JPH09189641A - 基板ホルダ - Google Patents

基板ホルダ

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JPH09189641A
JPH09189641A JP83996A JP83996A JPH09189641A JP H09189641 A JPH09189641 A JP H09189641A JP 83996 A JP83996 A JP 83996A JP 83996 A JP83996 A JP 83996A JP H09189641 A JPH09189641 A JP H09189641A
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Haruyuki Tsuji
治之 辻
Makoto Nishizawa
誠 西澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査精度を低下させることなく且つ損傷を与え
ること無く基板を効率良く所定位置に支持可能なコンパ
クトな基板ホルダを提供する。 【解決手段】基板ホルダ16は、ガラス基板18を所定
位置に吸着保持させる吸着保持機構と、ガラス基板を損
傷させること無くガラス基板に生じる撓みや振動を除去
するように、ガラス基板の一部を支持可能な支持機構と
を備える。吸着保持機構は、ガラス基板を基板ホルダ上
に吸着させる吸着機構20と、ガラス基板を当付ピン2
2方向に押圧して所定位置に位置付け保持させる押付ピ
ン24とを備える。支持機構は、透過照明光用開口16
aを横断するように配置された一対の透明板26と、こ
れら透明板上に夫々突設された透明部材から成る一対の
支持ピン28と、一対の透明板を昇降させることによっ
て、一対の支持ピンをガラス基板の裏面に対して当接及
び離間させる昇降装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば大型液晶ガ
ラス基板を保持可能な基板ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板ホルダとしては、図
9(a)に示すように、透過照明が可能な大型液晶に用
いられるガラス基板2を保持可能なホルダ4が知られて
いる。このようなホルダ4には、その中央部に形成され
た透過照明光用開口4aと、ガラス基板2をホルダ4上
に吸着させる吸着機構6と、ガラス基板2を突当ピン8
方向に押圧して所定位置に位置決め保持させる押付ピン
10とが設けられている。
【0003】また、例えば図9(b)に示すように、透
過照明光用開口4aの方向へ突出した支持片4bによっ
て、ガラス基板2を支持するように構成されたホルダ4
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板ホルダにおいて、ガラス基板2は、その側周縁部の
みがホルダ4上に吸着保持されているため、ガラス基板
2の自重によって、その中央部分に大きな撓みが発生し
てしまう場合があるだけでなく、その中央部分に振動が
発生し易くなってしまうといった場合もある。
【0005】そして、ガラス基板2の撓み量が、例えば
対物レンズ等から構成された観察光学系の観察可能な調
整範囲を越えてしまった場合には、高精度な顕微鏡観察
を行うことができなくなってしまうといった弊害が生じ
る。また、特に焦点深度の浅い高倍対物レンズによって
顕微鏡観察を行う場合、ガラス基板2に振動が生じる
と、顕微鏡観察像にぶれ等が生じて検査精度が低下して
しまうといった弊害も生じる。
【0006】このような弊害を除去するために、例えば
ガラス台(図示しない)によってガラス基板2の全面を
裏側から支持するような構成も考えられる。しかしなが
ら、このような構成によれば、ガラス台の面上に付着し
た異物やごみ等によってガラス基板2が汚染或いは損傷
してしまう場合がある。
【0007】そこで、例えば図9(c)に示すように、
アーム12の中央付近に、ガラス基板2の中央部分を支
持するための支持ピン14を備えたホルダ4が考えられ
る。ところで、通常、ガラス基板2は、ホルダ4上に載
置した後、アライメント合わせのため、ホルダ4に沿っ
て平行に移動させる必要がある。
【0008】従って、図9(c)に示すような支持ピン
14が存在すると、ガラス基板2のの移動中、このガラ
ス基板2の裏面は常時支持ピン14に摺接することにな
り、ガラス基板2の裏面が損傷してしまうといった問題
が生じる場合がある。更に、このような支持ピン14が
あると、透過照明光の障害となってしまうといった問題
が生じる場合もある。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
になされており、その目的は、検査精度を低下させるこ
となく且つ損傷を与えること無く基板を効率良く所定位
置に支持可能なコンパクトな基板ホルダを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の基板ホルダは、基板を所定位置に吸
着保持させる吸着保持機構と、前記基板を損傷させるこ
と無く前記基板に生じる撓みや振動を除去するように、
前記基板の一部を支持可能な支持機構とを備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る基板ホルダについて、図1〜図3を参照して説明
する。図1に示すように、本実施の形態の基板ホルダ1
6は、基板例えば透明のガラス基板18を所定位置に吸
着保持させる吸着保持機構と、ガラス基板18を損傷さ
せること無くガラス基板18に生じる撓みや振動を除去
するように、ガラス基板18の一部を支持可能な透明部
材から成る支持機構とを備えている。
【0012】基板ホルダ16には、その中央部に透過照
明光用開口16aが形成されており、透過照明光用開口
16aを囲むように、上記吸着保持機構が設けられてい
る。吸着保持機構には、ガラス基板18を基板ホルダ1
6上に吸着させる吸着機構20と、ガラス基板18を当
付ピン22方向に押圧して所定位置に位置付け保持させ
る押付ピン24とが設けられている。なお、押付ピン2
4は、基板ホルダ16に内蔵されたシリンダ(図示しな
い)によって動作制御されている。
【0013】支持機構には、透過照明光用開口16aを
横断するように配置された一対の透明板(例えば、透明
樹脂製板)26と、これら透明板26上に夫々突設され
た透明部材から成る一対の支持ピン28と、一対の透明
板26を昇降させることによって、一対の支持ピン28
をガラス基板18の裏面に当接させてガラス基板18を
支持すると共に一対の支持ピン28をガラス基板18の
裏面から離間させてガラス基板18に対する支持状態を
解除させる昇降装置とが設けられている。
【0014】図2及び図3に示すように、昇降装置は、
基板ホルダ16に内蔵されており、一対の透明板26を
昇降させるように、一対の透明板26の両端に夫々当接
可能に配置された昇降ピン30(図3(b)参照)と、
これら昇降ピン30を昇降させる昇降機構とを備えてい
る。
【0015】昇降機構には、透過照明光用開口16aの
両側の基板ホルダ16内に夫々延出配置され且つ操作ユ
ニット(図示しない)によって図中矢印L,R方向に摺
動自在に構成されたシャフト32と、これらシャフト3
2に固定され且つシャフト32を摺動させることによっ
て昇降ピン30を昇降させるテーパ部品34とが設けら
れている。なお、シャフト32は、夫々、基板ホルダ1
6に内蔵されたシャフト軸受36に摺動自在に保持され
ている。
【0016】昇降ピン30は、基板ホルダ16に内蔵さ
れたピン受け部品38(図3(c)参照)内に収容され
ている。このような昇降ピン30の下部両側には、軸用
開口30a(図3(b)参照)が形成されており、一
方、ピン受け部品38の下部両側には、長穴38a(図
3(c)参照)が形成されている。そして、ピン受け部
品38の長穴38aから昇降ピン30の軸用開口30a
に亘って貫装された支持軸40によって、昇降ピン30
は、ピン受け部品38の上部に開口した丸穴38b(図
3(c)参照)から突出自在に支持されている。
【0017】また、ピン受け部品38には、付勢ばね4
2が内蔵されており、この付勢ばね42によって、昇降
ピン30は、常時下方(即ち、ピン受け部品38の丸穴
38bから突出しない方向)に付勢されている。
【0018】また、ピン受け部品38の長穴38aから
昇降ピン30の軸用開口30aに亘って貫装された支持
軸40は、昇降ピン30の軸用開口30aに対面配置さ
れた止め輪44(図2(b),(d)参照)によって抜
け防止が施されている。
【0019】また、支持軸40には、その中央部(即
ち、昇降ピン30の軸用開口30a相互間)にベアリン
グ46が取り付けられており、このベアリング46は、
支持軸40に固定された一対のスペーサ48によって支
持軸40の中央部に位置決め固定されている。
【0020】このような構成において、ベアリング46
は、テーパ部品34のテーパ部34aから平行部34b
に亘って連続的に摺接自在に構成されており(図2参
照)、操作ユニット(図示しない)によってシャフト3
2を図中矢印R方向に摺動させると、ベアリング46
は、テーパ部品34のテーパ部34aによって押圧力を
受ける。続いて、ベアリング46がテーパ部34aから
平行部34bに摺動する間にベアリング46に加えられ
た押圧力によって、支持軸40は、ピン受け部品38の
長穴38aに沿って移動する。この際、支持軸40に支
持された昇降ピン30は、付勢ばね42の付勢力に抗し
て上昇し、ピン受け部品38の丸穴38bから突出す
る。この結果、昇降ピン30によって一対の透明板26
が持ち上げられるため、これら透明板26に突設された
一対の支持ピン28が上昇する。このとき、基板ホルダ
16上にガラス基板18が吸着保持されている場合に
は、上昇した一対の支持ピン28によって、ガラス基板
18の裏面が支持されるため、ガラス基板18を損傷さ
せること無くガラス基板18に生じる撓みや振動を除去
することが可能となる。
【0021】一方、操作ユニット(図示しない)によっ
てシャフト32を図中矢印L方向に摺動させることによ
って、ベアリング46に対する押圧力が解除されるた
め、昇降ピン30は、付勢ばね42の付勢力によって下
降する。この結果、一対の透明板26が下降することに
よって、ガラス基板18の裏面に対する一対の支持ピン
28の支持状態が解除される。
【0022】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。まず、所定のガラス基板18を基板ホルダ16の吸
着機構20に載置した後、シリンダ(図示しない)によ
って押付ピン24を動作させて、ガラス基板18を当付
ピン22方向に押圧する。そして、ガラス基板18を押
付ピン24及び当付ピン22によって挟持して、所定位
置に位置付ける。
【0023】続いて、操作ユニット(図示しない)によ
ってシャフト32を図2(a)中矢印R方向に摺動させ
て、ベアリング46に対してテーパ部品34の押圧力を
作用させる。ベアリング46に加えられた押圧力によっ
て、支持軸40は、ピン受け部品38の長穴38aに沿
って移動する。この際、支持軸40に支持された昇降ピ
ン30は、付勢ばね42の付勢力に抗して上昇し、ピン
受け部品38の丸穴38bから突出する。この結果、昇
降ピン30によって一対の透明板26が持ち上げられる
ため、これら透明板26に突設された一対の支持ピン2
8が上昇して、ガラス基板18の裏面に当接する。この
とき、ガラス基板18は、このガラス基板18に生じる
撓みや振動が発生しないように、支持ピン28によって
支持されることになる。
【0024】最後に、吸着機構20を動作させてガラス
基板18を吸着することによって、ガラス基板18は、
基板ホルダ16の所定位置に吸着保持され、所定の検査
が可能となる。
【0025】一方、操作ユニット(図示しない)によっ
てシャフト32を図2(b)中矢印L方向に摺動させる
ことによって、ベアリング46に対する押圧力が解除さ
れるため、昇降ピン30は、付勢ばね42の付勢力によ
って下降する。この結果、一対の透明板26が下降する
ことによって、ガラス基板18の裏面に対する一対の支
持ピン28の支持状態が解除される。
【0026】この後、吸着機構29の動作を停止させる
ことによって、ガラス基板18は、基板ホルダ16から
取り外し可能となる。このように本実施の形態によれ
ば、検査時にのみガラス基板18を支持することができ
るため、検査前に行われるアライメント合わせの際にガ
ラス基板18の裏面が損傷してしまうといった問題を解
消することができる。更に、本実施の形態に適用された
支持ピン28は、透明部材から構成されているため、透
過照明光の障害となることもない。この結果、本実施の
形態によれば、検査精度を低下させることなく且つ損傷
を与えること無く基板を効率良く所定位置に支持可能な
コンパクトな基板ホルダを提供することが可能となる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態に係る基
板ホルダについて、図4〜図7を参照して説明する。な
お、本実施の形態の説明に際し、第1の実施の形態と同
一の構成には、同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0028】図4に示すように、本実施の形態の基板ホ
ルダ16は、この基板ホルダ16の透過照明光用開口
(図1の符号16aで示す部分参照)を介して基板ホル
ダ16に吸着保持されたガラス基板18に透過照明光を
照射する透過照明装置50と、透過照明光が照射された
ガラス基板18からの透過光を検出することによって、
ガラス基板18を検査測定する測定ヘッド(図示しな
い)を備えた測定装置52とを具備する基板検査装置に
組み込まれている。
【0029】この場合、一般的に透過照明装置50と測
定装置52との間の距離は、一定の光学性能を維持する
関係上、出来る限り小さくすることが望ましい。従っ
て、透過照明装置50と測定装置52との間に配置され
た基板ホルダ16の厚さも出来る限り薄くすることが必
要である。
【0030】本実施の形態は、このような要望を満足す
ることを目的として構成されており、第1の実施の形態
に適用したように、昇降ピン(図2の符号30参照)を
介して支持ピン(図1の符号28参照)を昇降させるこ
とによってガラス基板18を支持する構成において、昇
降ピンと支持ピンとに生じる“ガタ”を除去することに
よって、ガラス基板18を支持する際に生じる不測の損
傷を回避させることができるように構成されている。
【0031】具体的には、本実施の形態には、図5及び
図6に示すようなスコット・ラッセル平行運動機構が適
用されている。図5には、スコット・ラッセル平行運動
機構の原理図が示されており、図6には、スコット・ラ
ッセル平行運動機構の具体的な構成が示されている。
【0032】図5及び図6に示すように、第1ないし第
3の連結部54,56,58は、第1の連結部材60に
よって、一直線状に連結配置されており、第1の連結部
54は、本体62に形成されたガイド64内を一定方向
に摺動するように構成されている。
【0033】第2の連結部56は、第1及び第3の連結
部54,58の中点に規定されており、この第2の連結
部56には、第2の連結部材66の一端が連結されてい
る。また、第2の連結部材66の他端は、本体62に設
けられた支点部68に連結されている。なお、支点部6
8は、ガイド64の軸線70(図5参照)上に規定され
ている。また、支点部68と第2の連結部56との間の
第2の連結部材66の長さは、第1の連結部54と第2
の連結部56との間の第1の連結部材60の長さ、及
び、第2の連結部56と第3の連結部58との間の第1
の連結部材60の長さと同等に構成されている。
【0034】このような構成において、第2の連結部材
66を支点部68を中心に図中矢印S方向に回転させる
と、第1の連結部54がガイド64に沿って摺動するこ
とによって、第1の連結部材60の第3の連結部58が
図中矢印P方向に移動する。この場合、第3の連結部5
8の移動方向Pは、第3の連結部58と支点部68とを
結んだ直線72と一致し且つ常時ガイド64の軸線70
に直交する。
【0035】つまり、第3の連結部58は、常時軸線7
0に直交する直線運動を行うことになる。図7には、上
述したスコット・ラッセル平行運動機構を本実施の形態
の基板ホルダに組み込んだ状態が示されている。なお、
説明の簡略化のため、図7には、基板ホルダに設けられ
た一対の透明板26とこれら透明板26に夫々突設され
た一対の支持ピン28のみを示す。
【0036】本実施の形態において、一対の透明板26
は、透明部材から成る一対の連結板74によって相互に
連結されており、透明板26の両側面には、夫々、スコ
ット・ラッセル平行運動機構の第3の連結部58が連結
可能な連結穴76が形成されている。なお、図7には、
透明板26の両側面に形成された連結穴76のうち、片
面に形成された連結穴76のみを示す。また、スコット
・ラッセル平行運動機構は、一対の透明板26に形成し
た連結穴76の夫々に連結されるが、同図では、一例と
して選択した1つの連結穴76にスコット・ラッセル平
行運動機構が連結している状態を示す。
【0037】このような状態において、第1の実施の形
態と同様に、操作ユニット(図示しない)によって上記
昇降機構を動作することによって、連結板74によって
相互に連結された一対の透明板26は、スコット・ラッ
セル平行運動機構によってガイドされながら、“がた”
を生じること無くガラス基板18に対して垂直に安定し
て上昇及び下降することになる。この場合、一対の透明
板26は、スコット・ラッセル平行運動機構によってガ
イドされているため、上記昇降機構の精度は、あまり高
くする必要はない。
【0038】このように本実施の形態によれば、第1の
実施の形態の効果に加えて更に、昇降ピンと支持ピンと
に生じる“ガタ”を除去することによって、ガラス基板
18を支持する際に生じる不測の損傷を回避させること
ができる。この結果、本実施の形態によれば、検査精度
を低下させることなく且つ損傷を与えること無く基板を
効率良く所定位置に支持可能なコンパクトな基板ホルダ
を提供することが可能となる。
【0039】なお、本発明は、上記各実施の形態の構成
に限定されることはなく、新規事項を追加しない範囲で
種々変更することが可能である。例えば、図8に示すよ
うに、支点部68を中心に左右対称となるように、第2
の連結部材66から腕78を延出させて、この腕78を
シリンダ等の駆動機構(図示しない)によって図中矢印
M方向に移動させることによって、連結板74によって
相互に連結された一対の透明板26(図7参照)は、
“がた”を生じること無くガラス基板18に対して垂直
に安定して上昇及び下降することになる。この変形例に
よれば、連結板74によって相互に連結された一対の透
明板26を昇降させるための昇降機構が不要となるた
め、装置構成を簡略化させることが可能となる。
【0040】また、上記各実施の形態及び変形例では、
透明板26及び支持ピン28は、夫々透明部材によって
構成した場合について説明したが、例えば金属等の不透
明部材を用いた場合でも、可能な限り透過照明光に対す
る投影面積を少なくすることによって、ある程度の透過
照明性能を得ることができる。なお、透明板26及び支
持ピン28を透過率の良い部材、具体的には、無色透明
な樹脂材料を用いることによって、更に透過照明性能を
向上させることができる。
【0041】なお、上記具体的構成から以下のような技
術的思想が導かれる。 1. 基板を所定位置に吸着保持させる吸着保持機構
と、前記基板を損傷させること無く前記基板に生じる撓
みや振動を除去するように、前記基板の一部を支持可能
な支持機構とを備えていることを特徴とする基板ホル
ダ。
【0042】2. 前記支持機構には、板上に夫々突設
された支持ピンと、前記板を昇降させることによって、
前記支持ピンを前記基板に当接させて前記基板を支持す
ると共に前記支持ピンを前記基板から離間させて前記基
板に対する支持状態を解除させる昇降装置とが設けられ
ていることを特徴とする上記1に記載の基板ホルダ。
【0043】3. 前記支持機構は、光透過性部材から
構成されていることを特徴とする上記1又は2に記載の
基板ホルダ。 4. 前記支持ピンを前記基板に当接させて前記基板を
支持すると共に前記支持ピンを前記基板から離間させて
前記基板に対する支持状態を解除させる際のガイド又は
駆動手段として、スコット・ラッセル平行運動機構を用
いたことを特徴とする上記1ないし3のいずれか1に記
載の基板ホルダ。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、検査精度を低下させる
ことなく且つ損傷を与えること無く基板を効率良く所定
位置に支持可能なコンパクトな基板ホルダを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る基板ホルダの
構成を概略的に示す斜視図。
【図2】図1に示す基板ホルダに設けられた昇降装置の
構成を概略的に示す部分断面図であって、同図(a),
(b)は、昇降ピンが下降している状態を示す図、同図
(c),(d)は、昇降ピンが上昇している状態を示す
図。
【図3】(a)は、図1に示す基板ホルダに設けられた
昇降装置の構成を概略的に示す図、(b)は、昇降ピン
の構成を示す斜視図、(c)は、昇降ピンが収容される
ピン受け部品の構成を示す斜視図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る基板ホルダが
基板検査装置に組み込まれている状態を示す図。
【図5】図4の基板ホルダに適用されたスコット・ラッ
セル平行運動機構の原理図。
【図6】図4の基板ホルダに適用されたスコット・ラッ
セル平行運動機構の具体的な構成を示す図であって、
(a)は、その平面図、(b)は、その部分断面図。
【図7】図4の基板ホルダに適用されたスコット・ラッ
セル平行運動機構が組み込まれている状態を示す斜視
図。
【図8】本発明の変形例に係る基板ホルダの主要な構成
のみを示す図。
【図9】(a)は、従来の基板ホルダの構成を概略的に
示す斜視図、(b)は、他の基板ホルダの構成を概略的
に示す平面図、(c)は、ガラス基板の中央部分を支持
するための支持ピンを備えた基板ホルダの構成を示す
図。
【符号の説明】
16…基板ホルダ、16a…透過照明光用開口、18…
ガラス基板、20…吸着機構、22…当付ピン、24…
押付ピン、26…透明板、28…支持ピン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を所定位置に吸着保持させる吸着保
    持機構と、 前記基板を損傷させること無く前記基板に生じる撓みや
    振動を除去するように、前記基板の一部を支持可能な支
    持機構とを備えていることを特徴とする基板ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記支持機構には、板上に夫々突設され
    た支持ピンと、前記板を昇降させることによって、前記
    支持ピンを前記基板に当接させて前記基板を支持すると
    共に前記支持ピンを前記基板から離間させて前記基板に
    対する支持状態を解除させる昇降装置とが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の基板ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記支持機構は、光透過性部材から構成
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基
    板ホルダ。
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