JPH09157239A - 4,6−ビス(置換)フェニルアゾレゾルシノールの製造法 - Google Patents

4,6−ビス(置換)フェニルアゾレゾルシノールの製造法

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JPH09157239A
JPH09157239A JP34648395A JP34648395A JPH09157239A JP H09157239 A JPH09157239 A JP H09157239A JP 34648395 A JP34648395 A JP 34648395A JP 34648395 A JP34648395 A JP 34648395A JP H09157239 A JPH09157239 A JP H09157239A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、収率と反応容積効率が高
い、ゾルシノールと(置換)ベンゼンジアゾニウム塩か
らの、4,6-ビス(置換)フェニルアゾレゾルシノールの
製造法の提供にある。 【解決手段】式[1](式中、R はハロゲン原子、C1-5
ルキル、ヒドロキシカルボニル基又はC1-5アルコキシ
基を表し、nは零又は1-5 のいずれかの整数を表し、n
が2以上である場合のRは互いに同一又は異なっていて
もよく、XはCl,Br,OSO3H 又は0P03H2 を表す)で表さ
れる(置換)ベンゼンジアゾニウム塩の溶液と水酸化ア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属の溶液又は懸濁液を混
合し、アルカリ性とした混合液を得た後、更にレゾルシ
ン及び/又はそのアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属
塩を反応させることによる、式[2] (式中、R 及びn は
上記式[1] 中の定義と同じ)で表される4,6-ビス(置
換)フェニルアゾレゾルシノールの製造法。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、(置換)ベンゼン
ジアゾニウム塩溶液にアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の水酸化物の溶液又は懸濁液を混合しアルカリ性と
し、このアルカリ性の混合液にレゾルシノール及び/又
はそのアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩に混
合して反応させることを特徴とする4,6−ビス(置
換)フェニルアゾレゾルシノールの製造法に関する。
【0002】4,6−ビス(置換)フェニルアゾレゾル
シノールからは還元することにより容易に4,6−ジア
ミノレゾルシノールが得られる(参照:Advanced Organ
ic Chemistry,4th Edition,John Wiley and Sons,(199
2) page 1224)。
【0003】
【化3】 4,6−ジアミノレゾルシノール〔DAR〕は、テレフ
タル酸と縮合させると、種々の優れた特徴を持つポリベ
ンズビスオキサゾール(PBO)となるので、その原料
として重要である。
【0004】PBOは、強度、弾性率、耐熱性、耐薬品
性等の諸点に於て、従来のスーパー繊維より優れて居
り、超スーパー繊維として開発が待望されている(特表
昭61−501452号公報)。
【0005】
【従来の技術】これまで、4,6−ジアミノレゾルシノ
ール〔DAR〕を製造する方法としては、いくつか知ら
れているが、レゾルシノールと塩化ベンゼンジアゾニウ
ムからカップリング反応で4,6−ビスフェニルアゾレ
ゾルシノールを得る方法としては、Zollinger
らが緩衝溶液中、塩基性条件下で好収率で4,6−ビス
フェニルアゾレゾルシノールを得ている〔参照:Helvet
ica Chimca Acta, XLI 1816-1823(1958)〕。しかし、こ
のレゾルシノールを原料とする方法は、短工程でDAR
を得ることができる点で有利であるがレゾルシノールの
濃度は、0.1重量%であり、実用的には、生産性上問
題がある。
【0006】また、特開平7−242604号によれ
ば、pH10〜12にコントロールし、レゾルシノール
と塩化(置換)ベンゼンジアゾニウムからカップリング
反応させ4,6−ビス(置換)フェニルアゾレゾルシノ
ールを比較的収率良く合成している。しかしこの方法に
おいても、希薄溶液を使用しており、これは大きな反応
容積を必要とするので工業経済的に実施が困難である。
(置換)ベンゼンジアゾニウム塩としてアニリンから誘
導される塩化ベンゼンジアゾニウムに変えて、p−メト
キシアニリンから誘導される塩化p−メトキシベンゼン
ジアゾニウムを用いると濃度、収率とも改善されるが、
レゾルシノールとして2重量%を越えると収率は非常に
悪くなっている。アニリンに比較して高価なp−メトキ
シアニリンを用い、この濃度では、工業的に実施困難で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、既知
の反応は、工業経済的に実施困難な希薄溶液(レゾルシ
ノールの濃度が1重量%以下)でのみ収率が良い。本発
明の目的は工業的に実施可能な濃度での、収率の良い
4,6−ビス(置換)フェニルアゾレゾルシノールの製
造法を提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、(置換)
ベンゼンジアゾニウム塩の溶液をアルカリ性にした後
に、レゾルシノール及び/又はそのアルカリ金属塩若し
くはアルカリ土類金属塩と反応させると、工業的に実施
可能な濃度で、収率良く4,6−ビス(置換)フェニル
アゾレゾルシノールを得られる事を見いだした。
【0009】即ち、本発明は、 式[1]
【化4】 (式中、Rはハロゲン原子、炭素原子数1〜5のアルキ
ル基、ヒドロキシカルボニル基又は炭素原子数1〜5の
アルコキシ基を表し、nは零又は1〜5のいずれかの整
数を表し、2個以上のRは互いに同一又は異なっていて
もよく、そしてXはCl、Br、OSO3H又はOPO3
2を表す。)で表される(置換)ベンゼンジアゾニウ
ム塩の溶液とアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸
化物の溶液又は懸濁液とを混合し、アルカリ性とした混
合液を得、この混合液とレゾルシノール及び/又はその
アルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩を混合し反
応させることを特徴とする式[2]
【化5】 (式中、R及びnは上記式[1]中と同じに定義され
る。)で表される4,6−ビス(置換)フェニルアゾレ
ゾルシノールの製造法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明は、(置換)ベンゼンジアゾニウム塩とアル
カリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の溶液又は懸
濁液を混合し、アルカリ性とした混合液を得、この混合
液とレゾルシノール及び/又はそのアルカリ金属塩若し
くはアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム塩若しくは
カルシウム塩を混合する事により、4,6−ビス(置
換)フェニルアゾレゾルシノールを製造する方法であ
る。この方法により、レゾルシノールの従来にない高い
濃度2〜10重量%が可能になり、高収率と従来より極
めて高い容積効率が達成された。
【0011】本発明の製造法の反応は、下記のスキーム
で進行する:
【化6】 (スキーム中の置換基の定義は、式[1]中と同じであ
る。)。
【0012】異性体である2,4−ビス(置換)フェニ
ルアゾレゾルシノール(以下、2,4−ジ体という)の
競争反応による生成と、モノ体及びトリ体の逐次反応に
よる生成が4,6−ビス(置換)フェニルアゾレゾルシ
ノール(以下、4,6−ジ体という)の収率を下げてお
り、4,6−ジ体の収率を上げることが難しい反応であ
る。特に濃度が高い場合収率低下が著しい。
【0013】本発明で用いる(置換)ベンゼンジアゾニ
ウム塩の溶液をアルカリ性とした混合液は,例えば、ア
ニリン類を塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸との混合溶液
とした後、亜硝酸ナトリウム水溶液を加えて(置換)ベ
ンゼンジアゾニウム塩を得、この置換ベンゼンジアゾニ
ウム塩を含む溶液とアルカリ金属又はアルカリ土類金属
の水酸化物の溶液又は懸濁液とを混合し、アルカリ性に
することにより得られる。ここで、好ましくは前記(置
換)ベンゼンジアゾニウム塩を含む前記アルカリ金属又
はアルカリ土類金属の水酸化物を含む溶液又は懸濁液に
滴下するか、あるいは前記(置換)ベンゼンジアゾニウ
ム塩を含む溶液と前記アルカリ金属又はアルカリ土類金
属の水酸化物を含む溶液又は懸濁液とを、例えばライン
上で同時的に混合することである。
【0014】より具体的には、式[3]
【化7】 (式中、Rとnは式[1]中と同じに定義される。)で
表される(置換)アニリンとその(置換)アニリンに対
し5〜10倍重量の水との混合物中に、(置換)アニリ
ンに対し2.5〜10倍当量の無機酸を冷却下滴下し、
この混合液中へ、(置換)アニリンに対し2〜3倍重量
の水に溶解した(置換)アニリンに対し1〜1.5倍当
量の亜硝酸アルカリ塩例えば亜硝酸ナトリウム又は亜硝
酸カリウムを10℃以下で滴下することにより、(置
換)ベンゼンジアゾニウム塩を得る。無機酸としては塩
酸、臭化水素酸、硫酸及び燐酸の中から選ばれた少なく
とも1種の無機酸が用いられる。これらの無機酸の中で
は塩酸が工業経済的に好ましい。
【0015】本反応で用いる(置換)アニリンは、具体
的に例えばアニリン、2−クロルアニリン、4−クロル
アニリン、2,6−ジクロルアニリン、o−トルイジ
ン、m−トルイジン、p−トルイジン、アントラニル
酸、o−アニシジン、m−アニシジン及びp−アニシジ
ン等を挙げることができる。経済性、化合物の安定性な
どを考慮するとアニリンが最も好ましい。
【0016】ジアゾニウム塩生成後、過剰使用した亜硝
酸ナトリウムにより生成した亜硝酸を、尿素やスルファ
ミン酸で処理しても良い。この処理によりジアゾニウム
塩の分解が抑えられる。
【0017】このようにして得た(置換)ベンゼンジア
ゾニウム塩の溶液と、アルカリ金属又はアルカリ土類金
属の水酸化物の溶液又は懸濁液を混合し、混合液をアル
カリ性とする。
【0018】本反応に用いるアルカリ金属又はアルカリ
土類金属の水酸化物としては、NaOH、KOH、Li
OH、Ca(OH)2、Mg(OH)2 及びBa(O
H)2等が用いられるが、その経済性及び扱いやすさか
らNaOHが好ましい。
【0019】アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸
化物の量は、(置換)ベンゼンジアゾニウム塩溶液中の
酸を中和し、更にアルカリ性にするための過剰量とし
て、(置換)ベンゼンジアゾニウム塩の1.1〜20倍
当量、好ましくは1.5〜10倍当量の範囲である。ア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の過剰量が
1.1倍当量未満であると目的物の4,6−ジ体の収率
が向上しない。アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水
酸化物の過剰量を20倍当量越えて多くしてもアルカリ
金属又はアルカリ土類金属の水酸化物を多くした効果が
ない。
【0020】(置換)ベンゼンジアゾニウム塩とアルカ
リ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物を混合し、反応
させる際の温度は−50〜50℃、好ましくは−50〜
15℃である。溶媒が水だけの場合は、固化するので−
5〜10℃が好ましい。−50〜10℃の範囲内では、
原料の(置換)ベンゼンジアゾニウム塩と生成する反応
中間体(水酸化(置換)ベンゼンジアゾニウムと推定さ
れる)が安定に存在し得るからである。−50℃より低
い温度に冷却する事は、困難であり、15℃を越えての
温度では、前記反応中間体が安定に存在し得ない。
【0021】(置換)ベンゼンジアゾニウム塩の溶液と
アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の溶液又
は懸濁液の混合は、普通、反応容器内で行われる。そし
て、その反応容器が混合液の貯蔵槽として機能する場合
もある。しかし、この混合は、該混合液とレゾルシノー
ル及び/又はそのアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類
金属塩との反応を行う反応容器へ連結しているラインの
中で行っても良い。これにより、反応容器の数を節約す
ることができる。又、生成した反応中間体の経時変化の
時間を短くできる。
【0022】次に、得られた(置換)ベンゼンジアゾニ
ウム塩の溶液とアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水
酸化物の溶液又は懸濁液の混合液とレゾルシノール及び
/又はそのアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩
と混合してカップリング反応で目的物を得る。通常は、
レゾルシノール及び/又はそのアルカリ金属塩若しくは
アルカリ土類金属塩の溶液に、攪拌下、上記混合液を滴
下又は流下する。攪拌により、局部的過剰反応進行を回
避でき、トリ体の生成を少なくすることができる。
【0023】レゾルシノールの塩としては、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属塩又はマグネシウム、バ
リウム等のアルカリ土類金属塩が使用できる。(置換)
ベンゼンジアゾニウム塩と水酸化物の混合液がアルカリ
性になっているので、レゾルシノールの前記塩の製造の
ために、使用されるアルカリ金属又はアルカリ土類金属
の水酸化物の量は、レゾルシノールのみでも反応系で塩
を生成するので、0〜20倍当量を使用できるが、好ま
しくは0〜5倍当量である。(置換)ベンゼンジアゾニ
ウム塩と水酸化物の混合液中に水酸化物の過剰量が(置
換)ベンゼンジアゾニウム塩に対して5〜20倍当量で
ある場合は、通常レゾルシノールのみに、(置換)ベン
ゼンジアゾニウム塩とアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の水酸化物の混合液とを反応させる。
【0024】(置換)ベンゼンジアゾニウム塩とアルカ
リ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の混合液と、レ
ゾルシノール又はそのアルカリ金属塩若しくはアルカリ
土類金属塩との混合における(置換)ジアゾニウム塩の
量は、レゾルシノール及び/又はその塩の合計量に対し
て2倍モル以上使用するのが目的物の収率上好ましい
が、当然多過ぎるとトリ体が生成するので、好ましくは
2.05〜2.20倍モルである。2.05モル以下で
あると、レゾルシノール及び/又はモノ体が残り易く、
2.20倍モル以上であるとトリ体が生成し易くなるか
らである。
【0025】(置換)ベンゼンジアゾニウム塩の溶液と
アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の混合の
際、及び、レゾルシノール及び/又はそのアルカリ金属
塩若しくはアルカリ土類金属塩と(置換)ベンゼンジア
ゾニウム塩と水酸化物の混合液を反応させる際の溶媒と
しては、水又は水と均一に混合する有機溶媒を使用でき
る。有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロ
パノール、t−ブタノール、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、アセトン,ジメチルホルムアミド(DMF)、
ジメチルスルホオキシド(DMSO)及びジメチルイミ
ダゾリジノン(DMI)等が使用できるが、DMF、D
MSO及びアセトン等の強アルカリ性に対して不安定な
ものは好ましくない。最も好ましいものは水である。と
いうのは、有機溶媒回収の必要がないので後処理操作が
容易であり、収率が最も高いからである。
【0026】このレゾルシノール及び/又はレゾルシノ
ールアルカリ塩との反応は比較的速いが、反応に要する
時間は、反応温度に依存する。反応温度は通常は、−5
0〜50℃である。反応温度上昇と共に、反応速度は高
まる。原料の反応中間体(水酸化(置換)ベンゼンジア
ゾニウムと推定される)と生成したジ体の分解を回避す
るためには、−50〜20℃の温度が好ましい。溶媒が
水だけの場合は、固化するので−5〜20℃が好まし
い。反応時間は−5〜20℃で通常0.1〜10時間で
ある。
【0027】4,6ジ体のアルカリ溶液中での分解を抑
制するために、反応終了後、後処理を直ぐ行うのが好ま
しい。
【0028】反応終了後の後処理は、反応液を濾過する
とトリ体の大半が除去される。反応時の水量が少ないと
4,6−ジ体も固体として分離されるので、水で固体を
洗浄し、4,6−ジ体を溶解回収する必要がある。濾液
と洗浄液を塩酸、酢酸、硫酸、燐酸等で酸性にすると4
−モノ体、4,6−ジ体、2,4−ジ体が析出する。こ
れを濾集して、乾燥し、還元工程に供する。4−モノ体
を分離する必要がある場合は、得られた固体を、Na2
CO3水溶液により洗浄すると、4−モノ体だけが溶解
し、除去できる。
【0029】以下、本発明の方法の好ましい実施態様を
列記する。 (1)(置換)ベンゼンジアゾニウム塩及びアルカリ金
属又はアルカリ土類金属の水酸化物の溶液又は懸濁液の
溶媒が水である本発明の方法。水であると、反応収率、
容積効率が共に高く、有機溶媒回収という余分の操作を
必要としないので、後処理が容易であるからである。 (2)(置換)ベンゼンジアゾニウム塩の溶液とアルカ
リ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の溶液又は懸濁
液とを混合する際の、該水酸化物の量は、(置換)ベン
ゼンジアゾニウム塩の溶液中の酸を中和した後の過剰量
が、(置換)ベンゼンジアゾニウム塩に対して1.1〜
20倍当量、好ましくは1.5〜10倍当量である本発
明又は上記(1)の実施態様の方法。上述したように、
レゾルシノールの溶解度を高め、存在する(置換)ベン
ゼンジアゾニウム塩と生成した4,6−ジ体の安定性も
高めるからである。 (3)(置換)ベンゼンジアゾニウム塩とアルカリ金属
又はアルカリ土類金属の水酸化物の混合液と、レゾルシ
ノール又はそのアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金
属塩との混合における(置換)ジアゾニウム塩の量が、
レゾルシノール及び/又はその塩の合計量に対して2.
05〜2.20倍モルである本発明又は上記(1)又は
(2)の実施態様の方法。2.05モル以下であると、
レゾルシノール及び/又はモノ体が残り易く、2.20
倍モル以上であるとトリ体が生成し易くなるからであ
る。 (4)(置換)ベンゼンジアゾニウム塩がベンゼンジア
ゾニウム塩である本発明又は上記(1)、(2)と
(3)の実施態様の方法。ベンゼンジアゾニウムが最も
工業経済的だからである。 (5)アルカリ金属の水酸化物が水酸化ナトリウムであ
る本発明又は上記(1)、(2)、(3)と(4)の実
施態様の方法。水酸化ナトリウムが経済的で扱いやすい
からである。
【0030】又、(置換)ベンゼンジアゾニウム塩とア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物とを混合し
アルカリ性とする操作は、該混合液とレゾルシノール及
び/又はそのアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属
塩との反応を行う反応容器への連結ラインの中で行うこ
とが可能である。これにより、反応容器及び/又は混合
液の貯蔵槽の数を減少できる。
【0031】4,6−ジ体の還元は、Pd−Cなどの金
属触媒を用いて行う。この際に水溶媒又は低級アルコー
ルを加えた水とアルコールの混合溶媒を用い、4,6−
ジ体の3〜5倍モルの塩酸、触媒を加えて、水素で常圧
又は加圧で還元を行う。
【0032】還元後、触媒を濾別し、濾液に多量の塩酸
を加えると4,6−ジアミノレゾルシノール塩酸塩が析
出する。これを濾集することにより4,6−ジアミノレ
ゾルシノール塩酸塩を得る事ができる。この濾液は、酸
素を断ってアルカリ性にするとアニリンがオイル層とし
て分離してくるので、回収し再使用が可能である。
【0033】
【実施例】以下、実施例によってさらに具体的に説明す
るが、これらによって本発明は、なんら限定されるもの
ではない。 実施例1:アニリン4.1g、35%塩酸9.8g及び
水10gの混合溶液中に、0〜5℃で亜硝酸ナトリウム
3.04gを水5.5gに溶解させた溶液を滴下し、塩
化ベンゼンジアゾニウム水溶液を合成した。この塩化ベ
ンゼンジアゾニウム水溶液とNaOH4.9gと水1
2.3gからなる溶液を同じモル比率でポンプにより送
液し、10℃に冷却しながらライン上で混合し、この混
合液をレゾルシノール2.2g、NaOH2.4g及び
水11gよりなる混合液に10℃で40分間にわたり加
えた。滴下終了後10℃で3時間攪拌した。反応混合物
に塩酸を加えて酸性とし、析出した固体を濾集し、水洗
後、乾燥して暗赤色固体を得た。液体クロマトグラフィ
ーで定量したところ生成した4,6−ジ体の量は5.8
gで収率は91%であった。
【0034】実施例2:アニリン4.1g、35%塩酸
9.8g及び水10gの混合溶液中に、0〜5℃で亜硝
酸ナトリウム3.04gを水5.5gに溶解させた溶液
を滴下し、塩化ベンゼンジアゾニウム水溶液を合成し
た。この塩化ベンゼンジアゾニウム水溶液をNaOH
5.5g、水13.8gよりなる溶液に10℃以下で滴
下し混合溶液を調製した。この混合溶液をレゾルシノー
ル2.2g、NaOH2.4g、水11gよりなる混合
液に10℃で40分間かけて滴下した。滴下終了後10
℃で3時間攪拌した。反応終了後、反応混合物に塩酸を
加え酸性とし、析出した固体を濾集し、水洗後、乾燥し
て暗赤色固体を得た。液体クロマトグラフィーで定量し
たところ生成した4,6−ジ体の量は5.6gで収率は
88%であった。
【0035】実施例3:アニリン4.1g、35%塩酸
9.8g及び水10gの混合溶液中に、0〜5℃で亜硝
酸ナトリウム3.04gを水5.5gに溶解させた溶液
を滴下し、塩化ベンゼンジアゾニウム水溶液を合成し
た。この塩化ベンゼンジアゾニウム水溶液をNaOH
5.5g、水13.8gよりなる溶液に10℃以下で滴
下し混合溶液を調製した。この混合溶液をレゾルシノー
ル2.2g、水11gよりなる混合液に10℃で40分
間かけて滴下した。滴下終了後10℃で3時間攪拌し
た。反応終了後、反応混合物に塩酸を加え酸性とし、析
出した固体を濾集し、水洗後、乾燥して暗赤色固体を得
た。液体クロマトグラフィーで定量したところ4,6−
ジ体の量は5.8gで収率は91%であった。
【0036】実施例4:アニリン4.1g、35%塩酸
9.8g及び水5gの混合溶液中に、0〜5℃で亜硝酸
ナトリウム3.04gを水5.5gに溶解させた溶液を
滴下し、塩化ベンゼンジアゾニウム水溶液を合成した。
この塩化ベンゼンジアゾニウム水溶液をNaOH5.5
g、水13.8gよりなる溶液に10℃以下で滴下し混
合溶液を調製した。この混合溶液をレゾルシノール2.
2g、水5gよりなる混合液に10℃で40分間かけて
滴下した。滴下終了後10℃で3時間攪拌した。反応終
了後、反応混合物に塩酸を加え酸性とし、析出した固体
を濾集し、水洗後、乾燥して暗赤色固体を得た。液体ク
ロマトグラフィーで定量したところ4,6−ジ体の量は
5.7gで収率は90%であった。
【0037】比較例1:アニリン3.76g、35%塩
酸9.4g及び水10gの混合溶液中に、0〜5℃で亜
硝酸ナトリウム2.76gを水5.5gに溶解させた溶
液を滴下し、塩化ベンゼンジアゾニウム水溶液を合成し
た。レゾルシノール2.2g、NaOH8g、水22g
を仕込み10℃で良く攪拌した後、別途合成した上記の
塩化ベンゼンジアゾニウム水溶液を10℃を保ちながら
30分間かけて滴下した。滴下終了後10℃で2時間攪
拌した後、不溶物を濾別し、その濾集物を水30gで洗
浄し、濾液と洗浄液を合わせ塩酸により酸性とした。析
出した固体を濾集し、水洗後、乾燥して暗赤色固体を得
た。液体クロマトグラフィーで定量したところ4,6−
ジ体の量は2.22gで収率は35%であった。
【0038】
【発明の効果】(置換)ベンゼンジアゾニウム塩の溶液
とアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の溶液
又は懸濁液を混合し、アルカリ性とした混合液を得、こ
の混合液とレゾルシノール及び/又はそのアルカリ金属
塩又はアルカリ土類金属塩を混合し反応させることによ
り、レゾルシノールの濃度を低くしなくても、高い収率
を維持することができる。これにより、反応容積を従来
法の約1/5ないし1/15に下げること(換言すれ
ば、容積効率を5ないし15倍に上げること)が可能に
なった。
フロントページの続き (72)発明者 橋場 功 千葉県船橋市坪井町722番地1 日産化学 工業株式会社中央研究所内 (72)発明者 鈴木 秀雄 千葉県船橋市坪井町722番地1 日産化学 工業株式会社中央研究所内 (72)発明者 川下 英夫 大阪市淀川区西三国4丁目2番11号 田岡 化学工業株式会社内 (72)発明者 大崎 一雄 大阪市淀川区西三国4丁目2番11号 田岡 化学工業株式会社内 (72)発明者 山崎 智司 大阪市淀川区西三国4丁目2番11号 田岡 化学工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式[1] 【化1】 (式中、Rはハロゲン原子、炭素原子数1〜5のアルキ
    ル基、ヒドロキシカルボニル基又は炭素原子数1〜5の
    アルコキシ基を表し、nは零又は1〜5のいずれかの整
    数を表し、2個以上のRは互いに同一又は異なっていて
    もよく、そしてXはCl、Br、OSO3H又はOPO3
    2を表す。)で表される(置換)ベンゼンジアゾニウ
    ム塩の溶液とアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸
    化物の溶液又は懸濁液とを混合し、アルカリ性とした混
    合液を得、この混合液とレゾルシノール及び/又はその
    アルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩を混合し反
    応させることを特徴とする式[2] 【化2】 (式中、R及びnは上記式[1]中と同じに定義され
    る。)で表される4,6−ビス(置換)フェニルアゾレ
    ゾルシノールの製造法。
  2. 【請求項2】 (置換)ベンゼンジアゾニウム塩の溶液
    及びアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の溶
    液又は懸濁液の溶媒が水である請求項1に記載の4,6
    −ビス(置換)フェニルアゾレゾルシノールの製造法。
  3. 【請求項3】 (置換)ベンゼンジアゾニウム塩の溶液
    とアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の溶液
    又は懸濁液とを混合する際の該水酸化物の量は、前記
    (置換)ベンゼンジアゾニウム塩溶液中の酸を中和した
    後、更にアルカリ性にするための過剰量として、(置
    換)ベンゼンジアゾニウム塩に対して1.1倍当量から
    20倍当量である請求項1又は2に記載の4,6−ビス
    (置換)フェニルアゾレゾルシノールの製造法。
  4. 【請求項4】(置換)ベンゼンジアゾニウム塩とアルカ
    リ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の混合液と、レ
    ゾルシノール又はそのアルカリ金属塩若しくはアルカリ
    土類金属塩との混合における(置換)ジアゾニウム塩の
    量が、レゾルシノール及び/又はそのアルカリ金属塩若
    しくはアルカリ土類金属塩の合計量に対して2.05〜
    2.20倍モルである請求項1乃至3のいずれかに記載
    の4,6−ビス(置換)フェニルアゾレゾルシノールの
    製造法。
  5. 【請求項5】(置換)ベンゼンジアゾニウム塩がベンゼ
    ンジアゾニウム塩である請求項1乃至4のいずれかに記
    載の4,6−ビス(置換)フェニルアゾレゾルシノール
    の製造法。
  6. 【請求項6】 水酸化物が水酸化ナトリウムである請求
    項1乃至5のいずれかに記載の4,6−ビス(置換)フ
    ェニルアゾレゾルシノールの製造法。
  7. 【請求項7】 (置換)ベンゼンジアゾニウム塩の溶液
    とアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物の溶液
    又は懸濁液の混合を、該混合液とレゾルシノール及び/
    又はそのアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩と
    の反応を行う反応容器へのラインの中で行う請求項1乃
    至6のいずれかに記載の4,6−ビス(置換)フェニル
    アゾレゾルシノールの製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6222074B1 (en) 1998-01-27 2001-04-24 Nissan Chemical Industries, Ltd. Process for preparation of 4,6-diaminoresorcinol or salts thereof
JP2001131134A (ja) * 1999-08-25 2001-05-15 Nissan Chem Ind Ltd 4,6−ビス(置換)フェニルアゾレゾルシノール及び4,6−ジアミノレゾルシノールの製造法

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