JPH09175443A - 車両のキャブの下部構造 - Google Patents

車両のキャブの下部構造

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JPH09175443A
JPH09175443A JP7342976A JP34297695A JPH09175443A JP H09175443 A JPH09175443 A JP H09175443A JP 7342976 A JP7342976 A JP 7342976A JP 34297695 A JP34297695 A JP 34297695A JP H09175443 A JPH09175443 A JP H09175443A
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JP
Japan
Prior art keywords
rear mount
cab
mount rail
underframe
horizontal portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7342976A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Ishida
恭一 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09175443A publication Critical patent/JPH09175443A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 衝突エネルギー吸収時の変形を制御して生存
空間の確保を図る。 【解決手段】 車両のキャブの下部に配設されるアンダ
ーフレームの後端部を支えるリヤマウントレール100
は、第1の部材110と第2の部材120を有し、2つ
の部材を溶接により一体構造とするものである。2つの
部材を一体に形成することによって、閉断面を有し、剛
性の高いリヤマウントレールを得ることができる。そし
て、このリヤマウントレール内には、補強部材130が
配設される。リヤマウントレールの第2の部材120の
下面には、突出部122が形成される。この突出部12
2にアンダーフレーム6の後端部に固着されるアンダー
フレームリヤ部材5が当接され、突出部122のスリッ
ト123にリヤマウントフック10を挿入してリヤマウ
ントフック10が固着される。この構成によってアンダ
ーフレーム6とリヤマウントレール100は堅固に固着
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の車両のキャブの下面
に配設されるリヤマウントレールを含む下部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11はキャブ30のリヤマウントレー
ル部を含む下部構造を示す斜視図、図12は側面図、図
13は図11のH矢視図、図14は図11のA−A断面
図、図15はB−B断面図、図16はC−C断面図、図
17は分解斜視図である。キャブ30は、フロアパネル
3上にシート32が取り付けられて、車室34を形成す
る。アンダーフレーム6は、前部をフロントマウントレ
ール20に、後部をアンダーフレームリヤ5、リヤマウ
ントブラケット8を介してリヤマウントレール1に固着
される。
【0003】図13,図14,図15に示すように、フ
ロアパネル3は、リヤマウントレール1に支持され、リ
ヤマウントレール1は開放断面を有し、適宜な補強部材
(リインフォース)2,2aがリヤマウントブラケット
8の間に、キャブ室内側から入力に耐えられるように装
備される。リヤマウントレールの一端はキャブのバック
パネル4に連結される。リヤマウントブラケット8内に
はリヤマウント50が固着され、他の部材が取り付けら
れる。
【0004】図19は、アンダーフレームとフロントマ
ウントレール及びリヤマウントレールの平面構造を横式
化したもので、アンダーフレーム6、フロントマウント
レール20、リヤマウントレール1は井げた状に組み立
てられており、両マウントレールの両端部はサイドパネ
ル9に連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】キャブ1に前方からの
衝撃力Fが入力したときに、キャブのアンダーフレーム
6は、その前部の水平部がじゃばら状に座屈し、収縮し
て衝撃力Fを吸収することが望ましい。これにより、前
部の水平部が収縮することで、立上り部Kと後部水平部
M上部の乗員生存空間を確保することができる。車体の
前部にじゃばら状に座屈する衝撃吸収部材を備えること
は、例えば、実開平5−123611号公報に開示され
ている。
【0006】しかしながら、図19に示すキャブのエネ
ルギー衝突構造は、衝突エネルギーFがフロントマウン
トレール20に入力すると、このエネルギーはサイドパ
ネル9側へ伝達されるとともに、アンダーフレーム6か
らリヤマウントレール1を介してサイドパネル9側へ伝
達され、キャブ全体として衝撃力を吸収する構造として
ある。
【0007】従って、アンダーフレーム6からリヤマウ
ントレール1に向けて衝撃力が伝達されると、補強部材
2はリヤマウントブラケット8の間に配設されているだ
けであるので、図18に示すようにリヤマウントブラケ
ット8とサイドパネル9との間の部分aには補強部材が
配設されていなく、そこの部分に応力が集中し、リヤマ
ウントレール1dは変形しやすい。リヤマウントレール
1dが変形すると、衝突エネルギーがサイドパネル9側
へ伝達されにくくなり、キャブ全体としての衝突エネル
ギーの吸収に支障を生ずる。本発明は上述した問題を解
決するキャブの下部構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のキャブの下部構
造は、基本的な構成として、車両のキャブのフロアパネ
ルの下方両側端部に前後方向に延びるように配され、そ
の前後両端部に横方向に延びるフロントマウントレール
及びリヤマウントレールを固着して成るアンダーフレー
ムであって、前記アンダーフレームは、前部の水平部分
を構成する前部水平部と、該前部水平部に連続してキャ
ブ上方側に立ち上がる立上り部と、該立上り部に連続し
て後部の水平部分を構成する後部水平部とを有し、リヤ
マウントレールは、閉断面を形成する2分割された部材
により構成されるものである。この構成により、キャブ
の前部に入力する衝突エネルギーは下部構造全体に伝達
され、吸収される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明のキャブの下部構造
に装備されるリヤマウントレール構造の分解斜視図、図
2は組付斜視図、図3は図1のD−D断面図、図4は図
1のE−E断面図、図5は図1のF−F断面図である。
【0010】本発明のリヤマウントレール100は、第
1の開断面部材110と第2の開断面部材120を有
し、2つの部材を溶接により一体構造とするものであ
る。2つの部材を一体に形成することによって、閉断面
を有し、剛性の高いリヤマウントレールを得ることがで
きる。そして、このリヤマウントレール内には、リヤマ
ウントレールの長さに沿って段部を有する補強部材13
0が配設される。
【0011】リヤマウントレールの第2の開断面部材1
20の下面には、突出部122が形成される。この突出
部122にアンダーフレーム6の後端部に固着されるア
ンダーフレームリヤ部材5が当接され、突出部122の
スリット123にリヤマウントフック10を挿入してリ
ヤマウントフック10が固着される。この構成によって
直交するアンダーフレーム6とリヤマウントレール10
0は堅固に固着される。
【0012】2つの部材を溶接により組み合わせて製造
されるリヤマウントレール100には、フランジ部11
2,114が形成される。このフランジ部112,11
4を利用して、バックパネル4とフロアパネル3をリヤ
マウントレールに対して堅固に取り付けることができ
る。
【0013】図6は本発明のリヤマウントレール100
を備えた車両の要部の側面図、図7は平面図である。ア
ンダーフレーム6を前半部6A、立上り部6B、後半部
6Cとに区分すると、乗員Pが座るシート32は立上り
部6Bの上部に取り付けられる。そこで、立上り部6B
の内外面に補強材を補強する等により剛性を大きくと
り、前半部6Aがじゃばら状に収縮して衝撃力を吸収し
て乗員Pの生存空間を確保する。
【0014】フロントマウントレール20に前方から衝
突エネルギーFが加えられると、アンダーフレーム6の
立上り部6Bが高強度なためにアンダーフレーム6の比
較的強度の弱い前半部6Aが変形してエネルギーの一部
を吸収する。アンダーフレーム6からリヤマウントレー
ル100に伝達される残りのエネルギーは、アンダーフ
レーム6とリヤマウントレール100の接合部付近の構
造が高い剛性を備えるので、図7で示すリヤマウントレ
ール100の部分Gは破損を起こすことなく、エネルギ
ーをサイドパネル9側へ伝達する。これを受けてサイド
パネル9とリヤマウントレール100は変形することな
く、衝突時に、一体となるように移動させることが可能
となる。
【0015】この作用によって、上記のようにリヤマウ
ントレールを衝撃吸収部材とすることで、衝突時に乗員
Pが受ける加速度も緩和され、乗員Pの保護を図ること
ができる。
【0016】図8は本発明の他の実施例を示すリヤマウ
ントレールの断面図である。リヤマウントレールは、2
つの部材110,120を接合して閉断面構造に形成さ
れる。そして、内部に配設される補強部材140は、図
に示す断面形状を備える。従って、リヤマウントレール
部をより有効に衝突エネルギー吸収部として使用するこ
とができる。
【0017】図9は本発明の更に他の実施例を示すリヤ
マウントレールの断面図である。リヤマウントレール
は、2つの部材110,120を溶接により接合して閉
断面構造に形成される。そして、内部に配設される補強
部材150は、図に示す断面形状を備える。従って、リ
ヤマウントレール部をより有効に衝突エネルギー吸収部
として使用することができる。
【0018】図10はアンダーフレームリヤ部材5の内
部に配設される補強部材200の一例を示す斜視図であ
る。図面の(イ)に示す補強部材200はアンダーフレ
ームリヤ部材5の断面形状に対応する断面形状を有し、
側面をじゃばら状にしエネルギーを吸収する部位とし、
鋼板をプレス加工してつくられる。図中の(ロ)に示す
補強部材210はFRP樹脂製の円筒であって、FRP
のもつ軽くて高い強度の機能を利用して、補強部材(エ
ネルギー吸収部位)を形成する。従って、アンダーフレ
ームリヤ部においても衝突エネルギーを吸収部位として
使用しエネルギー吸収能力を高めることが可能となる。
この円筒状の補強部材210を使用する場合には、リヤ
マウントレール120の当該部に作業穴を設け組みつけ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明にあっては、リヤマウントレール
を閉断面を形成する2分割された部材により構成したの
で、リヤマウントレールは曲げに対して高い剛性を備え
る。そこで、アンダーフレームを介してリヤマウントレ
ールに加えられる曲げ応力に対しても、リヤマウントレ
ールは折り曲がることなく、衝撃力をサイドパネルに伝
達して、車両のキャブの下部構造全体で衝撃力を吸収す
る。これにより、アンダーフレームの前部に設けられて
軸方向にじゃばら状に座屈する衝撃吸収部も、所定の動
作も行い、衝撃力を効果的に吸収することができる。ま
た、リヤマウントレールとサイドパネル間の連結強度が
向上し、キャブのコーナー結合部の剛性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンダーフレーム部の構造を示す斜視
図。
【図2】本発明のアンダーフレーム部の組付斜視図。
【図3】図1のD−D断面図。
【図4】図1のE−E断面図。
【図5】図1のF−F断面図。
【図6】本発明のリヤマウントレールを備えた車両の要
部の側面図。
【図7】平面図。
【図8】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図9】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図10】補強部材の斜視図。
【図11】車両のアンダーフレームの構造を示す斜視
図。
【図12】車両のアンダーフレームの構造を示す側面
図。
【図13】図11のH矢視図。
【図14】図11のA−A断面図。
【図15】図11のB−B断面図。
【図16】図11のC−C断面図。
【図17】アンダーフレームの分解斜視図。
【図18】リヤマウントレールの変形を示す平面図。
【図19】アンダーフレームを模式化して示す平面図。
【符号の説明】
1 キャブ 3 フロアパネル 4 フロントマウントレール 5 リヤマウントレール 100 キャブアンダーフレーム 110 第1のフレーム部材 115 第1の補強部材 120,130 第2のフレーム部材 140 第2の補強部材 160 第1のフレーム部材と第2のフレーム部材の接
合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のキャブのフロアパネルの下方両側
    端部に前後方向に延びるように配され、その前後両端部
    に横方向に延びるフロントマウントレール及びリヤマウ
    ントレールを固着して成るアンダーフレームであって、 前記アンダーフレームは、前部の水平部分を構成する前
    部水平部と、該前部水平部に連続してキャブ上方側に立
    ち上がる立上り部と、該立上り部に連続して後部の水平
    部分を構成する後部水平部とを有し、 リヤマウントレールは、閉断面を形成する2分割された
    部材により構成される車両のキャブの下部構造。
  2. 【請求項2】 車両のキャブのフロアパネルの下方両側
    端部に前後方向に延びるように配され、その前後両端部
    に横方向に延びるフロントマウントレール及びリヤマウ
    ントレールを固着して成るアンダーフレームであって、 前記アンダーフレームは、前部の水平部分を構成する前
    部水平部と、該前部水平部に連続してキャブ上方側に立
    ち上がる立上り部と、該立上り部に連続して後部の水平
    部分を構成する後部水平部とを有し、 リヤマウントレールは、閉断面を形成する2分割された
    部材と、2分割された部材に内部に挿入されてその両端
    部がサイドパネルに達する補強部材を備えてなる車両の
    キャブの下部構造。
JP7342976A 1995-12-28 1995-12-28 車両のキャブの下部構造 Pending JPH09175443A (ja)

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