JPH09170596A - 軸流ファンの羽根車 - Google Patents

軸流ファンの羽根車

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JPH09170596A
JPH09170596A JP14476996A JP14476996A JPH09170596A JP H09170596 A JPH09170596 A JP H09170596A JP 14476996 A JP14476996 A JP 14476996A JP 14476996 A JP14476996 A JP 14476996A JP H09170596 A JPH09170596 A JP H09170596A
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Shuichi Kudo
秀一 工藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成でありながら静音性及び送風性能
の向上を図ることが可能な軸流ファンの羽根車を提供す
る。 【解決手段】 円筒状のハブ1の外周面1aに、その軸
方向に対して傾斜して設けられた複数の羽根2を備え、
この羽根2の回転方向R前縁を風入口4とし、また回転
方向R後縁を風出口5とすると共に、その送風方向Wに
向けた面を圧力面6とし、また反送風方向W’に向けた
面を負圧面7とする軸流ファンの羽根車において、ハブ
1の外周面1aから羽根2の外周端2aまでの距離の約
1/5よりも根元部8側であって、風入口4から風出口
5までの弦長の約1/2よりも風出口5側である剥離領
域に、圧力面6側と負圧面7側とを連通させる通風孔3
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の室
外機等に用いられる軸流ファンの羽根車に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図1は、この発明の軸流ファンの羽根車
の一実施形態を示す斜視図であるが、この図を用いて上
記のような軸流ファンの羽根車の従来例を説明する。こ
の羽根車は、円筒状のハブ1の外周面1aに、互いに同
一形状である4枚の羽根2・・2を設けて構成されてい
る。また上記ハブ1には、図に示す下方から駆動モータ
11(図16(b)参照)が取り付けられて矢印Rで示
す方向に回転されるが、上記各羽根2はこの回転方向R
に向かう程、より下方(駆動モータ11側)に位置する
ように傾斜して設けられている。そして羽根2をこのよ
うに傾斜して設けることにより、その回転方向R前縁が
風入口4となり、また回転方向R後縁が風出口5となっ
て、図における下方から上方への送風を生じることがで
きるようになっている。従って上記羽根2のうち上記送
風方向(吹出側)Wに向けた面が圧力面6となり、また
反送風方向(吸込側)W’に向けた面が負圧面7とな
る。
【0003】図15は、上記羽根2を吹出側Wから見た
平面図である。上記羽根2は、基本的には扇形である
が、その外周側ほど中心線C−Cに対して回転方向R側
にずれて位置するよう変形して形成されている。そして
羽根2をこのように変形した扇形とすることによって、
同図の矢印で示すように、風入口4から風出口5へと円
周方向に沿った滑らかな送風気流Kの形成を図り、送風
性能を向上させることができるようになっていた。
【0004】
【問題が解決しようとする課題】上記従来例の軸流ファ
ンの羽根車では、上述のように風入口4から風出口5へ
と向かう円周方向に沿った滑らかな送風気流Kの形成が
図られていた。しかしながら空力性能及び静音性のより
一層の向上が要請されるのに伴って、形成される送風気
流Kについてさらに詳細な解析を行った結果、必ずしも
図15に示すような理想的な気流が形成されている訳で
はないことが判明している。
【0005】図16は、この気流の乱れを説明する図で
あって、(a)は羽根2を吹出側Wから見た平面図であ
り、(b)はこの羽根車を用いた軸流ファンの部分断面
図である。同図に示すように、上記羽根車で形成された
送風気流Kは、円周方向から大きく外周側へ傾斜したも
のとなっている。これは、ハブ1付近では静圧の上昇が
十分になされないために、遠心力の方が大きくなるから
である。そしてそのためハブ1付近では渦流Uや逆流G
が発生し、これが騒音の上昇や送風性能低下の一因とな
っている。また羽根2の外周側では、気流の漏れMや吹
出側Wから吸込側W’への逆流Gが発生し、これがベル
マウス12と衝突して騒音を発生させ、また送風性能低
下の一因ともなっている。
【0006】ところで上記のような騒音の上昇や送風性
能の低下を回避するために、従来から例えばハブ1を斜
流状に形成したり、あるいは羽根2の圧力面6の根元部
8に膨出部を形成し、剥離流の発生し易い領域を閉塞す
る(実公平1−21198号公報)等の方策が採られて
いた。しかしながらこれらの方策によれば、羽根車の製
造工程が複雑化してしまうために金型費が上昇し、これ
がコストアップを招く一因になるという問題が生じてい
た。
【0007】また上記軸流ファンの羽根車では、図16
(b)に示すように、ハブ(1)の吸込側W’に駆動モ
ータ11を配置している。そしてこのようにすることに
よって、駆動モータ11が送風気流Kを乱すのを回避す
ることができるようになっている。しかしながら上記構
成によれば、駆動モータ11の周囲に気流が形成されな
いため、駆動モータ11の冷却が十分になされないとい
う問題があった。このような問題を解決するために、ハ
ブの内側面に複数の補助翼を列設して駆動モータの周囲
に気流を形成することも提案されているが(実開昭63
−147599号公報)、これによれば構成が複雑とな
るため羽根車の製造工程が複雑化し、これに伴う金型費
の上昇がコストアップを招く一因になるという問題が生
じていた。
【0008】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、簡素な構成で
ありながら静音性及び送風性能の向上を図ることが可能
であり、また駆動モータの十分な冷却を図ることも可能
な軸流ファンの羽根車を提供することにある。
【0009】
【発明を解決するための手段】そこで請求項1の軸流フ
ァンの羽根車は、筒状のハブ1の外周面1aに、その軸
方向に対して傾斜して設けられた複数の羽根2を備え、
この羽根2の回転方向R前縁を風入口4とし、また回転
方向R後縁を風出口5とすると共に、その送風方向Wに
向けた面を圧力面6とし、また反送風方向W’に向けた
面を負圧面7とする軸流ファンの羽根車において、上記
羽根2の風出口5側根元部8近傍に、上記圧力面6側と
負圧面7側とを連通させる通風孔3を設けたことを特徴
としている。
【0010】上記請求項1の軸流ファンの羽根車では、
通風孔3を圧力面6側から負圧面7側へと流通する吸込
流が生じる。そしてこの吸込流により生じた気圧差によ
って遠心力に対向し、羽根2で形成された送風気流を風
出口5側においてハブ1方向へと引き寄せて、その流れ
方向を改善することが可能となる。
【0011】また請求項2の軸流ファンの羽根車は、上
記通風孔3は、ハブ1の外周面1aから羽根2の外周端
2aまでの距離の約1/5よりも根元部8側に設けたこ
とを特徴としている。
【0012】上記請求項2の軸流ファンの羽根車では、
通風孔3を根元部8側の一定領域に設けて、上記送風気
流の流れ方向を確実に改善することが可能となる。
【0013】さらに請求項3の上記通風孔3は、ハブ1
の外周面1aから羽根2の外周端2aまでの距離の約1
/5よりも根元部8側にのみ設けたことを特徴としてい
る。
【0014】上記請求項3の軸流ファンの羽根車では、
通風孔3を根元部8側の一定領域にのみ設けているの
で、上記吸込流による損失を抑制することが可能とな
る。
【0015】請求項4の軸流ファンの羽根車は、上記通
風孔3は、風入口4から風出口5までの弦長の約1/2
よりも風出口5側に設けたことを特徴としている。
【0016】上記請求項4の軸流ファンの羽根車では、
通風孔3を風出口5側の一定領域に設けて、上記送風気
流の流れ方向を一層確実に改善することが可能となる。
【0017】請求項5の軸流ファンの羽根車は、上記通
風孔3は、風入口4から風出口5までの弦長の約1/2
よりも風出口5側にのみ設けたことを特徴としている。
【0018】上記請求項5の軸流ファンの羽根車では、
通風孔3を風出口5側の一定領域にのみ設けているの
で、上記吸込流による損失を抑制することが可能とな
る。
【0019】請求項6の軸流ファンの羽根車は、上記通
風孔3は、複数であることを特徴としている。
【0020】上記請求項6の軸流ファンの羽根車では、
上記送風気流の乱れに応じて通風孔3を最適な配置と
し、送風気流の流れ方向の最適化を図ることが可能とな
る。
【0021】請求項7の軸流ファンの羽根車は、上記各
通風孔3は、風出口5に近接したものほど、その開口面
積を大きくしたことを特徴としている。
【0022】請求項8の軸流ファンの羽根車は、では、
上記各通風孔3は、根元部8に近接したものほど、その
開口面積を大きくしたことを特徴としている。
【0023】上記請求項7または請求項8の軸流ファン
の羽根車では、上記損失の抑制を図りつつ、送風気流の
流れ方向をより一層最適なものとすることが可能とな
る。
【0024】請求項9の軸流ファンの羽根車は、円筒状
のハブ1の側面1aに、その軸方向に対して傾斜して設
けられた複数の羽根2を備え、その送風方向Wに向けた
面を圧力面6とし、また反送風方向W’に向けた面を負
圧面7とする一方、上記ハブ1は、その送風方向W側に
底面1bを有すると共に反送風方向W’側を開口面と
し、内部を上記負圧面7側と連通させた有底円筒状であ
って、さらに上記開口面側に駆動モータ11を配置する
ようにした軸流ファンの羽根車において、上記ハブ1の
側面1aに、上記羽根2の圧力面6側とハブ1の内部と
を連通させる吸込孔13を穿設したことを特徴としてい
る。
【0025】上記請求項9の軸流ファンの羽根車では、
ハブ1の側面1aに吸込孔13を穿設することによっ
て、送風方向W側からハブ1の内部へと至る吸込流を発
生させることができる。従って請求項1と同様に送風気
流の流れ方向を改善できるほか、簡素な構成によって駆
動モータ11の周囲に気流を形成し、この駆動モータ1
1を十分に冷却することが可能となる。
【0026】請求項10の軸流ファンの羽根車は、上記
吸込孔13は、ハブ1の側面1aにおいて、上記羽根2
の回転方向R前縁側根元部2bから回転方向R後縁側根
元部2cまでの弦長の約1/2よりも後縁側に設けたこ
とを特徴としている。
【0027】上記請求項10の軸流ファンの羽根車で
は、発生させた吸込流により生じた気圧差によって、羽
根2で形成された送風気流を後縁側においてハブ1方向
に引き寄せて、その流れ方向を改善することが可能とな
る。
【0028】請求項11の軸流ファンの羽根車は、上記
吸込孔13は、ハブ1の側面1aにおいて、上記羽根2
の回転方向R前縁側根元部2bから回転方向R後縁側根
元部2cまでの弦長の約1/2よりも後縁側にのみ設け
たことを特徴としている。
【0029】上記請求項11の軸流ファンの羽根車で
は、吸込流13をハブ1の側面1aの一定領域にのみ設
けているので、吸込流による損失を抑制することが可能
となる。
【0030】請求項12の軸流ファンの羽根車は、上記
吸込孔13は、ハブ1の底面1bから側面1aにかけて
軸方向に沿って穿設していることを特徴としている。
【0031】上記請求項12の軸流ファンの羽根車で
は、例えばスライドを用いない単純な金型構造で成形が
でき、その製造を容易とすることが可能となる。
【0032】請求項13の軸流ファンの羽根車は、上記
吸込孔13は、複数であることを特徴としている。
【0033】上記請求項13の軸流ファンの羽根車で
は、上記送風気流の乱れに応じて吸込孔13を最適な配
置とし、送風気流の流れ方向の最適化を図ることが可能
となる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、この発明の軸流ファンの羽
根車の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳
細に説明する。
【0035】(第1実施形態)図1は、この発明の第1
実施形態の軸流ファンの羽根車の斜視図であるが、この
斜視図を用いて説明される羽根車の構成は上記従来例の
構成と略同一であるので、ここでの再説は省略する。た
だこの実施形態の羽根車が従来例のものと相異している
のは、各羽根2の風出口5側における根元部8近傍に、
圧力面6側と負圧面7側とを連通させる通風孔3を設け
たことである。従って、以下では主としてこの通風孔3
の構成及びその作用効果について説明する。
【0036】従来例の羽根車においては、上述のように
ハブ1付近に渦流U等を生じる。上記通風孔3は、この
ような渦流U等が生じる領域(剥離領域)においてのみ
開口するように設けるのであるが、図2は、この領域を
説明するための図である。まず半径方向については、ハ
ブ1の半径をR、羽根2の外周半径をRとしたと
き、次式 R≦R+(R−R)/5 を満たす半径Rで示される領域とする。すなわち、こ
れはハブ1の外周面1aから羽根2の外周端2aまでの
距離の1/5よりも内周側であることを意味し、同図に
おける破線X−X’よりも根元部8側の領域である。次
に周方向については、風出口4から風入口5までの弦長
をlとしたとき、次式 l≦l/2 を満たす弦長lで示される風出口4側の領域とする。
すなわち同図における破線Y−Y’よりも風出口5側の
領域である。さらに通風孔3の直径Dは、次式 D ≦(R−R)/5 を満たすものとして、破線X−X’よりも外周側におい
て開口が生じないようにする。またこの実施形態におけ
る羽根車では、図2に示すように直径Dの円形孔を穿設
したが、これは図3に示すように長方形(同図(a))
や、くさび型(同図(b))の孔としてもよい。そして
通風孔3を上記のような長方形や、くさび型とした場合
には、径方向に配置するその長手方向の寸法lが次式 l≦(R−R)/5 を満たすようにして、上記円形孔の場合と同様に図2に
示す破線X−X’よりも外周側に開口が生じないように
する。
【0037】次に上記のような領域に通風孔3が穿設さ
れた軸流ファンの羽根車の作用について説明する。図4
は上記作用を説明するための図であり、(a)は羽根2
を吹出側Wから見た平面図であり、(b)はこの羽根車
を用いた軸流ファンの部分断面図である。同図に示すよ
うに、この羽根車では圧力面6側と負圧面7側とを連通
させる通風孔3が設けられているので、駆動モータ11
によって羽根車が回転駆動されると、この通風孔3を通
じて圧力面6側から負圧面7側へと至る吸込流Sが発生
する。するとこの吸込流Sによって上記通風孔3近傍に
おける圧力面6側の気圧が低下し、そしてこの気圧の低
下によって送風気流Kが遠心力に抗して内周側に引き戻
されるようになる。従って上記従来例の羽根車で生じて
いたような送風気流Kの外周側への傾斜は矯正され、略
周方向に沿った理想に近い流れを得ることができる。そ
してこれによってハブ1の周辺やベルマウス12の周辺
において生じていた逆流Gも激減し、送風性能の向上と
共に静音性の向上をも図ることができる。しかもその構
成は従来の羽根車に通風孔3を設けるだけの極めて簡素
なものであるため、その製造工程においても2つ割の金
型で問題なく成形することができ、スライドや後加工の
必要もないのでコストアップを招く一因となることもな
い。
【0038】ところで上記のように羽根2に通風孔3を
設けると、圧力面6側と負圧面7側とが連通することに
よって損失が大きくなり、一見すると送風性能が低下す
るようにも見える。しかしながら通風孔3を設けたのは
上記のように羽根2の剥離領域においてであり、これは
仮に通風孔3を設けなかったとしても渦流Uや逆流G等
の送風性能を阻害するような気流が主として生じる領域
である。従って上記通風孔3を流通する吸込流Sが、そ
れ自体では何ら送風能力に寄与しないものであっても、
そのことによって従来の羽根車よりも送風性能が低下す
ることはない。そしてそのために図2で示すように通風
孔3を穿設する領域を限定しているのであるが、以上の
ようなことを考慮すると、通風孔3は上記領域中でもな
るべく風出口5側でしかも根元部8近傍に設けるのがよ
り高い効果を得るのに好都合であるということができ
る。
【0039】図5〜図8は、それぞれ上記第1実施形態
の軸流ファンの羽根車の変形例を示している。この図5
に示すように、上記通風孔3は剥離領域内で複雑個設け
ることができる。このようにすると剥離領域中に発生す
る吸込流Sを送風気流Kの乱れに応じて最適なものとで
きるので、送風気流Kの流れ方向をより理想のものに近
づけることができる。そして同図に示す羽根車では、通
風孔3は剥離領域中でも風出口5側の根元部8近傍に集
中させてより高い効果を得るようにしている。また図6
に示す羽根車では、複数の通風孔3のうち風出口5に近
接したものほど、また根元部8に近接したものほど、そ
の開口面積が大きくなるようにしている。このようにす
ると、通風孔3を設けたことによる損失を抑制しながら
送風気流Kの流れ方向の最適化を図ることができ、従っ
て送風性能をより一層改善することができる。さらに図
7に示す羽根車では図3(a)で示した長方形の通風孔
3を複数個設け、また図8に示す羽根車では図3(b)
示したくさび形の通風孔3を複数個設けている。そして
いずれの羽根車においてもその長手方向を径方向に配
し、風出口5側に近接するものほどその寸法が大きくな
るようにして、図5に示す羽根車と同様に高い送風性能
の改善効果を得ている。さらに図8に示す羽根車では、
根元部8に近接するほどその開口幅が広くなるようなく
さび形としているので、図6に示す羽根車と同様に、送
風性能がより一層改善されるようになっている。
【0040】以上にこの発明の第1実施形態について説
明したが、上記実施形態の軸流ファンの羽根車は、この
発明の範囲内でさらに種々変更して実施することができ
る。例えば上記では3種類の形状の通風孔3を示した
が、発生した気流や羽根2の形状との関連において、そ
の他種々の形状とすることができる。また、上記形態で
は各羽根2には同一の通風孔3を設けたが、これは効果
との関連において各羽根2毎に相異するようにしてもよ
く、またいずれかの羽根2については通風孔3を設けな
いとする構成により送風性能を向上させることも可能で
ある。
【0041】(第2実施形態)さらに、この発明の第2
実施形態の軸流ファンの羽根車について、図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0042】図10は、上記軸流ファンの羽根車の斜視
図である。この羽根車は、円筒状のハブ1の側面1a
に、互いに同一形状である3枚の羽根2・・を設けて構
成されている。また上記ハブ1には、図に示す下方から
駆動モータ11(図12(b)参照)が取り付けられて
矢印Rで示す方向に回転されるが、上記各羽根2はこの
回転方向Rに向かう程、より下方(駆動モータ11側)
に位置するように傾斜して設けられている。そして羽根
2をこのように傾斜して設けることにより、その回転方
向R前縁が風入口4となり、また回転方向R後縁が風出
口5となって、図における下方から上方への送風を生じ
ることができるようになっている。従って上記羽根2の
うち上記送風方向(吹出側)Wに向けた面が圧力面6と
なり、また反送風方向(吸込側)W’に向けた面が負圧
面7となる。また上記ハブ1には上述のように図の下方
から駆動モータ11が取り付けられるが、このハブ1
は、吹出側Wに底面1bを有すると共に吸込側W’を開
口面とする有底円筒状であって、その内部が上記羽根2
の負圧面7側と連通するように成されている(図12
(b)参照)。さらに図10において13は、ハブ1の
底面1bから側面1aにかけて軸方向に沿って穿設した
吸込孔であり、この吸込孔13は、上記羽根2の圧力面
6側とハブ1の内部とを連通させるものである。
【0043】図11は、上記羽根車において吸込孔13
を設ける部分を説明する説明図である。従来の羽根車に
おいては、上述のようにハブ1近傍に渦流U等を生じる
が(図16参照)、上記吸込孔13は、このような渦流
U等が生じる領域(剥離領域)にのみ開口するように設
けている。すなわち、ハブ1の回転中心1cから羽根2
の回転方向R前縁側根元部2bを通る第1直線Lと、
上記回転中心1cから羽根2の回転方向R後縁側根元部
2cを通る第2直線Lとによって形成される角度をβ
としたとき、 β’≦β/2 で表される角度β’を上記第2直線Lとの間で形成す
る範囲(同図斜線部)において、上記吸込孔13を羽根
2の圧力面6側のハブ1に設けるのである。換言すれ
ば、上記吸込孔13は、ハブ1の側面1aにおいて、上
記羽根2の回転方向R前縁側根元部2bから回転方向R
後縁側根元部2cまでの弦長の約1/2よりも後縁側に
のみ設けるということである。
【0044】図14は、上記構成の軸流ファンの羽根車
を備えて成る空気調和機の室外機を示す概略透過平面図
である。同図に示す10は室外機ケーシングであり、こ
の室外機ケーシング10内が仕切板10aによって機械
室10bと空気流通室10cとに仕切られている。そし
てこの空気流通室10cには、ハブ1及び羽根2等から
成る羽根車が配置されると共に、この羽根車の吸込側
W’には室外熱交換器15が備えられ、また吹出側Wに
は吹出グリル17とベルマウス12とが設けられてい
る。また上記ハブ1には、その吸込側W’から駆動モー
タ11が取り付けられている。そしてこの駆動モータ1
1によって上記羽根車を回転させ、室外熱交換器15を
介して外気を吸入する。また上記ベルマウス12は、吹
出空気の流通路を形成するためのものであり、上記室外
熱交換器15で熱交換された空気が、この流通路を通じ
て吹出グリル17から排出されるようになっている。従
って軸流ファンの送風性能を向上させることは、室外熱
交換器15による熱交換能力の向上に結びつくものであ
って重要である。なお同図における14は圧縮機であ
り、また16はアキュームレータである。
【0045】次に上記のような吸込孔13が穿設された
軸流ファンの羽根車の作用について説明する。図12は
上記作用を説明するための図であり、同図(a)は羽根
2を吹出側Wから見た平面図であり、また同図(b)は
この羽根車を用いた軸流ファンの部分断面図である。同
図に示すようにこの羽根車では、羽根2の負圧面7側と
連通するハブ1の内部が、吸込孔13によって羽根2の
圧力面6側と連通している。従って駆動モータ11によ
って羽根車が回転駆動されると、この吸込孔13を通じ
て圧力面6側からハブ1の内部へと至る吸込流Sが発生
する。するとこの吸込流Sによって上記吸込孔13近傍
における圧力面6側の気圧が低下し、そしてこの気圧の
低下によって送風気流Kが遠心力に抗して内周側に引き
戻されるようになる。そのため上記従来例の羽根車で生
じていたような送風気流Kの外周側への傾斜は矯正さ
れ、略周方向に沿った理想に近い流れを得ることができ
る。そしてこれによってハブ1の周辺やベルマウス12
の周辺において生じていた逆流Gも激減し、送風性能の
向上と共に静音性の向上をも図ることができる。また上
記吸込流Sは、ハブ1の内部から駆動モータ11の周囲
を流通する流れとなるので、駆動モータ11の冷却を十
分に行うことができる。しかもその構成は従来の羽根車
に吸込孔13を設けるだけの極めて簡素なものであり、
またこの吸込孔13はハブ1の底面1bから側面1aに
かけて軸方向に沿って穿設しているので、その製造工程
においても2つ割の金型で問題なく成形することがで
き、スライドや後加工の必要もないのでコストアップを
招く一因となることもない。
【0046】ところで上記のようにハブ1に吸込孔13
を設けると、圧力面6側と負圧面7側とが連通すること
によって損失が大きくなり、一見すると送風性能が低下
するようにも見える。しかしながら吸込孔13を開口さ
せたのは上記のように羽根2の剥離領域においてであ
り、これは仮に吸込孔13を設けなかったとしても渦流
Uや逆流G等の送風性能を阻害するような気流が主とし
て生じる領域である。従って上記吸込孔13を流通する
吸込流Sが、それ自体では何ら送風能力に寄与しないも
のであっても、そのことによって従来の羽根車よりも送
風性能が低下することはない。そしてそのために図11
で示すように吸込孔13を穿設する領域を限定している
のであるが、以上のようなことを考慮すると、吸込孔1
3は上記領域中でもなるべく回転方向R後縁側に設ける
のがより高い効果を得るのに好都合であるということが
できる。
【0047】図13は、上記羽根車の変形例を示してい
る。図10に示す羽根車の吸込後13では、ハブ1の底
面1bにおいて回転中心1c側に向かう端部と、側面1
aにおいて羽根2側に向かう端部とが、略半円形状に穿
設されている。これは、図13(a)に示すように方形
形状としてもよいし、また同図(b)に示すように端部
に近接するほど幅狭となるくさび状としてもよい。これ
らは送風気流Kの乱れや吸込流Sの効果等に応じて適宜
変更することができ、図10に示す羽根車と同様に送風
気流Kの流れを改善できると共に、その製造も容易とな
る。また図13(c)に示すように、1枚の羽根2に対
して複数の吸込孔13を設けるようにしてもよい。この
ようにすると剥離領域中に発生する吸込流Sを送風気流
Kの乱れに応じて最適なものとできるので、送風気流K
の流れ方向をより理想のものに近づけることができる。
なお上記図13では、図を簡略化して理解を容易とする
ために、羽根2はハブ1の側面1aに対する取付け位置
のみによって示した。
【0048】以上にこの発明の第2実施形態について説
明したが、上記実施形態の軸流ファンの羽根車は、この
発明の範囲内でさらに種々変更して実施することができ
る。例えば上記では3種類の形状の吸込孔13を示した
が、発生した気流や羽根2の形状との関連において、そ
の他種々の形状とすることができる。また、上記形態で
は各羽根2に対して同一形状の吸込孔13を設けたが、
これは効果との関連において各羽根2毎に相異するよう
にしてもよく、またいずれかの羽根2に関しては吸込孔
13を設けないとする構成により送風性能を向上させる
ことも可能である。さらに、各気流K、S、Gとの関係
で、剥離領域外に吸込口13を開口させるようにしても
よい。
【0049】
【実施例】次に上記第1実施形態の軸流ファンの羽根車
の実施例について説明する。上記羽根車は、各羽根2に
1つずつ円形の通風孔3を穿設し、各寸法を次のような
ものとすることにより、良好な結果を得ることができ
た。 羽根2の外周半径R :200mm ハブ1の半径R : 65mm 通風孔3の中心の径方向位置d : 20mm 通風孔3の中心の周方向位置d : 20mm 通風孔3の直径D : 5mm
【0050】図9は、上記構成の軸流ファンの羽根車を
空気調和機の室外機に装着し、暖房運転を行うことによ
って得た試験結果を示すグラフである。上側のグラフは
風量を無次元化した流量係数φに対する比騒音LSA
示し、また下側のグラフは上記流量係数φに対する静圧
係数ψ、すなわち羽根2が圧力を上昇させる値を示し
ている。なお上記比騒音LSA、静圧係数ψ、流量係
数φは、それぞれ次のような式によって定義されるもの
である。 LSA=L−10log10(Q×P /60) ψ=P/{(γ/2g)×u} ψ =Q/(60×A×u) ここで L:音圧レベル[dB(A)] Q :風量[m/min] P:静圧[mmHO] γ :空気の比重量 g :重力加速度 u :風速[m/s] A :代表面積[m] である。
【0051】同図における白抜矢印は暖房運転開始点を
示し、また黒塗矢印はデフロスト開始点を示している。
従って空気調和機の暖房運転が開始された直後には白抜
矢印が示す状態にあるが、その後暖房運転が継続される
と熱交換器のフィンが露付あるいはフロストすることに
よって、次第にグラフの曲線に沿って左方へと移動して
ゆく。そして黒塗矢印で示す状態にまで達するとデフロ
ストが開始されるので、再び右方へと向かって状態は移
行する。すなわち暖房運転時においては、上記白抜矢印
と黒塗矢印との間が動作領域となるのである。一方冷房
運転時においては露付あるいはフロストが生じることが
ないので、白抜矢印の近傍が動作領域となる。
【0052】同図に示すグラフからも明らかな通り、こ
の発明を適用した通風孔3付きの羽根車を用いると、従
来例の羽根車を用いた場合と比較して静圧係数ψが上
昇し、かつ比騒音LSAが低下していることが分かる。
すなわち、従来の羽根車の一定領域に通風孔3を設ける
という簡素な構成によって、静音性及び送風性能の向上
が達成されているのである。
【0053】
【発明の効果】上記請求項1の軸流ファンの羽根車で
は、通風孔を設けることによって羽根で形成された送風
気流の流れ方向を改善できるので、簡素な構成で静音性
及び送風性能の向上を図ることが可能となる。
【0054】また請求項2又は請求項4の軸流ファンの
羽根車では、上記流れ方向を確実に改善することによ
り、静音性及び送風性能を確実に向上させることが可能
となる。
【0055】さらに請求項3又は請求項5の軸流ファン
の羽根車では、通風孔を設けたことによる損失を抑制し
て送風性能を一段と向上させることが可能となる。
【0056】請求項6〜請求項8のいずれかの軸流ファ
ンの羽根車では、上記流れ方向の最適化を図ることによ
って、静音性及び送風性能をより一層向上させることが
可能となる。
【0057】上記請求項9の軸流ファンの羽根車では、
ハブの側面に吸込孔を穿設することによって、送風方向
側からハブの内部へと至る吸込流を発生させることがで
きる。従って請求項1と同様に送風気流の流れ方向を改
善できるほか、簡素な構成によって駆動モータの周囲に
気流を形成し、この駆動モータを十分に冷却することが
可能となる。
【0058】上記請求項10の軸流ファンの羽根車で
は、発生させた吸込流により生じた気圧差によって、羽
根で形成された送風気流を後縁側においてハブ方向に引
き寄せて、その流れ方向を改善することが可能となる。
【0059】上記請求項11の軸流ファンの羽根車で
は、吸込流をハブの側面の一定領域にのみ設けているの
で、吸込流による損失を抑制することが可能となる。
【0060】上記請求項12の軸流ファンの羽根車で
は、例えばスライドを用いない単純な金型構造で成形が
でき、その製造を容易とすることが可能となる。
【0061】上記請求項13の軸流ファンの羽根車で
は、上記送風気流の乱れに応じて吸込孔を最適な配置と
し、送風気流の流れ方向の最適化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の軸流ファンの羽根車
の斜視図である。
【図2】上記羽根車において通風孔を設ける領域を説明
する羽根の平面図である。
【図3】上記羽根車における通風孔の変形例を示す平面
図である。
【図4】上記羽根車の作用を説明する図であり、(a)
は羽根の平面図、(b)は軸流ファンの部分断面図であ
る。
【図5】上記羽根車の変形例を示す羽根の平面図であ
る。
【図6】上記羽根車の変形例を示す羽根の平面図であ
る。
【図7】上記羽根車の変形例を示す羽根の平面図であ
る。
【図8】上記羽根車の変形例を示す羽根の平面図であ
る。
【図9】上記羽根車の試験結果を示すグラフである。
【図10】この発明の第2実施形態の軸流ファンの羽根
車の斜視図である。
【図11】上記羽根車において吸込孔を設ける部分を説
明する説明図である。
【図12】上記羽根車の作用を説明する図であり、
(a)は羽根の平面図、(b)は軸流ファンの部分断面
図である。
【図13】上記羽根車の変形例を示すハブの部分斜視図
である。
【図14】上記軸流ファンの羽根車を備えて成る空気調
和機の室外機の概略透過平面図である。
【図15】従来例の羽根車の羽根形状を説明する平面図
である。
【図16】従来例の羽根車の作用を説明する図であり、
(a)は羽根の平面図、(b)は軸流ファンの部分断面
図である。
【符号の説明】
1 ハブ 1a 外周面(側面) 1b 底面 2 羽根 2a 羽根外周端 2b 前縁側根元部 2c 後縁側根元部 3 通風孔 4 風入口 5 風出口 6 圧力面 7 負圧面 8 根元部 11 駆動モータ 13 吸込孔 R 羽根回転方向 W 吹出側 W’ 吸込側

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のハブ(1)の外周面(1a)
    に、その軸方向に対して傾斜して設けられた複数の羽根
    (2)を備え、この羽根(2)の回転方向(R)前縁を
    風入口(4)とし、また回転方向(R)後縁を風出口
    (5)とすると共に、その送風方向(W)に向けた面を
    圧力面(6)とし、また反送風方向(W’)に向けた面
    を負圧面(7)とする軸流ファンの羽根車において、上
    記羽根(2)の風出口(5)側根元部(8)近傍に、上
    記圧力面(6)側と負圧面(7)側とを連通させる通風
    孔(3)を設けたことを特徴とする軸流ファンの羽根
    車。
  2. 【請求項2】 上記通風孔(3)は、ハブ(1)の外周
    面(1a)から羽根(2)の外周端(2a)までの距離
    の約1/5よりも根元部(8)側に設けたことを特徴と
    する請求項1の軸流ファンの羽根車。
  3. 【請求項3】 上記通風孔(3)は、ハブ(1)の外周
    面(1a)から羽根(2)の外周端(2a)までの距離
    の約1/5よりも根元部(8)側にのみ設けたことを特
    徴とする請求項2の軸流ファンの羽根車。
  4. 【請求項4】 上記通風孔(3)は、風入口(4)から
    風出口(5)までの弦長の約1/2よりも風出口(5)
    側に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかの軸流ファンの羽根車。
  5. 【請求項5】 上記通風孔(3)は、風入口(4)から
    風出口(5)までの弦長の約1/2よりも風出口(5)
    側にのみ設けたことを特徴とする請求項4の軸流ファン
    の羽根車。
  6. 【請求項6】 上記通風孔(3)は、複数であることを
    特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかの軸流ファン
    の羽根車。
  7. 【請求項7】 上記各通風孔(3)は、風出口(5)に
    近接したものほど、その開口面積を大きくしたことを特
    徴とする請求項6の軸流ファンの羽根車。
  8. 【請求項8】 上記各通風孔(3)は、根元部(8)に
    近接したものほど、その開口面積を大きくしたことを特
    徴とする請求項6又は請求項7の軸流ファンの羽根車。
  9. 【請求項9】 円筒状のハブ(1)の側面(1a)に、
    その軸方向に対して傾斜して設けられた複数の羽根
    (2)を備え、その送風方向(W)に向けた面を圧力面
    (6)とし、また反送風方向(W’)に向けた面を負圧
    面(7)とする一方、上記ハブ(1)は、その送風方向
    (W)側に底面(1b)を有すると共に反送風方向
    (W’)側を開口面とし、内部を上記負圧面(7)側と
    連通させた有底円筒状であって、さらに上記開口面側に
    駆動モータ(11)を配置するようにした軸流ファンの
    羽根車において、上記ハブ(1)の側面(1a)に、上
    記羽根(2)の圧力面(6)側とハブ(1)の内部とを
    連通させる吸込孔(13)を穿設したことを特徴とする
    軸流ファンの羽根車。
  10. 【請求項10】 上記吸込孔(13)は、ハブ(1)の
    側面(1a)において、上記羽根(2)の回転方向
    (R)前縁側根元部(2b)から回転方向(R)後縁側
    根元部(2c)までの弦長の約1/2よりも後縁側に設
    けたことを特徴とする請求項9の軸流ファンの羽根車。
  11. 【請求項11】 上記吸込孔(13)は、ハブ(1)の
    側面(1a)において、上記羽根(2)の回転方向
    (R)前縁側根元部(2b)から回転方向(R)後縁側
    根元部(2c)までの弦長の約1/2よりも後縁側にの
    み設けたことを特徴とする請求項10の軸流ファンの羽
    根車。
  12. 【請求項12】 上記吸込孔(13)は、ハブ(1)の
    底面(1b)から側面(1a)にかけて軸方向に沿って
    穿設していることを特徴とする請求項9〜請求項11の
    いずれかの軸流ファンの羽根車。
  13. 【請求項13】 上記吸込孔(13)は、複数であるこ
    とを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかの軸流
    ファンの羽根車。
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