JPH09181917A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH09181917A
JPH09181917A JP7340618A JP34061895A JPH09181917A JP H09181917 A JPH09181917 A JP H09181917A JP 7340618 A JP7340618 A JP 7340618A JP 34061895 A JP34061895 A JP 34061895A JP H09181917 A JPH09181917 A JP H09181917A
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JP7340618A
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Inventor
Masaki Kotani
正樹 小谷
Toru Hiraoka
徹 平岡
Mitsuo Hattori
光夫 服部
Kazuhiko Hasegawa
和彦 長谷川
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、2色の画像データを生成できる
ようにした画像読取装置を提供する。 【解決手段】原稿を、第1のレベルVref1で読み取
りし、第1の画像データAとし、同一の原稿を第1のレ
ベルVref1よりも低い第2のレベルVref2で読
み取りし、第2の画像データBとし、第1、第2の画像
データの論理積を黒画像C、この論理積Cと第2の画像
データBとの排他的論理和をカラー画像Dとして生成す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ装置の画像読取装置に関し、特に、簡単な構成で、
少なくとも2色の画像データを生成できるようにした画
像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機や、ファクシミリは、現在、OA
機器の中核として欠かせない存在であり、近年、一般家
庭への普及にも目を見張るものがある。また、近時、カ
ラーコピーのできる複写機や、ファクシミリのカラー化
にともなって、カラーファクシミリ装置も提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機やフ
ァクシミリ装置の利用者の中には、通信添削等を行って
いる者等もおり、赤鉛筆等で添削した原稿等のような少
なくとも2色で構成される原稿を送信したい場合があ
る。このような場合、従来のファクシミリ装置では、黒
の部分と赤の部分とを識別することができないため、た
とえ、ファックスの送信先が、カラーファクシミリ装置
を使用していても、赤鉛筆等で添削した原稿が、送信先
のファクシミリ装置の記録紙に黒色一色で印字出力され
てしまうという問題がある。
【0004】また、複写機にあっても、カラーコピー機
までは、必要としないが、少なくとも2色刷りの複写物
を作成したいとの要望もある。本発明は、以上のような
問題を解決するためになされたものであって、複写機
や、ファクシミリ装置等の画像読取装置として、少なく
とも2色の色を識別できるようにさせた画像読取装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像読
取装置は、原稿を、第1のレベルで読み取りし、第1の
画像データとし、同一の原稿を第1のレベルよりも低い
第2のレベルで読み取りし、第2の画像データとし、上
記第1、第2の画像データの論理積を黒画像、この論理
積と上記第2の画像データとの排他的論理和をカラー画
像として生成することを特徴とする。
【0006】ここで、「第1のレベル」は、例えば、原
稿を固体撮像装置等で読み取り、2値化して、画像デー
タを生成する際に、比較手段に出力される、原稿のカラ
ーで描かれた部分を、白と判断し、且つ、原稿の黒色で
描かれた部分を黒と識別するために設けられた第1のス
ライスレベル(基準電圧)を意味し、「第1のレベルよ
りも低い第2のレベル」は、例えば、原稿を固体撮像装
置等で読み取り、2値化して、画像データを生成する際
に、比較手段に出力される、原稿のカラーで描かれた部
分を識別し、且つ、原稿の黒色で描かれた部分を黒と識
別するために設けられた第2のスライスレベル(基準電
圧)を意味する。
【0007】請求項1に記載の画像読取装置では、同じ
原稿を第1のレベルと第2のレベルとで読み取った第1
の画像と第2の画像との論理積を黒画像として、論理積
と第2の画像データとの排他的論理和をカラー画像とし
て生成するようにしたので、原稿の少なくとも2色をレ
ベルの差に基づいて読み取ることができる。請求項2に
記載の画像読取装置は、原稿を、同一の1ライン毎に、
第1のレベルで読み取りし、第1の画像データとし、前
記第1のレベルで読み取りを行ったラインを、上記第1
のレベルよりも低い第2のレベルで読み取りし、第2の
画像データとし、1ライン毎に、上記第1、第2の画像
データの論理積を黒画像、この論理積と上記第2の画像
データとの排他的論理和をカラー画像として生成するこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の画像読取装置では、原稿
を、同一の1ライン毎に、第1のレベルと第2のレベル
で読み取りをしているので、原稿の少なくとも2色をレ
ベルの差に基づいて読み取ることができるとともに、原
稿を2度読みする際の文字のずれを低減できる。請求項
3に記載の画像読取装置は、原稿を、第1の色相の光源
を照射して読み取りし、第1の画像データとし、同一の
原稿を上記第1の光源の色相と異なり且つカラー画像と
して印字する色相と同系の第2の光源を照射して読み取
りし、第2の画像データとし、上記第1、第2の画像デ
ータの論理積を黒画像、この論理積と上記第2の画像デ
ータとの排他的論理和をカラー画像として生成すること
を特徴とする。
【0009】請求項3に記載の画像読取装置では、同じ
原稿を第1の色相と、第1の光源の色相と異なり且つカ
ラー画像として印字する色相と同系の第2の色相とで読
み取った第1の画像と第2の画像との論理積を黒画像と
して、論理積と第2の画像データとの排他的論理和をカ
ラー画像として生成するようにしたので、原稿の少なく
とも2色を色相の差に基づいて読み取ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本願発明について、図面を
参照しながら、更に、詳しく説明する。 (発明の実施の形態1)この例では、少なくとも、赤色
と黒色との2色刷りが可能なコピー機能を有するファク
シミリ装置を例に取り説明する。
【0011】図1は、本願発明に係る画像読取装置を概
略的に示す全体構成図であり、図2は、図1に示される
画像読取装置を搭載したファクシミリ装置を概略的に示
す全体構成図である。この画像読取装置11は、原稿を
読み取る際に、原稿に光を照射する光源12(通常は、
緑色の発光素子(LED))と、固体撮造装置(CC
D)13と、固体撮造装置(CCD)13から出力され
る信号を処理する画像信号処理部14と、制御部15と
を備えている。
【0012】この例では、固体撮造装置(CCD)13
として、密着イメージセンサが用いられている。画像信
号処理部14は、増幅器(AGC)16と、シェーディ
ング補正回路17と、比較回路18とを備え、比較回路
18は、制御部15に接続されている。尚、シェーディ
ング補正回路17は、固体撮造装置(CCD)13の前
方に設けられたレンズ部(図示せず)の周辺部から入光
する光の光度を補正するために設けられている。
【0013】制御部15は、ファクシミリ装置Xの全体
を制御するとともに、第1のスライスレベルVref1
と第1のスライスレベルよりも低い第2のスライスレベ
ルVref2(Vref1>Vref2)との2つの基
準電圧を、比較回路18に対して切り換えて出力できる
ようになっている。このように基準電圧を変える回路
は、従来のディザ回路を用いて容易にすることができ
る。
【0014】この画像読取装置11では、固体撮造装置
(CCD)13が読み取った信号を、比較回路18にお
いて、第1のスライスレベルVref1と比較して、第
1の画像データAとして記憶装置(RAM)19に記憶
し、固体撮造装置(CCD)13が読み取った信号を、
比較回路18において、第2のスライスレベルVref
2と比較して、第2の画像データBとして記憶装置(R
AM)19に、各々、記憶できるようになっている。
【0015】また、記憶装置(ROM)20には、ファ
クシミリ装置1を制御する制御プログラムが格納されて
いる。また、記憶装置(RAM)19に記憶された第1
の画像データAと第2の画像データBとは、制御部15
に取り出され、記憶装置(ROM)20に記憶された画
像処理プログラムに従って処理され、画像処理プログラ
ムに従って処理された画像データは、記憶装置(RA
M)19に記憶さるようになっている。
【0016】尚、図2中、51は、モデム52、通信回
線Lに接続され電話交換網の制御を行う網制御部(NC
U)53等を備える送受信部を示しており、送受信部5
1を介して、通信回線Lより送信されてくる画像データ
ーを受信したり、画像読取装置11が生成した画像デー
タを通信回線L側へ送信したりするようになっている。
【0017】また、61は、印字出力部を示しており、
印字出力部61は、紙送り用モータ62、カラーインク
ジェットヘッド63、カラーインクジェットヘッド63
のホームポジションを設定するためのホームポジション
64、紙ピックアップセンサ65、カラーインクジェッ
トヘッド63を駆動するキャリッジ用モータ66、原稿
等の紙の最終端を識別するために設けられた紙終端セン
サ69、バッファ記憶部70及び、印字出力部61を制
御するプリンタドライバ71等の記録紙に印字する際に
必要な装置を備えており、印字出力部61は、プリンタ
インターフェース72を介して、制御部15に接続され
ている。
【0018】バッファ記憶部70は、カラー画像データ
とモノクロ画像データを認識できるようになっており、
画像読取装置11が読み取った画像データや、通信回線
Lを介して送信されてきた画像データを、一時格納でき
るようになっており、プリンタドライバ71によって、
カラーインクジェットヘッド63を動作させて、シアン
(青緑)、マゼンタ(赤紫)、イエローを使用して、減
法混色により、記録紙に、カラー印字できるようになっ
ている。
【0019】また、81は、操作パネルを示しており、
操作パネル81には、テンキー(図示せず)、複写(コ
ピー)スイッチ(図示せず)、ファックス送信スイッチ
(図示せず)等の制御スイッチ等が設けられている。ま
た、91は、ファクシミリ装置1の原稿の送給装置を示
しており、送給装置91には、原稿サンサ92、原稿読
み取り用送紙モータ93等の装置が設けられている。
【0020】図3は、記憶装置(ROM)19に記憶さ
れた画像処理プログラムを示すフローチャート図であ
る。以下、このファクシミリ装置1の画像読取装置11
の動作を説明する。以下の説明では、説明を容易とする
ため、原稿が、赤色のインクと黒色のインクとの2色に
より構成されている場合を例にとり説明する。
【0021】このファクシミリ装置1では、画像読取装
置11は、固体撮造装置(CCD)13により、原稿を
2度読みさせるようになっており、第1回目の読み取り
の際には、第1のスライスレベルVref1により読み
取られ、記憶装置(RAM)19に第1の画像データA
として記憶される(ステップ1を参照)。この例では、
図4に示されるように、第1のスライスレベルVref
1は、赤の明度より低いレベルとなっており、この第1
のスライスレベルVref1で読み取った第1の画像デ
ータAは、読み取る原稿中、黒色のインクで描かれた、
線図、文字等が読み取られ、第1の画像データAとし
て、記憶装置(RAM)19に記憶される。
【0022】次に、固体撮造装置(CCD)13によ
り、第1回目の読み取りが行われた原稿が、第2のスラ
イスレベルVref2により読み取られる。この例で
は、第2のスライスレベルVref2は、赤色の明度に
対応するレベルとなっており、読み取る原稿中、赤色イ
ンクと黒色のインクの双方で描かれた、線図、文字等
が、第2の画像データBとして、記憶装置(RAM)1
9に記憶される(ステップ2を参照)。
【0023】次に、第1の画像データAと第2の画像デ
ータBとを、制御部15に取り出して、第1の画像デー
タAと第2の画像データBとの論理積の画像データCを
生成すると、この画像データCは、黒インクで描かれた
原稿部分の画像データとなる。そして、第1の画像デー
タAと第2の画像データBとの論理積の画像データC
が、記憶装置(RAM)19に記憶される(ステップ3
を参照)。
【0024】次に、第1の画像データAと第2の画像デ
ータBとの論理積(「AND」)の画像データCと、第
2の画像データBとの排他的論理和(「XOR」)の画
像データDを生成すると、この画像データDは、赤イン
クで描かれた原稿部分の画像データとなる。そして、第
1の画像データAと第2の画像データBとの論理積の画
像データCと、第2の画像データBとの排他的論理和
(「XOR」)の画像データDが、記憶装置(RAM)
19に記憶される(ステップ4を参照)。
【0025】このとき、制御部15において、画像デー
タCの各々のドット番地(アドレス)の各々に対して、
黒色が指定され(黒色のフラグが立てられ)、画像デー
タDのドット番地の各々に対して、赤色が指定され(赤
色のフラグが立てられ)て、記憶装置(RAM)19に
記憶される。次に、このファクシミリ装置1の操作パネ
ル81に設けられた複写(コピー)スイッチ(図示せ
ず)を押せば、記憶装置(RAM)19に記憶された、
画像データCの各々のドット番地の各々に対して、黒色
が指定され(黒色のフラグが立てられ)、画像データD
のドット番地の各々に対して、赤色が指定され(赤色の
フラグが立てられ)た画像データが、印字出力部61の
バッファ記憶部70に、一度、記憶された後、画像読取
装置11が読み取った原稿の画像データが赤色インクと
黒色インクとの2色で印字され、記録紙(ファクシミ
リ)が出力される(ステップ5を参照)。
【0026】また、このファクシミリ装置1の操作パネ
ル81に設けられたテンキーより送信先のファクシミリ
装置の番号を入力し、ファックス送信スイッチ(図示せ
ず)を押せば、送受信部51および通信回線Lを介し
て、送信先のファクシミリ装置に、画像データCの各々
のドット番地の各々に対して、黒色が指定され(黒色の
フラグが立てられ)、画像データDのドット番地の各々
に対して、赤色が指定され(赤色のフラグが立てられ)
た画像データが、送信できるようになっている。
【0027】このようにすれば、送信先が、カラーファ
クシミリ装置を使用している場合には、ファクシミリ装
置Xから送信された原稿の画像データが、相手先のファ
クシミリ装置から、赤色と黒色との2色で印字された記
録紙(ファクシミリ)として印字出力される。尚、この
例で示す画像読取装置11は、フラットベッドスキャナ
ー型の複写機やファクシミリ装置の画像読取装置に適用
可能である他、リアルタイム型の複写機やファクシミリ
装置の画像読取装置にも適用できる。
【0028】しかしながら、この画像読取装置11で
は、同じ原稿を異なる明度に基づいて2度読みする必要
があるので、原稿を一枚毎に読ませる方式にあっては、
フラットベッドスキャナー型の複写機やファクシミリ装
置の画像読取装置が好ましい。そして、リアルタイム型
の複写機やファクシミリ装置の画像読取装置に適用する
場合は、原稿を、一ライン毎に、第1の明度で読み取り
し、第1の画像データとし、第1のレベルで読み取りを
行ったラインを、第1の明度よりも低い第2の明度で読
み取りし、第2の画像データとし、1ライン毎に、上記
第1、第2の画像データの論理積を黒画像、この論理積
と第2の画像データとの排他的論理和をカラー画像とし
て出力するようにした方が、紙ずれにより、出力される
記録紙に、文字や図形が、2重写りし難いので好ましい
ことを付記しておく。
【0029】また、図5は、黒色のインクで描かれた文
字等の部分をこの画像読取装置11で読み取った際に生
じる現象を模式的に示すライン位置と濃度との相関図で
ある。黒色のインクで描かれた部分は、その周辺部にな
るにつれ、黒色のインクの密度が低くなったりしてお
り、黒色のインクで描かれた部分の周辺部において、固
体撮造装置(CCD)13の画素に、赤色の明度に相当
する明度で原稿から反射した光が入光することによっ
て、この画像読取装置11により生成される黒インクで
描かれた部分の画像データには、その外周に沿って、赤
色と判断される画像データにより縁取りされてしまう場
合がある。
【0030】このような黒色とすべき画像データCが、
赤色と判断される画像データDで縁取りされるという問
題は、黒色とすべき画像データCのドット番地(アドレ
ス)に連続して現れる赤色と判断される画像データDの
数ドット分(通常は、1ドット分程度)を、黒色に、強
制的に設定する赤色を黒色に強制変換させる制御プログ
ラムを記憶装置(RAM)19または記憶装置(RO
M)20記憶させておき、制御部15において、第1の
画像データAと第2の画像データBとの論理積の画像デ
ータCと、第2の画像データBとの排他的論理和の画像
データDを生成する際に、第1の画像データAと第2の
画像データBとの論理積の画像データCのドット番地
(アドレス)に連続する第1の画像データAと第2の画
像データBとの論理積の画像データCと、第1の画像デ
ータAとの排他的論理和の画像データDの数ドット分
(通常は、1ドット分程度)を、黒色に、強制的に設定
するようにすればよい。
【0031】この場合、上記した赤色を黒色に強制変換
させる制御プログラムを記憶装置(RAM)19に記憶
させるようにして、利用者が、赤色を黒色に強制的に変
換させる数ドット分を、適宜、設定できるようにしても
よい。また、黒色とすべき画像データCが赤色と判断さ
れる画像データDにより縁取りされるという問題は、上
記方法に限られず、黒色とすべき画像データCのドット
番地(アドレス)に連続して現れる赤色と判断される画
像データDの数ドット分(通常は、1ドット分程度)
を、白色に、強制的に設定する赤色を白色に強制変換さ
せる制御プログラムを記憶装置(RAM)19または記
憶装置(ROM)20記憶させておき、制御部15にお
いて、第1の画像データAと第2の画像データBとの論
理積の画像データCと、第2の画像データBとの排他的
論理和の画像データDを生成する際に、第1の画像デー
タAと第2の画像データBとの論理積の画像データCの
ドット番地(アドレス)に連続する第1の画像データA
と第2の画像データBとの論理積の画像データCと、第
2の画像データBとの排他的論理和の画像データDの数
ドット分(通常は、1ドット分程度)を、白色に、強制
的に設定するようにすればよい。 (発明の実施の形態2)この例でも、少なくとも、赤色
と黒色との2色刷りが可能なコピー機能を有するファク
シミリ装置を例にとり説明する。
【0032】図6は、本願発明に係る画像読取装置の他
例を概略的に示す全体構成図であり、図7は、図6に示
される画像読取装置を搭載したファクシミリ装置を概略
的に示す全体構成図である。以下の説明でも、説明を容
易とするため、原稿が、赤色のインクと黒色のインクと
の2色により構成されている場合を例に取り説明する。
【0033】この画像読取装置21は、第1の色相の光
源22aと、第1の色相の光源22aと色相の異なる光
源であって、且つ、カラー印字をする色相と同系の第2
の光源22bと、固体撮造装置(CCD)23と、固体
撮造装置(CCD)23から出力される信号を処理する
画像信号処理回路24と、制御部25とを備えている。
【0034】この例では、第1の色相の光源22aとし
て、緑色の発光ダイオード(LED)が使用されてお
り、この例では、カラー印字をする色が赤色であるの
で、第2の光源22bとして、カラー印字をする色と同
系の赤色の発光ダイオード(LED)が使用されてい
る。画像信号処理回路24は、増幅器(AGC)26
と、シェーディング補正回路27と、比較回路28と、
基準電圧発生回路29とを備え、比較回路28は、制御
部25に接続されている。
【0035】尚、制御部15は、ファクシミリ装置Yの
全体を制御している。また、このファクシミリ装置Yの
その他の装置は、ファクシミリ装置Xと同様であるの
で、相当する装置には、相当する参照符号を付して、そ
の説明を省略する。この画像読取装置21では、原稿
に、第1の光源22aの光を照射した状態で、固体撮造
装置(CCD)23が読み取った信号を、比較回路28
において、基準電圧発生回路29が発生するスライスレ
ベルVref3と比較して、第1の画像データEとして
記憶装置(RAM)19に記憶し、原稿に、第2の光源
22bの光を照射した状態で、固体撮造装置(CCD)
23が読み取った信号を、比較回路28において、基準
電圧発生回路29が発生するスライスレベルVref3
と比較して、第2の画像データFとして記憶装置(RA
M)19に、各々、記憶できるようになっている。
【0036】また、記憶装置(RAM)19に記憶され
た第1の画像データEと第2の画像データFとは、制御
部25に取り出され、記憶装置(ROM)20に記憶さ
れた画像処理プログラムに従って処理されるようになっ
ており、画像処理プログラムに従って処理された画像信
号は、記憶装置(RAM)19に記憶さるようになって
いる。
【0037】図8は、記憶装置(ROM)20に記憶さ
れた画像処理プログラムを示すフローチャート図であ
る。以下、この画像読取装置21の動作を説明する。こ
の画像読取装置21は、固体撮造装置(CCD)23に
より、原稿を2度読みさせるようになっており、第1回
目の読み取りの際には、第1の色相の光源22aから緑
色の光を照射して、固体撮造装置(CCD)23に原稿
を読み取らせる。 このようにして、固体撮造装置(C
CD)23が読み取った信号は、比較回路28におい
て、基準電圧発生回路29が出力するスライスレベルV
ref3と比較され、固体撮造装置(CCD)23が読
み取った信号が、第1の画像データCとして記憶装置
(RAM)19に記憶される(ステップ11を参照)。
【0038】この場合、原稿中、赤色のインクで描かれ
た部分は、赤色の補色である緑色の光が照射されている
ので、黒色のインクで描かれた部分として、認識される
ため、この第1の画像データEは、赤色のインクと黒色
のインクで描かれた双方の画像データとなる。次に、第
1回目の読み取りが行われた原稿に、第2の色相の光源
22bから赤色の光を照射して、固体撮造装置(CC
D)23により、第2回目の読み取りが行われる。
【0039】このようにして、固体撮造装置(CCD)
23が読み取った信号は、比較回路28において、基準
電圧発生回路29が出力するスライスレベルVref3
と比較され、固体撮造装置(CCD)23が読み取った
信号が、第2の画像データFとして記憶装置(RAM)
19に記憶される(ステップ12を参照)。この場合、
原稿中、赤色のインクで描かれた部分は、赤色の色相が
同系の色である赤色の光が照射されているので、赤色の
インクで描かれた部分は、白色として、認識されるた
め、この第2の画像データFは、黒色のインクで描かれ
た部分の画像データとなる。
【0040】次に、第1の画像データEと第2の画像デ
ータFとを制御部25に取り出して、第1の画像データ
Eと第2の画像データFとの論理積(「AND」)の画
像データGを生成すると、この画像データGは、黒イン
クで描かれた原稿部分の画像データとなる。そして、こ
の第1の画像データEと第2の画像データFとの論理積
の画像データGが、記憶装置(RAM)19に記憶され
る(ステップ13を参照)。
【0041】次に、第1の画像データEと第2の画像デ
ータFとの論理積の画像データGと、第2の画像データ
Fとの排他的論理和(「XOR」)の画像データHを生
成すると、この画像データHは、赤インクで描かれた原
稿部分の画像データとなる。そして、この第1の画像デ
ータEと第2の画像データFとの論理積の画像データー
Gと、第2の画像データFとの排他的論理和の画像デー
タHが、記憶装置(RAM)19に記憶される(ステッ
プ14を参照)。
【0042】このとき、制御部25において、第1の画
像データEと第2の画像データFとの論理積の画像デー
タGの各々のドット番地の各々に対して、黒色が指定さ
れ(黒色のフラグが立てられ)、第2の画像データFと
第2の画像データFとの論理積の画像データGと、第2
の画像データFとの排他的論理和の画像データHのドッ
ト番地の各々に対して、赤色が指定され(赤色のフラグ
が立てられ)た画像データが、記憶装置(RAM)19
に記憶される。
【0043】次に、このファクシミリ装置Yの操作パネ
ル81に設けられた複写(コピー)スイッチ(図示せ
ず)を押せば、記憶装置(RAM)19に記憶された、
画像データGの各々のドット番地の各々に対して、黒色
が指定され(黒色のフラグが立てられ)、画像データH
のドット番地の各々に対して、赤色が指定され(赤色の
フラグが立てられ)た画像データが、印字出力部(図示
せず)のバッファ記憶部70に、一度、記憶された後、
画像読取装置21が読み取った原稿の画像データが、赤
色と黒色との2色で印字された記録紙(ファクシミリ)
として印字出力される(ステップ15を参照)。
【0044】また、ファクシミリ装置Yの操作パネル8
1に設けられたテンキー(図示せず)より、送信先のフ
ァクシミリ装置の番号を入力し、ファックス送信スイッ
チ(図示せず)を押せば、送受信部51および通信回線
Lを介して、送信先のファクシミリ装置(図示せず)
に、画像データGの各々のドット番地の各々に対して、
黒色が指定され(黒色のフラグが立てられ)、画像デー
タHのドット番地の各々に対して、赤色が指定され(赤
色のフラグが立てられ)た画像データが、送信できるよ
うになっている。
【0045】このようにすれば、送信先が、カラーファ
クシミリ装置を使用している場合には、ファクシミリ装
置Yから送信された原稿の画像データが、相手先のファ
クシミリ装置から、赤色と黒色との2色で印字された記
録紙(ファクシミリ)として印字出力される。尚、この
例で示す画像読取装置21は、フラットベッドスキャナ
ー型の複写機やファクシミリ装置の画像読取装置に適用
可能である他、リアルタイム型の複写機やファクシミリ
装置の画像読取装置にも適用できる。
【0046】しかしながら、この画像読取装置21で
は、同じ原稿を異なる色相に基づいて2度読みする必要
があるので、原稿を一枚毎に読ませる方式にあっては、
フラットベッドスキャナー型の複写機やファクシミリ装
置の画像読取装置が好ましい。そして、リアルタイム型
のファクシミリ装置の画像読取装置に適用する場合は、
原稿を、同一の1ライン毎に、第1の色相で読み取り
し、第1の画像データとし、第1の色相の光を照射して
読み取りを行ったラインを、第1の色相と異なる色相を
有し、且つ、カラー印字をする色相と同系の第2の色相
で読み取りし、第2の画像データとし、同一の1ライン
毎に、上記第1、第2の画像データの論理積を黒画像、
この論理積と第2の画像データとの排他的論理和をカラ
ー画像として出力するようにした方が、紙ずれにより、
出力される記録紙に、文字や図形が、2重写りし難いの
で好ましいことを付記しておく。
【0047】尚、発明の実施の形態1、2では、原稿
が、黒色と赤色とにより構成されている場合を例にし
て、本発明に係る画像読取装置の説明を行ったが、これ
は、単に、説明を容易とするためにのみ用いたのであっ
て、本願発明は、黒色と赤色との2色のみを識別できる
画像読取装置に限定するものではない。発明の実施の形
態1に示した画像読取装置11は、明度が異なる少なく
とも2色の色を識別して、少なくとも2色の画像データ
を生成できるものであり、また、発明の実施の形態2に
示した画像読取装置21は、色相が異なる少なくとも2
色の色を識別して、少なくとも2色の画像データを生成
できるものであることを付記しておく。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の画像読取装置では、同
じ原稿を異なる第1、第2のレベルで読み取りして、簡
単な論理により、読みとる原稿中、黒と白との中間の明
度にある色彩で描かれた部分のカラー画像データを生成
できる。請求項2に記載の画像読取装置では、原稿を、
同一の1ライン毎に、異なる第1、第2のレベルで読み
取りして、簡単な論理により、読みとる原稿中、黒と白
との中間の明度にあるの色彩で描かれた部分のカラー画
像データを生成できるとともに、原稿を2度読みする際
の文字のずれを低減できる。
【0049】請求項3に記載の画像読取装置では、同じ
原稿を第1の色相と、第1の光源の色相と異なり且つカ
ラー画像として印字する色相と同系の第2の色相とで読
み取りして、簡単な論理により、読みとる原稿中、黒と
白との中間の明度にある原稿の色彩で描かれた部分のカ
ラー画像データを生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る画像読取装置を概略的に示す全
体構成図である。
【図2】図1に示される画像読取装置を搭載したファク
シミリ装置を概略的に示す全体構成図である。
【図3】記憶装置(ROM)に記憶された画像処理プロ
グラムを示すフローチャート図である。
【図4】スライスレベルと、色との関係を示す図であ
る。
【図5】黒色のインクで描かれた文字等の部分を画像読
取装置で読み取った際に生じる現象を模式的に示すライ
ン位置と濃度との相関図である。
【図6】本願発明に係る画像読取装置の他例を概略的に
示す全体構成図である。
【図7】図6に示される画像読取装置を搭載したファク
シミリ装置を概略的に示す全体構成図である。
【図8】記憶装置(ROM)に記憶された画像処理プロ
グラムを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
X、Y ファクシミリ装置 11、21 画像読取装置 12 光源 22a 第1の光源 22b 第2の光源 13、23 固体撮造装置(CCD) 14、24 画像信号処理部 15、25 制御部 19 記憶装置(RAM) 20 記憶装置(ROM)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 和彦 京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機 械株式会社本社工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を、第1のレベルで読み取りし、第1
    の画像データとし、同一の原稿を上記第1のレベルより
    も低い第2のレベルで読み取りし、第2の画像データと
    し、上記第1、第2の画像データの論理積を黒画像、こ
    の論理積と上記第2の画像データとの排他的論理和をカ
    ラー画像として生成することを特徴とする画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】原稿を、同一の1ライン毎に、第1のレベ
    ルで読み取りし、第1の画像データとし、前記第1のレ
    ベルで読み取りを行った同じラインを、上記第1のレベ
    ルよりも低い第2のレベルで読み取りし、第2の画像デ
    ータとし、1ライン毎に、上記第1、第2の画像データ
    の論理積を黒画像、この論理積と上記第2の画像データ
    との排他的論理和をカラー画像として生成することを特
    徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】原稿を、第1の色相の光源を照射して読み
    取りし、第1の画像データとし、同一の原稿を上記第1
    の光源の色相と異なり且つカラー画像として印字する色
    相と同系の第2の光源を照射して読み取りし、第2の画
    像データとし、上記第1、第2の画像データの論理積を
    黒画像、この論理積と上記第2の画像データとの排他的
    論理和をカラー画像として生成することを特徴とする画
    像読取装置。
JP7340618A 1995-12-27 1995-12-27 画像読取装置 Withdrawn JPH09181917A (ja)

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