JPH09178783A - 信号入力回路 - Google Patents

信号入力回路

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JPH09178783A
JPH09178783A JP33471095A JP33471095A JPH09178783A JP H09178783 A JPH09178783 A JP H09178783A JP 33471095 A JP33471095 A JP 33471095A JP 33471095 A JP33471095 A JP 33471095A JP H09178783 A JPH09178783 A JP H09178783A
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signal
voltage
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JP33471095A
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Hiroshi Nozaki
博 野崎
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧/接点/電流方向が定まったスイッチ素
子等の多様な信号源の信号状態を、スイッチ操作や接続
極性に配慮することなく検出すること。 【解決手段】 入力端子1、1’に接続される信号源が
電圧出力型の場合には、正負の電圧検出回路10、11
が応答し信号源のオン/オフ検出を行う。また接点が接
続された場合は正負の電流検出回路12、13の双方が
応答してオンオフ検出を行う。さらに、極性をもったス
イッチ素子が接続された場合は、対応する電流検出回路
側が応答し、オンオフ検出を行う。また、パルス発生回
路17を設け、電圧検出/正電流検出/負電流検出タイ
ミング信号に応じて、駆動回路16,16’に選択的に
クロックパルスを供給し、信号検出回路18により各タ
イミングにおいて出力され信号状態を検出することによ
り、入力端子に接続される信号源の種類を考慮すること
なくオンオフ状態を検出することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号源のオンまた
はオフ状態を検出して信号源の状態を把握する信号入力
回路に関するものであり、特に直流又は交流でその状態
を出力する信号源のほか、無電圧であるスイッチ接点出
力、フォトカプラ出力、逆電圧防止ダイオード付フォト
カプラ出力又はオープンコレクタ出力等、多様な信号源
出力を検出出来る信号入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、信号源のオン/オフ状態を検出す
る方式には、大きく電圧検出、高周波検出及び電流検出
の3つの方式に分けられる。このうち、電圧検出方式
は、オン/オフ状態を電圧の高低差として出力する信号
源について適用されるが、自身では電圧を出力すること
のない機械的接点スイッチまたはフォトカプラ等の受動
的な信号源についてはその状態を検出することが出来な
い。これに対して高周波検出方式においては、高周波
(商用交流を含む)源を内蔵し、これを信号源に対して
積極的に供給してやることにより、信号源の導通の有無
を検出するものである為、無電圧の信号源についても適
用できるものであるが、電圧出力型の信号源については
適用できないという欠点がある。
【0003】これに対処するため、従来から上記電圧検
出方式と高周波検出方式の双方の検出回路を用意してお
き、信号源に応じて検出方式をスイッチ等で切り替えて
適用検出回路を選択することが行われていた。
【0004】図15はこの従来技術を説明する図であ
る。同図において、1、1’は信号源信号が接続される
入力端子、111は高周波(商用交流を含む)源、11
2は結合トランス、113は切り替えスイッチ、R1,
R2,R3は抵抗、C1はコンデンサ、114は発光ダ
イオード対と受光トランジスタからなるフォトカプラで
ある。ここで、抵抗R1とコンデンサC1で低域フィル
タを構成し、抵抗R2,R3は低域フィルタの出力を分
圧する機能を有する。図16は信号源の具体例を示した
ものである。同図において、(a)は信号源が電圧出力
型の場合、(b)は信号源が無電圧型のスイッチ接点の
場合、(c)は信号源がフォトカプラで、入力端子1、
1’に正接続されている場合、(d)は信号源のフォト
カプラが入力端子1、1’に逆接続されている場合を示
す。
【0005】図15において、入力端子1及び1’に接
続されるものが電圧出力型信号源である場合には切り替
えスイッチを113を下側に操作し入力端子1と抵抗R
1を直接、電気的に接続する。この操作により入力端子
1、1’に供給される電圧信号は前記フィルタによって
雑音が除去された後、R2及びR3によって分圧され
る。抵抗R3の両端に生じる分圧電圧はフォトカプラ1
14のLEDに印加されているので、この電圧がLED
の順電圧を超えると該LEDは発光しフォトカプラにオ
ン出力を生じさせる。逆に順電圧以下の場合はオフ出力
を生じさせる。この様にしてフォトカプラ出力を観測す
ることにより信号源のオン/オフ状態が検出できること
になる。
【0006】次に信号源がスイッチ接点等、電圧を出力
しないものである場合には、切り替えスイッチを上側に
操作し、入力端子1が結合トランス112を経由して抵
抗R1に電気的に接続されるようにする。こうすること
により高周波源111の発生する高周波信号は結合トラ
ンス111の2次側トランスの両端に誘起電圧を生じさ
せるので、これを駆動源として用いる。
【0007】信号源の接点が「閉」、即ち導通状態であ
れば当該誘起電圧による電流は、入力端子1から信号源
を経由して他の入力端子1’に帰還し、さらに抵抗R
3,抵抗R1から切り替えスイッチを経由して2次側ト
ランスに至る電流ループを形成する。従って抵抗R3の
両端には電圧が生じる事となりこれがLEDの順電圧を
超えることでLEDが発光し、フォトカプラ114には
オン出力が生じる。これに対して信号源が「開」即ち非
導通状態であれば電流ループが形成されない為、抵抗R
3両端には電圧が生ぜずLEDは発光しないのでフォト
カプラはオフ出力となる。この様に、無電圧出力型であ
るスイッチ接点のオン/オフ状態が検出できる。なお、
上記のループ電流の流れる方向は、高周波信号の半周期
ごとにその方向を反転する。
【0008】しかしながら、上記従来例では、入力端子
に接続される信号源が電圧出力形式のものであるか、又
は、電圧を出力しない接点形式のものであるかによっ
て、切り替えスイッチを操作してやり、検出方式を選択
する必要があるという欠点がある。又、信号源が図17
に示すように、逆電圧阻止ダイオード付きフォトカプラ
である場合には、当該フォトカプラがオフしているにも
拘わらず、高周波信号の負の半周期に、同図に示す逆電
圧阻止ダイオードが順バイアスされるため前記電流ルー
プが形成されることとなり、フォトカプラ114にオン
出力を生じてしまうことも発生しうる。
【0009】これらの欠点を解決するため、先に、以下
に説明する信号入力回路を提案した(特願平6−312
07号)。次に上記信号入力回路を図18を用いて概略
説明をする。同図において、1、1’は入力端子であっ
てこれに図16に示す各種信号源が接続される。141
は電圧検出回路、142は正側電流検出回路、143は
負側電流検出回路、144は抵抗、145はコンデンサ
であってこの抵抗とコンデンサによりノイズフィルタを
構成する。146、147はワンショット回路、148
は出力端子である。
【0010】信号源が電圧出力型である場合は電圧検出
回路141が応答し、信号源のオン/オフ状態を検出す
る。この時、正側電流検出回路142及び負側電流検出
回路143は応答しない。信号源が無電圧型である場合
は、電圧検出回路は応答せず、さらに信号源が接点出力
型であれば正側及び負側双方の電流検出回路が応答す
る。信号源がフォトカプラ又はオープンコレクタ形式で
あって電流の流入方向が正方向のみに限定される場合は
正側電流検出回路が応答し、負方向にのみ限定されてい
る場合は負側電流検出回路が応答する。これらの各検出
回路の出力は直接又はノイズフィルタを経由してワンシ
ョット回路に供給され所定の波形成形をした後出力端子
148に供給される。しかしながら、当該開示技術は、
当該信号源の出力形式を意識しないでそのオン/オフ状
態を検出できるものではあるが、回路構成が複雑で、部
品点数も多いため高価になるという欠点があった。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、電圧出
力型、無電圧型あるいは逆電圧防止ダイオード付き等の
多種多様な特性を有する信号源の信号状態検出するに当
たり、特別なスイッチ操作及び信号源接続時における接
続方向に格別な配慮を必要としない、容易かつ簡単で安
価な構成の信号入力回路を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明にかかる信
号検出回路の原理的構成図である。同図において、1、
1’は入力端子であり、検出対象の任意の信号源に接続
される。ここで、入力端子1側が入力端子1’に比して
高電位にある場合を正電圧、逆に1’側が1側に比して
高電位にある場合を負電圧と定義する。また、1側から
信号源に流出し1’に帰還する電流の向きを正電流、逆
の向きの場合を負電流と定義する。
【0013】10は正電圧検出回路であり、入力端子
1、1’間の入力電圧が所定の正電圧以上になると正側
出力回路14の出力をオンにする。11は負電圧検出回
路であり、同様に入力電圧が所定の負電圧以上になると
負側出力回路15の出力をオンにする。
【0014】12は正電流検出回路であって、駆動回路
16から供給される正電圧により駆動され、入力端子に
流れる正電流を検出し、電流が流れた時に正側出力回路
14の出力をオンにする。13は負電流検出回路であっ
て、駆動回路16’から供給される負電圧により駆動さ
れ、入力端子に流れる負電流を検出し、電流が流れた時
に負側出力回路15の出力をオンにする。因みに電流が
流れる場合は入力端子1,1’間に接続されるインピー
ダンスが低い場合即ち導通状態にある場合である。
【0015】14,15は正側および負側の出力回路、
16,16’は駆動回路であり、駆動回路16,16’
はパルス発生回路17から供給されるクロックパルスに
より正および負側の電流検出回路12,13を駆動す
る。また、17はパルス発生回路であり、パルス発生回
路は電圧検出タイミング/正電流検出タイミング/負電
流検出タイミングの各タイミング信号に応じて、基本ク
ロツクMCKを制御して電流検出回路の駆動回路に選択
的にクロツクパルスを供給する。18は信号検出回路で
あり、信号検出回路18は上記各タイミング信号に応じ
て動作し、上記各タイミング時に正および負側出力回路
14,15から出力される信号状態を検出する。また、
19は検出信号を出力する出力端子である。
【0016】本発明は、次のようにして前記課題を解決
する。 (1)入力端子と、出力端子と、該入力端子に接続され
る信号源の正及び負の電圧を検出する電圧検出回路1
0,11と、上記入力端子に正及び負方向の電流を流す
電流検出回路12,13および出力回路14,15とか
らなる信号入力回路において、クロックパルスが供給さ
れ正負の電圧を発生する駆動回路16,16’を設け、
上記電流検出回路12,13を上記駆動回路16,1
6’が出力する正負の電圧により駆動する。 (2)上記(1)において、上記駆動回路16,16’
とクロツクパルス発生回路17とをコンデンサ、トラン
スもしくはフォトカプラにより電気的に絶縁する。 (3)上記(1)(2)において、電圧検出回路を、入
力端子に接続される正電圧を検出する電圧検出回路10
と、入力端子に接続される負電圧を検出する電圧検出回
路11を並列接続して構成する。 (4)上記(1)〜(3)において、出力回路14,1
5を、正電圧検出回路10と正電流検出回路12に応動
する第1のフォトカプラと、負電圧検出回路11と負電
流検出回路13に応動する第2のフォトカプラから構成
する。
【0017】(5)上記(1)〜(4)において、電圧
検出タイミング/正電流検出タイミング/負電流検出タ
イミングの各タイミング信号に応じて、電流検出回路1
2,13の駆動回路16,16’に選択的にクロツクパ
ルスを供給するクロツクパルス発生回路17と、上記各
タイミング信号に応じて動作し、上記各タイミング時に
出力回路から出力される信号状態を検出する信号検出回
路18とを設ける。 (6)上記(1)〜(5)において、電流検出回路1
2,13の駆動回路16,16’をクロックパルスを全
波整流もしくは半波整流する整流回路から構成する。 (7)上記(1)〜(6)において、正及び負方向の電
流検出回路12,13による正又は負の電流検出タイミ
ングをフォトカプラによって切り換える。
【0018】図1において、入力端子1、1’に接続さ
れている信号源が電圧出力型のものである時は、正負の
電圧検出回路10、11が応答し、信号源のオン/オフ
検出を行う。また信号源が無電圧型のものである場合
は、電圧検出回路10、11は応答せず、正負の電流検
出回路12、13のいづれか一方又は双方が応答してオ
ン/オフ検出を行う。即ち、信号源がフォトカプラ又は
オープンコレクタの様に極性をもっているために電流の
流入方向が制限される場合は対応する電流検出回路側が
応答し、スイッチ接点等の無極性の信号源であれば正負
の電流検出回路がともに応答する。なお、逆電圧防止ダ
イオード付きフォトダイードのように双極性の信号源で
ある場合も該ダイオードの影響を除外した正しいオン/
オフ検出を行う。
【0019】また、パルス発生回路17から、電圧検出
タイミング/正電流検出タイミング/負電流検出タイミ
ングの各タイミング信号に応じて、駆動回路16,1
6’に選択的にクロックパルスを供給し、信号検出回路
18により各タイミングにおいて出力回路14,15か
ら出力される信号状態を検出することにより、前記図1
6に示した各種入力の開閉状態を検出することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図2〜図8により本発明の第1の
実施例について説明する。図2は本発明の1実施例であ
る信号入力回路の構成を示す図、図3は図1における
「正クロック整流回路」の1実施例を示す図、図4は図
1における「負クロック整流回路」の1実施例を示す図
である。また、図5はこれらの動作波形、図6は図1に
おける「パルス発生回路」の論理回路図、図7は「信号
検出回路」の論理回路図、図8は図6、図7の論理回路
の動作波形図である。
【0021】図2において、1及び1’は入力端子であ
って、図1の1、1’に対応する。20は正電圧検出回
路、22は正電流検出回路、24は正側出力回路であ
る。22aは正クロック整流回路であって端子22b及
び22cにその回路出力を出力するが、その実施例は図
3に示される。28は出力端子であって同じく19に対
応する。21は負電圧検出回路、23は負電流検出回
路、25は負側出力回路である。23aは負クロック整
流回路であって端子23b及び23cにその回路出力を
出力するが、その実施例は図4に示されている。
【0022】図2においてD0,D1,D2、D3,D
4,D5,D6,D7はダイオード、R0,R1,R
2,R3,R4,R5,R6、R7,R8,R9、R1
0,R11,R12,R13は抵抗、C1はコンデンサ
である。又Q0,Q1,Q2,Q3はトランジスタ、F
C0とFC1はフォトカプラ、IC1はCMOSーIC
のインバータである(以下インバータについて同じ)。
図3において、D10からD24はダイオード、C1
0,C12,C14はコンデンサ、IC10とIC12
はインバータである。図4において、同じくD11から
D25まではダイオード、C11,C13,C15はコ
ンデンサ、IC11とIC13はインバータである。
【0023】次に図5の動作波形について説明する。同
図において31の信号MCKは基本クロック、32のC
LOCKはこの基本クロックを4分の1に分周したもの
である。なお、この分周比は他の値でも差し支えなく任
意である。33のVTM(Voltage Timing :以下、
この期間を電圧検出タイミングという)はこのCLOC
Kの1周期分の時間だけハイ状態となる信号であり、3
4のI+TM(I+Timing:以下、この期間を正電流検
出タイミングという)はこのVTM信号を1CLOCK
分シフトした信号、35のI−TM(I−Timing:以
下、この期間を負電流検出タイミングという)はこのI
+TMを更に1CLOCK分シフトした信号である。上
記電圧検出タイミング信号VTM、正電流検出タイミン
グ信号I+TM、負電流検出タイミング信号I−TM
は、所定の周期で外部から与えられる信号CLOCKか
ら生成される。そして、電圧検出タイミング信号VT
M、正電流検出タイミング信号I+TM、負電流検出タ
イミング信号I−TMにより、図2に示す信号入力回路
の検出タイミングが切り替えられ、また図7の信号検出
回路が制御される。
【0024】36の+CK(P)信号は前記I+TMと
基本クロックMCKとの論理積をとった結果得られる信
号であり、+CK(N)はそのインバート信号である。
この+CK(P)と+CK(N)のペアを正クロックと
称する。37のーCK(P)は同様にIーTM波形と基
本クロックとの論理積をとった信号で、そのインバート
信号がーCK(N)である。同様にこのペアを負クロッ
クと称する。このことから33の電圧検出タイミングV
TMにおいては+CK(P,N)及びーCK(P,N)
双方にパルス状態はなくDC状態を保持し、34の正電
流検出タイミングI+TMにおいては+CK(P,N)
のみにパルス状態が存在し、負電流検出タイミングIー
TMにおいてはーCK(P,N)のみにパルス状態があ
る。なお、+CK及びーCKが同時にパルス状態にある
タイミングはない。
【0025】図6は図1におけるパルス発生回路17に
おいて上記波形33,34,35,36,37,を発生
させるための論理回路を示している。同図(a)はアン
ドゲートAND1,AND2及びインバータゲートIN
V1,INV2による+CK、ーCK信号の発生論理回
路、同図(b)はナンドゲートNAND1とシフトレジ
スタSFTによる電圧検出タイミング信号VTM,正電
流検出タイミング信号I+TMおよび負電流検出タイミ
ング信号IーTM信号の発生論理回路である。
【0026】次に図5に示した38(Vp)及び39
(Vn)の波形について図3、図4により説明する。V
pは図2に示す正クロック整流回路22aの端子22b
と端子22cの間に現れる整流電圧波形である。図3に
おいて、正電流検出タイミングI+TMにおいてインバ
ータIC10及びIC12に印加される各クロツク+C
K(P)および+CK(N)は、それぞれ結合コンデン
サC10、C12を介してD10,D12,D14及び
D16で構成するダイオードブリッジへ供給される。こ
のダイオードブリッジは全波整流機能を有するので端子
22bを高位側、22cを低位側とする当該クロックペ
アの整流電圧が発生する。この電圧の値はIC10,I
C12の電源電圧をVCCとするとVCC−2Vf(V
fは各ダイオードの順方向電圧)となる。C14はリッ
プル軽減のための平滑コンデンサ、D18とD20およ
びD22とD24のダイオードペアはIC10,IC1
2の出力ラインに生ずるノイズによるIC破壊を防止す
る保護ダイオードである。この整流電圧は正電流検出タ
イミングI+TMのみで生じ、他のタイミングでは生じ
ない。
【0027】同様に、Vnは図2に示す負クロック整流
回路23aの端子23cと23bの間に現れる整流電圧
波形である。図4において、構成素子は図3と全く同一
であって、ただブリッジを形成するダイオードの向きが
逆になっているのみである。従い、整流電圧は端子23
cを高位側、23bを低位側とするものとなり、その値
はVCC−2Vfである。またこの電圧は負電流検出タ
イミングIーTMのみで発生し、他のタイミングでは発
生しないことも同様である。
【0028】次に、本発明の1実施例である図2につい
て説明する。先ず信号源が図16(a)で示す電圧出力
型である場合について説明する。この場合は電圧検出タ
イミングVTM(図5の33)で検出を行う。このタイ
ミングでは正負のクロック整流回路22a及び23aは
整流動作をしないので正負の電流検出回路は共に動作し
ない。今、信号源出力によって入力端子1が1’に対し
てハイ状態(電圧印加)にあったとする。この場合正電
圧検出回路20においてダイオードD0の順電流方向に
当たるので電流は、図示しない信号源から入力端子1を
通じて正電圧検出回路20、正側出力回路24のフォト
カプラFC0の抵抗R10を経由して入力端子1’から
信号源に帰還するループを形成する。従って、この抵抗
R10の両端電圧がフォトカプラFC0のLEDの閾値
を超えればフォトカプラFC0を導通させることがで
き、これにより出力抵抗R12の下側はロウ状態とな
る。この状態は抵抗R13とコンデンサC1からなるフ
ィルタによって高周波ノイズが除去され、さらにIC1
によってバッファ増幅され端子28に出力される。他
方、負電圧検出回路21においてはダイオードD1の向
きが逆方向のため、入力端子1、負電圧検出回路21、
負側出力回路25の抵抗R11から入力端子1’へ帰還
する電流は阻止され、フォトカプラFC1が導通する事
はない。
【0029】次に信号源出力によって入力端子1が1’
に対してロウ状態(0V電圧印加)にあった場合を考え
る。この場合は前記と逆に入力端子1’、抵抗R11、
抵抗R1、ダイオードから入力端子1に至る電流ループ
が形成されるためフォトカプラFC1は導通しこの状態
は同様に出力端子28に出力される。この場合同様の理
由でFC0が導通することはない。つまり電圧出力型の
信号源に対して正負の電圧検出回路は信号源電圧の極性
に呼応して対応する出力回路のフォトカプラFC0また
はFC1を導通または非導通とする動作を行うことが出
来たわけであり、これ即ち信号源の電圧出力の状態を検
出したことになる。
【0030】次に信号源が図16(b)の様な機械的接
点であって、その出力は短絡または開放という状態のみ
であってなんら電圧出力がない場合について説明する。
初めに正電流検出タイミングI+TMでの動作を説明す
る。このタイミングにおいては、前述したように正クロ
ック整流回路22aのみが動作するため、正電流検出回
路のみが動作可能である。先ず、入力端子1、1’が
「開放」状態にある場合を考える。端子22bと22c
間の電圧が所定値以上になると端子22bから抵抗R
8、ダイオードD4、抵抗R4から端子22cに至るル
ートに電流が流れる。これにより抵抗R4の両端に電圧
降下が生じトランジスタQ2のベース・エミッタを順バ
イアスするのでQ2はオンとなり、正クロック整流回路
の電流は殆ど抵抗R6とトランジスタQ2を流れる。ト
ランジスタQ2のオン時のコレクタ・エミッタ間電圧は
Vf より小さいので、ダイオードD6を通じてフォトカ
プラFC0の抵抗R10に流れる電流はなくFC0が導
通する事はない。他方トランジスタQ0のエミッタ電圧
は、Q2のベース・エミッタ電圧VbeとダイオードD4
の順方向電圧Vf との和すなわちVbe+Vf を保つ。
【0031】次に入力端子1、1’間が「短絡」状態に
なった場合を考える。この場合、電流は正クロック整流
回路22aの端子22bから抵抗R8を経由してトラン
ジスタQ0のエミッタ、コレクタ、ダイオードD2を通
って端子1へ流れ込み再び1’に戻って端子22cに帰
還する事になる。従って、Q2のベースバイアス電圧を
形成するダイオードD4及び抵抗R4を電流が流れなく
なるため、Q2のベースバイアス電圧がVbe以下となり
Q2はターンオフする。これにより電流が抵抗R6,ダ
イオードD6を経由して抵抗R10に流れることとなり
フォトカプラFC0は導通する。なおこの場合の入力端
子1、1’間の電圧は、トランジスタQ0のエミッタ電
圧(前記Vbe+Vf )からダイオードD2の順方向電圧
Vfを差し引いたVbeという値となる。なお抵抗R2はQ
0のコレクタ電流を制限する働きをする。
【0032】次に信号源は前記と同様に無電圧の接点情
報出力である場合に、検出タイミングが負電流検出タイ
ミングIーTM(図5の35)に引き続き移行した場合
の動作について説明する。このタイミングでは前記と異
なり負電流検出回路23のみが動作する。この回路は、
正電流検出回路に比して、ダイオードD3とD7の極性
を対応するD2とD6と逆接続とし、また、トランジス
タQ1を対応するQ0がPNP型であるのに対してNP
N型へ、Q3を対応するQ2がNPN型であるのに対し
てPNP型へ変更したものである。又前述した正電流電
流回路と同様の動作をさせるために、負クロック整流回
路23aの整流出力電圧は端子23c側が端子23bよ
り高位電圧となるように構成したものである。動作は全
く正電流検出回路と同様である。即ち、入力端子1、
1’間が「開放」である時は電流は端子23cからトラ
ンジスタQ3,抵抗R7を経由して端子23bに至るル
ープのみを流れ、フォトカプラFC1が導通することは
ない。「短絡」である場合は電流は、入力端子1’から
信号源に流出すると同時にQ3がターンオフすることに
よりFC1が導通する。
【0033】以上の説明により、信号源が接点出力等の
双方向型である場合は、電圧検出タイミングVTMにお
いては無電圧であるのでFC0及びFC1とも導通する
事がない。正電流検出タイミングI+TMではFC0の
みが導通し、負電流検出タイミングI−TMにおいては
FC1のみが導通する。従い、三つの検出タイミングが
終了した時点では、FC0とFC1が共に導通したこと
となる。なお電流検出タイミングにおける正負の電圧検
出回路の振舞については、その印加電圧が小さくダイオ
ードD0、D1の順方向電圧Vf の値とほぼ同一なので
電流が微少でありフォトカプラを導通させることは出来
ない。
【0034】信号源が図16(c)の様に電流方向が正
方向(端子1から1’の向き)に限定されている場合は
同様の動作によって、正電流検出タイミングでのみフォ
トカプラFC0が導通する。信号源が図16(d)の様
に、電流方向が負方向(端子1’から端子1の向き)に
限定されている場合は、負電流検出タイミングでフォト
カプラFC1のみが導通することは以上の説明から明ら
かである。
【0035】なお、従来技術の説明で参照した図17に
ついての対応について説明する。同図は信号源の特殊形
態を示すものでフォトカプラの出力段に逆電圧によるト
ランジスタ破壊防止の為の保護ダイオードをとりつけた
ものである。当該トランジスタがオンの場合は前記図2
に示したフォトカプラFC0とFC1の双方が導通とな
り、結果的に無方向性の接点スイッチ(図16の
(b))と同一の検出結果になる。他方、当該トランジ
スタがオフの場合は、正電流検出タイミングではフォト
カプラFC0は非導通、負電流検出タイミングでは保護
ダイオードが順バイアスされるためフォトカオプラFC
1が導通し誤った検出結果となってしまう。
【0036】本発明においては、電流検出時における入
力端子1,1’への印加電圧を上記保護ダイオードの順
方向電圧Vf 以下とすることによりこれを回避してい
る。即ち、フォトカプラは無接点スイッチであって、オ
ン/オフなる2状態を示すことが出来れば十分であるた
め、受光トランジスタのオン動作点は飽和領域に設定す
るのが一般的である。従いそのコレクタ電圧対コレクタ
電流特性により、コレクタ・エミッタ間の電圧が小さく
ても比較的大きな電流が流れ得る。しかるに当該保護ダ
イオードはいわゆる順方向電圧Vf を超える大きな電圧
を順方向に印加しないと大きな電流が流れ得ない。な
お、一般的にVf の値はあり程度ばらつくものではある
が、当該印加電圧付近では、回路常数を適当に設定する
ことで、上記保護ダイオードによる誤動作を回避するこ
とができる。
【0037】次に、図1に示した信号検出回路18にお
ける検出結果処理動作を図7及び図8を用いて説明す
る。図7において、AND3〜AND10はアンドゲー
ト、OR1〜OR4はオアゲート、INV3,INV4
はインバータ、FF1,FF2はJKフリップフロップ
(以下FF1,FF2と略記する)であり、同図に示す
信号名は、図8の信号名に対応しており、図2の出力端
子28から出力される信号は信号名「SIG」として受
け取るとする。
【0038】図7(a)において、正電圧検出タイミン
グ信号VTMと出力端子28から出力される信号SIG
はアンドゲートAND3により論理積が取られ、図8に
示す信号VSIGを発生する。なお、この信号VSIG
は電圧検出タイミングにおいて図2の出力端子28から
出力される信号に基づく信号である。また、図7(b)
において、オアゲートOR1により信号I+TMとIー
TMの論理和が取られ、その出力が図8に示すように電
流検出タイミング信号ITMとして出力される。また、
上記信号ITMと信号SIGの論理積をアンドゲートA
ND4により求め、その出力信号をFF1のJ端子に入
力する。FF1のK端子には電圧検出タイミング信号V
TM、クロック端子にCLOCKが供給されており、上
記アンドゲートAND4の出力はクロックCLOCKの
タイミングでFF1にセットされ入力信号を保持する。
なお、FF1の保持状態は、上記信号VTMが入力され
たとき、クロックCLOCKのタイミングでリセットさ
れる。
【0039】FF1の出力端子QとJ端子信号は、オア
ゲートOR2により論理和が取られ、オアゲートOR2
から図8に示すISIGが出力される。なお、この信号
は電流検出タイミングにおいて、図2の出力端子28か
ら出力される信号に基づく信号である。図7(c)にお
いて、アンドゲートAND5,AND6、およびオアゲ
ートOR3により信号VMOD、VSIG,IMOD,
ISIGに論理演算を施し、オアゲートOR3の出力を
アンドゲートAND7の一方の入力に与える。一方、ア
ンドゲートAND8,AND9、およびオアゲートOR
4により、信号VMOD、VTM,IMOD,I−TM
に論理演算を施し、オアゲートOR4の出力をアンドゲ
ートAND7の他方に入力し、また、アンドゲートAN
D10に入力する。
【0040】アンドゲートAND7はオアゲートOR
3、OR4の出力が共にハイ状態になったとき出力を発
生する。FF2はアンドゲートAND7の出力により、
クロツクCLOCKのタイミングでセットされ入力信号
を保持する。その結果、図8に示す信号SIGOUTが
出力される。この信号SIGOUTが図1に示す信号検
出回路の出力信号となる。また、上記FF2はアンドゲ
ートAND7の出力(オアゲートOR3の出力がロー状
態で、かつ、オアゲートOR4の出力がハイ状態のとき
出力が発生する)により、クロツクCLOCKのタイミ
ングでリセットされる。図7(d)は前記VMODとI
MOD信号を発生するための回路構成を示す。スイッチ
は2極スイッチで、上側に倒すとVMODであり、下側
に倒すとIMODである。このスイッチは信号源のオン
状態を検出した場合、オン検出タイミングがVTMか、
ITMか又は双方かという切分けに使用する。なお、こ
れはスイッチに限定されず他の論理信号でも良い(以下
スイッチ等)。
【0041】すなわち、図7(a)の論理回路により、
電圧検出タイミングVTMにおいて図2の出力端子28
から出力される信号SIGを弁別し、電圧検出信号VS
IGを得る。また、図7(b)の論理回路により、電流
検出タイミングITMにおいて図2の出力端子28から
出力される信号SIGを弁別して電流検出信号VSIG
を得る。そして、図7(b)の論理回路において、上記
電圧検出信号VSIG、電流検出信号ISIGを、負電
流検出タイミング信号I−TMのタイミングで、FF2
にセットし保持させる。この信号が前記図1に示した信
号検出回路18の出力信号となる。
【0042】図8は前記した論理演算により得られる各
信号の動作波形図を示したものである。同図において3
2、33、34及び35は図5におけるこれらの信号波
形の再掲であり、それぞれCLOCK、VTM,I+T
M,I−TM信号である。61の電流検出タイミング信
号ITMは前述の通り正電流検出タイミング信号I+T
Mと負電流検出タイミング信号I−TMのオア結果であ
る。62のSIG信号は図2の回路の検出結果であり、
この例では正電圧検出タイミングVTMと正電流検出タ
イミングI+TMの双方でフォトカプラFC0,FC1
が導通した場合を想定したものである。これを元に、6
3のVSIG信号は図7(a)により正電圧検出タイミ
ングVTMでの導通の有無を示し、64のISIG信号
は図7(b)により電流検出タイミングITMに導通が
あったか否かの情報を次の電圧検出タイミングVTM終
了時点まで保持したものである。65は、図7(c)に
よる信号SIGOUTを、当該SIG信号例および図7
(d)のスイッチ等の状態に即して示したものである。
【0043】次に当該信号源のオン/オフ状態の判断手
法について説明する。判断タイミングは3種の検出タイ
ミング終了直後から次のVTM終了までであるから、こ
の間に信号SIGOUTを観測する。スイッチ等がVM
ODであった時、SIGOUTがハイ状態であれば前記
3種のタイミングのいずれかにおいて信号源がオン状態
にあったことを示し、SIGOUTがロウ状態ならば3
種タイミング全体を通じて信号源がオフ状態であったこ
とを示す。他方、スイッチ等がIMODにあれば、SI
GOUTがハイ状態なら正負の電流検出タイミングのい
ずれかにおいて信号源がオンであったこと、ロウ状態な
ら正負電流検出タイミング双方にわたり信号源がオフで
あったことを示す。
【0044】なお、本実施例においては、図2の回路に
おいて、簡単のために、正電圧検出回路20と正電流検
出回路22の出力と負電圧検出回路21と負電流検出回
路23の出力を統合して1本の信号線として観測してい
るが、この前記4出力を個別回路で個別に図1の信号検
出回路18に送出し信号検出回路ではこれら4出力の組
合せによって信号源のオン/オフ判定を行えば、さらに
容易に判定ができることは本発明の開示内容で明らかに
されている。
【0045】図9にクロック整流回路の他の実施例の回
路図を示す。(a)は正クロック整流回路、(b)は負
クロック整流回路を示す。これらは各々図3、図4にお
ける全波整流を半波整流としたものである。所要電流が
小さくて済む場合は回路簡易化に資する。なお(a)に
おいて追加したコンデンサC12’はデカップリング用
である。
【0046】図10に電流検出/出力回路の他の実施例
(その1)の回路図を示す。同図においてR1からR8
は抵抗、D1,D2はダイオード、C1からC3はコン
デンサ、FC1,FC2,FC3はフォトカプラであ
る。この実施例は+CK及びーCKクロックを駆動源と
し、正負の電流検出タイミング制御をフォトカプラFC
1とFC2経由で行うことにより、回路の簡易化と信号
源との電気的絶縁を図ったものである。
【0047】図11に電流検出/出力回路の他の実施例
(その2)の回路図を示す。同図においてR1からR6
は抵抗、D1,D2はダイオード、C1はコンデンサ、
TRは結合トランス、FC1,FC2,FC3はフォト
カプラである。前図10に加え駆動源を結合トランスで
供給することにより、クロックパルス源と信号源の完全
絶縁を図ったものである。
【0048】図12に電流検出/出力回路の他の実施例
(その3)の回路図を示す。この回路は結合トランスに
より駆動源を供給し、正負の電流検出結果を各々異なる
フォトカプラFC1およびFC2で出力するものであ
る。なお、R1からR6は抵抗、C1,C2はコンデン
サ、D1,D2はダイオードである。
【0049】図13に電流検出/出力回路の他の実施例
(その4)の回路図を示す。この回路はIC1,IC2
およびIC3のインバータで駆動源を供給し、正負の電
流検出結果を各々異なるフォトカプラFC1,FC2で
出力するようにしたものであり、回路の簡易化に資す
る。R1からR7は抵抗、C1からC4はコンデンサ、
D1,D2はダイオードである。
【0050】図14に電流検出/出力回路の他の実施例
(その5)の回路図を示す。この回路は図13と同様、
IC1,IC2およびIC3のインバータを駆動源とし
たものであるが、図13とは異なり、入力端子1,1’
間が低インピーダンスになったとき、フォトカプラFC
1および/またはFC2が出力するように構成したもの
である。すなわち、入力端子1,1’間に低インピーダ
ンス素子が接続された場合、インバータIC2→コンデ
ンサC3→入力端子1,1’→コンデンサC4→インバ
ータIC3の回路と、インバータIC3→コンデンサC
4→入力端子1’,1→コンデンサC3→インバータI
C2の回路が形成されフォトカプラFC1および/また
はFC2はオン出力を発生しない。
【0051】一方、入力端子1,1’間が開放状態にな
ると、インバータIC2→コンデンサC3→抵抗R1→
抵抗R2→フォトカプラFC1→ダイオードD1→コン
デンサC4→インバータIC3の回路および/または、
インバータIC3→コンデンサC4→ダイオードD2→
フォトカプラFC2→抵抗R4,R1→コンデンサC3
→インバータIC2の回路が形成され、フォトカプラF
C1および/またはFC2が出力を発生する。同図の回
路は、上記図13の回路と同様、回路の簡易化に資す
る。
【0052】なお、上記実施例では、図2に示す信号入
力回路にパルス発生回路と信号検出回路を付加し、電圧
検出タイミング、正負電流検出タイミングの各検出タイ
ミングにおいて出力される信号を信号検出回路で弁別
し、信号入力回路の入力端子に接続される信号源等の状
態を検出するようにしているが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、図2等に示される信号入力回
路を単独で使用してもよい。すなわち、入力端子に電圧
出力型の信号源が接続される場合には、クロツクパルス
の供給を停止して、正負電圧検出回路により信号状態を
検出し、また、入力端子に接点型、あるいはダイオード
型のスイッチング素子が接続される場合には、クロツク
パルスを供給して、正負電流検出回路により入力端子に
接続される素子の状態を検出するようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
以下の効果を得ることができる。 (1)入力端子に接続される信号源の正及び負の電圧を
検出する電圧検出回路と、上記入力端子に正及び負方向
の電流を流す電流検出回路および出力回路とからなる信
号入力回路において、クロックパルスを整流して正負の
電圧を発生する駆動回路を設け、上記電流検出回路を上
記駆動回路が出力する正負の電圧により駆動するように
したので、従来例のように商用電源用トランス等の大型
のトランスを使用することなく、電流検出回路を駆動す
ることができる。このため、装置の小型化を図ることが
でき、また、高速クロツクを使用することにより、すば
やい応答を期待することができる。
【0054】(2)駆動回路とクロックパルス源とをコ
ンデンサ、トランスもしくはフォトカプラにより電気的
に絶縁することにより、本発明に係わる信号入力回路を
クロツクパルス源から電気的に分離することができ、本
発明の信号入力回路の入力端子に接続される信号源等の
電位を考慮する必要がなくなる。また、出力回路を、第
1、第2のフォトカプラから構成することにより、同様
に、入力端子に接続される信号源等と、出力信号を電気
的に絶縁することができる。 (3)電圧検出タイミング/正電流検出タイミング/負
電流検出タイミングの各タイミング信号に応じて、電流
検出回路の駆動回路に選択的にクロツクパルスを供給す
るクロツクパルス発生回路と、上記各タイミング信号に
応じて動作し、上記各タイミング時に出力回路から出力
される信号状態を検出する信号検出回路とを付加するこ
とにより、入力端子に接続される信号源/接点/スイッ
チング素子の種類を考慮することなく、これらの作動状
態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成図である。
【図2】本発明の信号入力回路の1実施例を示す図であ
【図3】本発明の正クロック整流回路の1実施例の回路
図である。
【図4】本発明の負クロック整流回路の1実施例の回路
図である。
【図5】本発明の1実施例の動作を示す動作波形図であ
る。
【図6】本発明の1実施例のパルス発生回路の論理回路
図である。
【図7】本発明の1実施例の信号検出回路の論理構成図
である。
【図8】本発明の1実施例の動作を示す動作波形図であ
る。
【図9】本発明に係るクロック整流回路の他の実施例の
回路図である。
【図10】本発明に係る電流検出/出力回路の他の実施
例(その1)の回路図である。
【図11】本発明に係る電流検出/出力回路の他の実施
例(その2)の回路図である。
【図12】本発明に係る電流検出/出力回路の他の実施
例(その3)の回路図である。
【図13】本発明に係る電流検出/出力回路の他の実施
例(その4)の回路図である。
【図14】本発明に係る電流検出/出力回路の他の実施
例(その5)の回路図である。
【図15】従来のスイッチ切り替え方式の回路図であ
る。
【図16】信号源の具体例の説明図である。
【図17】逆電圧防止ダイオードを有するフォトカプラ
の回路図である。
【図18】従来の信号入力回路を示す図である。
【符号の説明】
1,1’ 入力端子 10,20 正電圧検出回路 11,21 負電圧検出回路 12,22 正電流検出回路 13,23 負電流検出回路 14,24 正側出力回路 15,25 負側出力回路 16,16’ 駆動回路 17 パルス発生回路 18 信号検出回路 19,28 出力端子 22a 正クロック整流回路 23a 負クロック整流回路 FC0,FC1 フォトカプラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と、出力端子と、該入力端子に
    接続される信号源の正及び負の電圧を検出する電圧検出
    回路と、 上記入力端子に正及び負方向の電流を流す電流検出回路
    および出力回路とからなる信号入力回路において、 クロックパルスが供給され、正負の電圧を発生する駆動
    回路を設け、上記電流検出回路を上記駆動回路が出力す
    る正負の電圧により駆動することを特徴とする信号入力
    回路。
  2. 【請求項2】 上記駆動回路とクロックパルス源とをコ
    ンデンサ、トランスもしくはフォトカプラにより電気的
    に絶縁することを特徴とする請求項1の信号入力回路。
  3. 【請求項3】 電圧検出回路は、入力端子に接続される
    正電圧を検出する電圧検出回路と、入力端子に接続され
    る負電圧を検出する電圧検出回路を並列接続したもので
    あることを特徴とする請求項1または請求項2の信号入
    力回路。
  4. 【請求項4】 出力回路は正電圧検出回路と正電流検出
    回路に応動する第1のフォトカプラと、負電圧検出回路
    と負電流検出回路に応動する第2のフォトカプラを備え
    ていることを特徴とする請求項1,2または請求項3の
    信号入力回路。
  5. 【請求項5】 電圧検出タイミング/正電流検出タイミ
    ング/負電流検出タイミングの各タイミング信号に応じ
    て、電流検出回路の駆動回路に選択的にクロツクパルス
    を供給するクロツクパルス発生回路と、 上記各タイミング信号に応じて動作し、上記各タイミン
    グ時に出力回路から出力される信号状態を検出する信号
    検出回路とを備えたことを特徴とする請求項1,2,3
    または請求項4の信号入力回路。
  6. 【請求項6】 電流検出回路の駆動回路はクロックパル
    スを全波整流もしくは半波整流する整流回路から構成さ
    れることを特徴とする請求項1,2,3,4または請求
    項5の信号入力回路。
  7. 【請求項7】 正及び負方向の電流検出回路への正負の
    電圧の供給をフォトカプラによって切り換えることを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5または請求項6の信
    号入力回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006324996A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 異常検出装置
JP2007318243A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Onkyo Corp スピーカー照明装置およびこれを用いたスピーカーシステム

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