JPH09196432A - 空気調和装置及び空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和装置及び空気調和機の制御方法

Info

Publication number
JPH09196432A
JPH09196432A JP8020485A JP2048596A JPH09196432A JP H09196432 A JPH09196432 A JP H09196432A JP 8020485 A JP8020485 A JP 8020485A JP 2048596 A JP2048596 A JP 2048596A JP H09196432 A JPH09196432 A JP H09196432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
temperature
eer
store
heat load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8020485A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Saigo
徹也 西郷
Masatoshi Oi
雅敏 大井
Toshio Sagara
寿夫 相良
Megumi Otani
恵 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP8020485A priority Critical patent/JPH09196432A/ja
Publication of JPH09196432A publication Critical patent/JPH09196432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 需要電力の低減を実現することができる空気
調和装置を提供する。 【解決手段】 オープンタイプの低温ショーケース1が
設置された店内を空調する空気調和機24を備えたもの
であって、外気温度センサーと、店内温度センサーと、
店内湿度センサーと、各センサーが接続されたマイクロ
コンピュータとを備え、このマイクロコンピュータは、
各センサーの出力に基づき、外気温度に依存する低温シ
ョーケース用冷凍機のEER及び空気調和機24のEE
Rと、店内環境に依存する低温ショーケース用冷凍機の
室内側熱負荷と、店内温度と外気温度に依存する空気調
和機24の室内側熱負荷とを利用して、低温ショーケー
ス用冷凍機の室内側熱負荷を当該低温ショーケース用冷
凍機のEERで除した値と空気調和機24の室内側熱負
荷を当該空気調和機24のEERで除した値とを加算す
ることにより、需要電力を算出し、この需要電力を低減
する方向で空気調和機24の設定温度を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オープンタイプの
低温ショーケースが複数台設置されるスーパーマーケッ
トなどの店内を、空気調和機にて空調する空気調和装置
及び空気調和機の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種スーパーマーケットなど
の店内には、例えば特公平7−1135号公報(F25
B47/02)或いは特公平7−6713号公報(F2
5B47/02)に示される如く、複数台の低温ショー
ケース(オープンショーケース)が据え付けられると共
に、各低温ショーケースの蒸発器には店舗外の機械室に
別置きされた冷凍機から冷媒を供給している。
【0003】各低温ショーケースへの冷媒供給は弁によ
って制御されると共に、蒸発器と熱交換した冷気を貯蔵
室の開口に吐出することによってエアーカーテンを形成
し、且つ、貯蔵室内にも循環させて貯蔵室内を所定の温
度に冷却するものであった。一方、店内は天井面などに
取り付けられた空気調和機によって所定温度に空調され
るものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、低温ショー
ケースの運転には店内環境が影響すると共に、空気調和
機の稼働にも低温ショーケースのエアーカーテンから漏
れた冷気などが影響を及ぼすものである。そして、店舗
の低温ショーケースの冷凍機の入力と空気調和機の入力
を合わせた合計の需要電力に着目した場合、これらが相
互に及ぼし合う影響を勘案することによって、この需要
電力を低減できる制御方式が導き出せると考えられる。
【0005】特に、近年では効率的な電力消費を目的と
した需要電力の平準化が叫ばれており、上記店舗におけ
る需要電力を低減できれば、この平準化に効果的に寄与
することが期待できるが、従来では係る低温ショーケー
スに関連させた空気調和機の制御は行われておらず、改
善が望まれていた。
【0006】本発明は、係る従来の状況を踏まえ、店舗
における需要電力の低減を実現することができる空気調
和装置及び空気調和機の制御方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の空気調
和装置は、オープンタイプの低温ショーケースが設置さ
れた店内を空調する空気調和機を備えたものであって、
外気温度検出手段と、店内温度検出手段と、店内湿度検
出手段と、各検出手段が接続された制御手段とを備え、
この制御手段は、各検出手段の出力に基づき、外気温度
に依存する低温ショーケース用冷凍機のEER及び空気
調和機のEERと、店内環境に依存する低温ショーケー
ス用冷凍機の室内側熱負荷と、店内温度と外気温度に依
存する空気調和機の室内側熱負荷とを利用して、低温シ
ョーケース用冷凍機の室内側熱負荷を当該低温ショーケ
ース用冷凍機のEERで除した値と空気調和機の室内側
熱負荷を当該空気調和機のEERで除した値とを加算す
ることにより、需要電力を算出し、この需要電力を低減
する方向で空気調和機の設定温度を出力するものであ
る。
【0008】請求項2の発明の制御方法は、オープンタ
イプの低温ショーケースが設置された店内を空調する空
気調和機を制御するに当たり、外気温度に依存する低温
ショーケース用冷凍機のEER及び空気調和機のEER
と、店内環境に依存する低温ショーケース用冷凍機の室
内側熱負荷と、店内温度と外気温度に依存する空気調和
機の室内側熱負荷とを用い、低温ショーケース用冷凍機
の室内側熱負荷を当該低温ショーケース用冷凍機のEE
Rで除した値と空気調和機の室内側熱負荷を当該空気調
和機のEERで除した値とを加算することにより、需要
電力を算出し、この需要電力を低減する方向で空気調和
機の設定温度を決定するものである。
【0009】請求項1又は請求項2の発明によれば、低
温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷を当該低温ショ
ーケース用冷凍機のEERで除した値と空気調和機の室
内側熱負荷を当該空気調和機のEERで除した値とを加
算することによって、需要電力を算出でき、且つ、この
需要電力を低減する方向で空気調和機の設定温度を決定
し、制御することが可能となる。従って、店舗における
需要電力を合計として効果的に低減することができるよ
うになるものである。
【0010】請求項3の発明の空気調和装置は、オープ
ンタイプの低温ショーケースが設置された店内を空調す
る空気調和機を備えたものであって、外気温度検出手段
と、店内温度検出手段と、店内湿度検出手段と、各検出
手段が接続された制御手段とを備え、この制御手段は、
各検出手段の出力に基づき、外気温度に依存する低温シ
ョーケース用冷凍機のEER及び空気調和機のEER
と、店内環境に依存する低温ショーケース用冷凍機の室
内側熱負荷と、店内温度と外気温度に依存する空気調和
機の室内側熱負荷とを利用して、低温ショーケース用冷
凍機の室内側熱負荷を当該低温ショーケース用冷凍機の
EERで除した値と空気調和機の室内側熱負荷を当該空
気調和機のEERで除した値とを加算することにより、
推定需要電力を算出し、需要電力がピークとなる期間、
前記推定需要電力を低減する方向で空気調和機の設定温
度を出力するものである。
【0011】請求項4の発明の空気調和機の制御方法
は、オープンタイプの低温ショーケースが設置された店
内を空調する空気調和機を制御するに当たり、外気温度
に依存する低温ショーケース用冷凍機のEER及び空気
調和機のEERと、店内環境に依存する低温ショーケー
ス用冷凍機の室内側熱負荷と、店内温度と外気温度に依
存する空気調和機の室内側熱負荷とを用い、低温ショー
ケース用冷凍機の室内側熱負荷を当該低温ショーケース
用冷凍機のEERで除した値と空気調和機の室内側熱負
荷を当該空気調和機のEERで除した値とを加算するこ
とにより、推定需要電力を算出し、需要電力がピークと
なる期間、前記推定需要電力を低減する方向で空気調和
機の設定温度を決定するものである。
【0012】請求項3又は請求項4の発明によれば、請
求項1又は請求項2の発明に加えて特に需要電力がピー
クとなる期間、店舗における合計としての需要電力を低
減できるので、需要電力の平準化に顕著且つ効果的に寄
与することが可能となるものである。
【0013】請求項5の発明の空気調和装置は、オープ
ンタイプの低温ショーケースが設置された店内を空調す
る空気調和機を備えたものであって、外気温度検出手段
と、店内温度検出手段と、店内湿度検出手段と、各検出
手段が接続された制御手段とを備え、この制御手段は、
各検出手段の出力に基づき、外気温度に依存する低温シ
ョーケース用冷凍機のEER及び空気調和機のEER
と、店内環境に依存する低温ショーケース用冷凍機の室
内側熱負荷と、店内温度と外気温度に依存する空気調和
機の室内側熱負荷とを利用して、低温ショーケース用冷
凍機の室内側熱負荷から空気調和機の稼働による負荷減
少分を差し引いた値を当該低温ショーケース用冷凍機の
EERで除した値と、空気調和機の室内側熱負荷から低
温ショーケース用冷凍機の運転による負荷低減分を差し
引いた値を当該空気調和機のEERで除した値とを加算
することにより、需要電力を算出し、この需要電力を低
減する方向で空気調和機の設定温度を出力するものであ
る。
【0014】請求項6の発明の制御方法は、オープンタ
イプの低温ショーケースが設置された店内を空調する空
気調和機を制御するに当たり、外気温度に依存する低温
ショーケース用冷凍機のEER及び空気調和機のEER
と、店内環境に依存する低温ショーケース用冷凍機の室
内側熱負荷と、店内温度と外気温度に依存する空気調和
機の室内側熱負荷とを用い、低温ショーケース用冷凍機
の室内側熱負荷から空気調和機の稼働による負荷減少分
を差し引いた値を当該低温ショーケース用冷凍機のEE
Rで除した値と、空気調和機の室内側熱負荷から低温シ
ョーケース用冷凍機の運転による負荷低減分を差し引い
た値を当該空気調和機のEERで除した値とを加算する
ことにより、需要電力を算出し、この需要電力を低減す
る方向で空気調和機の設定温度を決定するものである。
【0015】請求項7の発明の空気調和装置は、オープ
ンタイプの低温ショーケースが設置された店内を空調す
る空気調和機を備えたものであって、外気温度検出手段
と、店内温度検出手段と、店内湿度検出手段と、各検出
手段が接続された制御手段とを備え、この制御手段は、
各検出手段の出力に基づき、外気温度に依存する低温シ
ョーケース用冷凍機のEER及び空気調和機のEER
と、店内環境に依存する低温ショーケース用冷凍機の室
内側熱負荷と、店内温度と外気温度に依存する空気調和
機の室内側熱負荷とを利用して、低温ショーケース用冷
凍機の室内側熱負荷から空気調和機の稼働による負荷減
少分を差し引いた値を当該低温ショーケース用冷凍機の
EERで除した値と、空気調和機の室内側熱負荷から低
温ショーケース用冷凍機の運転による負荷低減分を差し
引いた値を当該空気調和機のEERで除した値とを加算
することにより、推定需要電力を算出し、需要電力がピ
ークとなる期間、推定需要電力を低減する方向で空気調
和機の設定温度を出力するものである。
【0016】請求項8の発明の空気調和機の制御方法
は、オープンタイプの低温ショーケースが設置された店
内を空調する空気調和機を制御するに当たり、外気温度
に依存する低温ショーケース用冷凍機のEER及び空気
調和機のEERと、店内環境に依存する低温ショーケー
ス用冷凍機の室内側熱負荷と、店内温度と外気温度に依
存する空気調和機の室内側熱負荷とを用い、低温ショー
ケース用冷凍機の室内側熱負荷から空気調和機の稼働に
よる負荷減少分を差し引いた値を当該低温ショーケース
用冷凍機のEERで除した値と、空気調和機の室内側熱
負荷から低温ショーケース用冷凍機の運転による負荷低
減分を差し引いた値を当該空気調和機のEERで除した
値とを加算することにより、推定需要電力を算出し、需
要電力がピークとなる期間、前記推定需要電力を低減す
る方向で空気調和機の設定温度を決定するものである。
【0017】本発明によれば、請求項1、請求項2、請
求項3又は請求項4の発明に加えて空気調和機の稼働に
よる低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷減少分
と、低温ショーケース用冷凍機の運転による空気調和機
の室内側熱負荷低減分を考慮しているので、低温ショー
ケースと空気調和機とを関連させたより正確な需要電力
の算出が可能となる。それによって、店舗における合計
の需要電力をより一層的確に低減することができるよう
になるものである。
【0018】請求項9の発明は請求項5、請求項6、請
求項7又は請求項8において、低温ショーケース用冷凍
機の運転による負荷低減分に、低温ショーケースの熱回
収の有無に基づく熱回収計数を乗算したものである。
【0019】請求項9の発明によれば、請求項5、請求
項6、請求項73又は請求項8の発明における低温ショ
ーケース用冷凍機の運転による負荷低減分に、低温ショ
ーケースの熱回収の有無に基づく熱回収計数を乗算して
いるので、低温ショーケースに熱回収装置が取り付けら
れている場合と取り付けられていない場合とを区別し、
より一層正確に需要電力の算出を行うことが可能となる
ものである。
【0020】請求項10の発明は上記において、空気調
和機の稼働による負荷減少分を、当該空気調和機の室内
側熱負荷に潜熱比を乗算した値とし、低温ショーケース
用冷凍機の運転による負荷低減分を、当該低温ショーケ
ース用冷凍機の室内側熱負荷に冷気回収による還元熱量
の潜熱分を乗算した値に基づいて算出するようにしたも
のである。
【0021】請求項10の発明によれば、上記に加えて
空気調和機の稼働による負荷減少分を、当該空気調和機
の室内側熱負荷に潜熱比を乗算した値とし、低温ショー
ケース用冷凍機の運転による負荷低減分を、当該低温シ
ョーケース用冷凍機の室内側熱負荷に冷気回収による還
元熱量の潜熱分を乗算した値に基づいて算出するように
したので、負荷軽減に寄与する成分を顕在化し、より的
確な需要電力の算出を実現することが可能となるもので
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は低温ショーケース1を含むスー
パーマーケットの店内の縦断側面図、図2はスーパーマ
ーケットの店舗内のレイアウトを説明する図である。
【0023】実施例の低温ショーケース1は縦型オープ
ンショーケースであり、スーパーマーケットの店内に複
数台設置されている。低温ショーケース1は断面略コ字
状の断熱壁32と、据え付け現場においてこの断熱壁3
2の両側に取り付けられる側板(図示せず)とから構成
されている。断熱壁32の内側にはそれぞれ間隔を存し
て外層仕切板34と内層仕切板36が取り付けられてお
り、断熱壁32と外層仕切板34間が外層ダクト37、
内外層仕切板36、34間が内層ダクト38とされ、内
層仕切板36の内側が貯蔵室39とされている。
【0024】この貯蔵室39内には複数段の棚41・・
が架設されると共に、各棚41・・の下面前部と貯蔵室
39の天井部、及び、庇37内には蛍光灯40・・が取
り付けられている。貯蔵室39の底部にはデックパン4
2が取り付けられ、このデックパン42の下方は前記両
ダクト37、38に連通した底部ダクト43とされてい
る。そして、この底部ダクト43内には送風機45を内
蔵したファンケース44が設置される。また、貯蔵室3
9の背方に位置する内層ダクト38内の下部には蒸発器
46が縦設されている。
【0025】貯蔵室39の前面開口部51の上縁には外
層吐出口52と内層吐出口53が前後に並設されてお
り、外層吐出口52は外層ダクト37に内層吐出口53
は内層ダクト38にそれぞれ連通している。また、開口
部51の下縁には吸込口54が形成され、前記底部ダク
ト43に連通している。
【0026】そして、前記ファンケース44内の送風機
45が運転されると、底部ダクト43内の空気は後方の
内外層ダクト37、38に向けて吹き出され、外層ダク
ト37においてはそのまま吹き上げられると共に、内層
ダクト38においては蒸発器46と熱交換した後吹き上
げられ、開口部51上縁の内外層吐出口52、53か
ら、下縁の吸込口54に向けてそれぞれ吹き出される。
【0027】これによって、貯蔵室39の開口部51に
は内側の冷気エアーカーテンとそれを保護する外側のエ
アーカーテンとが形成されると共に、内側の冷気エアー
カーテンの一部が貯蔵室39内に循環して貯蔵室39内
は冷却される。そして、これらの冷気などは吸込口54
から底部ダクト43に帰還し、送風機45に再び吸い込
まれることになる。
【0028】また、スーパーマーケットの天井には空気
調和機24の室内機24Aが取り付けられている。この
空気調和機24内にはフィンコイル式の蒸発器25が設
けられており、この蒸発器25は図示しない室外機に配
管接続され、冷媒が供給される。蒸発器25と熱交換し
た空気はクロスフローファン26によって吹出口27か
ら店内に吹き出される。
【0029】尚、図1に破線で示しているのは低温ショ
ーケース1にオプション的に取り付けられる冷気回収装
置28である。この冷気回収装置28は、図1に二点鎖
線矢印で示す如く低温ショーケース1から溢れ出したエ
アーカーテンの冷気の一部を送風機29により回収し、
店内の天井部まで延びたダクト30を経て、吐出口31
から店舗内に吹き出すものである。
【0030】これによって、低温ショーケース1の底部
の冷気を店内上部に送り込むことができるので、顧客の
足下が過冷却される不都合を解消しつつ、店内空調に寄
与することができるようになる。
【0031】次に、図2において、1a・・で示すのは
例えば精肉・鮮魚(商品)を収納陳列する低温ショーケ
ース(冷蔵ショーケース。精肉・鮮魚ケース)であり、
三台並設されている。また、1b・・・で示すのは例え
ば乳製品・練り物(商品)を収納陳列する低温ショーケ
ース(冷蔵ショーケース。乳製品・練り物ケース)であ
り、5台並設されている。
【0032】上記各低温ショーケース1a・・、1b・
・・はスーパーマーケットの店舗の壁面に沿って図2に
示す如く据え付けられる。一方、11、12は店舗外に
構成された機械室13内に設置(別置)された別置型の
精肉・鮮魚用冷凍機(コンデンシングユニット)、乳製
品・練り物用冷凍機(コンデンシングユニット)であ
る。
【0033】各冷凍機11、12は図示しない圧縮機や
凝縮器によりそれぞれ構成されており、低温ショーケー
ス1a(精肉・鮮魚ケース)・・の蒸発器46・・の入
口側はそれぞれ電磁弁14及び膨張弁16を介して精肉
・鮮魚用冷凍機11Aの液冷媒配管17に並列接続され
ると共に、蒸発器46の出口側はそれぞれ精肉・鮮魚用
冷凍機11Aのガス冷媒配管18に並列接続されてい
る。
【0034】また、低温ショーケース1b(乳製品・練
り物ケース)・・・の蒸発器46・・・の入口側はそれ
ぞれ電磁弁19及び膨張弁21を介して乳製品・練り物
用冷凍機11Bの液冷媒配管22に並列接続されると共
に、蒸発器46の出口側はそれぞれ乳製品・練り物用冷
凍機11Bのガス冷媒配管23に並列接続されている。
【0035】次に、図3は本発明の空気調和装置の制御
装置10の電気回路のブロック図を示している。制御装
置10は店舗の管理室などに設置されており、汎用マイ
クロコンピュータ60にて構成されている。マイクロコ
ンピュータ60の入力には店舗外の温度、即ち、外気温
度を検出する外気温度センサー56と、店内温度を検出
する店内温度センサー57と、店内湿度を検出する店内
湿度センサー61と、キーボード58及びディスプレイ
59が接続されると共に、マイクロコンピュータ60の
出力には前記空気調和機24の図示しないマイクロコン
ピュータが通信線を介して接続されている。
【0036】以上の構成で、図4、図5のグラフ及び以
下の数式を参照しながら制御装置10の動作を説明す
る。尚、キーボード58からはディスプレイ59を見な
がら、低温ショーケース1全体の所要冷凍能力(例えば
109, 000kcal/h)などを設定する。
【0037】マイクロコンピュータ60は係る設定に基
づき、数1を用いて低温ショーケース1の各冷凍機1
1、12と、空気調和機24の入力P(z)、P(a
c)の合計の需要電力(推定需要電力)P[kW]を算
出(推定)する(>は推定値を意味する)。
【0038】
【数1】
【0039】ここで、N(z)[kcal/h]は低温
ショーケース1の冷凍機11、12の室内側熱負荷であ
り、主に店内側エンタルピィに相当する(エアーカーテ
ン負荷)。このN(z)は数2の式で表せる。
【0040】
【数2】
【0041】ここで、ia[kcal/kg]は店内湿
り空気のエンタルピィであり、店内の空調環境(温度、
湿度)によって変化する。idは低温ショーケース1の
吐出冷気のエンタルピィであり、冷蔵の場合略無視
(0)できる。16.1[kcal/kg]の値は、温
度+27℃、湿度70%の湿り空気のエンタルピィ(i
a)の大きさであり、これが基準となる。1.03の値
は補正計数である。また、109,000は前に設定し
た低温ショーケース1全体の所要冷凍能力である。マイ
クロコンピュータ60は店内温度センサー57と店内湿
度センサー61の出力に基づいてiaを計算し、それに
よって、N(z)を算出する。
【0042】また、N(ac)[kcal/h]は空気
調和機24の室内側熱負荷(空調負荷)であり、数3の
式で表せる。
【0043】
【数3】
【0044】ここでΔTは外気温度Totと店内温度T
inの差(Tot−Tin)であり、7000は比例常
数であり、売場面積1,000平方メートルの店舗にお
いて1℃店内外で温度差がある場合に、負荷が7,00
0[kcal/h]となることを意味している。マイク
ロコンピュータ60は外気温度センサー56と店内温度
センサー57の出力に基づいてN(ac)を算出する。
【0045】更に、q(ac)は空気調和機24の稼働
による冷凍機11、12の負荷減少分であり、q(z)
は冷凍機11、12の運転による空気調和機24の負荷
低減分である。また、kは熱回収計数であり、前述した
熱回収装置28が低温ショーケース1に取り付けられて
いる場合には1.0、取り付けられていない場合には
0.2となる。
【0046】EER[kcal/kW・h]はエネルギ
ー変換効率指標であり、EER(z)[kcal/kW
・h]は冷凍機11、12の変換効率指標(EER)で
ある。このEER(z)は数4で表せる。
【0047】
【数4】
【0048】ここで、数4における2,100[kca
l/kW・h]の値は蒸発器46の蒸発温度−10℃に
おけるEERの標準的な大きさであり、冷凍機の種別、
出力に依存しない。Δt1は冷凍機11、12の凝縮器
の吸込空気温度と凝縮温度との温度差であり、凝縮器の
設置環境に影響を受けるが、ここでは5degとする。
【0049】数4における32[℃]の値は冷凍機1
1、12の性能を規定する際の基本条件であり、凝縮器
の吸込空気の温度である。0.03の値は冷凍機11、
12の温度依存性である。マイクロコンピュータ60は
外気温度センサー56の出力に基づき、外気温度Tot
を用いてこのEER(z)を算出する。即ち、+32℃
を基準として外気温度Totが1deg上昇するとEE
R(z)は4%降下する。
【0050】また、EER(ac)[kcal/kW・
h]は空気調和機24の変換効率指標であり、数5の式
で表せる。
【0051】
【数5】
【0052】ここで、数5における2,600[kca
l/kW・h]の値は、蒸発器25の蒸発温度+5℃に
おけるEER(ac)の大きさであり、Δt2[de
g]は空気調和機24の室外機の熱交換器の吸込空気温
度と凝縮温度との差である。ここでは3degとする。
【0053】数5における35[℃]の値は空気調和機
の前記熱交換器の吸込空気温度の基準値であり、0.0
2は温度依存性である。マイクロコンピュータ60は外
気温度センサー56の出力に基づき、外気温度Totを
用いてこのEER(ac)を算出する。
【0054】上記EER(z)で前記N(z)−q(a
c)を除することによって冷凍機11、12の入力P
(z)[kW]が算出され、EER(ac)で前記N
(ac)−k・q(z)を除することによって、空気調
和機24の入力P(ac)[kW]が算出される。
【0055】上述の如く冷凍機11、12の室内側熱負
荷N(z)からq(ac)を差し引いているのは、低温
ショーケース1のエアーカーテンに巻き込まれる店内空
気中の湿度が空気調和機24の稼働によって低減されて
いるからである。また、空気調和機24の室内側熱負荷
N(ac)からk・q(z)を差し引いているのは、冷
凍機11、12の運転によって低温ショーケース1から
あふれ出た冷気(回収された冷気)が空調に寄与してい
るからである。
【0056】更に、上記q(ac)は0.30*N(a
c)に相当し、q(z)は0.25N(z)に相当す
る。従って、前記数1の式は数6の式に書き換えられ
る。
【0057】
【数6】
【0058】ここで、上記0.30の値は冷凍機11、
12の負荷軽減に寄与する潜熱比であり、空気調和機2
4による負荷変化から顕熱分70%を引いた残り30%
が冷凍機11、12の負荷軽減に寄与することを意味す
る。また、0.25の値は冷気回収による還元熱量の潜
熱分である。
【0059】マイクロコンピュータ60は上記各数式を
用い、冷凍機11、12の入力P(z)[kW]と空気
調和機24の入力P(ac)[kW]の合算値としての
需要電力P[kW]を算出する。次に、図4は各店内温
度Tinにおける上記P(z)、P(ac)及びPの変
化を示している。尚、外気温度Totは+43℃の条件
である。図4によれば需要電力Pは店内温度Tinの低
下に比例して低下する。
【0060】マイクロコンピュータ60は、この関係を
用いて、一日のうちで需要電力がピークとなる13時〜
15時を含む、例えば9時〜19時の期間において、上
記需要電力P[kW]を最小とするように店内温度Ti
nを決定し、設定温度として空気調和機24のマイクロ
コンピュータに指示し、或いは、ディスプレイ59に表
示する。但し、店内空調設定温度として許容されるのは
略+24℃〜+27℃の範囲(設定範囲)であるので、
マイクロコンピュータ60は+24℃を設定温度として
決定する。
【0061】これによって、需要電力Pを低減する店内
空調の設定温度が自動的に決定され、空気調和機24は
係る設定温度に基づいて店内温度を制御する。図5に係
る制御を実施した後と実施する前の店舗の合計としての
実際の需要電力Pr[kW]の推移を示す。図5より明
らかな如く、特に需要電力がピークとなる例えば15時
付近において、実施する前は158kWであったものが
実施後は151kWとなり、7kW低減された。
【0062】これによって、特に需要電力がピークとな
る期間において、需要電力の平準化に顕著に寄与するこ
とが可能となった。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、低温
ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷を当該低温ショー
ケース用冷凍機のEERで除した値と空気調和機の室内
側熱負荷を当該空気調和機のEERで除した値とを加算
することによって、需要電力を算出でき、且つ、この需
要電力を低減する方向で空気調和機の設定温度を決定
し、制御することが可能となる。従って、店舗における
需要電力を合計として効果的に低減し、省エネルギーに
寄与することができるようになるものである。
【0064】請求項3又は請求項4の発明によれば、請
求項1又は請求項2の発明に加えて特に需要電力がピー
クとなる期間、店舗における合計としての需要電力を低
減できるので、需要電力の平準化に顕著且つ効果的に寄
与することが可能となるものである。
【0065】また、請求項5、請求項6、請求項7及び
請求項8の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項
3又は請求項4の発明に加えて空気調和機の稼働による
低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷減少分と、低
温ショーケース用冷凍機の運転による空気調和機の室内
側熱負荷低減分を考慮しているので、低温ショーケース
と空気調和機とを関連させたより正確な需要電力の算出
が可能となる。それによって、店舗における合計の需要
電力をより一層的確に低減し、省エネルギーに寄与する
ことができるようになるものである。
【0066】請求項9の発明によれば、請求項5、請求
項6、請求項7又は請求項8の発明における低温ショー
ケース用冷凍機の運転による負荷低減分に、低温ショー
ケースの熱回収の有無に基づく熱回収計数を乗算してい
るので、低温ショーケースに熱回収装置が取り付けられ
ている場合と取り付けられていない場合とを区別し、よ
り一層正確に需要電力の算出を行うことが可能となるも
のである。
【0067】請求項10の発明によれば、上記に加えて
空気調和機の稼働による負荷減少分を、当該空気調和機
の室内側熱負荷に潜熱比を乗算した値とし、低温ショー
ケース用冷凍機の運転による負荷低減分を、当該低温シ
ョーケース用冷凍機の室内側熱負荷に冷気回収による還
元熱量の潜熱分を乗算した値に基づいて算出するように
したので、負荷軽減に寄与する成分を顕在化し、より的
確な需要電力の算出を実現することが可能となるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】低温ショーケースを含むスーパーマーケットの
店内の縦断側面図である。
【図2】スーパーマーケットの店内のレイアウトを説明
する図である。
【図3】制御装置の電気回路のブロック図である。
【図4】本発明により推定される需要電力(推定需要電
力)と店内温度の関係を示す図である。
【図5】本発明を実施した後の店舗の需要電力と実施前
の需要電力の推移を示す図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 10 制御装置 11、12 冷凍機 24 空気調和機 46 蒸発器 56 外気温度センサー 57 店内温度センサー 60 マイクロコンピュータ 61 店内湿度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相良 寿夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大谷 恵 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オープンタイプの低温ショーケースが設
    置された店内を空調する空気調和機を備えた空気調和装
    置において、 外気温度検出手段と、店内温度検出手段と、店内湿度検
    出手段と、各検出手段が接続された制御手段とを備え、
    この制御手段は、前記各検出手段の出力に基づき、外気
    温度に依存する前記低温ショーケース用冷凍機のEER
    及び前記空気調和機のEERと、店内環境に依存する前
    記低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷と、店内温
    度と外気温度に依存する前記空気調和機の室内側熱負荷
    とを利用して、前記低温ショーケース用冷凍機の室内側
    熱負荷を当該低温ショーケース用冷凍機のEERで除し
    た値と前記空気調和機の室内側熱負荷を当該空気調和機
    のEERで除した値とを加算することにより、需要電力
    を算出し、この需要電力を低減する方向で前記空気調和
    機の設定温度を出力することを特徴とする空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】 オープンタイプの低温ショーケースが設
    置された店内を空調する空気調和機を制御するに当た
    り、外気温度に依存する前記低温ショーケース用冷凍機
    のEER及び前記空気調和機のEERと、店内環境に依
    存する前記低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷
    と、店内温度と外気温度に依存する前記空気調和機の室
    内側熱負荷とを用い、前記低温ショーケース用冷凍機の
    室内側熱負荷を当該低温ショーケース用冷凍機のEER
    で除した値と前記空気調和機の室内側熱負荷を当該空気
    調和機のEERで除した値とを加算することにより、需
    要電力を算出し、この需要電力を低減する方向で前記空
    気調和機の設定温度を決定することを特徴とする空気調
    和機の制御方法。
  3. 【請求項3】 オープンタイプの低温ショーケースが設
    置された店内を空調する空気調和機を備えた空気調和装
    置において、 外気温度検出手段と、店内温度検出手段と、店内湿度検
    出手段と、各検出手段が接続された制御手段とを備え、
    この制御手段は、前記各検出手段の出力に基づき、外気
    温度に依存する前記低温ショーケース用冷凍機のEER
    及び前記空気調和機のEERと、店内環境に依存する前
    記低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷と、店内温
    度と外気温度に依存する前記空気調和機の室内側熱負荷
    とを利用して、前記低温ショーケース用冷凍機の室内側
    熱負荷を当該低温ショーケース用冷凍機のEERで除し
    た値と前記空気調和機の室内側熱負荷を当該空気調和機
    のEERで除した値とを加算することにより、推定需要
    電力を算出し、需要電力がピークとなる期間、前記推定
    需要電力を低減する方向で前記空気調和機の設定温度を
    出力することを特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 オープンタイプの低温ショーケースが設
    置された店内を空調する空気調和機を制御するに当た
    り、外気温度に依存する前記低温ショーケース用冷凍機
    のEER及び前記空気調和機のEERと、店内環境に依
    存する前記低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷
    と、店内温度と外気温度に依存する前記空気調和機の室
    内側熱負荷とを用い、前記低温ショーケース用冷凍機の
    室内側熱負荷を当該低温ショーケース用冷凍機のEER
    で除した値と前記空気調和機の室内側熱負荷を当該空気
    調和機のEERで除した値とを加算することにより、推
    定需要電力を算出し、需要電力がピークとなる期間、前
    記推定需要電力を低減する方向で前記空気調和機の設定
    温度を決定することを特徴とする空気調和機の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 オープンタイプの低温ショーケースが設
    置された店内を空調する空気調和機を備えた空気調和装
    置において、 外気温度検出手段と、店内温度検出手段と、店内湿度検
    出手段と、各検出手段が接続された制御手段とを備え、
    この制御手段は、前記各検出手段の出力に基づき、外気
    温度に依存する前記低温ショーケース用冷凍機のEER
    及び前記空気調和機のEERと、店内環境に依存する前
    記低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷と、店内温
    度と外気温度に依存する前記空気調和機の室内側熱負荷
    とを利用して、前記低温ショーケース用冷凍機の室内側
    熱負荷から前記空気調和機の稼働による負荷減少分を差
    し引いた値を当該低温ショーケース用冷凍機のEERで
    除した値と、前記空気調和機の室内側熱負荷から前記低
    温ショーケース用冷凍機の運転による負荷低減分を差し
    引いた値を当該空気調和機のEERで除した値とを加算
    することにより、需要電力を算出し、この需要電力を低
    減する方向で前記空気調和機の設定温度を出力すること
    を特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】 オープンタイプの低温ショーケースが設
    置された店内を空調する空気調和機を制御するに当た
    り、外気温度に依存する前記低温ショーケース用冷凍機
    のEER及び前記空気調和機のEERと、店内環境に依
    存する前記低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷
    と、店内温度と外気温度に依存する前記空気調和機の室
    内側熱負荷とを用い、前記低温ショーケース用冷凍機の
    室内側熱負荷から前記空気調和機の稼働による負荷減少
    分を差し引いた値を当該低温ショーケース用冷凍機のE
    ERで除した値と、前記空気調和機の室内側熱負荷から
    前記低温ショーケース用冷凍機の運転による負荷低減分
    を差し引いた値を当該空気調和機のEERで除した値と
    を加算することにより、需要電力を算出し、この需要電
    力を低減する方向で前記空気調和機の設定温度を決定す
    ることを特徴とする空気調和機の制御方法。
  7. 【請求項7】 オープンタイプの低温ショーケースが設
    置された店内を空調する空気調和機を備えた空気調和装
    置において、 外気温度検出手段と、店内温度検出手段と、店内湿度検
    出手段と、各検出手段が接続された制御手段とを備え、
    この制御手段は、前記各検出手段の出力に基づき、外気
    温度に依存する前記低温ショーケース用冷凍機のEER
    及び前記空気調和機のEERと、店内環境に依存する前
    記低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷と、店内温
    度と外気温度に依存する前記空気調和機の室内側熱負荷
    とを利用して、前記低温ショーケース用冷凍機の室内側
    熱負荷から前記空気調和機の稼働による負荷減少分を差
    し引いた値を当該低温ショーケース用冷凍機のEERで
    除した値と、前記空気調和機の室内側熱負荷から前記低
    温ショーケース用冷凍機の運転による負荷低減分を差し
    引いた値を当該空気調和機のEERで除した値とを加算
    することにより、推定需要電力を算出し、需要電力がピ
    ークとなる期間、前記推定需要電力を低減する方向で前
    記空気調和機の設定温度を出力することを特徴とする空
    気調和装置。
  8. 【請求項8】 オープンタイプの低温ショーケースが設
    置された店内を空調する空気調和機を制御するに当た
    り、外気温度に依存する前記低温ショーケース用冷凍機
    のEER及び前記空気調和機のEERと、店内環境に依
    存する前記低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負荷
    と、店内温度と外気温度に依存する前記空気調和機の室
    内側熱負荷とを用い、前記低温ショーケース用冷凍機の
    室内側熱負荷から前記空気調和機の稼働による負荷減少
    分を差し引いた値を当該低温ショーケース用冷凍機のE
    ERで除した値と、前記空気調和機の室内側熱負荷から
    前記低温ショーケース用冷凍機の運転による負荷低減分
    を差し引いた値を当該空気調和機のEERで除した値と
    を加算することにより、推定需要電力を算出し、需要電
    力がピークとなる期間、前記推定需要電力を低減する方
    向で前記空気調和機の設定温度を決定することを特徴と
    する空気調和機の制御方法。
  9. 【請求項9】 低温ショーケース用冷凍機の運転による
    負荷低減分には、低温ショーケースの熱回収の有無に基
    づく熱回収計数を乗算したことを特徴とする請求項5、
    請求項6、請求項7、又は、請求項8の空気調和装置、
    又は、空気調和機の制御方法。
  10. 【請求項10】 空気調和機の稼働による負荷減少分
    は、当該空気調和機の室内側熱負荷に潜熱比を乗算した
    値であり、低温ショーケース用冷凍機の運転による負荷
    低減分は、当該低温ショーケース用冷凍機の室内側熱負
    荷に冷気回収による還元熱量の潜熱分を乗算した値に基
    づいて算出することを特徴とする請求項9の空気調和装
    置、又は、空気調和機の制御方法。
JP8020485A 1996-01-10 1996-01-10 空気調和装置及び空気調和機の制御方法 Pending JPH09196432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8020485A JPH09196432A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 空気調和装置及び空気調和機の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8020485A JPH09196432A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 空気調和装置及び空気調和機の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09196432A true JPH09196432A (ja) 1997-07-31

Family

ID=12028448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8020485A Pending JPH09196432A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 空気調和装置及び空気調和機の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09196432A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11201523A (ja) * 1997-11-11 1999-07-30 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置及びその制御方法
JP2001218367A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Mitsubishi Electric Corp 店舗用エネルギー機器運用システム
JP2007024443A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置および空気調和装置の制御方法
JP2010065960A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Hitachi Ltd 空調省エネ制御装置
JP2010196957A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 空調システム
JP2011036084A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Hitachi Ltd 需要家エネルギーマネジメントシステム
WO2014010186A1 (ja) * 2012-07-10 2014-01-16 パナソニック株式会社 空調制御装置、空調制御システム、空調システムおよびプログラム
JP2015132432A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 京セラ株式会社 エネルギー管理装置及びエネルギー管理方法
JP2018044767A (ja) * 2017-12-27 2018-03-22 三菱電機株式会社 連携システム及び集中コントローラ及び集中制御方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11201523A (ja) * 1997-11-11 1999-07-30 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置及びその制御方法
JP2001218367A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Mitsubishi Electric Corp 店舗用エネルギー機器運用システム
JP2007024443A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置および空気調和装置の制御方法
JP4703299B2 (ja) * 2005-07-20 2011-06-15 三洋電機株式会社 空気調和装置
JP2010065960A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Hitachi Ltd 空調省エネ制御装置
JP2010196957A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 空調システム
JP2011036084A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Hitachi Ltd 需要家エネルギーマネジメントシステム
WO2014010186A1 (ja) * 2012-07-10 2014-01-16 パナソニック株式会社 空調制御装置、空調制御システム、空調システムおよびプログラム
JP2015132432A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 京セラ株式会社 エネルギー管理装置及びエネルギー管理方法
JP2018044767A (ja) * 2017-12-27 2018-03-22 三菱電機株式会社 連携システム及び集中コントローラ及び集中制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5362537B2 (ja) 空調制御装置、冷却システム及び空調制御プログラム
JP5621413B2 (ja) 冷却システム、及び冷却方法
JPH09196432A (ja) 空気調和装置及び空気調和機の制御方法
JP5473619B2 (ja) 空気調和機の制御装置
CN111795535A (zh) 制冷器具及其控制方法
JP3528633B2 (ja) 空気調和装置及びその制御方法
JP4502584B2 (ja) 冷却システムの制御装置
US11733723B2 (en) Economizer temperature extrapolation systems and methods
JP4269324B2 (ja) 熱機器装置の配置方法、空調装置、熱機器装置及びその運転方法、空調・照明装置及びその運転方法、照明装置及びその運転方法
JP2014190657A (ja) オープンショーケース及びそれを備えた冷凍装置
JP4183451B2 (ja) 冷却システムの制御装置
JPH08303918A (ja) 低温ショーケース
JP5773757B2 (ja) 空気調和システム
JP2013011398A (ja) 冷凍システムの制御装置
US10605838B2 (en) System and method for submetering of a heating, ventilation, and/or air conditioning (HVAC) system
JP2020071010A (ja) 店舗設備制御システム
EP1929902A1 (en) Improved heat recovery system which is intended for air-conditioning and to reduce the cold corridor effect
EP2196749A1 (en) Stand-alone refrigeration machine with inverter-driven variable-speed compressor and liquid-cooled condenser
KR20100048548A (ko) 공기조화기 및 그 제어방법
JP3816884B2 (ja) 店舗用空気調和システム
CN217876179U (zh) 烟机结构及吸油烟机
JP2012202614A (ja) 空調装置
JP2005267333A (ja) 店舗設備制御装置
KR100871116B1 (ko) 히트 펌프를 이용한 엘리베이터 냉난방기
JPS5913838A (ja) 冷凍・冷蔵シヨ−ケ−スを備えたストア−の店内換気システム