JPH09153850A - 携帯用受信装置 - Google Patents

携帯用受信装置

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Publication number
JPH09153850A
JPH09153850A JP7311804A JP31180495A JPH09153850A JP H09153850 A JPH09153850 A JP H09153850A JP 7311804 A JP7311804 A JP 7311804A JP 31180495 A JP31180495 A JP 31180495A JP H09153850 A JPH09153850 A JP H09153850A
Authority
JP
Japan
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signal
antenna
noise
cabinet
radio wave
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Pending
Application number
JP7311804A
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English (en)
Inventor
Yasuto Fujiwara
康人 藤原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の構造を利用して、電波受信機能を備えた
携帯用端末装置の受信感度の向上を図る。 【解決手段】携帯用受信装置は、機器本体の機能を果た
す中枢機能回路及び電信電波の信号処理回路を収容する
本体キャビネットと、この本体キャビネットに設けた第
1のアンテナと、本体キャビネットとは別のキャビネッ
トに設けた第2のアンテナと、第1及び第2のアンテナ
を本体キャビネットの受信電波の信号処理回路に接続す
る配線を備えて構成するので、それぞれのアンテナと受
信回路との接続を選択することによって、一方のアンテ
ナによる電波の受信状態が優れない場合でも他方のアン
テナによって電波受信することができ、装置の受信感度
の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ページャ或いはラ
ジオ等のように外部から送信されてきた電波を受信する
機能を有する携帯用受信装置に関するもので、特には機
器の状態或いは受信状態に合わせた電波受信を可能とす
る携帯用受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外部から送信されてきた電波を受信する
機能を備えた携帯用機器が従来から実用化されている
が、この種の機器では送信されてきた電波を受信するた
めにアンテナを必要とする。実開平4−85805号公
報には、ラジオ付き電子手帳におけるアンテナの取り付
け構造が提案されている。即ち、図9に示すように、電
子手帳91のフタ92の周囲にフレキシブルなフイルム
93を固着してアンテナとする構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の携帯用機器
では、軽薄短小を満たした携帯性を追求することからア
ンテナは1つしか設けられず、ノイズ等のために受信感
度の優れない状況でもアンテナを機器から切り離すこと
ができず、また複数のアンテナからアンテナを選択して
より効果的に電波を受信するようなこともできず、1つ
のアンテナを接続したままで使用するより他なかった。
【0004】また、従来機器のアンテナ構造は、フレキ
シブルフィルムからなるアンテナ専用の部品によって構
成するもので、搭載スペースを必要とするのみならず、
専用部品を要するため経済性の点からも問題があった。
更には、上記従来機器のアンテナ構造は入力キーの周囲
を取り囲んで配置した構造であるため、キー入力を検出
する際のキーストローブ信号等によるノイズを取り込む
恐れがあり、アンテナが本来受信すべき信号を正確に受
信できないという問題があった。
【0005】これに対して、本発明は携帯用機器全体と
して複数のアンテナを備え、1つのアンテナにおける受
信感度が良くないときでもその他のアンテナにて受信す
ることにより受信感度の向上を図った携帯用機器を提供
する。また、アンテナがノイズを受信する恐れのある状
況では、複数のアンテナから該当するアンテナを選択し
てその電気的接続を機器本体から切り離し得る構造の携
帯用機器を提供する。
【0006】更にはアンテナが取り込んだノイズを抽出
する回路として、従来は信号幅と同様のバイアス電圧を
かけてこれより特出した信号ノイズとして抽出する構成
を採っていた。そのためバイアス電圧による電力消費が
大きな問題であったが、取り込んだノイズを、消費電力
の少ない回路を用いて抽出し得る携帯用機器に好適の回
路を提供する。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、電波受信機
能を備えた上記従来の携帯用機器の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1の発明の携帯用受信装置は、機器
本来の機能を果たす中枢機能回路及び受信電波の信号処
理回路を収容する本体キャビネットと、該本体キャビネ
ットに内蔵された第1のアンテナと、本体キャビネット
とは別のキャビネットに設けられた第2のアンテナと、
上記第1及び第2のアンテナを本体キャビネットの受信
電波の信号処理回路に接続する配線を備えて携帯用受信
装置を構成する。
【0008】上記構成によれば、本体キャビネットに内
蔵された第1のアンテナとは別に第2のアンテナを設け
て構成するため、一方のアンテナによる電波の受信状態
が優れない場合でも他方のアンテナによって電波受信す
ることができる。
【0009】請求項2の発明の携帯用受信装置は、請求
項1に記載の別のキャビネットがカバー側キャビネット
で、このカバー側キャビネットに設けられた第2のアン
テナは、カバー側キャビネット表面のキー入力面とカバ
ーキャビネット背面のと間に配置された導電板で構成す
ることを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、機器本体キャビネット
に内蔵された第1のアンテナとは別に、カバー側キャビ
ネットに第2のアンテナを設け、この第2のアンテナ
を、カバー側キャビネット表面のキー入力面とカバーキ
ャビネット背面の間に配置された導電板で構成するた
め、キー入力部の押え板を兼用して構成することができ
る。
【0011】請求項3の発明の携帯用受信装置は、携帯
用機器の中枢機能回路及び受信電波の信号処理回路を収
容する本体キャビネットと、該本体キャビネットに内蔵
された第1のアンテナと、上記第1のアンテナとは別に
設けられた第2のアンテナと、該第2のアンテナと上記
受信電波の信号処理回路との接続のオン/オフを制御す
るスイッチング回路を備えて携帯用受信装置を構成す
る。
【0012】上記構成によれば、本体キャビネットに内
蔵された第1のアンテナとは別に設けられた第2のアン
テナを備え、スイッチング回路によってこの第2のアン
テナと受信電波の信号処理回路との接続を制御するた
め、機器本体の使用状況によってはアンテナの接続を選
択して受信感度の向上を図ることができる。
【0013】請求項4の発明の携帯用受信装置は、請求
項3に記載の中枢機能回路において機器本体の動作を検
出する動作検出部を備え、該動作検出部の検出信号は前
記スイッチング回路に入力されてなり、機器本体が電波
受信機能以外の機能で動作していることを検出して第2
のアンテナの接続を制御することを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、機器本体の動作状態を
検出する動作検出部を備え、この動作検出部の検出信号
によって、第2のアンテナと受信電波の信号処理回路と
の接続を制御するため、機器の動作種類に拘わらず良好
な受信を得ることができる。
【0015】請求項5の発明の携帯用受信装置は、請求
項3に記載の中枢機能回路において受信信号に含まれる
ノイズ信号量を検出するノイズ検出部を備え、該ノイズ
検出部の検出信号は前記スイッチング回路に入力されて
なり、受信電波のノイズ量に対応して第2のアンテナの
接続を制御することを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、受信信号に含まれるノ
イズ信号量を検出して第2のアンテナの接続を制御する
ため、受信電波のノイズ量に拘わらず良好な受信を得る
ことができる。
【0017】請求項6の発明の携帯用受信装置は、請求
項3に記載の中枢機能回路において受信電波に含まれる
信号の信号量とノイズ信号量との比率を検出する信号・
ノイズ比率検出部を備え、該信号・ノイズ比率検出部機
器の検出信号は前記スイッチング回路に入力されてな
り、受信電波に含まれるノイズ比率に対応して第2のア
ンテナの接続を制御することを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、受信信号に含まれる信
号の信号量とノイズ信号量との比率を検出して第2のア
ンテナの接続を制御するため、受信電波に含まれるノイ
ズと信号強度の比に応じた良好な受信を得ることができ
る。
【0019】請求項7の発明の携帯用受信装置は、請求
項3記載の中枢機能回路において、機器本体の動作を検
出する動作検出部と、受信信号に含まれるノイズ信号量
を検出するノイズ検出部と、受信電波に含まれる信号の
信号量とノイズ信号量との比率を検出する信号・ノイズ
比率検出部とを備え、各検出部の出力信号は前記スイッ
チング回路に入力されてなり、第2のアンテナの接続を
制御することを特徴とする。
【0020】上記構成によれば、装置の動作状態、受信
信号に含まれるノイズ、及び受信信号の信号量とノイズ
信号量との比率をそれぞれ検出して、いずれか電波受信
に好ましくない状況を判断してアンテナの接続を制御す
るため、受信電波に含まれるノイズと信号強度の比に応
じた良好な受信を得ることができる。
【0021】請求項8の発明の携帯用受信装置は、請求
項5、6又は7に記載のノイズ検出部において、受信電
波の信号から所定レベル以上の信号を削除するフィルタ
部と、該フィルタ部の出力の位相を反転させる位相反転
部と、該位相反転部の出力と受信信号を演算する演算部
とを備え、該演算部からノイズ成分を抽出することを特
徴としている。
【0022】上記構成によれば、ノイズ検出部は、受信
電波の信号から所定レベル以上の信号を削除するフィル
タ部と、該フィルタ部の出力の位相を反転させる位相反
転部と、該位相反転部の出力と受信信号を演算する演算
部により構成するため省電力を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て以下に説明する。図1は本発明による一実施形態で、
ページャを内蔵する電子手帳の外観斜視図である。電子
手帳本体キャビネット1は、ページャ機能と電子手帳機
能のための受信電波用信号処理回路及び中枢機能回路を
内蔵し、情報を入力するための本体側入力部4と、入力
された情報、検索結果、受信情報等を表示するための例
えば液晶からなる表示部3を備えている。
【0024】更に電子手帳本体キャビネット1内には、
ページャ電波を受信するための第1のアンテナ6が内蔵
されている。また、電子手帳本体キャビネット1にはヒ
ンジ部7により電子手帳本体キャビネット1を覆うよう
に回動可能な電子手帳キーキャビネット2(蓋部材)が
結合されており、キーキャビネット2の内側には、電子
手帳本体キャビネット1内の本体側入力部4とは異なる
機能の入力部としてキーキャビネット側の入力部5が設
けられている。
【0025】ページャ内蔵電子手帳を使用しない時には
電子手帳キーキャビネット2を電子手帳本体キャビネッ
ト1に覆いかぶせ電子手帳キーキャビネット2のカバー
ロック爪8と、電子手帳キャビネット1のカバーロック
ノブ9のロック嵌合により電子手帳キーキャビネット2
は閉じた状態にて保持され、電子手帳本体キャビネット
1のカバーロックノブ9の操作により保持が解除される
ことになる。
【0026】電子手帳キーキャビネット2に設けられて
いるキーキャビネット側入力部5と電子手帳本体キャビ
ネット1内の後述する各種回路との間はヒンジ部7を利
用して図示していないフレキシブルなケーブルにより電
気的に接続されている。
【0027】図2は、図1における電子手帳キーキャビ
ネット2のキーキャビネット側入力部5のA−A断面の
分解図を示したものである。各要素がどのように嵌め込
まれているのか斜視図の追加が望ましい。又、押え板の
形状は、図中14は、電子手帳キーキャビネット2の外
ケースを構成するカバーキャビネットであり、その内部
にキーキャビネット側入力部5を内蔵している。
【0028】キーキャビネット側入力部5は、入力シン
ボルが印刷されたフレキシブルなシートよりなるキー表
示保護フィルム10と、絶縁フィルムに接点が印刷され
た上下キーシート11a,11bと、上下キーシート1
1a,11bに挟まれてキーシートの上下接点間の接触
防止を図るキースペーサー12と、鉄部材或いは鉄、銅
等の合金板よりなるキー押え板が互いに順次積層されて
なる。
【0029】キー押え板13は、電子手帳本体キャビネ
ット1に設けられている第1のアンテナ6と同様に受信
電波信号処理回路に電気的接続されて第2のアンテナと
して機能する。従って、キー押え板13の少なくとも一
部の形状及び寸法は電波の受信を考慮した設計がなされ
ている。次に、ページャとしての電波受信部及び電子手
帳としての中枢機能を以下にして説明する。
【0030】図8は、ページャ部分と電子手帳部分の一
実施形態を示したブロック図である。前記本体入力部4
及びキーキャビネット側入力部5によって構成される本
携帯受信装置の入力部102には、英文字入力キー10
2a、かな入力キー102b、数値入力キー102c、
漢字変換キー102d、機能キー102eの複数のキー
が設けられており、図示していないが、各キーの次段に
はキー信号を入力するための回路が接続されている。
【0031】即ち、上記英文字入力キー102a及びか
な入力キー102bには文字情報を入力するための文字
入力部が、上記数値入力キー102cには数値情報を入
力するための数値入力部が、上記漢字変換キー102d
には文字を変換するための変換指示部が、上記機能キー
102eには入力された文字を記憶させる等の各種処理
指示を与える指示部がそれぞれ接続されている。
【0032】また、本携帯受信装置の入力部102にお
ける各キーは、主にシートタイプのキーで構成されてお
り、入力部102自体の薄型化が図られている。尚、上
記入力部102で用いた名前や住所、電話番号等の各種
情報の入力方法は、今日広く普及されている電子手帳の
入力方法と同一であるから、周知の技術として本実施形
態の説明からは省略する。
【0033】前記本体キャビネットの表示部3を構成す
る表示部107は、ドットマトリクス表示が可能な液晶
パネル107aと、この液晶パネル107aを駆動する
液晶ドライバ部107bとからなる。表示部107に液
晶パネル107aを用いることで、本体部の薄型化が図
られ、装置が全体として一層薄型化し、携帯に適してい
る。
【0034】本携帯受信装置は、受信電波処理回路とな
る受信部111に加えて中枢機能回路となる制御部11
2、判断部113、記憶部114、及び発信報知部11
5からなる回路が設けられている。上記受信部111に
は、個別呼出番号と電話番号とを含んだ無線電波信号を
受信する本体キャビネット内に内蔵された受信用平面主
アンテナ111a−1と、キーキャビネット2内のキー
押え板14を兼用した第2のアンテナ111a−2と、
高周波部111bと、増幅部111cと、第2のアンテ
ナ111a−2が接続されているゲート部111dとが
設けられている。
【0035】上記受信用平面アンテナ111a−1及び
第2のアンテナ111a−2は、いずれもページングシ
ステムに設定された各種無線電波を受信すべく機器外部
に接した面に設けられており、ページングシステムにあ
わせた電波周波数波長が受信可能に設計されている。
【0036】上記高周波部111b、増幅部111c
は、受信電波の同調、波形形成、検波、増幅を施すもの
で、これら各部回路を通過することで、無線電波信号
は、個別呼出番号と、呼出者により設定された受信電波
を取り込み後段回路へ転送する。ゲート部111dで
は、第2のアンテナ111a−2の受信状況により第2
のアンテナと受信電波処理回路との接続・切断をスイッ
チングするものであり、中央制御部112により機器の
状態並びに、受信状態により制御される。
【0037】上記中央制御部112には、受信部111
にて受信した上記個別呼出番号がページャ固有のものか
否かを判断する個別呼出番号判断部112aと、ページ
ャ固有の個別呼出番号を記憶したROM(Read Only
Memory)112bと、本携帯受信装置の制御中枢で
ある中央処理部112cと、計時部112dと、計時部
112dの出力を分周して各回路部分に所望の動作クロ
ック信号を供給するクロック部112eと、モードキー
部112fとが設けられている。
【0038】尚、上記モードキー部112fは、本体に
設けられた電源スイッチ、停止キー、及び方向指示キー
からなる。上記個別呼出番号判断部112aは、受信し
た個別呼出番号と、ROM112b内の個別番号とが一
致するか否かを判断する役目を果す。
【0039】携帯しているページャに対する呼出であれ
ばROM112b内の個別呼出番号と同一の番号が送信
されてくるため、機器は呼出であることを判断する。も
し、受信した個別呼出番号とROM112b内の個別呼
出番号とが異なる場合は、個別呼出番号に続いて送られ
てくる受信電話番号を個別呼出番号判断部112aにて
ゲートし装置内には取り込まれない。
【0040】一方、受信した個別呼出番号とROM11
2b内の個別呼出番号とが一致する場合は、個別呼出番
号に続いて送られてくる受信電話番号を上記判断部11
3に出力し、退避バッファ部113aに一時記憶させ
る。それと同時に、上記中央処理部112cは、記憶部
114に対して指示を出し、住所録記憶部114aから
受信電話番号を検索するための送受話用電話番号、並び
にファクシミリ用電話番号を順次件数記憶部114bに
設定された件数分だけ判断部113へと出力する。
【0041】上記判断部113には、受信部111にて
受信した受信電話番号を記憶する退避バッファ部113
aと、この受信電話番号の文字数をカウントする第1の
カウンタ部113bと、受信電話番号の「#(シャー
プ)」や「*(アストリクス)」の記号位置を検出する
第1検出部113cと、携帯受信装置本体の記憶部11
4から呼び出された登録電話番号を記憶するバッファ部
113dと、この登録電話番号の文字数をカウントする
第2のカウンタ部113eと、登録電話番号の「#」や
「*」の記号位置を検出する第2検出部113fと、主
検出部113gとが設けられている。
【0042】上記第1カウンタ部113bは一つのカウ
ンタからなり、第2のカウンタ部113eは複数のカウ
ンタで構成されている。又、この判断部113の主検出
部113gには、上記退避バッファ部113a、第1カ
ウンタ部113b、第1検出部113c、バッファ部1
13d、第2カウンタ部113e、第2検出部113f
の各出力、及び記憶部114からの出力情報の種類(送
受話用電話番号、またはファクシミリ用電話番号)を示
す出力が入力される。
【0043】この主検出部113gは、上記制御部11
2の中央処理部112cの制御下で、判断を繰り返すこ
とによって受信電話番号を記憶部114に登録されてい
る登録電話番号群から検索する。上記記憶114には、
住所録記憶部114aと、カウンタからなる件数記憶部
114bと、固定メッセージ記憶部114cとが設けら
れている。
【0044】上記住所録記憶部114aには、送受信用
電話番号、ファクシミリ用電話番号と共に、付属情報と
してこれらの電話番号に対応する住所情報、名前情報、
交際情報、個人情報、及び、シークレット情報等からな
る付属情報も記憶されている。上記記憶部114bに
は、住所録記憶部114aに記憶されている登録件数が
記憶されている。
【0045】固定メッセージ記憶部114cには、例え
ば「電話して下さい」、「FAXして下さい」、「該当
情報なし」等の固定メッセージが記憶されていて送信電
波に含まれた受信電話番号に続く指示信号に応じて所定
のメッセージを選択して追加する。
【0046】上記発信報知部115は、上記個別呼出番
号判断部112aにて個別呼出番号の一致が確認された
際に、中央処理部112cよりの信号を受けて、ページ
ャ駆動用のクロック部112eを低周波周波数に分周
し、それを増幅しアラーム音として図示しないスピーカ
から一定時間出力する。尚、アラーム音を一定時間以内
に停止させるには、モードキー部112fに設けられて
いる停止キーを操作することで停止できる。
【0047】図3及び図4は、本発明の他の実施形態を
示したものであり、カバー側キャビネットに表示部を設
け同じカバーキャビネット側に第2のアンテナを設けた
例である。尚、本実施形態では、カバー側キャビネット
のキー入力部は、前記実施形態のようにシート状ではな
く各キートップをゴム等により型取った構造に構成され
ている。
【0048】ページャ機能と電子手帳機能を有する電子
手帳本体キャビネット1には、情報を入力するための本
体側入力部4が設けられており、電子手帳本体キャビネ
ット1内には、ページャ電波を受信する為の第1のアン
テナ6が内蔵されており、図示していないページャ受信
に必要な受信電波の信号処理回路、電子手帳回路等を内
蔵している。
【0049】電子手帳本体キャビネット1には、ヒンジ
部7により電子手帳キャビネット1を覆うように回動可
能な電子手帳表示キャビネット22が結合されており、
その内側には、電子手帳本体キャビネット1内の本体側
入力部4とは異なる機能の入力部として表示キャビネッ
ト側入力部25と、表示部3が設けられている。
【0050】電子手帳表示キャビネット22に設けられ
ている表示キャビネット側入力部25、及び表示部3と
電子手帳本体キャビネット1内の各種回路との間はヒン
ジ部7を利用して図示していないフレキシブルなケーブ
ルにより電気的に接続されている。
【0051】図4は、図3における電子手帳表示キャビ
ネット22のB−B部分断面図を示したのもである。図
中31、32は、電子手帳表示キャビネット22の外観
を構成する表示上キャビネット、及び表示下キャビネッ
トであり、その内部に表示キャビネット側入力部25、
表示部3を内蔵している。
【0052】表示キャビネット側入力部25は、ゴム等
の型取り部品と、入力部用の小形基板33よりなってい
る。又、表示下キャビネット32の内側には、鉄部材や
鉄、銅合金板よりなる補強板27が設置されている。こ
の補強板27は、表示部3の強度を確保すると同時に、
電子手帳本体キャビネット1に設けられている第1のア
ンテナ6と同様に本体ページャ部分に電気的に接続され
第2のアンテナとして働く。
【0053】尚、補強板27は表示部3等の補強の役割
を必要としない場合は、フレキシブルシートにアンテナ
機能に必要な導体をパターン形成したシートを用いるこ
ともできる。また、表示部3の周囲の空間に表示電極と
同時に導体パターンを形成して第2のアンテナとするこ
ともできる。
【0054】図5は、本発明における受信信号処理及び
中枢機能部の実施形態を表すシステムブロック図であ
り、以下に詳細に説明する。電波を受けるアンテナは、
主アンテナ51と、増設アンテナ52の複数のアンテナ
からなる。主アンテナ51は本体キャビネットに内蔵さ
れた第1のアンテナ6に相当し、増設アンテナ52はキ
ーキャビネットに設けた第2のアンテナ13、27に相
当する。
【0055】主アンテナ51、増設アンテナ52にて受
信した電波は、図示していない受信部にて特定周波数の
電波のみ受信されフィルタ53に送られる。フィルタ5
3は受信した電波をデータを意味する信号とノイズとに
分離するものであり、データ信号は端子Aから、ノイズ
は端子Bから出力される。
【0056】フィルタ53にて分離されたデータ信号の
信号量(強度)は信号量検出部54で検出され、該信号
量検出部54はA/D変換器を内蔵しておりデジタル値
にて信号量を出力する。デジタル値にて出力された信号
量検出信号は信号を検波するための検波部55及び信号
検出部54と同様にフィルタ53にて分離されたノイズ
のノイズ量(強度)は別途ノイズ検出部56で検出さ
れ、同様に内部にはA/D変換器を内蔵しておりデジタ
ル値にて信号量を出力する。
【0057】出力されたノイズ量検出信号は上記信号・
ノイズ比率判断部57及びCPU58に出力される。デ
ジタル値にて出力された信号量検出信号は信号を検波す
るための検波部55及び、受信電波に含まれる信号量
と、ノイズ量との比を検出計算・判断する信号・ノイズ
比率判断部57に夫々出力される。CPU58は、予め
記憶されているプログラムや各種処理のためのデータを
読込み、入力信号により、各機能達成に必要な制御を行
う。
【0058】表示部60は、例えばマトマリックスタイ
プの液晶表示等からなり、これを作動させるための液晶
表示ドライバ59が接続されている。KEY61は数
値、文字等を入力するための入力部で、キー入力信号は
CPU58に与えられる。CPU58を駆動させるため
のプログラムや、データはROM62に書き込まれ、動
作途中のデータや、記憶部からの読出しデータは書換え
可能なRAM63に保管される。
【0059】本実施形態の携帯受信装置は、電波受信機
能以外の例えば電子手帳における検索機能使用時など、
特にノイズを内部発生する可能性をもつ他機能65の動
作を検出する動作検出部64が設けられている。また、
図示していない受信部と増設アンテナ52との間を接
続、或いは切断するゲート66を備え、接続・切断は、
上記CPU58で形成される制御信号によりコントロー
ルされる。
【0060】上記構成よりなる携帯用受信装置におい
て、各要部をより具体的に説明する。送信されてきた電
波は、主アンテナ51と、増設アンテナ52の複数のア
ンテナで受信される。受信電波はフィルタ53を介し
て、信号とノイズとに分けられ、信号は端子Aから、ノ
イズは端子Bから出力される。フイルタ53の端子Aよ
り出力された信号は信号量検出部54を経由するものの
検波部55にて検波され、CPU58へ受信信号として
入力される。
【0061】CPU58は、KEY61から入力信号
や、ROM62、RAM63のプログラム及びデータ等
の読み込みにより演算処理等を実行して液晶ドライバ5
9を制御し、液晶表示部60に情報を表示する等の動き
を行う。ここで上記増設アンテナ52はフィルタ53と
の間に接続・切断をスイッチングするゲート66が設け
られているため、送信電波の受信状況、或いは装置の使
用状態に応じてCPU58から出力される制御信号によ
り、増設アンテナ52と本体に内蔵された回路との接続
が切り替えられてノイズの軽減された受信状態が設定さ
れる。
【0062】上記ゲート66はCPU58からの信号に
よって制御されるが、ゲート66を効果的に制御する要
因は複数挙げられ以下に順次説明する。同一装置に必ず
しも全ての要因によって動作する機能を備える必要はな
い。
【0063】まず上記動作検出部64の検出信号によっ
て制御する構成を説明する。動作検出部64は携帯用受
信装置の使用状態の機能を監視する役目を担った構成に
設計され、特に携帯用受信装置を電波受信機能以外の他
の機能(例えば電子手帳等の回路)で使用している場合
に、それを検出してCPU58に検出信号を出力しCP
U58の制御によりゲート66を動作させ、ノイズ受信
の可能性の高い増設アンテナ52の接続を解除し、増設
アンテナ52の使用を中止してノイズ受信量を削減す
る。
【0064】増設アンテナ52に近いキー入力部では、
例えば電子手帳等の回路で使用している場合、キー入力
を検出するためにキーストローブ信号が供給されてお
り、このキーストローブ信号が増設アンテナに受信され
てノイズになる可能性がある。そのため動作検出部64
の検出出力によってノイズの取り込みを軽減する。
【0065】次に上記ノイズ検出部56の検出信号によ
って制御する構成を説明する。ノイズ検出部56は、フ
ィルタ53によって分離された受信電波のノイズからそ
のノイズ量を検出してCPU58に出力する。CPU5
8は予め設定された基準ノイズ量をRAM63から読み
出して、ノイズ検出部56から入力されてきた検出結果
と比較し、ノイズ量が基準値を越えた場合はゲート66
を動作させ、ノイズ受信の可能性の高い増設アンテナ5
2の接続を解除し、増設アンテナ52の使用を中止して
ノイズ受信量を削減する。
【0066】次に上記信号・ノイズ比率検出部57の検
出信号によってゲート66を制御する構成を説明する。
フィルタ53の端子Aより出力された信号は信号量検出
部54に出力されてその信号量が検出され、信号・ノイ
ズ比率検出部57に与えられる。また受信電波として捕
らえれた信号は検波部55にて検波され、CPU58に
受信信号として入力される。
【0067】一方フィルタ53の端子Bから出力された
ノイズは、ノイズ検出部56にて受信電波に含まれたノ
イズ量が検出されその値が上記信号・ノイズ比率検出部
57に与えられる。信号・ノイズ比率検出部57では、
受信電波に含まれた信号量及びノイズ量から受信信号に
対するノイズ比が求められ、その比率が予め設定した値
を越えた場合、CPU58の制御によりゲート66を動
作させてノイズ受信の可能性の高い増設アンテナ52の
接続を解除し、増設アンテナ52の使用を中止してノイ
ズ受信量を削減する。
【0068】上記実施形態では、受信信号量(強度)と
ノイズ量(強度)の比率にてゲートを制御しているが、
受信信号に含まれたデータを情報し、受信信号量と情報
信号量、情報信号量とノイズ量、のようにノイズが占め
る比率を演算出来るものであれば実施形態に限定される
ものではない。
【0069】図6は、受信電波からノイズを分離する上
記フィルタ53のシステムブロック図で、この構成につ
いて説明する。フィルタ53は図6に示すように、ノイ
ズフィルタ部67、位相反転部68及び信号加算部69
を備えて構成されている。主アンテナ51及び/又は増
設アンテナ52にて受信した電波は、ツェナーダイオー
ド等を使用し特定電圧以上の電圧をカットすることによ
り特定波形を抽出することができるノイズフィルタ67
からノイズを取り除いた信号が端子Aに出力されるとと
もに位相反転部68にも出力される。
【0070】位相反転部68では、ノイズフィルタ部6
7より与えられたノイズを取り除いた信号の位相を反転
させ、加算部69へ出力する。加算部69では受信電波
と位相が反転された信号とを加算し、波形の異なる部分
即ちノイズのみを取り出した信号が形成され端子Bへ出
力する。
【0071】図7は、図5を用いて説明した上記増設ア
ンテナ52の使用・不使用の決定をゲート66のスイッ
チングで制御する動作のフローチャートで、動作検出部
64、ノイズ検出部56、信号・ノイズ比率検出部57
のいずれの構成も備えた場合の決定プロセスを示してい
るが、必ずしも全て備える必要はない。
【0072】先ず、ステップf1にて本体の電源の状態
を判断する。この判断は、RAM63中に電源のオン/
オフ状態を示すビットが予め設定されており、CPU5
8からの指令で、電源オン時には該ビットが1、電源オ
フ時には0が書込まれており、動作中CPU58により
このビット状態をチェックすることにより判断がなされ
る。
【0073】ステップf1にて電源がオフであると判断
されたなら、動作終了へ進み、電源がオンであると判断
されたなら、ステップf2へ進む。ステップf2では、
初期設定としてCPU58の制御により、携帯用受信装
置として増設アンテナ52を使用すべく、ゲート66に
より増設アンテナ52を図示していない受信部に接続す
る。ステップf3は、フィルタ53の端子A出力からノ
イズが取り除かれた受信信号の量を検出するステップで
ある。ステップf4では、フィルタ53の端子B出力か
らノイズ量を検出する。
【0074】ステップf5は、携帯用受信装置が受信機
能以外の他の機能の下で動作している状態にあるかを判
断するステップであり、これは動作検出部64により判
断される。いずれの機能で動作している状態かを判断す
る方法としては、例えば、夫々の機能を動作させる場
合、しばしば特有のクロック信号を必要とするため、こ
のクロックを監視することによって判断することができ
る。
【0075】即ち、携帯用機器のような小型の機器は通
常電池駆動を行っており、その動作時間の延長が課題と
なっており、電力消費を極力抑えるために使用していな
い回路部分(機能)のクロック供給を停止するか周波数
を落とす(下げる)ことが行われており、この周波数を
監視することにより装置が機能している動作状態を判断
することが可能である。また、その他の判断方法とし
て、その他の機能部分に流れ込む電流を監視して行うこ
ともできる。ステップf5の判断にて他の機能が使用中
であるとなった場合、動作検出部64からCPU58へ
判断結果の信号を送り、ステップf8に進む。
【0076】ステップf8では、CPU58が動作検出
部64からの信号を受け取り、ゲート66に対して増設
アンテナ52を切断するための制御信号を送り、ゲート
66はこの制御信号に応答して増設アンテナ52を切断
し、増設アンテナ52の使用を禁止する。ステップf6
は、受信した電波に含まれるノイズの量を判断するステ
ップで、フィルタ53の端子Bから出力されたノイズか
らノイズ検出部56にて受信電波に含まれるノイズ量を
判断する。
【0077】ノイズ量が予め設定された値以下ならステ
ップf7に進み、ノイズ量が設定値以上であればステッ
プf8に進む。ステップf8では、CPU58が上記ノ
イズ検出部56からの信号を受け取り、ゲート66に対
して増設アンテナ52を切断するように、制御信号を送
り、ゲート66はこの制御信号に応答して増設アンテナ
52を切断し、増設アンテナ52の使用を禁止する。
【0078】ステップf7は、受信した電波に含まれる
データ信号量とノイズ量の比率を判断するステップで、
信号量検出部54にて検出された受信電波に含まれる信
号量と、ノイズ検出部56にて検出された受信電波に含
まれるノイズ量の夫々の値を信号・ノイズ比率検出部5
7において、比率演算して判断する。信号量とノイズ量
の比率が予め設定した値以下の場合ステップf2に進
む。
【0079】ステップf2では、CPU58が、ノイズ
比率が予め設定した値以下であることを示す信号を信号
・ノイズ比率検出部57から受けてゲート66に増設ア
ンテナ52を接続するための制御信号を発生する。増設
アンテナ52の接続制御信号を受けたゲート66は、増
設アンテナ52を図示していない受信部に接続し、主ア
ンテナ51と共に増設アンテナ52を使用可能な状態と
する。
【0080】尚、信号・ノイズ比率検出部57におい
て、信号量とノイズ量の比率が設定値以上の場合ステッ
プf8に進む。ステップf8では、CPU58が信号・
ノイズ比率検出部57からの信号を受け取り、ゲート6
6に対して増設アンテナ52を切断するための制御信号
を発生し、ゲート66はこの制御信号に応答して増設ア
ンテナ52を切断し、増設アンテナ52の使用を禁止す
る。
【0081】又、本システムでは、増設アンテナ52の
使用・不使用に拘わらず再度フローチャートをループ
し、常に最適な電波の受信状態を確保する。上記ゲート
66を制御するための図7に示したフローチャートは、
ゲート66の制御を、他の機能検出に基づく動作検出部
64、ノイズ検出部56及び信号・ノイズ比率検出部5
7からの信号で実行する構成を挙げて説明した。この構
成によって、ノイズを多く受信する可能性の高いアンテ
ナが受信信号の処理回路に接続されることをより確実に
禁止することができる。
【0082】しかし、ゲート66の制御を、動作検出部
64、ノイズ検出部56及び信号・ノイズ比率検出部5
7のいずれか1つの検出部のみ、或いは2つの検出部の
組み合わせによっても構成することができ、この場合は
採用した検出部により、フローチャートのステップf
5,f6,f7の対応するステップの判断ステップが採
られ、いずれにしても検出部の判断結果が否定出力の場
合は増設アンテナを使用するステップf2に戻る。
【0083】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の携帯用
受信装置は、機器本来の機能を果たす中枢機能回路及び
受信電波の信号処理回路を収容する本体キャビネット
と、該本体キャビネットに内蔵された第1のアンテナ
と、本体キャビネットとは別のキャビネットに設けられ
た第2のアンテナと、上記第1及び第2のアンテナを本
体キャビネットの受信電波の信号処理回路に接続する配
線を備えた構成である。
【0084】これにより、一方のアンテナによる電波の
受信状態が優れない場合でも別に設けられた他方のアン
テナによって電波受信することができ、装置全体として
の受信感度の向上を図るという効果を奏する。
【0085】請求項2の発明の携帯用受信装置は、請求
項1に記載の携帯用受信装置において、別のキャビネッ
トはカバー側キャビネットで、このカバー側キャビネッ
トに設けられた第2のアンテナは、カバー側キャビネッ
ト表面のキー入力面とカバーキャビネット背面との間に
配置された導電板で構成する。これにより、第2のアン
テナはカバー側キャビネット表面のキー入力面とカバー
キャビネット背面の間に配置され導電板で構成すること
ができ、新たな部品を追加することなくキー入力部の押
え板を兼用してアンテナを構成することができ、経済性
に優れた装置を提供する。
【0086】請求項3の発明の携帯用受信装置は、携帯
用機器の中枢機能回路及び受信電波の信号処理回路を収
容する本体キャビネットと、該本体キャビネットに内蔵
された第1のアンテナと、上記第1のアンテナとは別に
設けられた第2のアンテナと、該第2のアンテナと上記
受信電波の信号処理回路との接続のオン/オフを制御す
るスイッチング回路を備えて構成する。これにより、ス
イッチング回路によって第2のアンテナと受信電波の信
号処理回路との接続を制御するため、機器本体の使用状
況によってはアンテナの接続を選択して受信感度の向上
を図ることができるという効果を奏する。
【0087】請求項4の発明の携帯用受信装置は、請求
項3に記載の中枢機能回路が機器本体の動作を検出する
動作検出部を備え、該動作検出部の検出信号は前記スイ
ッチング回路に入力されてなり、機器本体が電波受信機
能以外の機能で動作していることを検出して第2のアン
テナの接続を制御する。これにより、第2のアンテナと
受信電波の信号処理回路との接続を動作検出部の検出信
号によってノイズ発生元の状態を検出して制御するた
め、機器の動作状態に拘わらず良好な受信を得ることが
できる。
【0088】請求項5の発明の携帯用受信装置は、請求
項3に記載の中枢機能回路が受信信号に含まれるノイズ
信号量を検出するノイズ検出部を備え、該ノイズ検出部
の検出信号は前記スイッチング回路に入力されてなり、
受信電波のノイズ量に対応して第2のアンテナの接続を
制御する。これにより、第2のアンテナの接続を受信信
号に含まれるノイズ信号量を検出して制御するため、受
信電波のノイズ量に拘わらず良好な受信を得ることがで
きる。
【0089】請求項6の発明の携帯用受信装置は、請求
項3に記載の中枢機能回路が受信電波に含まれる信号の
信号量とノイズ信号量との比率を検出する信号・ノイズ
比率検出部を備え、該信号・ノイズ比率検出部機器の検
出信号は前記スイッチング回路に入力されてなり、受信
電波に含まれるノイズ比率に対応して第2のアンテナの
接続を制御する。これにより、第2のアンテナの接続は
受信信号に含まれるノイズ量との比率を検出して制御す
るため受信電波に含まれるノイズと信号強度の比に応じ
た良好な受信を得ることができる。
【0090】請求項7の発明の携帯用受信装置は、請求
項3に記載の中枢機能回路が機器本体の動作を検出する
動作検出部と、受信信号に含まれるノイズ信号量を検出
するノイズ検出部と、受信電波に含まれる信号の信号量
とノイズ信号量との比率を検出する信号・ノイズ比率検
出部とを備え、各検出部の出力信号は前記スイッチング
回路に入力されてなり、第2のアンテナの接続を制御す
ることを特徴とする。これにより、装置の動作状態、受
信信号に含まれるノイズ、及び受信信号の信号量とノイ
ズ信号量との比率をそれぞれ検出して、いずれか電波受
信に好ましくない状況を判断してアンテナの接続を制御
するため、受信電波に含まれるノイズと信号強度の比に
応じた良好な受信を得ることができる。
【0091】請求項8の発明の携帯用受信装置は、請求
項5、6又は7に記載のノイズ検出部において、受信電
波の信号から所定レベル以上の信号を削除するフィルタ
部と、該フィルタ部の出力の位相を反転させる位相反転
部と、該位相反転部の出力と受信信号を演算する演算部
とを備え、該演算部からノイズ成分を抽出する構成であ
る。これにより、簡単な回路でノイズ抽出が可能とな
り、また省電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるページャ内蔵電子手
帳の外観斜視図である。
【図2】同実施形態におけるカバー側キャビネットのA
−A断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態によるページャ内蔵電子
手帳の外観斜視図である。
【図4】同実施形態におけるカバー側キャビネットのB
−B断面図である。
【図5】本発明の主要部システムを示すブロック図であ
る。
【図6】図5のフィルタ部分の詳細を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】本発明のページャ内蔵電子手帳のシステムブロ
ック図である。
【図9】従来装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 電子手帳本体キャビネット 2 キーキャビネット 3 表示部 4 本体側入力部 5 キーキャビネット側入力部 6 第1のアンテナ 7 ヒンジ 10 キー表示保護カバー 11 キーシート 12 キースペーサ 13 キー押さえ板(第2のアンテナ) 51 第1のアンテナ 52 第2のアンテナ 53 フィルタ 54 信号量検出部 56 ノイズ量検出部 57 信号・ノイズ比率検出部 58 CPU 64 動作検出部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯用機器の中枢機能回路及び受信電波の
    信号処理回路を収容する本体キャビネットと、該本体キ
    ャビネットに内蔵された第1のアンテナと、本体キャビ
    ネットとは別のキャビネットに設けられた第2のアンテ
    ナと、上記第1及び第2のアンテナを本体キャビネット
    の受信電波の信号処理回路に接続する配線を備えたこと
    を特徴とする携帯用受信装置。
  2. 【請求項2】前記別のキャビネットは、本体キャビネッ
    トを覆うカバー側キャビネットで、該カバー側キャビネ
    ットに設けられた第2のアンテナは、カバー側キャビネ
    ット表面のキー入力面とカバーキャビネット背面との間
    に配置された導電板からなることを特徴とする請求項1
    記載の携帯用受信装置。
  3. 【請求項3】携帯用機器の中枢機能回路及び受信電波の
    信号処理回路を収容する本体キャビネットと、該本体キ
    ャビネットに内蔵された第1のアンテナと、上記第1の
    アンテナとは別に設けられた第2のアンテナと、該第2
    のアンテナと上記受信電波の信号処理回路との接続のオ
    ン/オフを制御するスイッチング回路を備えてなること
    を特徴とする携帯用受信装置。
  4. 【請求項4】前記中枢機能回路は機器本体の動作を検出
    する動作検出部を備え、該動作検出部の検出信号は前記
    スイッチング回路に入力されてなり、機器本体が電波受
    信機能以外の機能で動作していることを検出して第2の
    アンテナの接続を制御することを特徴とする請求項3記
    載の携帯用受信装置。
  5. 【請求項5】前記中枢機能回路は受信信号に含まれるノ
    イズ信号量を検出するノイズ検出部を備え、該ノイズ検
    出部の検出信号は前記スイッチング回路に入力されてな
    り、受信電波のノイズ量に対応して第2のアンテナの接
    続を制御することを特徴とする請求項3記載の携帯用受
    信装置。
  6. 【請求項6】前記中枢機能回路は受信電波に含まれる信
    号の信号量とノイズ信号量との比率を検出する信号・ノ
    イズ比率検出部を備え、該信号・ノイズ比率検出部機器
    の検出信号は前記スイッチング回路に入力されてなり、
    受信電波に含まれるノイズ比率に対応して第2のアンテ
    ナの接続を制御することを特徴とする請求項3記載の携
    帯用受信装置。
  7. 【請求項7】前記中枢機能回路は、機器本体の動作を検
    出する動作検出部と、受信信号に含まれるノイズ信号量
    を検出するノイズ検出部と、受信電波に含まれる信号の
    信号量とノイズ信号量との比率を検出する信号・ノイズ
    比率検出部とを備え、前記各検出部の出力信号は前記ス
    イッチング回路に入力されてなり、第2のアンテナの接
    続を制御することを特徴とする請求項3記載の携帯用受
    信装置。
  8. 【請求項8】受信電波に含まれるノイズの検出は、受信
    電波の信号から所定レベル以上の信号を削除するフィル
    タ部と、該フィルタ部の出力の位相を反転させる位相反
    転部と、該位相反転部の出力と受信信号を演算する演算
    部とを備え、該演算部からノイズ成分を抽出することを
    特徴とする請求項5又は請求項7記載の携帯用受信装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003067771A1 (fr) * 2002-02-07 2003-08-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Appareil de communication radio
JP2020072459A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 パナソニック株式会社 ノイズ除去装置

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