JP3078253B2 - 内燃機関用消音器 - Google Patents

内燃機関用消音器

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JP3078253B2 JP09355998A JP35599897A JP3078253B2 JP 3078253 B2 JP3078253 B2 JP 3078253B2 JP 09355998 A JP09355998 A JP 09355998A JP 35599897 A JP35599897 A JP 35599897A JP 3078253 B2 JP3078253 B2 JP 3078253B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用消音器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用消音器として、低周波
域の消音性を高めるために、図10及び図5(a)の模
式図に示すように、外筒100内に3つの共鳴室10
1,102,103を直列に配置し、排気管104を上
記3室101,102,103に貫通設置するとともに
小孔105により第2室102に連通し、分岐管106
を第1室101に開口し、第1室101と第3室103
を連通管107で連通して、2自由度の音響振動系によ
り、低周波域で2つの周波数を共鳴させて消音させるも
のが、例えば特公平3−45208号公報に開示されて
いる。これを第1の従来の技術とする。
【0003】また、図11に示すように、インナパイプ
200の外周にアウタパイプ201を設けてこれらの間
に共鳴室202を設け、該共鳴室202内にカバーパイ
プ203をインナパイプ200に固着して設け、インナ
パイプ200に、カバーパイプ203内の共鳴室204
に連通する孔205と、カバーパイプ203より下流側
に位置して共鳴室202に連通する孔206を形成し
て、低周波音及び高周波音を消音するようにしたもの
が、例えば実開平2−12012号公報に開示されてい
る。これを第2の従来の技術とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来の技術
のものにおいては、その共鳴室101と103が同容量
Vでかつ両管106,107が同流通断面積Sに形成さ
れているため、実際には1つ目の共鳴室101で音響エ
ネルギーが共鳴するため、2つ目の共鳴室103では殆
ど消音効果がなく、図6の破線Aの特性で示すように共
鳴ピークA1 が1つで、2つの明確な共鳴ピークが現れ
ず、顕著な消音効果が得られない問題がある。
【0005】また、上記第2の従来の技術のものにおい
ては、孔206が開口する側の共鳴室202がカバーパ
イプ203を越えた側の他の室207よりかなり大きな
容積に形成され、室207は共鳴室としての機能を意図
していないことから、2自由度の共鳴器を有する消音器
を成立させることは困難である。
【0006】そこで本発明は、簡易な構造で低周波音の
消音効果を高めることができ、かつ触媒担体との組み合
わせに有効な内燃機関用消音器を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、定常的に排気ガス
が流通しない2つの共鳴室を直列に接続した共鳴器を有
するものにおいて、第1の共鳴室への第1の首管の流通
断面積を両共鳴室を連通する第2の首管の流通断面積よ
りも大きくし、第1の共鳴室の容積を第2の共鳴室の容
積よりも小さくしたことを特徴とするものである。
【0008】第1の首管の流通断面積が第2の首管の流
通断面積よりも大きいため、第1の首管から伝達された
音波は第1の共鳴室内で拡張されるとともに共鳴され、
更に、第2の首管が第1の共鳴室よりも絞られているた
め縮小される。このような拡張と縮小作用を受けてエネ
ルギーが減衰する。
【0009】そして減衰された音波は、第2の首管を伝
達して第2の共鳴室内に伝達され、該第2の共鳴室の容
積が第1の共鳴室の容積よりも大きいことから、その伝
達された音波は第2の共鳴室内で拡張されるとともに共
鳴し、更に減衰される。
【0010】請求項2記載の第2の発明は、上記第1の
発明において、排気ガス通路を形成するインナパイプの
外周に空間を設けてアウタパイプを配置するとともにそ
の両端部をインナパイプに固着し、上記空間部内に高周
波共鳴室を形成して該高周波共鳴室により上記空間を第
1の共鳴室と第2の共鳴室に仕切り、上記インナパイプ
に、上記第1の共鳴室と連通する孔からなる第1の首管
を形成し、上記高周波共鳴室の外面とアウタパイプ間に
隙間を設けて該隙間を第2の首管としたものである。
【0011】本発明においては、上記と同様の作用を発
揮するとともに、高周波共鳴室の存在によって両共鳴室
と両首管が直列に接続される。請求項3記載の第3の発
明は、上記第1の発明において、排気ガスを浄化する触
媒担体とインナパイプとを連結するコーンを設け、該イ
ンナパイプと該コーンの外周に空間を設けてアウタパイ
プを配置し、該空間部内に高周波共鳴室を形成して該高
周波共鳴室により上記空間を第1の共鳴室と第2の共鳴
室に仕切り、上記インナパイプまたは上記コーンに、上
記第1の共鳴室と連通する孔からなる第1の首管を形成
し、上記高周波共鳴室の外面とアウタパイプ間に隙間を
設けて該隙間を第2の首管としたものである。
【0012】本発明においては、触媒担体とインナパイ
プをコーンで連結したので、消音器と離れた上流部に触
媒担体を別に設けるものに比べて部品点数及び溶接部の
削減が可能になる。
【0013】また、排気ガスが壁によって強制的に流れ
を変える縮流部のコーンに第1の首管を形成した場合に
は、排気ガス流に対して直角に開孔したものに比べて脈
動圧力が開孔を通過し易くなる。
【0014】請求項4記載の第4の発明は、上記第3の
発明において、前記アウタパイプは触媒担体の外周を覆
うケーシングと一体に形成されていることを特徴とする
ものである。
【0015】本発明においては、アウタパイプと触媒担
体の外周を覆うケーシングとで一部品で形成できる。請
求項5記載の第5の発明は、上記第2乃至4のいずれか
の発明において、インナパイプの外周に収納空間を設け
てカバーパイプを配置するとともにその収納空間内に吸
音材を充填して高周波共鳴室を形成し、第2の首管を、
上記カバーパイプとアウタパイプとの隙間で構成したも
のである。
【0016】本発明においては、高周波共鳴室における
カバーパイプの軸方向長と、カバーパイプとアウタパイ
プ間の隙間の断面積の設定によって首管の軸方向長と流
通断面積のチューニングが容易に行える。
【0017】請求項6記載の第6の発明は、上記第5の
発明において、高周波共鳴室を形成するカバーパイプの
外面に、第1の共鳴室と第2の共鳴室を連通する溝を形
成したものである。
【0018】本発明においては、溝の横断面形状や溝本
数の変更により、第2の首管のチューニングがより一層
容易になる。
【0019】
【発明の実施の形態】図に示す実施例に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。図1及び図2は第1実
施例を示す。
【0020】消音器1を構成するインナパイプ2は、そ
の上流側2aを排気系の上流側管に接続し、下流側2b
を排気系の下流側管に接続するようになっており、該イ
ンナパイプ2が排気ガス通路を形成する。
【0021】なお、消音器1の接続の向きは逆でも構わ
ない。すなわち、2aを下流側に接続するとともに2b
を上流側に接続してもよい。上記インナパイプ2の外周
には所定の間隔を有してアウタパイプ3が配置されてい
るとともにその両端3a,3bがインナパイプ2の外周
に気密的に固着され、両パイプ2と3間に空間4が形成
されている。
【0022】上記空間4内にはカバーパイプ5が配置さ
れているとともにその両端5a,5bが上記インナパイ
プ2の外周面に気密的に固着され、インナパイプ2とカ
バーパイプ5との間で高周波共鳴室6を形成している。
更に、カバーパイプ5の設置箇所は、該カバーパイプ5
により仕切られる一方の室7の容積が他方の室8の容積
より小さくなるような位置に設定されている。この一方
の室を第1の共鳴室7とし、他方の室を第2の共鳴室8
とする。更に、カバーパイプ5の外径は、これとアウタ
パイプ3との間に所定の流通断面積からなる隙間9(こ
れが第2の首管を構成する)が全周に渡って形成される
ように設定されている。尚、この隙間9は、全周に渡っ
て均一であることが望ましい。
【0023】上記カバーパイプ5内には吸音材が充てん
されており、該吸音材は、インナパイプ2の外周に巻設
されたステンレスウール10と、該ステンレスウール1
0の外周に充てんしたグラスウール11とからなる。
【0024】上記インナパイプ2には、上記第1の共鳴
室7に位置して該室7に連通する第1の孔12(これが
第1の首管を構成する)が形成され、また、上記高周波
共鳴室6に位置して該室6に連通する第2の孔13が形
成されている。上記第2の共鳴室8に位置するインナパ
イプ2には孔は形成されていない。尚、実施例において
は、上記第1の孔12はφ10で30個形成され、上記
第2の孔13はφ3で900個形成されている。
【0025】また、上記第1の共鳴室7の容積V1 と第
2の共鳴室8の容積V2 は、V1 <V2 の関係に設定さ
れ、更に、第1の首管を構成する第1の孔12の総流通
断面積S1 と上記第2の首管を構成する両管3,5の隙
間9の総流通断面積S2 は、S1 >S2 の関係に設定さ
れている。
【0026】上記の構造における2つの共鳴室7,8と
これを連通する首管12,9を模式図で表すと、図5
(b)のようになり、2つの共鳴室7,8を直列に接続
した共鳴器を構成する。
【0027】以上のように、第1の孔12により構成さ
れる第1の首管12の総流通断面積V1 が、隙間9によ
り構成される第2の首管9の総流通断面V2 よりも大き
いため、第1の首管12から伝達された音波は第1の共
鳴室7内で拡張されるとともに共鳴し、更に第2の首管
9が第1の共鳴室7よりも絞られているため縮小作用を
受けてエネルギーが減衰する。
【0028】そして減衰された音波は、第2の首管9を
伝達して第2の共鳴室8内に伝達され、該第2の共鳴室
8の容積V2 が第1の共鳴室7の容積V1 よりも大きい
ことから、その伝達された音波は第2の共鳴室8内で拡
張されるとともに共鳴し、更に減衰される。
【0029】このように、第1の共鳴室7に拡張作用を
もたせることによって共鳴室全体としての消音量が向上
すると同時に、第2の共鳴室8による消音効果も向上す
る。実験の結果、図6の実線の特性Bに示すように、2
つの共鳴ピークB1 ,B2が表れ、両共鳴室7と8とで
有効に減衰作用が発揮された。これにより、低周波の全
域に渡り減衰が得られる。
【0030】また、高周波は、インナパイプ2の孔13
から高周波共鳴室6内に伝達されて消音される。また、
上記第2の首管9のチューニングは、高周波共鳴室6を
形成するカバーパイプ5の外径及び軸方向長Lを所望に
設定することにより容易に行える。
【0031】図3及び図4は第2実施例を示す。本第2
実施例は、上記第1実施例におけるカバーパイプ5の外
面に、第1の共鳴室7と第2の共鳴室8を連通する溝1
4を形成したものである。尚、該溝14は、図の実施例
では、その横断面形状が略半円形になっており、かつ1
本形成されているが、その横断面形状を所望の形状に形
成し、また、周方向に複数本形成してもよい。その他の
構造は上記第1実施例と同様であるため、同一部分には
同一符号を付してその説明は省略する。
【0032】本第2実施例によれば、上記溝14の横断
面形状及び本数を所望に設定することにより、第2の首
管9の流通断面積を所望に変更することができ、第2の
首管9のチューニングが一層容易になる。
【0033】尚、上記の溝14を形成する場合において
は、その溝14部を除いて、アウタパイプ3とカバーパ
イプ5とを、これらの間が首管として機能しないように
密着又は近接させてもよい。
【0034】図7は第3実施例を示す。本第3実施例
は、上記図1及び図2に示す第1実施例におけるアウタ
パイプ3の上流側に、排気ガスを浄化する触媒担体20
を内装して、触媒担体20の外周を覆うケーシング部3
cをアウタパイプ3で一体に形成したものである。
【0035】上記触媒担体20の上流側にはアウタパイ
プ3を縮径してコーン部3dが形成され、触媒担体20
の下流側にはコーン21が配設され、そのコーン21の
大径側端21aを上流側にしてアウタパイプ3に溶接等
により固定している。また、上記コーン21の下流側の
縮径端21bにインナパイプ2の上流端を溶接等により
固定して連結している。
【0036】また、上記上流側のコーン部3dの先端の
縮径部3eには排気系の上流側管が接続される。その他
の構造は上記第1実施例と同様であるため、上記と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】本第3実施例においては、上記第1実施例
の作用の他に、アウタパイプ3が触媒担体20のケーシ
ングを形成するので、消音器と離れた上流部に触媒を別
に設けるものに比べて部品点数及び溶接部の削減による
コスト低減と軽量化を図り、更に車両搭載性が向上す
る。
【0038】図8は第4実施例を示す。本第4実施例
は、上記第3実施例における第1首管12を、インナパ
イプ2に形成することなく上記コーン21に形成したも
のである。この場合には、高周波共鳴室6の上流側の空
間4を第1の共鳴室7とし、下流側を第2の共鳴室8と
し、その第1共鳴室7の容積V1 と第2の共鳴室8の容
積V2 は上記と同様にV1<V2 の関係に設定されてい
る。その他の構造は上記第3実施例と同様であるため、
同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0039】本第4実施例においては、排気ガスが壁に
よって強制的に流れを変える縮流部のコーン21に第1
の首管12を形成した場合には、排気ガス流に対して直
角に開孔したものに比べて脈動圧力が開孔を通過し易く
なる。
【0040】図9は第5実施例を示す。本第5実施例
は、上記図1に示す実施例における高周波共鳴室6の代
わりに触媒担体30により空間4を仕切って、第1の共
鳴室7と第2の共鳴室8を形成したものである。
【0041】この触媒担体30の外周はケーシング31
で被覆し、その両端を、上流側インナパイプ2Aと下流
側インナパイプ2Bに溶接等で連結している。また、下
流側インナパイプ2Bに第1の共鳴室7に開孔する第1
首管12が形成され、上記ケーシング31とアウタパイ
プ3間に隙間を形成して上記と同様の第2首管9が形成
されている。その他の構造は上記第1実施例と同様であ
るため、同一部分には同一符号を付してその説明は省略
する。
【0042】本第5実施例においても上記と同様の作
用、効果を発揮する。また、触媒担体30にメタル担体
を用いた場合はケーシング31がなくてもよい。この場
合には、メタル担体とアウタパイプ3の隙間を第2首管
9とする。
【0043】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、2つの共鳴室において有効に音響エネル
ギーを減衰させることができる2自由度の共鳴器を有す
る消音器を提供できる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、仕切板を持
たない消音器であっても、高周波共鳴室で仕切って2つ
の共鳴室を形成できるとともに、高周波共鳴室の外周面
とアウタパイプとの間の隙間を第2の首管とすることが
でき、上記の効果を発揮する2つの共鳴室を直列に接続
した共鳴器を有する消音器を、何の付加物や付加加工な
しに実現することができる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、更に、排気
系に触媒担体と消音器を設ける場合に、部品点数及び溶
接部の削減によるコスト低減と軽量化を図ることができ
る上に車両搭載性が向上する。しかも、コーンに第1首
管を形成した場合には、上記の効果に加え、一層消音効
果が高まる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、アウタパイ
プと触媒担体の外周を覆うケーシングを一体形成したの
で、部品点数及び溶接部の削減によるコスト低減と軽量
化、更に車両搭載性がより一層向上する。
【0047】請求項5記載の発明によれば、更に、第2
の首管のチューニングが容易にできる。請求項6記載の
発明によれば、更に第2の首管のチューニングがより一
層容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す側断面図。
【図2】図1のA−A線拡大断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す側断面図。
【図4】図3のB−B線拡大断面図。
【図5】本発明と従来技術を比較説明する模式図で、
(a)は従来構造、(b)は本発明を示す。
【図6】本発明と従来技術(図5に示すもの)の音圧レ
ベルの特性を示す図。
【図7】本発明の第3実施例を示す側断面図。
【図8】本発明の第4実施例を示す側断面図。
【図9】本発明の第5実施例を示す側断面図。
【図10】第1の従来構造を示す側断面図。
【図11】第2の従来構造を示す側断面図。
【符号の説明】 2…インナパイプ 3…アウタパイプ 4…空間 5…カバーパイプ 6…高周波共鳴室 7…第1の共鳴室 8…第2の共鳴室 9…第2の首管 10,11…吸音材 12…第1の首管 14…溝 20…触媒担体 3c…触媒担体のケーシング部 21…コーン
フロントページの続き (72)発明者 大竹 伸悟 愛知県西加茂郡三好町大字三好字八和田 山5番地35 株式会社 三五 八和田山 工場内 (56)参考文献 特開 平8−61039(JP,A) 特開 平7−305624(JP,A) 実開 昭62−117214(JP,U) 実開 昭57−76214(JP,U) 実開 平3−42013(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 1/02 F01N 1/04 F01N 1/08 F01N 3/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定常的に排気ガスが流通しない2つの共
    鳴室を直列に接続した共鳴器を有するものにおいて、第
    1の共鳴室への第1の首管の流通断面積を両共鳴室を連
    通する第2の首管の流通断面積よりも大きくし、第1の
    共鳴室の容積を第2の共鳴室の容積よりも小さくしたこ
    とを特徴とする内燃機関用消音器。
  2. 【請求項2】 排気ガス通路を形成するインナパイプの
    外周に空間を設けてアウタパイプを配置するとともにそ
    の両端部をインナパイプに固着し、上記空間部内に高周
    波共鳴室を形成して該高周波共鳴室により上記空間を第
    1の共鳴室と第2の共鳴室に仕切り、上記インナパイプ
    に、上記第1の共鳴室と連通する孔からなる第1の首管
    を形成し、上記高周波共鳴室の外面とアウタパイプ間に
    隙間を設けて該隙間を第2の首管とした請求項1記載の
    内燃機関用消音器。
  3. 【請求項3】 排気ガスを浄化する触媒担体とインナパ
    イプとを連結するコーンを設け、該インナパイプと該コ
    ーンの外周に空間を設けてアウタパイプを配置し、該空
    間部内に高周波共鳴室を形成して該高周波共鳴室により
    上記空間を第1の共鳴室と第2の共鳴室に仕切り、上記
    インナパイプまたは上記コーンに、上記第1の共鳴室と
    連通する孔からなる第1の首管を形成し、上記高周波共
    鳴室の外面とアウタパイプ間に隙間を設けて該隙間を第
    2の首管とした請求項1記載の内燃機関用消音器。
  4. 【請求項4】 前記アウタパイプは触媒担体の外周を覆
    うケーシングと一体に形成されていることを特徴とする
    請求項3記載の内燃機関用消音器。
  5. 【請求項5】 インナパイプの外周に収納空間を設けて
    カバーパイプを配置するとともにその収納空間内に吸音
    材を充填して高周波共鳴室を形成し、第2の首管を、上
    記カバーパイプとアウタパイプとの隙間で構成した請求
    項2乃至4のいずれかに記載の内燃機関用消音器。
  6. 【請求項6】 高周波共鳴室を形成するカバーパイプの
    外面に、第1の共鳴室と第2の共鳴室を連通する溝を形
    成した請求項5記載の内燃機関用消音器。
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