JPH0916525A - 検算機能付き電子計算機 - Google Patents

検算機能付き電子計算機

Info

Publication number
JPH0916525A
JPH0916525A JP16554095A JP16554095A JPH0916525A JP H0916525 A JPH0916525 A JP H0916525A JP 16554095 A JP16554095 A JP 16554095A JP 16554095 A JP16554095 A JP 16554095A JP H0916525 A JPH0916525 A JP H0916525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
verification
input
function
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16554095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3557479B2 (ja
Inventor
Susumu Onodera
進 小野寺
Yasuo Iketani
康男 池谷
Katsuyoshi Suzuki
勝吉 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP16554095A priority Critical patent/JP3557479B2/ja
Priority to US08/600,398 priority patent/US5886910A/en
Priority to DE69633083T priority patent/DE69633083T2/de
Priority to EP96102463A priority patent/EP0729105B1/en
Publication of JPH0916525A publication Critical patent/JPH0916525A/ja
Priority to HK98114758A priority patent/HK1013472A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP3557479B2 publication Critical patent/JP3557479B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Calculators And Similar Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】検算機能付き電子計算機において、例えば置数
及びファンクションの組からなる入力式演算データのう
ちの、置数あるいはファンクションの一方のみを入力し
て訂正すること。 【構成】例えば前回入力した検算対象演算式の演算デー
タ「234」「+」と今回入力した検算用演算式の演算
データ「234」「−」とが比較され、不一致であると
判断されると、訂正モードが設定されて「訂正」メッセ
ージが表示され、この訂正モードの設定状態において、
「+」あるいは「−」の正しい方のファンクションキー
を操作すると、前記不一致判断された演算データ「23
4」「−」のうちのファンクションデータのみが入力し
た正しいファンクションデータに訂正されて表示され、
前記「訂正」メッセージが消去されて訂正モードが解除
されるので、ファンクションのみを入力し直して訂正す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検算機能付き電子計算
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、検算機能付きの電子計算機として
は、例えばキー入力に伴ない表示部に表示される一連の
演算データを順次記憶しておき、1回の演算処理を終え
た後に、前記記憶した一連の演算データを順次読出して
表示させることで、正しい演算操作が行なわれかどうか
を確認して検算を行なうものがある。
【0003】このような検算機能付きの電子計算機で
は、検算に伴ない表示される演算データは、例えば「1
23.+」や「234.−」等のように、置数とその置
数に続くファンクションとの組合せとして表示される。
【0004】ここで、順次検算表示される演算データの
ある置数あるいはファンクションに誤りがあった場合に
は、その誤りのある置数及びファンクションの組を一旦
消去して正しい置数及びファンクションを入力するか、
その誤りのある置数及びファンクションの組を表示させ
たまま正しい置数及びファンクションを上書きして入力
し、訂正を行なっている。
【0005】したがって、置数だけあるいはファンクシ
ョンだけに誤りがある場合でも、置数及びファンクショ
ンの両方を入力し直す必要がある。また、メモリ計算が
含まれる演算において検算を行なう場合には、検算の前
に初期のメモリ値に入力し直す必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の検算
機能付き電子計算機では、置数だけあるいはファンクシ
ョンだけの何れか一方にのみ誤りがある場合でも、置数
及びファンクションの両方を入力し直す必要があり、ま
た、メモリ計算を行なう際には、初期のメモリ値に入力
し直す必要があるため、入力操作が煩わしい問題があ
る。
【0007】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、置数あるいはファンクションの一方のみを入
力して訂正することが可能となる等の煩わしい入力操作
を解消する検算機能付き電子計算機を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる検算機能付き電子計算機は、入力された一
連の演算データを記憶する記憶手段と、検算の実行を指
示する検算指示手段と、この検算指示手段による検算実
行の指示の後に入力された演算データと前記記憶手段に
記憶された演算データとを順次比較し、前記記憶手段に
記憶された演算データと新たに入力された演算データと
が一致しているか否かを比較判断する比較判断手段を備
えたもので、前記比較判断手段により、前回と今回入力
された演算データが一致してないと判断された際に、入
力データを訂正するための訂正モードを設定する訂正モ
ード設定手段と、この訂正モード設定手段により訂正モ
ードが設定されている際に、演算の実行を指示するファ
ンクションデータが入力された場合は、前記比較判断に
より一致してないと判断された演算データのファンクシ
ョンデータのみを入力されたファンクションデータに訂
正する訂正制御手段と、この訂正制御手段によって訂正
が行なわれた後に、前記訂正モードを解除する訂正モー
ド解除手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項2に係わる検算機能
付き電子計算機は、前記請求項1に係わる検算機能付き
電子計算機にあって、前記訂正制御手段は、前記訂正モ
ード設定手段により訂正モードが設定されている際に、
数字データが入力された場合は、前記比較判断により一
致してないと判断された演算データのうちの数字データ
のみを入力された数字データに訂正する訂正制御手段で
あり、さらに、前記訂正モードの解除を指示する訂正モ
ード解除指示手段を具備したことを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項3に係わる検算機能
付き電子計算機は、前記請求項1又は請求項2に係わる
検算機能付き電子計算機にあって、さらに、前記訂正制
御手段によって訂正された演算データが前記記憶手段に
記憶された演算データと同一であるか否かを判断する判
断手段と、この判断手段により前記記憶手段に記憶され
た演算データと訂正された演算データが同一であると判
断された際には、この旨を検算終了後に報知する報知手
段とを具備したことを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項4に係わる検算機能
付き電子計算機は、入力された一連の演算データを記憶
する記憶手段と、検算の実行を指示する検算指示手段
と、この検算指示手段による検算実行の指示の後に入力
された演算データと前記記憶手段に記憶された演算デー
タとを順次比較し、前記記憶手段に記憶された演算デー
タと新たに入力された演算データとが一致しているか否
かを比較判断する比較判断手段を備えたもので、メモリ
計算を行なう際にメモリキーの操作に応じたデータが記
憶されるメモリと、オールクリアキーが操作された際に
前記メモリに記憶されているデータを記憶する初期メモ
リ記憶手段と、検算の実行を指示する検算実行指示手段
と、この検算実行指示手段により検算の実行が指示され
た際に前記初期メモリ記憶手段に記憶されているデータ
を前記メモリに記憶させるメモリ制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】つまり、前記請求項1に係わる検算機能付き電
子計算機では、記憶手段に記憶された演算データと検算
実行指示の後に入力した演算データとが一致してないと
判断されると、入力データを訂正するための訂正モード
が設定され、この訂正モードの設定状態において、演算
の実行を指示するファンクションデータを入力すると、
前記不一致判断された演算データのファンクションデー
タのみが入力したファンクションデータに訂正され、前
記訂正モードが解除されるので、例えば数字及びファン
クションの組からなる演算データのうちのファンクショ
ンのみを入力し直して訂正できることになる。
【0013】また、前記請求項2に係わる検算機能付き
電子計算機では、請求項1に係わる検算機能付き電子計
算機にあって、その訂正モードの設定状態において、数
字データを入力すると、前記不一致判断された演算デー
タのうちの数字データのみが入力した数字データに訂正
され、訂正モードの解除を指示すると前記訂正モードが
解除されるので、例えば数字及びファンクションの組か
らなる演算データのうちの数字のみを入力し直して訂正
できることになる。
【0014】また、前記請求項3に係わる検算機能付き
電子計算機では、請求項1又は請求項2に係わる検算機
能付き電子計算機にあって、さらに、前記訂正制御手段
によって訂正された演算データが前記記憶手段に記憶さ
れた演算データと同一であるか否かが判断され、これに
より前記記憶手段に記憶された演算データと訂正された
演算データが同一であると判断された際には、この旨が
検算終了後に報知されるので、検算対象演算データと検
算用演算データとの一致を知ることができることにな
る。
【0015】また、前記請求項4に係わる検算機能付き
電子計算機では、演算操作の初期にオールクリアキーを
操作した際には、メモリに記憶されているデータが初期
メモリ記憶手段に記憶保存され、検算の実行を指示した
際には、前記初期メモリ記憶手段に保存されているデー
タが前記メモリに記憶されるので、メモリ計算を伴なう
演算データも検算できることになる。
【0016】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の実施例に係わる検算機能付き電子
計算機の外観構成を示す図である。
【0017】電子計算機本体10の表面には、キー入力
部11及び液晶表示部12が設けられ、キー入力部11
には、数字入力キー群13、演算機能キー群14、メモ
リ機能キー群15、クリア及び付加機能キー群16、及
び検算モードに設定するための「検算」キー17が備え
られる。
【0018】前記数字入力キー群13には、「0」〜
「9」までのテンキー及び「・」キーが備えられる。前
記演算機能キー群14には、「+」キー、「−」キー、
「×」キー、「÷」キーが備えられる。
【0019】前記メモリ機能キー群15には、「MC」
キー、「M+」キー、「M−」キー、「MR」キーが備
えられる。クリア及び付加機能キー群16には、「A
C」キー、「C」キー、「+/−」キー、「%」キー、
及び検算訂正モードにおいて前回入力された演算データ
を確認する際又は検算確定後において確定済みの演算デ
ータを確認し検算訂正モードに復帰させる際に操作され
る「確認」キー18が備えられる。
【0020】前記液晶表示部12には、数字・記号表示
エリア19、ファンクション表示エリア20が設けられ
ると共に、検算モードの設定状態であることを示す「検
算中」表示エリア21、訂正モードの設定状態であるこ
とを示す「訂正」表示エリア22、検算モードの設定状
態において数字・記号表示エリア19及びファンクショ
ン表示エリア20に表示されている演算データが前回入
力された演算データであることを示す「前回」表示エリ
ア23、今回入力された演算データであることを示す
「今回」表示エリア24、検算終了に際し前回入力した
演算データと今回入力した演算データとが一致したこと
を示す「OK」表示エリア25が設けられる。
【0021】図2は前記検算機能付き電子計算機の電子
回路30の構成を示すブロック図である。この検算機能
付き電子計算機の電子回路30は、CPU31を備えて
いる。
【0022】前記CPU31は、キー入力部11からの
キー入力信号に応じてROM32に予め記憶されている
システムプログラムを起動させ回路各部の動作制御を実
行するもので、このCPU31には、前記キー入力部1
1、ROM32の他、RAM33が接続されると共に、
表示駆動回路34を介して液晶表示部12が接続され
る。
【0023】また、前記CPU31には、増幅回路35
を介してスピーカ36が接続される。前記ROM32に
は、この計算機全体の動作を司るシステムプログラムと
共に、演算処理プログラム、検算処理プログラム、訂正
処理プログラム、確認処理プログラム等の各種のサブプ
ログラムが予め記憶される。
【0024】図3は前記検算機能付き電子計算機のRA
M33に備えられるレジスタの構成を示す図である。前
記RAM33には、液晶表示部12に表示させるべき表
示データがビットマップデータとして記憶される表示レ
ジスタ33a、演算処理の過程に伴なう被演算数や演算
数,演算結果が一時記憶される演算用レジスタ33b、
検算訂正モードにおいてファンクションキーの操作に応
じて確定された演算データが順次記憶更新される確定値
メモリレジスタ33c、演算操作に伴ない演算データを
構成する数字データとファンクションデータとが順次1
組ずつ数字レジスタ40aとファンクションレジスタ4
0bとに対応付けられて記憶されるジャーナルメモリレ
ジスタ40、メモリ機能キー群15の操作を含むメモリ
計算処理に伴なう数値データが記憶されるメモリレジス
タMR、計算初期の「AC(オールクリア)」キーの操
作に際し前記メモリレジスタMRに記憶されている数値
データが転送されて記憶される初期メモリレジスタM、
検算モードの設定状態においてフラグセットされる検算
モードレジスタF、訂正モードの設定状態においてフラ
グセットされる訂正モードレジスタH、検算訂正した数
字データやファンクションデータが前回の演算データと
不一致である際にフラグセットされる訂正不一致レジス
タN、前記ジャーナルメモリレジスタ40に記憶されて
いる演算データの記憶位置を順次指定するポインタレジ
スタPn等が備えられる。
【0025】前記スピーカ36からは、キー操作の確認
音や検算モードにおいて前回の演算データと不一致とな
る演算データが入力されたことを知らせる報知音が発生
される。
【0026】次に、前記構成による検算機能付き電子計
算機の動作について説明する。図4は前記検算機能付き
電子計算機における置数・ファンクションキー処理の通
常モード時処理を示すフローチャートである。
【0027】図5は前記検算機能付き電子計算機におけ
る置数・ファンクションキー処理の検算モード時処理を
示すフローチャートである。図6は前記検算機能付き電
子計算機における「検算」キー処理を示すフローチャー
トである。
【0028】図7は前記検算機能付き電子計算機におけ
る置数・ファンクションキー処理の検算モード時処理に
伴なう訂正処理を示すフローチャートである。図8は前
記検算機能付き電子計算機の検算モード時における「確
認」キー処理を示すフローチャートである。
【0029】図9は前記検算機能付き電子計算機におけ
る「AC」キー処理を示すフローチャートである。図1
0は前記検算機能付き電子計算機の検算モード時処理に
伴なうキー操作対応の表示動作を示す図であり、同図
(A)は検算中に不一致演算データを確認するまでの表
示状態を示す図、同図(B)は各キー毎の訂正表示状態
を示す図、同図(C)は検算確定後の表示状態を示す図
である。
【0030】まず、検算の対象となる1回目の演算処理
について説明する。図4における置数・ファンクション
キー処理の通常モード時処理において、演算式を入力す
るために、キー入力部11の数字入力キー群13におけ
る数字キーを操作すると、RAM33の検算モードレジ
スタFに“0”がセットされていること、つまり、現在
のCPU31における動作モードは検算モードでなく通
常モードであることであることが判断される(ステップ
S1)。
【0031】これと共に、置数キーが操作されたことが
判断され、前記キー入力された数字データがRAM33
内の表示レジスタ33aに書込まれ、液晶表示部12の
数字・記号表示エリア19に表示される(ステップS1
→S2→S3)。
【0032】こうして、数字キーを操作して、所望の演
算式の被演算数となる数字データを入力表示させ、例え
ば演算機能キー群14における演算子キーを操作する
と、前記同様に、RAM33内の検算モードレジスタF
に“0”がセットされていること、つまり、検算モード
でなく通常モードであることが判断されると共に、置数
キーの操作ではないことが判断され、前記数字キーの操
作により入力された数字データと演算子キーにより入力
されたファンクションデータとが、RAM33内のポイ
ンタレジスタPn(初期値“n=0”)で指示されるジ
ャーナルメモリ40の数字レジスタ40a及びファンク
ションレジスタ40bに対しそれぞれ記憶される(ステ
ップS1→S2→S4)。
【0033】そして、前記数字データ及びファンクショ
ンデータの組合せによる1単位の演算データが入力表示
されジャーナルメモリ40に記憶されると、前記ポイン
タレジスタPnによるジャーナルメモリ40の指示値n
が(+1)されて更新された後、前記入力された数字デ
ータ及びファンクションデータに対応する演算処理が実
行され、その演算結果データが表示レジスタ33aに書
込まれて液晶表示部12の数字・記号表示エリア19に
表示される(ステップS5,S6,S7)。
【0034】このように、ユーザ所望の演算式に対応し
て数字データ及びファンクションデータの入力,表示を
繰返すことで、個々の数字及びファンクションの組から
なる演算データが、順次ポインタレジスタPnで指示さ
れるところのジャーナルメモリ40に保存されると共
に、対応する演算処理が実行され、その演算結果データ
が表示される(ステップS1〜S7)。
【0035】こうして、検算対象となる1回目の演算式
が入力されて演算処理が実行され、当該演算式に対応す
る演算データがRAM33内のジャーナルメモリ40に
記憶された状態で、この演算式の検算を行なうためにキ
ー入力部11の「検算」キー17を操作すると、図6に
示す「検算」キー処理が起動される。
【0036】すなわち、「検算」キー17の操作に応
じ、図6における「検算」キー処理が起動されると、R
AM33内の検算モードレジスタFに“0”がセットさ
れていること、つまり、CPU31の動作モードが未だ
通常モードにあることが判断され、図10(A)の
[a]で示すように、液晶表示部12の「検算中」表示
エリア21に対し、検算モードが設定されたことを示す
「検算中」のメッセージが表示される(ステップA1→
A2)。
【0037】すると、RAM33内のポインタレジスタ
Pnにおけるジャーナルメモリ40の指示値nが“0”
にリセットされ、検算モードレジスタFに対し検算モー
ド設定フラグ“1”がセットされる(ステップA3,A
4)。
【0038】ここで、ジャーナルメモリ40のP0 番地
に「MC」(メモリクリア)を示すファンクションデー
タが記憶されているか否か、つまり、前記1回目の演算
式を入力した際に、最初にメモリ機能キー群15におけ
る「MC」キーが操作されているか否かが判断される
(ステップA5)。
【0039】このステップA5において「YES」、つ
まり、ジャーナルメモリ40のP0番地に「MC」を示
すファンクションデータが記憶されており、前記1回目
の演算式を入力した際に、最初に「MC」キーが操作さ
れたと判断されると、メモリレジスタMRの内容が
“0”クリアされる(ステップA5→A6)。
【0040】一方、前記ステップA5において「N
O」、つまり、ジャーナルメモリ40のP0 番地に「M
C」を示すファンクションデータが記憶されてなく、前
記1回目の演算式を入力した際に、最初に「MC」キー
が操作さてないと判断されると、1回目の演算式の入力
初期におけるメモリレジスタMRの内容は、初期メモリ
レジスタMに記憶されている初期メモリ値となるので、
該初期メモリレジスタMに記憶されている初期メモリ値
がメモリレジスタMに転送セットされる(ステップA5
→A7)。
【0041】こうして、CPU31の動作モードを検算
モードに設定し、RAM33におけるメモリレジスタM
Rの内容を、1回目の演算式の入力初期におけるメモリ
内容と同じにセットした状態で、1回目の演算式と同様
の入力手順により2回目の演算式を入力するために、例
えば図10(A)の[b]に示すように、数字キー及び
演算子キーを操作して「123」「+」と入力すると、
まず、数字キー「123」の操作時に、図4における置
数・ファンクションキー処理において、検算モードレジ
スタFの内容が“0”でなく“1”であると判断される
ので、図5における検算モード時処理に移行し、訂正モ
ードレジスタHに“1”がセットされているか否か、つ
まり、訂正モードに設定されているか否か判断される
(ステップS1→S8)。
【0042】この場合、前記訂正モードレジスタHには
“0”がセットされており、訂正モードにはセットされ
てないと判断されるので、前記数字キー「123」の入
力操作は置数キーと判断され、表示レジスタ33aに書
込まれると共に液晶表示部12に表示される(ステップ
S8→S9→S10)。
【0043】続いて、前記演算子キー「+」の操作時
に、その入力操作は置数キーではなくファンクションキ
ーと判断されると、それが「=」キーでないことが判断
された後、今回入力されて表示レジスタ33aに書込ま
れ表示されている数字及びファンクションデータ「12
3」「+」からなる1単位の演算データと、これに対応
して前記ポインタレジスタPnで指示されているところ
のジャーナルメモリ40の数字レジスタ40a及びファ
ンクションレジスタ40bに記憶されている前回入力さ
れた演算式の演算データとの一致/不一致が判断される
(ステップS1→S8→S9→S11→S12)。
【0044】ここで、今回入力された検算用演算式の1
単位の演算データと、これに対応してジャーナルメモリ
40に記憶されている前回入力された演算式の1単位の
演算データとが一致すると判断された場合には、前記ジ
ャーナルメモリ40に対するポインタレジスタPnの指
示値nが(+1)されて更新され、一致判断された今回
の演算データに対応する演算処理が実行されると共に、
その演算結果データが液晶表示部12に表示される(ス
テップS12→S13,S14,S15)。
【0045】すると、検算終了したか否か、つまり、
「=」キーの操作により今回の検算用演算式が最後まで
入力されて検算処理されたか否か判断されるもので、こ
こで、検算終了してないと判断されると、これに続く検
算用演算式の置数キーあるいはファンクションキーの入
力待ち状態となる(ステップS16→S1)。
【0046】こうして、今回の検算用演算式の入力に伴
なうファンクションキーの操作毎に、その1単位の演算
データと前回入力された演算式の対応する演算データと
の比較による一致判断が繰返される状態で(ステップS
1→S8〜S16→S1)、ステップS12において、
例えば今回入力された演算データが「123」「+」で
あり、前回入力されてジャーナルメモリ40に記憶され
ている演算データが「234」「+」であることで「不
一致」と判断されると、図10(A)の[b]に示すよ
うに、増幅回路35からスピーカ36を介し、検算不一
致となる演算データが存在することを知らせる電子音
“ピピ”が出力される(ステップS12→S17)。
【0047】また、前記不一致判断された今回入力の演
算データ「123」「+」とと共に、液晶表示部12の
「今回」表示エリア24には、今回入力された演算デー
タであることを示す「今回メッセージ」が表示され、
「訂正」表示エリア22には、訂正モードの設定状態で
あることを示す「訂正」メッセージが表示される(ステ
ップS18)。
【0048】すると、RAM33内の訂正モードレジス
タHには、訂正モード設定フラグ“1”がセットされ、
CPU31の動作モードが訂正モードに切換えられる
(ステップS19)。
【0049】このように、前記置数・ファンクションキ
ー処理における検算モード時処理において、今回入力さ
れた検算用演算式のある演算データが前回入力された検
算対象となる演算式の対応する演算データと不一致とな
り、その不一致判断された今回演算データと共に、「今
回」及び「訂正」メッセージが表示された状態で、図1
0(A)の[c]に示すように、キー入力部11の「確
認」キー18を操作すると、図8における「確認」キー
処理が起動される。
【0050】前記「確認」キー処理が起動されると、R
AM33内の検算モードレジスタFに“1”がセットさ
れていること、つまり、検算モードの設定状態であるこ
とが判断されると共に、訂正モードレジスタHに“1”
がセットされていること、つまり、訂正モードの設定状
態であることが判断され、そのキー操作毎に、今回入力
されて不一致判断された演算データ「123」「+」及
び「今回」メッセージと、前回入力された対応する演算
データ「234」「+」及び「前回」メッセージとが、
液晶表示部12に交互に表示され、該演算データ中のど
の部分が不一致となったのかが確認される(ステップC
1→C2→C3)。
【0051】この場合、図10(A)の[b]及び
[c]では、今回入力された演算データの数字部分「1
23」と前回入力された演算データの数字部分「23
4」とが不一致であることが確認される。
【0052】ここで、前記「確認」キー18の操作によ
り、不一致判断された今回の演算データ「123」
「+」と前回の演算データ「234」「+」との何れか
正しい方を表示させた状態で、図10(B)の[a]に
示すように、「+」キーを操作すると、図4,図5にお
ける置数・ファンクションキー処理に移行して、まず、
検算モードレジスタFは“0”でない検算モードの状態
にあり、また、訂正モードレジスタHは“1”である訂
正モードの状態にあると判断されるので、図7における
訂正処理に移行する(ステップS1→S8→SB)。
【0053】すると、図7における訂正処理では、前記
「+」キーの操作によるファンクションキーは、数字を
伴なわないファンクションと判断されるので、現在表示
中の演算データにおけるファンクションデータの部分が
「+」に切換え表示され(この場合は同一)、その表示
中の演算データが前回入力された演算データと異なるか
否か、つまり、この訂正処理により今回入力した演算デ
ータの方を正しいとしたか、前回入力した演算データの
方を正しいとしたかが判断される(ステップB7→B
8,B9)。
【0054】ここで、例えば図10(A)の[b]で示
したように、今回入力した演算データ「123」「+」
を表示させた状態で、これを正しいとして図10(B)
の[a]に示すように「+」キーを操作した場合には、
ジャーナルメモリ40に記憶されている前回入力した演
算データ「234」「+」と異なると判断されるので、
RAM33内の訂正不一致レジスタNに訂正不一致フラ
グ“1”がセットされる(ステップB9→B10)。
【0055】また、例えば図10(A)の[c]で示し
たように、前回入力した演算データ「234」「+」を
表示させた状態で、これを正しいとして図10(B)の
[a]に示すように「+」キーを操作した場合には、ジ
ャーナルメモリ40に記憶されている前回入力した演算
データ「234」「+」と同一と判断されるので、前記
訂正不一致レジスタNに訂正不一致フラグ“1”はセッ
トされない(ステップB9→エンド)。
【0056】そして、前記図7における訂正処理から前
記図5における置数・ファンクションキー処理の検算モ
ード時処理に復帰し、前記「+」キーの操作がファンク
ションキーであると判断されると、該ファンクションキ
ーの操作に伴ない訂正確定された演算データ(この場
合、「123」「+」又は「234」「+」)がRAM
33内の確定値メモリレジスタ33cに記憶される(ス
テップSB→S20→S21)。
【0057】すると、訂正モードレジスタHに訂正モー
ドの解除を示す“0”がセットされ、液晶表示部12に
表示されている「訂正」メッセージが消去されると共
に、ジャーナルメモリ40に対するポインタレジスタP
nが(+1)されて、検算対象となる前回入力演算式の
演算データがさらに更新される(ステップS22,S2
3)。
【0058】そして、前記訂正確定された演算データに
対応する演算処理が実行されその演算結果データが表示
される(ステップS24,S25)。こうして、前記フ
ァンクションキーの操作に基づく訂正確定処理の後に、
検算対象となる前回入力式の演算データをさらに更新さ
せた状態で、例えば図10(C)の[a]に示すよう
に、「確認」キー18を操作すると、図8における「確
認」キー処理が起動される。
【0059】前記「確認」キー処理が起動されると、R
AM33内の検算モードレジスタFに“1”がセットさ
れていること、つまり、検算モードの設定状態であるこ
とが判断されると共に、訂正モードレジスタHに“0”
がセットされていること、つまり、訂正モードが解除さ
れたことが判断され、前記ステップS21においてRA
M33内の確定値メモリレジスタ33cに記憶された訂
正確定済みの演算データが読出され、例えば「234」
「−」として液晶表示部12に表示される(ステップC
1→C2→C4)。
【0060】すると、RAM33内のジャーナルメモリ
40に対するポインタレジスタPnの指示値nが(−
1)されて、検算対象となる演算データが確定前の常態
に戻され、前記訂正モードレジスタHが再び“1”にセ
ットされて訂正モードにセットされると共に、液晶表示
部12に「訂正」メッセージが再表示される(ステップ
C5,C6)。
【0061】一方、前記図7における訂正処理への移行
時において、図10(B)の[b]に示すように、
「C」(クリア)キーが操作された場合には、表示され
ていた演算データ(例えば「234」「+」)は一旦消
去され、次の置数あるいはファンクションキーの入力待
ち状態となる(ステップB1→B2→S20→S1)。
【0062】また、図10(B)の[c]に示すよう
に、数字キー「2」が操作された際に、数字を伴なうフ
ァンクションデータ(「MR」等)が表示されていた場
合にはその全てが消去されて入力された数字「2」が表
示され、数字データ及び数字を伴なわないファンクショ
ンデータ(例えば「234」「+」)が表示されていた
場合にはその数字データ「234」のみが消去され、代
わって入力された数字データ「2」が表示訂正される
(ステップB3→B4)。
【0063】この場合、ファンクションキーの操作では
ないと判断されるので、次の置数あるいはファンクショ
ンキーの入力待ち状態となる(ステップSB→S20→
S1)。
【0064】また、前記訂正処理において、図10
(B)の[d]に示すように、「−」キーが操作された
場合には、該「−」キーの操作は数字を伴なわないファ
ンクションキーと判断されるので、表示されていた演算
データ(例えば「234」「+」)はそのファンクショ
ンデータの部分のみ切換えられて「234」「−」と訂
正表示され、前回入力された演算データと異なると判断
され、訂正不一致レジスタNに“1”がセットされる
(ステップB7→B8,B9→B10)。
【0065】この場合、ファンクションキーの操作であ
ると判断されるので、確定値メモリレジスタ33cに前
記訂正確定された演算データ「234」「−」が記憶さ
れると共に、訂正モードレジスタHに“0”がセットさ
れ「訂正」メッセージが消去される(ステップSB→S
20→S21,S22)。
【0066】また、図10(B)の[e]に示すよう
に、「MR」キーが操作された場合には、該「MR」キ
ーの操作は数字を伴なうファンクションキーと判断され
るので、表示されていた演算データ(例えば「234」
「+」)は全て消去され、代わってメモリレジスタMR
に記憶されているメモリデータ(この場合「10」)及
びメモリファンクションデータ「MR」が訂正表示され
る(ステップB5→B6)。そして、前回入力された演
算データと異なると判断され、訂正不一致レジスタNに
“1”がセットされる(ステップB9→B10)。
【0067】この場合、ファンクションキーの操作であ
ると判断されるので、確定値メモリレジスタ33cに前
記訂正確定された演算データ「10」「MR」が記憶さ
れると共に、訂正モードレジスタHに“0”がセットさ
れ「訂正」メッセージが消去される(ステップSB→S
20→S21,S22)。
【0068】また、前記訂正処理において、図10
(B)の[f]に示すように、「M+」キーが操作され
た場合には、該「M+」キーの操作は数字を伴なわない
ファンクションキーと判断されるので、表示されていた
演算データ(例えば「234」「+」)はそのファンク
ションデータの部分のみ切換えられて「234」「M
+」と訂正表示され、前回入力された演算データと異な
ると判断され、訂正不一致レジスタNに“1”がセット
される(ステップB7→B8,B9→B10)。
【0069】この場合、ファンクションキーの操作であ
ると判断されるので、確定値メモリレジスタ33cに前
記訂正確定された演算データ「234」「M+」が記憶
されると共に、訂正モードレジスタHに“0”がセット
され「訂正」メッセージが消去される(ステップSB→
S20→S21,S22)。
【0070】こうして、ファンクションキーの操作毎に
前回入力された演算式の演算データと今回入力された検
算用演算式の演算データとの一致/不一致が判断される
と共に、不一致判断された場合の訂正確定処理が繰返さ
れた後に、図10(C)の[b]に示すように、「=」
キーを操作すると、図4,図5における置数・ファンク
ションキー処理の検算モード時処理では、ステップS1
において「NO」、つまり、検算モードレジスタFは
“1”、ステップS8において「NO」、つまり、訂正
モードレジスタHは“0”と判断され、置数キーの操作
でもなく「=」キーの操作と判断される(ステップS1
→S8→S9→S11)。
【0071】すると、前記訂正確定された一連の演算デ
ータに基づく今回入力の演算式に応じた演算処理が実行
され、その演算結果データが表示されると共に、検算終
了と判断され、訂正不一致レジスタNに“0”がセット
されているか否か、つまり、検算用演算式の入力に伴な
い前回の演算式との不一致による訂正処理が起動された
か否か判断される(ステップS11→S14,S15,
S16→S26)。
【0072】ここで、前記訂正不一致レジスタNに
“0”がセットされていると判断された場合、つまり、
前回入力された検算対象演算式と今回入力された検算用
演算式とに不一致による訂正箇所がない、又は訂正処理
において前回と同じ演算データに訂正が行なわれたと判
断されると、液晶表示部12の「OK」表示エリア25
に「OK」メッセージが表示されると共に、検算モード
レジスタFに“0”がセットされて「検算中」メッセー
ジが消去され、図4における置数・ファンクションキー
処理の通常モード時処理に復帰する(ステップS26→
S27,S28,S1)。
【0073】一方、前記訂正不一致レジスタNに“1”
がセットされている場合、つまり、前回入力された検算
対象演算式と今回入力された検算用演算式との不一致に
より前回と今回の演算データが異なる訂正が行なわれた
と判断されると、前記「OK」メッセージは表示され
ず、検算モードレジスタFに“0”がセットされて「検
算中」メッセージが消去され、図4における置数・ファ
ンクションキー処理の通常モード時処理に復帰する(ス
テップS26→S28,S1)。
【0074】なお、前記図6における「検算」キー処理
のステップA5→A6において、ジャーナルメモリ40
のP0 番地に「MC」キーに対応するファンクションデ
ータが存在することを判断した場合に、予めメモリレジ
スタMRをクリアする処理をしているのは、検算モード
設定後に検算用演算式を入力する際に、最初に「MC」
キーの入力を忘れても、検算対象演算式の初期条件と同
じメモリ条件に設定できることを考慮したものである。
【0075】このように、ジャーナルメモリ40のP0
番地に記憶されている検算対象演算式の先頭演算データ
が「MC」キーに対応するファンクションデータである
場合に、検算用演算式の先頭演算データとして「MC」
キーの入力が忘れられ、その他の演算データが入力され
た際には、前記図5における検算モード時処理への移行
に伴なう最初のステップS12では、今回入力された検
算用演算式の先頭演算データに対し比較される検算対象
演算式の演算データとして、ジャーナルメモリ40のP
1 番地の演算データがセットされる。
【0076】最後に、前記検算対象演算式や検算用演算
式の入力を開始する際に「AC」キーを操作した場合の
処理について説明する。キー入力部11の「AC」キー
を操作すると、RAM33内のメモリレジスタMRに記
憶されている数値データが、計算初期のメモリ値として
初期メモリレジスタMに転送されて保存され、該メモリ
レジスタMR及び初期メモリレジスタM以外の全てのデ
ータがクリアされる(ステップD1,D2)。
【0077】また、ジャーナルメモリ40に対するポイ
ンタレジスタPnの指示値がP0 にリセットされる(ス
テップD3)。そして、検算モードレジスタFに“1”
がセットされていると判断された場合、つまり、検算モ
ードでの検算あるいは訂正処理中にあっては、液晶表示
部12に表示されている「検算中」メッセージが消去さ
れると共に、前記検算モードレジスタFに“0”がセッ
トされ、検算モードが解除される(ステップD4→D
5)。
【0078】したがって、前記構成の検算機能付き電子
計算機によれば、例えば前回入力した検算対象演算式の
演算データ「234」「+」と今回入力した検算用演算
式の演算データ「234」「−」とが比較され、不一致
であると判断されると、訂正モードが設定されて「訂
正」メッセージが表示され、この訂正モードの設定状態
において、「+」あるいは「−」の正しい方のファンク
ションキーを操作すると、前記不一致判断された演算デ
ータ「234」「−」のうちのファンクションデータの
みが入力した正しいファンクションデータに訂正されて
表示され、前記「訂正」メッセージが消去されて訂正モ
ードが解除されるので、前記数字及びファンクションの
組からなる演算データの全てを消去したり入力し直した
りする必要はなく、ファンクションのみを入力し直して
訂正することができる。
【0079】また、前記構成の検算機能付き電子計算機
によれば、例えば前回入力した検算対象演算式の演算デ
ータ「123」「+」と今回入力した検算用演算式の演
算データ「234」「+」とが比較され、不一致である
と判断されると、訂正モードが設定されて「訂正」メッ
セージが表示され、この訂正モードの設定状態におい
て、正しい数字データ(例えば「2」)を入力すると、
前記不一致判断された演算データ「123」「+」のう
ちの数字データのみが入力した正しい数字データ「2」
に訂正されて表示され、「=」キーを操作すると前記
「訂正」メッセージが消去されて訂正モードが解除され
るので、前記数字及びファンクションの組からなる演算
データの全てを消去したり入力し直したりする必要はな
く、数字のみを入力し直して訂正することができる。
【0080】さらに、前記構成の検算機能付き電子計算
機によれば、「AC」キーを操作した際には、メモリレ
ジスタMRに記憶されている数値データが、初期のメモ
リデータとして初期メモリレジスタMに転送されて保存
され、「検算」キーの操作により検算の実行を指示した
際には、前記初期メモリレジスタMに保存されている計
算初期のメモリデータが前記メモリレジスタに転送セッ
トされるので、検算対象演算式がメモリ計算を伴なう場
合に、検算用演算式の入力初期におけるメモリデータを
同一のメモリデータに設定して検算することができる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る検算機能付き電子計算機によれば、記憶手段に記憶さ
れた演算データと検算実行指示の後に入力した演算デー
タとが一致してないと判断されると、入力データを訂正
するための訂正モードが設定され、この訂正モードの設
定状態において、演算の実行を指示するファンクション
データを入力すると、前記不一致判断された演算データ
のファンクションデータのみが入力したファンクション
データに訂正され、前記訂正モードが解除されるので、
例えば数字及びファンクションの組からなる演算データ
のうちのファンクションのみを入力し直して訂正できる
ようになる。
【0082】また、本発明の請求項2に係わる検算機能
付き電子計算機によれば、請求項1に係わる検算機能付
き電子計算機にあって、その訂正モードの設定状態にお
いて、数字データを入力すると、前記不一致判断された
演算データのうちの数字データのみが入力した数字デー
タに訂正され、訂正モードの解除を指示すると前記訂正
モードが解除されるので、例えば数字及びファンクショ
ンの組からなる演算データのうちの数字のみを入力し直
して訂正できるようになる。
【0083】また、本発明の請求項3に係わる検算機能
付き電子計算機によれば、請求項1又は請求項2に係わ
る検算機能付き電子計算機にあって、さらに、前記訂正
制御手段によって訂正された演算データが前記記憶手段
に記憶された演算データと同一であるか否かが判断さ
れ、これにより前記記憶手段に記憶された演算データと
訂正された演算データが同一であると判断された際に
は、この旨が検算終了後に報知されるので、検算対象演
算データと検算用演算データとの一致を知ることができ
るようになる。
【0084】また、本発明の請求項4に係わる検算機能
付き電子計算機によれば、演算操作の初期にオールクリ
アキーを操作した際には、メモリに記憶されているデー
タが初期メモリ記憶手段に記憶保存され、検算の実行を
指示した際には、前記初期メモリ記憶手段に保存されて
いるデータが前記メモリに記憶されるので、メモリ計算
を伴なう演算データも検算できるようになる。
【0085】よって、本発明によれば、置数あるいはフ
ァンクションの一方のみを入力して訂正することが可能
となる等の煩わしい入力操作を解消する検算機能付き電
子計算機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる検算機能付き電子計算
機の外観構成を示す図。
【図2】前記検算機能付き電子計算機の電子回路の構成
を示すブロック図。
【図3】前記検算機能付き電子計算機のRAMに備えら
れるレジスタの構成を示す図。
【図4】前記検算機能付き電子計算機における置数・フ
ァンクションキー処理の通常モード時処理を示すフロー
チャート。
【図5】前記検算機能付き電子計算機における置数・フ
ァンクションキー処理の検算モード時処理を示すフロー
チャート。
【図6】前記検算機能付き電子計算機における「検算」
キー処理を示すフローチャート。
【図7】前記検算機能付き電子計算機における置数・フ
ァンクションキー処理の検算モード時処理に伴なう訂正
処理を示すフローチャート。
【図8】前記検算機能付き電子計算機の検算モード時に
おける「確認」キー処理を示すフローチャート。
【図9】前記検算機能付き電子計算機における「AC」
キー処理を示すフローチャート。
【図10】前記検算機能付き電子計算機の検算モード時
処理に伴なうキー操作対応の表示動作を示す図であり、
同図(A)は検算中に不一致演算データを確認するまで
の表示状態を示す図、同図(B)は各キー毎の訂正表示
状態を示す図、同図(C)は検算確定後の表示状態を示
す図。
【符号の説明】
10 …電子計算機本体 11 …キー入力部、 12 …液晶表示部、 13 …数字入力キー群、 14 …演算機能キー群、 15 …メモリ機能キー群、 16 …クリア及び付加機能キー群、 17 …「検算」キー、 18 …「確認」キー、 19 …数字・記号表示エリア、 20 …ファンクション表示エリア、 21 …「検算中」表示エリア、 22 …「訂正」表示エリア、 23 …「前回」表示エリア、 24 …「今回」表示エリア、 25 …「OK」表示エリア、 30 …計算機電子回路、 31 …CPU、 32 …ROM、 33 …RAM、 33a…表示レジスタ、 33b…演算用レジスタ、 33c…確定値メモリレジスタ、 MR…メモリレジスタ、 M …初期メモリレジスタ、 F …検算モードレジスタ、 H …訂正モードレジスタ、 N …訂正不一致レジスタ、 Pn…ポインタレジスタ、 34 …表示駆動回路、 35 …増幅回路、 36 …スピーカ、 40 …ジャーナルメモリ、 40a…数字レジスタ、 40b…ファンクションレジスタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された一連の演算データを記憶する
    記憶手段と、検算の実行を指示する検算指示手段と、こ
    の検算指示手段による検算実行の指示の後に入力された
    演算データと前記記憶手段に記憶された演算データとを
    順次比較し、前記記憶手段に記憶された演算データと新
    たに入力された演算データとが一致しているか否かを比
    較判断する比較判断手段を備えた検算機能付き電子計算
    機において、 前記比較判断手段により、前回と今回入力された演算デ
    ータが一致してないと判断された際に、入力データを訂
    正するための訂正モードを設定する訂正モード設定手段
    と、 この訂正モード設定手段により訂正モードが設定されて
    いる際に、演算の実行を指示するファンクションデータ
    が入力された場合は、前記比較判断により一致してない
    と判断された演算データのファンクションデータのみを
    入力されたファンクションデータに訂正する訂正制御手
    段と、 この訂正制御手段によって訂正が行なわれた後に、前記
    訂正モードを解除する訂正モード解除手段とを具備した
    ことを特徴とする検算機能付き電子計算機。
  2. 【請求項2】 前記訂正制御手段は、前記訂正モード設
    定手段により訂正モードが設定されている際に、数字デ
    ータが入力された場合は、前記比較判断により一致して
    ないと判断された演算データのうちの数字データのみを
    入力された数字データに訂正する訂正制御手段であり、 さらに、前記訂正モードの解除を指示する訂正モード解
    除指示手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の
    検算機能付き電子計算機。
  3. 【請求項3】 さらに、前記訂正制御手段によって訂正
    された演算データが前記記憶手段に記憶された演算デー
    タと同一であるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段により前記記憶手段に記憶された演算デー
    タと訂正された演算データが同一であると判断された際
    には、この旨を検算終了後に報知する報知手段とを具備
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の検算
    機能付き電子計算機。
  4. 【請求項4】 入力された一連の演算データを記憶する
    記憶手段と、検算の実行を指示する検算指示手段と、こ
    の検算指示手段による検算実行の指示の後に入力された
    演算データと前記記憶手段に記憶された演算データとを
    順次比較し、前記記憶手段に記憶された演算データと新
    たに入力された演算データとが一致しているか否かを比
    較判断する比較判断手段を備えた検算機能付き電子計算
    機において、 メモリ計算を行なう際にメモリキーの操作に応じたデー
    タが記憶されるメモリと、 オールクリアキーが操作された際に前記メモリに記憶さ
    れているデータを記憶する初期メモリ記憶手段と、 検算の実行を指示する検算実行指示手段と、 この検算実行指示手段により検算の実行が指示された際
    に前記初期メモリ記憶手段に記憶されているデータを前
    記メモリに記憶させるメモリ制御手段とを具備したこと
    を特徴とする検算機能付き電子計算機。
JP16554095A 1995-02-24 1995-06-30 検算機能付き電子計算機 Expired - Fee Related JP3557479B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16554095A JP3557479B2 (ja) 1995-06-30 1995-06-30 検算機能付き電子計算機
US08/600,398 US5886910A (en) 1995-02-24 1996-02-12 Computer with a check function
DE69633083T DE69633083T2 (de) 1995-02-24 1996-02-19 Rechner mit Prüffunktion
EP96102463A EP0729105B1 (en) 1995-02-24 1996-02-19 Computer with a check function
HK98114758A HK1013472A1 (en) 1995-02-24 1998-12-22 Computer with a check function.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16554095A JP3557479B2 (ja) 1995-06-30 1995-06-30 検算機能付き電子計算機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0916525A true JPH0916525A (ja) 1997-01-17
JP3557479B2 JP3557479B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=15814331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16554095A Expired - Fee Related JP3557479B2 (ja) 1995-02-24 1995-06-30 検算機能付き電子計算機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3557479B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017016475A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 カシオ計算機株式会社 電子機器及び計算処理プログラム
JP2018005534A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 カシオ計算機株式会社 計算装置、計算方法、及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017016475A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 カシオ計算機株式会社 電子機器及び計算処理プログラム
US10185698B2 (en) 2015-07-02 2019-01-22 Casio Computer Co., Ltd. Electronic device, computational processing method and storage medium
JP2018005534A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 カシオ計算機株式会社 計算装置、計算方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3557479B2 (ja) 2004-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59200375A (ja) 電子式キヤツシユレジスタ
JPH0916525A (ja) 検算機能付き電子計算機
US5886910A (en) Computer with a check function
JP3508277B2 (ja) 電子計算機
JP3509263B2 (ja) 電子計算機
US4761750A (en) Electronic calculator with a program calculation function
JP3508274B2 (ja) 電子計算機
JPH1049502A (ja) 検算装置
JPH063468Y2 (ja) 小型電子式計算機
JP2001010772A (ja) エレベーターの制御装置
JPH08161270A (ja) 電子計算機
JPH08278809A (ja) プラント制御装置
JP3557645B2 (ja) 電子計算機
JPH0578055B2 (ja)
JP3414038B2 (ja) プログラマブルコントローラ
JP3786141B2 (ja) 電子計算機および検算制御方法
JPS6225213B2 (ja)
JPH08227400A (ja) 電子計算機
JPH05204865A (ja) 複素数計算機能付き電子機器
JPS6286408A (ja) プログラマブル・コントロ−ラ
JPH1173342A (ja) プログラム試験装置及びプログラム試験方法
JPH0675984A (ja) 累計計算における入力方式
JP2000174877A (ja) 固定表記と関連付けた表示装置並びに表示方法
JPS63118866A (ja) 文書処理装置
JPS62221033A (ja) デ−タ処理方式

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040426

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080528

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees