JP2003282684A - ガラス基板保持具 - Google Patents

ガラス基板保持具

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JP2003282684A
JP2003282684A JP2002080832A JP2002080832A JP2003282684A JP 2003282684 A JP2003282684 A JP 2003282684A JP 2002080832 A JP2002080832 A JP 2002080832A JP 2002080832 A JP2002080832 A JP 2002080832A JP 2003282684 A JP2003282684 A JP 2003282684A
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holding frame
suction
glass board
substrate holder
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JP2002080832A
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Hisafumi Okada
尚史 岡田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】押付けピンによるガラス基板の撓みを抑えてガ
ラス基板を平面度良く保持するガラス基板保持具を提供
すること。 【解決手段】ガラス基板(8)より若干小さな透過照明
用の開口(1a)が形成され前記ガラス基板(8)を保
持する保持枠(1)と、前記保持枠(1)の隣接する2
辺に設けられ前記ガラス基板(8)の基準位置を決める
基準位置決め部材(2)と、前記保持枠(1)の開口周
縁部に配置され前記ガラス基板(8)の4辺を吸着保持
する吸着部材(6a)と、前記ガラス基板(8)を前記
位置決め部材(2)に押し当てて位置決めする押し付け
手段(3)と、前記位置決め部材(2)に前記ガラス基
板(8)を押し当てて位置決めした状態で、前記吸着部
材(6a)により該ガラス基板(8)を少なくとも前記
押し付け手段(3)の押し付け方向と反対方向に張力を
与える力発生機構(7)と、を具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ガラス基板等
を検査する際に保持するガラス基板保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特開2000−714
6号公報等にガラス基板保持具が開示されている。
【0003】図8は、従来例に係るガラス基板保持具の
概念図であり、図9はガラス基板の撓みの概念図、図1
0は吸着部材周辺の構成図である。図8、図9、図10
において同一な部分には同符合を付してある。このガラ
ス基板保持具は、基板検査装置に配設される。
【0004】このガラス基板保持具は、図8に示すよう
に、ガラス基板8の裏面から照明光をあてるためのガラ
ス基板8より小さな矩形の透過照明用開口1aを有する
保持枠1と、ガラス基板8の位置決めの基準となる複数
の基準ピン2と、ガラス基板8を各基準ピン2に押し付
ける複数の押付ピン3と、位置決めしたガラス基板8を
吸着保持する複数の吸着部材6aと、透過照明開口1a
の下方からガラス基板8を支持する複数の支持ピン4
と、支持ピン4を複数立設し保持枠1の内側に設けられ
た複数の桟5とを有する。
【0005】基板検査装置では、搬送されてきたガラス
基板8は、保持枠1の上に置かれ、エアシリンダ等のア
クチュエータにより駆動される各押付ピン3により各基
準ピン2に押し付けられて、位置決めが行なわれる。そ
の後、図10に示すように、保持枠1の各吸着部材6a
に接続された真空ポンプ6e等により負圧を供給するこ
とで、ガラス基板8の周縁部が各吸着部材6aに吸着保
持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例のガラ
ス基板保持具では、ガラス基板8を平面度良く保持する
ために、透過照明用開口1aの下側からガラス基板8を
支える必要があるため、支持ピン4や桟5を設けてい
る。
【0007】しかし、押付ピン3によりガラス基板8を
基準ピン2に押し当てた際に、図9に示すようにわずか
ながら撓みが発生し、ガラス基板8が撓んだ状態で吸着
保持される場合がある。このようにガラス基板8が撓ん
だ状態で吸着保持されると、高倍率の顕微鏡を用いた検
査観察では、ガラス基板8上の観察位置を変えたとき
に、ガラス基板8の表面が合焦位置から外れるため、合
焦操作をし直さなければならないことがある。
【0008】本発明の目的は、押付けピンによるガラス
基板の撓みを抑えてガラス基板を平面度良く保持するガ
ラス基板保持具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のガラス基板保持具は以下の如
く構成されている。
【0010】(1)本発明のガラス基板保持具は、ガラ
ス基板より若干小さな透過照明用の開口が形成され前記
ガラス基板を保持する保持枠と、前記保持枠の隣接する
2辺に設けられ前記ガラス基板の基準位置を決める基準
位置決め部材と、前記保持枠の開口周縁部に配置され前
記ガラス基板の4辺を吸着保持する吸着部材と、前記ガ
ラス基板を前記位置決め部材に押し当てて位置決めする
押し付け手段と、前記位置決め部材に前記ガラス基板を
押し当てて位置決めした状態で、前記吸着部材により該
ガラス基板を少なくとも前記押し付け手段の押し付け方
向と反対方向に張力を与える力発生機構と、から構成さ
れている。
【0011】(2)本発明のガラス基板保持具は、上記
(1)に記載の保持具であり、かつ前記押し付け手段
は、前記基準位置決め部材が配置された側の前記吸着部
材を前記基準位置決め部材側に押し付け力を与える前記
力発生機構を兼用する。
【0012】(3)本発明のガラス基板保持具は、上記
(1)に記載の保持具であり、かつ前記力発生機構は、
前記保持枠の開口4辺に沿って配置された前記吸着部材
を弾性変位させ前記ガラス基板をそれぞれ対向する外側
に張力を与え、前記ガラス基板の撓みを抑制する。
【0013】(4)本発明のガラス基板保持具は、上記
(1)に記載の保持具であり、かつ前記力発生機構は、
前記保持枠の角部に配置された前記吸着部材を弾性変位
させ前記ガラス基板を対角線方向に張力を与え、前記ガ
ラス基板の撓みを抑制する。
【0014】(5)本発明のガラス基板保持具は、上記
(1)に記載の保持具であり、かつ前記力発生機構は、
前記保持枠の開口4辺に沿って配置された前記吸着部毎
に2個1組のガイドピンを配置し、これら1組のガイド
ピンと前記各吸着部にワイヤを張り、このワイヤに張力
を与えるテンションレバーを備えている。
【0015】(6)本発明のガラス基板保持具は、上記
(5)に記載の保持具であり、かつ前記テンションレバ
ーは、エアアクチュエータや電動アクチュエータにより
遠隔又は自動制御可能である。
【0016】上記手段を講じた結果、以下のような作用
を奏する。
【0017】本発明のガラス基板保持具によれば、吸着
部材に吸着されたガラス基板の端部を外側へ引っ張るこ
とで、撓みを抑制した状態でガラス基板を位置決め保持
することができる。
【0018】本発明のガラス基板保持具によれば、簡単
で安価な構成により前記ガラス基板に張力を与えること
ができる。
【0019】本発明のガラス基板保持具によれば、ワイ
ヤの張力を調整することで、前記吸着部材に加わる力を
容易に調整、解除することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るガラス基板保持具の構成を示す斜
視図である。図2は、ガラス基板保持具における二組の
力発生機構による吸着部材の付勢方向を示す図である。
図1、図2において図8と同一な部分には同符号を付し
てある。
【0022】図1に示すガラス基板保持具は、例えば基
板検査装置に配設され、ステージ(図示省略)により水
平方向に移動し、透過照明装置(図示省略)の上方に位
置するように備えられている。
【0023】このガラス基板保持具の保持枠1には、ガ
ラス基板8より小さな矩形状の透過照明用開口1aが形
成されており、下方の透過照明装置から照射される照明
光によって、検査対象物であるガラス基板8(図1では
不図示)を照明できる。保持枠1には、隣接する二辺に
ガラス基板8の位置決めの基準となる複数の基準ピン2
と、この二辺と対向する二辺にガラス基板8を各基準ピ
ン2に押し付ける複数の押付ピン3と、これら各辺に位
置決めしたガラス基板8の周縁部を吸着保持する複数の
吸着部材6a,6bと、透過照明開口部1aの下方から
ガラス基板8を支持する複数の支持ピン4と、支持ピン
4を複数立設し保持枠1の内側に設けられた複数の桟5
とを有する。なお、各吸着部材6aは基準ピン2が設け
られた保持枠1に対して不動であり、各吸着部材6bは
押付ピン3が設けられた保持枠1に対して可動である。
さらに保持枠1内には、各吸着部材6bを保持枠1の外
側方向に微動させる力を加える力発生機構7が備えられ
ている。
【0024】次に、力発生機構7の構成を説明する。こ
の力発生機構7は、ワイヤ7aによって各吸着部材6b
に力を加える構成をとっている。力発生機構7は、押付
ピン3が設けられた保持枠1の二辺に沿うよう二組設け
られており、対向する基準ピン2から離間する方向に向
け吸着部材6bに力を加える。すなわち、二組の力発生
機構7,7による各吸着部材6bの付勢力は、図2中の
矢印に示す方向に作用する。
【0025】各力発生機構7,7では、保持枠1の角部
付近にワイヤ固定ピン7bが設けられ、各吸着部材6b
に対して二本づつワイヤガイドピン7cが設けられてい
る。また、保持枠1の他の角部付近にワイヤ張力調整つ
まみ7dが設けられている。ワイヤ7aの一端は、ワイ
ヤ固定ピン7bに固定されている。さらにワイヤ7a
は、各ガイドピン7cと各吸着部材6bに掛けられ、各
吸着部材6bを保持枠1の外側に引っ張る方向に力が作
用するように配されている。また、ワイヤ7aの他端
は、ワイヤ張力調整つまみ7dの軸7d1に巻き付けら
れている。このワイヤ張力調整つまみ7dを回すこと
で、ワイヤ7aの軸7d1への巻き付き量を変え、ワイ
ヤ7aの張力を調整できる。
【0026】また、力発生機構7,7は、ワイヤ7aに
張力を与えるテンションレバー7eを有する。このL字
形に形成されたテンションレバー7eを右方向に回転操
作することにより、レバー7eの曲部がワイヤ7aに押
し付けられワイヤ7aに張力を加える状態と、テンショ
ンレバー7eを左方向に回動操作することにより前記曲
部がワイヤ7aから離間しワイヤ7aに加わる張力を開
放させる状態とに切替えることができる。なお、ガラス
基板8の吸着時には、テンションレバー7eを右方向に
回動させることにより、ワイヤ7aに張力をかけた状態
で固定される。また、ガラス基板8の交換時には、テン
ションレバー7eを左方向に回動させることによりワイ
ヤ7aの張力を開放し、各吸着部材6bを元の状態に戻
すことができる。
【0027】図3は、吸着部材6b周辺の構成を示す一
部断面図である。図3に示すように、吸着部材6bには
吸着部材押圧ばね6cがワイヤ7aに対向する向きに配
されている。吸着部材6bは円筒状の部材からなり、そ
の底面は保持枠1に固着されている。吸着部材6bの中
心部には、円柱状の通空路6b1が貫通されている。こ
の通空路6b1の径は、吸着部材6bの上面部で大きく
なっている。通空路6b1は、吸着部材6bの底面部で
配管6fに繋がっている。配管6fには、電磁弁6dを
介してポンプ6eが接続されている。
【0028】テンションレバー7eによりワイヤ7aに
張力が加えられると、吸着部材6bは、吸着部材押圧ば
ね6cの付勢力に反してガラス基板8を引っ張る方向の
力が与えられ、傾く。テンションレバー7eによりワイ
ヤ7aの張力が開放されると、吸着部材押圧ばね6cの
付勢力により吸着部材6bは所定の位置に押し戻され
る。
【0029】次に、上述した構成をなすガラス基板保持
具の作用を説明する。
【0030】ガラス基板8の供給前には、各押付ピン3
は、エアシリンダ等の駆動機構(図示省略)により対応
する各基準ピン2から離れる方向に退避して、ガラス基
板8との接触を避けている。このとき、テンションレバ
ー7eによりワイヤ7aの張力は開放されている。
【0031】ガラス基板8は、搬送ロボットにより、各
吸着部材6a,6bと各支持ピン4の上に置かれる。次
に各押付ピン3は、対応する各基準ピン2の方向へ駆動
機構により移動し、ガラス基板8の側面を押し、ガラス
基板8を各基準ピン2に押し当てる。これにより、保持
枠1に対するガラス基板8の位置決めが行なわれる。
【0032】次に、各ポンプ6eから配管6f及び電磁
弁6dを介して各吸着部材6bに負圧を供給し、ガラス
基板8の端部を各吸着部材6bに吸着する。(従来技術
のガラス基板保持具では、ここでガラス基板の保持を完
了する。)この状態では、ガラス基板8は各押付ピン3
による力を受けた状態で吸着されているので、撓みが生
じることがある。
【0033】次に、ガラス基板8に撓みが生じている場
合には、操作者がテンションレバー7eによりワイヤ7
aに張力を加えると、ワイヤ7aが各吸着部材6bに力
を与えるため、各吸着部材6bがガラス基板8の周縁部
を外側へ引っ張る方向に動き、ガラス基板8の撓みを抑
える。なお、このときガラス基板8の引っ張られる各辺
は、各押付ピン3を若干押し戻すことになる。また、張
力開放レバー7eによりワイヤ7aに張力を加える前
に、各押付ピン3の駆動を開放してもよい。
【0034】以上のように、ワイヤ7aの張力は、ワイ
ヤ張力調整つまみ7dで予め調整しておき、ガラス基板
8の供給後に、テンションレバー7eを右方向に回動す
ることによりワイヤ7aに張力を加え、各吸着部材6b
に力を与えることができる。テンションレバー7eは押
付ピン3の駆動と同様にエアアクチュエータや電動アク
チュエータ等を用いて遠隔制御、自動制御で動かすこと
もできる。ワイヤ張力調整つまみ7dは、顕微鏡観察時
にガラス基板8が振動したときに微調整することで、振
動系の状態を変え、振動を抑えることにも利用できる。
なお、ワイヤ張力調整つまみ7dは手動で操作するが、
モータ等を用いて自動で動かすことも可能である。
【0035】図4,図5は、吸着部材6b周辺の構成の
変形例を示す図である。図4、図5において図3と同一
な部分には同符合を付してある。図4に示すように、各
吸着部材6bの吸着部材押圧ばね6cにネジ部を有する
ばね力調整つまみ7fを設けれ、ばね定数を調整するこ
とで、吸着部材6bごとの張力を調整することができ
る。また図5に示すように、吸着部材6bを弾性部材で
構成し、吸着部材押圧ばね6cを省き、吸着部材6bが
弾性力により所定の位置に戻るようにすることもでき
る。
【0036】本第1の実施の形態によれば、ワイヤを利
用した簡単な構成でガラス基板8の直交する二辺を引っ
張るという手動でも調整可能な機構により、ガラス基板
を撓みなく位置決め保持することができるガラス基板保
持具を実現できる。
【0037】なお、ワイヤによる力発生機構を吸着部材
6bごとに設けて、個別に動かすようにしてもよい。ま
た力発生機構としては、上記のワイヤを利用するものに
限らず、空気圧(正圧、負圧)を利用したアクチュエー
タや圧電体のようなアクチュエータも利用可能である。
【0038】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、ガラス基板8の2辺を吸着する吸着部材6bに
対して力発生機構7が力を加える構成について説明した
が、第2の実施の形態では、ガラス基板8の4辺を吸着
する吸着部材6a,6bに対して力発生機構により力を
加える。
【0039】図6は、本第2の実施の形態に係るガラス
基板保持具の吸着部材の付勢方向を示す図である。図6
において図1〜図5と同一な部分には同符号を付してあ
る。本第2の実施の形態における第1の実施の形態との
相違点は、ガラス基板8の4辺に対してそれぞれ力発生
機構7が設けられ、ガラス基板8を吸着する全ての吸着
部材6a,6bに力を加えることにある。
【0040】次に、以上の構成をなすガラス基板保持具
の作用を説明する。
【0041】ガラス基板8は、搬送ロボットにより、各
吸着部材6a,6bと各支持ピン4の上に置かれる。次
に、基準ピン2側の各吸着部材6aによるガラス基板8
の吸着を行ない、二組の力発生機構7,7によりそれぞ
れ各吸着部材6aに対して基準ピン2の方向(−X方
向,Y方向)へ力を加え、ガラス基板8の二辺の側部を
各基準ピン2に押し当て、位置決めをおこなう。
【0042】次に、各基準ピン2に対向する側の各吸着
部材6bに負圧を供給し、ガラス基板8の端部を吸着す
る。そして、各基準ピン2に対向する側の二組の力発生
機構7,7により、それぞれ各吸着部材6bに対して押
付ピン3の方向(X方向,−Y方向)へ力を加え、ガラ
ス基板8の撓みを抑える。このとき、基準ピン2側の力
発生機構7,7の発生力が対向する側の力発生機構7,
7の発生力より大きければ、基準ピン2からガラス基板
8が離れることはない。
【0043】本第2の実施の形態によれば、基準ピン2
側の各吸着部材6aによりガラス基板8を基準ピン2に
押し付けた状態で対向する各吸着部材6bを反対側に引
くことにより、ガラス基板8を4方向に引っ張り撓みを
抑制することができる。また、吸着部材6aは、ガラス
基板8を基準ピン2に押し当てることができるので、位
置決めのための押付ピン3を省くことができる。
【0044】(第3の実施の形態)図7は、本第3の実
施の形態に係るガラス基板保持具の吸着部材の付勢方向
を示す図である。図7において図6と同一な部分には同
符号を付してある。図7に示すように、ガラス基板8の
角部を吸着する各吸着部材6a’,6b’に対して個別
に力発生機構7を設け、ガラス基板8の対角線方向へ引
っ張る力を加えるよう構成することで、ガラス基板8の
撓みを精度良く抑制することも可能である。
【0045】以上の構成をなすガラス基板保持具の作用
は、第2の実施の形態と同様であるが、各力発生機構7
から力を受ける角部の吸着部材6a’,6b’によりガ
ラス基板8を対角線方向に引っ張りガラス基板8の撓み
を取り除いた状態で、角部以外の吸着部材6a,6b
(固定)の吸着を行なう。
【0046】本第3の実施の形態によれば、力発生機構
によりガラス基板8の角部を吸着する吸着部材にのみ力
を加えるため、力を加える吸着部材が少なく構成が簡単
になる。
【0047】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施で
きる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、押付けピンによるガラ
ス基板の撓みを抑えてガラス基板を平面度良く保持する
ガラス基板保持具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るガラス基板保
持具の構成を示す斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るガラス基板保
持具における二組の力発生機構による吸着部材の付勢方
向を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る吸着部材周辺
の構成を示す一部断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る吸着部材周辺
の構成の変形例を示す図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る吸着部材周辺
の構成の変形例を示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るガラス基板保
持具の吸着部材の付勢方向を示す図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るガラス基板保
持具の吸着部材の付勢方向を示す図。
【図8】従来例に係るガラス基板保持具の概念図。
【図9】従来例に係るガラス基板の撓みの概念図。
【図10】従来例に係る吸着部材周辺の構成図。
【符号の説明】
1…保持枠 1a…透過照明用開口 2…基準ピン 3…押付ピン 4…支持ピン 5…桟 6a,6a’…吸着部材 6b,6b’…吸着部材 6b1…通空路 6c…吸着部材押圧ばね 6d…電磁弁 6e…ポンプ 6f…配管 7…力発生機構 7a…ワイヤ 7b…ワイヤ固定ピン 7c…ワイヤガイドピン 7d…ワイヤ張力調整つまみ 7d1…軸 7e…テンションレバー 7f…ばね力調整つまみ 8…ガラス基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス基板より若干小さな透過照明用の開
    口が形成され前記ガラス基板を保持する保持枠と、 前記保持枠の隣接する2辺に設けられ前記ガラス基板の
    基準位置を決める基準位置決め部材と、 前記保持枠の開口周縁部に配置され前記ガラス基板の4
    辺を吸着保持する吸着部材と、 前記ガラス基板を前記位置決め部材に押し当てて位置決
    めする押し付け手段と、 前記位置決め部材に前記ガラス基板を押し当てて位置決
    めした状態で、前記吸着部材により該ガラス基板を少な
    くとも前記押し付け手段の押し付け方向と反対方向に張
    力を与える力発生機構と、を具備したことを特徴とする
    ガラス基板保持具。
  2. 【請求項2】前記押し付け手段は、前記基準位置決め部
    材が配置された側の前記吸着部材を前記基準位置決め部
    材側に押し付け力を与える前記力発生機構を兼用するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のガラス基板保持具。
  3. 【請求項3】前記力発生機構は、前記保持枠の開口4辺
    に沿って配置された前記吸着部材を弾性変位させ前記ガ
    ラス基板をそれぞれ対向する外側に張力を与え、前記ガ
    ラス基板の撓みを抑制することを特徴とする請求項1記
    載のガラス基板保持具。
  4. 【請求項4】前記力発生機構は、前記保持枠の角部に配
    置された前記吸着部材を弾性変位させ前記ガラス基板を
    対角線方向に張力を与え、前記ガラス基板の撓みを抑制
    することを特徴とする請求項1記載のガラス基板保持
    具。
  5. 【請求項5】前記力発生機構は、前記保持枠の開口4辺
    に沿って配置された前記吸着部毎に2個1組のガイドピ
    ンを配置し、これら1組のガイドピンと前記各吸着部に
    ワイヤを張り、このワイヤに張力を与えるテンションレ
    バーを備えたことを特徴とする請求項1記載のガラス基
    板保持具。
  6. 【請求項6】前記テンションレバーは、エアアクチュエ
    ータや電動アクチュエータにより遠隔又は自動制御可能
    なことを特徴とする請求項5記載のガラス基板保持具。
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Cited By (9)

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