JPH0916312A - 立体画像表示装置用入力装置 - Google Patents

立体画像表示装置用入力装置

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Publication number
JPH0916312A
JPH0916312A JP16223895A JP16223895A JPH0916312A JP H0916312 A JPH0916312 A JP H0916312A JP 16223895 A JP16223895 A JP 16223895A JP 16223895 A JP16223895 A JP 16223895A JP H0916312 A JPH0916312 A JP H0916312A
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JP
Japan
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stereoscopic image
operator
display device
image display
light
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Application number
JP16223895A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Sakurai
和明 桜井
Kazuhide Kataoka
一秀 片岡
Yutaka Tsuda
裕 津田
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NOMURA KOGEISHA KK
Original Assignee
NOMURA KOGEISHA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体映像表示装置などの立体メディアにおい
て表示画面に触れることなく、立体映像を見ながらイン
ターラクティブなスイッチ操作を行うことができる立体
画像表示装置用入力装置を提供する。 【構成】 立体画像表示装置2と操作者Oとの間に、額
縁型のフレーム10に非可視光線を照射する赤外線発光
ダイオードからなる発光素子とそれを受光する赤外線ホ
トトランジスタからなる受光素子とを対向させて取り付
けた光検出センサを縦方向と横方向とに複数個配置し、
その検出範囲を格子状となるようにフレーム10の開口
が操作者Oの座る座席7に対向するように取り付ける。
そして、空間エリアセンサ2が操作者Oが操作のために
手を延ばした際に、検出できるようにして、表示画面に
触れることなく、立体映像を見ながらインターラクティ
ブなスイッチ操作を行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば展示、広告、
教育、娯楽など多くの分野で利用することのできるイン
ターラクティブ用の立体画像表示装置用入力装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】コンピュータの発達ととも
に、ディスプレイ、広告、教育、娯楽、商業など多くの
分野で活字や音声など従来のメディアと、コンピュータ
グラフィックスや動画などをミックスした新しいメディ
アを使う試みがなされている。
【0003】これら新しいメディアを用いた一つの試み
として、メディアと対話形式で処理を行っていくインタ
ーラクティブなものがある。
【0004】因みに、インターラクティブとは、相互に
作用し合うことで、そのような装置として例えば、銀行
のキャッシュディスペンサーがある。
【0005】このキャッシュディスペンサーでは、ホス
トコンピュータと接続された端末のテレビ画面に表示さ
れる指示に従い、同じくテレビ画面に表示される複数の
アイコンの中から条件に合致するアイコンを選択し、ホ
ストコンピュータとの間で対話形式で処理を進めること
により、希望する金額を引き出せるようにしたものであ
る。その際、テレビ画面に透明なタッチパネルを取り付
け、直接画面に触れることにより、アイコンの選択を誰
でも間違いなく行えるようにして操作性の向上を図り、
容易にインターラクティブを行えるようにしてある。
【0006】ところで、近年、特殊メガネ(赤と青の色
付メガネや偏光メガネ)を使用せずに立体映像を表示す
ることのできるプロジェクタやカラーテレビが実用化さ
れている。また、赤と青の色付メガネを使用する3D映
像もコンピュータの普及によって簡単に製作し、製作し
た映像をテレビ画面上に表示することができるようにな
っており、立体映像が身近なものとなって来ている。
【0007】そのため、立体映像であることの多様な表
現性や表示した際の効果の大きさ(例えば、画像に立体
感が加味されるため、よりリアルに再現できる)に着目
し、ディスプレイ、広告、教育、娯楽、商業分野での上
記のような立体映像によるインターラクティブな使用が
考慮されている。
【0008】しかしながら、上記の立体画像表示装置例
えば、図13に示す右目用と左目用の2台の液晶プロジ
ェクターPと、波形状のダブルレンチキュラースクリー
ンSとを用いて特殊メガネを使用せずに立体映像を表示
することのできるプロジェクタやカラーテレビ、いわゆ
る、立体テレビといわれるものでは、2台の液晶プロジ
ェクターPからダブルレンチキュラースクリーンSに右
目用と左目用の映像を投影し、その投影された映像をレ
ンチキュラースクリーンSの偏光レンズで分離し、右目
プロジェクターPの映像は右目に、左目プロジェクター
Pの映像は左目に入るようにして、左右の映像のずれに
よる視差を生じさせて立体映像を再現する。そのため、
図13に示すように前記ダブルレンチキュラースクリー
ンSにより分離された右目映像と左目映像とがちょうど
見る者の右目と左目とに入る位置(40型で少なくとも
1m程度必要)でしか立体像を見ることができないとい
う問題がある。
【0009】したがって、例えば前記スクリーンS上に
透明なタッチパネルを設けて画面上にアイコンを表示し
ても、前記スクリーンSと操作者Oとの間に距離がある
ため、前記スクリーンSの立体画像を見ながら前記スク
リーンS上の透明なタッチパネルの操作が行えないとい
う問題がある。
【0010】そこで、この発明の課題は、立体メディア
において立体映像を見ながら操作を行えるようにするこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第1の発明では、立体画像表示装置と操作者との間
に、非可視光線を照射する発光素子とその発光素子の発
光出力を受光する受光素子とからなる光検出センサを複
数個、その検出範囲が操作者に対し格子状となるように
配置した空間エリアセンサを設け、前記エリアセンサの
各光検出センサを立体画像表示装置の映像表示と同期さ
せて検出し、その映像表示に対応する操作者の動作を検
出するという構成を採用したのである。
【0012】また、このとき、第2の発明では、上記空
間エリアセンサの発光素子と受光素子に代えて、ビデオ
カメラを配した構成を採用することができる。
【0013】さらに、第3の発明では、上記空間エリア
センサを立体画像表示装置と操作者との間に複数個設け
た構成を採用することができる。
【0014】
【作用】このように構成される第1の発明では、立体画
像表示装置と操作者との間に配置した空間エリアセンサ
によって操作者の動作を検出し、操作者が常に立体映像
を見続けながら操作を行えるようにする。
【0015】すなわち、空間エリアセンサは、例えば立
体画像表示装置によって操作者が立体映像を見ることの
できる立体画像表示装置と操作者間の位置に配置され
る。
【0016】また、こうして立体画像表示装置と操作者
間の立体映像が表示される位置に配置した空間エリアセ
ンサは、例えば発光素子と受光素子とを対向させて、そ
の発光素子と受光素子間を通過する被検出体が発光素子
の出力光を遮ることを検出する透過型あるいは発光素子
と受光素子とを並列に設け、その並列に設けた発光素子
と受光素子とに対向させて反射素子例えばミラーなどを
配置し、発光素子の出力光をミラーに反射させてその反
射光を受光素子で受光するようにして、ミラーと発光素
子、受光素子間を通過する被検出体が受光素子の受光す
る反射光を遮ることによって被検出体の通過を検出する
反射型などの光検出センサにより形成することができ
る。
【0017】すなわち、このような透過型あるいは反射
型の光検出センサを複数個設け、その検出範囲を操作者
に対して格子状となるように配置することにより、それ
ぞれペアになった発光素子と受光素子で立体画像表示装
置の表示エリアを格子状に分割して検出する。このた
め、例えば立体画像表示装置で立体映像によるアイコン
を表示して、その表示されたアイコンに触れるために操
作者が手を差し出すと、差し出した手によって複数個あ
る光検出センサのうち、手が差し入れられたエリアの光
検出センサの受光素子に入射する入射出力光が遮られる
ため、その遮られた光検出センサのカバーする座標から
操作者が格子状の検出エリアのどのエリアに手を差し出
したかを検出することができる。
【0018】このとき、空間エリアセンサの各光検出セ
ンサは、立体画像表示装置の表示映像と同期させて検出
する。すなわち、空間エリアセンサの例えばアイコンを
表示した映像に対応するエリアの光検出センサのみをア
クティブとし、残りをインアクティブとする。そして、
そのアクティブとした光検出センサによって操作者から
手が差し出されたことが検出されると、その検出したセ
ンサはアイコンを映し出した時にのみアクティブとなっ
ているので、操作者が表示された映像に呼応して検出エ
リアのアイコンが表示されたエリアに触れる動作をした
ことを検出することができる。
【0019】また同様に、複数のアイコンを映像に表示
した場合も、表示した映像に対応する空間エリアセンサ
の光検出センサのみをアクティブとし、残りをインアク
ティブとしてアクティブとした光検出センサを順次検出
することにより、光検出センサは、その検出エリアに対
応するアイコンを映し出した時にのみアクティブとなっ
ているので、複数のアイコンから操作者が指し示すアイ
コンを弁別することができる。
【0020】このとき、発光素子を非可視光線例えば、
赤外線を使ったものとすることにより、発光素子の出力
光を操作者が見えないようにできるので、前記出力光が
立体画像表示装置の表示する立体映像に影響を与えない
ようにできる。
【0021】第2の発明では、空間エリアセンサとした
ビデオカメラで第1の発明と同様に、立体画像表示装置
の表示エリアを撮影し、その撮影した映像を例えば、画
像処理による特徴抽出などにより、操作者の手の動きな
どを検出するようにすれば、操作者の動作を検出するこ
とができる。その際、例えば検出エリアを分割して立体
画像表示装置が表示する映像と同期させて例えば、アイ
コンを表示した映像に対応する検出エリアのみをアクテ
ィブとし、残りをインアクティブとしてアクティブとし
た検出エリアのみを検出することにより、操作者が表示
されたアイコンに触れたかどうかを検出することができ
る。
【0022】第3の発明では、上記空間エリアセンサを
立体画像表示装置と操作者との間に複数個設けることに
より、その複数個設けた前期エリアセンサの検出エリア
を例えば重ねて設けるようにすれば、重ねたセンサで操
作者が突き出した手の位置を3次元に検出することがで
きるので、高さの異なるアイコンを表示した場合などの
奥行きの有る立体映像に呼応したオペレーターの動作を
検出することができる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0024】図1に第1及び第3の発明に係る立体画像
表示装置用入力装置を用いたシミュレータを示す。
【0025】このシミュレータは図2に示すように、ダ
ブルレンチキュラースクリーンSを用いた立体映像表示
装置1、空間エリアセンサ2、ボディソニックとスピー
カー群からなる立体音響システム3およびダウンライト
と調光ユニットとからなる照明システム4、ならびに、
LDプレーヤー5及びそれらを統括するシステムコント
ローラー6とで構成されている。
【0026】立体映像表示装置1は従来例でも述べたよ
うに、図13に示すように波形状のダブルレンチキュラ
ースクリーンSと右目用と左目用の2台の液晶プロジェ
クターPとで構成され、2台の液晶プロジェクターPは
システムコントローラー6と接続されたLDプレーヤー
5に接続されている。
【0027】そして、2台の液晶プロジェクターPから
ダブルレンチキュラースクリーンSに投影された映像
は、レンチキュラースクリーンSの偏光レンズで分離さ
れ、右目プロジェクターの映像は右目に、左目プロジェ
クターの映像は左目に入り、左右の映像のずれにより視
差を生じさせて立体映像を再現する。
【0028】このとき、この立体映像の投影には右目用
カメラと左目用カメラとからなるステレオカメラで撮影
した専用ソフトや、あるいはCG(コンピュータグラフ
ィックス)で右目用、左目用の映像を製作したソフトが
必要である。このとき、実施例1で示すように、右目用
の映像ソフトと左目用の映像ソフトとが別々のLDで供
給されている場合は、2台のLDプレイヤー5が必要で
あるが、右目用の映像と左目用の映像とが一枚のLDに
コンビネーションされている場合には、例えば図2の鎖
線によって示すように、L−Rコンバーターを、立体映
像表示装置1とLDプレーヤー5間に設けて立体映像を
再現するようにしてもよい。
【0029】また、図1に示すように、前記立体映像表
示装置1と操作者Oの座る座席7の間、すなわち、操作
者Oが立体映像表示装置1による立体映像が表示される
位置空間には、空間エリアセンサ2が設けられている。
【0030】空間エリアセンサ2は、実施例の場合、図
1に示すように、額縁型のフレーム10に図4に示すよ
うに、非可視光線を照射する赤外線発光ダイオードから
なる発光素子11とそれを受光する赤外線ホトトランジ
スタからなる受光素子12とを対向させて取り付けた透
過型、すなわち、対向させた発光素子11と受光素子1
2間を通過する被検出物によって遮光されたことを検出
する光検出センサ13による検出エリアを縦方向と横方
向とに複数個配置し、その検出エリアを格子状とし、こ
のように格子状に光検出エリアを設定したフレーム10
の開口を操作者Oの座る座席7に対向するように設置し
たものである。
【0031】そのため、前記エリアセンサ2のフレーム
10の中に操作者Oの手などの被検出体が入ると、手な
どが差し入れられたフレーム10の縦方向と横方向に設
けられた光検出センサ13が同時にOFFとなり、その
OFFとなった光検出センサ13の例えばフレーム10
上の座標から手のあるエリアを特定することができる。
【0032】このとき、所定数の縦方向の光検出エリア
及び横方向の光検出エリアの光検出センサ13が同時に
OFFとなるように光検出センサ13を多数配列してお
けば、検出エリアの幅を自由に設定することができる。
また、その際、隣り合う光検出センサ13が用いる赤外
線の周波数帯域の異なるものを用いるようにすれば、互
いに干渉を起こさなくできるので、エリアを確実に認識
できるようにできる。
【0033】また、実施例では図1に示すように、3層
のエリアセンサ2を設けることにより、検出範囲に奥行
きを持たせ例えば、操作者Oが突き出した手の位置とそ
の手を出したタイミングを検出することができるので、
立体映像表示装置1によって表示される複数の立体映像
例えば、立体映像の高さが異なるように複数のアイコン
を前後にずらせて表示した場合などの奥行きの有る立体
映像を表示した場合に、その表示に呼応した操作者Oの
動作を検出することができるようになっている。
【0034】ここで、実施例の場合の前記エリアセンサ
2の検出エリアの設定方法を、例えば図7で示すように
設定する場合について述べることにより、説明すること
にする。
【0035】すなわち、検出エリアAの設定は、以下の
手順によって決定することができる。
【0036】例えば、画面の有効サイズは画面サイズを
40インチプロジェクターとした場合は、図5に示すよ
うに、 W:800×H:610mm となり、但し、3D効果のでるエリアは左右上下100
mm幅をカットするものとすると、 W:600×H:410mm となり、このエリアAの中に空間エリアセンサ2のセン
サ領域を設定する。
【0037】次に、3D映像を見ることができる距離を
画面から1m、また、3Dによる映像の飛び出す範囲を
おおよそ700mmまで飛び出すと仮定し、操作者Oが
操作のために伸ばす腕の長さを約600mmと仮定する
と、操作者Oの腕と3D効果による飛び出しの有効奥行
き範囲は、操作者O側300mmまで3D映像が来るも
のとし、また、腕の伸びたときの長さを600mmとす
れば、 600mm−300mm=300mm となる。
【0038】このときの手の幅を最大150mmとし
て、横方向に対して3つの検出エリアA1 ,A2 ,A3
を設定したとすると、 150mm×3=450mm となり、各エリアA間に設ける分離帯の幅は、図5に示
すように (600mm−450mm)/4=37.5mm となる。
【0039】また、上下に対する一つの検出エリアの長
さを170mmとし、検出エリアA’1 ,A”2
A'''3の重なる範囲を50mmとして図6に示すよう
に、上下に対して3つずつ、全体で9箇所の検出エリア
1 ・・・A3 を設定した。
【0040】また、図7で示すように、3層の各空間エ
リアセンサ2間の間隔は、エリアセンサ2のフレーム1
0の厚さを50mmとすると、手の伸びた際の長さが3
00mmあるので、実施例の場合、図7(a),(b)
に示すように125mmに設定した。
【0041】因みに、座席7に着いた操作者Oの目線の
位置を1180mmとした場合の各位置関係の寸法を図
8に示す。
【0042】このように検出エリアAの設定される各空
間エリアセンサ2の各光検出センサ13による検出エリ
アAは、システムコントローラー6と接続されており、
立体映像表示装置1の映像表示と同期制御を行うように
なっている。
【0043】同期制御は、図3に示すように、システム
コントローラー6に空間エリアセンサ2の光検出センサ
13を選択して光検出エリアをアクティブにするセレク
ト回路8を設け、そのセレクト回路8を例えば、LDプ
レーヤー5によって再生されるレーザディスクのフレー
ムナンバー、すなわち、レーザディスクの各フレームに
よって再生される立体映像ごとにアイコンが表示される
空間エリアセンサ2のエリアAをカバーする光検出セン
サ13をセレクト回路8が選択するようにあらかじめプ
ログラムしておくようになっている。そして、その同期
プログラムを再生時にロードすることにより、再生映像
と同期をとって空間エリアセンサ2の光検出エリアをア
クティブにする。そのため、アイコンが表示されたエリ
アに対して操作者Oが触れる動作を行なったときのみ、
その動作を有効として検出することができる。
【0044】また、このとき、再生される映像の中で複
数のアイコンを表示するような場合でも、映像と同期し
て前記光検出エリアを順次切り換えるようにすれば、ア
イコンが表示されたエリアのみを有効とすることができ
るので、複数のアイコンの表示されたエリアAを弁別す
ることができる。
【0045】なお、ボディソニックは座席7に設けられ
て音響効果を体感できるようにするものである。また、
複数のスピーカーは音声ROMの出力がミキシングされ
るようになっている。ダウンライトは調光ユニットによ
って照度が調節できるようになっており、これらは全て
システムコントローラー6と接続されている。
【0046】システムコントローラー6は、図3に示す
ようにCPU14と各装置を駆動するためのインターフ
ェイスを備えたマイクロコンピュータからなり、あらか
じめ組み込まれたプログラムに沿って各装置を個別に制
御することができるようになっている。
【0047】この実施例は以上のように構成されてお
り、次に、この装置をインターラクティブシミュレータ
ーとして占いシミュレーターに用いた場合について説明
することにする。
【0048】すなわち、この占いシミュレーターでは、
立体映像の選択要素を空間に出力し、立体像の映像出力
位置に空間エリアセンサ2の検出エリアAを同期させ、
操作者Oの選択により、占いの処理を進めていくという
形式をとるものである。
【0049】いま、このシミュレーターでは、例えば入
口外部にセンサを設け、操作者Oの入場を検知してシス
テムコントローラー6が音声ROMによるシンセサイザ
ー音を出力すると同時に、調光ユニット4を制御して内
部照明をフェードアウトし、宇宙空間を感じさせる雰囲
気を作り、操作者Oに音声による案内を行ってボディソ
ニックのセットされた座席7に座らせる。この座席7に
は例えば、システムコントローラー6と接続された圧力
スイッチを設けることにより、その圧力スイッチの作動
によって座席7に操作者Oが着いたことをシステムコン
トローラー6に知らせることができるようになってお
り、システムコントローラー6は操作者Oが座席7に着
いたことを検知すると、LDプレイヤー5を作動し、立
体映像表示装置1によって立体映像を再生する。
【0050】このとき、立体映像には、例えば占い師が
出現し、立体映像によるタロットカードを模したアイコ
ンを操作者Oへ差し出し、占って欲しいことを念じなが
らタロットカードをシャッフルするよう指示を出す。こ
のとき、システムコントローラ6は、この映像のフレー
ムを出力すると同時に、同期プログラムを起動してタロ
ットカードの差し出される空間エリアセンサ2の検出エ
リアAの光検出センサ13をアクティブにする。そのた
め、操作者Oが占ってほしいことを念じながらカードに
手を伸ばすと、図9に示すように伸ばした手が空間エリ
アセンサ2に検出され、その検出信号がシステムコント
ローラー6に入力されて、その検出信号に応答してシス
テムコントローラー6がLDプレイヤー5から次の映像
を呼び出す。この場合では、占い師がカードをシャッフ
ルし、そのシャッフルをストップさせるかどうかの選択
をカードに手を添えることにより行なうように要求す
る。そのため、操作者Oが再び手を伸ばすと、先程と同
様にして空間エリアセンサ2がその動作を検出し、シス
テムコントローラー6が次の映像として操作者Oの面前
に、シャッフルされたカードを前後左右に分け、二つの
山に積み上げた映像を出力する。そして、どちらの山の
カードを選ぶかカードに手を添えるように指示する。
【0051】その指示に従って操作者Oがいずれかのカ
ードの山に手を伸ばすと、その手が前後あるいは左右に
置かれたどちらのカードに伸ばされたかが同期制御を行
なっている3層の空間エリアセンサ2によって検出さ
れ、手をかざしたカードに対する次の映像が映し出され
る。このようにして、システムコントローラー6の質問
に対する操作者Oの手の動きを空間エリアセンサ2によ
って検出し、その動作に対応して立体映像を出力し、占
いをインターラクティブに展開していく。
【0052】このとき、占いを効果的に演出するため、
座席7に設けたホディソニックと立体音響用のスピーカ
ーを映像と同期させる。また、天井にプリンターを仕込
んでおき、そのプリンタから占い師の手から投げる映像
に合わせて占いの結果を印字して落とすようにすれば、
効果的である。
【0053】なお、第1実施例では、光検出センサ13
として発光素子11と受光素子12とを対向させて配置
した透過型の光検出センサ13を用いたものを示した
が、この光検出センサ13には、図10に示すように、
非可視光線を被検出体に出力する発光素子11と発光素
子11の被検出物へ出力した発光光の反射光を受光する
受光素子12とを並行に並べ、その平行に並べた発光素
子11と受光素子12とに対向させて反射素子12’
(例えばミラー)などを配置した光検出センサ13を用
いることもできる。
【0054】図11及び図12に第2実施例として発光
素子11と受光素子12に代えて、ビデオカメラ14を
用いた第2及び第3の発明に係る場合の空間エリアセン
サ2を示す。
【0055】このものの場合、ビデオカメラ14によ
り、検出エリアAを第1実施例と同様に、図11で示す
ように、マトリクス状に分け、そのマトリクス状に分け
た各エリアAをスイープし、撮影した映像を画像処理例
えば特徴抽出を行なうことにより、操作者Oが操作を行
ったかどうかを検出するというものである。
【0056】このとき、図12に示すように、間隔を置
いて二台のビデオカメラ15を設け、そのカメラ15で
撮影するようにすれば、その2台のビデオカメラ15の
視差から検出範囲Aを立体的に検出することができる。
【0057】なお、他の作用効果については、第1実施
例と同様なのでその説明は省略する。
【0058】
【効果】第1の発明は、以上のように構成し、立体画像
表示装置と操作者との間に、非可視光線を照射する発光
素子とそれを受光する受光素子からなる光検出センサを
複数個、その検出範囲が操作者に対し格子状となるよう
に配置した空間エリアセンサを設け、前記エリアセンサ
の各受光素子を立体画像表示装置の映像表示と同期させ
て検出することにより、立体メディアにおいて表示画面
に触れることなく、立体映像を見ながらインターラクテ
ィブなスイッチ操作を行うことができる。
【0059】したがって、ディスプレイ、広告、教育、
娯楽、商業分野で、多様な表現性を有する立体映像をイ
ンターラクティブに使用することができる。
【0060】第2の発明では、上記空間エリアセンサの
光発光素子と受光素子に代えて、ビデオカメラを用いた
ことにより、第1の発明と同様に、立体メディアにおい
て表示画面に触れることなく、立体映像を見ながらイン
ターラクティブなスイッチ操作を行うことができる。
【0061】したがって、ディスプレイ、広告、教育、
娯楽、商業分野で多様な表現性を有する立体映像をイン
ターラクティブに使用することができる。
【0062】さらに、この発明では、このような検出を
行う際に、立体画像表示装置と操作者との間に例えば、
額縁状のフレームを設ける必要がなく、設置が容易であ
るため、設置コストも低コストでできる。
【0063】第3の発明では、上記空間エリアセンサを
立体画像表示装置と操作者との間に複数個設けたことに
より、操作者が突き出した手の位置を3次元に検出する
ことができるので、検出範囲に奥行きを持たせ、例えば
操作者Oが突き出した手の位置とその手を出したタイミ
ングを検出することができる。そのため、立体映像表示
装置1によって表示される立体映像例えば、アイコンを
前後に高さの異なるように表示した場合などの奥行きの
有る立体映像に呼応した操作者Oの動作を検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図
【図2】第1実施例のブロック図
【図3】システムコントローラーのブロック図
【図4】空間エリアセンサを示す模式図
【図5】第1実施例の空間エリアセンサの検出エリアの
設定方法を説明する図
【図6】第1実施例の空間エリアセンサの検出エリアの
設定方法を説明する図
【図7】第1実施例の空間エリアセンサの検出エリアの
設定方法を説明する図
【図8】第1実施例の空間エリアセンサを示す図
【図9】第1実施例を説明する作用説明図
【図10】第1実施例の他の態様を示す模式図
【図11】第2実施例の模式図
【図12】第2実施例の他の態様を示す模式図
【図13】立体画像表示装置の原理を示す作用説明図
【符号の説明】
1 立体映像表示装置 2 空間エリアセンサ 10 フレーム 11 発光素子 12 受光素子 12’ 反射素子 13 光検出センサ 15 ビデオカメラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 H04N 13/04 G09F 9/00 361 G06F 15/62 350K H04N 13/04 415

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体画像表示装置と操作者との間に、非
    可視光線を出力する発光素子とその発光素子の発光出力
    を受光する受光素子とからなる光検出センサを複数個、
    その検出範囲が操作者に対し格子状となるように配置し
    た空間エリアセンサを設け、前記エリアセンサの各光検
    出センサを立体画像表示装置の映像表示と同期させて検
    出し、その映像表示に対応する操作者の動作を検出する
    立体画像表示装置用入力装置。
  2. 【請求項2】 上記空間エリアセンサの光発光素子と受
    光素子に代えて、ビデオカメラを用いたことを特徴とす
    る請求項1記載の立体画像表示装置用入力装置。
  3. 【請求項3】 上記空間エリアセンサを立体画像表示装
    置と操作者との間に複数個設けたことを特徴とする請求
    項1または2記載の立体画像表示装置用入力装置。
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