JPH0918782A - 映像信号処理方法及び装置 - Google Patents

映像信号処理方法及び装置

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JPH0918782A
JPH0918782A JP7164137A JP16413795A JPH0918782A JP H0918782 A JPH0918782 A JP H0918782A JP 7164137 A JP7164137 A JP 7164137A JP 16413795 A JP16413795 A JP 16413795A JP H0918782 A JPH0918782 A JP H0918782A
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JP
Japan
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video signal
video
frame
film source
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JP7164137A
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Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0112Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level one of the standards corresponding to a cinematograph film standard

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 NTSCのビデオ信号からフィールド毎の差
分値を計算するためのフィールドメモリ101及び減算
器102と、差分値に基づいてフィルムのコマの境界と
フレーム或いはフィールドの境界が一致していない部分
を含むNTSCのビデオ信号から所定パターンPを検出
する判定回路103と、パターンPに応じて第1,第2
フィールド用メモリ111,112の書き込み/読み出
しを制御してビデオ信号から不要フィールドを削除する
CPU104と、同じくパターンPに応じたCPU10
4の制御によって、不要フィールド削除後のビデオ信号
からフィルムのコマの映像信号を再現するディジタルフ
ィルタ113とを有する。 【効果】 コマの切れ目とフィールドの境界とが一致し
ないようなテレシネ変換がなされたビデオソースの映像
信号からでも、テレシネ変換前の映像に対応する信号を
復元できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば映画などのフィ
ルムソースから得られる毎秒24コマの映像をテレビジ
ョン標準放送方式のNTSC等に対応するインタレース
ビデオ信号に変換(いわゆるテレシネ変換)したビデオ
ソースの信号に対して、逆変換を施し、テレシネ変換前
の映像に対応する信号(フィルムソースから直接得られ
るものと同じ毎秒24コマの映像信号)を再現する映像
信号処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば映画などのフィルムソースから得
られる毎秒24コマの映像を、テレビジョン標準放送方
式の一つであるNTSC方式等の毎秒30フレームのイ
ンタレースビデオ信号に変換(いわゆるテレシネ変換)
する場合には、フィルムソースから得られる映像が上記
毎秒24コマであるのに対し、NTSC方式での映像が
上記毎秒30フレーム(正確には29.97フレーム、
フィールドでは60フィールド)であるため、上記フィ
ルムの2コマに対してNTSC方式における2.5フレ
ーム(5フィールド)を対応させるようなフレーム数
(より具体的にはフィールド数)の変換が行われる。
【0003】上記テレシネ変換の手法としては、いわゆ
る2−3プルダウン(pull down )と呼ばれる手法が広
く用いられている。
【0004】すなわち、図15に示すように、例えばフ
ィルムの各コマをコマ番号1,2,3,・・・で表し、
NTSCのインターレースビデオ信号の1フレームを構
成する第1フィールドと第2フィールドをそれぞれf
1,f2で表し、さらに第1フィールドf1または第2
フィールドf2として表示される映像と上記コマ番号と
を対応付けて表したとき、上記2−3プルダウンでは、
例えばコマ番号1の映像からインタレースビデオ信号の
1フレームを構成する第1,第2フィールドf1,f2
の2フィールド分の映像信号を生成し、コマ番号2の映
像から次の3フィールド分の映像信号を生成し、コマ番
号3の映像からはさらに次の2フィールド分の映像信号
を生成する、という操作を繰り返すことが行われる。な
お、図15の例では、NTSC方式における1フレーム
分の画面を画面上部Tと画面下部Bに分割し、それぞれ
に表示される映像をコマ番号と対応付けて表している。
また、図中bfは1フレーム内の第1フィールドf1と
第2フィールドf2との境界を示し、図中bFはフレー
ムの境界を示している。
【0005】ここで、上述のようなテレシネ変換により
得られたNTSC方式のインタレースビデオ信号からな
るビデオソースを逆変換して、当該テレシネ変換前の映
像に対応する信号(フィルムソースから直接得られるも
のと同じ毎秒24コマの映像信号)を再現するために
は、例えば、図16に示すような変換処理が行われる。
なお、図16は図15と同様に表しており、また、上記
テレシネ変換により得られたビデオソースから、元のフ
ィルムソースと同じ映像信号を再現することを、以下、
逆テレシネ変換と呼ぶ。
【0006】すなわち、図16に示すように、上記逆テ
レシネ変換では、ビデオソースの映像信号から、内容が
重複しているフィールドを検出してこれを不要なフィー
ルドとして削除し、残りの映像信号から毎秒24コマと
なる映像信号を生成する。なお、上記例において削除す
るフィールドは、フィルムのコマから得られた映像が3
フィールド連続しているときの例えば3番目のフィール
ドである。
【0007】上述した図15のように、フィルムソース
におけるコマの境界と、ビデオソースにおけるフレーム
或いはフィールドの境界とが、一致するようなテレシネ
変換が行われていれば、上記図16に示したような方法
で容易に逆テレシネ変換が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、テレシネ変換
装置によっては、例えば、図15と同様に表す図17に
示すように、フィルムソースにおけるコマの境界と、N
TSC方式等のビデオソースにおけるフレーム或いはフ
ィールドの境界とが一致せず、例えば画面上部Tと画面
下部Bとで、表示される映像が異なる(異なるコマの映
像が表示される)ような変換が行われる場合がある。こ
のようなことは、テレシネ変換装置において、フィルム
の再生時間とテレシネ変換により得られたビデオ信号の
時間との同期はとれているものの、コマとフィールドと
の位相管理がなされていない(すなわちコマの切れ目と
フィールドの境界とが一致するような管理がなされてい
ない)からである。しかも、コマとフィールドとの位相
差すなわちコマの切れ目とフィールドの境界とが一致す
る時間間隔も、一定ではなく、テレシネ変換装置に依存
したものとなっている。
【0009】したがって、このようなテレシネ変換装置
により得られたNTSC方式のビデオソースを、前述し
たような手法で逆テレシネ変換すると、前記図16と同
様に表す図18に示すように、図中*印を付けた逆テレ
シネ変換後のコマの映像には、当該コマの前或いは後の
コマの映像が入り込むことになり、良好な映像を得るこ
とができない。例えば、図18に示すNTSC方式のビ
デオソースにおいて、番号F2で示すフレームの映像
は、第1フィールドf1の画面上部Tと画面下部Bが異
なるコマ(コマ番号1とコマ番号2のコマ)に起因する
映像からなっているため、このフレーム番号F2の映像
信号を逆テレシネ変換して得た映像は、画質が劣化した
ものとなる。
【0010】また、前述したような手法による逆テレシ
ネ変換では、図17に示したようなビデオソースから前
記削除すべきフィールドを検出することも難しい。
【0011】そこで、本発明は、上述したようなことに
鑑み、コマの切れ目とフィールドの境界とが一致しない
ようなテレシネ変換がなされたビデオソースの映像信号
からでも、テレシネ変換前の映像に対応する信号(元の
フィルムソースから直接得られるものと同じ毎秒24コ
マの映像信号)を復元することができる映像信号処理方
法及び装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルムソー
スの映像をテレシネ変換して得られたインタレース走査
の映像信号から、上記フィルムソースの映像に対応する
映像信号を再現する映像信号処理方法において、上記イ
ンタレース走査の映像信号から、フィールド毎の差分値
を計算し、上記計算した差分値に基づいて、上記フィル
ムソースの映像の境界に対してフレーム或いはフィール
ドの境界が一致していない部分を含むインタレース走査
の映像信号における所定のパターンを検出し、上記検出
した所定のパターンに応じて、上記インタレース走査の
映像信号から不要なフィールドを削除し、上記検出した
所定のパターンに応じて、上記不要なフィールドを削除
した後のインタレース走査の映像信号から、上記フィル
ムソースの映像に対応する映像信号を再現することによ
り、上述の課題を解決する。
【0013】また、本発明は、フィルムソースの映像を
テレシネ変換して得られたインタレース走査の映像信号
から、上記フィルムソースの映像に対応する映像信号を
再現する映像信号処理装置において、上記インタレース
走査の映像信号からフィールド毎の差分値を計算する差
分値計算手段と、上記計算した差分値に基づいて、上記
フィルムソースの映像の境界に対してフレーム或いはフ
ィールドの境界が一致していない部分を含むインタレー
ス走査の映像信号における所定のパターンを検出するパ
ターン検出手段と、上記検出した所定のパターンに応じ
て、上記インタレース走査の映像信号から不要なフィー
ルドを削除するフィールド削除手段と、上記検出した所
定のパターンに応じて、上記不要なフィールドを削除し
た後のインタレース走査の映像信号から、上記フィルム
ソースの映像に対応する映像信号を再現する再現手段と
有することにより、上述の課題を解決する。
【0014】
【作用】本発明によれば、フィルムソースの映像の境界
とインタレース走査の映像信号のフレーム或いはフィー
ルドの境界とが一致していない部分を、不要なフィール
ドとして削除し、この不要なフィールドを削除した後の
インタレース走査の映像信号からフィルムソースの映像
に対応する映像信号を再現しているため、再現後の映像
信号には異なる内容の映像が1枚の映像の中に混在する
ことがなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明実施例について説明する。
【0016】本発明実施例の映像信号処理方法では、コ
マの切れ目とフィールドの境界とが一致しないようなテ
レシネ変換がなされた例えばNTSC方式のビデオソー
スのビデオデータから、テレシネ変換前の映像に対応す
るデータ(元のフィルムソースから直接得られるものと
同じ毎秒24コマのビデオデータ)を復元する際に、前
記図16或いは図18と同様に表される図1に示すよう
に、画面上部Tと画面下部Bの映像がそれぞれ異なるコ
マから得られたものであるときにはそれらを使用せず、
画面上部Tと画面下部Bの映像がテレシネ変換前の元の
フィルムの1コマ内の映像と完全に対応しているフィー
ルドまたはフレームの映像からのみ、フィルムの1コマ
分の映像を復元するようにしている。
【0017】図1を用いてより具体的に説明すると、ビ
デオソースのフレーム番号F1の映像は、第1フィール
ドf1,第2フィールドf2の画面上部Tと画面下部B
の全てが元のフィルムソースのコマ番号1の映像からな
るため、当該フレーム番号F1の第1フィールドf1と
第2フィールドf2の映像からコマ番号1に対応する映
像を復元する。
【0018】次に、元のフィルムソースのコマ番号2の
映像は、フレーム番号F2とフレーム番号F3の映像内
に存在するが、フレーム番号F2の第1フィールドf1
及びフレーム番号F3の第1フィールドf1はそれぞれ
画面上部Tと画面下部Bに入る映像が異なるコマから得
られたものであり、画面上部Tと画面下部Bともにコマ
番号2の映像が入っているのはフレーム番号F2の第2
フィールドf2のみとなっている。したがって、コマ番
号2の映像は、フレーム番号F2の第2フィールドf2
の映像から復元する。
【0019】次に、元のフィルムソースのコマ番号3の
映像は、フレーム番号F3とフレーム番号F4の映像内
に存在するが、フレーム番号F3の第1フィールドf1
及びフレーム番号F4の第2フィールドf2はそれぞれ
画面上部Tと画面下部Bに入る映像が異なるコマから得
られたものであり、画面上部Tと画面下部Bともにコマ
番号2の映像が入っているのはフレーム番号F3の第2
フィールドf2とフレーム番号F4の第1フィールドf
1のみとなっている。したがって、コマ番号3の映像
は、フレーム番号F3の第2フィールドf2とフレーム
番号F4の第1フィールドf1の映像から復元する。
【0020】次に、元のフィルムソースのコマ番号4の
映像は、フレーム番号F4とフレーム番号F5の映像内
に存在するが、フレーム番号F4の第2フィールドf2
及びフレーム番号F5の第2フィールドf2はそれぞれ
画面上部Tと画面下部に入る映像が異なるコマから得ら
れたものであり、画面上部Tと画面下部Bともにコマ番
号4の映像が入っているのはフレーム番号F5の第1フ
ィールドf1のみとなっている。したがって、コマ番号
4の映像は、フレーム番号F5の第1フィールドf1の
映像から復元する。
【0021】以下、コマ番号5,6,・・・を、上述同
様にして復元する。
【0022】上述したように、本実施例では、画面上部
Tと画面下部Bの映像がテレシネ変換前の元のフィルム
の1コマ内の映像と完全に対応しているフィールドまた
はフレームの映像からのみ、フィルムの1コマ分の映像
を復元するようにしているが、このようにしてビデオソ
ースからフィルムのコマに対応する映像を復元するため
には、画面上部Tと画面下部Bの映像がテレシネ変換前
の元のフィルムの1コマ内の映像と完全に対応している
フィールドを見つけなければならない。言い換えれば、
逆テレシネ変換によって元のフィルムのコマの映像を復
元する際には、画面上部Tと画面下部Bの映像が、元の
フィルムソースのそれぞれ異なるコマから得られた映像
となっているフィールドを、使用しないフィールド(す
なわち削除するフィールド)として見つけなければなら
ない。
【0023】ここで、図1に示すNTSC方式のビデオ
ソースの例を見ると、フレーム番号F1,F2,F3,
・・・の各フレームにおいて、フレーム内の第1フィー
ルドf1と第2フィールドf2の映像の全てが、元のフ
ィルムソースの同一のコマ番号の映像から得られたもの
であるフレームは、フレーム番号F1,F6,F11,
・・・のように、4フレームおきに規則的に存在するこ
とがわかる。
【0024】また、同じく図1に示すNTSC方式のビ
デオソースの例を見ると、例えばフレーム番号F1とフ
レーム番号F6の間の4つのフレーム番号F2,F3,
F4,F5の各々のフレームにおいて、元のフィルムの
同一のコマの映像が入っているフィールドは、フレーム
番号F2とフレーム番号F3が共に第2フィールドf2
で、フレーム番号F4とF5が共に第1フィールドf1
となっている。このような規則は、フレーム番号F6と
F11との間の4つのフレームや、以後図示していない
がフレーム番号F11とF16との間の4つのフレー
ム、・・・のように、それぞれの4つのフレームにおい
て同様となっている。
【0025】したがって、上記規則から、例えばフレー
ム内の第1フィールドf1と第2フィールドf2の映像
の全てが元のフィルムソースの同一のコマ番号の映像か
ら得られたものであるフレームを検出できれば、当該検
出したフレームの間に存在する4つの各フレームにおい
ても、元のフィルムの同一のコマの映像が入っているフ
ィールドを見つけることができることになる。言い換え
れば、元のフィルムソースの同一のコマ番号の映像のみ
からなるフレームを検出できれば、当該フレーム間の4
つのフレームにおいて、逆テレシネ変換によるコマの映
像に復元の際に削除すべきフィールドを見つけることが
できることになる。
【0026】このようなことから、本発明の第1の実施
例では、フィルムソースの映像をテレシネ変換して得ら
れたインタレース走査の映像信号(例えばNTSC方式
のビデオソースのビデオデータ)から、上記フィルムソ
ースの映像に対応するビデオデータを再現する映像信号
処理方法において、図2に示すように、上記ビデオソー
スのビデオデータから、フィールド毎の差分値を計算
し、上記計算した差分値に基づいて、上記フィルムソー
スの映像の境界に対してフレーム或いはフィールドの境
界bF,bfが一致していない部分を含むビデオソースの
ビデオデータにおける所定のパターンPを検出し、上記
検出した所定のパターンPに応じて、上記ビデオソース
のビデオデータから不要なフィールドを削除し、上記検
出した所定のパターンPに応じて、上記不要なフィール
ドを削除した後のビデオソースのビデオデータから、上
記フィルムソースのコマの映像に対応するビデオデータ
を再現するようにしている。
【0027】すなわち、より具体的に説明すると、図2
に示すように、例えば、ビデオソースのフレーム番号を
5n+kとし、n=0,1,2,・・・、k=0,1,
2,3,・・・、5n+k=0,1,2,3,・・・と
して、現在のフレーム(5n+k)を含めて過去のTフ
レームのなかで、当該フレーム(5n+k)内の第1フ
ィールドf1と第2フィールドf2との間で各ピクセル
の差分をとり、その各ピクセル毎の差分の自乗の合計d
が、ある値Dより小さくなった場合(すなわち異なるフ
ィールドの各ピクセルを比較するため、フィールドの違
いにより完全に差分がゼロになるわけではないが、当該
フレームの映像が同一のコマから得られたものである場
合には、上記合計dはある値Dに比べ小さな値となる)
の数をkの値別に集計した結果、一番その数が多いkの
値をパターンPとして、検出する。このパターンPと対
応するフレームが、前記元のフィルムソースの同一のコ
マ番号の映像のみからなるフレームと考えても差し支え
ない。なお、上記Tは例えば30フレームとする。これ
は、例えば静止画のときに上記差分が全部0となり、パ
ターンPの検出ができなくなるので、例えば30フレー
ムのように、ある程度の長いレンジにわたって調べる必
要がある。
【0028】上述のようにして、パターンPすなわち前
記元のフィルムソースの同一のコマの映像のみからなる
フレームを検出すれば、当該検出結果に基づいて、図3
に示すように、NTSC方式のビデオソースから、不要
なフィールドを見つけることができ、当該不要なフィー
ルドの削除が可能となる。この不要なフィールドを削除
したものが、図3の処理後NTSCにて示すビデオデー
タとなる。
【0029】その後、このようにして不要なフィールド
を削除した処理後NTSCのビデオデータから、フィル
ムのコマに対応する映像信号を生成することになる。
【0030】ここで、フィルムのコマに対応する映像信
号を復元する場合、当該コマの映像信号を生成する元に
なる信号は、上述のように、第1及び第2フィールドの
両方のデータと、第1フィールドf1のみのデータと、
第2フィールドf2のみのデータの、3種類となる。し
たがって、これら3種類のデータから、フィルムの各コ
マに対応する映像信号を生成するためには、それぞれの
データの種類に応じた復元処理が必要となる。なお、元
のフィルムのコマの映像を復元するために使用する上記
第1及び第2フィールドの両方のデータは、同一フレー
ム内の第1フィールド及び第2フィールドのデータに限
らず、時間的に隣合う前後の2つのフレームのうちの前
のフレームの第2フィールドと後のフレームの第1フィ
ールドのデータであっても良い。
【0031】以下、これら3種類のデータからフィルム
のコマの映像信号を再現する第1の具体例について、図
4に示す逆テレシネ変換装置の基本的構成を用いて説明
する。この例では、CCIR(国際無線通信諮問委員
会)におけるD1ディジタルデータフォーマットのリコ
メンデーション601(rec601)のビデオソース
を、MPEG(Moving Picture Image Coding Experts
Group 、蓄積用動画像符号化の検討組織)において一般
的に取り扱う画像ファイルのフォーマットであるソース
インプットフォーマット(SIF)サイズで、コマの映
像として再現する場合について述べる。なお、上記re
c601とSIFの解像度は、 rec 601 720 x 240 x 60 field SIF 360 x 240 x 30 frame(NTSC) となっている。
【0032】すなわち、本発明実施例の逆テレシネ変換
装置は、フィルムソースの映像をテレシネ変換して得ら
れた例えばNTSC方式のビデオソースのビデオデータ
から、上記フィルムソースの映像に対応する映像信号を
再現するものであって、上記ビデオソースのビデオデー
タからフィールド毎の差分値を計算する差分値計算手段
としてのフィールドメモリ101及び減算器102と、
上記計算した差分値に基づいて上記フィルムソースのコ
マの映像の境界に対してフレーム或いはフィールドの境
界が一致していない部分を含むビデオソースのビデオデ
ータにおける所定のパターンPを検出するパターン検出
手段としての判定回路103と、上記検出した所定のパ
ターンPに応じて、上記ビデオソースのビデオデータか
ら不要なフィールドを削除するフィールド削除手段とし
てのCPU104並びに第1フィールド用メモリ111
及び第2フィールド用メモリ112と、上記検出した所
定のパターンPに応じて、上記不要なフィールドを削除
した後のビデオデータから、上記フィルムソースのコマ
の映像に対応する映像信号を再現する再現手段としての
ディジタルフィルタ113とを有してなるものである。
【0033】この図4において、入力端子100には前
記コマの切れ目とフィールドの境界とが一致しないよう
なテレシネ変換がなされたビデオソースのビデオデータ
が供給される。このビデオデータは、フィールドメモリ
101に送られて記憶され、フィールド毎に読み出され
る。また、入力端子100に供給されたビデオデータ
は、減算器102にも送られる。この減算器102に
は、上記フィールドメモリ101からのフィールド毎の
ビデオデータも供給される。したがって、当該減算器1
02では、入力端子102からの現在のフィールドのビ
デオデータと、上記フィールドメモリ101から読み出
された上記現在のフィールドよりも例えば1フィールド
分だけ前のビデオデータとから、ピクセル毎の差分が計
算される。
【0034】上記減算器102からの各ピクセル毎の差
分データは、判定回路103に送られる。当該判定回路
103は、上記各ピクセル毎の差分データからフィール
ドにおける自乗の合計dを求め、当該合計dと前記値D
とを比較し、上記合計dが値Dより小さくなったときの
数を前記kの値別に集計し、その結果、一番数が多いk
の値をパターンPとして検出する。そして、当該判定回
路103は、上記パターンPの検出信号をCPU(中央
処理装置)104に送る。
【0035】一方、フィルタ回路105は、第1フィー
ルド用メモリ111及び第2フィールド用メモリ112
と、ディジタルフィルタ113とを有してなるものであ
り、また、上記ディジタルフィルタ113は、図5に示
すように、上記第1フィールド用メモリ111及び第2
フィールド用メモリ112からのビデオデータが供給さ
れる共通端子110と、第1フィールドのビデオデータ
から上記SIFのビデオデータを生成するためのフィル
タKと、第2フィールドのビデオデータから上記SIF
のビデオデータを生成するためのフィルタLと、第1フ
ィールド及び第2フィールドのビデオデータから上記S
IFのビデオデータを生成するためのフィルタMと、こ
れらフィルタK,L,Mの出力データを後述するエンコ
ード回路106に出力するための出力端子115と、C
PU104からの制御信号が供給される端子114とを
備えてなるものである。当該フィルタ回路105では、
上記CPU104から制御信号として供給されるフィル
タ回路切換命令に基づいて、上記第1フィールド用メモ
リ111と第2フィールド用メモリ112におけるビデ
オデータの書き込み/読み出しと、ディジタルフィルタ
113における上記フィルタK,L,Mの切り換えとが
行われる。
【0036】ここで、上記CPU104は、上記判定回
路103からのパターンPの検出信号に基づく前述した
規則に従ったフィルタ回路切換命令を、上記フィルタ回
路105に送ることにより、当該フィルタ回路105を
以下のように切換制御する。
【0037】すなわち、図3を用いて順番に説明する
と、先ず、図3の前記フレーム番号F1のビデオデータ
が端子100に供給されると、前記判定回路103にて
パターンPが検出され、このパターンPが検出されたと
きのCPU104は、上記フィールドメモリ101から
の第1フィールドのビデオデータを第1フィールド用メ
モリ111に記憶させ、第2フィールドのビデオデータ
を第2フィールド用メモリ112に記憶させた後、これ
ら第1フィールド用メモリ111と第2フィールド用メ
モリ112に記憶したビデオデータを読み出させて、デ
ィジタルフィルタ113に転送させる。なお、上記パタ
ーンPが検出されたときの第1フィールド用メモリ11
1から読み出される第1フィールドのビデオデータと第
2フィールド用メモリ112から読み出される第2フィ
ールドのビデオデータとは、同じフレームのビデオデー
タである。このとき当該CPU104は、ディジタルフ
ィルタ113内の3つのフィルタのうちのフィルタMを
動作させ、当該フィルタMによって第1フィールド及び
第2フィールドのビデオデータから上記SIFのビデオ
データを生成させる。なお、このとき生成されたSIF
のビデオデータは、前記フィルムのコマ番号1に対応す
ることになる。
【0038】次に、図3のフレーム番号F2のビデオデ
ータ(すなわちパターンPのフレームの次のフレームの
ビデオデータ)が端子100に供給されたときの上記C
PU104は、上記フィールドメモリ101からの第1
フィールドのビデオデータを第1フィールド用メモリ1
11に記憶させずに、第2フィールドのビデオデータの
みを第2フィールド用メモリ112に記憶させた後、上
記第2フィールド用メモリ112に記憶した第2フィー
ルドのビデオデータのみを読み出させて、ディジタルフ
ィルタ113に転送させる。或いは、CPU104は、
上記フィールドメモリ101からの第1,第2フィール
ドのビデオデータを第1,第2フィールド用メモリ11
1,112にそれぞれ記憶させ後、第1フィールド用メ
モリ111に記憶した第1フィールドのビデオデータを
読み出させずに第2フィールド用メモリ112からのみ
第2フィールドのビデオデータを読み出させて、ディジ
タルフィルタ113に転送させことも可能である。ま
た、このときのCPU104は、ディジタルフィルタ1
13内の3つのフィルタのうちのフィルタLを動作さ
せ、当該フィルタLによって第2フィールドのビデオデ
ータから上記SIFのビデオデータを生成させる。この
ときの生成されたSIFのビデオデータは、前記フィル
ムのコマ番号2に対応することになる。
【0039】次に、図3のフレーム番号F3及びF4の
ビデオデータ(パターンPのフレームから2つ目及び3
つ目のフレームのビデオデータ)が端子100に供給さ
れたときの上記CPU104は、上記フィールドメモリ
101から読み出されたフレーム番号F3の第1フィー
ルドのビデオデータを第1フィールド用メモリ111に
記憶させずに、第2フィールドのビデオデータを第2フ
ィールド用メモリ112に記憶させた後、さらに、次の
フレーム番号F4の第1フィールドのビデオデータを第
1フィールド用メモリ111に記憶させ、その後、上記
第2フィールド用メモリ112からフレーム番号F3の
第2フィールドのビデオデータを読み出させると共に、
第1フィールド用メモリ111からフレーム番号F4の
第1フィールドのビデオデータを読み出させて、ディジ
タルフィルタ13に転送させる。このときのCPU10
4は、ディジタルフィルタ113内の3つのフィルタの
うちのフィルタMを動作させ、当該フィルタMによって
上記フレーム番号F3の第2フィールド及びフレーム番
号F4の第1フィールドのビデオデータから上記SIF
のビデオデータを生成させる。なお、ここで生成された
SIFのビデオデータは、前記フィルムのコマ番号3に
対応することになる。
【0040】次に、図3のフレーム番号F5のビデオデ
ータ(パターンPのフレームから4つ目のフレームのビ
デオデータ)が端子100に供給されたときの上記CP
U104は、上記フィールドメモリ101からの第1フ
ィールドのビデオデータのみを第1フィールド用メモリ
111に記憶させ、第2フィールドのビデオデータは第
2フィールド用メモリ112に記憶させず、上記第1フ
ィールド用メモリ111に記憶した第1フィールドのビ
デオデータのみを読み出させて、ディジタルフィルタ1
13に転送させる。或いは、CPU104は、上記フィ
ールドメモリ101からの第1,第2フィールドのビデ
オデータを第1,第2フィールド用メモリ111,11
2にそれぞれ記憶させ後、第2フィールド用メモリ11
2に記憶した第2フィールドのビデオデータを読み出さ
せずに第1フィールド用メモリ111からのみ第1フィ
ールドのビデオデータを読み出させて、ディジタルフィ
ルタ113に転送させことも可能である。また、このと
きのCPU104は、ディジタルフィルタ113内の3
つのフィルタのうちのフィルタKを動作させ、当該フィ
ルタKによって第1フィールドのビデオデータから上記
SIFのビデオデータを生成させる。ここで生成された
SIFのビデオデータは、前記フィルムのコマ番号4に
対応することになる。
【0041】次に、図3のフレーム番号F6のビデオデ
ータが端子100に供給されると、前記判定回路103
にてパターンPが検出されるため、上記CPU104は
上述のフレーム番号F1の場合と同様に、上記フィール
ドメモリ101からの第1,第2フィールドのビデオデ
ータを第1,第2フィールド用メモリ111,112に
それぞれ記憶させ後、これら第1,第2フィールド用メ
モリ111,112に記憶したビデオデータを読み出さ
せて、ディジタルフィルタ113に転送させる。また、
このとき、当該CPU104は、ディジタルフィルタ1
13内の3つのフィルタのうちのフィルタMを動作さ
せ、当該フィルタMによって第1フィールド及び第2フ
ィールドのビデオデータから上記SIFのビデオデータ
を生成させる。ここで生成されたSIFのビデオデータ
は、前記フィルムのコマ番号5に対応することになる。
【0042】以下、コマ番号6は前記コマ番号2の場合
と同様に、また、コマ番号7は前記コマ番号3と、コマ
番号8は前記コマ番号4と同様にして、順次コマの映像
の再現を行っていく。このようにして得られたSIFサ
イズの映像は、元のフィルムのコマの映像と同じもので
あり、従来例のように復元された映像に他のコマの映像
が入り込んで、映像がぶれるようなことがなく、画質も
向上している。
【0043】次に、第1の実施例の第1の具体例の変形
例(第2の具体例)として、図6に示すように、上記検
出した所定のパターンPに応じて不要なフィールドを削
除すると共に、フィルムソースのコマの映像に対応する
映像信号を第1,第2フィールドf1,f2の何れか一
方のみから再現することも可能である。
【0044】ここで、上述のように第1フィールドf1
のみのデータ或いは第2フィールドf2のみのデータか
ら、フィルムのコマに対応する映像信号を復元する第2
の具体例の逆テレシネ変換装置の構成は、図7及び図8
に示すようになる。
【0045】前記第1の具体例の図4及び図5と異なる
部分のみ説明すると、この第2の具体例の逆テレシネ変
換装置における図7のフィルタ回路109は、第1,第
2フィールドf1,f2の何れか一方のみの1フィール
ド分のデータを保持するフィールドメモリ118と、図
8に示す構成のディジタルフィルタ119を有してなる
ものであり、当該ディジタルフィルタ119は、第1フ
ィールドのビデオデータから上記SIFのビデオデータ
を生成するためのフィルタKと、第2フィールドのビデ
オデータから上記SIFのビデオデータを生成するため
のフィルタLとを有するものとなされる。また、CPU
104は、前記判定回路103からの検出信号に基づい
て、フィールドメモリ118の書き込み及び読み出し
と、ディジタルフィルタ119における上記フィルタ
K,Lの切り換えとを行う。
【0046】この第2の具体例によれば、第1の具体例
に比べて、フィールドメモリとフィルタとをそれぞれ一
つ減らすことができ、構成の簡略化とコスト低減が可能
となる。
【0047】前述した第1,第2の具体例は、rec6
01のビデオソースからSIFサイズのコマの映像を再
現する場合について述べているが、第3の具体例とし
て、rec601のビデオソースから同じくrec60
1サイズのコマの映像を再現することも可能であり、こ
の場合には、図9に示すような処理を行う。おな、この
図9において、処理後NTSCまでの説明は、図3と同
様であるが、この第3の具体例におけるディジタルフィ
ルタ113の構成は図10に示すようなものが用いられ
ることになる。すなわち、図10において、上記ディジ
タルフィルタ113は、第1フィールドのビデオデータ
から第2フィルタのビデオデータを生成するためのフィ
ルタKと、第2フィールドのビデオデータから第1フィ
ルタのビデオデータを生成するためのフィルタLと、第
1フィールドまたは第2フィールドのビデオデータのい
ずれに対してもフィルタ処理を行わないフィルタMとを
備えてなるものである。
【0048】上記図10の構成のディジタルフィルタ1
13を用いた場合の図4の逆テレシネ変換装置の動作に
ついて、図9を用いて説明する。なお、この場合の逆テ
レシネ変換装置において、ディジタルフィルタ113の
前段までの構成及び動作については前述同様であるため
その説明については省略する。
【0049】先ず、図9のフレーム番号F1の場合、上
記CPU104は、第1フィールド用メモリ111と第
2フィールド用メモリ112に記憶したビデオデータを
読み出させて、ディジタルフィルタ113に転送させ
る。また、このときのCPU104は、無処理のフィル
タMを用いて第1フィールド及び第2フィールドのビデ
オデータをそのまま出力させて、図9のフィルタ後NT
SCに示すように、コマ番号1に対応するrec601
のビデオデータを生成させる。
【0050】次に、図9のフレーム番号F2の場合、C
PU104は、第2フィールド用メモリ112に記憶し
た第2フィールドのビデオデータのみを読み出させて、
ディジタルフィルタ113に転送させる。このときのC
PU104は、ディジタルフィルタ113のフィルタL
を動作させ、当該フィルタLによって上記第2フィール
ドのビデオデータから第1フィールドのビデオデータを
生成させる。上記生成されたrec601のビデオデー
タは、前記フィルムのコマ番号2に対応することにな
る。
【0051】次に、図9のフレーム番号F3及びF4の
場合、CPU104は、上記第2フィールド用メモリ1
12からフレーム番号F3の第2フィールドのビデオデ
ータを読み出させると共に、第1フィールド用メモリ1
11からフレーム番号F4の第1フィールドのビデオデ
ータを読み出させて、ディジタルフィルタ13に転送さ
せる。このときのCPU104は、無処理のフィルタM
を用いて第1フィールド及び第2フィールドのビデオデ
ータをそのまま出力させて、図9のフィルタ後NTSC
に示すように、コマ番号3に対応するrec601のビ
デオデータを生成させる。
【0052】次に、図9のフレーム番号F5の場合、C
PU104は、第1フィールド用メモリ111に記憶し
た第1フィールドのビデオデータのみを読み出させて、
ディジタルフィルタ113に転送させる。このときのC
PU104は、ディジタルフィルタ113のフィルタK
を動作させ、当該フィルタKによって上記第1フィール
ドのビデオデータから第2フィールドのビデオデータを
生成させる。上記生成されたrec601のビデオデー
タは、前記フィルムのコマ番号4に対応することにな
る。
【0053】次に、前記判定回路103にてパターンP
が検出される図9のフレーム番号F6の場合、上記CP
U104は、第1フィールド用メモリ111と第2フィ
ールド用メモリ112に記憶したビデオデータを読み出
させて、ディジタルフィルタ113に転送させる。この
ときのCPU104は、無処理のフィルタMを用いて第
1フィールド及び第2フィールドのビデオデータをその
まま出力させて、図9のフィルタ後NTSCに示すよう
に、コマ番号5に対応するrec601のビデオデータ
を生成させる。
【0054】以下、この第3の具体例においても、コマ
番号6は前記コマ番号2の場合と同様に、また、コマ番
号7は前記コマ番号3と、コマ番号8は前記コマ番号4
と同様にして、順次コマの映像の再現を行っていく。こ
のようにして得られたrec601サイズの映像は、元
のフィルムのコマの映像と同じものであり、従来例のよ
うに復元された映像に他のコマの映像が入り込んで、映
像がぶれるようなことがなく、画質も向上している。
【0055】なお、上記第3の具体例において、ディジ
タルフィルタ113のフィルタMは、無処理としたが、
フィルタL,Kを用いた場合には縦方向の解像度が落ち
ることになるので、これに合わせて、フィルタMにおい
ても縦方向の解像度を落とすような処理をすることも可
能である。このように、フィルタMにおいて他のフィル
タL,Kを用いた場合に合わせて縦方向の解像度を落と
すようにすれば、最終的に得られる映像を、解像度の揃
った映像とすることができる。
【0056】次に、上述した第1の実施例では、判別回
路103において同一フレームの第1フィールドと第2
フィールドの差分が略々0になったときにのみ上記パタ
ーンPを検出するようにしているが、第2の実施例とし
て、図11に示すように、判別回路103において同一
フレーム内の第1,第2のフィールドの差分をとること
で上記パターンPの検出を行うと共に、時間的に連続す
る2つのフレームのうちの時間的に前のフレームの第2
フィールドと次のフレーム(後のフレーム)の第1フィ
ールドのピクセル毎の差分を取ることによるパターンP
Fの検出を行うようにして、パターン検出の精度を上げ
るようにすることも可能である。
【0057】なお、当該第2の実施例の場合には、パタ
ーンPを検出したとき、当該パターンPに対応するフレ
ームの時間的に前のフレームにおいては当該フレームの
第1フィールドからのみコマの映像信号を再現するよう
にし、当該パターンPに対応するフレームでは当該フレ
ームの第1,第2フィールドのビデオデータからコマの
映像信号を再現するようにし、当該パターンPに対応す
るフレームの時間的に後のフレームにおいては当該フレ
ームの第2フィールドのビデオデータからのみコマの映
像信号を再現するようにし、パターンPFを検出したと
きには当該パターンPFに対応する2つのフレームのう
ちの前のフレームの第2フィールドと後のフレームの第
1フィールドのビデオデータからコマの映像信号を再現
する。
【0058】また、上述した第1,第2の実施例におい
て、時間的に連続して隣接する2つのフレームのうちの
前のフレームの第1フィールドの各ピクセルと後のフレ
ームの第1フィールドの各ピクセルとの差分を計算する
方法と共に、前のフレームの第2フィールドの各ピクセ
ルと後のフレームの第2フィールドの各ピクセルとの差
分を計算する方法を併用すれば、テレシネ変換時のフィ
ルムのコマの境界とNTSCのビデオソースのフィール
ドの境界bfとが一致しているかどうかの識別も可能と
なる。
【0059】すなわち、上述したように時間的に連続し
て隣接する2つのフレーム間の第1フィールド同士及び
第2フィールド同士で各ピクセル毎の差分を取るように
した場合において、テレシネ変換時のフィルムのコマの
境界とNTSCのビデオソースのフィールドの境界bf
とが一致しているときには図12に示すように所定間隔
毎に差分が略々0となり、テレシネ変換時のフィルムの
コマの境界とNTSCのビデオソースのフィールドの境
界bfとが一致していないときには図13に示すように
差分が略々0とならないため、このことから、テレシネ
変換時のフィルムのコマの境界とNTSCのビデオソー
スのフィールドの境界bfとが一致しているかどうかの
識別が可能となる。なお、これら図12や図13に示す
ような差分の計算を行う場合、図4の構成では判別回路
103にて上記一致または不一致の判定を行い、また、
フィールドメモリ101の代わりに少なくとも2フィー
ルド分のデータを記憶することができるメモリが使用さ
れることになり、当該メモリからは、例えばCPU10
4の制御によって上記図12や図13に示すような差分
計算を行うためのフィールドのデータが読み出されて減
算器102に送られるようになる。
【0060】上述したようにして、テレシネ変換時のフ
ィルムのコマの境界とNTSCのビデオソースのフィー
ルドの境界bfとが一致しているかどうかを識別できれ
ば、逆テレシネ変換を行う際に、上記一致した場合に前
述の図16で説明したように重複フィールドを削除する
ような逆テレシネ変換を行うようにし、逆に、一致して
いない場合にのみ上述した本実施例の逆テレシネ変換の
処理を行うようにすることができる。なお、この場合の
重複フィールドを検出する手段としての動作は前記判定
回路103が行い、当該重複フィールドを削除するため
の手段としての動作はCPU104と当該CPU104
にて書き込み/読み出しが制御される第1フィールド用
メモリ111並びに第2フィールド用メモリ112とが
行う。
【0061】なお、第1,第2の実施例とも、ディジタ
ルフィルタをどのように構成するかは画質に影響するこ
とであるが、これはそれらフィルタをどのような設計す
るかという問題であり、当該発明においては本質的な問
題ではない。
【0062】次に、上述した各実施例のような逆テレシ
ネ変換により得られたフィルムのコマに対応する映像の
データは、前記図1のエンコード回路106に送られる
ことになるが、このエンコード回路106においてMP
EGの方式を使用したエンコードを行うようにすれば、
NTSCのビデオソースをそのままMPEG方式で圧縮
するよりも効率良く圧縮できることになる。
【0063】上記エンコード回路106の具体的構成に
ついて図14を用いて説明する。
【0064】図14において、端子400には図1のフ
ィルタ回路105から出力された前記逆テレシネ変換に
より得られた元のフィルムの各コマに対応する映像デー
タが供給される。この映像データは、ブロック化回路4
01に送られる。このブロック化回路401からは例え
ば16×16画素のマクロブロック単位の形でデータが
読み出され、後述する動き検出回路402を介して差分
検出器403に伝送される。
【0065】当該差分検出器403には、後述するフィ
ールドメモリ群411〜414及び予測器415からな
る動き補償器付フィールドメモリ群からの動き補償され
た画像データも供給され、当該差分検出器403でこれ
らの差分が検出される。
【0066】上記差分検出器403の出力は、直交変換
(DCT)処理を行うDCT回路404に送られる。当
該DCT回路404でのDCT処理により得られたDC
T係数データは、量子化器405に送られる。当該量子
化器405からの量子化データは、例えばいわゆるハフ
マン符号化やランレングス符号化等の可変長符号化処理
を行う可変長符号化回路406、及びバッファ407を
介し、出力端子420から符号化データとして出力され
る。
【0067】可変長符号化回路406はまた、フィール
ドモード変更信号FMCが入力された場合、そのフィー
ルドモード変更信号FMCと、除去されたフィールドの
代わりにどのフィールドをコピーするかを示す参照フィ
ールド信号RFCも符号化する。
【0068】また、上記動き補償器付のフィールドメモ
リ群411〜414には、上記量子化器405からの量
子化データが、当該量子化器405での量子化処理の逆
量子化処理を行う逆量子化器408と上記DCT回路4
04でのDCT処理の逆DCT処理を行う逆DCT回路
409とを介し、更に加算器410を介しセレクタ41
7で選択されたデータが供給されるようになっている。
また、上記加算器410では、上記逆DCT回路408
の出力と上記フィールドメモリ群411〜414から読
み出され予測器415を介した出力との加算がなされ
る。なお、図示は省略しているがバッファ407から
は、当該バッファ407のオーバーフロウを防止するた
めの信号が、上記量子化器405にフィードバックされ
るようになっている。
【0069】一方、上記ブロック化回路401からマク
ロブロック単位で出力された画像データは、動き検出回
路402に伝送される。上記動き検出回路402は、マ
クロブロック単位で画像間の動きベクトルと各画素の絶
対値差分和を検出し、これらのデータ(画像間の動きベ
クトルのデータと絶対値差分和のデータ)を出力する。
絶対値差分和のデータはマクロブロックタイプ決定回路
418に伝送される。当該回路418では、マクロブロ
ック毎にマクロブロックタイプを決定する。
【0070】次に、上記動き補償器付フィールドメモリ
群の予測器415には上記マクロブロックタイプ決定回
路418からのマクロブロックタイプMBTと動きベク
トルMVとが供給され、フィールドメモリ群411〜4
14にはマクロブロックタイプMBTと動きベクトルM
Vに基づいて読み出しアドレス発生回路1016によっ
て発生された読み出しアドレスが供給されるようになっ
ている。したがって、当該動き補償器付フィールドメモ
リ群411〜414及び予測器415では、上記動き予
測におけるマクロブロックタイプMBTと上記動きベク
トルMVを用いた動き補償が行われる。
【0071】なお、一般に、MPEG規格のエンコード
を行う装置においては、フレームの入れ替えを必要とす
るので、図14に示したブロック化回路401にはフレ
ームメモリが必要である。ここで、当該ブロック化回路
401のフレームメモリを前述した本実施例におけるフ
ィールドメモリ等として兼用すれば、前記本実施例にお
けるフィールドメモリ等を新たに設ける必要がなく、構
成の大型化を防ぐことができ、コストのアップも少なく
することが可能である。
【0072】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、フィルム
ソースの映像の境界とインタレース走査の映像信号のフ
レーム或いはフィールドの境界とが一致していない部分
を、不要なフィールドとして削除し、この不要なフィー
ルドを削除した後のインタレース走査の映像信号からフ
ィルムソースの映像に対応する映像信号を再現している
ため、再現後の映像信号には異なる内容の映像が1枚の
映像の中に混在することがなくなりしたがって、コマの
切れ目とフィールドの境界とが一致しないようなテレシ
ネ変換がなされたビデオソースの映像信号からでも、テ
レシネ変換前の映像に対応する信号(元のフィルムソー
スから直接得られるものと同じ毎秒24コマの映像信
号)を復元することが可能となる。
【0073】また、この復元された映像信号を圧縮符号
化すれば、効率の良い高画質の圧縮された映像信号を得
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の逆テレシネ変換処理の
概要を説明するための図である。
【図2】パターンPの検出の様子を説明するための図で
ある。
【図3】第1の実施例の第1の具体例の逆テレシネ変換
処理について説明するための図である。
【図4】逆テレシネ変換を行う映像信号処理装置の概略
構成を示すブロック回路図である。
【図5】第1の具体例のディジタルフィルタの概略構成
を示すブロック回路図である。
【図6】第1の実施例の第2の具体例の逆テレシネ変換
処理について説明するための図である。
【図7】第2の具体例の逆テレシネ変換を行う映像信号
処理装置の概略構成を示すブロック回路図である。
【図8】第2の具体例のディジタルフィルタの概略構成
を示すブロック回路図である。
【図9】第3の具体例の逆テレシネ変換処理について説
明するための図である。
【図10】第3の具体例のディフェクトフィルタの概略
構成を示すブロック回路図である。
【図11】パターンPの誤検出防止の方法を説明するた
めの図である。
【図12】コマの境界とフィールドの境界が一致してい
る場合の識別方法について説明するための図である。
【図13】コマの境界とフィールドの境界が一致してい
ない場合の識別方法について説明するための図である。
【図14】エンコード回路の一具体的構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図15】コマの境界とフィールドの境界が一致するテ
レシネ変換について説明するための図である。
【図16】コマの境界とフィールドの境界が一致するテ
レシネ変換が行われたビデオソースに対する一般的な逆
テレシネ変換処理について説明するための図である。
【図17】コマの境界とフィールドの境界が一致しない
テレシネ変換について説明するための図である。
【図18】コマの境界とフィールドの境界が一致しない
テレシネ変換が行われたビデオソースを逆テレシネ変換
したときの欠点について説明するための図である。
【符号の説明】
101 フィールドメモリ 102 減算器 103 判定回路 104 CPU 105 フィルタ回路 106 エンコード回路 111 第1フィールド用メモリ 112 第2フィールド用メモリ 113 ディジタルフィルタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムソースの映像をテレシネ変換し
    て得られたインタレース走査の映像信号から、上記フィ
    ルムソースの映像に対応する映像信号を再現する映像信
    号処理方法において、 上記インタレース走査の映像信号から、フィールド毎の
    差分値を計算し、 上記計算した差分値に基づいて、上記フィルムソースの
    映像の境界に対してフレーム或いはフィールドの境界が
    一致していない部分を含むインタレース走査の映像信号
    における所定のパターンを検出し、 上記検出した所定のパターンに応じて、上記インタレー
    ス走査の映像信号から不要なフィールドを削除し、 上記検出した所定のパターンに応じて、上記不要なフィ
    ールドを削除した後のインタレース走査の映像信号か
    ら、上記フィルムソースの映像に対応する映像信号を再
    現することを特徴とする映像信号処理方法。
  2. 【請求項2】 上記差分値の計算の際には、フレームを
    構成する第1フィールドと第2フィールドとの間で差分
    値を計算することを特徴とする請求項1記載の映像信号
    処理方法。
  3. 【請求項3】 上記差分値の計算の際には、フレームを
    構成する第1フィールドと第2フィールドとの間で第1
    の差分値を計算し、時間的に隣接する2つのフレームの
    うちの時間的に前のフレームの第2フィールドと時間的
    に後のフレームの第1フィールドとの間で第2の差分値
    を計算し、 上記所定パターンの検出の際には、上記第1の差分値に
    基づく第1の所定パターンと上記第2の差分値に基づく
    第2の所定パターンとを検出し、 上記不要なフィールドの削除の際には、上記検出した第
    1,第2の所定パターンに基づいた削除を行い、 上記フィルムソースの映像に対応する映像信号の再現の
    際には、上記検出した第1,第2の所定パターンに基づ
    いた再現を行うことを特徴とする請求項1記載の映像信
    号処理方法。
  4. 【請求項4】 上記インタレース走査の映像信号のう
    ち、時間的に隣接する2つのフレームのうちの時間的に
    前のフレームの第1フィールドと時間的に後のフレーム
    の第1フィールドとの間で第3の差分値を計算し、時間
    的に隣接する2つのフレームのうちの時間的に前のフレ
    ームの第2フィールドと時間的に後のフレームの第2フ
    ィールドとの間で第4の差分値を計算し、 上記3,第4の差分値に基づいて、フィルムソースの映
    像の境界と上記インタレース走査の映像の境界との一致
    /不一致を判別することを特徴とする請求項1記載の映
    像信号処理方法。
  5. 【請求項5】 上記フィルムソースの映像の境界と上記
    インタレース走査の映像の境界とが一致したときには、
    フィールド毎の差分値に基づいて重複するフィールドを
    検出し、当該重複するフィールドを上記インタレース走
    査の映像信号から削除して、上記フィルムソースの映像
    に対応する映像信号を再現することを特徴とする請求項
    4記載の映像信号処理方法。
  6. 【請求項6】 上記フィルムソースの映像に対応する映
    像信号の再現の際には、上記インタレース走査における
    第1フィールドの映像信号から上記フィルムソースの1
    枚の映像に対応する映像信号を再現する第1の再現処理
    と、上記インタレース走査における第2のフィールドの
    映像信号から上記フィルムソースの1枚の映像に対応す
    る映像信号を再現する第2の再現処理と、上記インタレ
    ース走査における時間的に連続する第1フィールド及び
    第2フィールドの映像信号から上記フィルムソースの1
    枚の映像に対応する映像信号を再現する第3の再現処理
    とを、上記所定のパターンに応じて切り換えることを特
    徴とする請求項1記載の映像信号処理方法。
  7. 【請求項7】 上記フィルムソースの映像に対応する映
    像信号の再現の際には、上記第1,第2の再現処理によ
    り得られる映像信号と、上記第3の再現処理により得ら
    れる映像信号との解像度を合わせることを特徴とする請
    求項6記載の映像信号処理方法。
  8. 【請求項8】 上記所定のパターンの検出は、所定数の
    フレームからなる一定期間毎に行うことを特徴とする請
    求項1記載の映像信号処理方法。
  9. 【請求項9】 上記再現したフィルムソースの映像に対
    応する映像信号を圧縮符号化することを特徴とする請求
    項1記載の映像信号処理方法。
  10. 【請求項10】 フィルムソースの映像をテレシネ変換
    して得られたインタレース走査の映像信号から、上記フ
    ィルムソースの映像に対応する映像信号を再現する映像
    信号処理装置において、 上記インタレース走査の映像信号から、フィールド毎の
    差分値を計算する差分値計算手段と、 上記計算した差分値に基づいて、上記フィルムソースの
    映像の境界に対してフレーム或いはフィールドの境界が
    一致していない部分を含むインタレース走査の映像信号
    における所定のパターンを検出するパターン検出手段
    と、 上記検出した所定のパターンに応じて、上記インタレー
    ス走査の映像信号から不要なフィールドを削除するフィ
    ールド削除手段と、 上記検出した所定のパターンに応じて、上記不要なフィ
    ールドを削除した後のインタレース走査の映像信号か
    ら、上記フィルムソースの映像に対応する映像信号を再
    現する再現手段と有することを特徴とする映像信号処理
    装置。
  11. 【請求項11】 上記差分値計算手段は、フレームを構
    成する第1フィールドと第2フィールドとの間で差分値
    を計算することを特徴とする請求項10記載の映像信号
    処理装置。
  12. 【請求項12】 上記差分値計算手段は、フレームを構
    成する第1フィールドと第2フィールドとの間で第1の
    差分値を計算し、時間的に隣接する2つのフレームのう
    ちの時間的に前のフレームの第2フィールドと時間的に
    後のフレームの第1フィールドとの間で第2の差分値を
    計算し、 上記所定パターン検出手段は、上記第1の差分値に基づ
    く第1の所定パターンと上記第2の差分値に基づく第2
    の所定パターンとを検出し、 上記フィールド削除手段は、上記検出した第1,第2の
    所定パターンに基づいた削除を行い、 上記再現手段は、上記検出した第1,第2の所定パター
    ンに基づいた再現を行うことを特徴とする請求項10記
    載の映像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 上記差分値計算手段では、上記インタ
    レース走査の映像信号のうち、時間的に隣接する2つの
    フレームのうちの時間的に前のフレームの第1フィール
    ドと時間的に後のフレームの第1フィールドとの間で第
    3の差分値を計算し、時間的に隣接する2つのフレーム
    のうちの時間的に前のフレームの第2フィールドと時間
    的に後のフレームの第2フィールドとの間で第4の差分
    値を計算し、 上記3,第4の差分値に基づいて、フィルムソースの映
    像の境界と上記インタレース走査の映像の境界との一致
    /不一致を判別する判別手段を設けることを特徴とする
    請求項10記載の映像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 上記インタレース走査の映像信号のフ
    ィールド毎の差分値から重複するフィールドを検出する
    重複フィールド検出手段と、当該重複するフィールドを
    上記インタレース走査の映像信号から削除して上記フィ
    ルムソースの映像に対応する映像信号を再現する再現手
    段とからなる信号処理手段を設け、 上記判別手段により上記フィルムソースの映像の境界と
    上記インタレース走査の映像の境界とが一致したと判別
    したときには、上記信号処理手段を使用してフィルムソ
    ースの映像に対応する映像信号を再現することを特徴と
    する請求項13記載の映像信号処理装置。
  15. 【請求項15】 上記再現手段は、上記インタレース走
    査における第1フィールドの映像信号から上記フィルム
    ソースの1枚の映像に対応する映像信号を再現する第1
    の再現処理部と、上記インタレース走査における第2の
    フィールドの映像信号から上記フィルムソースの1枚の
    映像に対応する映像信号を再現する第2の再現処理部
    と、上記インタレース走査における時間的に連続する第
    1フィールド及び第2フィールドの映像信号から上記フ
    ィルムソースの1枚の映像に対応する映像信号を再現す
    る第3の再現処理部とを有し、これら第1,第2,第3
    の再現処理部を上記所定のパターンに応じて切り換える
    ことを特徴とする請求項10記載の映像信号処理装置。
  16. 【請求項16】 上記第1,第2の再現処理部と、上記
    第3の再現処理部との処理解像度は同一であることを特
    徴とする請求項15記載の映像信号処理装置。
  17. 【請求項17】 上記所定パターン検出手段は、所定数
    のフレームからなる一定期間毎に上記所定のパターン検
    出を行うことを特徴とする請求項10記載の映像信号処
    理装置。
  18. 【請求項18】 上記再現したフィルムソースの映像に
    対応する映像信号を圧縮符号化する圧縮符号化手段を設
    けることを特徴とする請求項10記載の映像信号処理装
    置。
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