JPH09169111A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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Publication number
JPH09169111A
JPH09169111A JP34976095A JP34976095A JPH09169111A JP H09169111 A JPH09169111 A JP H09169111A JP 34976095 A JP34976095 A JP 34976095A JP 34976095 A JP34976095 A JP 34976095A JP H09169111 A JPH09169111 A JP H09169111A
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JP
Japan
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ink
nozzle
range
amount
droplet amount
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Application number
JP34976095A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshida
均 吉田
Atsuhiro Takagi
淳宏 高木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高粘度のインクを用いる場合であっても吐出
後にメニスカスが素早くもとの位置に回復し、毎回同じ
メニスカス位置で吐出がなされ安定したインク液滴量が
得られるインクジェットプリンタを提供すること。 【解決手段】 インクジェットプリンタにおいてインク
ジェットヘッドのノズル5の直径を50μm以上70μ
m以下としてノズル部分でのインクの流れに対する抵抗
を低くし、吐出後速やかにインクマニホールドからキャ
ビティ室にインクが補充されるようにし、解像度に応じ
た液滴量及び駆動周波数で印刷を行うようにした。これ
により、毎回同じ液滴量でインクの吐出がなされ、高品
質な印刷結果が得られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルからインク
を吐出して被記録材に付着させ記録を行うインクジェッ
トプリンタに関し、さらに詳細には、インク吐出をした
後のノズル内部におけるインク量の回復を考慮して吐出
量の安定化を図ったインクジェットプリンタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタは、粘度
の低いインク(1cP(センチポアズ)程度)を用いる
ことを前提とし、30μm径程度の小径ノズルからイン
クを吐出を行うようにしていた。インクの粘度が低けれ
ば、吐出によりインク量が減少したノズル内部へのイン
クマニホールドからのインクの補充が素早くなされ、従
ってノズル径が小さくても吐出後のノズル内部における
メニスカス(インク−空気の界面)の戻りが速く、高速
印字を行っても毎回同じメニスカス位置でインクの吐出
ができ、安定したインク液滴量で印刷できるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年で
は、多様な被記録材に対応するため、にじみにくい高粘
度のインクを用いることが行われている。ところがイン
ク粘度が例えば20cP程度と高いと、吐出後のメニス
カスの戻りに時間が掛かるので、高速印刷を行うとメニ
スカスが十分もとの位置に回復しないうちに次回の吐出
が行われることとなる。
【0004】この様子を図8に示す。図8の(a)は最
初の吐出前の状態であり、メニスカスがノズル5の外面
とほぼ同じ位置にある。(b)は(a)の状態からイン
ク滴9の吐出を行った状態である。そして(c)は
(b)の直後の状態であり、(a)の状態と比較してメ
ニスカスは大きく後退している。そしてこの状態のま
ま、(d)に示すように次回の吐出が行われてしまうの
である。この(d)の場合には吐出されるインク滴9の
液滴量が本来のものより少ないため、被記録材上に形成
されるドットのサイズが小さく、従って図9に示すよう
にドット間が塗りつぶされずに隙間ができてしまい、こ
の結果として印刷跡が淡くなってしまう。
【0005】メニスカスが十分に戻るまで待ってから次
回の吐出を行なうようにすれば良いのだが、600dp
i以上の解像度で印刷を行なう場合や、カラー印刷を行
なう場合では、1枚の印刷にかかる時間が大幅に長くな
り過ぎて実用性に欠けてしまう。よって印刷時間の観点
から、インクジェットヘッドの駆動周波数としてせめて
5kHz程度確保できるのが好ましい。
【0006】一方、1吐出当りのインク液滴量を少なく
すれば、メニスカスの後退自体が小さくできて回復時間
が短縮できるのだが、印刷の解像度に応じた適正なドッ
トサイズがあり、それを達成するために必要な液滴量と
いうものが決まっている。即ち、前記の図9のように、
液滴量が少ないとドット間に隙間ができて印刷品質上好
ましくない。よって、高速印字を達成させるために極端
に液滴量を少なくさせることはできない。尚、300〜
360dpi程度の印刷を行なう時には液滴量を60p
l以上とすることが好ましく、600〜720dpi程
度の印刷を行なう時には液滴量を20pl以上とするこ
とが好ましいことが本発明者の実験により確認されてい
る。
【0007】低解像度(例えば、300dpi程度)で
印刷する場合には、ドットサイズを大きくするため1吐
出当りの液滴量が多いので、上記メニスカスの回復不良
に起因する吐出液滴量の変動が特に大きく、印刷品質を
損ねる原因となっていた。また、これらの現象は粘度が
インクの10cPを超えるあたりからよく発生し、イン
クの中でも比較的粘度が高いホットメルトインクを用い
るインクジェットプリンタで顕著に現れていた。
【0008】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、高粘度のインクを用いる場合で
あっても吐出後にメニスカスが素早くもとの位置に回復
し、毎回同じメニスカス位置で吐出がなされ安定したイ
ンク液滴量が得られるインクジェットプリンタを提供し
て高品質な高速印刷を可能とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る発明は、粘度が10〜100cPの範囲
内にあるインクが充填されたインクキャビティと、この
インクキャビティに設けられると共にインクを吐出する
ノズルと、前記インクキャビティにインクを補充するイ
ンクマニホールドと、前記インクキャビティ内のインク
に加圧して前記ノズルからインクを吐出させるエネルギ
ー発生素子とを有するインクジェットヘッドを備えたイ
ンクジェットプリンタであって、前記エネルギー発生素
子に印加される信号の波形を調整することにより前記ノ
ズルから吐出されるインクの液滴量の変更が可能な液滴
量可変手段を有し、前記ノズルの径が50〜70μmの
範囲内であることを特徴とする。
【0010】このインクジェットプリンタでは、インク
ジェットヘッドのエネルギー発生素子に信号が印加され
ると、そのエネルギー発生素子によりインクキャビティ
が加圧され、そのインクキャビティに設けられたノズル
からインクが吐出され、印刷がなされる。ここで、エネ
ルギー発生素子に印加される信号の波形は、液滴量可変
手段により調整されているので、印刷目的に合った液滴
量のインクが吐出される。ノズルからインクが吐出され
ることによりインクキャビティ内のインクが減少しメニ
スカスが後退するので、インクマニホールドからインク
が補充される。ここで、ノズルの径が50μm以上70
μm以下であるため、ノズルの部分におけるメニスカス
移動に対する抵抗が小さく、インクの補充によるメニス
カス位置の回復が速やかに行われる。従って、液滴量可
変手段によりインクの液滴量が多くなるように信号の波
形が調整されているときでも、毎回同じメニスカス位置
でインクの吐出がなされ、インクの液滴量が安定する。
特に、ホットメルトインクのようなメニスカス移動の抵
抗が比較的に大きい高粘度のインクを用いるにもかかわ
らず液滴量が安定している点で優れている。
【0011】ここでインク粘度の範囲を10〜100c
Pとしたのは、10cP未満の低粘度インクではそもそ
もメニスカスの回復がほとんど問題とならず、一方10
0cPを超えるような極端に高粘度のものは、メニスカ
スの回復の問題以前に液滴としてノズルから吐出させる
こと自体が困難(吐出終了時の切れが悪いなど)とな
り、インクジェットプリンタでの使用に向かないからで
ある。好ましくは、インク粘度範囲が20〜40cPで
あれば、液滴量の制御のしやすさや紙上でのにじみやイ
ンクの切れの観点からも更に優れている。
【0012】従って請求項2に係る発明は、請求項1に
記載するインクジェットプリンタであって、前記インク
の粘度が20〜40cPの範囲内にあることを特徴とす
る。
【0013】また、請求項3に係る発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載するインクジェットプリンタであっ
て、前記液滴量可変手段が、300〜360dpiの範
囲内の解像度で印刷するときには前記ノズルから吐出さ
れるインクの液滴量を60〜130plの範囲内とする
ことを特徴とする。
【0014】このインクジェットプリンタでは、300
〜360dpiの範囲内のさほど高くない解像度で印刷
するときには、液滴量可変手段により信号の波形が調整
され、ノズルから吐出されるインクの液滴量が60〜1
30plの範囲内となるようにされる。解像度が比較的
低く1吐出当りの液滴量が多い場合でも、このような範
囲内であると、前記のように吐出後にメニスカスの位置
が速やかに回復するので、インクの液滴量は安定してい
る。そして、この範囲内での印刷においては、優れた階
調性及び適正な光学濃度が得られ、高品質な画像が高速
で安定して形成される。
【0015】また、請求項4に係る発明は、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載するインクジェットプリ
ンタであって、前記液滴量可変手段が、600〜720
dpiの範囲内の解像度で印刷するときには前記ノズル
から吐出されるインクの液滴量を20〜45plの範囲
内とすることを特徴とする。
【0016】このインクジェットプリンタでは、600
〜720dpiの高い解像度で印刷するときには、液滴
量可変手段により信号の波形が調整され、ノズルから吐
出されるインクの液滴量が600〜720dpiの範囲
内となるようにされる。この場合には、液滴量は前記の
場合より少ないが、600〜720dpiという解像度
を達成するためインクジェットヘッドの駆動周波数が高
く吐出から次の吐出までの時間間隔が短い。しかし前記
のように吐出後にメニスカスの位置が速やかに回復する
ので、インクの液滴量は安定している。
【0017】また、請求項5に係る発明は、請求項1な
いし請求項4のいずれかに記載するインクジェットプリ
ンタであって、前記液滴量可変手段が、600dpi以
上の解像度で印刷するときには前記ノズルから吐出され
るインクの液滴量を、記録媒体上でのインクの付着量が
ベタ記録時で1.0×107〜1.7×107pl/インチ
2 の範囲内となるように制御することを特徴とする。こ
こで「ベタ記録」とは、すべてのノズルからインクを毎
回吐出させ、記録媒体上の印刷範囲をすべてのドットで
塗りつぶすことをいう。
【0018】このインクジェットプリンタでは、600
dpi以上の高い解像度で印刷するときには、液滴量可
変手段により信号の波形が調整され、ベタ記録を行った
場合の記録媒体上でのインクの付着量が1.0×107
1.7×107pl/インチ2の範囲内となるように、ノ
ズルから吐出されるインクの液滴量が制御される。そし
て、この範囲内での印刷においては、優れた階調性及び
適正な光学濃度が得られ、高品質な画像が高速で安定し
て形成される。従って、600dpi以上の高い解像度
で印刷しても、光学濃度、階調性とも優れている。
【0019】また、請求項6に係る発明は、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載するインクジェットプリ
ンタであって、前記インクが、室温では固体であり加熱
溶融されて液化したホットメルトインクであることを特
徴とする。
【0020】このインクジェットプリンタでは、インク
としてホットメルトインクを用いる。ホットメルトイン
クは、加熱溶融されて液化した状態においても、通常の
リキッドインクと比較して高い10〜100cPの範囲
内の粘度を有するが、このインクジェットプリンタでは
前記のように吐出後にメニスカスの位置が速やかに回復
するので、インクの液滴量は安定している。
【0021】また、請求項7に係る発明は、請求項1な
いし請求項6のいずれかに記載するインクジェットプリ
ンタであって、前記インクジェットヘッドの駆動周波数
が8kHz以上であることを特徴とする。
【0022】このインクジェットプリンタでは、インク
ジェットヘッドの駆動周波数が8kHz以上と高い。か
かる高周波数では一般的にはメニスカスの回復が問題と
なりやすいが、このインクジェットプリンタでは前記の
ように吐出後にメニスカスの位置が速やかに回復するの
で、インクの液滴量は安定している。
【0023】また、請求項8に係る発明は、請求項1な
いし請求項7のいずれかに記載するインクジェットプリ
ンタであって、解像度の異なる少なくとも2種類の印刷
モードを有し、前記液滴量可変手段は、選択された印刷
モードに応じて前記ノズルから吐出されるインクの液滴
量及びインクジェットヘッドの駆動周波数を変更させる
ことを特徴とする。2種類の印刷モードとしては例え
ば、高解像度モード(600〜720dpi程度)と低
解像度モード(300〜360dpi程度)とが考えら
れる。
【0024】このインクジェットプリンタでは、印刷モ
ードを選択すると、液滴量可変手段により信号の波形が
調整され、ノズルから吐出されるインクの液滴量が、選
択された印刷モードに応じた値となるように制御され
る。そして同時に、インクジェットヘッドの駆動周波数
も調整され、選択された印刷モードに応じた周波数でノ
ズルからのインク吐出が行われるように制御される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクジェッ
トプリンタを具体化した実施の形態を、図面を参照して
詳細に説明する。図1の断面図に示すように、インクジ
ェットプリンタに搭載されるインクジェットヘッド1
は、概略、キャビティプレート4と圧電素子板2とを弾
性体である振動板3を介して接合し、基台であるベース
板10に据え付けたものである。
【0026】キャビティプレート4の一端にはノズル孔
5を形成したノズルプレート8が備えられており、キャ
ビティプレート4の内部にはノズル孔5に内側からイン
クを供給するキャビティ室6が設けられている。このキ
ャビティ室6及びノズル孔5は、紙面の厚み方向に多チ
ャンネル並列して設けられており、各キャビティ室6は
振動板3を介して圧電素子板2と対面している。各ノズ
ル孔5の直径は55μmとされており、その意味は後述
する。キャビティプレート4にはさらに、各キャビティ
室6への共通のインク供給経路であるインクマニホール
ド7が形成されている。各キャビティ室6及びインクマ
ニホールド7はインクで充填されており、そのインクの
粘度は通常使用されるもの(1cP程度)より高い20
cP程度を有する加熱溶融されたホットメルトインクで
ある。
【0027】圧電素子板2は、PZT等のピエゾ効果を
有する素材で形成され、振動板3を介して各キャビティ
室6に対面する箇所に電極が設けられ振動部2aとされ
ている。振動部2aは、各キャビティ室6と同様に、紙
面の厚み方向に多チャンネル並列して設けられ一対一で
対応し、入力信号に応じて選択的に駆動されるようにな
っている。これにより各キャビティ室6を選択的に加圧
できるように構成したものである。
【0028】このインクジェットヘッド1を搭載するイ
ンクジェットプリンタは、図2に示す制御系を備えてい
る。この制御系は、公知の演算処理装置であるCPU3
5を中心に構成されている。CPU35は、インターフ
ェース34を介してパソコン等のホストコンピュータ3
3に接続されており、このホストコンピュータ33から
の指令に従い印刷を行うようになっている。
【0029】CPU35には、スイッチパネル41、R
AM43、ROM42が接続されている。スイッチパネ
ル41は、印刷の解像度その他のパラメータを指定する
印刷モードの選択や表示をするものである。RAM43
は、ホストコンピュータ33から受信した印刷データ等
必要なデータを一時的に記憶するものである。
【0030】ROM42は、制御上必要な種々のプログ
ラムやデータテーブル類を格納するものである。ここに
格納されたデータテーブルの一つとして、印刷解像度
(dpi)と1吐出あたりのインク液滴量との関係があ
る。そのテーブルによれば、例えば360dpiの解像
度で印刷するときには液滴量は70plとされ、また7
20dpiの解像度で印刷するときには30plとされ
る。また、印刷解像度とインクジェットヘッド1の駆動
周波数との関係も同様にデータテーブルとして格納され
ており、例えば360dpiの解像度で印刷するときに
は周波数は8kHzとされ、また720dpiの解像度
で印刷するときには10kHzとされる。
【0031】そしてCPU35には、インクジェットヘ
ッド1を駆動するための液滴量変更部30と駆動回路3
1とが接続されている。これらは、スイッチパネル41
で選択した印刷モードに応じて液滴量変更部30が吐出
の液滴量を決定して、その液滴量のインクを吐出させる
ようなパルスハイトの駆動信号を駆動回路31が発生
し、その駆動信号をインクジェットヘッド1の圧電素子
板2(より詳細には振動部2a)に印加するように構成
したものである。
【0032】このインクジェットプリンタの動作を説明
する。
【0033】CPU35がホストコンピュータ33から
印刷指令を受けると、スイッチパネル41において選択
されている印刷モードに対応するインク液滴量がROM
42から読み出され、その液滴量が液滴量変更部30に
指示される。そして液滴量変更部30では、指示された
液滴量をノズル孔5から吐出するための振動部2aの駆
動電圧を決定する。例えば、液滴量が70plであれば
40Vであり、30plであれば30Vである。
【0034】そして、駆動回路31がその駆動電圧のパ
ルス信号を圧電素子板2の各振動部2aに印刷データに
従い選択的に印加する。この信号の波形は、図3(液滴
量30pl)または図4(液滴量70pl)に示すよう
に、液滴量変更部30に指示された高さを有するが、印
加の直前に少し逆駆動される(図中Rで示す)。その理
由は、ノズル孔5の内部でメニスカスが若干後退してい
ることもありうるので、インクマニホールド7からイン
クを吸い出してこれを補うためである。
【0035】かくしてインクジェットヘッド1では、圧
電素子板2の各振動部2aのうちパルス信号の印加を受
けたものが伸長し、この伸長により対応するキャビティ
室6が加圧される。この加圧による圧力が対応するノズ
ル孔5に伝播され、図5に示すようにノズル孔5からイ
ンク滴9が吐出されて印刷がなされる。ここで図5の
(a)は吐出直前の状態を示しており、ノズル孔5の内
部がインクで充填されメニスカスが最前に位置してい
る。図5の(b)は、まさに吐出を行っている状態を示
している。このときのインク滴9の液滴量は、液滴量変
更部30に指示された量である。
【0036】図5の(c)は、吐出終了後の状態であ
る。このインクジェットヘッド1では前記のようにノズ
ル孔5の直径が55μmと比較的大きくインクの流れに
対する抵抗が低いので、吐出により減少したノズル孔5
内、即ちキャビティ室6のインクが直ちにインクマニホ
ールド7から補充され、メニスカス位置は(a)の状態
とほとんど変わらない程度まで回復している。従って、
その直後に次回の吐出を行っても、図5の(d)に示す
ように(b)のときとほとんど変わらない液滴量のイン
ク滴9が吐出される。
【0037】このときの、メニスカス位置とインク滴9
の液滴量及び液滴速度との関係を、ノズル孔5の直径が
45μmであった場合と比較しつつ表1、表2に示す。
表1は印刷の解像度が360dpiで駆動周波数が8k
Hzである場合であり、表2は印刷の解像度が720d
piで駆動周波数が10kHzである場合である。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】表1を例にとって説明すると、1回目の吐
出を行う直前でのメニスカス位置(後退量)は、45μ
m径、55μm径のいずれの場合でも0μmであり、従
ってそのときの液滴量はほとんど差がない。液滴速度は
45μm径の場合のほうがやや速い。そして2回目の吐
出を行う直前でのメニスカス後退量は、45μm径の場
合には23.5μmと大きいのに対し、55μm径の場
合には5.9μmでノズル径に比しても小さい。このた
め2回目の吐出では、液滴量、液滴速度とも、45μm
径の場合には1回目の吐出のときに比べて大幅にダウン
しているが、55μm径の場合にはほとんど変わらな
い。なお、45μm径の場合2回目の吐出の液滴量が少
ないため、3回目の吐出の際には、若干回復して1回目
の吐出のときのデータに近づく傾向がみられる。
【0041】表2の720dpiの場合にも、表1とほ
ぼ同様の傾向がみられる。720dpiの場合には吐出
の液滴量は360dpiの場合より小さいが、その分吐
出から次の吐出までの時間間隔が短いからである。
【0042】このように、ノズル孔5の直径を55μm
としているインクジェットヘッド1によれば、毎回の吐
出の特性が均一となり、ほぼ同等の液滴量が確保されて
印刷されるので、図6に示すようにドット間を隙間なく
塗りつぶして印刷でき、本来の濃さが確保される。
【0043】また、ノズル孔5の直径を種々変化させて
吐出特性を調査したところ、図7のグラフに示すよう
に、ノズル径がおおむね50μm以上であれば良好な特
性が得られることが判明した。ただし、ノズル径が70
μmを超えると吐出を行わないときにもインクがノズル
孔5から漏れるので好ましくない。
【0044】また、このように構成されたインクジェッ
トプリンタを使用し、所定の解像度(記録密度)下にお
いて、インク液滴量を表3及び表4のように種々変えて
記録媒体として最も汎用的且つ経済的な普通紙に印刷を
行なった時の画質を調べた。表3は300dpiの場合
と、360dpiの場合の画質測定実験の結果を示し、
表4は600dpiの場合と、720dpiの場合、及
び900dpiの場合の画質測定実験の結果を示してい
る。
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】評価は、インク液滴量を様々に変化させた
サンプル画像を30人のパネラーに見せ、その印刷品質
の支持率を基にして定性的な評価を下す一方、カバーレ
ッジ(噴射液滴の数/単位面積を構成するドット数)と
ドット径に注目して、光学濃度や階調性を重視した定量
的な評価を行い、双方の評価を加味した総合的な評価を
表に示している。
【0048】表3から明らかなように、300dpiの
解像度においてはインクの液滴量が50〜160plの
範囲内、好ましくは70〜130plの範囲内にあれば
光学濃度も高く、かつ階調性の良い印刷ができることが
わかる。液滴量が70pl未満だと、図9に示したよう
にドット間に隙間ができてしまい、光学濃度の低い画像
となってしまう。逆に、液滴量が130pl以上だとド
ット径が大きくなり、カバーレッジが低くても実際の画
像の光学濃度が高くなりすぎるため階調表現性が悪くな
る。尚、液滴量が200plを越えるあたりから、液滴
量のばらつきが生じ始め、画像の乱れが発生する。一
方、360dpiの解像度においては、インクの液滴量
が40〜150plの範囲内、好ましくは60〜120
plの範囲内にあれば光学濃度も高く、かつ階調性の良
い印刷ができることがわかる。
【0049】同様に、表4から、600dpiの解像度
においてはインクの液滴量が20〜55plの範囲内、
好ましくは30〜45plの範囲内にあれば光学濃度も
高く、かつ階調性の良い印刷ができることがわかる。7
20dpiの解像度においてはインクの液滴量が15〜
40plの範囲内、好ましくは20〜30plの範囲内
にあれば光学濃度も高く、かつ階調性の良い印刷ができ
ることがわかる。
【0050】表3及び表4から明らかなように、解像度
によって適する液滴量は異なる。しかしながら液滴量を
ベタ記録時の1平方インチ当りのインク付着量に換算し
た上で各記録密度の間で比較すると、特に高解像度の領
域で共通する傾向が認められる。すなわち、600dp
i以上の解像度下では、インク付着量が7.2×106
〜2.1×107pl/インチ2の範囲内であるときに優
れた記録品質となることが表4から認められる。
【0051】従って、記録密度が600dpi以上のイ
ンクジェットプリンタを設計・製造する際には、ベタ記
録時のインク付着量が7.2×106〜2.1×107pl
/インチ2の範囲内、好ましくは1.0×107〜1.7×
107pl/インチ2の範囲内となるように液滴量を設定
し、その液滴量が得られるような駆動信号(例えば駆動
電圧)を設定すれば、連続した階調性を保持しつつ光学
性濃度の高い記録品質が確保できる。
【0052】以上詳細に説明したように本実施の形態に
係るインクジェットプリンタによれば、インクジェット
ヘッド1におけるノズル孔5の直径を55μmとしてイ
ンクの流れに対する抵抗を減らしたので、20cPとい
う高粘度のインクを用いる場合でも、インクの吐出後に
速やかにインクマニホールド7からキャビティ室6にイ
ンクが補充され、ノズル孔5においてメニスカスが直ち
にもとの位置に戻る。この状態で次回以降のインク吐出
がなされるので、毎回同じ吐出特性で同じ液滴量のイン
ク滴9が吐出されることとなる。従って、高速印刷を行
う場合でも、毎回同じ液滴量が確保され、本来の濃さで
印刷できるものである。
【0053】また、制御系に液滴量変更部30を備え、
選択されている印刷モードに対応する解像度に応じた吐
出液滴量及び駆動周波数を決定するようにしたので、解
像度に適した液滴量の吐出が行われる。ここで前記のよ
うに吐出後のメニスカスの戻りが速いので、1吐出の液
滴量が多い低解像度印刷の場合でも、また駆動周波数が
高い高解像度印刷の場合でも、毎回の吐出量が確保さ
れ、印刷跡が淡くなることなく高品質で印刷できるもの
である。
【0054】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の改良、変形が可能であることはもちろんである。す
なわち前記実施の形態では種々の数値類を示して説明し
たが、本発明はこの数値類に限定されるものではない。
【0055】例えば前記実施の形態では、粘度が20c
Pのインクを用いるインクジェットプリンタを示した
が、この粘度に限らず、粘度が比較的大きいためメニス
カスの後退が問題となりやすい10cP以上のインクを
用いるインクジェットプリンタに適用すると、好ましい
効果が得られることが確認されている。但し、粘度が1
00cPを超えるとメニスカスの後退以外に、インクの
切れが悪くなりインク液滴の吐出環境が著しく悪化する
問題があり、インクジェット用インクとしては適さな
い。従って本発明の適用範囲は10〜100cPの範囲
内の粘度を有するインクを用いるインクジェットプリン
タである。好ましくは、にじみが少ないと共にインクの
切れがよく、様々な液滴量のインク液滴が形成しやすい
20〜40cPの範囲内の粘度を有するインクが特に適
している。
【0056】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように請
求項1の発明によれば、10〜100cPの範囲内の高
粘度のインクを用いても吐出後にメニスカスが素早くも
との位置に回復し、毎回同じメニスカス位置で吐出がな
され安定したインク液滴量が得られるインクジェットプ
リンタが提供されており、高品質な高速印刷が可能とな
っている。また、請求項2の発明によれば、インク粘度
が20〜40cPの範囲内にあるので、液滴量の制御が
しやすくまた印刷品質にも特に優れている。
【0057】また、請求項3の発明によれば、1吐出当
りの液滴量が比較的に多い低解像度の印刷を行う場合で
もインクの液滴量は安定している。また、請求項4の発
明によれば、インクジェットヘッドの駆動周波数が高い
高解像度の印刷を行う場合でもインクの液滴量は安定し
ている。また、請求項5の発明によれば、600dpi
以上の高い解像度で印刷を行う場合でも、光学濃度、階
調性とも優れた印刷品質が得られる。
【0058】また、請求項6の発明によれば、液化状態
でも比較的に高粘度なホットメルトインクを用いるが、
インクの液滴量は安定している。また、請求項7の発明
によれば、インクジェットヘッドの駆動周波数が高いが
インクの液滴量は安定しており、高品質な印刷結果が得
られる。また、請求項8の発明によれば、印刷モードの
選択に応じて適切な液滴量及び駆動周波数で印刷がなさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るインクジェットヘッドの断面
図である。
【図2】インクジェットプリンタの制御系を示すブロッ
ク図である。
【図3】圧電素子の駆動部に印加されるパルス信号の例
を示す図である。
【図4】圧電素子の駆動部に印加されるパルス信号の例
を示す図である。
【図5】ノズルからのインク滴の吐出の状況を示す図で
ある。
【図6】インク滴によるドットの形成状況を示す図であ
る。
【図7】ノズル径と2回目の吐出の液滴量との関係を示
すグラフである。
【図8】従来のインクジェットプリンタにおけるノズル
からのインク滴の吐出の状況を示す図である。
【図9】従来のインクジェットプリンタにおけるドット
の形成状況を示す図である。
【符号の説明】
2 圧電素子板 2a 振動部 5 ノズル孔 6 キャビティ室 7 インクマニホールド 30 液滴量変更部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘度が10〜100cPの範囲内にある
    インクが充填されたインクキャビティと、このインクキ
    ャビティに設けられると共にインクを吐出するノズル
    と、前記インクキャビティにインクを補充するインクマ
    ニホールドと、前記インクキャビティ内のインクに加圧
    して前記ノズルからインクを吐出させるエネルギー発生
    素子とを有するインクジェットヘッドを備えたインクジ
    ェットプリンタにおいて、 前記エネルギー発生素子に印加される信号の波形を調整
    することにより前記ノズルから吐出されるインクの液滴
    量の変更が可能な液滴量可変手段を有し、 前記ノズルの径が50〜70μmの範囲内であることを
    特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するインクジェットプリ
    ンタにおいて、 前記インクの粘度が20〜40cPの範囲内にあること
    を特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するイン
    クジェットプリンタにおいて、 前記液滴量可変手段が、300〜360dpi(インチ
    当りのドット数、縦横とも(以下同じ))の範囲内の解
    像度で印刷するときには前記ノズルから吐出されるイン
    クの液滴量を60〜130pl(ピコリットル(=10
    -9cm3 ))の範囲内とすることを特徴とするインクジ
    ェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載するインクジェットプリンタにおいて、 前記液滴量可変手段が、600〜720dpiの範囲内
    の解像度で印刷するときには前記ノズルから吐出される
    インクの液滴量を20〜45plの範囲内とすることを
    特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載するインクジェットプリンタにおいて、 前記液滴量可変手段が、600dpi以上の解像度で印
    刷するときには前記ノズルから吐出されるインクの液滴
    量を、記録媒体上でのインクの付着量がベタ記録時で
    1.0×107〜1.7×107pl/インチ2 の範囲内と
    なるように制御することを特徴とするインクジェットプ
    リンタ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載するインクジェットプリンタにおいて、 前記インクが、室温では固体であり加熱溶融されて液化
    したホットメルトインクであることを特徴とするインク
    ジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載するインクジェットプリンタにおいて、 前記インクジェットヘッドの駆動周波数が8kHz以上
    であることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載するインクジェットプリンタにおいて、 解像度の異なる少なくとも2種類の印刷モードを有し、 前記液滴量可変手段は、選択された印刷モードに応じて
    前記ノズルから吐出されるインクの液滴量及びインクジ
    ェットヘッドの駆動周波数を変更させることを特徴とす
    るインクジェットプリンタ。
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