JPH09176902A - 携帯用使い捨て靴下 - Google Patents

携帯用使い捨て靴下

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JPH09176902A
JPH09176902A JP35025195A JP35025195A JPH09176902A JP H09176902 A JPH09176902 A JP H09176902A JP 35025195 A JP35025195 A JP 35025195A JP 35025195 A JP35025195 A JP 35025195A JP H09176902 A JPH09176902 A JP H09176902A
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JP
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disposable
sheet
woven fabric
sock
package
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JP35025195A
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Kimiko Yamamoto
公子 山本
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Original Assignee
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日頃からハンドバッグなどに入れて、毎日日
常的に携帯することが容易で、且つ使用時の付加価値を
高めることができる使い捨て靴下を提供する。 【解決手段】 不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシ
ートにより形成され、このシートの足の裏に接する部分
の外側には、所定の滑り止め加工が施されており、また
芳香剤が付与されており、はっ水加工が施されており、
消臭加工が施されており、また抗菌加工が施されてい
る。また、携帯に便利なように、包装体内に、コンパク
トに折り畳まれた状態で収納されており、この包装体は
ポケットサイズの包装体であり、折り畳まれた状態の平
面の寸法がこの包装体の平面の寸法内に収まるようにコ
ンパクトに折り畳まれた使い捨て靴下が、複数個、積み
重ねられた状態で収納され、上から順に一つずつ取り出
せるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院、展示会場、
寺院、会社等への訪問先で、見学等のために靴を脱いで
上がるときなどに使用するのに適した使い捨て靴下に関
する。
【0002】
【従来の技術】病院、展示会場、寺院、会社等への訪問
先で、見学等のために靴を脱いで上がるときなどに、予
め備えられたスリッパへ履き替えることがあるが、不特
定多数人が使用するスリッパに履き替えることに心理的
な又は衛生面での抵抗を覚える人が少なくない。また、
靴を脱いで上がるとき、そもそもスリッパが備えられて
おらず、裸足やストッキング等のまま上がらざるを得な
い場合があるが、そのフロアが清潔でない場合は不快な
思いをすることも少なくない。
【0003】このような場合に、簡単に装着、脱着、処
分ができる使い捨ての靴下があれば便利である。このよ
うな使い捨て靴下は、従来より、幾つかの提案がなされ
ている。
【0004】例えば図8に示すものは、従来より提案さ
れている使い捨て靴下の典型的なもので、特開平6−2
72102号公報に開示されているものである。この公
報に示す使い捨て靴下は、図8(a)に示すように、四
角形の不織布1から一対の靴下形片5を切り取り、この
切り取った一対の靴下形片5を互いに合同に重ね合わせ
て、縫い目部5Bを高周波過熱装置等で融着して袋状に
形成し、この袋状に形成したものを裏返すことにより、
製品としている。そして、この従来例では、さらに、図
8(b)に示すように、足首の上方を覆う図示2Bの部
分の上端に口ゴム4を連結するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の使い捨て靴下では、所定の包装体にコンパ
クトに折り畳んで収納するということが行われていない
ため、出張や旅行等の特別の場合には旅行カバン等の中
に入れて携帯することができるが、日頃からハンドバッ
グなどに入れて、毎日日常的に携帯するということが難
しいという問題がある。
【0006】また、従来の使い捨て靴下では、普通の不
織布等を使用しているため、使い捨て靴下に履き替えて
歩くとき、滑りやすく歩きにくいという問題がある。ま
た、従来の使い捨て靴下では、不織布が持つ通気性によ
り雑菌の増殖等はある程度防げるが、それ以上に心地よ
い香りや匂いを放散して使用時の快適性を高めることな
どは行われていない。また、従来の使い捨て靴下では、
特に不織布等は多数の微小な隙間を有している(だから
通気性を持つ)ため容易に水を通過させてしまうので、
水に濡れた場所などを歩くと、水が通過して足先などが
濡れてしまうという問題がある。
【0007】また、従来の使い捨て靴下では、上記の従
来例のように、不織布等から一対の靴下の形片を切り取
ってそれらを重ね合わせる等して製造しているため、製
造工程が複雑になてしまい、製造コストが高くなってし
まうという問題がある。
【0008】さらに、従来の使い捨て靴下では、複数の
使い捨て靴下を一つの包装体内にコンパクトに収納する
ことが行われていないため、ハンドバッグ等の中に一度
に複数の使い捨て靴下を入れておくことが難しく、その
ため、例えば一日で複数の場所を見学するときに、それ
ぞれの場所でそれぞれ新しい使い捨て靴下に履き替える
ことができない等の問題がある。
【0009】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたもので、日頃からハンドバッグなどに入
れて、日頃から日常的に携帯することが容易な使い捨て
靴下を提供することを目的としている。
【0010】また、本発明は、使い捨て靴下に履き替え
て歩くとき、滑りにくく歩きやすい使い捨て靴下を提供
することを目的としている。
【0011】また、本発明は、心地よい香りや匂いを放
散して使用時の快適性を高めることができる使い捨て靴
下を提供することを目的としている。
【0012】また、本発明は、水に濡れた場所などを歩
いても水が通過して足先などが濡れてしまうことを防止
できる使い捨て靴下を提供することを目的としている。
【0013】また、本発明は、消臭又は防臭の効果をも
有する使い捨て靴下を提供することを目的としている。
【0014】また、本発明は、抗菌の効果をも有する使
い捨て靴下を提供することを目的としている。
【0015】また、本発明は、製造工程を簡素化して製
造コストを大幅に低下させることができる使い捨て靴下
を提供することを目的としている。
【0016】さらに、本発明は、ハンドバッグ等の中に
一度に複数の使い捨て靴下を入れておくことができ、そ
のため、例えば一日で複数の場所を見学するときに、そ
れぞれの場所でそれぞれ新しい使い捨て靴下に履き替え
ることができる使い捨て靴下を提供することを目的とし
ている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による携帯用使い捨て靴下は、不織布製、織
布製、紙製又は樹脂製のシートにより形成され、このシ
ートの少なくとも足の裏に接する部分の外側には、所定
の滑り止め加工が施されており、さらに、携帯に便利な
ように、包装体内に、コンパクトに折り畳まれた状態で
収納されていることを特徴としている。なお、本発明に
おいて、上記の「滑り止め加工」とは、例えば、滑り止
めの機能を有する樹脂を原料となるシートの製造時に混
ぜ込んでシートを製造するか、又は上記樹脂をシート製
造後に付加させる(後工程)ことなどにより行う。な
お、本発明では、前記滑り止め加工は、前記シートの足
の裏に接する部分だけでなく全面に施すようにしてもよ
い。また、本発明による使い捨て靴下を前記包装体に収
納する場合は、前記使い捨て靴下は、二つ折、三つ折
り、四つ折り、などの様々なおり方で、適当な大きさの
平面積に収まるように折られて、前記包装体に、収納さ
れる。
【0018】また、本発明による携帯用使い捨て靴下
は、不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシートにより
形成され、このシートには、芳香剤が付与されており、
さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクト
に折り畳まれた状態で収納されていることを特徴として
いる。なお、本発明において上記「芳香剤」は、ジャス
ミン、ローズ、ラベンダーなどの公知の素材を原料とす
る従来公知の芳香剤でよい。この芳香剤の付与は、シー
ト製造時に混ぜ込むようにしてもよいし、シート製造後
に付加するようにしてもよい。
【0019】また、本発明による携帯用使い捨て靴下
は、不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシートにより
形成され、このシートには、はっ水加工が施されてお
り、さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパ
クトに折り畳まれた状態で収納されていることを特徴と
している。なお、本発明において上記「はっ水加工」と
は、例えば、フッソ樹脂等のはっ水性を付与できる樹脂
を、不織布等のシートの表面に付与することにより、実
現できる。
【0020】また、本発明による携帯用使い捨て靴下
は、不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシートにより
形成され、このシートには、消臭又は防臭加工が施され
ており、さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コ
ンパクトに折り畳まれた状態で収納されていることを特
徴としている。なお、本発明において上記「消臭加工」
とは、従来公知の消臭剤が、前記シートに、含浸、塗
布、散布などの方法で付加され、消臭効果(化学合成品
だけでなく、プロポリスなどの天然素材も含む)を発揮
できるように加工することである。また、本発明におい
て上記「防臭加工」とは、従来公知の防臭剤が、前記シ
ートに、含浸、塗布、散布などの方法で付加され、防臭
効果を発揮できるように加工することである。
【0021】また、本発明による携帯用使い捨て靴下
は、不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシートにより
形成され、このシートには、抗菌加工が施されており、
さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクト
に折り畳まれた状態で収納されていることを特徴として
いる。なお、本発明において上記「抗菌加工」とは、従
来公知の抗菌剤(化学合成品だけでなく、プロポリスな
どの天然素材も含む)が、前記シートに、含浸、塗布、
散布などの方法で付加され、抗菌効果を発揮できるよう
に加工することである。
【0022】また、本発明による携帯用使い捨て靴下
は、不織布製、織布製、紙製又は樹脂製の略円形又は略
楕円形のシートと、このシートの外周に取り付けられた
靴下脱落防止部材と、により形成され、さらに、携帯に
便利なように、包装体内に、コンパクトに折り畳まれた
状態で収納されている。なお、本発明において、上記
「靴下脱落防止部材」とは、靴下の上部を足首又は足の
すねの位置で保持することにより、靴下全体が足から脱
落してしまうことを防止するための部材であり、例え
ば、靴下の足首又はその上方の足のすねの位置に対応す
る部分に取り付けられるゴム、紐(足首又は足のすねの
回りに締め付けてくくることができる紐)、金具(足首
又は足のすねの回りで一時的に略固定できるもの)、マ
ジックテープ(商品商標名。足首又は足のすねの回りで
一時的に略固定できるもの)、伸縮縫製、伸縮加工、な
どで構成できるものである。
【0023】また、本発明による携帯用使い捨て靴下
は、不織布製、織布製、紙製又は樹脂製の略円形又は略
楕円形のシートと、帯状体であって、その長手方向の一
方の辺が前記シートの外周部と接合されている帯状体
と、この帯状体の長手方向の他方の辺に取り付けられた
靴下脱落防止部材とから成り、さらに、携帯に便利なよ
うに、包装体内に、コンパクトに折り畳まれた状態で収
納されている。なお、本発明において、上記「靴下脱落
防止部材」とは、靴下の上部を足首又は足のすねの位置
で保持することにより、靴下全体が足から脱落してしま
うことを防止するための部材であり、例えば、靴下の足
首又は足のすねの位置に対応する部分に取り付けられる
ゴム、紐(足首又はすねの回りに締め付けてくくること
ができる紐)、金具(足首又はすねの回りで一時的に略
固定できるもの)、マジックテープ(商品商標名。足首
又はすねの回りで一時的に略固定できるもの)、伸縮縫
製、伸縮加工、などで構成できるものである。
【0024】さらに、本発明による携帯用使い捨て靴下
は、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクトに折
り畳まれた状態で収納されており、この包装体はポケッ
トサイズの包装体であり、折り畳まれた状態の平面の寸
法がこの包装体の平面の寸法内に収まるようにコンパク
トに折り畳まれた使い捨て靴下が、複数個、積み重ねら
れた状態で収納されており、前記各使い捨て靴下は、前
記包装体の平面に形成された開口部から、開口部に近い
ものから順に、一つずつ取り出せるようになっている、
ことを特徴としている。なお、本発明において、上記
「ポケットサイズ」とは、一般の洋服のポケットに収ま
るような寸法の意味で、一つの辺の寸法が少なくとも約
18cm以下、特に約15cm以下、であることを言
う。また、本発明による携帯用使い捨て靴下を前記ポケ
ットサイズの包装体に収納する場合は、前記携帯用使い
捨て靴下は、二つ折、三つ折り、四つ折り、などの様々
なおり方で、適当な大きさの平面積に収まるように折ら
れて、前記包装体に、順次、収納される。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明による使い捨て靴下では、
使い捨て靴下は、携帯に便利なように、包装体内に、コ
ンパクトに折り畳まれた状態で収納されているので、使
用者は、例えばポケットティッシュなどと同様な使い方
で、日常からハンドバッグ等の中に常備しておき、必要
が生じたときに直ちに使用できるようになる。
【0026】また本発明では、シートの足の裏に接する
部分の外側に所定の滑り止め加工が施されているので、
これに履き替えて歩くとき、滑りにくく歩きやすくな
る。
【0027】また、本発明では、前記シートに芳香剤が
付与されてるので、使用時に心地よい匂いや香りを与え
ることができ、使用時の快適性を一層高めることができ
るようになる。
【0028】また、本発明では、前記シートにはっ水加
工が施されているので、この使い捨て靴下を履いて水に
濡れた場所を歩いても、足が濡れることが防止されるよ
うになる。
【0029】また、本発明では、前記シートに消臭又は
防臭加工が施されているので、本発明による使い捨て靴
下を履くことにより、足の裏や指先などの不快な匂いが
防止されるようになる。
【0030】また、本発明では、前記シートに抗菌加工
が施されているので、雑菌が繁殖している場所を歩くと
きでも、本発明による使い捨て靴下を履くことにより、
それらの雑菌が足の裏に付着して増殖することが防止さ
れるようになる。
【0031】また本発明では、携帯用使い捨て靴下は、
不織布製、織布製、紙製又は樹脂製の略円形又は略楕円
形のシートと、このシートの外周に取り付けられた靴下
脱落防止部材と、により形成されるので、従来に比べ
て、製造工程を簡素化することができ、製造コストを大
幅に低下させることができる。
【0032】また、本発明では、携帯用使い捨て靴下
は、不織布製、織布製、紙製又は樹脂製の略円形又は略
楕円形のシートと、帯状体であって、その長手方向の一
方の辺が前記シートの外周部と接合されている帯状体
と、この帯状体の長手方向の他方の辺に取り付けられた
靴下脱落防止部材と、により形成されるので、製造時
に、原料となるシートの不要部分を最小に押さえること
ができ、製造コストを大幅に低下させることができる。
【0033】さらに、本発明による携帯用使い捨て靴下
は、ポケットサイズの包装体の中に、折り畳まれた状態
の平面の寸法がこの包装体の平面の寸法内に収まるよう
にコンパクトに折り畳まれた状態で、複数個、積み重ね
られた状態で収納されており、前記各使い捨て靴下は、
前記包装体の平面に形成された開口部から、開口部に近
いものから順に、一つずつ取り出せるようになってい
る。よって、本発明では、従来のポケットティッシュと
同様な使い方で、複数の使い捨て靴下を、一つの包装体
でハンドバッグ等に入れて携帯することができ、使用す
るときも、従来のポケットティッシュと同様の使い方
で、開口部に近いものから一つずつ取り出して使用する
ことができる。
【0034】
【実施例】
実施例1.図1は、本発明の実施例1による使い捨て靴
下の素材となるシートを示す図である。このシート11
は、この実施例1では、不織布により形成したものを使
用しているが、織布、紙又は樹脂製のシートにより形成
されてもよい。
【0035】またこの実施例1では、、このシート11
は、所定の滑り止め加工が施された不織布シートを使用
している。この滑り止め加工が施された不織布シート
は、例えば、図1に示すように、ゴム、塩化ビニールな
どの樹脂(例えば粒状の樹脂)12が、シート11の片
面又は両面に、所定間隔毎に付着されることにより、形
成される。このような滑り止め機能を付与した不織布シ
ートとしては、例えば、掘田敷物株式会社(和歌山県伊
賀群桃山町元288−1)が製造しているポリエステル
不織布により、既に市販されている。なお、本発明で
は、このシート11に滑り止め機能を付与するために
は、上記のようにシート11の表面に樹脂を付着させる
ことによらないで、滑り止めの機能を有する樹脂を原料
となるシートの製造時に混ぜ込んでシートを製造するよ
うにしてもよい。
【0036】また、この実施例1では、前記シート11
には、ジャスミン、ローズ、ラベンダー、プロポリスな
どの公知の素材を原料とする従来公知の芳香剤が付与さ
れている。この芳香剤の付与は、シート11の製造時に
混ぜ込むようにしてもよいし、シート11の製造後にそ
の表面に添加するようにしてもよい。
【0037】また、この実施例1では、前記シート11
には、例えば、フッソ樹脂などのはっ水性を付与できる
樹脂をシート11の表面に噴霧することにより、「はっ
水加工」が施されている。この場合のはっ水性を付与で
きる樹脂(フッソ樹脂など)は、例えば、住友スリーエ
ム株式会社(東京都世田谷区玉川台2−33−1)が提
供している「Scotchgard スコッチガード
衣類・布製品用はっ水スプレー」(商品名)などにより
既に市販されている。
【0038】また、この実施例1では、前記シート11
には、従来公知の消臭剤又は防臭剤(プロポリスなど)
が、前記シートに、含浸、塗布、散布などの方法で付加
されることにより、消臭加工又は防臭加工が施されてい
る。
【0039】また、この実施例1では、前記シート11
には、従来公知の抗菌剤(プロポリスなど)が、前記シ
ートに、含浸、塗布、散布などの方法で付加されること
により、抗菌加工が施されている。
【0040】次に、実施例1による使い捨て靴下の製造
工程を図2に基づいて説明する。まず、図1に示すシー
ト11を、図2(a)に示すように、略円形又は略楕円
形に打ち抜く(又は切り取る)。そして、この打ち抜い
た円形シート11aの外周部にゴム紐12を取り付け
る。ゴム紐の取り付け方は、例えば、円形シート11a
の外周部を約1cm程度折り返し、ゴム紐12をその中
に入れ、ゴム紐12を入れたまま保持できるように、折
り返した部分を、縫製するか又は高周波加熱装置等で熱
融着する(約5mm程度の幅を熱シールする。例えばポ
リプロピレンを原料とした不織布は、ポリプロピレン繊
維が弱延性であるため、熱に対する収縮率が小さく、溶
着などの各種熱加工性が優れていると言われてい
る。)、ことにより行う。このゴム紐12により、図2
(b)に示すように、円形シート11aの周囲にシャー
リング(ひだ、しわ)がよせられることになる。以上に
より、実施例1による使い捨て靴下13が製造される。
【0041】図3は、このようにして製造された使い捨
て靴下13の使用方法を示す図である。図3に示すよう
に、この使い捨て靴下13は、前記のシャーリングをよ
せたゴム紐12により、円形シート11aの周囲が足首
の部分に保持されるので、歩行中に、使い捨て靴下が足
から脱落してしまうことが防止されるようになってい
る。
【0042】なお、この実施例1では、使い捨て靴下1
3が足から脱げないようにするために、ゴム紐12を使
用しているが、本発明ではこれに限られるものではな
く、例えば、円形シート11aの外周を小さくするため
の着脱自在な紐を取り付けたり(取り付け方は、上記の
ゴム紐12と同じである)、金具やマジックテープ(商
品名)を取り付けたりしてもよい。また、そのような特
別な部材を用いずに、円形シート11aの外周部を、伸
縮縫製又は伸縮加工することにより、前記と同様のシャ
ーリングを寄せて、円形シート11aの外周部を小さく
することにより、使用時における足からの脱落を防止す
るようにしてもよい。
【0043】また、図4は、実施例1による使い捨て靴
下13の携帯方法(取扱い方法)を示すための図であ
る。この使い捨て靴下13は、半分又は4分の1の大き
さに折り畳まれて、従来のポケットティッシュのような
樹脂製の包装体14の中に入れられて、携帯される。こ
の包装体14には、平面の中央にスリット状の開口部1
4aが形成されている。使用者は、この開口部14aか
ら、内部の使い捨て靴下13を取り出して、使用するこ
とができる。
【0044】また、図5は、実施例1による使い捨て靴
下13の他の携帯方法(取扱い方法)を示すための図で
ある。この図5に示す携帯方法では、複数枚、例えば5
枚の使い捨て靴下13は、それぞれ半分(2つ折り)又
は4分の1(4つ折り)の大きさに折り畳まれて、上か
ら順に積み重ねられた状態で、従来のポケットティッシ
ュのような樹脂製の包装体15の中に収容されて、携帯
される。この包装体15には、平面の中央にスリット状
の開口部15aが形成されている。使用者は、従来のポ
ケットティッシュをその包装体から取り出すときと同様
の方法で、前記開口部15aから、内部の複数枚の使い
捨て靴下13を、その開口部15aに一番近いものから
順に、一つずつ取り出して、使用することができる。な
お、図5の例では、使い捨て靴下13は半分(2つ折
り)に折り畳んだ例を示しているが、本発明では、これ
に限られるものではなく、3つ折り(1/3の平面サイ
ズ)、4つ折り(1/4の平面サイズ)など様々な折り
方で折り畳むことが可能である。
【0045】実施例2.次に、本発明の実施例2による
使い捨て靴下を説明する。図6は、実施例2の使い捨て
靴下の製造工程を示す図である。この実施例2の使い捨
て靴下を製造するときは、まず、図1に示すようなシー
ト11を、小判型(略楕円形)の底面部21と、帯状の
側面部22とに分けて、打ち抜く(又は切り取る)。そ
して、小判型の底面部21の外周部21aと、帯状側面
部22の長手方向の一方の辺22aとを、縫製又は熱シ
ール等の公知の方法で、接合させる。帯状の側面部22
の前記辺22aと対向する他方の辺22bには、実施例
1と同様に、ゴム紐12などを取り付け、シャーリング
をよせ、前記帯状の側面部22の辺22bの側の円周を
小さくする。このようにして、この実施例2による使い
捨て靴下23が製造される。
【0046】なお本発明では、前記帯状の側面部22の
辺22bの側の円周を小さくするために、前記のゴム紐
12の代わりに、着脱が可能な紐、金具、マジックテー
プ(商品名)、伸縮縫製、伸縮加工などを取り入れるよ
うにしてもよい。なお、この実施例2において、前記小
判型(略楕円形)の底面部21の大きさと、帯状の側面
部22の長手方向の長さとは、使用者の足のサイズに応
じて変更できることはもちろんである。
【0047】図7は、このようにして製造された使い捨
て靴下23の使用状態を示す図である。この実施例2の
使い捨て靴下を使用する場合も、前記ゴム紐12によ
り、シャーリングがよせられ、前記側面部22の上方の
外周部が小さくなっているので、使用中に、使い捨て靴
下23が足から脱落してしまうことが防止されるように
なつている。
【0048】
【発明の効果】本発明による使い捨て靴下では、使い捨
て靴下は、携帯に便利なように、包装体内に、コンパク
トに折り畳まれた状態で収納されているので、使用者
は、例えばポケットティッシュなどと同様な使い方で、
日常からハンドバッグ等の中に常備しておき、必要が生
じたときに直ちに使用できるようになる。
【0049】また本発明では、シートの足の裏に接する
部分の外側に所定の滑り止め加工が施されているので、
これに履き替えて歩くとき、滑りにくく歩きやすくな
る。
【0050】また、本発明では、前記シートに芳香剤が
付与されてるので、使用時に心地よい匂いや香りを与え
ることができ、使用時の快適性を一層高めることができ
るようになる。
【0051】また本発明では、前記シートにはっ水加工
が施されているので、この使い捨て靴下を履いて水に濡
れた場所を歩いても、足が濡れることが防止されるよう
になる。
【0052】また、本発明では、前記シートに消臭又は
防臭加工が施されているので、本発明による使い捨て靴
下を履くことにより、足の裏や指先などの不快な匂いが
防止されるようになる。
【0053】また、本発明では、前記シートに抗菌加工
が施されているので、雑菌が繁殖している場所を歩くと
きでも、本発明による使い捨て靴下を履くことにより、
それらの雑菌が足の裏に付着して増殖することが防止さ
れるようになる。
【0054】また本発明では、携帯用使い捨て靴下は、
不織布製、織布製、紙製又は樹脂製の略円形又は略楕円
形のシートと、このシートの外周に取り付けられた靴下
脱落防止部材と、により形成されるので、製造時に、原
料となるシートの不要部分を最小に押さえることがで
き、製造コストを大幅に低下させることができる。
【0055】また、本発明では、携帯用使い捨て靴下
は、不織布製、織布製、紙製又は樹脂製の略円形又は略
楕円形のシートと、帯状体であって、その長手方向の一
方の辺が前記シートの外周部と接合されている帯状体
と、この帯状体の長手方向の他方の辺に取り付けられた
靴下脱落防止部材と、により形成されるので、従来に比
べて製造工程を簡素化でき、製造コストを大幅に低下さ
せることができる。
【0056】さらに、本発明による携帯用使い捨て靴下
は、ポケットサイズの包装体の中に、折り畳まれた状態
の平面の寸法がこの包装体の平面の寸法内に収まるよう
にコンパクトに折り畳まれた状態で、複数個、積み重ね
られた状態で収納されており、前記各使い捨て靴下は、
前記包装体の平面に形成された開口部から、開口部に近
いものから順に、一つずつ取り出せるようになってい
る。よって、本発明では、従来のポケットティッシュと
同様な使い方で、複数の使い捨て靴下を、一つの包装体
でハンドバッグ等に入れて携帯することができ、使用す
るときも、従来のポケットティッシュと同様の使い方
で、開口部に近いものから一つずつ順に取り出して使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の使い捨て靴下の製造に使
用するシートを示す図である。
【図2】 実施例1の使い捨て靴下の製造工程を示す図
である。
【図3】 実施例1の使い捨て靴下の使用状態を示す図
である。
【図4】 実施例1の使い捨て靴下の携帯方法(取扱い
方法)を示す図である。
【図5】 実施例1の使い捨て靴下の他の携帯方法(取
扱い方法)を示す図である。
【図6】 本発明の実施例2の使い捨て靴下の製造工程
を示す図である。
【図7】 実施例2の使い捨て靴下の使用状態を示す図
である。
【図8】 (a)は従来の使い捨て靴下の製造方法を示
す図、(b)は従来の使い捨て靴下を示す図である。
【符号の説明】
11 シート. 11a 円形シート. 12 ゴム
紐.13,23 使い捨て靴下. 14,15 包装
体.14a,15a 開口部. 21 小判型底面部.
22 帯状側面部.
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用使い捨て靴下であって、 不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシートにより形成
    され、このシートの足の裏に接する部分の外側には、所
    定の滑り止め加工が施されており、 さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクト
    に折り畳まれた状態で収納されている、携帯用使い捨て
    靴下。
  2. 【請求項2】 携帯用使い捨て靴下であって、 不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシートにより形成
    され、このシートには、芳香剤が付与されており、 さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクト
    に折り畳まれた状態で収納されている、携帯用使い捨て
    靴下。
  3. 【請求項3】 携帯用使い捨て靴下であって、 不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシートにより形成
    され、このシートには、はっ水加工が施されており、 さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクト
    に折り畳まれた状態で収納されている、携帯用使い捨て
    靴下。
  4. 【請求項4】 携帯用使い捨て靴下であって、 不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシートにより形成
    され、このシートには、消臭又は防臭加工が施されてお
    り、 さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクト
    に折り畳まれた状態で収納されている、携帯用使い捨て
    靴下。
  5. 【請求項5】 携帯用使い捨て靴下であって、 不織布製、織布製、紙製又は樹脂製のシートにより形成
    され、このシートには、抗菌加工が施されており、 さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクト
    に折り畳まれた状態で収納されている、携帯用使い捨て
    靴下。
  6. 【請求項6】 携帯用使い捨て靴下であって、 不織布製、織布製、紙製又は樹脂製の略円形又は略楕円
    形のシートと、このシートの外周に取り付けられた靴下
    脱落防止部材と、により形成され、 さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクト
    に折り畳まれた状態で収納されている、携帯用使い捨て
    靴下。
  7. 【請求項7】 携帯用使い捨て靴下であって、 不織布製、織布製、紙製又は樹脂製の略円形又は略楕円
    形のシートと、帯状体であって、その長手方向の一方の
    辺が前記シートの外周部と接合されている帯状体と、こ
    の帯状体の長手方向の他方の辺に取り付けられた靴下脱
    落防止部材とから成り、 さらに、携帯に便利なように、包装体内に、コンパクト
    に折り畳まれた状態で収納されている、携帯用使い捨て
    靴下。
  8. 【請求項8】 携帯用使い捨て靴下であって、 携帯に便利なように、包装体内に、コンパクトに折り畳
    まれた状態で収納されており、 この包装体はポケットサイズの包装体であり、 折り畳まれた状態の平面の寸法がこの包装体の平面の寸
    法内に収まるようにコンパクトに折り畳まれた使い捨て
    靴下が、複数個、積み重ねられた状態で収納されてお
    り、 前記各使い捨て靴下は、前記包装体の平面に形成された
    開口部から、開口部に近いものから順に、一つずつ取り
    出せるようになっている、使い捨て靴下。
JP35025195A 1995-12-21 1995-12-21 携帯用使い捨て靴下 Pending JPH09176902A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004024687A1 (de) * 2004-04-16 2005-11-17 Stefan Rosemann Socken
JP5513601B1 (ja) * 2012-12-21 2014-06-04 順子 八幡 感染予防フットカバー

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