JPH09190173A - 文字処理方法および装置 - Google Patents

文字処理方法および装置

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JPH09190173A
JPH09190173A JP8001296A JP129696A JPH09190173A JP H09190173 A JPH09190173 A JP H09190173A JP 8001296 A JP8001296 A JP 8001296A JP 129696 A JP129696 A JP 129696A JP H09190173 A JPH09190173 A JP H09190173A
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character string
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JP8001296A
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Hideo Ikeno
秀夫 池野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 登録されている文字から外字を作成すること
を容易にし、使い勝手の向上を図ること。 【解決手段】 ビットムーブユニット3により制御して
ROM7に登録されている文字データをVRAM2に複
数転送し、VRAM2上のデータに応じた文字を表示装
置1の画面に表示される編集領域に一括して表示し複数
の登録文字からなる文字列を取り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字処理方法および
装置に関し、特にユーザが任意に文字を作成可能な文字
処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばワードプロセッサやコンピ
ュータを用いた文字処理装置では、予め装置に用意され
ている文字を利用してユーザが任意に外字の編集・作成
を行う際には、既存の一文字のみを参照して編集領域に
取り込んで、この文字を基に外字を編集・作成する処理
方法が一般的であった。
【0003】したがって、複数の文字を取り込んでこれ
らを互い重ねることなく組み合わせて一単位の文字を作
成しようとする場合には、一文字づつ編集領域の外に表
示された文字を見ながら、編集領域において一文字づつ
手作業で編集・作成処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような文字処理装置による処理方法では、複数の文字を
組み合わせて一単位の文字を編集・作成する作業はユー
ザにとって大変繁雑で手間がかかるという課題があっ
た。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は複数の文字から一単位の文字を編集・作
成することを容易にし、使い勝手の向上を図った文字処
理方法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の方法は、登録手段に登録されている登録文
字を編集領域に取り込んで、該登録文字を基に他の文字
を作成する文字処理方法において、複数の該登録文字か
らなる文字列を前記登録手段から前記編集領域に一括し
て取り込む文字列取り込み過程と、該文字列取り込み過
程において取り込まれた前記文字列を基に前記他の文字
を作成する文字作成過程とを含んでなる構成とした。
【0007】また、本発明の方法は、その一形態とし
て、前記文字列取り込み過程は、前記編集領域に取り込
む前記文字列の書体を任意に選択する書体選択過程を含
んでなる構成とすることができる。
【0008】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記文字列取り込み過程は、前記書体選択過程の後に、
前記編集領域に取り込む前記文字列の文字数を求める計
数過程と、前記編集領域内での前記文字列中の前記複数
の登録文字それぞれの配置領域の位置および該それぞれ
の配置領域の寸法を前記文字数に応じて決定する配置領
域決定過程とを含んでなる構成とすることができる。
【0009】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記文字列取り込み過程は、前記編集領域に取り込む前
記文字列中の文字数に応じて決定された前記配置領域を
前記編集領域の範囲内で拡大するかを任意に選択して前
記配置領域を拡大する配置領域拡大過程を、前記配置領
域決定過程の後にさらに含んでなる構成とすることがで
きる。
【0010】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記文字列取り込み過程は、前記配置領域拡大過程にお
いて拡大された前記配置領域の寸法に応じて、該配置領
域に取り込まれる文字を拡大する文字拡大過程をさらに
含んでなる構成とすることができる。
【0011】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記配置領域決定過程では、前記編集領域に取り込む前
記文字列中の文字数に応じて前記配置領域を前記編集領
域内のほぼ中央位置に配置する構成とすることができ
る。
【0012】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記文字列取り込み過程は、前記文字列を任意の文字数
からなる単位文字列に分割する分割過程を含んでなる構
成とすることができる。
【0013】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記文字列取り込み過程は、前記書体選択過程および前
記分割過程の後に、前記単位文字列中の文字数に応じて
該単位文字列中の文字を前記編集領域内のほぼ中央位置
に配置するかを任意に選択し、選択結果に応じて前記単
位文字列中の各文字の配置領域を指定する配置領域指定
過程を含んでなる構成とすることができる。
【0014】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記文字列取り込み過程では、前記単位文字列中の各文
字固有の字幅を反映した文字列として前記単位文字列を
一括して前記編集領域内に取り込む構成とすることがで
きる。
【0015】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記文字列取り込み過程は、前記書体選択過程および前
記分割過程の後に、前記単位文字列の取り込み領域を前
記編集領域内の任意の領域に配置するように指定する配
置領域任意指定過程を含んでなる構成とすることができ
る。
【0016】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記書体選択過程は、前記編集領域内に取り込まれる前
記文字列の全部または任意の部分毎に任意に書体を選択
可能とされた構成とすることができる。
【0017】また、本発明の方法は、他の形態として、
前記単位文字列の取り込み領域の寸法に応じて、該単位
文字列中の各文字の大きさを可変させる可変過程をさら
に含んでなる構成とすることができる。
【0018】本発明の方法では、文字列取り込み過程に
おいて複数の登録文字からなる文字列を登録手段から編
集領域に一括して取り込む際に文字列の書体を任意に選
択する処理方法を適用しているので、登録されている一
つ以上の文字からなる文字列を任意の書体で一つの編集
領域に一括して取り込むことができ、複数の登録文字を
基にそれらを重ねず組み合わせて一つの文字を新たに編
集・作成することができる。
【0019】また本発明の方法では、文字列取り込み過
程中の配置領域拡大過程において、編集領域に取り込む
文字列中の文字数に応じた配置領域を編集領域の範囲内
で拡大するかを任意に選択して配置領域を拡大自在とす
る処理方法を適用しているので、取り込む参照文字列の
文字数によって編集領域の範囲で縦方向に拡大処理して
取り込みを行えるので、編集領域を有効に活用すること
ができる。
【0020】また本発明の方法では、前記文字列取り込
み過程中の分割過程において、文字列を任意の文字数か
らなる単位文字列に分割する処理方法を適用しているの
で、参照文字列の分割位置を任意に指定することにより
ユーザが各文字を編集領域内に比較的自由に配置するこ
とができる。
【0021】また本発明の方法では、文字列取り込み過
程中の書体選択過程および分割過程の後の配置領域任意
指定過程において、単位文字列の取り込み領域を編集領
域内の任意の領域に配置するように指定する処理方法を
適用しているので、分割された単位文字列毎に配置を任
意に指定し各文字毎に任意に書体を指定することにより
ユーザが各文字を編集領域内にかなり自由に配置するこ
とができる。
【0022】上記目的を達成するために、本発明の装置
は、登録手段に登録されている登録文字を編集領域に取
り込んで、該登録文字を基に他の文字を作成する文字処
理装置において、複数の該登録文字からなる文字列を前
記登録手段から前記編集領域に一括して取り込む文字列
取り込み手段と、該文字列取り込み手段によって取り込
まれた前記文字列を基に前記他の文字を作成する文字作
成手段とを具備した構成とした。
【0023】また、本発明の装置は、その一形態とし
て、前記文字列取り込み手段は、前記編集領域に取り込
む前記文字列の書体を任意に選択する書体選択手段を有
してなる構成とすることができる。
【0024】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記文字列取り込み手段は、前記編集領域に取り込む前
記文字列の文字数を求める計数手段と、前記編集領域内
での前記文字列中の前記複数の登録文字それぞれの配置
領域の位置および該それぞれの配置領域の寸法を前記文
字数に応じて決定する配置領域決定手段とをさらに有し
てなる構成とすることができる。
【0025】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記文字列取り込み手段は、前記編集領域に取り込む前
記文字列中の文字数に応じて決定された前記配置領域を
前記編集領域の範囲内で拡大するかを任意に選択して前
記配置領域を拡大する配置領域拡大手段をさらに有して
なる構成とすることができる。
【0026】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記文字列取り込み手段により、前記配置領域拡大手段
によって拡大された前記配置領域の寸法に応じて、該配
置領域に取り込まれる文字を拡大する文字拡大手段を有
してなる構成とすることができる。
【0027】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記配置領域決定手段により、前記編集領域に取り込む
前記文字列中の文字数に応じて前記配置領域を前記編集
領域内のほぼ中央位置に配置する構成とすることができ
る。
【0028】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記文字列取り込み手段は、前記文字列を任意の文字数
からなる単位文字列に分割する分割手段を有してなる構
成とすることができる。
【0029】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記文字列取り込み手段は、前記単位文字列中の文字数
に応じて該単位文字列中の文字を前記編集領域内のほぼ
中央位置に配置するかを任意に選択し、選択結果に応じ
て前記単位文字列中の各文字の配置領域を指定する配置
領域指定手段を有してなる構成とすることができる。
【0030】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記文字列取り込み手段によって、前記単位文字列中の
各文字固有の字幅を反映した文字列として前記単位文字
列を一括して前記編集領域内に取り込む構成とすること
ができる。
【0031】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記文字列取り込み手段は、前記単位文字列の取り込み
領域を前記編集領域内の任意の領域に配置するように指
定する配置領域任意指定手段を有してなる構成とするこ
とができる。
【0032】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記書体選択手段は、前記編集領域内に取り込まれる前
記文字列の全部または任意の部分毎に任意に書体を選択
可能とされた構成とすることができる。
【0033】また、本発明の装置は、他の形態として、
前記単位文字列の取り込み領域の寸法に応じて、該単位
文字列中の各文字の大きさを可変させる可変手段をさら
に具備してなる構成とすることができる。
【0034】本発明の装置では、文字列取り込み手段に
よって複数の登録文字からなる文字列を登録手段から編
集領域に一括して取り込む際に文字列の書体を任意に選
択する構成を適用しているので、登録されている一つ以
上の文字からなる文字列を任意の書体で一つの編集領域
に一括して取り込むことができ、複数の登録文字を基に
それらを重ねず組み合わせて一つの文字を新たに編集・
作成することができる。
【0035】また本発明の装置では、文字列取り込み手
段が有する配置領域拡大手段によって、編集領域に取り
込む文字列中の文字数に応じた配置領域を編集領域の範
囲内で拡大するかを任意に選択して配置領域を拡大自在
とする構成を適用しているので、取り込む参照文字列の
文字数によって編集領域の範囲で縦方向に拡大処理して
取り込みを行えるので、編集領域を有効に活用すること
ができる。
【0036】また本発明の装置では、文字列取り込み手
段が有する分割手段によって、文字列を任意の文字数か
らなる単位文字列に分割する構成を適用しているので、
参照文字列の分割位置を任意に指定することによりユー
ザが各文字を編集領域内に比較的自由に配置することが
できる。
【0037】また本発明の装置では、文字列取り込み手
段が有する配置領域任意指定手段によって、単位文字列
の取り込み領域を編集領域内の任意の領域に配置するよ
うに指定する構成を適用しているので、分割された単位
文字列毎に配置を任意に指定し各文字毎に任意に書体を
指定することによりユーザが各文字を編集領域内にかな
り自由に配置することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0039】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
した画像処理装置の一例であるコンピュータの第1の実
施の形態を示すブロック図である。
【0040】図1において、表示装置1は例えばCRT
や液晶表示装置からなり、VRAM(ビデオRAM)
2,ビットムーブユニット(BMU)3,キーボード
4,ポインティングデバイス(PD)5,CPU6,R
OM7,RAM8,ハードディスクドライブ(HDD)
9,フロッピィディスクドライブ(FDD)10,プリ
ンタ11,ネットワークインタフェース(Net−I
F)12,およびSCSIインタフェース13とI/O
バス14を介して接続されている。なおプリンタ11
は、コンピュータ15と分離して設けてもよい。
【0041】表示装置1は、例えば本発明に係る外字編
集ウィンドウや、コンピュータ15上で動作する例えば
ワープロソフトなど、各種アプリケーションプログラム
のウィンドウやメッセージなどを表示する。VRAM2
上には、表示装置1の画面に表示される画像が展開記憶
(描画)される。ビットムーブユニット3は、各メモリ
間あるいはメモリと他の構成部間のデータ転送を制御す
る。キーボード4は、文字入力やコンピュータ15を操
作する際の様々なコマンド入力、画面操作などを行うた
めの各種キーを備えている。
【0042】ポインティングデバイス5は例えばマウス
からなり、表示装置1の画面に表示されるメニューやア
イコン、釦などを指示するために用いられる。ROM7
やハードディスクドライブ9により駆動されるハードデ
ィスクなどの記憶媒体には、本発明に係る外字編集を実
行するための制御プログラムやエラー処理プログラムの
他に、各種アプリケーションプログラムも記憶されてい
る。また登録手段に相当するROM7には、利用可能な
文字(登録文字)が予め格納されて登録されている。C
PU6は、ROM7やハードディスクドライブ9により
駆動されるハードディスクなどの記憶媒体に記憶された
制御プログラムに基づいてコンピュータ15の他の構成
部を制御して本発明の文字処理を実行する。
【0043】RAM8は、CPU6が上述した各種プロ
グラムを実行する際にワークエリアとして用いられる。
フロッピィディスクドライブ10にはユーザが随意使用
するフロッピィディスク(FD)が挿入される。このフ
ロッピィディスクやハードディスクは、後に詳述するア
プリケーションプログラムやデータやライブラリなどの
保存用に用いられる。プリンタ11は、画像の印刷を行
う。
【0044】ネットワークインタフェース12は、他の
装置との間に介在するネットワークを経由してデータ転
送を行うためにネットワーク上のデータの制御・診断を
行う。CD−ROMやMOD(光磁気ディスク装置),
増設ハードディスクドライブ、ストリーマ、あるいはス
キャナなどが、SCSIインタフェース13に直接接続
される。I/Oバス14はアドレスバス、データバスお
よび制御バスからなり、上述した各構成部を接続してい
る。
【0045】なお、第1の実施の形態のコンピュータ1
5中のROM7やハードディスクドライブ9により駆動
されるハードディスクが記憶しているプログラムは、フ
ロッピィディスクやコンピュータ15に接続される増設
ハードディスクドライブ(図示せず)により駆動される
ハードディスクなどの記憶媒体に記憶させておいてもよ
い。さらに、ネットワークインタフェース12やSCS
Iインタフェース13に接続される他の記憶装置によっ
て他の記憶媒体に記憶させておいてもよい。
【0046】また、本発明に係る制御プログラムは、フ
ロッピィディスクやネットワークインタフェース12や
SCSIインタフェース13などを介して他の装置に供
給することができる。
【0047】ここで、第1の実施の形態における外字
は、説明の便宜上、例えばハードディスク上に1つの書
体ファイル(外字ファイル)として登録されるものとす
る。この書体ファイルは、コンピュータ15で利用可能
な各書体が共通して保持している外字のための空きコー
ドの文字のみからなり、全ての書体が参照している。
【0048】また第1の実施の形態における外字は、一
定寸法のビットマップデータとしてハードディスク上に
保存され、適当な寸法に拡大・縮小し使用される。な
お、外字の保存形式は、コンピュータ15の特性によっ
てはアウトラインデータでも構わないことはいうまでも
ない。
【0049】次に、本発明に係る制御プログラムの第1
の実施形態の第1の外字編集プログラムについて説明す
る。
【0050】図2は図1に示すコンピュータ15で第1
の外字編集プログラムを起動したときの表示画面を示す
図である。図2に示す外字編集操作ウィンドウ21は、
コンピュータ15によって外字の編集・作成を行う際に
第1の外字編集プログラムを起動することによって表示
装置1に表示される。
【0051】ポップアップメニュー22,文字列入力表
示部23,チェックボックス24,および参照釦25
は、コンピュータ15で利用可能な書体からなる文字列
を取り込み、取り込んだ文字列に基づいて外字を編集・
作成する処理(文字列参照処理)に係る部分である。こ
れらの部分については後に詳述する。
【0052】編集領域26内の各升目はそれぞれ1ドッ
トを示しており、ユーザが各升目をポインティングデバ
イス5を用いて指示することにより各升目の表示色を反
転させ、任意の文字(外字)を編集・作成することがで
きる。なお第1の外字編集プログラムにおいて編集領域
26は、縦幅h=36ドット、横幅w=36ドット四方
の正方形からなる。
【0053】文字コード登録部27は、編集・作成した
外字をハードディスクに記憶されている外字ファイル上
のどのコードとして登録するかを指定するための部分で
ある。なお第1の外字編集プログラムでは、JISコー
ドを用いている。
【0054】中止釦28は、第1の外字編集プログラム
を途中で終了するための釦である。中止釦28をポイン
ティングデバイス5を用いて指示することにより、外字
編集操作ウィンドウ21上での全ての処理を無効とし、
文字の登録も行わずに第1の外字編集プログラムを終了
する。設定釦29は、編集領域26内で編集・作成した
外字を、文字コード登録部27により指定したコードで
外字ファイル上に設定登録してから第1の外字編集プロ
グラムを終了するための釦である。
【0055】次に、第1の外字編集プログラムによる文
字列取り込み処理(文字列参照処理)に係る部分につい
て詳述する。
【0056】ポップアップメニュー22は、取り込む文
字列を構成する書体を選択して指定するための書体選択
部である。ポップアップメニュー22をポインティング
デバイス5で指示すると、コンピュータ15で利用可能
な書体のメニューが一覧表示され、その中から任意の書
体を選択することができる。選択された書体の名称はポ
ップアップメニュー22上に表示される。
【0057】文字列入力表示部23はキーボード4から
入力された参照文字列を表示するための表示部である。
キーボード4から入力された参照文字列はビットムーブ
ユニット3に制御されてROM7から読み出された後V
RAM2に転送され、ポップアップメニュー22によっ
て選択した書体で文字列入力表示部23に表示される。
なお第1の外字編集プログラムにおいては、文字潰れを
防ぐ目的で一文字当たりの取り込み可能寸法を12ドッ
ト四方までに制限しているため、文字列入力表示部23
に表示可能な文字数は全角文字で9文字までに制限され
ており、全角文字で9文字を越えて入力することができ
ない。
【0058】チェックボックス24は、縦方向拡大処理
を行うか行わないかを指定するための指定部である。こ
の縦方向拡大処理に関しては後に詳述する。
【0059】キーボード4を操作して文字列入力表示部
23に参照文字列を入力した後に参照釦25を指示する
と、ビットムーブユニット3に制御されて参照文字列デ
ータがVRAM2に転送され、文字列入力表示部23に
表示された一つ以上の文字からなる参照文字列がVRA
M2上のデータに応じて一つの編集領域26内に取り込
まれる。
【0060】図3は第1の実施の形態における外字編集
プログラムが参照文字列取り込み時に採用している編集
領域26内における各文字の配置を示す図である。図3
(A)〜同図(I)において太線で示す外枠は、それぞ
れ図2中の編集領域26を表わしている。また、細線で
示された正方形で囲まれたそれぞれの網かけ部は、参照
文字列中の各文字の文字数に応じて予め決められた各文
字の配置領域を示し、網かけ部内の配置領域に示した数
字は参照文字列中の何文字目が配置されるかを示してい
る。
【0061】図3(A)は参照文字列が1文字の場合の
配置を示している。この場合、一文字当たりの配置領域
は36ドット四方の正方形となる。図3(B)は参照文
字列が2文字の場合の配置を示している。この場合、一
文字当たりの配置領域は18ドット四方の正方形とな
る。ここで縦方向の位置は編集領域26内で中央にセン
タリングして上部9ドット、下部9ドットの余白が取ら
れている。
【0062】図3(C)は参照文字列が3文字の場合の
配置を示している。この場合、一文字当たりの配置領域
は18ドット四方の正方形となる。図2に一例として示
した「コース」という文字列を取り込む場合がこのパタ
ーンに該当する。したがって図2に示したとおり、一文
字当たりの配置領域は縦幅h1=縦幅h2=横幅w1=
横幅w2=18ドットとなっており、一文字分の配置領
域が余白となる。図3(D)は参照文字列が4文字の場
合の配置を示している。この場合、一文字当たりの配置
領域は18ドット四方の正方形となる。
【0063】図3(E)は参照文字列が5文字の場合の
配置を示している。この場合、一文字当たりの配置領域
は12ドット四方の正方形となる。ここで上部6ドッ
ト、下部6ドットの余白を取ることで、編集領域26内
で縦方向の位置がセンタリングされている。また、一文
字分の配置領域が余白となる。図3(F)は参照文字列
が6文字の場合の配置を示している。この場合、一文字
当たりの配置領域は12ドット四方の正方形となる。こ
こで上部6ドット、下部6ドットの余白を取ることで、
編集領域26内での縦方向位置がセンタリングされてい
る。
【0064】図3(G)は参照文字列が7文字の場合の
配置を示している。この場合、一文字当たりの配置領域
は12ドット四方の正方形となり、二文字分の配置領域
が余白となる。図3(H)は参照文字列が8文字の場合
の配置を示している。この場合、一文字当たりの配置領
域は12ドット四方の正方形となり、一文字分の配置領
域が余白となる。図3(I)は参照文字列が9文字の場
合の配置を示している。この場合、一文字当たりの配置
領域は12ドット四方の正方形となる。
【0065】ここで参照文字列の文字数が2文字、また
は5文字および6文字の場合には、前述したとおり各文
字の配置領域の上部および下部にそれぞれ縦方向に9ド
ットまたは6ドットの余白があるため、図2に示したチ
ェックボックス24を指示することにより縦方向拡大処
理を指定することができる。縦方向拡大処理が指定され
ると、図3(B)に示す2文字の場合には、上下各9ド
ットずつの余白を利用して各文字を縦36ドット、横1
8ドットの大きさで取り込んで縦方向拡大処理を行うこ
とができる。また、図3(E)に示す5文字の場合およ
び図3(F)に示す6文字の場合には、上下各6ドット
ずつの余白を利用して、各文字を編集領域26の範囲で
縦18ドット、横12ドットの大きさで取り込み縦方向
拡大処理を行うことができる。
【0066】なお、第1の外字編集プログラムにおける
各文字の取り込み処理においては、隣り合う文字と文字
の接触を防ぐために、図3に示した各文字の配置領域寸
法よりも上下左右とも1ドットづつ小さい寸法で、文字
の取り込みを行っている。
【0067】図4は第1の外字編集プログラムによる文
字列参照(文字列取り込み)処理を示すフローチャート
である。
【0068】文字列取り込み処理を開始(START)
すると、初めにステップS41の判断処理をCPU6に
より実行する。すなわち、キーボード4から参照文字列
が入力されて文字列入力表示部23に表示されており、
ポップアップメニュー22により書体が選択されてお
り、ポインティングデバイス5によって参照釦25が指
示されているかを判断して文字列取り込み処理を実行す
るか決定する。ステップS41において参照文字列が入
力されておらず書体が選択されておらず参照釦25が指
示されていない(No)と判断された場合は、参照文字
列の編集領域26への取り込みを行えないのでステップ
S41の判断処理を繰り返し実行する。
【0069】一方、ステップS41において参照文字列
が入力されており書体が選択されており参照釦25が指
示されている(Yes)と判断された場合は参照文字列
の取り込みを行えるので、ステップS42以降の処理に
進んで文字列取り込み処理を実行する。
【0070】文字列取り込み処理を実行するためにステ
ップS42では、参照文字列として文字列入力表示部2
3に表示されている文字列の参照文字数を計数して求め
る。参照文字数を求めると続くステップS43におい
て、各文字の配置および取り込み寸法を、求められた文
字数に応じて図3に示したとおり予め決められた配置パ
ターンにしたがって決定する。このとき、文字数が2,
5,または6の場合は、前述したとおり各文字は縦方向
の中央位置にセンタリングされるように配置が決定され
る。
【0071】参照文字列の文字数が求められ、かつ、各
文字の配置および取り込み寸法が決定すると、文字数に
よってはユーザが任意に縦方向拡大処理を指定する場合
があり得る。そこで、続くステップS44において、C
PU6によりチェックボックス24の状態をチェックし
て縦方向拡大処理が指定されているかを判断する。
【0072】ステップS44において縦方向拡大処理が
指定されていない(No)と判断した場合はステップS
45の処理に進み、文字列入力表示部23に表示されて
いる参照文字列の各文字を、ステップS43において予
め決定した配置および取り込み寸法、ポップアップメニ
ュー22によって選択された書体で一旦RAM8上に描
画して、ビットマップ化する。
【0073】そしてステップS47の処理に進み、RA
M8上にビットマップ化したデータに応じて編集領域2
6内に黒に反転した升目の集合としてそれぞれの文字を
表示して参照文字列を取り込み、第1の外字編集プログ
ラムによる文字列取り込み処理を終了(END)する。
そして、メインルーチンに復帰し、編集領域26内に取
り込まれた参照文字列を基に編集を行い、参照文字列を
構成する文字とは異なる他の文字を新たに一文字として
編集・作成する。
【0074】一方、ステップS44において縦方向拡大
処理が指定されている(Yes)と判断した場合は、ス
テップS46の縦方向拡大処理を実行する。ステップS
46では、ステップS45と同様の処理(文字列入力表
示部23に表示されている参照文字列の各文字を、ステ
ップS43において予め決定した配置および取り込み寸
法、ポップアップメニュー22によって選択された書体
で一旦RAM8上に描画)を行ってから、前述したよう
に縦方向にのみ各文字を拡大処理してからビットマップ
化する。
【0075】そしてステップS47の処理に進み、RA
M8上にビットマップ化したデータに応じて編集領域2
6内に黒に反転した升目の集合としてそれぞれの文字を
表示して参照文字列を一括して取り込み、第1の外字編
集プログラムによる文字列取り込み処理を終了(EN
D)する。そして、メインルーチンに復帰し、編集領域
26内に取り込まれた参照文字列を基に編集領域26内
の各升目をポインティングデバイス5を用いて指示する
ことにより各升目の表示色を反転させるて、参照文字列
を構成する文字とは異なる他の文字を新たに一文字とし
て編集・作成する。
【0076】このように本実施の形態によれば、登録さ
れている一つ以上の文字からなる文字列を任意の書体で
一つの編集領域に一括して取り込むことができ、複数の
登録文字を基にそれらを重ねず組み合わせて一つの文字
を新たに編集・作成する作業を容易に行うことができ
る。さらに、参照文字列の文字数によっては編集領域の
範囲で縦方向に拡大処理して取り込みを行えるので、編
集領域を有効に活用することができる。
【0077】(第2の実施の形態)次に、前記第1の実
施の形態で使用されるコンピュータ15と同一構成のコ
ンピュータで動作する本発明に係る制御プログラムの第
2の実施の形態の第2の外字編集プログラムについて説
明する。
【0078】第2の実施の形態において外字は、説明の
便宜上、例えばハードディスク上に1つの書体ファイル
(外字ファイル)として登録されるものとする。この書
体ファイルは、コンピュータ15で利用可能な各書体が
共通して保持している外字のための空きコードの文字の
みからなり、全ての書体が参照している。第2の実施の
形態における外字は、一定寸法のアウトラインデータと
してハードディスク上に保存され、適当な寸法に拡大・
縮小し使用される。
【0079】なお、外字の保存形式は、コンピュータ1
5の特性によってはビットマップデータでも構わないこ
とはいうまでもない。
【0080】図5は図1に示すコンピュータ15で第2
の外字編集プログラムを起動したときの表示画面を示す
図である。
【0081】図5に示す外字編集操作ウィンドウ51
は、コンピュータ15によって外字の編集・作成を行う
際に第2の外字編集プログラムを起動することによって
表示装置1に表示される。
【0082】ポップアップメニュー52,文字列入力表
示部53,区切り位置指定部54,チェックボックス5
5,および参照釦56は、コンピュータ15で利用可能
な書体からなる文字列を取り込み、それに基づいて外字
を編集・作成する文字列取り込み処理に係る部分であ
る。これらの部分については後に詳述する。ユーザは、
取り込んだ文字のアウトライン編集、自由線の描画など
外字の編集・作成に係る処理を、編集領域57内でポイ
ンティングデバイス5を用いて行うことができる。なお
第2の外字編集プログラムにおいて編集領域57は、縦
幅h=横幅w=36ドット四方の正方形からなる。
【0083】文字コード登録部58は、編集・作成した
外字をハードディスクに記憶されている外字ファイル上
のどのコードとして登録するかを指定するための部分で
ある。なお第2の外字編集プログラムでも、JISコー
ドを用いている。
【0084】中止釦59は第2の外字編集プログラムを
途中で終了するための釦である。中止釦59をポインテ
ィングデバイス5で指示することにより、外字編集操作
ウィンドウ51上での全ての処理を無効とし、文字の登
録も行わずに第2の外字編集プログラムを終了する。設
定釦60は、編集領域57内で編集・作成した外字を、
文字コード登録部58により指定したコードで外字ファ
イル上に設定登録してから、第2の外字編集プログラム
を終了するための釦である。
【0085】次に、第2の実施の形態の外字編集プログ
ラムにおける文字列取り込み処理(文字列参照処理)に
ついて詳述する。
【0086】ポップアップメニュー52は、取り込む文
字列を構成する書体を選択して指定するための書体選択
部である。ポップアップメニュー52をポインティング
デバイス5で指示すると、コンピュータ15で利用可能
な書体のメニューが一覧表示され、その中から任意の書
体を選択することができる。選択された書体の名称は、
ポップアップメニュー52上に表示される。
【0087】文字列入力表示部53はキーボード4から
入力された参照文字列を表示するための表示部である。
キーボード4からに入力された参照文字列はビットムー
ブユニット3に制御されてROM7から読み出された後
VRAM2に転送され、ポップアップメニュー52によ
って選択した書体で文字列入力表示部53に表示され
る。なお第2の外字編集プログラムにおいては、文字列
入力表示部53に表示可能な文字数は全角文字で9文字
までに制限されており、全角文字で9文字を越えて入力
することができない。
【0088】分割位置指定部54は参照文字列をどの位
置で分割して折り返して編集領域57内に取り込むかを
指定する部分であり、水平方向に並んだ複数の三角形で
構成されている。これらの三角形は、それぞれ文字列入
力表示部53に表示された参照文字列中の文字と文字の
境界を指している。これらの三角形のうち任意の三角形
をユーザがポインティングデバイス5を用いて任意に指
示する度に表示色が白黒反転し、黒に反転した三角形が
示す位置が参照文字列の分割位置(折り返し位置)とし
て指定されていることを示す。
【0089】なお、第2の外字編集プログラムにおいて
は、指定可能な分割位置を2箇所までに制限している。
すなわち参照文字列を3つの単位文字列にまで分割する
ことができ、編集領域57内に最大3行にわたって折り
返して取り込むことができる。また、1つに分割された
単位文字列の文字数を最大3文字に制限している。よっ
て編集領域57内には、最大9文字を横方向に3文字、
縦方向に3文字(この場合の各文字の寸法は、縦方向1
2ドット、横方向12ドット相当となる)にわたって配
置して取り込むことができる。
【0090】取り込み時の各文字の寸法は、縦方向また
は横方向に配置される文字数の最大値によって決まる。
すなわち、文字が1つしかない場合は36ドット四方、
縦方向および横方向に並ぶ文字数の最大が2文字の場合
は18ドット四方、縦横に並ぶ文字数の最大が3文字の
場合は12ドット四方となる。分割位置指定部54にお
いて分割の指定が正しく行われていない場合、第2の外
字編集プログラムでは、前記第1の外字編集プログラム
による図3で示した配置を採用して参照文字列を取り込
む。
【0091】チェックボックス55は、横センタリング
処理を行うか行わないかを指定するための指定部であ
る。ユーザがポインティングデバイス5を用いてチェッ
クボックス55を指示した場合、例えば図5に示した文
字列「No7」については横センタリング処理が行われ
る。文字列「No7」の例では、縦方向および横方向の
文字数の最大値が2となるため、取り込み時の各文字の
寸法は18ドット四方となる。そして1行目に2文字、
2行目に1文字が配置される。
【0092】この場合、図3(C)に示す配置に従う
と、2行目に配置される「7」は編集領域57内で左寄
せされる。このように文字が左寄せされることによりそ
の行の右側に余白が生じるような場合に、編集領域57
の横幅w内で文字を中央に配置する処理が横センタリン
グ処理である。すなわち図5においては、縦幅h1=縦
幅h2=横幅w1=18ドット相当であり、「7」が配
置される横幅w1は横幅w内でセンタリングされた位置
にある。
【0093】文字列入力表示部53に参照文字列を表示
した後に参照釦56を指示すると、ビットムーブユニッ
ト3に制御されて参照文字列データがVRAM2に転送
され、文字列入力表示部53に表示された一つ以上の文
字からなる参照文字列のアウトラインデータが一つの編
集領域57に表示され取り込まれる。
【0094】なお、図5において編集領域57内の各文
字の輪郭線上にある小丸は、各文字のアウトラインデー
タを生成するために用いる制御点を示している。
【0095】次に、図6は第2の外字編集プログラムに
よる文字列取り込み処理を示すフローチャートである。
【0096】文字列取り込み処理を開始(START)
すると、初めにステップS61の判断処理をCPU6に
より実行する。すなわち、図7に示した外字編集操作ウ
ィンドウ51上に取り込むべき参照文字列が、キーボー
ド4から入力されて文字列入力表示部53に表示されて
おり、参照文字列の分割位置が正しく指定され、ポイン
ティングデバイス5によって参照釦56が指示されてい
るかを判断して文字列取り込み処理を実行するか決定す
る。
【0097】ステップS61において、参照文字列が入
力されておらず、参照文字列の分割位置が正しく指定さ
れておらず、ポインティングデバイス5によって参照釦
56が指示されていない(No)と判断されると、参照
文字列の編集領域57内への取り込みを行えないのでス
テップS61の判断処理を繰り返し実行する。
【0098】一方、ステップS61において参照文字列
が入力されており、参照文字列の分割位置が正しく指定
されており、ポインティングデバイス5によって参照釦
56が指示された(Yes)と判断されると、参照文字
列の取り込みを行えるので文字列取り込み処理を実行す
る。
【0099】文字列取り込み処理を実行する際にステッ
プS62の判断処理に進み、前述した基準で参照文字列
が指定・分割されているかを判断する。ステップS62
において、前述した基準で処理可能な分割指定がされて
いる(Yes)と判断された場合は、ステップS63の
処理に進み、各単位文字列毎に取り込み位置および寸法
を決定する。
【0100】各単位文字列の取り込み位置および寸法を
決定するとステップS64〜S69の処理を実行し、各
単位文字列毎に文字の取り込み処理を行う。まずステッ
プS64では、全ての単位文字列について参照処理を終
了したかの判断処理を行う。ステップS64において、
全ての単位文字列について参照処理を終了した(Ye
s)と判断されると、文字列取り込み処理を終了(EN
D)する。
【0101】最初にステップS64の判断処理を行う場
合には、全ての単位文字列について参照処理を終了して
いない(No)と判断され、ステップS65の判断処理
に進む。ステップS65では、横センタリング処理が指
示されているかを判断する。ステップS65において、
横センタリング処理が指示されている(Yes)と判断
された場合は、続くステップS66の横センタリング処
理を実行したした後、ステップS67の処理に進む。
【0102】一方、ステップS65において横センタリ
ング処理が指示されていない(No)と判断された場合
は、横センタリング処理(ステップS66)を行わずに
直接ステップS67の処理に進む。ステップS67で
は、現在処理対象となっている単位文字列をRAM8上
に描画展開する。RAM8上に処理対象の単位文字列を
展開した後、続くステップS68において、展開した文
字列の各文字の輪郭を抽出し、アウトラインデータを生
成する。
【0103】アウトラインデータを生成するとステップ
S69の処理に進み、ステップS63およびS66で決
定した寸法および配置で、アウトラインデータを編集領
域57内に表示して取り込む。上記したステップS64
〜S69の処理によって一つの単位文字列についての取
り込みを終了すると、再びステップS64に戻って全て
の単位文字列について参照処理を終了したかの判断処理
を行う。
【0104】そして、ステップS64において全ての単
位文字列について参照処理を終了した(Yes)と判断
されるまで上記したステップS64〜S69の処理を繰
り返し実行する。このようにすることで、全ての単位文
字列について参照処理を終了して文字列取り込み処理を
終了(END)する。
【0105】ところで、ステップS62の判断処理にお
いて前述した基準で処理可能な分割指定がされていない
(No)と判断された場合は、前記した本発明の第2の
実施形態の文字処理方法とほぼ同様の、ステップS70
〜S73の取り込み処理を実行する。
【0106】すなわち、ステップS70では、ステップ
S61における分割指定を無視し、図3に示した配置方
法に従って参照文字列の各文字の取り込み配置および寸
法を決定する。各文字の取り込み配置および寸法が決定
すると続くステップS71において、各文字をRAM8
上に描画展開する。RAM8上に各文字を展開した後、
続くステップS72において、展開した各文字の輪郭を
抽出し、アウトラインデータを生成する。
【0107】各文字のアウトラインデータを生成すると
ステップS73の処理に進み、ステップS70で決定し
た寸法および取り込み配置で、アウトラインデータを編
集領域57内に表示して取り込む。参照文字列の各文字
のアウトラインデータを編集領域57内に表示して取り
込むと、文字列取り込み処理を終了(END)する。
【0108】文字列取り込み処理を終了するとメインル
ーチンに復帰し、編集領域57内に一括して取り込まれ
た参照文字列を基にアウトライン編集、自由線の描画な
ど外字の編集・作成に係る処理をポインティングデバイ
ス5を用いて行って、参照文字列を構成する文字とは異
なる他の文字を新たに一文字として編集・作成する。
【0109】このように本実施の形態によれば、登録さ
れている一つ以上の文字からなる文字列を任意の書体で
一つの編集領域に一括して取り込むことができ、複数の
登録文字を基にそれらを重ねず組み合わせて一つの文字
を新たに編集・作成する作業を容易に行うことができ
る。また、参照文字列の単位文字列の文字数に応じて任
意に横センタリングして取り込みを行える。さらに、参
照文字列の分割位置を任意に指定することによりユーザ
が各文字を編集領域内に比較的自由に配置することがで
きるため、ユーザの編集意図に対応して使い勝手の良い
外字編集を行うことができる。
【0110】(第3の実施の形態)次に、前記第1の実
施の形態で使用されるコンピュータ15と同一構成のコ
ンピュータで動作する本発明に係る制御プログラムの第
3の実施の形態の第3の外字編集プログラムについて説
明する。
【0111】第3の実施の形態において外字は、説明の
便宜上、例えばハードディスク上に1つの書体ファイル
(外字ファイル)として登録されるものとする。この書
体ファイルは、コンピュータ15で利用可能な各書体が
共通して保持している外字のための空きコードの文字の
みからなり、全ての書体が参照している。第2の実施の
形態における外字は、一定寸法のアウトラインデータと
してハードディスク上に保存され、適当な寸法に拡大・
縮小し使用される。
【0112】なお、外字の保存形式は、コンピュータ1
5の特性によってはビットマップデータでも構わないこ
とはいうまでもない。
【0113】図7は図1に示すコンピュータ15で第3
の外字編集プログラムを起動したときの表示画面を示す
図である。
【0114】図7に示す外字編集操作ウィンドウ61
は、コンピュータ15によって外字の編集・作成を行う
際に第3の外字編集プログラムを起動することによって
表示装置1に表示される。
【0115】書体選択釦62,文字列入力表示部63,
分割位置指定部64,および参照釦65は、コンピュー
タ15で利用可能な書体からなる文字列を取り込み、取
り込んだ文字列に基づいて外字を編集・作成する処理
(文字列取り込み処理)に係る部分である。これらの部
分については後に詳述する。
【0116】ユーザは、取り込んだ文字のアウトライン
編集、自由線の描画など外字の編集・作成に係る処理
を、編集領域66内でポインティングデバイス5を用い
て行うことができる。また後に詳述する文字取り込み処
理に必要な取り込み領域の指定も、この編集領域66内
においてポインティングデバイス5を用いて行うことが
できる。なお第3の外字編集プログラムにおいて編集領
域66は、縦幅h=横幅w=36ドット四方の正方形か
らなる。
【0117】文字列取り込み領域指定枠67および68
は、参照文字列の取り込み領域をユーザが編集領域67
内に任意に指定するための矩形の枠である。文字コード
登録部69は、編集・作成した文字をハードディスクに
記憶されている外字ファイル上のどのコードとして登録
するかを指定するための部分である。なお第3の外字編
集プログラムにおいても、JISコードを用いている。
【0118】中止釦70は第3の外字編集プログラムを
途中で終了するための釦である。中止釦70をポインテ
ィングデバイス5で指示することにより、外字編集操作
ウィンドウ61上での全ての処理を無効とし、文字の登
録も行わずに第3の外字編集プログラムを終了する。設
定釦71は、編集領域66内で編集・作成した外字を外
字ファイル上の文字コード登録部69に指定したコード
で設定登録してから、第3の外字編集プログラムを終了
するための釦である。
【0119】次に、第3の外字編集プログラムにおける
文字列取り込み処理(文字列参照処理)について詳述す
る。
【0120】文字列入力表示部63はキーボード4から
入力された参照文字列を表示するための表示部である。
キーボード4からに入力された参照文字列はビットムー
ブユニット3に制御されてROM7から読み出された後
VRAM2に転送され、文字列入力表示部63に表示さ
れる。そして、文字列入力表示部63内に表示された参
照文字列に対して、その文字列の全部または一部をポイ
ンティングデバイス5を用いて選択して、文字列取り込
み領域指定枠67および68によって単位文字列毎に取
り込み領域をそれぞれ独立に指定することができる。
【0121】書体選択釦62は、取り込む参照文字列を
構成する書体を選択して指定するための釦である。文字
列入力表示部63内において参照文字列の一部分または
全部を選択した後に書体選択釦62を指示すると、コン
ピュータ15で利用可能な書体を一覧表示するウィンド
ウが現われ、その中から任意の書体を一つ選択すること
ができる。すなわち、各文字毎に異なる書体を選択する
こともできる。書体を選択すると、文字列入力表示部6
3に表示されている部分が選択された書体となる。また
文字列入力表示部63内の参照文字列を、文字列取り込
み領域指定枠内の単位文字列毎に異なる書体に選択する
こともできる。
【0122】なお第3の外字編集プログラムにおいて
は、あまりに多くの文字を取り込むことにより一文字当
たりの寸法が非常に小さくなって文字潰れが発生するこ
とを防ぐため、文字列入力表示部63に表示可能な文字
数を全角文字で9文字までに制限している。このため、
全角文字で9文字を越えて入力することはできない。ま
た文字列入力表示部63内の各文字は、分割位置指定の
都合上文字ピッチを無視して等間隔で表示される。
【0123】分割位置指定部64は、参照文字列をどの
位置で分割して折り返して編集領域66内に取り込むか
を指定するための部分であり、水平方向に並んだ複数の
三角形で構成されている。これらの三角形は、それぞれ
文字列入力表示部63に表示された参照文字列の文字と
文字の境界を指している。これらの三角形のうち任意の
三角形をユーザがポインティングデバイス5を用いて指
示する度に表示色が白黒反転し、黒に反転した三角形が
指す位置が参照文字列の分割位置(折り返し位置)とし
て指定されていることを示す。
【0124】なお、第3の実施の形態においては、指定
可能な分割位置を2箇所までに制限している。すなわ
ち、参照文字列を3つの単位文字列まで分割することが
でき、編集領域66内に最大3箇所まで取り込み領域を
指定することができる。また、文字潰れを極力防ぐ都合
上、1つに分割された単位文字列の文字数を最大3文字
に制限している。
【0125】文字列入力表示部63および分割位置指定
部64において参照文字列およびその分割位置を指定し
た後、編集領域66内においてポインティングデバイス
5を用いて任意の位置に任意の大きさの矩形を描くこと
により、文字列入力表示部63に表示された参照文字列
の単位文字列毎に取り込むべき領域が描かれた矩形内に
指定される。ここで描かれた矩形は外字編集操作ウィン
ドウ61上では灰色の線で表示されるが、実際の文字デ
ータには含まれない。
【0126】このとき、最初に描かれた矩形が文字列入
力表示部63に表示された参照文字列中の最初に分割さ
れた単位文字列に対応し、2番目に描かれた矩形が2番
目に分割された単位文字列に対応している。なお、各取
り込み領域内で参照文字列を分割して折り返す(改行す
る)処理は、第3の外字編集プログラムでは行えない。
また、単位文字列に対して指定された取り込み領域指定
枠があまりにも小さい場合は、取り込みを行えない場合
もある。
【0127】文字列入力表示部63で参照文字列を表示
し、分割位置指定部64で分割位置を指定し、編集領域
66内で取り込み領域を指定した後に参照釦65を指示
すると、ビットムーブユニット3に制御されて参照文字
列データがVRAM2に転送され、文字列入力表示部6
3に表示された一つ以上の文字からなる参照文字列がV
RAM2上のデータに応じて一つの編集領域66内に指
定した取り込み領域指定枠内の領域にアウトラインデー
タとして取り込まれる。なお、分割位置の指定と取り込
み領域の指定が正しく行われていない場合、第3の外字
編集プログラムは、前記第1の外字編集プログラムによ
る図3で示した配置を採用して参照文字列を取り込む。
【0128】図7に示した例では、「Sub司会」とい
う文字列を参照している。そして、「Sub」と「司
会」との間で2つの単位文字列に分割指定されている。
1番目に分割された単位文字列「Sub」が文字列取り
込み領域指定枠67に、2番目に分割された単位文字列
「司会」が文字列取り込み領域指定枠68に取り込まれ
ており、単位文字列「Sub」の部分は“NewYor
k”書体が選択され、単位文字列「司会」の部分は“丸
ゴシック”書体が選択されている。編集領域66には、
取り込まれた各単位文字列のそれぞれの文字の輪郭線が
文字列取り込み領域指定枠の大きさに応じた大きさで表
示される。
【0129】次に、図8は第3の外字編集プログラムに
よる文字列取り込み処理を示すフローチャートである。
【0130】文字列取り込み処理を開始(START)
すると、初めにステップS81の判断処理をCPU6に
より実行する。すなわち、図7に示した外字編集操作ウ
ィンドウ61上に取り込むべき参照文字列が、キーボー
ド4から入力されて文字列入力表示部63に表示されて
おり、参照文字列の分割位置および分割された単位文字
列の取り込み領域(例として文字列取り込み領域指定枠
67または68)および単位文字列の書体が正しく指定
され、ポインティングデバイス5によって参照釦65が
指示されているかを判断して文字列取り込み処理を実行
するか決定する。
【0131】ステップS81において、参照文字列が入
力されておらず、参照文字列の分割位置および単位文字
列の取り込み領域および書体が正しく指定されておら
ず、ポインティングデバイス5によって参照釦65が指
示されていない(No)と判断されると、参照文字列の
編集領域66への取り込みを行えないのでステップS8
1の判断処理を繰り返し実行する。
【0132】一方、ステップS81において参照文字列
が入力されており、参照文字列の分割位置および単位文
字列を取り込むべき領域および書体が正しく指定されて
おり、ポインティングデバイス5によって参照釦65が
指示された(Yes)と判断されると、参照文字列の取
り込みを行えるので文字列取り込み処理を実行する。
【0133】文字列取り込み処理を実行する際にステッ
プS82の処理に進み、分割された全ての単位文字列に
ついて文字列取り込み処理を終了しているかをCPU6
により判断する。最初にこの判断を行う場合には、当
然、全ての単位文字列について文字列取り込み処理を終
了していない(No)と判断されるので、文字列取り込
み処理を行うためにステップS83〜S87の処理を実
行する。
【0134】ステップS83では、処理対象となる一つ
の単位文字列を選択されている書体で、かつ第3の外字
編集プログラムで内部的に使用している一定の寸法で、
RAM8上に描画(展開)する。このときの文字ピッチ
は、それぞれの書体が保持する本来の値が採用される。
例えば、選択された書体がプロポーショナル書体(各文
字がそれぞれ固有の幅を持ち、文字列を構成したときに
各文字間の間隔が空きすぎることなく体裁よく各文字が
並ぶような書体)の場合はその書体の各文字に応じた文
字ピッチ(文字幅)で描画し、固定ピッチ書体(各文字
は全て同じ幅を持つ)の場合は一定の文字ピッチで描画
する。ただし、文字列入力表示部63内では、分割位置
指定の都合上参照文字列は固定ピッチで表示される。
【0135】処理対象単位文字列をRAM8上に描画す
ると、続くステップS84では、ステップS83におい
て描画した単位文字列がRAM8上で占有する領域全体
の寸法を求める。そしてステップS85において、ステ
ップS84で求めた占有領域寸法が、処理対象の単位文
字列用に用意された編集領域66内の文字列取り込み領
域指定枠で指定された取り込み領域寸法に合致するよう
に、ステップS83で描画した単位文字列全体の大きさ
を可変(適宜、縮小または拡大)してRAM8上に描画
する。このときの縮小率または拡大率は、縦方向および
横方向とも同率に限るものではなく、占有領域寸法と取
り込み領域寸法に応じて決定される。
【0136】大きさを可変した単位文字列をRAM8上
に描画するとステップS86では、ステップS85にお
いて描画した単位文字列中の各文字の輪郭を抽出し、各
文字のアウトラインデータを生成する。そしてステップ
S87において、ステップS86で生成したアウトライ
ンデータをユーザが認識・編集可能な形式で外字編集操
作ウィンドウ61の編集領域66内の所定の位置(文字
列取り込み領域指定枠内)に表示して参照文字列中の一
つの単位文字列を一括して取り込む。
【0137】このようにして一つの処理対象単位文字列
についてアウトラインデータを生成して編集領域66内
に表示すると、ステップS82の判断処理に戻ってこの
処理を再度実行する。処理対象となる未処理の単位文字
列がある場合には、ステップS82において全ての単位
文字列について文字列取り込み処理を終了していない
(No)と判断され、上述したステップS83〜S87
の処理が繰り返し実行される。一方、ステップS82に
おいて全ての単位文字列について文字列取り込み処理を
終了した(Yes)と判断されると、参照文字列が一括
して編集領域66内に取り込まれているので、第3の外
字編集プログラムによる文字列取り込み処理を終了(E
ND)する。そして、メインルーチンに復帰し、編集領
域66内に一括して取り込まれた参照文字列を基にアウ
トライン編集、自由線の描画など外字の編集・作成に係
る処理をポインティングデバイス5を用いて行って、参
照文字列を構成する文字とは異なる他の文字を新たに一
文字として編集・作成する。
【0138】このように本実施の形態によれば、登録さ
れている一つ以上の文字からなる文字列を任意の書体で
一つの編集領域に一括して取り込むことができ、複数の
登録文字を基にそれらを重ねず組み合わせて一つの文字
を新たに編集・作成する作業を容易に行うことができ
る。また、参照文字列の分割位置を任意に指定して分割
された単位文字列毎に配置を任意に指定し各文字毎に任
意に書体を指定することによりユーザが各文字を編集領
域内にかなり自由に配置することができるため、ユーザ
の編集意図に幅広く対応して使い勝手の良い外字編集を
行うことができる。
【0139】また、作成した外字は、共通の外字ファイ
ルへの登録の他に、各書体ファイルの任意のコードの文
字として登録することも可能である。
【0140】本発明の方法は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用しても良い。また、本発明の方法はシステムあるいは
装置にプログラムを供給することによって達成される場
合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本
発明の方法を達成するためのソフトウエアによって表さ
れるプログラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは
装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装
置が本発明の方法の効果を享受することが可能になる。
【0141】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、文字列取り込み過程または文字列取り込み手段によ
って複数の登録文字からなる文字列を前記登録手段から
前記編集領域に一括して取り込んでから、取り込まれた
文字列を基に外字を編集・作成しているので、一つ以上
の文字からなる文字列を取り込んで一つの外字を生成す
ることが容易になるという効果がある。
【0142】すなわち、本発明の方法によれば、文字列
取り込み過程において複数の登録文字からなる文字列を
登録手段から編集領域に一括して取り込む際に文字列の
書体を任意に選択する処理方法を適用しているので、登
録されている一つ以上の文字からなる文字列を任意の書
体で一つの編集領域に一括して取り込むことができ、複
数の登録文字を基にそれらを重ねず組み合わせて一つの
文字を新たに編集・作成する作業を容易に行うことがで
きる。
【0143】また本発明の方法によれば、文字列取り込
み過程中の配置領域拡大過程において、編集領域に取り
込む文字列中の文字数に応じた配置領域を編集領域の範
囲内で拡大するかを任意に選択して配置領域を拡大自在
とする処理方法を適用しているので、取り込む参照文字
列の文字数によって編集領域の範囲で縦方向に拡大処理
して取り込みを行えるので、編集領域を有効に活用する
ことができる。
【0144】また本発明の方法によれば、前記文字列取
り込み過程中の分割過程において、文字列を任意の文字
数からなる単位文字列に分割する処理方法を適用してい
るので、参照文字列の分割位置を任意に指定することに
よりユーザが各文字を編集領域内に比較的自由に配置す
ることができるため、ユーザの編集意図に対して使い勝
手の良い外字編集を行うことができる。
【0145】また本発明の方法によれば、文字列取り込
み過程中の書体選択過程および分割過程の後の配置領域
任意指定過程において、単位文字列の取り込み領域を編
集領域内の任意の領域に配置するように指定する処理方
法を適用しているので、分割された単位文字列毎に配置
を任意に指定し各文字毎に任意に書体を指定することに
よりユーザが各文字を編集領域内にかなり自由に配置す
ることができるため、ユーザの編集意図に幅広く対応し
て使い勝手の良い外字編集を行うことができる。
【0146】また一方、本発明の装置によれば、文字列
取り込み手段によって複数の登録文字からなる文字列を
登録手段から編集領域に一括して取り込む際に文字列の
書体を任意に選択する構成を適用しているので、登録さ
れている一つ以上の文字からなる文字列を任意の書体で
一つの編集領域に一括して取り込むことができ、複数の
登録文字を基にそれらを重ねず組み合わせて一つの文字
を新たに編集・作成する作業を容易に行うことができ
る。
【0147】また本発明の装置によれば、文字列取り込
み手段が有する配置領域拡大手段によって、編集領域に
取り込む文字列中の文字数に応じた配置領域を編集領域
の範囲内で拡大するかを任意に選択して配置領域を拡大
自在とする構成を適用しているので、取り込む参照文字
列の文字数によって編集領域の範囲で縦方向に拡大処理
して取り込みを行えるので、編集領域を有効に活用する
ことができる。
【0148】また本発明の装置によれば、文字列取り込
み手段が有する分割手段によって、文字列を任意の文字
数からなる単位文字列に分割する構成を適用しているの
で、参照文字列の分割位置を任意に指定することにより
ユーザが各文字を編集領域内に比較的自由に配置するこ
とができるため、ユーザの編集意図に対して使い勝手の
良い外字編集を行うことができる。
【0149】また本発明の装置によれば、文字列取り込
み手段が有する配置領域任意指定手段によって、単位文
字列の取り込み領域を編集領域内の任意の領域に配置す
るように指定する構成を適用しているので、分割された
単位文字列毎に配置を任意に指定し各文字毎に任意に書
体を指定することによりユーザが各文字を編集領域内に
かなり自由に配置することができるため、ユーザの編集
意図に幅広く対応して使い勝手の良い外字編集を行うこ
とができる。
【0150】また、単位文字列毎に指定されている書体
で描画した後に文字列全体を取り込むため、実際の文字
列のレイアウト(文字ピッチなど)を生かした状態で取
り込むことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像処理装置の一例であるコ
ンピュータの第1の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示すコンピュータ15で第1の外字編集
プログラムを起動したときの表示画面を示す図である。
【図3】第1の実施の形態における外字編集プログラム
が文字列取り込み時に採用している編集領域26内にお
ける各文字の配置を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の第1の外字編集プ
ログラムによる文字列取り込み処理を示すフローチャー
トである。
【図5】図1に示すコンピュータ15で本発明の第2の
実施形態の第2の外字編集プログラムを起動したときの
表示画面を示す図である。
【図6】第2の外字編集プログラムによる文字列取り込
み処理を示すフローチャートである。
【図7】図1に示すコンピュータ15で本発明の第3の
実施形態の第3の外字編集プログラムを起動したときの
表示画面を示す図である。
【図8】第3の外字編集プログラムによる文字列取り込
み処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示装置 2 VRAM 3 ビットムーブユニット 4 キーボード 5 ポインティングデバイス 6 CPU 7 ROM 8 RAM 9 ハードディスクドライブ 10 フロッピィディスクドライブ 11 プリンタ 12 ネットワークインタフェース 13 SCSIインタフェース 14 I/Oバス 15 コンピュータ 21,51,61 外字編集操作ウィンドウ 22,52 ポップアップメニュー 23,53,63 文字列入力表示部 24,55 チェックボックス 25,56,65 参照釦 26,57,66 編集領域 27,58,69 文字コード登録部 28,59,70 中止釦 29,71 設定釦 54 分割位置指定部 62 書体選択釦 67,68 文字列取り込み領域指定枠 S41〜S47,S61〜S73,S81〜S87 ス
テップ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録手段に登録されている登録文字を編
    集領域に取り込んで、該登録文字を基に他の文字を作成
    する文字処理方法において、 複数の該登録文字からなる文字列を前記登録手段から前
    記編集領域に一括して取り込む文字列取り込み過程と、 該文字列取り込み過程において取り込まれた前記文字列
    を基に前記他の文字を作成する文字作成過程とを含んで
    なることを特徴とする文字処理方法。
  2. 【請求項2】 前記文字列取り込み過程は、前記編集領
    域に取り込む前記文字列の書体を任意に選択する書体選
    択過程を含んでなることを特徴とする請求項1に記載の
    文字処理方法。
  3. 【請求項3】 前記文字列取り込み過程は、前記書体選
    択過程の後に、前記編集領域に取り込む前記文字列の文
    字数を求める計数過程と、前記編集領域内での前記文字
    列中の前記複数の登録文字それぞれの配置領域の位置お
    よび該それぞれの配置領域の寸法を前記文字数に応じて
    決定する配置領域決定過程とを含んでなることを特徴と
    する請求項2に記載の文字処理方法。
  4. 【請求項4】 前記文字列取り込み過程は、前記編集領
    域に取り込む前記文字列中の文字数に応じて決定された
    前記配置領域を前記編集領域の範囲内で拡大するかを任
    意に選択して前記配置領域を拡大する配置領域拡大過程
    を、前記配置領域決定過程の後にさらに含んでなること
    を特徴とする請求項3に記載の文字処理方法。
  5. 【請求項5】 前記文字列取り込み過程は、前記配置領
    域拡大過程において拡大された前記配置領域の寸法に応
    じて、該配置領域に取り込まれる文字を拡大する文字拡
    大過程をさらに含んでなることを特徴とする請求項4に
    記載の文字処理方法。
  6. 【請求項6】 前記配置領域決定過程では、前記編集領
    域に取り込む前記文字列中の文字数に応じて前記配置領
    域を前記編集領域内のほぼ中央位置に配置することを特
    徴とする請求項3または4に記載の文字処理方法。
  7. 【請求項7】 前記文字列取り込み過程は、前記文字列
    を任意の文字数からなる単位文字列に分割する分割過程
    を含んでなることを特徴とする請求項1または2に記載
    の文字処理方法。
  8. 【請求項8】 前記文字列取り込み過程は、前記書体選
    択過程および前記分割過程の後に、前記単位文字列中の
    文字数に応じて該単位文字列中の文字を前記編集領域内
    のほぼ中央位置に配置するかを任意に選択し、選択結果
    に応じて前記単位文字列中の各文字の配置領域を指定す
    る配置領域指定過程を含んでなることを特徴とする請求
    項7に記載の文字処理方法。
  9. 【請求項9】 前記文字列取り込み過程では、前記単位
    文字列中の各文字固有の字幅を反映した文字列として前
    記単位文字列を一括して前記編集領域内に取り込むこと
    を特徴とする請求項7に記載の文字処理方法。
  10. 【請求項10】 前記文字列取り込み過程は、前記書体
    選択過程および前記分割過程の後に、前記単位文字列の
    取り込み領域を前記編集領域内の任意の領域に配置する
    ように指定する配置領域任意指定過程を含んでなること
    を特徴とする請求項7または9に記載の文字処理方法。
  11. 【請求項11】 前記書体選択過程は、前記編集領域内
    に取り込まれる前記文字列の全部または任意の部分毎に
    任意に書体を選択可能とされたことを特徴とする請求項
    10に記載の文字処理方法。
  12. 【請求項12】 前記単位文字列の取り込み領域の寸法
    に応じて、該単位文字列中の各文字の大きさを可変させ
    る可変過程をさらに含んでなることを特徴とする請求項
    10に記載の文字処理方法。
  13. 【請求項13】 登録手段に登録されている登録文字を
    編集領域に取り込んで、該登録文字を基に他の文字を作
    成する文字処理装置において、 複数の該登録文字からなる文字列を前記登録手段から前
    記編集領域に一括して取り込む文字列取り込み手段と、 該文字列取り込み手段によって取り込まれた前記文字列
    を基に前記他の文字を作成する文字作成手段とを具備し
    たことを特徴とする文字処理装置。
  14. 【請求項14】 前記文字列取り込み手段は、前記編集
    領域に取り込む前記文字列の書体を任意に選択する書体
    選択手段を有してなることを特徴とする請求項13に記
    載の文字処理装置。
  15. 【請求項15】 前記文字列取り込み手段は、前記編集
    領域に取り込む前記文字列の文字数を求める計数手段
    と、前記編集領域内での前記文字列中の前記複数の登録
    文字それぞれの配置領域の位置および該それぞれの配置
    領域の寸法を前記文字数に応じて決定する配置領域決定
    手段とをさらに有してなることを特徴とする請求項14
    に記載の文字処理装置。
  16. 【請求項16】 前記文字列取り込み手段は、前記編集
    領域に取り込む前記文字列中の文字数に応じて決定され
    た前記配置領域を前記編集領域の範囲内で拡大するかを
    任意に選択して前記配置領域を拡大する配置領域拡大手
    段をさらに有してなることを特徴とする請求項15に記
    載の文字処理装置。
  17. 【請求項17】 前記文字列取り込み手段により、前記
    配置領域拡大手段によって拡大された前記配置領域の寸
    法に応じて、該配置領域に取り込まれる文字を拡大する
    文字拡大手段を有してなることを特徴とする請求項16
    に記載の文字処理装置。
  18. 【請求項18】 前記配置領域決定手段により、前記編
    集領域に取り込む前記文字列中の文字数に応じて前記配
    置領域を前記編集領域内のほぼ中央位置に配置すること
    を特徴とする請求項15または16に記載の文字処理装
    置。
  19. 【請求項19】 前記文字列取り込み手段は、前記文字
    列を任意の文字数からなる単位文字列に分割する分割手
    段を有してなることを特徴とする請求項13または14
    に記載の文字処理装置。
  20. 【請求項20】 前記文字列取り込み手段は、前記単位
    文字列中の文字数に応じて該単位文字列中の文字を前記
    編集領域内のほぼ中央位置に配置するかを任意に選択
    し、選択結果に応じて前記単位文字列中の各文字の配置
    領域を指定する配置領域指定手段を有してなることを特
    徴とする請求項19に記載の文字処理装置。
  21. 【請求項21】 前記文字列取り込み手段によって、前
    記単位文字列中の各文字固有の字幅を反映した文字列と
    して前記単位文字列を一括して前記編集領域内に取り込
    むことを特徴とする請求項19に記載の文字処理装置。
  22. 【請求項22】 前記文字列取り込み手段は、前記単位
    文字列の取り込み領域を前記編集領域内の任意の領域に
    配置するように指定する配置領域任意指定手段を有して
    なることを特徴とする請求項19または21に記載の文
    字処理装置。
  23. 【請求項23】 前記書体選択手段は、前記編集領域内
    に取り込まれる前記文字列の全部または任意の部分毎に
    任意に書体を選択可能とされたことを特徴とする請求項
    22に記載の文字処理装置。
  24. 【請求項24】 前記単位文字列の取り込み領域の寸法
    に応じて、該単位文字列中の各文字の大きさを可変させ
    る可変手段をさらに具備してなることを特徴とする請求
    項22に記載の文字処理装置。
JP8001296A 1996-01-09 1996-01-09 文字処理方法および装置 Pending JPH09190173A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5651798B1 (ja) * 2014-07-01 2015-01-14 株式会社Tkc 手書きを利用した文字検索システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5651798B1 (ja) * 2014-07-01 2015-01-14 株式会社Tkc 手書きを利用した文字検索システム
JP2016014989A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 株式会社Tkc 手書きを利用した文字検索システム

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