JPH09175117A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JPH09175117A JPH09175117A JP7340950A JP34095095A JPH09175117A JP H09175117 A JPH09175117 A JP H09175117A JP 7340950 A JP7340950 A JP 7340950A JP 34095095 A JP34095095 A JP 34095095A JP H09175117 A JPH09175117 A JP H09175117A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- grooves
- groove
- transverse
- main groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0339—Grooves
- B60C2011/0381—Blind or isolated grooves
- B60C2011/0383—Blind or isolated grooves at the centre of the tread
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0386—Continuous ribs
- B60C2011/0388—Continuous ribs provided at the equatorial plane
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウエット性能と耐偏摩耗性能とを高度に両立
させ得る、特にSTLタイプの空気入りラジアルタイヤ
の提供。 【解決手段】 踏面の両側に2本宛の周方向主溝を備
え、中央寄り周方向主溝とこれに隣合う踏面端縁寄り周
方向主溝との相互間でこれら両主溝に連通する横断溝を
有し、これら溝により踏面中央部の両側にブロック列を
形成して成り、横断溝は周方向主溝に連通する位置のう
ち一方側位置に突起部分を有し、この突起部分は隣合う
横断溝相互間で円周方向に互い違いの配置になり、横断
溝が延びる向きに測った突起部分の表面長さは、横断溝
が形成するブロック長さの2/3以下である。
させ得る、特にSTLタイプの空気入りラジアルタイヤ
の提供。 【解決手段】 踏面の両側に2本宛の周方向主溝を備
え、中央寄り周方向主溝とこれに隣合う踏面端縁寄り周
方向主溝との相互間でこれら両主溝に連通する横断溝を
有し、これら溝により踏面中央部の両側にブロック列を
形成して成り、横断溝は周方向主溝に連通する位置のう
ち一方側位置に突起部分を有し、この突起部分は隣合う
横断溝相互間で円周方向に互い違いの配置になり、横断
溝が延びる向きに測った突起部分の表面長さは、横断溝
が形成するブロック長さの2/3以下である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トレッド部の踏
面側にリブとブロックとを設けたハイブリッドタイプの
トレッドパターンを具備する空気入りラジアルタイヤに
関し、特に氷雪路面やウエット路面の走行に適合し、か
つブロック部分の偏摩耗発生を有利に抑制したトレッド
パターンを備える空気入りラジアルタイヤに関する。
面側にリブとブロックとを設けたハイブリッドタイプの
トレッドパターンを具備する空気入りラジアルタイヤに
関し、特に氷雪路面やウエット路面の走行に適合し、か
つブロック部分の偏摩耗発生を有利に抑制したトレッド
パターンを備える空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ転動時に極く薄い水膜で覆われる
氷雪路面や一般のウエット路面を安全、確実に走行可能
なトレッドパターンを備えたタイヤ、それも特にトラッ
ク−バス用タイヤは、特にトレッドゴムの摩耗末期近く
になると耐ウエット性が低下するのは止むを得ないとし
ても、この耐ウエット性低下を最小限度に止めるため、
踏面側にブロック列を形成するための、互いに隣合う周
方向主溝相互間を横断する横断溝の深さを周方向主溝の
75%程度で一様とすることが必要とされていた。
氷雪路面や一般のウエット路面を安全、確実に走行可能
なトレッドパターンを備えたタイヤ、それも特にトラッ
ク−バス用タイヤは、特にトレッドゴムの摩耗末期近く
になると耐ウエット性が低下するのは止むを得ないとし
ても、この耐ウエット性低下を最小限度に止めるため、
踏面側にブロック列を形成するための、互いに隣合う周
方向主溝相互間を横断する横断溝の深さを周方向主溝の
75%程度で一様とすることが必要とされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に最近一般化してい
るスタッドレス(STL)タイヤは、氷雪路面で優れた
制動・駆動性能及び耐スリップ性能を発揮させる必要か
ら、STLタイヤに先立ち広範に使用されていた、また
現在でも使用が継続されているオールシーズンタイヤと
はトレッドゴムの配合組成が大幅に異なり、その結果上
述の横断溝の構成と相まってブロック剛性がより小さく
なり耐偏摩耗性(耐ヒールアンドトウ(H&T)摩耗
性)が劣化する。
るスタッドレス(STL)タイヤは、氷雪路面で優れた
制動・駆動性能及び耐スリップ性能を発揮させる必要か
ら、STLタイヤに先立ち広範に使用されていた、また
現在でも使用が継続されているオールシーズンタイヤと
はトレッドゴムの配合組成が大幅に異なり、その結果上
述の横断溝の構成と相まってブロック剛性がより小さく
なり耐偏摩耗性(耐ヒールアンドトウ(H&T)摩耗
性)が劣化する。
【0004】上述したSTLタイヤのトレッドゴム配合
は必要な基本条件として、それ以外で耐偏摩耗性を向上
させるため、ブロックの周方向長さと横断溝が延びる方
向長さ(幅)を増して、ブロック剛性を向上させること
を試みたところ、氷雪路面での制動・駆動性能の低下ば
かりか、一般のウエット性能も同時に劣化することがわ
かった。
は必要な基本条件として、それ以外で耐偏摩耗性を向上
させるため、ブロックの周方向長さと横断溝が延びる方
向長さ(幅)を増して、ブロック剛性を向上させること
を試みたところ、氷雪路面での制動・駆動性能の低下ば
かりか、一般のウエット性能も同時に劣化することがわ
かった。
【0005】従ってこの発明の目的は、トレッドゴムの
摩耗初期はもとより摩耗末期に近い状態においても十分
な耐ウエット性を確保した上で、耐H&T摩耗性を向上
させたSTLタイプの空気入りラジアルタイヤを提供す
ることにある。
摩耗初期はもとより摩耗末期に近い状態においても十分
な耐ウエット性を確保した上で、耐H&T摩耗性を向上
させたSTLタイプの空気入りラジアルタイヤを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明による空気入りラジアルタイヤは、トレッ
ド部の踏面側に、踏面の両側でそれぞれ傾向として踏面
円周に沿って延びる2本の周方向主溝を備え、該主溝の
うち踏面中央寄りの2本の周方向主溝は踏面の幅中央に
向かって互い違いに延びる枝溝を有し、これら溝により
踏面中央部に折れ曲がって連なるリブを形成し、かつ中
央寄り周方向主溝と、これに踏面端縁寄りで隣合う周方
向主溝との相互間でこれら両主溝に連通する横断溝を有
し、これら溝により踏面中央部の両側にブロック列を形
成して成るトレッドパターンを具備する空気入りラジア
ルタイヤにおいて、上記横断溝は周方向主溝に連通する
位置のうち一方側位置に突起部分を有し、この突起部分
は隣合う横断溝相互間で円周方向に互い違いの配置にな
り、横断溝が延びる向きに測った突起部分の表面長さ
は、横断溝が形成するブロック長さの2/3以下である
ことを特徴とする。
め、この発明による空気入りラジアルタイヤは、トレッ
ド部の踏面側に、踏面の両側でそれぞれ傾向として踏面
円周に沿って延びる2本の周方向主溝を備え、該主溝の
うち踏面中央寄りの2本の周方向主溝は踏面の幅中央に
向かって互い違いに延びる枝溝を有し、これら溝により
踏面中央部に折れ曲がって連なるリブを形成し、かつ中
央寄り周方向主溝と、これに踏面端縁寄りで隣合う周方
向主溝との相互間でこれら両主溝に連通する横断溝を有
し、これら溝により踏面中央部の両側にブロック列を形
成して成るトレッドパターンを具備する空気入りラジア
ルタイヤにおいて、上記横断溝は周方向主溝に連通する
位置のうち一方側位置に突起部分を有し、この突起部分
は隣合う横断溝相互間で円周方向に互い違いの配置にな
り、横断溝が延びる向きに測った突起部分の表面長さ
は、横断溝が形成するブロック長さの2/3以下である
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明を一実施例の空気入りラ
ジアルタイヤが具備するトレッドパターンの展開図を示
す図1と、両周方向主溝に連通する横断溝の断面を示す
図2とに基づき以下詳細に説明する。図1に示すトレッ
ドパターン展開図は慣例に従いタイヤ赤道面Eを通る踏
面の円周長さに端縁Teを通る円周長さを合せた図であ
り、図2(a)及び図2(b)は図1に示すA−A線及
びB−B線に沿う断面図である。
ジアルタイヤが具備するトレッドパターンの展開図を示
す図1と、両周方向主溝に連通する横断溝の断面を示す
図2とに基づき以下詳細に説明する。図1に示すトレッ
ドパターン展開図は慣例に従いタイヤ赤道面Eを通る踏
面の円周長さに端縁Teを通る円周長さを合せた図であ
り、図2(a)及び図2(b)は図1に示すA−A線及
びB−B線に沿う断面図である。
【0008】まず図1に示すトレッドパターンは、トレ
ッド部の踏面1の両側でそれぞれ傾向として踏面1の円
周に沿って延びる2本の周方向主溝2、3を備える。図
示例の周方向主溝2、3は踏面1をほぼ直状に延びる。
これら周方向主溝のうち踏面1の中央寄りの2本の周方
向主溝2、2は、踏面1の幅(図では展開幅TW)中
央、すなわちタイヤ赤道面Eに向かって互い違いに延び
る枝溝4、5を有する。これらの枝溝はトレッドゴムの
陸部に終端をもつ、いわゆるブラインド溝であり、枝溝
4、5の溝深さは周方向主溝2の60〜100%の範囲
内が望ましい。
ッド部の踏面1の両側でそれぞれ傾向として踏面1の円
周に沿って延びる2本の周方向主溝2、3を備える。図
示例の周方向主溝2、3は踏面1をほぼ直状に延びる。
これら周方向主溝のうち踏面1の中央寄りの2本の周方
向主溝2、2は、踏面1の幅(図では展開幅TW)中
央、すなわちタイヤ赤道面Eに向かって互い違いに延び
る枝溝4、5を有する。これらの枝溝はトレッドゴムの
陸部に終端をもつ、いわゆるブラインド溝であり、枝溝
4、5の溝深さは周方向主溝2の60〜100%の範囲
内が望ましい。
【0009】枝溝4、5は図示のように一方の周方向主
溝2から他方の周方向主溝2に向かって互い違いに延び
る。よって2本の周方向主溝2、2と枝溝4、5により
踏面1の中央部に折れ曲がって連なるリブ6が形成され
る。
溝2から他方の周方向主溝2に向かって互い違いに延び
る。よって2本の周方向主溝2、2と枝溝4、5により
踏面1の中央部に折れ曲がって連なるリブ6が形成され
る。
【0010】中央寄り周方向主溝2と、この主溝2に踏
面1の端縁Te寄りで隣合う周方向主溝3との相互間
で、これら両主溝2、3に連通する横断溝7、8を有す
る。そして横断溝7、8により踏面1の中央部の両側に
ブロック9の列を形成するものとする。
面1の端縁Te寄りで隣合う周方向主溝3との相互間
で、これら両主溝2、3に連通する横断溝7、8を有す
る。そして横断溝7、8により踏面1の中央部の両側に
ブロック9の列を形成するものとする。
【0011】横断溝7、8は周方向主溝2、3に連通す
る位置のうち一方側位置に溝底からの突起部分7p、8
pを有するものとする。そして突起部分7p、8pは図
1、図2(a)、(b)に示すように、隣合う横断溝
7、8相互間で踏面1の円周方向に互い違いの配置(千
鳥状配置)とする。すなわち図1と、そのA−A線に沿
う断面を示す図2(a)とは横断溝7の突起部分が周方
向主溝3の側に位置し、図1と、そのB−B線に沿う断
面を示す図2(b)とは横断溝8の突起部分が周方向主
溝2の側に位置していることをあらわす。
る位置のうち一方側位置に溝底からの突起部分7p、8
pを有するものとする。そして突起部分7p、8pは図
1、図2(a)、(b)に示すように、隣合う横断溝
7、8相互間で踏面1の円周方向に互い違いの配置(千
鳥状配置)とする。すなわち図1と、そのA−A線に沿
う断面を示す図2(a)とは横断溝7の突起部分が周方
向主溝3の側に位置し、図1と、そのB−B線に沿う断
面を示す図2(b)とは横断溝8の突起部分が周方向主
溝2の側に位置していることをあらわす。
【0012】ここに横断溝7、8が延びる向き(A−A
線、B−B線の方向)に測った突起部分7p、8pの表
面長さD(図2参照)は横断溝7、8が形成するブロッ
ク長さW(図2参照)の2/3以下であることが必要で
ある。
線、B−B線の方向)に測った突起部分7p、8pの表
面長さD(図2参照)は横断溝7、8が形成するブロッ
ク長さW(図2参照)の2/3以下であることが必要で
ある。
【0013】横断溝7、8に設けた突起部分7p、8p
は、従来の同様な突起部分とは異なり、単なるブロック
9の剛性向上に寄与する役に止まらず、互い違いの配置
によりブロック9の剛性分布の均一化の役を果たし、こ
れにより偏摩耗の発生を有効に抑制することができる。
は、従来の同様な突起部分とは異なり、単なるブロック
9の剛性向上に寄与する役に止まらず、互い違いの配置
によりブロック9の剛性分布の均一化の役を果たし、こ
れにより偏摩耗の発生を有効に抑制することができる。
【0014】一方優れたウエット性能の確保が重要であ
るのは言うでもなく、そこで突起部分7p、8pの表面
長さDと、ブロック長さWとの比D/Wを種々変えてウ
エット性能と耐偏摩耗性能につき実験したところ、比D
/Wが2/3を超えると十分なウエット性能が得られな
いことを確かめた。この実験結果を図3(a)、(b)
に示す。図3の縦軸は比D/W=0(突起部分なし)の
ときのウエット性能及び耐偏摩耗性能を100とする指
数をあらわし、値は大なるほど良いことを示す。図3
(a)、(b)より比D/Wの最小値は1/5であるの
が望ましい。
るのは言うでもなく、そこで突起部分7p、8pの表面
長さDと、ブロック長さWとの比D/Wを種々変えてウ
エット性能と耐偏摩耗性能につき実験したところ、比D
/Wが2/3を超えると十分なウエット性能が得られな
いことを確かめた。この実験結果を図3(a)、(b)
に示す。図3の縦軸は比D/W=0(突起部分なし)の
ときのウエット性能及び耐偏摩耗性能を100とする指
数をあらわし、値は大なるほど良いことを示す。図3
(a)、(b)より比D/Wの最小値は1/5であるの
が望ましい。
【0015】また図2(a)、(b)に示す横断溝7、
8の最大深さt1 と周方向主溝2、3の溝深さHとの比
t1 /Hの値は0.6〜1.0の範囲内にあること、そ
して突起部分の深さt2 と周方向主溝2、3の溝深さH
との比t2 /Hの値は0.4〜0.8の範囲内にあるこ
とが望ましく、これらの範囲内であればウエット性能と
耐偏摩耗性能との両立に寄与する。なお(t1 /H)=
3/4、(t2 /H)=1/2で周方向主溝2、3の溝
深さHが約1/2となったとき、図1に示すトレッドパ
ターンの変化を図4に示す。図4のA′−A′線及び
B′−B′線は図1のA−A線及びB−B線に対応す
る。なおリブ6、ブロック9には図1に示すサイプ(ス
リット)10、11を必要に応じて設ける。
8の最大深さt1 と周方向主溝2、3の溝深さHとの比
t1 /Hの値は0.6〜1.0の範囲内にあること、そ
して突起部分の深さt2 と周方向主溝2、3の溝深さH
との比t2 /Hの値は0.4〜0.8の範囲内にあるこ
とが望ましく、これらの範囲内であればウエット性能と
耐偏摩耗性能との両立に寄与する。なお(t1 /H)=
3/4、(t2 /H)=1/2で周方向主溝2、3の溝
深さHが約1/2となったとき、図1に示すトレッドパ
ターンの変化を図4に示す。図4のA′−A′線及び
B′−B′線は図1のA−A線及びB−B線に対応す
る。なおリブ6、ブロック9には図1に示すサイプ(ス
リット)10、11を必要に応じて設ける。
【0016】またこの発明の空気入りラジアルタイヤ
は、慣例に従い図示を省略したが、一対のビード部及び
一対のサイドウォール部とトレッド部とからなり、これ
ら各部をビード部内に埋設したビードコア相互間にわた
り補強する1プライ以上のラジアルカーカスと、トレッ
ド部を強化するベルトとを備える。この発明は舗装路面
を走行するタイヤ全てに適合するが、特にトラック−バ
ス用などの重荷重用空気入りラジアルタイヤに好適であ
る。
は、慣例に従い図示を省略したが、一対のビード部及び
一対のサイドウォール部とトレッド部とからなり、これ
ら各部をビード部内に埋設したビードコア相互間にわた
り補強する1プライ以上のラジアルカーカスと、トレッ
ド部を強化するベルトとを備える。この発明は舗装路面
を走行するタイヤ全てに適合するが、特にトラック−バ
ス用などの重荷重用空気入りラジアルタイヤに好適であ
る。
【0017】
【実施例】トラック−バス用STLタイプの空気入りラ
ジアルタイヤで、サイズが11R22.5(チューブレ
ス)であり、カーカスは1プライのスチールコードのラ
ジアル配列になり、ベルトは4層のスチールコード交差
層からなる。トレッドパターンは図1に従い、周方向主
溝2、3の溝深さHは20mm、枝溝4、5の溝深さは
14mm、横断溝7、8の最大深さt1 は主溝深さHの
3/4の15mmであり、突起部分7p、8pの深さt
2 は主溝深さHの1/2の10mmである。ブロック幅
Wは33mmとし、突起部分7p、8pの表面長さDは
ブロック幅Wの1/3の11mmとした。実施例タイヤ
の効果を検証するため、横断溝が一様な深さの15mm
である以外は全て実施例に合せた従来例タイヤも準備し
以下の実地試験及び実車試験を実施した。
ジアルタイヤで、サイズが11R22.5(チューブレ
ス)であり、カーカスは1プライのスチールコードのラ
ジアル配列になり、ベルトは4層のスチールコード交差
層からなる。トレッドパターンは図1に従い、周方向主
溝2、3の溝深さHは20mm、枝溝4、5の溝深さは
14mm、横断溝7、8の最大深さt1 は主溝深さHの
3/4の15mmであり、突起部分7p、8pの深さt
2 は主溝深さHの1/2の10mmである。ブロック幅
Wは33mmとし、突起部分7p、8pの表面長さDは
ブロック幅Wの1/3の11mmとした。実施例タイヤ
の効果を検証するため、横断溝が一様な深さの15mm
である以外は全て実施例に合せた従来例タイヤも準備し
以下の実地試験及び実車試験を実施した。
【0018】まず耐偏摩耗性能試験は、テスト車両にト
ラックの2D4車(前車軸が1軸でシングルタイヤ、後
車軸が2軸で前が駆動軸、後ろは非駆動軸で各車軸共に
タブルタイヤ装着車両)を選定し、このトラックに実施
例タイヤと従来例タイヤとを10本宛別個に装着し、タ
イヤの負荷荷重を100%荷重として5000km走行
させる実地試験に従い、走行終了時点で隣合うブロック
9相互間のH&Tの段差を測定する方法を採用した。測
定値は従来例タイヤを100とする指数にてあらわした
ところ実施例は115の値が得られた。値は大なるほど
良い。
ラックの2D4車(前車軸が1軸でシングルタイヤ、後
車軸が2軸で前が駆動軸、後ろは非駆動軸で各車軸共に
タブルタイヤ装着車両)を選定し、このトラックに実施
例タイヤと従来例タイヤとを10本宛別個に装着し、タ
イヤの負荷荷重を100%荷重として5000km走行
させる実地試験に従い、走行終了時点で隣合うブロック
9相互間のH&Tの段差を測定する方法を採用した。測
定値は従来例タイヤを100とする指数にてあらわした
ところ実施例は115の値が得られた。値は大なるほど
良い。
【0019】次にウエット性能試験は、テスト車両に2
D車タイプのトラックを用い、このトラックに実施例タ
イヤと従来例タイヤとを6本宛別個に装着し、この車両
がテストコース上に設置した鉄板路面上を水を散布させ
つつ走行し、鉄板路面内にて40km/hの速度から制
動を掛けて車両を停止させるウエットブレーキ法を採用
した。評価は制動を掛けた地点から完全停止地点までの
制動距離を測定し、測定値は従来例タイヤを100とす
る指数に変換してあらわすものとしたところ、実施例は
95であった。
D車タイプのトラックを用い、このトラックに実施例タ
イヤと従来例タイヤとを6本宛別個に装着し、この車両
がテストコース上に設置した鉄板路面上を水を散布させ
つつ走行し、鉄板路面内にて40km/hの速度から制
動を掛けて車両を停止させるウエットブレーキ法を採用
した。評価は制動を掛けた地点から完全停止地点までの
制動距離を測定し、測定値は従来例タイヤを100とす
る指数に変換してあらわすものとしたところ、実施例は
95であった。
【0020】以上の実施例における偏摩耗試験結果は市
場で殆ど問題とならないレベルまで耐偏摩耗性能が改善
されていて、ウエット性能試験では従来例をやや下回る
レベルとはいえ、後に実際に使用した限りではこの実施
例の値で問題が生じないことを確かめている。
場で殆ど問題とならないレベルまで耐偏摩耗性能が改善
されていて、ウエット性能試験では従来例をやや下回る
レベルとはいえ、後に実際に使用した限りではこの実施
例の値で問題が生じないことを確かめている。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、ウエット性能を実用
上問題とならないレベルに保持した上で、耐偏摩耗性能
を顕著に改善し得るSTLタイプの空気入りラジアルタ
イヤを提供することができる。
上問題とならないレベルに保持した上で、耐偏摩耗性能
を顕著に改善し得るSTLタイプの空気入りラジアルタ
イヤを提供することができる。
【図1】この発明によるタイヤのトレッドパターン展開
図である。
図である。
【図2】図1に示すA−A線及びB−B線に沿う横断溝
の断面図である。
の断面図である。
【図3】ウエット性能及び耐偏摩耗性能と突起部分表面
長さとの関係をあらわす線図である。
長さとの関係をあらわす線図である。
【図4】図1に示したトレッドパターンの1/2摩耗時
のパターン展開図である。
のパターン展開図である。
1 踏面 2、3 周方向主溝 4、5 枝溝 6 リブ 7、8 横断溝 7p、8p 突起部分 9 ブロック 10、11 サイプ H 周方向主溝深さ W ブロック幅 D 突起部分表面長さ t1 横断溝最大深さ t2 突起部分深さ TW 踏面展開幅 Te 踏面端縁
Claims (1)
- 【請求項1】 トレッド部の踏面側に、踏面の両側でそ
れぞれ傾向として踏面円周に沿って延びる2本の周方向
主溝を備え、該主溝のうち踏面中央寄りの2本の周方向
主溝は踏面の幅中央に向かって互い違いに延びる枝溝を
有し、これら溝により踏面中央部に折れ曲がって連なる
リブを形成し、かつ中央寄り周方向主溝と、これに踏面
端縁寄りで隣合う周方向主溝との相互間でこれら両主溝
に連通する横断溝を有し、これら溝により踏面中央部の
両側にブロック列を形成して成るトレッドパターンを具
備する空気入りラジアルタイヤにおいて、 上記横断溝は周方向主溝に連通する位置のうち一方側位
置に突起部分を有し、この突起部分は隣合う横断溝相互
間で円周方向に互い違いの配置になり、 横断溝が延びる向きに測った突起部分の表面長さは、横
断溝が形成するブロック長さの2/3以下であることを
特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7340950A JPH09175117A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7340950A JPH09175117A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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1995
- 1995-12-27 JP JP7340950A patent/JPH09175117A/ja active Pending
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