’とを合わせた写り込み濃度Dng
が不要画像成分である。 〔文字画像領域の抽出〕写り込み濃度Dngを正確に定
量化する上で、第1面と第2面と第3面のいずれにも中
間調画像が存在しない位置の濃度を測定する必要があ
る。したがって、文字画像(2値画像)と中間調画像と
が混在する場合には、文字画像のみが存在する領域を抽
出しなければならない。
【0018】図3は領域分割の一例を示す図である。画
像の種類の判別は濃度分布を測定することにより可能で
ある。すなわち、輝度レベル毎に画素数を数え、それに
より得られた輝度ヒストグラムを判別すればよい。そこ
で、第1面を複数個の領域aに区画し、各領域aについ
て面S1〜3のそれぞれについて輝度ヒストグラムを作
成し、面S1が第1面であるときに撮像位置Pからみて
同位置にあり且つ面S1〜3の画像が全て文字画像であ
る領域aを抽出する。
【0019】図4は輝度ヒストグラムの典型例を示す図
である。図4(A)において実線が示すように、原画像
が文字画像である場合には、原画像の大半が下地部分
(文字の背景)であるので、輝度範囲を2分した高輝度
側に大きなピークが現れる。また、低輝度側に文字に対
応した小さなピークが現れる。これに対して、原画像が
写真に代表される中間調画像である場合には、図4
(B)のように各輝度レベルの画素数がほぼ均等にな
る。
【0020】判別の手順は次のとおりである。輝度範
囲の高輝度側でピークを検出する。下地輝度Lbを所
定の要領で選定する。例えば画素数がピーク値Npの半
分である2つの輝度レベルの内の低輝度側の値を下地輝
度Lbとする。下地輝度Lbから一定値を差し引いた
値を文字輝度Lcとする。文字輝度Lcと下地輝度L
bとの間の総画素数が基準値以下の領域aを文字画像領
域と判定する。
【0021】なお、裏写り率R及び透写率Tの算出精度
を高めるため、複数の文字画像領域を抽出して、それら
の読取り濃度の平均値を算出に用いるのが望ましい。文
字画像領域が存在しない場合には見開きページを変更す
るように取り決めておく。 〔画像の有無と濃度との関係〕中間調画像が存在しない
場合において、画像の有無の上で3つの面S1〜3の関
係は表1に示すA〜Hの8通りに分類される。表1中の
記号「◎」は“文字あり”を示し、「×」は“文字な
し”を示している。各面S1〜3をそれぞれ複数のブロ
ックb(図11参照)に細分化すれば、各ブロックはA
〜Hのいずれかに該当する。ブロックbの大きさとして
は、文字の線幅と同程度が好ましい。具体的には、文字
の線幅が300〜600μmであって画素ピッチが約6
4μm(400dpi)である場合、5×5〜10×1
0の画素マトリクスを1ブロックとする。
【0022】
【表1】
【0023】ここで、下地濃度Db、画像濃度Dg、裏
写り率R、透写率Tについて、便宜的に表2のように具
体値をあてはめると、各面S1〜3を第1面としたとき
の読取り濃度Dmは表3の右欄の値となる。ただし、読
取り濃度Dmは画像濃度Dg(=1.6)を越えないも
のとする。
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】表3において、Fに該当する場合には、面
S1,S2,S3の読取り濃度Dm1,Dm2,Dm3
は、次の3つの条件式の全てを満たす。 Dm1<閾値Dx(例えば、値は1.0) Dm2≧閾値Dx Dm3<閾値Dx また、Gに該当する場合には、面S1,S2,S3の読
取り濃度Dm1,Dm2,Dm3は、次の3つの条件式
の全てを満たす。
【0027】Dm1<閾値Dx Dm2<閾値Dx Dm3≧閾値Dx したがって、実験などにより、閾値Dxを適切に設定し
ておけば、F,Gに該当するブロックを抽出することが
でき、各面の読取り濃度Dmに基づいて裏写り率R及び
透写率Tを求めることができる。
【0028】表3の例では、裏写り率R=1/3=
(0.6−0.1)/(1.6−0.1)であり、透写
率T=1/5=(0.4−0.1)/(1.6−0.
1)である。なお、下地濃度Dbと下地輝度Lbとの関
係は(3)式で表される。
【0029】Db=log(1/Lb) …(3) 裏写り率R及び透写率Tが求まれば、写り込み濃度Dn
gを算出して読取り濃度Dm中の画像濃度Dgを求める
ことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図5はブックスキャナ1の外観を
示す斜視図である。ブックスキャナ1は、電気回路など
を収納する本体ハウジング10、原稿を支持する暗色の
原稿台20、原稿画像を電気信号に変換する撮像ユニッ
ト30、及び原稿の照明を担うランプユニット40を備
えている。原稿台20は本体ハウジング10の前面側に
配置されている。撮像ユニット30は、原稿台20の上
方に配置され、本体ハウジング10の上面から上方に延
びた支柱12によって片持ち形式で支持されている。ラ
ンプユニット40は、撮像ユニット30の下面側に配置
され、支柱12に固定されている。原稿台20と撮像ユ
ニット30との間の空間80は装置外の自由空間に対し
て開放されており、ブック原稿のセッティングに十分な
広さを有している。原稿台20と撮像ユニット30との
距離は30cm以上である。
【0031】本体ハウジング10の前面の上端側に操作
パネルOPが設けられており、下端側に原稿面の高さを
検出するための測距板16が固定されている。測距板1
6の前面側の表面は光沢性の平面であり、原稿台20の
上面に対する45°の傾斜面となっている。この測距板
16の上端面は、シェーディング補正のための白色板1
8として機能する。本体ハウジング10における操作パ
ネルOPに向かって右側の側面には、メインスイッチ5
1が設けられている。
【0032】原稿台20の左右方向の両端部には、ユー
ザーが読取りの開始を指示するためのスタートキー52
が1つずつ設けられており、各スタートキー52の中央
側に一対のページめくり検出装置60が設けられてい
る。また、原稿台20の前面側には、アームレスト25
が取付けられている。
【0033】撮像ユニット30は、CCDアレイからな
るラインセンサ31、結像レンズ32、及びミラー33
を有している。ミラー33と結像レンズ32とによっ
て、原稿画像がラインセンサ31の受光面に投影され
る。結像レンズ32は、前後方向に移動可能に設けられ
ており、図示しないAF機構によって位置決めされる。
【0034】ラインセンサ31は、図示しない走査機構
の可動体に取付けられており、CCD素子の配列方向を
上下方向に保った状態で左右方向(副走査方向)M2に
沿って平行移動をする。この平行移動によって2次元の
原稿画像の撮像が行われる。つまり、ブックスキャナ1
においては、ラインセンサ31の移動によって2次元の
撮像面が形成されることになる。ラインセンサ31に代
えてエリアセンサを用いた場合には、その受光面が撮像
面になる。原稿画像の主走査方向は、原稿台20上では
前後方向であり、撮像面上では上下方向である。
【0035】図6はページめくり検出装置60の構成を
示す図、図7はページめくりの模式図である。ページめ
くり検出装置60は、軸61を中心に回動するアーム6
2、アーム62と一体の遮光板63、及びフォトインタ
ラプタ65から構成されている。アーム62は、見開き
状態を維持するためにブック原稿BDの両端を押さえ
る。そのとき、遮光板63はフォトインタラプタ65の
検出光を遮る。ユーザーがページをめくると、まず、ア
ーム62はその先端が上方へ移動するように回動し、遮
光板63による遮光状態が解除される。その後、アーム
62が逆方向に回動して新たな見開きページを押さえる
状態に戻ると、再び遮光板63が検出光を遮る。
【0036】左右のページめくり検出装置60における
遮光状態の解除の順序を検出することによって、ブック
原稿BDが「洋綴じ」であるか「和綴じ」であるかを判
別することができる。すなわち、ページ番号順に読取り
を行うものと仮定すると、右側のページめくり検出装置
60において左側より早く遮光状態が解除された場合に
は、用紙が右から左へ移動する「左送り」が行われたこ
とになり、ブック原稿BDは「洋綴じ」である。逆の場
合には、用紙が左から右へ移動する「右送り」が行われ
たことになり、ブック原稿BDは「洋綴じ」である。
【0037】以上の構成のブックスキャナ1は、ブック
原稿の読取りに好適な画像入力手段である。ブックスキ
ャナ1とディジタル複写機とを組み合わせることによ
り、各種の原稿に適合する総合的な複写システムを構成
することができる。
【0038】ブックスキャナ1の使用に際して、ユーザ
ーは、図5のように原稿台20の上にブック原稿BDを
見開いた状態で上向きに置く。そのとき、測距板16の
下端にブック原稿BDを押し当てて位置決めを行う。つ
まり、測距板16と原稿台20との境界が原稿のセッテ
ィングの基準線となっている。その基準線の中央が基準
位置である。なお、原稿台20は左右独立に上下移動可
能に構成されている。これにより見開いたときの左右の
ページの高さをほぼ同一にすることができる。
【0039】ブックスキャナ1では、同一の原稿に対し
て2回の走査(原稿画像の読取り)が行われる。ブック
原稿BDでは、シート原稿と違って原稿面が湾曲してい
るので、湾曲状態に応じて撮像のピント調整を行う必要
がある。輝度の差異を補う処理も必要である。このた
め、1回目の走査(以下、予備スキャンニングという)
で湾曲状態が検出され、その検出結果に基づいて2回目
の走査(以下、本スキャンニングという)で必要な処理
が行われる。外部装置への画像出力は本スキャンニング
時に行われる。本スキャンニング時のラインセンサ31
の移動方向は、予備スキャンニング時とは逆の方向であ
る。読取りモードには、左右の両ページを一括して読み
取るモード(シート原稿の場合と同様の走査形態)と、
左右の各ページを別々に読み取るモードとがある。どち
らのモードにおいても、各ページに対して予備スキャン
ニングと本スキャンニングとが実施される。
【0040】図8はブック原稿BDの読取りの一例を示
す平面図である。図8(A)は原稿台20上にブック原
稿BDがセッティングされた状態を示し、図8(B)は
読取り画像G0を示している。
【0041】読取り画像G0は、ブック原稿BDの原稿
面の像G1、原稿台20の像G20、及び測距板18に
写った像G18から構成されている。像G18の内の像
G181,182は、見開いた状態のブック原稿BDに
おける端面(書籍における「天」と呼称される部分)の
形状を示している。像G18の内の像G181,182
以外の部分は、測距板18に写った背景像である。像G
18と像G20との境界は上述の基準線に対応し既知で
あるので、その境界と像G181,182の輪郭線との
距離(画素数)から原稿面の高さを算定することができ
る。像G1と像G20との境界は、原稿面の下地色と原
稿台20の色との差異を利用して容易に判別することが
できる。像G1と像G20との境界が判れば、撮像面上
でのブック原稿BDの端縁が判明する。
【0042】なお、像G1の上端縁及び下端縁が湾曲し
ているのは、原稿面の高さが一定ではないからである。
つまり、撮像面に近い被写体は遠くの被写体よりも大き
く撮像される。本スキャンニング時には、予備スキャン
ニング時に得た原稿面の高さ情報に基づいて、湾曲した
像G1を原稿面の高さが一定である場合の像に補正する
画像処理(画像歪み補正)が行われる。
【0043】図9はブックスキャナ1の信号処理系10
0のブロック図である。ラインセンサ31の出力は、A
D変換部102によって例えば8ビットの画像データD
102に変換される。
【0044】予備スキャンニング時において、画像デー
タD102は、画像メモリ104に一旦格納された後、
CPU101に取り込まれる。CPU101は、副走査
範囲を等間隔に細分化した各位置における原稿面の高さ
を画像データD102に基づいて算定し、本スキャンニ
ングの準備として画像歪み補正及び濃度補正のためのデ
ータなどを生成する。
【0045】本スキャンニング時においては、AD変換
部102から画像処理部103へ画像データD102が
送られる。画像処理部103は、輝度データを濃度デー
タに変換する処理、原稿面の湾曲に起因する画像歪みの
補正、濃度補正、原稿を押さえたユーザーの手の像を消
去するマスキングなどの処理を担う。所定の画像処理を
受けた画像データD103は記憶部150へ送られる。
記憶部150は、複数ページ分の画像データD103を
記憶するメモリを有している。
【0046】CPU101は、記憶部150から所定ペ
ージの画像データD103を読み出して、裏写り率R及
び透写率Tを算出する。そして、各ページの画像データ
D103の値をその値から写り込み濃度分だけ差し引い
た値に修正する。修正後の画像データD150は、適時
に複写機やプリンタなどの外部装置へ出力される。
【0047】なお、CPU101は、センサ駆動部3
5、レンズ駆動部36、及びランプ駆動部ランプ45を
含む駆動系を制御する。センサ駆動部35は、ラインセ
ンサ31に対して所定のクロック信号を供給するととも
に、スキャナの駆動を担う。レンズ駆動部36は、CP
U101からのAF信号に従って結像レンズ32の位置
調整を行う。CPU101には、ページめくり検出機構
60を含むセンサ群125からの信号が入力される。
【0048】図10は記憶部150のブロック図であ
る。記憶図150は、複数ページの読取りに際して読取
り画像G0をページ番号順に並べるために設けられてい
る。記憶部150の基本的なデータの流れは次のとおり
である。
【0049】記憶部150には、撮影情報から抽出され
た原稿面の画像データ、すなわち像G1(図8参照)を
示す画像データD103が画像処理部103から入力さ
れる。画像データD103は、原稿面の湾曲に起因する
画像歪みを補正したデータである。
【0050】見開きの左右のページを別々に読み取るモ
ードにおいて、操作パネルOPに向かって左側のスター
トキー52のオンに呼応して読み取った1ページ分(左
ページ)の画像データD103は第1の一時メモリ51
1に一旦格納される。右側のスタートキー52のオンに
呼応して読み取った1ページ分(右ページ)の画像デー
タD103は第2の一時メモリ512に一旦格納され
る。その後、左送りのページめくり(図7参照)が行わ
れた場合には、第1、第2の順に各一時メモリ511,
512から画像データD103が読み出されて画像メモ
リ520に格納される。これに対して、右送りのページ
めくりが行われた場合には、第2、第1の順に各一時メ
モリ512,511から画像データD103が読み出さ
れて画像メモリ520に格納される。このようにページ
めくりの送り方向に応じて、各一時メモリ511,51
2の読み出し順序を切り換え、読み出し順に画像データ
D103を画像メモリ520に格納することにより、各
ページの画像データD103をページ番号順に並べるこ
とができる。
【0051】不要画像を消去するデータ修正に際して、
CPU101は、画像メモリ520から必要なページの
画像データD103を読み出す。そして、乗除算器11
1、反転器112、加減算器113を用いて所定の演算
を行う。
【0052】以下、ブックスキャナ1における読取り画
像の修正方法を説明する。図11は原画像の一例を示す
図、図12は図11に対応した読取り画像G10を示す
図である。
【0053】図11の例において、ブック原稿BDの綴
じ方は「洋綴じ」である。見開きの右ページであるペー
ジ番号「2」の用紙面S1に文字「F」が印字され、用
紙面S1の裏面であるページ番号「3」の用紙面S2に
文字「L」が印字されている。そして、ページ番号
「4」の用紙面S3には文字「K」が印字されている。
【0054】この例の場合、図12のように用紙面S1
の読取り画像G10は、文字「F」を表す画像G101
と、文字「L」を左右反転した画像(これを反転画像と
いう)G102と、文字「K」を表す画像G103とが
重なった画像となる。
【0055】反転像G102及び画像G103は不要の
写り込み画像である。したがって、ブックスキャナ1
は、読取り画像G10に対して反転像G102及び画像
G103を消去する処理を行う。
【0056】図13はブック原稿BDのページと画像デ
ータとの関係を示す図である。ここでは、ブック原稿B
Dに一連のページ番号iが付されているものとする。洋
綴じの場合において、見開いたときの左側のページの読
取り画像データDiは(4)式で表され、右側のページ
の読取り画像データDi は(5)式で表される。
【0057】 Di =(gi-2 −b)×T +([gi-1 ]−b)×R + gi …(4) Di = gi +([gi+1 ]−b)×R +(gi+2 −b)×T …(5) gi :番号iのページの画像の画素値 [gi ]:番号iのページの画像の反転画像の画素値 b :下地濃度成分 R :裏写り率 T :透写率 反転画像は、画像メモリ内の読取り画像を左右について
格納時と逆の方向から読み出すことにより得られる。1
枚の用紙の表面及び裏面の読取り画像に関して画素の位
置合わせを行うものとすると、(4)式を(4’)式
に、(5)式を(5’)式に置き換えることができる。
【0058】 Di =(gi-2 −b)×T +(gi-1 −b)×R + gi …(4’) Di = gi +(gi+1 −b)×R +(gi+2 −b)×T …(5’) 裏写り率R及び透写率Tは、ページ番号iが連続する3
ページ分の読取り画像データDi に基づいて上述の要領
で求めることができる。その過程で下地濃度成分bが特
定される。したがって、(4’)式及び(5’)式を用
いて複数ページ分の読取り画像データDi に関する連立
方程式を立てて解くことにより、未知数である画素値g
i を算出することができる。その際、読み取っていない
ページについては、画素値gを便宜的に空白データ
(「0」)とする。
【0059】算出された画素値gi は、読取り画像デー
タDi から不要画像成分を差し引いた値に相当する。外
部装置には読取り画像データDi に代えて画素値gi
出力すればよい。
【0060】図14は読取り動作のフローチャートであ
る。スタートキー52のオンに呼応して予備スキャンニ
ング及び本スキャンニングを行う。原稿台20上の左側
のスタートキー52がオンの場合には、左ページのスキ
ャンニング処理を実行し、本スキャンニングにおいて第
1の一時メモリ511に画像データD103を格納する
(#1〜4)。右側のスタートキー52がオンの場合に
は、右ページのスキャンニング処理を実行し、第2の一
時メモリ512に画像データD103を格納する(#
5,6)。
【0061】見開きの片方のページのみを読み取った段
階でページめくりが行われた場合には、読み取っていな
いページに対応した一時メモリに空白データを格納する
(#7,12)。ページめくりが行われずにスタートキ
ー52がオンされ、それが以前と反対の側のスタートキ
ー52である場合は、読み取っていないページのスキャ
ンニングを行い、以前と異なる一時メモリに画像データ
D103を格納する(#8〜11)。一方、以前と同じ
側のスタートキー52がオンされた場合には、スキャン
ニングを行わず、オンの回数を記憶する。この場合は、
外部装置へのデータ出力に際して、同じページの画像デ
ータD150をオンの回数だけ繰り返し出力する。
【0062】その後にページめくりが行われると、2つ
のページめくり検出装置60の信号出力順序に基づいて
ページ送りの方向を判別する(#13)。左送りの場合
は、第1、第2の順に一時メモリ511,512から画
像メモリ520へデータを転送する(#14)。右送り
の場合は、第2、第1の順に一時メモリ512,511
から画像メモリ520へデータを転送する(#15)。
【0063】再びスタートキー52がオンされると、そ
の時点の見開きページのスキャンニングを行う(#1
6,2)。操作パネルOP上に図示しない出力キーがオ
ンされると、読取り動作を終了する(#17)。
【0064】なお、CPU101は、読取り動作の制御
に引き続いてデータ出力処理を実行する。データ出力処
理において、CPU101は、画像メモリ520から所
定ページの画像データを読み出して、裏写り率R及び透
写率Tを算出し、読取り画像から不要画像を消去するデ
ータ処理を実行する。このデータ処理で修正された読取
り画像が外部装置へ出力される。
【0065】図15はスキャンニング動作のフローチャ
ートである。予備スキャンニングで得た撮像情報の解析
により、副走査方向における原稿面の高さの変化を検出
する(#21,22)。そして、高さ情報に基づいて、
ブック原稿BDにおける綴じ代の左右方向の中心、すな
わち見開きの左右ページの境界を検出する(#23)。
これは、表裏面の読取り画像に対する画素の位置合わせ
の精度を高めるために行われる。綴じ代の内で原稿面の
傾きが反転する位置が中心である。本スキャンニングで
は、画像歪みの補正などとともに、綴じ代の中心を基準
として反転画像を生成する処理が行われる(#24)。
【0066】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
読取り対象面の裏面と対向する用紙面が存在する場合に
も、読取り対象面の画像に忠実な読取り画像を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブック原稿を見開いた状態の模式図である。
【図2】読取り濃度の内訳を示す図である。
【図3】領域分割の一例を示す図である。
【図4】輝度ヒストグラムの典型例を示す図である。
【図5】ブックスキャナの外観を示す斜視図である。
【図6】ページめくり検出装置の構成を示す図である。
【図7】ページめくりの模式図である。
【図8】ブック原稿の読取りの一例を示す平面図であ
る。
【図9】ブックスキャナの信号処理系のブロック図であ
る。
【図10】記憶部のブロック図である。
【図11】原画像の一例を示す図である。
【図12】図11に対応した読取り画像を示す図であ
る。
【図13】ブック原稿のページと画像データとの関係を
示す図である。
【図14】読取り動作のフローチャートである。
【図15】スキャンニング動作のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ブックスキャナ(画像読取り装置) 20 原稿台 30 撮像ユニット(撮像手段) 53 原稿センサ(原稿の置き換えの有無を検出する手
段) 80 空間(開放空間) 100 信号処理系 520 画像メモリ BD ブック原稿(原稿) Dm 読取り濃度(読取り画像データ) Dng 写り込み濃度(不要画像成分) R 裏写り率 S1,S2,S3 用紙面 T 透写率

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の用紙面が重なった状態の原稿の読取
    りに際して、 読取り対象の用紙面である第1面にその裏面である第2
    面の画像が透過する度合いを表す裏写り率と、前記第2
    面と対向する用紙面である第3面の画像が前記第1面に
    透過する度合いを表す透写率とを、第1の用紙面と当該
    第1の用紙面の裏面である第2の用紙面と当該第1の用
    紙面が前記第1面であるときの前記第3面である第3の
    用紙面とをそれぞれ走査して得た読取り画像データに基
    づいて算出し、 裏写り率及び透写率のそれぞれの算出値を用いて、任意
    の用紙面を第1面としたときの読取り画像データにおけ
    る不要画像成分を定量化し、当該読取り画像データから
    定量化した不要画像成分を差し引くことを特徴とする読
    取り画像の修正方法。
  2. 【請求項2】読取り対象の原稿を支持する原稿台と、原
    稿画像を電気信号に変換する撮像手段と、前記電気信号
    を量子化して外部装置へ出力する信号処理系とを有し、
    前記原稿台と前記撮像手段との間に原稿のセッティング
    のための開放空間が存在する構造の画像読取り装置であ
    って、 前記信号処理系は、 複数ページ分の読取り画像データの記憶が可能な画像メ
    モリを備えており、 複数の用紙面が重なった状態の原稿の読取りに際して、
    読取り対象の用紙面である第1面にその裏面である第2
    面の画像が透過する度合いを表す裏写り率と、前記第2
    面と対向する用紙面である第3面の画像が前記第1面に
    透過する度合いを表す透写率とを、第1の用紙面と当該
    第1の用紙面の裏面である第2の用紙面と当該第1の用
    紙面が前記第1面であるときの前記第3面である第3の
    用紙面とをそれぞれ走査して得た読取り画像データに基
    づいて算出し、 裏写り率及び透写率のそれぞれの算出値を用いて、任意
    の用紙面を第1面としたときの読取り画像データにおけ
    る不要画像成分を定量化し、当該読取り画像データから
    定量化した不要画像成分を差し引く処理を実行すること
    を特徴とする画像読取り装置。
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