JPH09177539A - マフラー - Google Patents

マフラー

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JPH09177539A
JPH09177539A JP33492995A JP33492995A JPH09177539A JP H09177539 A JPH09177539 A JP H09177539A JP 33492995 A JP33492995 A JP 33492995A JP 33492995 A JP33492995 A JP 33492995A JP H09177539 A JPH09177539 A JP H09177539A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
spiral
muffler
ridge
projection
Prior art date
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Pending
Application number
JP33492995A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Ida
一彦 居田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力損失の増大を招くことなく消音性能を大
幅に向上させる。 【解決手段】 外殻1と、この外殻1内を貫通するパイ
プ2とからなり、外殻1内の消音用空間とパイプ2内の
排気空間とを連通させる多数の孔20をパイプに形成し
ているマフラーである。パイプ2は外周側または内周側
に膨らんだ螺旋状の突条21を備えている。螺旋状を描
く突条21の内面は、音や衝撃波を直管のパイプではな
し得なかった多方向に反射させて干渉による騒音低減の
機会を大幅に増加させる。突条21の存在による排気抵
抗の増大は、突条21が螺旋状となっていることによる
スワール流の発生で相殺することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のエンジンな
どの排気経路中に設置されて消音を行うマフラーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マフラーは、通常、図8に示すように、
筒型で密閉されたものとなっている外殻1と、この外殻
1内を貫通するパイプ2とからなり、パイプ2における
外殻1内に位置する部分には多数の孔20を設けて、排
気が通されるパイプ2内の排気空間と、外殻1内の消音
用空間とを上記孔20によって連通させたものとし、一
様な外径をもつ円筒として形成されているパイプ2内か
ら消音用空間に入る際の膨張、消音用空間内での干渉、
消音用空間に充填された吸音材による吸音などによって
消音を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、マフラ
ーは、排気流に与える抵抗をできるだけ小さくしつつ消
音効果を高くすることが望まれているわけであるが、上
記従来のものにおいては、消音性能の更に向上させよう
とすれば、排気抵抗の大幅な増大を招かざるを得ず、排
気抵抗を所定のレベルに抑えるとすると、消音性能の改
善が困難な状態となっている。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは出力損失の増大を招く
ことが殆どないにもかかわらず消音性能を大幅に向上さ
せることができるマフラーを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、外殻
と、この外殻内を貫通するパイプとからなるとともに、
外殻内の消音用空間とパイプ内の排気空間とを連通させ
る多数の孔がパイプに形成されているマフラーにおい
て、パイプは外周側または内周側に膨らんだ螺旋状の突
条を備えていることに特徴を有している。螺旋状を描く
突条の内面は、音や衝撃波を直管のパイプではなし得な
かった多方向に反射させて干渉による騒音低減の機会を
大幅に増加させるものであり、また突条の存在による排
気抵抗の増大は、突条が螺旋状となっていることによる
スワール流の発生で相殺することができるものである。
【0006】螺旋状の突条は多条に形成されていること
が好ましい。また突条の一端側から他端側にかけて、パ
イプの最大径が漸次小さくなっていてもよい。更にはパ
イプを外周側に膨らんだ螺旋状の突条を備えた内管と、
この内管を囲む外管との二重管で形成してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、図1〜図3において、筒型で密閉された
ものとなっている外殻1については上記従来例と同じで
あるが、この外殻1内を貫通するパイプ2は、その外殻
1内に位置する部分に、外周側に膨らんだ螺旋状の突条
21が多条、図示例では5条設けられたものとなってお
り、多数の孔20は断面円弧状となっている突条21の
部分に設けられている。なお、突条21のパイプ2外周
側への膨出量や幅、螺旋ピッチなどは、排気流の流速や
流量等によって適宜設定してある。また、図示例では外
周側に膨らんだ突条21を示したが、内周側に膨らんだ
突条21を備えたものであってもよい。
【0008】このパイプ2を備えたマフラーにおいて、
内燃機関の排気をパイプ2に通したならば、パイプ2内
面に沿って流れる排気流について考えると、パイプ2の
軸方向断面が図3に示すように凹凸面となっていること
から、どうしても排気抵抗が高くなるが、凹凸面が滑ら
かなものである上に、図4に示す展開図から明らかなよ
うに、多条の螺旋状突条21を通過していくことに伴っ
て与えられる慣性によって排気抵抗の軽減を図ることが
できるスワール流を次第に構成するものとなり、このよ
うな流れを形成することによる排気抵抗の軽減が、上記
凹凸面の存在による抵抗の増大を相殺もしくは上回るこ
とになって、実際上、排気抵抗は従来例に示したものと
殆ど変わらないか少ないものとなる。
【0009】一方、パイプ2内を進行する衝撃波や騒音
に関して言えば、螺旋状の突条21は上記進行方向前方
に位置することになる壁面(図2にイで示す)を具備し
ており、この壁面は直管のパイプではなし得なかった音
源側への反射なども含む多方向に騒音や衝撃波を反射さ
せるものであり、突条21内面の上記壁面とは違う部分
での反射並びに突条21内面での多方向反射の繰り返し
もあって、干渉による騒音低減及び衝撃波の消滅の機会
を大幅に増加させるものである。従って、排気抵抗の増
大が殆どないにもかかわらず、消音性能の大幅な向上を
得ることができる。
【0010】図5(a)に示すように、突条21が設けら
れた部分におけるパイプ2の最大径が一様のもののほ
か、同図(b)に示すように、突条21の一端側から他端
側にかけて、パイプ2の最大径が漸次小さくなるように
したものであってもよい。この場合、音源側に戻る音の
反射量が増えることになるために、消音効果が更に高く
なる。
【0011】図6及び図7に他例を示す。ここでは外周
側に膨らんだ多条の螺旋状の突条21が全長にわたって
設けられた内管2bと、この内管2bを囲む外管2aと
でパイプ2を形成してある。内管2b及び外管2aの両
者に多数の孔20を設けてあるのはもちろんである。こ
のものにおいては、外管2aと内管2bとの間に複数本
の突条21によって螺旋状の流路が形成されることにな
り、ここを通過する音波や衝撃波は、突条21の外面及
び外管2aの内面において多方向反射を繰り返すことに
なり、このことによる騒音低減が内管2b内面での反射
による騒音低減に加わるために、やはり消音性能を更に
高めることができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明においては、パイプ
に外周側または内周側に膨らんだ螺旋状の突条を設けた
ものであり、螺旋状を描く突条の内面は、音や衝撃波を
直管のパイプではなし得なかった多方向に反射させて干
渉による騒音低減の機会を大幅に増加させるために、ま
た従来は消音には殆ど寄与しなかったパイプ内の排気空
間においても消音を得られるために、大幅な消音性能の
向上を得られるものであり、しかもこのように消音性能
が向上するとはいえ、突条の存在による排気抵抗の増大
は、突条が螺旋状となっていることによるスワール流の
発生で相殺することができるために、出力損失の低下が
生じないものである。
【0013】この時、螺旋状の突条は多条に形成されて
いると、螺旋のピッチを小さくしなくとも、パイプの全
周に突条を配置することができて、抵抗の軽減及び騒音
の低減の効果をより高くすることができる。また突条の
一端側から他端側にかけて、パイプの最大径が漸次小さ
くなっていると、騒音の低減効果をより高くすることが
できる。
【0014】さらにパイプを外周側に膨らんだ螺旋状の
突条を備えた内管と、この内管を囲む外管との二重管で
形成したならば、外管内面と内管外面との間に生ずる螺
旋状流路においても音や衝撃波の多方向反射とこれに伴
う干渉による騒音低減を得られるものであり、やはり消
音性能をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の斜視図である。
【図2】同上のパイプの横断面図である。
【図3】同上のパイプの縦断面図である。
【図4】同上のパイプの展開図である。
【図5】(a)は同上の側面図、(b)は他例の側面図であ
る。
【図6】他例を示すもので、(a)は分解斜視図、(b)は縦
断面図である。
【図7】同上の横断面図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 外殻 2 パイプ 20 孔 21 突条

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外殻と、この外殻内を貫通するパイプと
    からなるとともに、外殻内の消音用空間とパイプ内の排
    気空間とを連通させる多数の孔がパイプに形成されてい
    るマフラーにおいて、パイプは外周側または内周側に膨
    らんだ螺旋状の突条を備えていることを特徴とするマフ
    ラー。
  2. 【請求項2】 螺旋状の突条が多条に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のマフラー。
  3. 【請求項3】 突条の一端側から他端側にかけて、パイ
    プの最大径が漸次小さくなっていることを特徴とする請
    求項1または2記載のマフラー。
  4. 【請求項4】 パイプは外周側に膨らんだ螺旋状の突条
    を備えた内管と、この内管を囲む外管との二重管で形成
    されていることを特徴とする請求項1または2または3
    記載のマフラー。
JP33492995A 1995-12-22 1995-12-22 マフラー Pending JPH09177539A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990126