JP2004042414A - インクジェットヘッドの駆動方法およびその駆動方法を用いたインクジェット印刷装置 - Google Patents

インクジェットヘッドの駆動方法およびその駆動方法を用いたインクジェット印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インク流路内のインク吐出後の残留圧力振動やメニスカスの位置変動を減少させ、駆動周波数および印刷速度の向上を図る。
【解決手段】剪断モード型インクジェットヘッドの圧力室7cからインクを吐出するために、アクチュエータ9c,9dを制御して圧力室7cの拡張、収縮をさせる。この拡張、収縮に合せて、圧力室7dを構成するアクチュエータ9eを、圧力室7dに発生した圧力が減少するように動作させ、圧力室7dの残留圧力振動を減少させる。残留振動の減少により、圧力室7cからインクを吐出した後圧力室7dからインクを吐出するまでの時間間隔を短縮でき、印刷速度を向上することが可能となる。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インクジェットヘッドの駆動方法およびその駆動方法を用いたインクジェットヘッドを有する印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気信号に応じて変形するアクチュエータによって圧力室の容積を変化させ、複数のノズルの中から選択的にインクを吐出させるオンディマンド方式のインクジェットヘッドの方式として、互いに隣接する圧力室が1つのアクチュエータを共有している方式がある。その代表的なものは、特開昭63−252750号公報に開示されている剪断モード型であり、この剪断モード型アクチェータを利用したインクジェットヘッドは圧力室を高密度に配列しやすいという特徴を有している。
【0003】
このインクジェットヘッドは、互いに隣接する圧力室が1つのアクチュエータを共有しかつ1つの圧力室に対向配置されている2つのアクチュエータを同時に駆動することによってインクを吐出しているので、互いに隣接する圧力室から同時にインクを吐出させることはできない。そのため、隣接しない複数の圧力室をまとめて複数のグループとし、さらに各々のグループが互いに跨るようにグループ分けし、各グループごとに時分割駆動している。すなわち、複数の圧力室を2グループ好ましくは3グループ以上に分割し、互いに隣接する圧力室からインク滴を異なる時刻で吐出させている。
【0004】
3分割以上の時分割駆動を行う場合でも、インクを吐出するために圧力室を形成する両側壁のアクチュエータを変位させているので、インクを吐出する圧力室に隣接する圧力室には、インクを吐出する圧力室内に発生する圧力のおよそ半分の圧力変動が発生し、その圧力変動で生じるインクの残留圧力振動の影響により、高速に印刷できないという課題がある。
【0005】
このような課題に対して、特開平6−286131号公報と特開平6−286132号公報では、隣接する圧力室が直前に吐出動作を行ったか否かによってインク滴の吐出速度や体積が変化しないようにするために、ある圧力室が吐出を行うことができるタイミングにあるが、吐出動作を行わない場合、この圧力室の隣の圧力室に対して励振パルスにより擬似的な圧力変動を与えて残留圧力振動を一定にする技術を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの技術は、インクを吐出させる圧力室に隣接する圧力室の圧力変動そのものを低減させるものではないので、隣接する圧力室には依然として大きな残留圧力振動が存在する。この残留圧力振動の影響を避けるためには、インク吐出タイミングをインク中の残留圧力振動の特定な位相に合わせなければならない。このため、インク吐出タイミングが、インクジェットヘッドと記録媒体との相対速度と、記録媒体上のドット位置から定まる本来のインク吐出タイミングからズレが生じてしまうなど、依然として残留圧力振動にかかわる課題が存在する。
【0007】
一方、階調印字を行う方式の1つとして、1画素を形成するために、小液滴を階調レベルに対応する数だけ連続的に吐出させるマルチドロップ方式がある。この方式を、剪断モード型インクジェットヘッドのように互いに隣接する圧力室が1つのアクチュエータを共有するタイプのヘッドに適用する場合、以下に述べる課題が存在する。
【0008】
圧力室に連通したノズルからインクを吐出させるために圧力を発生させた場合、前述のようにインクを吐出する圧力室に隣接する圧力室には、インクを吐出する圧力室に対しておよそ半分の圧力変動が発生する。その圧力変動により隣接する圧力室のノズル内のインクメニスカスが振動すると、インクメニスカス位置がノズルの吐出側表面よりも吐出側に突出する傾向となる。このように隣接する圧力室のノズル内のインクメニスカス位置がノズル表面より突出した状態で、その隣接する圧力室からインク滴を吐出させようとすると、最初に吐出するインク滴の吐出速度が大きく低下してしまう。すなわち、その隣接する圧力室から1滴のみ吐出する場合にはその1滴の吐出速度が、複数滴吐出させる場合にはその第1滴目の吐出速度が大きく低下することになる。また、インクメニスカス位置がノズル表面より突出した状態から元の位置に復帰するまでには比較的長い時間がかかるので、復帰するまで待機してからインク吐出を開始するようにすると、駆動周波数を向上させることができない。
【0009】
本発明は、互いに隣接する圧力室が1つのアクチュエータを共有している方式のインクジェットヘッドにおいて、以上に述べたような、インクを吐出するために駆動した圧力室の隣の圧力室で圧力変動が起きることで生じる残留圧力振動の発生やメニスカス位置の変動などの、駆動周波数の向上を阻害する課題を解決し、駆動周波数を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明は、隣接配置した複数の圧力室と、その圧力室それぞれに連通しインクを吐出する複数のノズルと、前記隣接した圧力室に共有され、圧力室の容積を電気信号に応じて変化させる複数のアクチュエータとを有するインクジェットヘッドの駆動方法において、印字信号に応じて選択された圧力室に対応するノズルからインクを吐出するために、前記被選択圧力室のアクチュエータを動作させる時に、前記被選択圧力室に隣接する圧力室の前記被選択圧力室のアクチュエータと異なるアクチェータを、前記被選択圧力室のアクチュエータと同じ方向に、実質的に同時に動作させることを特徴としたインクジェットヘッドの駆動方法を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化する実施の形態を説明する。第1図はインクジェットヘッドの縦断面図、第2図は第1図のA−A断面をB視した横断面図である。図1において、アクチュエータとして使用する圧電部材2,3を分極方向が互いに板厚方向で内側に向かって反対になるように貼り合わせ、その貼り合わせた圧電部材2,3を低誘電率の圧電体基板1に埋め込み、この圧電部材2,3を例えばダイヤモンドカッタを使用して一定の間隔で平行に複数の長溝6を切削加工して圧力室7を形成している。
【0012】
なお、この低誘電率圧電体基板1は、アクチュエータとなる圧電部材2,3に比べて、誘電率の低い材料であれば他のセラミックス材料でも可能である。また、本実施例では、圧電部材2,3と低誘電率の基板1との膨張係数を考慮して、低誘電率の圧電体を用いている。
【0013】
圧力室7の上には、天板枠4と図示しないインク供給口を有する天板蓋5を接着することによってインク供給路12が形成され、天板枠4と圧電部材2,3に形成した長溝6とによって囲まれた領域が圧力室7となる。また、各圧力室7の先端には所定の大きさのインクを吐出するためのノズル10を形成したノズルプレート11が接着剤で接着固定されている。
【0014】
圧力室7を形成する長溝6の側面と底面には個々に電気的に独立した電極8が形成され、さらにこの電極8は圧力室7の後端から基板1の上面に延伸して後述する駆動回路31に電気的に接続されている。また電極8は、圧力室7を含む長溝6内壁面上および基板1上面に延伸する電極パターンを形成するように、無電界メッキにより形成されている。
【0015】
なお、電極8は無電界メッキに代えて他の電極形成法としてのスパッタリング、真空蒸着などで電極材を成膜後、エッチングにより所定のパターンに形成することも可能である。
【0016】
第3図はインクジェットヘッドを駆動する駆動回路である。インクジェットヘッドは4分割に時分割駆動され、後述する駆動信号発生回路が第1〜第4の各駆動サイクルごとにW1,W2,W3,W4の4種類の駆動信号を生成する。そして、各長溝内壁面に形成された電極8a,8b,8c・・・は、それぞれ個々の信号切替回路30を介して、対応する駆動サイクルの駆動信号W1〜W4に接続可能になっている。信号切替回路30は制御信号Sa,Sb,Sc・・・がHのときに駆動信号W1,W2,W3,W4のどれかを選択し、Lのときは駆動信号の基準電位であるGNDを選択する。
【0017】
第4図(a),(b)は、本発明のアクチュエータ動作状態を説明している。圧力室7b,7c,7dに着目すると、各圧力室はアクチュエータ9b,9c,9d,9eにより構成されている。各アクチュエータ9b〜9eは、圧電部材2,3が、互いに反対方向に分極しているので、各アクチュエータの両側面に形成されている電極8a〜8e間に電位差を発生させると、両圧電部材の剪断変形により圧力室へ向かって山形に変形する。また、各アクチュエータは、隣接する2つの圧力室を区切るように共有されているので、その剪断変形によって一方の圧力室を拡張させるとき、同時に他方の圧力室を収縮するように動作する。
【0018】
圧力室7cからインクを吐出させる場合を第4図(a)を使って例示する。圧力室7cを囲む2つのアクチュエータ9c,9dが圧力室7cを拡張するように同時に剪断変形すると、圧力室7c内のインク圧力は急激に負圧となり、ノズル内のインクメニスカスは圧力室側へ引き込まれると同時にインク供給路から圧力室へインクが供給される。その後、アクチュエータ9c,9dが圧力室7cを収縮するように同時に剪断変形すると、インクは正圧となりインク滴がノズルから吐出する。
【0019】
圧力室7cが拡張するとき、アクチュエータ9cは圧力室7b側へ、9dは7d側へ山形に変形する。圧力室7bを構成するアクチュエータ9bが変形しないとすると、圧力室7b内のインクには圧力室7c内に発生する負圧の絶対値がほぼ1/2の正圧が発生する。このとき、圧力室7bのノズル内のインクメニスカスは吐出側に押し出されるが、この正圧ではインクが吐出するには至らずに、圧力室7b内のインクメニスカスは残留振動を引き起こす。
【0020】
一方、圧力室7dでは、アクチュエータ9dの変形によって発生する正圧を減少するように、アクチュエータ9eをアクチュエータ9dの変形方向と同じ方向へ変形させている。アクチュエータ9eを圧力室7e側へ変形させると、圧力室7e内に正圧が発生する。すなわち、圧力室7d内のインクに発生する正圧を、圧力室7eに分散させることにより、圧力室7d内に発生する圧力の絶対値を減少させ、その結果インクメニスカス位置のノズル表面からの突出や、残留圧力振動の発生も少なくなる。
【0021】
圧力室7cが収縮してインクを吐出させる場合には、アクチュエータ9dが変形する方向と同じ方向にアクチュエータ9eを変形させて、圧力室7d内のインクに発生する負圧の絶対値を減少させている。これにより、圧力室7d内に発生する圧力は圧力室7eに分散され、圧力室7d内に発生する圧力振動が減少し、インクメニスカス位置のノズル表面からの突出や、残留圧力振動の発生も少なくなり、圧力室7cからインクを吐出してから圧力室7dがインクを吐出するまでの時間間隔を短縮でき、結果として印刷速度を早くすることが可能となる。
【0022】
第4図(a)(b)に示すように、1つのグループは同じ駆動サイクル内でインクを吐出させる4つおきの圧力室群からなっている。各グループは、互いに跨るようにグループ構成し、図4(a)で示すように圧力室7c,7g・・・からなる1つのグループがインクを吐出したのち、図4(b)で示すように隣接する圧力室7d,7h・・・を含むグループからインクを吐出するように制御し、順次グループごとにインクを吐出するようになっている。圧力室7cからインクを吐出し次に圧力室7dからインクを吐出させるので、7d内の残留振動を減少させるためにアクチュエータ9eをアクチュエータ9bに比べ大きく剪断変形させている。圧力室7cからインクを吐出し、続けて圧力室7d、7eから吐出した後、同じグループ内である圧力室7bと7fから同時にインクを吐出する。したがって、圧力室7cからインクを吐出し次に圧力室7bからインクを吐出するまでの時間内で、圧力室7b内の残留圧力振動が減衰するので、圧力室7cからインクを吐出させる時のアクチュエータ9bの剪断変形量は少なくてよい。
【0023】
第5図は各駆動信号W1〜W4の波形を示している。各駆動信号W1〜W4は、インク吐出波形20、先行圧力分散波形21、後行圧力分散波形22の3種類の波形から成り、それぞれ対応する駆動サイクルにインク吐出波形20を有し、その前後の駆動サイクルに先行圧力分散波形21と後行圧力分散波形22を有する。先行圧力分散波形21はインク吐出波形20の0.25倍の電圧振幅になっており、また後行圧力分散波形22はインク吐出波形20の0.05倍の電圧振幅になっている。タイミングは、先行圧力分散波形21と後行圧力分散波形22の双方ともインク吐出波形20と同時になっている
【0024】
第5図に示すようにアクチェータ9eを剪断変形させるタイミングは、アクチェータ9dの剪断変形と同時に行っており、圧力室7dの圧力の低減量、すなわち圧力室7eに分散させる圧力の量は、電極8dに印加するパルスの電圧を調整することによりおこなっている。この他に、第6図に示すように、アクチュエータ9dが剪断変形する時間内の、より短い時間だけアクチュエータ9eを剪断変形させ、電極8dに印加するパルスのパルス幅によって圧力室7eに分散させる圧力の量を調整しても良い。なお、第6図の実施例では、後行圧力分散波形22を省略して実施している。所望のインク滴量を吐出するために圧力室7c内に発生させる圧力量によっては、前述のように圧力室7cからインクを吐出し次に圧力室7bからインクを吐出するまでの時間内で、圧力室7b内の残留圧力振動が減衰するので後行圧力分散波形を省くことができる。これにより、複雑な圧力分散波形の発生およびインク吐出に合わせた圧力分散波形の制御を簡素化することができるので、駆動回路構成が簡単になる。
【0025】
インク吐出波形20は、大液滴を3滴、小液滴を1滴の計4滴を連続的に吐出させることができる。このように、大液滴と小液滴を打ち分けることにより、1画素に付着させるインクの最大体積と最小体積の比を大きくすることができ、階調印字品質が向上する。パルス20aは、圧力室7の容積を1ALの時間拡大させ、インクに圧力振動を与えて、ノズル10から大液滴を1ドロップ吐出させる。ここで、ALとは、圧力室7内のインクの主音響共振周期の1/2の時間のことを示している。パルス20bは、パルス20aから1ALの時間を隔てて印加され、圧力室7の容積を1ALの時間収縮させる。このパルス20bは、パルス20aによりインクが吐出した後のメニスカスの後退を緩和するとともに、パルス20aで発生した残留圧力振動を打ち消す役割を果たしている。パルス20bの電圧振幅は、パルス20aで発生した圧力振動の減衰に合わせて、パルス20aの0.6倍に設定している。
【0026】
パルス20cは圧力室7の容積を0.6ALの時間拡張させ、パルス20dは圧力室7の容積を0.4ALの時間収縮させる。これら2つのパルス20c、20dが発生させる圧力振動により、ノズル10より小液滴を1ドロップ吐出させる。パルス20cとパルス20dのパルス幅は、合計で1ALになるように設定している。2つのパルス幅の比を変えると、小液滴の吐出速度と体積が変化する。本実施例では、小液滴の体積は大液滴の体積の1/2になるように、また小液滴の吐出速度は大液滴の吐出速度よりやや速めになるよう設定されている。小液滴の吐出速度をやや速くすることは、1滴のみ吐出する場合でも飛翔方向を一様にさせ着弾位置の精度を向上させる。また、複数滴吐出する場合には先に吐出した大液滴に後から吐出した小液滴が追いつき合体して用紙上に付着するので、複数液滴の着弾ズレを防止する。パルス20eとパルス20fは、パルス20cとパルス20dで発生した圧力室内の残留圧力振動を打ち消すパルスであり、パルス20eのパルス幅はパルス20cと同じ0.6AL、パルス20fのパルス幅はパルス20dと同じ0.4ALである。また、電圧振幅は残留圧力振動の減衰に合わせてパルス20cとパルス20dの0.8倍になっている。
【0027】
前述の制御信号Sa,Sb,Sc・・・は、画像データの画素の濃淡情報に基づき、インク吐出波形20の各パルスに対応する時間幅を電極8a,8b,8c・・・に与えるように信号切替回路30を制御する。これにより、第7図に示すように、インク吐出波形20の1サイクル内で吐出するインク滴の数を変化させ、1つの画素に付着するインクの総量を変化させることができる。小液滴を吐出させるパルスは、1サイクル内で吐出する複数液滴内の最後に吐出するように信号切替回路30を制御している。吐出させる複数の液滴数が少ないときは、1サイクルの開始時点から液滴を吐出させずに、1サイクルの終了時にその複数液滴が吐出し終わるように信号切替回路30を制御している。これにより、直前の駆動サイクルでの吐出動作から次のサイクル中の液滴吐出開始までの時間間隔を確保することができるので、残留圧力振動やメニスカス位置の変動の影響を受けやすい1ドロップ吐出や2ドロップ吐出において、その影響を軽減することができる。したがって、1サイクルの時間を短縮でき駆動周波数を上げやすくなる。
【0028】
より具体的に、第5図の第3サイクルと第4サイクルを例に説明する(第3図も併せて参照)。制御信号Sは、例えば制御信号ScをHにして、駆動信号W3のインク吐出波形20を電極8cに印加させ、第4図(a)における圧力室7cを駆動させてインクを吐出させる時には、同時に制御信号Sbと制御信号Sdも同時にHとし、電極8bには駆動信号W2の後行圧力分散波形22を、また電極8dには駆動信号W4の先行圧力分散波形21を与えるようにする。このことにより、駆動される圧力室7cの電極8cの電位をVとすると、隣接する左側の圧力室7bの電極8bの電位は0.05V、右側の圧力室7dの電極8dの電位は0.25Vとなり、さらにそれらの両脇の圧力室7a,7eの電位は0となる。
【0029】
この結果、アクチュエータ9eの両側には、0.25Vの電圧がかかり、アクチュエータ9eがアクチュエータ9dと同方向に変位して、圧力室7dの圧力変動が減じられ、残留圧力振動や、メニスカス位置の変動が減じられる。その結果、駆動サイクル間の休止時間をほとんどおかずに次の第4サイクルで圧力室7dがインク吐出動作を行なっても、吐出速度が大きく低下したりすることがない。
【0030】
本実施例では、駆動パルスの印加により圧力室7cに発生する圧力をPとしたとき、圧力室7bには−0.5P、圧力室7dには−0.25P、圧力室7eには同じく−0.25Pの圧力が発生するように、インクとアクチュエータ9のコンプライアンスを考慮してインク吐出波形と先行圧力分散波形と後行圧力分散波形の電圧比を設定したが、もちろん、他の圧力比になるようインク吐出波形,先行圧力分散波形,後行圧力分散波形の電圧比を定めることも可能である。また、後行圧力分散波形を省略することも可能である。
【0031】
第8図は、本実施例による駆動周波数とインク滴の吐出速度の関係を測定した結果を示している。駆動周波数とは、1つのサイクル開始から次のサイクル開始までの時間の逆数である。駆動周波数は駆動サイクル間の休止時間を可変して変化させ第1サイクルから第3サイクルでは4ドロップのインクを吐出し、第4サイクルでは1ドロップを吐出するように制御した。また、第9図は、先行圧力分散波形21と後行圧力分散波形22を用いない従来技術による駆動周波数と吐出速度の関係を測定した結果を示している。
【0032】
4ドロップ吐出させる場合には、前の駆動サイクルで発生した残留圧力振動やメニスカス位置の変動による吐出速度の変動を受けにくいが、吐出動作を4回行うため、隣接する圧力室に残留圧力振動やメニスカス位置の変動を多く発生させる。一方、1ドロップ吐出では、吐出動作は1回しか行わないため、隣接する圧力室に生じさせる残留圧力振動やメニスカス位置の変動は小さいが、前の駆動サイクルで発生した残留圧力振動やメニスカス位置の変動により、吐出速度が大きく変動する。したがって、本測定の駆動パターンでは、特に第4サイクルの液滴の吐出速度が、駆動サイクル間の休止時間が短くなると、変動しやすい。
【0033】
このように本実施例と従来技術を比較すると、第4サイクルの液滴の吐出速度が、本実施例では高い駆動周波数まで低下が見られないが、従来技術による第4サイクルの液滴の吐出速度は、低い駆動周波数から低下しており、本発明による駆動方法によれば従来技術より高い駆動周波数でインクジェットヘッドを駆動できることがわかる。即ち、階調レベルに関係なくインク滴の吐出速度を同じに制御することができ、用紙上でのインク滴の着弾位置変動を抑え、高精度な印刷画像を形成することができる。例えば、高濃度画素から低濃度画素へ急激に変化するような画像を形成する場合でも、その境界部分を画像データに忠実に形成することができる。
【0034】
本発明の他の実施例として、第10図に示すのように、駆動信号W1,W2,・・・に単極性パルスを用い、第3図においてGND信号の代わりに駆動信号W5を供給しても、第5図の場合とまったく同様に動作する。第10図の駆動信号W5は、第5図におけるインク吐出波形20の負極性のパルスを正極性に反転させた波形であり、また第10図の駆動信号W1〜W4は、第5図のW1〜W4にW5を加えたものである。第5図の実施例では両極性の電源回路が必要であったが、本実施例では単極性の電源回路でインクの吐出制御および圧力分散制御をすることができる。よって、小型でより安価な電源回路を利用することができる。
【0035】
図11は、インクジェットヘッドの斜視図である。駆動回路31は、駆動信号W、制御信号S、および分割駆動を制御する信号などに基づいて、各アクチュエータの剪断変形の制御をおこない、インク吐出用の圧力発生及びインクを吐出しない圧力室間での圧力分散を制御している。
【0036】
図12は、インクジェット印刷装置を示している。記録用紙43は、用紙送りローラ44、矢印方向に回転する用紙搬送無端ベルト41、および用紙排出用ベルト40を介して搬送されている。インクジェットヘッド42は印刷装置に固定され、印字信号に従って相対移動する記録用紙の所定のタイミングで、インクを吐出し画像を形成する。
【0037】
図13はインクジェットヘッドを制御する制御回路のブロック図である。外部のPC等から送られてくる印字信号は、画像メモリ50に保存した後、階調信号発生回路53によってインクジェットヘッドで印刷可能な階調信号に変換して制御信号発生回路51を通して制御信号Sとして駆動回路31に送られる。さらに、制御信号Sに同期する駆動信号発生回路52が駆動信号Wを発生し、駆動回路31が制御信号Sと駆動信号Wを基にインクジェットヘッドを制御している。この実施例では、駆動回路はインクジェットヘッドと一体に配した構成としているが、駆動回路は印刷装置本体に設けることも可能である。
【0038】
本発明は以上のように詳述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を超えない範囲において変更もしくは応用は可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、インク吐出を行う圧力室の隣の圧力室の圧力変動が、さらに隣の圧力室に分散されるため、残留圧力振動や、メニスカス位置の変動が低減され、駆動周波数を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動方法の実施に好適なインクジェットヘッドの縦断面図である。
【図2】本発明の駆動方法の実施に好適なインクジェットヘッドの横断面図である。
【図3】本発明の駆動方法の実施に好適な駆動回路の回路図である。
【図4】(a)本発明の駆動方法を実施したときのアクチュエータ動作を示す図である。(b)本発明の駆動方法を実施したときのアクチュエータ動作を示す図である。
【図5】本発明の駆動方法の実施に好適な駆動波形の図である。
【図6】本発明の駆動方法の実施に好適な、他の駆動波形の図である。
【図7】本発明の駆動方法の実施に好適な階調制御方法を示す図である。
【図8】本発明の駆動方法を実施したときの駆動周波数と吐出速度の関係を示す図である。
【図9】従来の駆動方法の駆動周波数と吐出速度の関係を示す図である。
【図10】本発明の駆動方法の実施に好適な、他の駆動波形の図である。
【図11】本発明の実施に好適なインクジェットヘッドの図である。
【図12】本発明のインクジェット印刷装置の図である。
【図13】本発明のインクジェットヘッドの制御回路構成を示す図である。
【符号の説明】
1  基板
2  圧電部材
3  圧電部材
4  天板枠
5  天板蓋
6  長溝
7  圧力室
8  電極
9  アクチュエータ
10 ノズル
11 ノズルプレート
12 インク供給路
20 インク吐出波形
21 先行圧力分散波形
22 後行圧力分散波形
30 信号切替回路
31 駆動信号
W  駆動信号
S  制御信号

Claims (7)

  1. 隣接配置した複数の圧力室と、前記圧力室に連通しインクを吐出する複数のノズルと、前記隣接した圧力室に共有され、前記圧力室の容積を変化させる複数のアクチュエータとを有するインクジェットヘッドの駆動方法において、
    選択された圧力室に対応するノズルからインクを吐出するために、前記選択された圧力室のアクチュエータを動作させる時に、前記選択された圧力室に隣接する圧力室の前記選択された圧力室のアクチュエータと異なるアクチュエータを、前記選択された圧力室のアクチュエータと同じ方向に、動作させることを特徴としたインクジェットヘッドの駆動方法。
  2. 前記選択された圧力室に隣接する圧力室の選択された圧力室のアクチュエータと異なるアクチュエータを、前記選択された圧力室のアクチュエータと実質的に同時に動作させることを特徴とした請求項1記載のインクジェットヘッドの駆動方法。
  3. 隣接配置した複数の圧力室と、前記圧力室に連通しインクを吐出する複数のノズルと、前記隣接した圧力室に共有され、前記圧力室の容積を変化させる複数のアクチュエータとを有するインクジェットヘッドの駆動方法において、
    選択された圧力室からインクを吐出するために第1の圧力を発生させる時に、前記選択された圧力室に隣接する少なくとも一方の圧力室に発生する圧力の絶対値を減少させる第2の圧力を発生させることを特徴としたインクジェットヘッドの駆動方法。
  4. 前記インクジェットヘッドを用い、前記ノズルから複数のインク滴を吐出して1つの画素を形成し階調印字を行う請求項1または2または3記載のインクジェット駆動方法。
  5. 隣接配置した複数の圧力室と、前記圧力室に連通しインクを吐出する複数のノズルと、前記隣接した圧力室に共有され、前記圧力室の容積を変化させる複数のアクチュエータとを有するインクジェットヘッドと、印字信号に応じて前記アクチュエータの動作を制御する制御手段とを有するインクジェット印刷装置において、
    前記制御手段は、前記印字信号に応じて選択された圧力室のアクチュエータを動作させてインクを吐出させる時に、前記選択された圧力室に隣接する圧力室の前記選択された圧力室のアクチュエータと異なるアクチュエータを、前記選択された圧力室のアクチュエータと同じ方向に、動作させることを特徴としたインクジェット印刷装置。
  6. 隣接配置した複数の圧力室と、前記圧力室に連通しインクを吐出する複数のノズルと、前記隣接した圧力室に共有され、前記圧力室の容積を変化させる複数のアクチュエータとを有するインクジェットヘッドと、印字信号に応じて前記アクチュエータの動作を制御する制御手段とを有するインクジェット印刷装置において、
    前記制御手段は、前記複数のアクチュエータの動作を制御して、前記印字信号に応じて選択された圧力室のインクを吐出させるために第1の圧力を発生させる時に、前記選択された圧力室に隣接する少なくとも一方の圧力室に発生する圧力の絶対値を減少させる第2の圧力を発生させることを特徴としたインクジェット印刷装置。
  7. 前記インクジェットヘッドを用い、前記ノズルから複数のインク滴を吐出して1つの画素を形成し階調印字を行う請求項5または6記載のインクジェット印刷装置。
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