JPH09178306A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

冷凍サイクル装置

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JPH09178306A
JPH09178306A JP7335429A JP33542995A JPH09178306A JP H09178306 A JPH09178306 A JP H09178306A JP 7335429 A JP7335429 A JP 7335429A JP 33542995 A JP33542995 A JP 33542995A JP H09178306 A JPH09178306 A JP H09178306A
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compressor
evaporator
temperature
amount
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JP7335429A
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Tetsushige Shinoda
哲滋 信田
Hisasuke Sakakibara
久介 榊原
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Denso Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F23/00Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm
    • G01F23/22Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measuring physical variables, other than linear dimensions, pressure or weight, dependent on the level to be measured, e.g. by difference of heat transfer of steam or water
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3225Cooling devices using compression characterised by safety arrangements, e.g. compressor anti-seizure means or by signalling devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/005Arrangement or mounting of control or safety devices of safety devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒不足を蒸発器温度に基づいて判定する冷
凍サイクル装置において、圧縮機作動の断続等の如何に
かかわらず、冷媒不足を的確に判定する。 【解決手段】 圧縮機1の起動後所定時間経過後におけ
る蒸発器9の温度低下量に基づいて、サイクル内封入冷
媒量の不足を判定する。一方、圧縮機1が一旦、停止す
ると、この停止後、所定時間の間、蒸発器9の温度低下
量による冷媒量不足の判定を禁止する。これより、圧縮
機1の再起動時に蒸発器9の温度が十分上昇していない
場合に、誤って、冷媒不足と判定してしまうのを確実に
防止でき、その結果、蒸発器9の温度低下量に基づい
て、サイクル内封入冷媒量の不足を常に、的確に判定で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍サイクル装置に
おける冷媒量の不足を検出する装置に関するもので、例
えば自動車用空調装置の冷凍サイクル装置に用いて好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平1−95255号公報で
は、冷凍サイクル装置における冷媒量の不足を検出する
方式として、圧縮機の起動時における蒸発器の温度と、
圧縮機の起動後所定時間経過後における蒸発器の温度と
の温度差を算出し、この温度差が所定値以下であると
き、サイクル内封入冷媒量が不足していると判定するも
のを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のごとく
圧縮機の起動後における蒸発器温度の低下度合いのみに
基づいて、冷媒量の不足を判定すると、次のごとき問題
が発生する。例えば、自動車用空調装置等においては、
蒸発器の温度を検出して、蒸発器の温度に応じて圧縮機
の作動を断続することにより蒸発器のフロストを防止す
ることが多く実施されている。このような冷凍サイクル
装置では、圧縮機の作動を断続制御する状態では、圧縮
機の再起動時に既に蒸発器の温度が十分低下しているの
で、圧縮機の起動後における蒸発器温度の低下度合いが
僅少となるので、冷媒量が正常であるにもかかわらず、
冷媒不足と誤判定してしまう場合が生じる。
【0004】また、自動車用空調装置の運転を完全に停
止し、短時間経過後に自動車用空調装置の運転を再開す
る場合も蒸発器温度が十分上昇していないため、同様の
問題が発生する。本発明は上記点に鑑みてなされたもの
で、冷媒不足を蒸発器温度に基づいて判定する冷凍サイ
クル装置において、圧縮機作動の断続等の如何にかかわ
らず、冷媒不足を的確に判定することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請
求項1に記載の発明では、圧縮機(1)の起動後所定時
間経過後における蒸発器(9)の温度低下量に基づい
て、サイクル内封入冷媒量の不足を判定するとともに、
圧縮機(1)が一旦停止すると、この停止後、所定の
間、前記蒸発器(9)の温度低下量による冷媒量不足の
判定を禁止することを特徴としている。
【0006】このように、圧縮機(1)の停止後、所定
の間、冷媒量不足の判定を禁止することにより、圧縮機
(1)の再起動時に蒸発器(9)の温度が十分上昇して
いない場合に、誤って、冷媒不足と判定してしまうのを
確実に防止でき、その結果、蒸発器(9)の温度低下量
に基づいて、サイクル内封入冷媒量の不足を常に、的確
に判定できる。
【0007】また、請求項2記載の発明では、前回の蒸
発器(9)の温度低下量を記憶しておき、前記所定の間
は、前回の蒸発器(9)の温度低下量に基づいて、サイ
クル内封入冷媒量の不足を判定することを特徴としてい
る。従って、圧縮機(1)の停止後、所定の間、蒸発器
(9)の現実の温度低下量による冷媒量不足の判定を禁
止しても、前回の蒸発器(9)の温度低下量に基づい
て、冷媒不足の判定を実施できる。
【0008】また、特に、請求項7記載の発明では、蒸
発器(9)の温度に応じて圧縮機(1)の作動を断続す
ることにより蒸発器(9)の冷却能力を制御する冷凍サ
イクル装置において、圧縮機(1)の作動が停止される
と、圧縮機(1)の停止後の経過時間を計時するタイマ
ーをリセットすることを特徴としている。これにより、
蒸発器(9)の冷却能力制御のために圧縮機(1)の作
動が頻繁に断続されても、これの影響を受けることな
く、冷媒量の不足を常に、的確に判定できる。
【0009】なお、括弧内の符号は、後述する実施形態
記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明を適用する自動車用空調
装置の冷凍サイクル装置を示すもので、圧縮機1は電磁
クラッチ2を有し、この電磁クラッチ2が接続状態にな
るとベルト3を介して車両走行用エンジン4により圧縮
機1が駆動される。
【0011】圧縮機1はガス冷媒を吸入して圧縮し、高
温高圧の過熱ガス冷媒を吐出する。この圧縮機1から吐
出されたガス冷媒は凝縮器5に流入し、ここで冷却用電
動ファン6にて冷却され凝縮する。そして、この凝縮器
5から流出した冷媒はレシーバ7に流入し、ここで冷媒
の気液が分離されるようになっている。このレシーバ7
で分離された液冷媒は温度式膨張弁(減圧手段)8で減
圧されて低温低圧の気液2相状態になり、蒸発器9に流
入する。この蒸発器9は、自動車用空調装置の空調ケー
ス10内に収納され、空調用電動ファン11により送風
される内気または外気と熱交換(吸熱)して冷媒を蒸発
させる。空調用ファン11の送風空気は、蒸発器9にて
冷却、除湿され、冷風となり、エンジン冷却水を熱源と
して空気を加熱するヒータコア12で所定温度に再加熱
された後に、所定の吹出口(図示せず)から車室内に吹
き出すようになっている。13はヒータコア12による
加熱量を調整して吹出空気温度を制御する温度制御ドア
(エアミックスドア)である。
【0012】この蒸発器9で蒸発したガス冷媒は冷媒吸
入通路14を経て圧縮機1に吸入される。温度式膨張弁
8は蒸発器9出口における冷媒の過熱度が所定値となる
ように、蒸発器出口冷媒の温度と圧力に応じて、その弁
開度(冷媒流量)を調整するようになっている。20は
空調用電子制御装置で、マイクロコンピータとその周辺
回路とから構成されており、予め設定したプログラムに
従って空調用機器の作動を制御するものである。21は
蒸発器9の温度を検出するサーミスタ等からなる温度セ
ンサで、本例では蒸発器9の吹出直後の部位に配設され
て、吹出直後の空気温度を検出する。この温度センサ2
1の検出信号は冷媒不足検出の他に、後述するように蒸
発器9の冷却能力(フロスト防止)の制御のために用い
られる。
【0013】そのため、温度センサ21は蒸発器9の吹
出直後のうち、最も低温となる部位を実験的に求めて、
その最も低温となる部位に設置される。なお、温度セン
サ21は蒸発器9の温度を検出できればよいから、蒸発
器9のフィン等に密着配設して、フィン表面温度等を検
出するようにしてもよい。22は外気温度を検出する外
気温センサで、車両エンジンルームにおいて、凝縮器5
周辺の外気が流入しやすい位置に設置されている。23
は空調自動制御用センサ群で、日射量を検出する日射セ
ンサ、車室内温度を検出する内気センサ、ヒータコア1
2に流入する冷却水温度センサ等を包含している。
【0014】さらに、車室内前部の計器盤に設置される
空調制御パネル(図示せず)には、空調作動を指令する
操作スイッチ群24が設けられており、この操作スイッ
チ群24は目標温度の設定、吹出モードの設定、内外気
取り入れの設定、風量の設定等を行うものであり、この
操作スイッチ群24の中で、空調スイッチ25は圧縮機
1の起動信号を出力するスイッチ25aと、このスイッ
チ25aの投入状態を表示するランプ25bとを有して
いる。
【0015】ここで、ランプ25bは冷媒不足時には点
滅して、冷媒不足を表示するものであり、冷媒不足表示
手段としての役目を兼ねている。もちろん、ランプ25
bとは別個に冷媒不足表示のために専用の表示手段を設
けてもよい。次に、上記構成において作動を説明する。
最初に、冷凍サイクルとしての作動を説明すると、制御
装置20により電磁クラッチ2に通電され、この電磁ク
ラッチ2が連結状態になると、圧縮機1が自動車エンジ
ン4に連結されて、圧縮機1が作動して冷媒を吸入、圧
縮する。そして、圧縮機1から吐出されたガス冷媒が凝
縮器5にて冷却され凝縮する。
【0016】この凝縮器5から流出した冷媒の気液はレ
シーバ7にて分離され、このレシーバ7で分離された液
冷媒(飽和液冷媒)は温度式膨張弁8で減圧されて低温
低圧の気液2相状態となり、この冷媒は蒸発器9にて蒸
発し、この蒸発器9で蒸発したガス冷媒が吸入通路14
を通って再度、圧縮機1に吸入される。また、蒸発器9
の吹出直後の温度が温度センサ21により検出され、こ
の検出温度が設定温度(例えば、3°C)より低下する
と、制御装置20により電磁クラッチ2の通電が遮断さ
れて、圧縮機1が停止する。そして、圧縮機1の停止に
より、蒸発器9の吹出直後の温度が設定温度(例えば、
4°C)まで上昇すると、制御装置20により電磁クラ
ッチ2に通電されて、圧縮機1が再起動する。
【0017】このように、蒸発器9の吹出直後の温度に
応じて圧縮機1の作動を断続することにより、蒸発器9
のフロスト(着霜)を防止する。ところで、このような
冷凍サイクル装置において、サイクル内封入冷媒量と、
圧縮機1の起動後における蒸発器9の温度低下量との関
係は図2に示す関係にある。図2における蒸発器9の温
度低下量は、圧縮機1の起動時の蒸発器温度T1と、圧
縮機1の起動から所定時間(本例では1分間)経過した
時点での蒸発器温度T2 との温度差(T1 −T2 =Δ
T)である。
【0018】図2に示すように、この温度差(T1 −T
2 )はサイクル内封入冷媒量が50%付近に低下するま
では徐々に大きくなる。このように温度差(T1
2 )が大きくなる理由は冷媒量の低下につれて蒸発圧
力が低下し、これに伴い蒸発器入口付近での蒸発温度が
低下するからである。しかし、冷媒量が50%付近より
さらに低下すると、蒸発器9では冷媒の過熱ガス域が急
増して冷却能力が急減するので、温度差(T1 −T2
も急減する。
【0019】従って、図2において、冷媒量が100%
の正常時における温度差(T1 −T 2 )よりも小さい領
域に、冷媒不足を判定する設定値T0 (例えば、5.5
°C)を設定しておけば、この設定値T0 より温度差
(T1 −T2 )が小さいときはサイクル内封入冷媒量が
不足していると判定できる。しかし、圧縮機1の作動は
前述したフロスト防止のための断続、あるいは乗員によ
る空調装置の作動断続等により頻繁に断続され、そし
て、この頻繁な圧縮機断続作動が行われる状態では、圧
縮機1の再起動時の蒸発器温度が低いままであるので、
冷媒量が正常であっても、上記温度差(T1 −T2 )が
設定値T0 より小さい場合が発生する。
【0020】従って、圧縮機断続作動を考慮しないと、
実際上は、誤検出のない、的確な冷媒量不足の検出を行
うことができない。そこで、本発明ではこの圧縮機断続
作動を考慮した的確な冷媒量不足の検出装置を提案しよ
うとするものであり、次に、図3のフローチャートによ
り本発明による冷媒量不足の検出の作動を具体的に説明
する。
【0021】空調用電子制御装置20は、車載の電源バ
ッテリに電気接続されると、電源供給を受けて図3の制
御フローがスタートし、ステップS1にて圧縮機1の起
動有無(具体的には、電磁クラッチ2のON、OFF)
を判定し、圧縮機1が起動したときはステップS2に
て、前回の圧縮機1停止後の経過時間toff が所定時間
(例えば120分)経過しているかどうか判定する。
【0022】この経過時間toff が120分を越えてい
るときは、ステップS3に進み、圧縮機1の起動時にお
ける蒸発器温度T1 を記憶する。次に、ステップS4に
て、再度圧縮機1の起動有無を判定し、圧縮機1が起動
しているときはステップS5に進み、圧縮機1の起動後
の経過時間tonが所定時間(例えば1分)経過している
かどうか判定する。
【0023】この経過時間tonが1分を越えているとき
は、ステップS6にて、圧縮機1の起動から所定時間経
過した後の蒸発器温度T2 を記憶する。次に、ステップ
S7にて、上記両蒸発器温度T1 、T2 の温度差ΔT=
1 −T2 が設定値T0 (5.5°C)より小さいか判
定する。温度差ΔTが設定値T0 (5.5°C)より小
さいときは、前述の図2の特性から冷媒不足と判定し、
ステップS8にて、空調スイッチ25のランプ25bを
点滅させて、冷媒不足を車室内の乗員に表示する。
【0024】ステップS7にて、上記温度差ΔT=T1
−T2 が設定値T0 (5.5°C)より大きいときは冷
媒量が正常であるので、ステップS8をバイパスして直
接、ステップS9に進み、圧縮機1が停止していないか
判定し、圧縮機1が停止しているときはステップS10
にて、圧縮機1停止後の経過時間toff を計時するタイ
マーをリセット(toff =0)して、ステップS1に戻
る。
【0025】一方、前回の圧縮機1停止後の経過時間t
off が所定時間(例えば120分)経過していないとき
は、蒸発器9の温度が室温近くまで上昇せず、低温に維
持されている。そこで、このような場合には、ステップ
S2の判定がNOとなり、ステップS11に進み、ここ
で前回の圧縮機起動時における温度差ΔTが設定値T 0
(5.5°C)より小さいか判定する。前回の温度差Δ
Tが設定値T0 (5.5°C)より大きいときは、冷媒
量が正常であるので、ステップS9に進む。すなわち、
ステップS3〜S8による「蒸発器9の温度低下量によ
る冷媒量不足の判定、冷媒不足表示」を行わない。
【0026】これにより、前回の圧縮機1停止から短時
間後に、圧縮機1を再起動した場合における、冷媒不足
の誤検出を未然に防止できる。また、圧縮機1の作動
は、蒸発器9のフロスト防止のために、蒸発器9の温度
に従って頻繁に断続されるが、この頻繁な断続に対して
も、上記ステップS4、S9の判定により圧縮機1の停
止時は直ちに、ステップS10、S12に進み、圧縮機
1停止後の経過時間toff を0にリセットすることによ
り、冷媒不足の誤検出を同様に防止できる。
【0027】また、前回の圧縮機起動時における温度差
ΔTが設定値T0 (5.5°C)より小さいときは、冷
媒不足であるので、ステップS13にて、空調スイッチ
25のランプ25bを点滅させて、冷媒不足を車室内の
乗員に表示する。従って、ステップS3〜S8による
「蒸発器9の温度低下量による冷媒量不足の判定、冷媒
不足表示」を行わなくても(換言すれば、冷媒量不足の
判定を禁止しても)、問題は生じない。 (第2実施形態)第1実施形態では、ステップS2にて
前回の圧縮機1停止後の経過時間toffの大小を判定し
ているが、ステップS2において、温度センサ21によ
り検出される蒸発器温度と、外気温センサ22により検
出される外気温との温度差が所定値(例えば1°C)以
内になったかどうか判定し、この温度差が所定値以上で
ある間は「蒸発器9の温度低下量による冷媒量不足の判
定」を禁止するようにしてもよい。 (第3実施形態)冷媒不足が進行すると、圧縮機1への
潤滑オイル戻りが悪化して、圧縮機1の潤滑不良を引き
起こすことがあるので、冷媒不足時には圧縮機1を停止
するようにしてもよい。例えば、図2の特性図におい
て、蒸発器9の温度低下量ΔT(T 1 −T2 )が設定値
0 より小さい場合には、ランプ25bの点滅により冷
媒不足を表示し、蒸発器9の温度低下量ΔT(T1 −T
2 )が設定値T0 より小さい第2の設定値T0 ′よりさ
らに小さい場合は、ランプ25bの点滅による冷媒不足
の表示と同時に、圧縮機1を停止するようにしてもよ
い。 (第4実施形態)第1実施形態の冷凍サイクルでは、温
度センサ21により検出される蒸発器温度に応じて、圧
縮機1の作動を断続制御することにより、蒸発器9のフ
ロストを防止するようにしているが、図4に示すよう
に、蒸発器9の冷媒下流側に蒸発圧力調整弁15を設置
し、この蒸発圧力調整弁15により蒸発器9の蒸発圧力
に応じて冷媒通路の開度を調整することにより、蒸発器
9の蒸発圧力が設定値以上に維持されるようにして、蒸
発器9のフロストを防止する冷凍サイクルにおいても、
本発明を適用できる。
【0028】同様に、圧縮機1として、吐出容量を変化
できる可変容量圧縮機を用い、この可変容量圧縮機の容
量を吸入圧力(蒸発器9の蒸発圧力)に応じて可変する
ことにより蒸発器9のフロストを防止する冷凍サイクル
においても、本発明を適用できる。 (他の実施形態)なお、図3のフローチャートでは、ス
テップS3〜S7における冷媒不足判定を繰り返し実行
するようにしているが、ステップS7にて一度、冷媒不
足と判定したならば、以後、無条件で冷媒不足の判定結
果を維持して、冷媒不足判定を繰り返さないようにして
もよい。
【0029】また、第1実施形態の冷凍サイクルでは圧
縮機1を車両エンジン4にて駆動する場合について説明
したが、圧縮機1を電動機にて駆動する冷凍サイクルに
も本発明を適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す冷凍サイクル図で
ある。
【図2】圧縮機起動後における蒸発器の温度低下量と冷
媒封入量との関係を示すグラフである。
【図3】本発明の第1実施形態の作動を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の第4実施形態を示す冷凍サイクル図で
ある。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…電磁クラッチ、5…凝縮器、8…膨張
弁、9…蒸発器、14…冷媒吸入通路、20…制御装
置、21…温度センサ、22…外気温センサ、25b…
ランプ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス冷媒を圧縮し吐出する圧縮機(1)
    と、 この圧縮機(1)から吐出されたガス冷媒を凝縮する凝
    縮器(5)と、 この凝縮器(5)で凝縮した液冷媒を減圧膨張させる減
    圧手段(8)と、 この減圧手段(8)で減圧膨張した冷媒を蒸発させる蒸
    発器(9)と、 この蒸発器(9)で蒸発したガス冷媒を前記圧縮機
    (1)に吸入させる冷媒吸入通路(14)と、 前記蒸発器(9)の温度を検出する温度検出手段(2
    1)と、 この温度検出手段(21)の検出信号が入力され、前記
    圧縮機(1)の起動後所定時間経過後における前記蒸発
    器(9)の温度低下量に基づいて、サイクル内封入冷媒
    量の不足を判定するとともに、 前記圧縮機(1)の停止後、所定の間、前記蒸発器
    (9)の温度低下量による冷媒量不足の判定を禁止する
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 【請求項2】 前回の前記蒸発器(9)の温度低下量を
    記憶しておき、前記所定の間は、前回の前記蒸発器
    (9)の温度低下量に基づいて、サイクル内封入冷媒量
    の不足を判定することを特徴とする請求項1に記載の冷
    凍サイクル装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の間を前記圧縮機(1)の停止
    後の経過時間により決定することを特徴とする請求項1
    または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の間を、前記圧縮機(1)の停
    止後における前記蒸発器(9)の温度と外気温との温度
    差により決定することを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  5. 【請求項5】 サイクル内封入冷媒量が不足していると
    判定されたとき、冷媒量不足表示手段(25b)を作動
    させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    つに記載の冷凍サイクル装置。
  6. 【請求項6】 サイクル内封入冷媒量が不足していると
    判定されたとき、前記圧縮機(1)を停止させることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の冷
    凍サイクル装置。
  7. 【請求項7】 前記蒸発器(9)の温度に応じて前記圧
    縮機(1)の作動を断続することにより前記蒸発器
    (9)の冷却能力を制御するようになっており、 前記圧縮機(1)の作動が停止されると、前記圧縮機
    (1)の停止後の経過時間を計時するタイマーをリセッ
    トすることを特徴とする請求項4に記載の冷凍サイクル
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1つに記載
    の冷凍サイクル装置を備え、 前記圧縮機(1)を自動車エンジンにより駆動するとと
    もに、前記蒸発器(9)により冷却された冷風を車室内
    に送風して、車室内を冷房するようにしたことを特徴と
    する自動車用空調装置。
JP7335429A 1995-12-22 1995-12-22 冷凍サイクル装置 Pending JPH09178306A (ja)

Priority Applications (2)

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