JPH0915027A - 組合せ計量装置及びその装置を備えた組合せ計量システム並びに組合せ計量方法 - Google Patents

組合せ計量装置及びその装置を備えた組合せ計量システム並びに組合せ計量方法

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JPH0915027A
JPH0915027A JP18336795A JP18336795A JPH0915027A JP H0915027 A JPH0915027 A JP H0915027A JP 18336795 A JP18336795 A JP 18336795A JP 18336795 A JP18336795 A JP 18336795A JP H0915027 A JPH0915027 A JP H0915027A
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hopper
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JP18336795A
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Inventor
Masaaki Iwamoto
正昭 岩本
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組合せ計量装置において、粘着性が高く、付
着し易い物品を複数の計量ホッパに良好に分散すること
を目的とする。 【構成】 組合せ計量装置1の円形本体11の上面に、
コンベアベルト23を該円形中心部を支点に旋回自在に
設けると共に、本体11の周囲に、複数のプール機構1
4…14を各計量ホッパの直上方に円形配置して、搬入
装置2からホッパ12に投入された被計量物Xを上記コ
ンベアベルト23の旋回、及び搬送により各プール機構
14…14に分散供給して、該プール機構14…14か
ら各計量ホッパに被計量物Xを排出するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、佃煮等、粘着性の高い
被計量物の組合せ計量に適した組合せ計量装置、該装置
を備えた組合せ計量システム、組合せ計量方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種物品の計量に用いられる組
合せ計量装置は、被計量物が上方から投入される分散テ
ーブルの周囲に複数の加振式トラフを放射状に配置し、
かつ各トラフの先端部下方に上下に対をなすプールホッ
パと計量ホッパの組を全体として円形に並ぶように配置
した構成で、上記分散テーブル上からトラフ及びプール
ホッパを介して各計量ホッパに被計量物を分散供給し
て、これらの被計量物の重量をそれぞれ計量すると共
に、その計量値についての組合せ演算により所定の目標
重量に一致しもしくはこれに最も近くなる計量ホッパの
組合せを求め、その組合せに該当した計量ホッパから被
計量物を排出して集合させることにより、上記目標重量
の被計量物を得るようになっている。
【0003】その場合に、この種の組合せ計量装置にお
いては、上記各計量ホッパに対し、被計量物を適量づ
つ、できるだけ均等に供給することが高い計量精度を得
る上で重要とされており、そこで、従来においては、上
記加振式トラフの加振時間を適切に設定することによ
り、分散テーブル上からプールホッパないし計量ホッパ
への被計量物の供給量を調節するようにしている。しか
しながら、例えば佃煮のように粘着性の高い物品は、分
散テーブルやトラフに付着したり塊となり易いので振動
を与えても円滑に流れて行かず、トラフへの分散が偏っ
たり、各プールホッパへの供給量が適切に調節できない
という問題が生じる。
【0004】これに対処するものとして、特開平5−7
9889号公報には、計量ホッパ毎にベルト式の供給コ
ンベアとスクリューフィーダとを備え、かつスクリュー
フィーダの排出口と計量ホッパとの間に落差を設けた組
合せ計量装置が開示されている。これによれば、供給コ
ンベアで計量ホッパ毎に搬送した被計量物をスクリュー
フィーダで塊状に成形しつつ押し出したのち落下させて
計量ホッパに供給するので、確実に各計量ホッパに向け
て被計量物を送り込むことができると共に、その供給量
の調節が容易となり、かつ、被計量物を再びほぐした状
態に戻すことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では計量ホッパと同数の供給コンベアを必要とするの
で、組合せ計量装置の大型化や製造コストの増大をもた
らすばかりでなく、これら複数のコンベア毎に被計量物
を投入し、その搬送量を調節しなければならない。ま
た、いったん塊状に成形した被計量物を落下の衝撃によ
ってほぐすことは非効率的であり、被計量物の損傷の虞
もある。
【0006】そこで、本発明は、粘着性の高い被計量物
を一箇所に投入し、これをほぐれた状態のまま最小限の
装置で各計量ホッパに分散、及び適量供給することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0008】まず、本願の請求項1に記載の発明(以下
「第1発明」という。)は、円形に配置された複数の計
量ホッパに該円中心部に投入された被計量物を分散供給
してその重量を計量し、該計量値に基づいて組合せ演算
を行って、組合せ加算値が目標重量もしくはこれに近い
値となる組合せに該当した計量ホッパから被計量物を排
出して集合させるようにした組合せ計量装置であって、
上記円中心部から半径方向に延びると共に、該円中心部
を支点に旋回して、該円中心部に投入された被計量物を
先端部の旋回円周上へ搬送するコンベア装置と、該コン
ベア装置の先端部の旋回円周上において各計量ホッパ毎
に設けられ、計量ホッパへの複数回分の供給量の被計量
物をプールすることができると共に、このプールした被
計量物を少量づつ計量ホッパに供給可能な複数の中間プ
ール手段と、被計量物のプール量が所定量以下となった
中間プール手段に対して上記コンベア装置を旋回させて
被計量物を補給するコンベア制御手段とが備えられてい
ることを特徴とする。
【0009】本願の請求項2に記載の発明(以下「第2
発明」という。)は、上記第1発明において、中間プー
ル手段は、上下に開口するネット状の筒部材を計量ホッ
パの直上方に有すると共に、該筒部材の下部開口を開閉
するゲート機構が備えられていることを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載の発明(以下「第3
発明」という。)は、円形に配置された複数の計量ホッ
パの該円中心部に被計量物を投入したのち、これを上記
計量ホッパに分散供給してその重量を計量し、該計量値
に基づいて組合せ演算を行って、組合せ加算値が目標重
量もしくはこれに近い値となる組合せに該当した計量ホ
ッパから被計量物を排出して集合させ、次いでこれを包
装するようにした組合せ計量システムであって、請求項
1に記載の組合せ計量装置と、該組合せ計量装置におけ
るコンベア装置の旋回支点付近に被計量物を搬送して投
入する搬入装置と、上記組合せ計量装置から排出される
被計量物を受けてこれを包装する包装装置とが備えられ
ていると共に、上記搬入装置における被計量物の搬送経
路途中に該被計量物を掻きほぐすほぐし手段と、上記コ
ンベア装置の旋回支点付近の被計量物の残留量に基づい
て上記搬入装置の搬送を制御する搬送制御手段とが設け
られていることを特徴とする。
【0011】そして、請求項4に記載の発明(以下「第
4発明」という。)は、一箇所に投入された被計量物を
複数の計量ホッパに分散供給してその重量を計量し、該
計量値に基づいて組合せ演算を行なう組合せ計量方法で
あって、投入された被計量物を上記一箇所から計量ホッ
パ毎に所定量以上プールした状態を経由して各計量ホッ
パに供給すると共に、このプール量が所定量以下となれ
ば上記一箇所から被計量物を補給することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】上記第1発明によれば、複数の計量ホッパの配
置円の中心部に投入された被計量物はコンベア装置上に
投下されることになり、該コンベア装置によって中間プ
ール手段に搬送されたのち、この中間プール手段でプー
ルされながら少量づつ計量ホッパに供給される。その場
合に、コンベア装置が上記円中心部を支点に旋回自在と
されているので、この1本のコンベア装置で全ての中間
プール手段に被計量物を搬送して分散させることが可能
となる。
【0013】また、中間プール手段は計量ホッパに複数
回供給できる量の被計量物をプールすることができ、そ
のプール量が所定量以下に減少したときは、コンベア装
置が旋回して被計量物が自動的に補給されるので、中間
プール手段から計量ホッパへの供給が途切れることな
く、1本のコンベア装置で被計量物の補給を行なうこと
ができる。
【0014】特に、第2発明によれば、被計量物はネッ
ト状の筒部材内にプールされるので、摩擦が少なく、付
着が抑制されて、計量ホッパに円滑に排出される。
【0015】また、第3発明によれば、ほぐされた状態
の被計量物が適切なタイミングで上記コンベア装置に投
入されると共に、組合せ計量装置から排出された被計量
物が包装装置によって包装される。
【0016】一方、第4発明の組合せ計量方法によれ
ば、一箇所に投入された被計量物を各計量ホッパ毎に所
定量以上プールしながら供給するので、計量ホッパへの
供給が途切れることなく、余裕をもって新たな被計量物
を補給することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0018】まず、図1に示すように、この実施例にお
ける組合せ計量装置1には、被計量物Xを供給する搬入
装置2が備えられている。
【0019】この搬入装置2は、床面から所定の高さま
で延び、そのフレーム3a,3aに沿って昇降自在のバ
ケット3bを上昇位置で反転させる反転リフト3と、架
台2aに設置したベース2b上に据え付けられ、上記バ
ケット3bの反転位置の直下方から所定長さ延びる第1
搬送コンベア4と、同じくベース2b上に据え付けら
れ、上記第1搬送コンベア4の終端部直下方から計量装
置1の中央部上方に至る第2搬送コンベア5とを有し、
バケット3bの下降時に供給した被計量物Xを該バケッ
ト3bの上昇、反転により第1搬送コンベア4上に落下
排出して、下段の第2搬送コンベア5に移送したのち、
組合せ計量装置1の中央部に配置された投入ホッパ12
に搬送、投入するように構成されている(矢印A,B,
Cの順)。
【0020】その場合に、第1搬送コンベア4の終端部
付近に、多数本のくし棒6a…6aを回転させて搬送中
の被計量物Xを掻きほぐすほぐし機構6が配設され、こ
れにより被計量物Xがほぐれた状態となって組合せ計量
装置1に供給されるようになっている。
【0021】一方、組合せ計量装置1は、図2に示すよ
うに、架台1aに設置された本体11の上部に上記投入
ホッパ12を有する分散供給機構13、及び本体11の
周囲に等間隔で円形配置された10機のプール機構14
…14を備えると共に、各プール機構14の直下方にそ
れぞれ計量ホッパ15が設けられ、さらにこれらの計量
ホッパ15…15から排出される被計量物を本体11の
中央部下方に案内するガイドシュート16…16と、こ
れらのガイドシュート16…16の先端部下方に配置さ
れた集合シュート17とを備えて、搬入装置2の第2搬
送コンベア5から投入された被計量物を分散供給機構1
3から各プール機構14…14を介して計量ホッパ15
…15に供給し、それぞれの被計量物の重量を計量し
て、その計量値に基づき組合せ演算を行ない、所定の組
合せに該当した計量ホッパ15…15から被計量物を排
出すると共に、これをガイドシュート16…16を介し
て集合シュート17の下端部に集合させ、該集合シュー
ト17の下端部に設けた開閉シャッタ(図示せず)で当
該組合せ計量装置1の下方に設置した包装装置18に排
出するように構成されている。
【0022】上記分散供給機構13は、図3及び図4に
示すように、水平方向に延び、上方に解放する断面コ字
状のコンベアフレーム19と、該コンベアフレーム19
より短く、同じく上方に解放する断面コ字状の支持フレ
ーム20とを有する。
【0023】コンベアフレーム19内の前後両端部に
は、それぞれローラ21,22が回転自在に設けられ、
これらローラ21,22間にコンベアベルト23が張設
されていると共に、フレーム19外に延長された後部ロ
ーラ22の支軸22aの一端にギア24が同軸に取り付
けられている。また、この後部ローラ22の下方位置で
フレーム19の底面には、ブラケット25を介してエア
モータ26が備えられ、ブラケット25外に延長された
回転軸26aの一端にギア27が同軸に取り付けられて
上記ギア24に噛み合わされている。したがって、上記
エアモータ26の駆動で回転軸26aを所定の方向に回
転させることにより、二つのギア27,24及び後部ロ
ーラ22を介してコンベアベルト23がフレーム19の
先端部方向に走行することになる。
【0024】そして、コンベアフレーム19の両側面に
おいて外方へ突設した棒状部材28…28を、支持フレ
ーム20の両側面の上端部に形成した切欠部29…29
に嵌合させたうえで、各棒状部材28…28に形成した
溝部28a…28aに、上記支持フレーム20の両側面
に設けた所謂パッチン錠30…30を係止することによ
り、コンベアフレーム19が支持フレーム20に内嵌さ
れた状態で着脱可能に取り付けられている。
【0025】なお、コンベアフレーム19内の前後両端
部には、該フレーム19の剛性補強用ステバー31,3
1が、また、コンベアベルト23の上部走行面下方に
は、該走行面の弛みを支持するステローラ32,32が
それぞれ配設されている。
【0026】また、コンベアベルト23の上方で後部寄
りの位置において、前述の投入ホッパ12がコンベアフ
レーム19に取り付けられている。
【0027】この投入ホッパ12は、両側面12a,1
2aの上部が拡張形成されて、略正方形状の上部投入口
12bと、コンベアベルト23と略同じ幅の下部排出口
12cとを有し、該両側面12a,12aの下部に設け
られた孔をコンベアフレーム19の両側面に設けられた
孔に一致させてピン33,33を貫通させることによ
り、コンベアフレーム19に内嵌された状態で着脱可能
に取り付けられている。したがって、上部投入口12b
に投入された被計量物は下部排出口12cからコンベア
ベルト23上に投下され、該ベルト23の走行によって
フレーム19の先端部方向に搬送されることになる。
【0028】なお、このコンベアベルト23の先端反転
部には、該ベルト23表面に摺接し、搬送されてきた被
計量物を掻き落とすスクレバー34が設けられていると
共に、図示しないが、投入ホッパ12の後面下端部がコ
ンベアベルト23に接近して下方延長され、該ホッパ1
2に投下された被計量物がベルト23の後方からこぼれ
落ちないようになされている。また、投入ホッパ12に
は、搬入装置2で投入された被計量物のレベルが所定の
高さまで低下したことを検出する貯留量センサ35が設
けられている。
【0029】一方、本体11の内部には、上下方向に延
設されたシャフト36を傘歯歯車37を介して軸回りに
回転させるモータ38が備えられていると共に、上記シ
ャフト36の上端部が本体11の上面を越え、ベアリン
グ39で回転自在に支持されたうえで支持フレーム20
の底面に接合されて、コンベアフレーム19ないし投入
ホッパ12が、上記モータ38の駆動により、シャフト
36及び支持フレーム20と一体に本体11の上方で水
平に旋回するようになされている(図1の矢印参照)。
【0030】その場合に、上記シャフト36は、プール
機構14…14が形成する円形の中心部に配置されてい
ると共に、投入ホッパ12がこのシャフト36の軸心上
に配置され、また、コンベアフレーム19の先端部が各
プール機構14…14の上方を臨むように延長されてい
る。
【0031】また、シャフト36の下端部は本体11内
に固定されたロータリージョイント40に回転自在に連
結されていると共に、該シャフト36及びジョイント4
0の内部にはそれぞれ連通孔36a,40aが形成さ
れ、上記連結部において相互に接続している。そして、
ロータリージョイント40の連通孔40aの他端には、
エア導入パイプ41が接続されている一方で、シャフト
36の上端部が接合する支持フレーム20の底面には、
該シャフト36の連通孔36aに一致して孔部20aが
形成されていると共に、この孔部20aから前述のエア
ポンプ26に至るエア導入パイプ42が配設されて、こ
れらにより上記エアポンプ26駆動用のエアが本体11
内部下方から回転するシャフト36内を通って該ポンプ
26へ導かれるようになっている。
【0032】さらに、このシャフト36の下部には円盤
43が水平に固設されていると共に、該円盤43を取り
囲むようにして10個のフォトセンサ44…44が本体
11内に設けられたブラケット45に等間隔で円形に配
置されている。これら各フォトセンサ44…44はそれ
ぞれ本体11周囲に配置されたプール機構14…14と
対応して位置決めされており、シャフト36と一体回転
する上記円盤43の回転状態に基づいて、コンベアフレ
ーム19ないしコンベアベルト23の各プール機構14
…14に対する旋回位置を検出するようになっている。
【0033】次に、プール機構14…14について説明
すると、各プール機構14は略同じ構成とされ、ブラケ
ット46を介してコ字状の側面ガイド47が本体11に
取り付けられ、このガイド47の底面47aにホッパ4
8が固定されている。
【0034】上記側面ガイド47の底面47aには、図
5に示すように、略正方形状の開口47bと、該開口4
7bの両側に配置され、円形拡張部を有するスリット孔
47c,47cとが形成されていると共に、ホッパ48
の上部には取付フランジ48aが設けられて(図3参
照)、このフランジ48aに、上記開口47b及びスリ
ット孔47c,47cと対応して、略正方形状の上部投
入口48bと、上方に突出し、拡径した上端部48
c’,48c’を有するピン部材48c,48cとが形
成されている。そして、これらのピン部材48c,48
cをスリット孔47c,47cの円形拡張部から挿通し
たのちスライドさせ、その拡径した上端部48c’,4
8c’を介して上記スリット孔47c,47cに嵌合、
係止することにより、ホッパ48が側面ガイド47に着
脱可能に取り付けられている。
【0035】このとき、上記ガイド47の開口47b及
びホッパ48の上部投入口48bが、分散供給機構13
におけるコンベアベルト23の先端部の直下方に位置す
るように設定されていると共に、ホッパ48の上部投入
口48bから下方に向けて円形の下部排出口48dが形
成されている。そして、この下部排出口48dの外周面
に、例えばナイロン等の表面の滑らかな樹脂剤でネット
状に成形した筒状部材49がベルト50によって締め付
けられて下方に垂下し、下端部が計量ホッパ15内に入
り込んだ状態で取り付けられている。これにより、コン
ベアベルト23の先端部から、側面ガイド47の開口4
7b及びホッパ48の上部投入口48b、該ホッパ48
の下部排出口48d及び筒状部材49を通過して計量ホ
ッパ15に至る被計量物の通路が構成されることにな
る。
【0036】そして、この筒状部材49の下部で計量ホ
ッパ15の上方位置に、該筒状部材49における上記被
計量物通路を開閉するゲート装置51が備えられてい
る。
【0037】このゲート装置51は、本体11の側面内
部にブラケット52を介して取り付けられたロータリー
ソレノイド53を有し、その駆動軸54の先端部が本体
11の側面を越えて外部に突出すると共に、該突出端部
に所定長さのロッドアーム55が一端において固着され
たうえで、このロッドアーム55の他端に、筒状部材4
9の径より長い押さえローラ56が該筒状部材49の一
側方に位置するように取り付けられている。また、図6
及び図7に示すように、筒状部材49を挟んで他側方に
は、第2の押さえローラ56a及びロッドアーム55a
が対称配置されていると共に、このロッドアーム55a
の他端に、本体11に対して回転自在の支軸54aが取
り付けられている。
【0038】そして、該支軸54a及び上記駆動軸54
にそれぞれギア57a,57が相互に噛み合って設けら
れており、これにより、上記ソレノイド53で駆動軸5
4を所定の方向に回転させると、ギア57及び57aを
介して支軸54aが逆方向に回転し、二つの押さえロー
ラ56,56aがそれぞれ各軸54,54aを中心に対
接離反するように揺動して、対接時には図6に示すよう
に筒状部材49を両側から挟みつけて上記通路が閉じら
れ、コンベアベルト23から投下された被計量物を筒状
部材49内にプールする一方で、離反時には図7に示す
ように上記通路が連通して、プールした被計量物を筒状
部材49の下部開口から下方の計量ホッパ15に排出す
ることができる。
【0039】このゲート装置51は、通常時はローラ5
6,56aが閉とされて被計量物をプールし、その場合
に、図6に符号dで示すように、両ローラ56,56a
が筒状部材49内の被計量物を挟み込んで押し潰さない
ように所定の間隔で対接すると共に、開時には、組合せ
の目標重量に応じた所定量だけ被計量物が計量ホッパ1
5に供給されるように両ローラ56,56aの離反時間
が設定されている。
【0040】さらに、このゲート装置51の上方に、筒
状部材49内の被計量物のレベルを検出するレベルセン
サ58が設けられている。このセンサ58は、筒状部材
49内に先端が突入した電極棒59を有し、該電極棒5
9に被計量物が所定時間以上触れたときに電流が発生す
るように構成されている。その場合に、このレベルセン
サ58は、筒状部材49内にプールされる被計量物の量
が、上記計量ホッパ15への複数回分の供給量となるよ
うな位置に配設されている。
【0041】以上の構成に加えて、この実施例の組合せ
計量システムには、図8に示すようにコントローラ60
が備えられ、その組合せ計量部において、各計量ホッパ
15…15からの計量値信号を入力して組合せ演算を行
ない、組合せに該当するホッパ15…15の開閉ソレノ
イド15a…15aに所定の制御信号を出力すると共
に、貯留量センサ35からの投入ホッパ12内における
被計量物の貯留量信号、フォトセンサ44…44からの
コンベアフレーム19のプール機構14…14に対する
旋回位置信号、及びレベルセンサ58…58からの筒状
部材49内における被計量物のレベル信号に基づき、搬
入装置2、コンベアベルト23の走行用エアモータ2
6、コンベアフレーム19の旋回用駆動モータ38、及
びゲート装置51のロータリーソレノイド53…53の
作動を制御するようになっている。
【0042】すなわち、いま、各計量ホッパ15…15
に所定量の被計量物が供給されて組合せ演算が実行され
たものとする。また、全てのプール機構14…14内に
は、ソレノイド53…53が閉とされて、被計量物がレ
ベルセンサ58…58の高さまでプールされているもの
とする。
【0043】その場合、コントローラ60は、組合せに
該当した一部の計量ホッパ15…15のソレノイド15
a…15aに開閉信号を出力して被計量物を排出すると
共に、該ホッパ15…15に対応するゲート装置51…
51のロータリーソレノイド53…53に開信号を出力
して各筒状部材49…49の下部開口を開き、プールし
た被計量物から所定量だけ上記計量ホッパ15…15に
供給する。次の組合せ計量で、別の計量ホッパ15…1
5が空になれば、該ホッパ15…15に被計量物を供給
する。このようにして、組合せ計量が進むに従い、プー
ル機構14…14内の被計量物のプール量が徐々に減少
していく。
【0044】一方、コントローラ60は、各ロータリー
ソレノイド53…53の開回数をカウントすると共に、
あるプール機構14において、ソレノイド53の開回数
が予め設定した所定回数に到達したときは、フォトセン
サ44…44からの旋回位置信号に基づいて、そのプー
ル機構14の上方にコンベアベルト23の先端部が位置
するようにモータ38を駆動し、フレーム19を旋回さ
せる。次いで、コントローラ60は、エアモータ26を
駆動して、投入ホッパ12内に貯留された被計量物を該
ホッパ12の前面下縁部でコンベアベルト23上になら
しながら上記プール機構14に補給する。そして、被計
量物がレベルセンサ58の高さまで補給され、該センサ
58からレベル信号が入力されると、コントローラ60
はエアモータ26の駆動を停止し、そののち、順次ソレ
ノイド53の開回数が所定回数に達したプール機構14
に対して、同様にフレーム19を旋回させ、新たな被計
量物を補給していく。
【0045】これにより、1本のコンベアベルト23
で、被計量物を複数のプール機構14…14に対して確
実に供給でき、佃煮等の粘着性の高い被計量物であって
も容易に分散させることが可能となる。このとき、各プ
ール機構14には、計量ホッパ15に複数回供給できる
量の被計量物がプールされると共に、ここから被計量物
が所定回数だけ計量ホッパ15に供給された時点で被計
量物の補給が行なわれるので、プール機構14内にまだ
あと数回分の供給量の被計量物があるうちに次の補給が
行なわれることになり、該プール機構14内の被計量物
が底をついて計量ホッパ15への供給が途切れるような
ことが回避される。さらに、被計量物をプールする筒状
部材49が、表面の滑らかな樹脂剤でネット状に成形さ
れているので、摩擦抵抗が少なく、付着が抑制されて、
被計量物が円滑に排出される。
【0046】このようにして、投入ホッパ12に投入さ
れた被計量物が各プール機構14に分散補給されるに従
い、その貯留量レベルが低下することになり、コントロ
ーラ60は、被計量物のレベルが貯留量センサ35の高
さまで低下し、該センサ35から貯留量信号が入力され
ると、搬入装置2に駆動信号を出力して新たな被計量物
を投入ホッパ12に追加投入させる。その場合に、搬入
装置2においては、第2搬送コンベア5を駆動させると
共に、該第2搬送コンベア5の上流部における被計量物
の搬送量に応じて第1搬送コンベア4及びほぐし機構6
を駆動させ、第2搬送コンベア5によって被計量物がで
きるだけ平均的に搬送されるようになっている。
【0047】また、反転リフト3のバケット3bに供給
された被計量物は、搬送中にほぐし機構6を通過してほ
ぐされ、組合せ計量装置1の投入ホッパ12に投入され
たのち、分散供給機構13によって各プール機構14に
分散供給されて、該プール機構14から計量ホッパ15
に所定量づつ供給されるので、被計量物はこの搬送過程
において余分な応力を加えられることがなく、ほぐれた
状態のままで組合せ計量装置1から包装装置18に排出
され、商品価値を損なうことがない。
【0048】また、被計量物の流れが悪くなったり、コ
ンベアベルト23上の被計量物の減少によって、プール
機構14への供給に時間がかかり過ぎると、複数のプー
ル機構14…14が同時に空となって、幾つかの計量ホ
ッパ15…15に被計量物が供給できないことがある。
このような状態になると、組合せ不良が頻発して、下流
側の包装装置18からは、被計量物が充填されない空袋
が生成され、これが下流側の箱詰処理を混乱させること
がある。そこで、この実施例では、何台かのプール機構
14が同時に不足状態になると、組合せ計量動作と包装
動作とを一時停止させて、不足状態のプール機構14に
被計量物が供給されるのを待ってから再び組合せ計量動
作と包装動作とを開始させるようになっている。これに
より、空袋を生成せずに円滑に処理できるようになる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1本のコンベア装置を用いて、粘着性の高い被計量物を
ほぐれた状態のまま複数の中間プール手段全てに搬送、
分散することができ、また、計量ホッパへの供給を途切
れさせることなく、該中間プール手段に新たな被計量物
を補給することが可能となる。
【0050】特に、被計量物を中間プール手段において
ネット状の筒部材内にプールするようにすると、摩擦抵
抗が少なくなり、付着が抑制されて、円滑に計量ホッパ
に排出される。
【0051】また、組合せ計量装置の動きと連動して、
該計量装置にほぐされた状態の被計量物を適切なタイミ
ングで投入すると共に、組合せ計量装置から排出される
被計量物を包装することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における組合せ計量システム
の平面図である。
【図2】 上記システムにおける組合せ計量装置付近の
側面図である。
【図3】 上記組合せ計量装置の分散供給機構及びプー
ル機構を側面から示す部分断面図である。
【図4】 図3のア−ア線における断面図である。
【図5】 図3のイ−イ線における矢視図である。
【図6】 上記プール機構におけるゲート装置の作用の
説明図である。
【図7】 同じく、上記ゲート装置の作用の説明図であ
る。
【図8】 上記組合せ計量システムの制御系統図であ
る。
【符号の説明】
1 組合せ計量装置 2 搬入装置 12 投入ホッパ 13 分散供給機構 14 プール機構 15 計量ホッパ 23 コンベアベルト 26 エアモータ 35 貯留量センサ 38 駆動モータ 44 フォトセンサ 49 筒状部材 51 ゲート装置 53 ロータリーソレノイド 56,56a 押さえローラ 58 レベルセンサ 60 コントローラ X 被計量物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形に配置された複数の計量ホッパに該
    円中心部に投入された被計量物を分散供給してその重量
    を計量し、該計量値に基づいて組合せ演算を行って、組
    合せ加算値が目標重量もしくはこれに近い値となる組合
    せに該当した計量ホッパから被計量物を排出して集合さ
    せるようにした組合せ計量装置であって、上記円中心部
    から半径方向に延びると共に、該円中心部を支点に旋回
    して、該円中心部に投入された被計量物を先端部の旋回
    円周上へ搬送するコンベア装置と、該コンベア装置の先
    端部の旋回円周上において各計量ホッパ毎に設けられ、
    計量ホッパへの複数回分の供給量の被計量物をプールす
    ることができると共に、このプールした被計量物を少量
    づつ計量ホッパに供給可能な複数の中間プール手段と、
    被計量物のプール量が所定量以下となった中間プール手
    段に対して上記コンベア装置を旋回させて被計量物を補
    給するコンベア制御手段とが備えられていることを特徴
    とする組合せ計量装置。
  2. 【請求項2】 中間プール手段は、上下に開口するネッ
    ト状の筒部材を計量ホッパの直上方に有すると共に、該
    筒部材の下部開口を開閉するゲート機構が備えられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 【請求項3】 円形に配置された複数の計量ホッパの該
    円中心部に被計量物を投入したのち、これを上記計量ホ
    ッパに分散供給してその重量を計量し、該計量値に基づ
    いて組合せ演算を行って、組合せ加算値が目標重量もし
    くはこれに近い値となる組合せに該当した計量ホッパか
    ら被計量物を排出して集合させ、次いでこれを包装する
    ようにした組合せ計量システムであって、請求項1に記
    載の組合せ計量装置と、該組合せ計量装置におけるコン
    ベア装置の旋回支点付近に被計量物を搬送して投入する
    搬入装置と、上記組合せ計量装置から排出される被計量
    物を受けてこれを包装する包装装置とが備えられている
    と共に、上記搬入装置における被計量物の搬送経路途中
    に該被計量物を掻きほぐすほぐし手段と、上記コンベア
    装置の旋回支点付近の被計量物の残留量に基づいて上記
    搬入装置の搬送を制御する搬送制御手段とが設けられて
    いることを特徴とする組合せ計量システム。
  4. 【請求項4】 一箇所に投入された被計量物を複数の計
    量ホッパに分散供給してその重量を計量し、該計量値に
    基づいて組合せ演算を行なう組合せ計量方法であって、
    投入された被計量物を上記一箇所から計量ホッパ毎に所
    定量以上プールした状態を経由して各計量ホッパに供給
    すると共に、このプール量が所定量以下となれば上記一
    箇所から被計量物を補給することを特徴とする組合せ計
    量方法。
JP18336795A 1995-06-26 1995-06-26 組合せ計量装置及びその装置を備えた組合せ計量システム並びに組合せ計量方法 Pending JPH0915027A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001242004A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Ishida Co Ltd 組合せ計量装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001242004A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Ishida Co Ltd 組合せ計量装置

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