JPH09173325A - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JPH09173325A
JPH09173325A JP7333621A JP33362195A JPH09173325A JP H09173325 A JPH09173325 A JP H09173325A JP 7333621 A JP7333621 A JP 7333621A JP 33362195 A JP33362195 A JP 33362195A JP H09173325 A JPH09173325 A JP H09173325A
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JP
Japan
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ray
rotation
rotating
unit
diagnostic apparatus
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Application number
JP7333621A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Asahina
宏 朝比奈
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線診断装置自体を移動させて被検体に対し
て所望の方向に設置した場合でもX線発生手段を回転さ
せることで、被検体軸に対するX線発生手段の方向と、
表示画像に対する操作者の視野角の違いから生じる違和
感を無くすことができるX線診断装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 X線発生部9と、X線撮像部11と、X
線発生部9とX線撮像部11を支持する支持器7と、X
線発生部9を指示器7に対して回転させるX線発生部側
回転部17と、X線発生部側回転部17の回転を指示す
る回転操作部19と、回転操作部19の出力に基づいて
X線発生部側回転部17を回転させる回転制御部21
と、X線撮像部11の出力に基づいてX線像を表示する
左側用モニタ15L,右側用モニタ15Rとを備えて構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動可能なX線診
断装置に関し、特にX線を曝射するX線発生源を回転さ
せることで、被検体とX線発生源を最適な向きに設定す
ることが可能なX線診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、外科手術中に使用するX線診断装
置は、被検体に対して自由な位置に設置できるように移
動可能な構造となっている。このようなX線診断装置を
図8に示す。
【0003】図8に示すように、X線診断装置100
は、移動可能な台車101に載置され、X線診断装置全
体を制御する制御部103と、制御部103の筐体に保
持され、一方の端部に、高電圧発生部とX線管(いずれ
も図示せず)から成るX線発生源105を有し、他方の
端部に、X線を光学像に変換するイメージインテンシフ
ァイア(以下、I.I.と記す)107と光学像を映像
信号に変換するTVカメラ109から成るX線撮像部1
11を有する支持器113と、映像信号を記録する画像
メモリ115と、映像信号を表示するモニタ117とを
有している。尚、被検体Pは、寝台120上に載置され
る。
【0004】また、モニタ117に表示される画像は、
モニタ117内の偏向コイルを回転させることで、回転
させることができる。これにより、患者に対し、所望の
方向からX線を曝射しても、常に頭部側をモニタ117
の上部、足側をモニタ117の下部に表示させることが
できる。
【0005】このX線診断装置100では、従来より骨
の損傷の回復手術にも使用されている。近年、骨の回復
手術において、骨内部に金属製補助具を挿入し、その固
定のために患部を切開せず、体外よりドリルにて穴を開
け、ネジ止めする手法が開発された。
【0006】この手法では、骨内部の補助具に設けられ
た固定用のネジ受けの位置をX線透視像にて認識した上
で施行されている。この時、立体的な位置関係を認識す
るため、複数の方向からX線透視が行われる。この認識
は、医師の解剖学的知識に基づいて行われるが、その立
体的位置関係を認識することは難しい。
【0007】このため、X線発生源を2つ設け、X線ス
テレオ透視法を利用して立体的位置関係を用意に把握で
きるシステムが利用されようとしている。
【0008】この場合、立体視可能な距離(例えば60
(mm))だけ2つのX線発生源を離して構成し、この2
つのX線発生源から交互にX線を曝射させる。そしてこ
のX線透過像をX線撮像系にて撮像する。この異なるX
線発生源により交互に得られるX線透過像を2つのTV
モニタに独立に表示する。また、必要に応じて、画像メ
モリを設け、X線透過像を一時的に記録し、一方のX線
発生源からX線を曝射中に他方のX線透過像を継続して
表示することも行われれている。
【0009】この2つのTVモニタに表示された画像
を、例えば右目は右側のモニタのみ、左目は左側のモニ
タのみを見るようにする器具を用いて立体視すること
で、骨内部の補助具に設けられた固定用のネジ受けの立
体的な位置関係が用意に把握できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動可
能な従来のX線診断装置を所望の位置、方向に設置して
使用した場合、モニタ内の偏向コイルを回転させること
で、頭部側をモニタの上部、足側をモニタの下部に表示
させるようにしているが、表示範囲が狭い場合、モニタ
上で頭部側と足側を見極めることが難しく、頭部側をモ
ニタの上部、足側をモニタの下部に表示させるように調
整することが困難な場合がある。
【0011】また、立体視可能、かつ、移動可能な従来
のX線診断装置では、図9に示すように、支持器113
に対するX線の2つの発生源105c-R,105c-Lの
位置関係は固定であるため、これを所望の方向に設置し
て使用した場合、X線発生源9の設置方向により、図1
0に示すようにX線の2つの発生源105c-R,105
c-Lを結ぶ線L1 が、線被検体軸L2 に対して変化する
ため、被検体Pに対するX線の2つの発生源105c-
R,105cの位置関係と、モニタに表示される画像に
対する操作者の視野角が異なってしまい、立体視される
画像に違和感を生じる場合がある。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、X線診断装置自体を移動させて被検体に対して所望
の方向に設置した場合でもX線発生部を回転させること
で、被検体軸に対するX線発生部の方向と、表示画像に
対する操作者の視野角の違いから生じる違和感を無くす
ことができるX線診断装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載のX線診断装置は、被検体に向けてX線を
曝射するX線発生手段と、前記被検体を透過したX線像
を撮影するX線像撮影手段と、前記X線発生手段と前記
X線像撮影手段を支持する支持手段と、前記X線発生手
段を前記指示手段に対して回転させる第1の回転手段
と、前記支持手段の回転を指示する支持操作手段と、前
記支持操作手段の出力に基づいて前記支持手段を回転さ
せる回転制御手段と、前記X線像撮影手段の出力に基づ
いてX線像を表示する表示手段とを備えたことを要旨と
する。
【0014】請求項1記載のX線診断装置にあっては、
支持手段は、被検体に向けてX線を曝射するX線発生手
段と被検体を透過したX線像を撮影するX線像撮影手段
を支持し、第1の回転手段は、前記X線発生手段を前記
指示手段に対して回転させる。そして、支持操作手段に
より、前記第1の回転手段の回転が指示され、回転制御
手段は、前記支持操作手段の出力に基づいて前記第1の
回転手段を回転させる。また、表示手段は、前記X線像
撮影手段の出力に基づいてX線像を表示する。このた
め、X線診断装置自体を移動させて被検体に対して所望
の方向に設置した場合でも前記X線発生手段を前記第1
の回転手段により回転させることで、被検体軸に対する
X線発生手段の方向と、表示画像に対する操作者の視野
角の違いから生じる違和感を無くすことができる。
【0015】また、請求項2記載のX線診断装置は、被
検体に向けてX線を曝射するX線発生手段と、前記被検
体を透過したX線像を撮影するX線像撮影手段と、前記
X線発生手段と前記X線像撮影手段を支持する支持手段
と、前記発生手段を前記支持手段に対して回転させる第
1の回転手段と、前記支持手段の回転量を検出する回転
量検出手段と、前記回転量検出手段の出力に基づいて前
記第1の回転手段を回転させる回転制御手段と、前記X
線像撮影手段の出力に基づいてX線像を表示する表示手
段とを備えたことを要旨とする。
【0016】請求項2記載のX線診断装置にあっては、
支持手段は、被検体に向けてX線を曝射するX線発生手
段と被検体を透過したX線像を撮影するX線像撮影手段
を支持し、第1の回転手段は、前記発生手段を前記指示
手段に対して回転させ、回転量検出手段は、支持手段の
回転量を検出する。そして、回転制御手段は、前記回転
量検出手段の出力に基づいて前記第1の回転手段を回転
させる。また、表示手段は、前記X線像撮影手段の出力
に基づいてX線像を表示する。このため、X線診断装置
自体を移動させて被検体に対して所望の方向に設置した
場合でも前記X線発生手段を前記第1の回転手段により
回転させることで、被検体軸に対するX線発生手段の方
向と、表示画像に対する操作者の視野角の違いから生じ
る違和感を無くすことができる。
【0017】また、請求項1または請求項2記載の発明
において、前記X線像撮影手段を前記支持手段に対して
回転させる第2の回転手段を設け、前記回転制御手段は
前記第1の回転手段と前記第2の回転手段を等しい量回
転させるようにしても良い。
【0018】さらに、請求項1または請求項2記載の発
明において、前記表示手段は、前記回転量検出手段の出
力に基づいて、表示画像を電気的に回転する画像処理手
段を備えるようにしても良い。
【0019】また、前記回転量検出手段は、ジャイロス
コープを用いても良い。さらに、前記X線発生手段は、
前記第1の回転手段による回転角度を識別するためのマ
ークが付してあることが望ましい。さらに、前記第1の
回転手段は、前記X線発生手段内を通る軸を回転中心と
して前記X線発生手段を回転するものであることが望ま
しい。さらに、前記X線発生手段は、2つのX線焦点を
有し、かつ、前記第1の回転手段は、この2つの焦点の
ほぼ中心を回転中心としてX線発生手段を回転するよう
にしても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るX線診断
装置の第1実施形態を示した図である。
【0021】図1に示すように、第1実施形態のX線診
断装置1は、台車3と、制御部5と、支持手段としての
支持器7と、X線発生手段としてのX線発生部9と、X
線撮像手段としてのX線撮像部11と、右側用画像メモ
リ13Rと、左側用画像メモリ13Lと、右側用モニタ
15Rと、左側用モニタ15Lと、X線発生手段側回転
手段としてのX線発生源側回転部17と、回転操作手段
としての回転操作部19と、回転制御手段としての回転
制御部21とを有している。
【0022】台車3は、可搬性を有し、上部に制御部5
および支持器7を搭載している。
【0023】制御部5は、X線発生部9、X線撮像部1
1、右側用画像メモリ13R、左側用画像メモリ13
L、右側用モニタ15Rおよび左側用モニタ15Lを制
御することでX線診断装置1全体を制御する。
【0024】支持器7は、制御部5の筐体に保持され、
一方の端部に高電圧発生部とX線管(いずれも図示せ
ず)から成るX線発生部9を有し、他方の端部にイメー
ジインテンシファイア(以下、I.I.と記す)11a
と、TVカメラ11bとから成る。
【0025】X線発生部9は、X線ステレオ撮影を可能
にするため、図2に示すように、X線曝射用の高電圧を
発生する右側用高電圧発生部9a-Rおよび左側用高電圧
発生部9a-Lと、右側用高電圧発生部9a-Rから発生さ
れた高電圧によりX線を曝射する右側用X線管9b-R
と、左側用高電圧発生部9a-Lから発生された高電圧に
よりX線を曝射する左側用X線管9b-Lとから成る。
【0026】X線撮像部11は、被検体Pを透過したX
線を光学像に変換するI.I.11aと、I.I.11
aにより変換された光学象を映像信号に変換するTVカ
メラ11bとから成る。
【0027】右側用画像メモリ13Rは、右側用X線管
9b-RからX線を曝射させた時にTVカメラ11bによ
り変換された映像信号を記録する。
【0028】左側用画像メモリ13Lは、左側用X線管
9b-LからX線を曝射させた時にTVカメラ11bによ
り変換された映像信号を記録する。
【0029】右側用モニタ15Rは、右側用X線管9b
-RからX線を曝射させた時にTVカメラ11bにより変
換された映像信号もしくは右側用画像メモリ13Rに記
録されている映像信号を表示する。
【0030】左側用モニタ15Lは、左側用X線管9b
-LからX線を曝射させた時にTVカメラ11bにより変
換された映像信号もしくは左側用画像メモリ13Lに記
録されている映像信号を表示する。
【0031】X線発生部側回転部17は、図3に示すよ
うに、モータ17aと、モータ17aの回転軸に接続さ
れた回転テーブル17bとから成り、回転テーブル17
b上に載置されるX線発生部9を寝台30の被検体載置
面と略平行に回転させる。
【0032】回転操作部19は、右回転キーと左回転キ
ーとから成り、操作者により押されたキーとその押して
いる時間に対応させて回転方向と回転量を回転制御部2
1に指示する。
【0033】回転制御部21は、回転操作部19により
指示された回転方向と回転量に従ってX線発生部側回転
部17を回転させる。
【0034】次に、第1実施形態のX線診断装置1の動
作を説明する。まず操作者は、寝台30に載置された被
検体Pの診断目的に対応させて台車3を所望の位置、方
向に設定する。この状態で操作者は、被検体Pに対する
X線診断装置1の位置関係を認識し、回転方向および回
転量を回転操作部19を用いてを設定する。この時、X
線の2つの発生源(図4ではX線絞り9C-R,9C-L)
を結ぶ線に直交する線をマーカ9dとして付しておくこ
とにより、図4(b)に示すように回転させた場合でも
X線発生部9の回転量(角度)を目視によって知ること
ができる。
【0035】X線発生部9の標準位置は、図4(a)に
示すように、X線の2つの発生源(図4ではX線絞り9
C-R,9C-L)を結ぶ線が支持器7の長手方向と直交す
る位置となっている。ここで例えば、台車3を移動さ
せ、支持器7を図5に示すような向きに設定した場合、
X線の2つの発生源(X線絞り)9C-R,9C-Lを結ぶ
線L1 が被検体軸と直交しないため、X線の2つの発生
源(X線絞り)9C-R,9C-Lを結ぶ線が被検体軸と垂
直線L2 と一致するようにX線発生部側回転部17を回
転させる。具体的には、被検体に対し、90度の向き
(被検体軸と同方向)となるように台車3を設定した場
合、X線発生部9を標準位置に対して、−90度と成る
ようにX線発生部側回転部17を回転操作部19を用い
て回転させる。
【0036】次いで操作者は、制御部5の図示しない操
作卓を用いてX線曝射開始を指示する。操作者によりX
線曝射開始の指示が行われると、制御部5は、X線発生
部9に対してX線曝射開始命令を出力する。これにより
X線発生部9は、まず、左側用高電圧発生部9a-Lを用
いて左側用X線管9b-Lに高電圧を印加し、左側用X線
管9b-LからX線を被検体Pに対して曝射する。曝射さ
れたX線は寝台30上の被検体を透過し、I.I.11
aに入射する。そしてこのX線は、I.I.11aによ
り可視光に変換され、さらにTVカメラ11bにより映
像信号に変換される。
【0037】この映像信号は図示しないアナログ/ディ
ジタル変換器によりディジタル映像信号に変換され、左
側用画像メモリ13Lに記録されると共に、左側用モニ
タ15Lに表示される。
【0038】次いで、X線発生部9は、右側用高電圧発
生部9a-Rを用いて右側用X線管9b-Rに高電圧を印加
し、左側用X線管9b-RからX線を被検体Pに対して曝
射する。曝射されたX線は寝台30上の被検体を透過
し、I.I.11aに入射する。そしてこのX線は、
I.I.11aにより可視光に変換され、さらにTVカ
メラ11bにより映像信号に変換される。
【0039】この映像信号は図示しないアナログ/ディ
ジタル変換器によりディジタル映像信号に変換され、右
側用画像メモリ13Rに記録されると共に、右側用モニ
タ15Rに表示される。
【0040】これにより、左側用の映像が左側用モニタ
15Lに表示され、右側用の映像が右側用モニタ15R
に表示される。この2つの映像を、例えば右目は右側の
モニタのみ、左目は左側のモニタのみを見るようにする
器具を用いて立体視することで、骨内部の補助具等の立
体的な位置関係が用意に把握できる。
【0041】このように、第1実施形態のX線診断装置
1では、X線発生部9をX線発生部側回転部17により
回転させるようにしているので、被検体軸に対するX線
発生部の方向を容易に調整することができ、被検体軸に
対するX線発生部の方向と、表示画像に対する操作者の
視野角の違いから生じる違和感を無くすことができる。
【0042】図6は、本発明に係るX線診断装置の第2
実施形態を示した図である。尚、図中、図1で示した第
1実施形態のX線診断装置1と同一のものは同一の記号
を付して詳細な説明を省略した。
【0043】図6に示すように、第2実施形態のX線診
断装置40は、第1実施形態のX線診断装置1に加えて
設置方向検出手段としての設置方向検出部41と、寝台
方向設定器43と、演算手段および回転制御手段として
の回転制御部45とを有し、設置方向検出部41の検出
結果を基に、X線発生部側回転部17の回転方向と回転
量を制御するようにしたものである。
【0044】設置方向検出部41は、ジャイロスコープ
から成り、制御部5内に設けられ、支持器7の設置方向
(台車3の設置方向)を検出する。尚、ジャイロスコー
プでは、前後方向(x軸)、左右方向(y軸)、上下方
向(z軸)の各方向の角速度が得られるので、この角速
度を時間積分することにより前記各方向の角度(向き)
を検出することができる。また、設置方向検出部41と
しては、ジャイロスコープに限らず、他の方法、例えば
方位磁石を用い、N極と支持器7の長手方向(台車の長
手方向)との角度差から支持器7の設置方向を検出する
方法等を用いても良い。
【0045】寝台方向設定器43は、制御部5に設けら
れ、寝台30の設置方向(基準方向からの設置角度)が
予め操作者により設定される。
【0046】回転制御部45は、設置方向検出部41に
より検出された支持器7の設置方向と寝台方向設定器4
3に設定されている寝台30の設置方向を基に、寝台3
0の設置方向に対して、X線の2つの発生源を結ぶ線が
直交するようにX線発生部側回転部17の回転方向と回
転量を求め、これに従ってX線発生部側回転部17の回
転方向と回転量を制御する。
【0047】次に、第2実施形態のX線診断装置40の
動作を説明する。尚、ここで用いる寝台30は固定され
ているので、基準方向に対する寝台30の設置方向を予
め寝台方向設定器43を用いて入力しておく。
【0048】まず操作者は、寝台30に載置された被検
体Pの診断目的に対応させて台車3を所望の位置、方向
に設定する。
【0049】そして操作者により図示しない操作卓を用
いて診断開始の指示が出されると、設置方向検出部41
は、支持器7の設置方向(台車3の設置方向)を検出す
る。
【0050】設置方向検出部41により支持器7の設置
方向が検出されると、回転制御部45は、この検出され
た設置方向と寝台方向設定器43に設定されている寝台
30の設置方向を基に、寝台30の設置方向に対して、
X線の2つの発生源を結ぶ線が直交するようにX線発生
部側回転部17の回転方向と回転量を求める。
【0051】回転制御部45により回転方向と回転量が
求められると、X線発生部側回転部17は、この回転方
向と回転量に従ってX線発生部9を回転させる。
【0052】これにより、寝台30の設置方向に対し
て、X線の2つの発生源を結ぶ線が直交するようにX線
発生部9が設定される。以下、前述のX線診断装置1の
動作と同様に動作して診断が行われる。
【0053】このように、第2実施形態のX線診断装置
40では、設置方向検出部41の検出結果を基に、寝台
30の設置方向に対して、X線の2つの発生源を結ぶ線
が直交するようにX線発生部側回転部17の回転方向と
回転量を制御するようにしているので、被検体軸に対す
るX線発生部の方向と、表示画像に対する操作者の視野
角の違いから生じる違和感を無くすことができる。
【0054】図7は、本発明に係るX線診断装置の第3
実施形態を示した図である。尚、図中、図6で示した第
2実施形態のX線診断装置40と同一のものは同一の記
号を付して詳細な説明を省略した。
【0055】図7に示すように、第3実施形態のX線診
断装置50は、第2実施形態のX線診断装置40に加え
てX線撮像手段側回転手段としてのX線撮像部側回転部
51を設けるとともに、X線診断装置40の回転制御部
45に代えて回転制御部53を設けたものである。
【0056】X線撮像部側回転部51は、X線撮像部1
1を寝台30の被検体載置面と略平行に回転させる。通
常、I.I.11aの被検体側にスリット状のX線グリ
ッドが設けられており、このX線グリッドの方向とX線
発生部9から曝射されるX線の方向をX線撮像部11を
回転させることによって合わせることで、効率良くX線
を検出するようにしている。
【0057】尚、X線撮像部側回転部51は、図3に示
すX線発生部側回転部17と同様の構成(但し、I.
I.11aにX線が入射するため、回転テーブル17b
とモータの位置関係を逆、即ち、回転テーブル17bに
X線撮像部11を吊り下げる)としても良いし、X線撮
像部11の周囲にギアを設け、このギアとモータの回転
軸に設けたギアを介してX線撮像部11を回転させるよ
うにしても良い。
【0058】回転制御部53は、設置方向検出部41に
より検出された支持器7の設置方向と寝台方向設定器4
3に設定されている寝台30の設置方向を基に、寝台3
0の設置方向に対して、X線の2つの発生源を結ぶ線が
直交するようにX線発生部側回転部17の回転方向と回
転量を求めるとともに、X線撮像部11のI.I.11
aに設けられたX線グリッドの方向に対して、X線の2
つの発生源を結ぶ線が直交するようにX線撮像部側回転
部51の回転方向と回転量を求め、これに従ってX線発
生部側回転部17およびX線撮像部側回転部51の回転
方向と回転量を制御する。
【0059】次に、第3実施形態のX線診断装置50の
動作を説明する。尚、ここで用いる寝台30は固定され
ているので、基準方向に対する寝台30の設置方向を予
め寝台方向設定器43を用いて入力しておく。
【0060】まず操作者は、寝台30に載置された被検
体Pの診断目的に対応させて台車3を所望の位置、方向
に設定する。
【0061】そして操作者により図示しない操作卓を用
いて診断開始の指示が出されると、設置方向検出部41
は、支持器7の設置方向(台車3の設置方向)を検出す
る。
【0062】設置方向検出部41により支持器7の設置
方向が検出されると、回転制御部53は、この検出され
た設置方向と寝台方向設定器43に設定されている寝台
30の設置方向を基に、寝台30の設置方向に対して、
X線の2つの発生源を結ぶ線が直交するようにX線発生
部側回転部17の回転方向と回転量を求めるとともに、
X線発生部9とX線撮像部11の向きが同一となるよう
にX線撮像部側回転部51の回転方向と回転量を求め
る。
【0063】回転制御部53によりX線発生部側回転部
17およびX線撮像部側回転部51の回転方向と回転量
が求められると、X線発生部側回転部17は、対応する
回転方向と回転量に従ってX線発生部9を回転させ、ま
た、撮像部側回転部51は、対応する回転方向と回転量
に従ってX線撮像部11を回転させる。
【0064】これにより、寝台30の設置方向に対し
て、X線の2つの発生源を結ぶ線が直交するようにX線
発生部9が設定されるとともに、X線発生部9とX線撮
像部11の向きが同一となるようにX線撮像部11が設
定される。以下、前述のX線診断装置1の動作と同様に
動作して診断が行われる。
【0065】このように、第3実施形態のX線診断装置
50では、設置方向検出部41の検出結果を基に、寝台
30の設置方向に対して、X線の2つの発生源を結ぶ線
が直交するようにX線発生部側回転部17の回転方向と
回転量を制御するとともに、X線発生部9とX線撮像部
11の向きが同一となるようにようにX線撮像部側回転
部51の回転方向と回転量を制御しているので、被検体
軸に対するX線発生部9の方向と、表示画像に対する操
作者の視野角の違いから生じる違和感を無くすことがで
き、さらに、効率良くX線を検出することができる。
【0066】尚、上記の実施の形態では、X線の発生源
を2つ有するX線ステレオ撮影可能なX線診断装置に適
用した場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限
定されること無く、通常のX線診断装置(X線焦点が1
つだけのもの)に適用することもできる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のX線
診断装置は、X線発生手段を、回転操作手段により設定
された回転方向と回転量に従って回転手段により回転さ
せるようにしているので、X線診断装置自体を移動させ
て被検体に対して所望の方向に設置した場合でもX線発
生手段を回転させることで、被検体軸に対するX線発生
手段の方向と、表示画像に対する操作者の視野角の違い
から生じる違和感を無くすことができる。
【0068】また、請求項2記載のX線診断装置は、X
線発生部を支持する支持手段の設置方向を検出し、検出
された支持手段の設置方向と、予め設定されている寝台
の設置方向を基に、前記X線発生手段の向きを前記寝台
に対して所定の向きにするための回転方向と回転量を演
算し、この回転方向と回転量に従ってX線発生部を回転
手段により回転させるようにしているので、X線診断装
置自体を移動させて被検体に対して所望の方向に設置し
た場合でもX線発生手段を回転させることで、被検体軸
に対するX線発生手段の方向と、表示画像に対する操作
者の視野角の違いから生じる違和感を無くすことができ
る。
【0069】さらに、請求項3記載のX線診断装置は、
X線発生手段とX線撮像手段を支持する支持手段の設置
方向を検出し、検出された支持手段の設置方向と、予め
設定されている前記寝台の設置方向を基に、前記X線発
生手段と前記X線撮像手段の向きを前記寝台に対して所
定の向きにするためのそれぞれの回転方向と回転量を演
算し、この回転方向と回転量に従ってX線発生手段をX
線発生手段側回転手段により回転させるとともに、X線
撮像手段をX線撮像手段側回転手段により回転させるよ
うにしているので、X線診断装置自体を移動させて被検
体に対して所望の方向に設置した場合でもX線発生手段
を回転させることで、被検体軸に対するX線発生手段の
方向と、表示画像に対する操作者の視野角の違いから生
じる違和感を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線診断装置の第1実施形態を示
した図である。
【図2】図1に示したX線発生部の内部構成を示した回
路図である。
【図3】図1に示したX線発生部側回転部の回転構造を
示した図である。
【図4】X線発生部の標準位置と回転時を示した図であ
る。
【図5】X線発生部回転時のX線発生部と被検体の位置
関係を示した図である。
【図6】本発明に係るX線診断装置の第2実施形態を示
した図である。
【図7】本発明に係るX線診断装置の第3実施形態を示
した図である。
【図8】従来のX線診断装置を示した図である。
【図9】従来のX線診断装置の支持器に対するX線の2
つの曝射元の位置関係を示した図である。
【図10】従来のX線診断装置を所望の方向に設置した
場合のX線の2つの曝射元と被検体の位置関係を示した
図である。
【符号の説明】
1,40,50 X線診断装置 3 台車 5 制御部 7 支持器 9 X線発生部 11 X線撮像部 13R 右側用画像メモリ 13L 左側用画像メモリ 15R 右側用モニタ 15L 左側用モニタ 17 X線発生部側回転部 19 回転操作部 21,45,53 回転制御部 41 設置方向検出部 43 寝台方向設定器 51 X線撮像部側回転部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に向けてX線を曝射するX線発生
    手段と、 前記被検体を透過したX線像を撮影するX線像撮影手段
    と、 前記X線発生手段と前記X線像撮影手段を支持する支持
    手段と、 前記X線発生手段を前記支持手段に対して回転させる第
    1の回転手段と、 前記第1の回転手段の回転を指示する支持操作手段と、 前記支持操作手段の出力に基づいて前記第1の回転手段
    を回転させる回転制御手段と、 前記X線像撮影手段の出力に基づいてX線像を表示する
    表示手段とを備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 【請求項2】 被検体に向けてX線を曝射するX線発生
    手段と、 前記被検体を透過したX線像を撮影するX線像撮影手段
    と、 前記X線発生手段と前記X線像撮影手段を支持する支持
    手段と、 前記X線発生手段を前記支持手段に対して回転させる第
    1の回転手段と、 前記支持手段の回転量を検出する回転量検出手段と、 前記回転量検出手段の出力に基づいて前記第1の回転手
    段を回転させる回転制御手段と、 前記X線像撮影手段の出力に基づいてX線像を表示する
    表示手段とを備えたことを特徴とするX線診断装置。
  3. 【請求項3】 前記X線像撮影手段を前記支持手段に対
    して回転させる第2の回転手段を備え、前記回転制御手
    段は前記第1の回転手段と前記第2の回転手段を等しい
    量回転させることを特徴とする請求項1または請求項2
    のいずれか一項記載のX線診断装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記回転量検出手段の
    出力に基づいて、表示画像を電気的に回転する画像処理
    手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
    のいずれか一項記載のX線診断装置。
  5. 【請求項5】 前記回転量検出手段は、ジャイロスコー
    プであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか一項記載のX線診断装置。
  6. 【請求項6】 前記X線発生手段は、前記第1の回転手
    段による回転角度を識別するためのマークが付してある
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項
    記載のX線診断装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の回転手段は、前記X線発生手
    段内を通る軸を回転中心として前記X線発生手段を回転
    するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項6
    のいずれか一項記載のX線診断装置。
  8. 【請求項8】 前記X線発生手段は、2つのX線焦点を
    有し、かつ、前記第1の回転手段は、この2つの焦点の
    ほぼ中心を回転中心としてX線発生手段を回転すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項記載
    のX線診断装置。
  9. 【請求項9】 前記支持手段を回転することにより、前
    記X線発生手段と前記X線像撮影手段とを回転する第3
    の回転手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項8のいずれか一項記載のX線診断装置。
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