JPH09172981A - プロポリス含有ペットフ−ド - Google Patents

プロポリス含有ペットフ−ド

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JPH09172981A
JPH09172981A JP7352685A JP35268595A JPH09172981A JP H09172981 A JPH09172981 A JP H09172981A JP 7352685 A JP7352685 A JP 7352685A JP 35268595 A JP35268595 A JP 35268595A JP H09172981 A JPH09172981 A JP H09172981A
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JP
Japan
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propolis
pet
calcium
crude
pet food
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Application number
JP7352685A
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English (en)
Inventor
Toyoji Hirahara
豊治 平原
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HINO JUSHI KK
Hino Jyushi Co Ltd
Original Assignee
HINO JUSHI KK
Hino Jyushi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロポリスの液状体又は粉状体を含有したペ
ットフ−ドを提供する。 【構成】 粗繊維物質、有機栄養源を主体とし無機栄養
源等を添加したペット用飼料に、液状体又は粉末状体の
プロポリスを混合又は付着させて含有せしめる。 【効果】 防腐剤等を省くか必要最低限度とし、また、
粗繊維の摂取に伴うカルシウム等のミネラルの吸収率の
改善、ならびに室内飼育等での***糞の異臭を抑制し、
ペットの健康維持と飼育の環境保全に効を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロポリス含有ペット
フ−ドに関し、主として一般家庭で飼育される犬、猫等
のペット用飼料において、防腐剤等の添加物が省かれる
か必要最低限度で、かつ粗繊維の摂取に伴うカルシウム
等のミネラルの吸収率の改善、ならびに***糞の異臭抑
制を図ることができるペットフ−ドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭向のペットとして犬、猫等の
小動物を大切に飼育する家庭が増加しつつあり、多くの
ドッグフ−ドやキャットフ−ド等のペット用飼料が市販
されている。その包装形態としては、袋詰や缶詰等の密
閉、密封状態にしたもの等が一般的であり、またその中
身の食品形態としては柔らかさを保持するウェットタイ
プと乾燥固形状のドライタイプに区分されている。この
ようなペット産業でのペットフ−ドの普及に伴い、その
商品の流通事情により最終需要者にわたる迄の所要時間
が長くなり、このため出荷段階でペット飼料に防腐剤や
酸化防止剤等の添加物を混入せしめることを余儀なくさ
れている。また、与えられる高栄養価飼料によって、ペ
ットの寿命が比較的伸びつつあるが、その結果、最近の
死因は各種の病気によるものに代わり経年によるカルシ
ウムの摂取低下が原因と考えられる歯の弱りや抜け落ち
により餌を摂取できないこと、並びに骨軟化症、骨粗鬆
症、過度の肥満等による疾病がペットにおいても増加し
ている。さらに、家庭で飼育されるペットが***する糞
等の臭気が不快感を与える為、この臭気を少なくするペ
ット飼料の改善にも関心が高まっている。
【0003】一方、従来のペット用飼料には、コ−ン、
小麦、大豆ミ−ル等の粗繊維、ミ−トミ−ル、フィッシ
ュミ−ル、ビ−フボ−ンミ−ル、脱脂大豆等の粗蛋白
質、動物性又は植物性脂肪等の粗脂肪、炭酸カルシウ
ム、燐酸カルシウム等のカルシウム、さらに香料、着色
剤のほか、酸化防止剤や防腐剤が添加されるのが一般的
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなペットフ−
ドの普及に伴い、出荷、移送など商品の流通事情により
最終需要者に商品がわたる所要時間が長くなり、品質保
持上もペット飼料に防腐剤や酸化防止剤等が添加されて
おり、これを継続して食べさせることは、ペットの健康
に好ましくなく、種々の病気を誘発させるという問題点
があった。また、ペットフ−ド中の粗繊維のもつ各種の
長所は発揮されるものの、その他にカルシウムをも含む
ミネラルの吸収が阻害され、かつミネラルの排出が助長
されることが最近の栄養学的研究でも明らかにされてい
る。この為、カルシウムの摂取低下が原因と考えられる
歯の弱りや抜け落ちにより餌を摂取できないこと、或い
は骨粗鬆症、過度の肥満等の疾病がペットにおいても増
加している。このように、従来の燐酸塩を多量に使用し
た飼料の欠点が指摘され、また、飼料中の粗繊維物質や
カルシウムの重要性も再認識されると共に、粗繊維物質
やカルシウムの吸収率の改善が注目されるようになって
いるが、一方、カルシウムの過剰配合はかえって蛋白質
の利用性の低下、或いは他のミネラルの利用性の低下を
惹き起こす虞れがあることも報告されている。さらに、
ペットの寿命が比較的伸びつつあるが、飼い主との共存
事情からみるとき、その結果、主として家庭で飼育され
るペットでの排出糞の臭気が問題点となっており、糞異
臭の抑制を図ることが望まれている。
【0005】このように、ペットフ−ド中の防腐剤や酸
化防止剤等の添加剤の混入、さらに従来のカルシウム及
び粗繊維含有ペットフ−ドには多くの課題があり、カル
シウムの吸収率を改善する報告が種々提案されている。
例えば、従来のカルシウム及び粗繊維を同時に摂取した
場合には、ペットフ−ド中の粗繊維のもつ各種の長所は
発揮されるが、一方カルシウムをも含むミネラルの吸収
が阻害され、併せてミネラルの排出が助長されることが
近年報告されている。さらに、ペットの糞異臭の抑制等
についても、ペットをマンション等の部屋で飼う人が増
えており、たとえば緑茶と野菜の混合エキス等を原材料
としたペットの糞便の消臭のための食品も市販されてい
る。したがって、本願発明は、粗脂肪物質、粗蛋白物質
からなる有機栄養源を主成分、たとえば粗繊維物質やカ
ルシウムが配合されたペット用飼料において、防腐剤や
酸化防止剤等の添加剤が省かれるか、又は添加されても
必要最低限度に抑制されること、ならびに粗繊維物質の
もつ長所の維持と併せ、カルシウムをも含むミネラルの
排出防止、吸収阻害の改善効果が保持されること、さら
にペットの糞異臭の発散抑制を図り得るペットフ−ドを
提供することを目的とする。また、本発明の第二の目的
は、家庭で飼育される犬、猫の類から家畜等の飼料とし
て、それらの成長あるいは健康維持に必要な栄養価をバ
ランスよく摂取させ、粗繊維を摂取しながらカルシウム
の吸収率を改善し、健康増進に優れたペットフ−ドを得
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、プロポリスが芳香性のある樹脂状の物
質で、蜜蜂の胃と腸の間にある消化器官によって花粉の
消化カスとして生じるヤニのような物質であり、密蜂が
巣の補強、或いは内壁に塗って殺菌効果を得るという腐
敗防止効果に着目したものであり、プロポリスに含まれ
る多彩な有効成分のうち、特に殺菌効果を生み出すと考
えられているのはフラボノイドといわれており、プロポ
リスから検出されたフラボノイドは糖が加水分解されて
いるという特徴をもっており、これが強力な殺菌、抗菌
作用を含む強力な効能を発揮し得るものと推察される。
【0007】本発明において、ペットフ−ドに混合又は
付着ないし含浸せしめてなるプロポリスの主成分は、フ
ラボノイド、有機酸、蜜蝋、ビタミン、ミネラル、その
他確認されている個々の化学成分は30種近いといわれ
ている。本発明においては、天然抗生物質ともいわれる
プロポリスのもつ様々な機能のうち、まず、上記のよう
な殺菌、腐敗防止効果を評価認識し、ペットフ−ドでの
腐敗、変質等を防ぐため、添加される防腐剤、合成保存
料等はたとえ食品添加物として認められている範囲であ
っても長期間にわたる摂取の影響は好ましいことではな
く、これを省くか必要最低限度の添加量としたものが望
まれるが、該プロポリスの液状体または粉末状体を適度
に一部配合または添加せしめるとき、他の有機栄養源や
栄養剤等との分離や懸濁等の妨げもなく、防腐剤に代用
して抗菌、殺菌作用を発揮でき、有害な防腐剤等の摂取
を省くか、そうでなくても必要最低限度の少量の添加に
抑制し、混合飼料の均一、栄養価の均等化を図り、勿論
ペットフ−ドの腐敗敗、変質等を防ぐことができるよう
に働く。
【0008】また、近年ペットフ−ドで、配合中の粗繊
維によるカルシウム吸収阻害が問題となってきている。
このため、砂糖やブドウ糖等が採用された例の他、たと
えば特開平5−52号公報では、所定量のマルチト−ル
をカルシウムと共に配合することによってカルシウムの
吸収阻害効果を抑えて、カルシウムを高い効率で摂取で
きるカルシウム及び粗繊維含有動物用飼料等が提案され
ている。そこで、本発明では、上記マルチト−ルや砂
糖、ブドウ糖等の例とは違って、該プロポリスの適量を
ペットフ−ドに添加配合することによって、ペ−トフ−
ド中の粗繊維が、共存するカルシウムをも含むミネラル
の、特にカルシウムの吸収阻害や吸収効率の低さの改善
のため有効であることに着目し、所定量のプロポリスを
粗繊維及び無機栄養源としてのカルシウム等を配合して
ペットフ−ドを調整することにより粗繊維によるカルシ
ウム吸収阻害を防ぐことができ、従来のペットフ−ドよ
りもカルシウムの体内への吸収阻害等を抑えて、粗繊維
ならびにカルシウム含有ペットフ−ドを得ることができ
るように働く。
【0009】さらに、近年マンション等の室内で飼育す
るペットの増加に伴う糞便の臭気抑制についても、プロ
ポリスの所定量を含有せしめることにより達成しようと
するものである。プロポリスは蜜蜂が特定の樹木の樹皮
や蕾等から集荷してきて、それに唾液等を加えて作るも
のであるといわれており、樹木が本来持っている腐敗防
止効果に加え、蜜蜂の唾液等に含まれる分泌物が相乗効
果を発揮するメカニズムといわれているものである。特
に、主成分であるフラボノイドが強力な殺菌、抗菌作用
を含む効果を発揮するものであり、本発明ではフラボノ
イドの機能を活用し、例えば調合時の配合或いは飼育ペ
ットに与える際に混合ないし粉霧状態のいずれかにより
配合し、糞便の消臭効果或いはその改善が図れるように
働く。
【0010】本発明は、粗脂肪物質、粗蛋白物質からな
る有機栄養源を主成分とし、カルシウム等の無機栄養
源、ビタミンを主体とする栄養剤等を添加したペット用
飼料にプロポリスを混合又は付着ないし含浸せしめてな
ることを特徴とするプロポリス含有ペットフ−ドに係る
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施に際して、従来のペ
ットフ−ドは、その包装形態としては、たとえば必要な
栄養をゼラチン、スタ−チ等の糊料的性質を利用して混
ぜ合わせ固形化し袋詰や缶詰等のような密閉密封状態に
したものが一般的であり、その内容の形態としては柔ら
かさを保持するウエットタイプと乾燥固形状のドライタ
イプに区分され、或いは水分10%程度のドライフ−
ド、水分30%程度のセミモイストフ−ド、水分75%
程度の缶詰フ−ドがあるが、本発明はこれらに特に限定
されるものではなく、いずれにも使用可能である。
【0012】さらに、本発明の実施に際して、ペットフ
−ドが成長や生存に必要な栄養価をバランスよく摂取さ
れることが望ましく、一般に粗脂肪物質、粗蛋白物質か
らなる有機栄養源を主成分とし、カルシウム、燐等の無
機栄養源、ビタミンを主体とする栄養剤及び塩、砂糖等
を添加した配合物からなるペット用飼料の種類や形態に
特に制約約はなく、前記の如き配合物にプロポリスを所
定の割合で含有していればよく、また、該プロポリスの
形態は、液状或いは粉状のいずれであってもよく、ペッ
トフ−ド配合物に対し、0.01〜10重量%、好まし
くは0.3〜5重量%含有せしめることが適当である。
そして、必要により天然のプロポリスを凍結し粉砕して
粉末化したプロポリス粉末体を使用することもできる。
普通、天然プロポリス(蜂やに)は濃度の高いエチルア
ルコ−ルを使用し脂質を分解しているので、やや強い刺
激臭があるが、含有量を多くするときはこの影響を考慮
することが必要である。また、プロポリスの炎症治癒、
化膿治療等では、例えば内耳の化膿が治癒した例の場
合、プロポリスの含浸量は、15kgの成犬で、1日約
0.17重量%であったが、普通の平均的な運動量の成
犬の健康維持では、その1/6〜1/7でよく、15k
gの成犬で1日当りプロポリス0.03g(30%w/
v)であるとみられ、また、健康維持の面では、不健康
時、その状態によってプロポリスの投与量を増減し調節
することができる。
【0013】本発明に用いることのできる粗繊維は、天
然、合成の別なく、ペットフ−ド用に供することのでき
る種類、品質、形態を有していれば採用可能であり、例
えば穀物類や野菜等の天然の飼料であって純粋な粗繊維
でなくても、その中に粗繊維を含むものであればいずれ
でもよい。また、カルシウムは、天然の飼料中に含まれ
るもの又は飼料用に使用されている種類、形態、品質を
備えるものであればよく、その他の制約はない。
【0014】本発明の実施に際し、粗繊維の配合割合
は、飼育ペットの一日当たりの好ましい摂取量、例えば
20kgの成犬で、250g程度とした場合、該プロポ
リスの液状体または粉状体を、0.01〜10重量%の
範囲で、添加または含有せしめるとき、本発明の狙いで
ある防腐剤等を省くか必要最低限度に抑制できること、
ならびに粗繊維によるカルシウム吸収阻害を防ぐことが
できること、さらに飼育ペットの糞便の消臭効果が得ら
れるものである。また、プロポリスの配合割合が、0.
01重量%未満の場合には、本発明の狙いである防腐剤
の省略効果、或いは粗繊維のミネラル吸収阻害、さらに
飼育ペットの糞便の消臭効果が不十分であるので好まし
くなく、一方10重量%を超えて配合量を増やしても効
果が増大を望めず、特に高濃度アルコ−ル溶解の液状体
を使用するときは、その独特の刺激臭が濃厚となり飼育
ペットによっては摂取を忌避する虞れもあり、また天然
抽出物のプロポリスのコスト低減の妨げとなる。
【0015】このように、本発明においては、液状或い
は粉状のいずれかのプロポリスの所定量をペット飼料配
合物に含有せしめることにより、前記のごとき、防腐剤
等を省くか必要最低限度に著しく低減でき、また、粗繊
維によるカルシウムを含むミネラルの吸収阻害を防ぐこ
と、並びに飼育ペットの***糞の異臭抑制を図ることの
本発明の作用効果が得られるように改善することができ
る。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明するが、
本発明はこの実施例に限定されるものではない。なお実
施例の中で、プロポリス原塊(豪州国ネイチャ−グッド
ネス社製,輸入元株式会社日野樹脂)をアルコ−ル抽出
法により抽出した原液(濃度30%w/v)を使用し
た。なお、プロポリス原塊を抽出せず、そのものを粉末
状にしたり、錠剤にしたものもみられるが、この場合不
純物が混じってしまうケ−スもあり、特開平7−797
16号公報の如く脂肪分解酵素のリパ−ゼを用い真空凍
結乾燥機で乾燥、粉末化したもの等があるが、不純物を
取り除くにはアルコ−ル抽出法が適当であり、しかも熟
成期間が長い程、不純物は取り除かれ、良質のプロポリ
スが得られる。
【0017】実施例1 ペット用飼料として、市販のハヤシ株式会社製,主食全
犬種用ヘルシ−ジャ−キ−,商標DoggyMan/ド
ギ−マンを使用した。成分表示によれば、原材料:牛肉
粗蛋白質25.0%,鶏肉粗脂肪8.0%植物性蛋白粗
繊維1.0%,天然調味料粗灰分6.0%の他、合成保
存料、発色剤、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、必
須脂肪酸が記載されている。上記飼料200gに対し、
液状プロポリス(濃度30%w/v,株式会社日野樹脂
製)をスポイトを用い、30滴(約0.5g),0.1
5重量%を散布したものを調製した。
【0018】対照区として、今回の本発明区として実施
する迄、前記市販のヘルシ−ジャ−キ−を与えていた成
犬,雑種,年齢10才,約15kgに、上記のように調
製した本発明区のペットフ−ドを、1日1回,約200
gを、朝の散歩終了後、毎日午前8時頃、2週間にわた
り与えて飼育し、これを本発明区とし、健康状態等を含
め観察を行った。
【0019】このような飼育の状況の結果では、対照区
のごとき市販ペット用飼料には、その腐敗、変質等を防
ぐ為食品添加剤として認められる範囲の防腐剤、合成保
存料等が添加されているが、上記のように液状プロポリ
ス(濃度30%w/v)を含浸させた本発明区のペット
フ−ドでは、プロポリスの殺菌又は菌の増殖抑制の効果
を期待でき、防腐剤等の影響を緩和し軽減するものとみ
られる。また、本発明区の飼料中には不足しがちな粗繊
維が配合されているが、そのマイナス効果であるといわ
れるカルシウムを含むミネラルの吸収阻害効果を抑え、
カルシウムを効率よく摂取し、何らかの影響を及ぼして
いたものと考えられる。また、上記調製したペットフ−
ドを与え飼育した結果、***糞便の臭気も対照区の従前
の糞便の臭気よりやや少なくなっている抑制効果を判定
した。このような結果が得られる理由は明らかではない
が、プロポリスには約20〜30種類に及ぶ非常に濃縮
された形のフラボノイドが含まれ、これがプロポリスの
生化学的、医学的効果の源泉であるといわれており、プ
ロポリスのもつ殺菌、腐敗防止の働き、或いは天然の抗
生物質として抗菌性、抗炎症性のほか、多糖分解酵素を
抑制し、コラ−ゲン合成を促進するものであり、その結
果、本発明区の上記調製のペットフ−ドを与え飼育後
は、含有プロポリスの持つ様々な有効成分の相乗効果が
何らかの影響を及ぼしているものと考えられる。
【0020】実施例2 ペット間食用,全犬種用ハ−ドタイプ,ササミジャ−キ
−,株式会社ヤマヒサペット事業部製,1枚,約8gに
30%w/v液状体を約0.25g含浸させたものを調
製した。このように市販のペット間食用ササミジャ−キ
−にプロポリスを含浸させたものを、成犬,マルチ−ズ
種,推定年齢10才,約3kgに、毎日午後4時頃、間
食用として、上記ササミジャ−キ−1枚を、2週間与え
て、健康状態等を含めて観察を行った。前記ササミジャ
−キ−は、成分表示によれば原材料:鶏ササミ,成分表
には、粗蛋白質75.0%以上、粗脂肪3.0%,粗繊
維0.2%,粗灰分4.5%,水分20.0%以下と記
載されている。一般に、平均運動量で飼育されている体
重約20kgの成犬では1日約250〜300gのペッ
トフ−ドを与えるのが普通とされているが、スポイト滴
下によりプロポリス液状体を含浸させるとき、たとえば
250g(約31枚)の間食飼料では、0.5g,30
%w/v,すなわちプロポリス含有量約0.17%の範
囲にあると推定される。上記には、主として家庭で飼育
される犬、猫等の小動物を対象としたものであるが、鶏
等の鳥類の他、牛、豚等の中大型家畜についても本発明
の要旨を変更しない限り適用できるものである。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るプロポリス含有ペットフ−
ドによれば、プロポリスの持つ殺菌、腐敗防止効果によ
り防腐剤等の添加物が省かれるか又は必要最低限度の添
加量に抑制できる。また粗繊維の摂取に伴うカルシウム
等のミネラルの吸収率の改善、さらにマンション等の室
内飼育での***糞の異臭抑制を図ることができ、飼育動
物の健康維持と併せ、飼育の環境保全にも適合した商品
として効果を奏する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗脂肪物質、粗蛋白物質からなる有機栄
    養源を主成分とし、カルシウム等の無機栄養源、ビタミ
    ンを主体とする栄養剤等を添加したペット用飼料に、プ
    ロポリスを混合又は付着ないし含浸せしめてなることを
    特徴とするプロポリス含有ペットフ−ド。
  2. 【請求項2】 前記プロポリスが液体状又は粉末状であ
    る請求項1記載のペットフ−ド。
JP7352685A 1995-12-27 1995-12-27 プロポリス含有ペットフ−ド Pending JPH09172981A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107183392A (zh) * 2017-05-18 2017-09-22 周道华 一种蜂胶宠物食粮

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