JP2019035601A - トラフ、供給フィーダ及び計量装置 - Google Patents

トラフ、供給フィーダ及び計量装置 Download PDF

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Abstract

【課題】扁平な物品の少量ずつの搬送に好適なトラフ等を提供する。【解決手段】少なくとも、傾斜状態にある第1底面17cと、第1底面17cの一端に設けられ、第1底面17cにより傾斜した物品が乗り上がることにより、物品の傾斜を、第1底面17c上での傾斜よりも急にする第1側壁17aとを備え、第1底面17cから第1側壁17aに物品が乗り上がるにつれて、物品の傾斜は、第1底面17c上にあるときよりも急となり、次第に起立姿勢に近づいてゆく。【選択図】図5

Description

本発明は、トラフ、それを備えた供給フィーダ及び計量装置に関し、更に詳しくは、食品や菓子類等の物品を少量ずつ計量装置に供給するのに好適な物品搬送用のトラフ、それを備えた供給フィーダ及び計量装置に関する。
組合せ計量を行う計量装置である組合せ秤は、一般に、物品を供給する供給装置から分散フィーダの円錐状の中央部に物品を供給し、分散フィーダは、その周囲に円形に設置された複数のリニアフィーダへ物品を搬送し、複数のリニアフィーダは、物品を複数の供給ホッパへ振動搬送して投入する。複数の供給ホッパでは一時的に物品を保持し、その下方に配設された複数の計量ホッパに物品を供給し、各計量ホッパでは、供給された物品の重量が重量センサによって計量され、その計量値に基づいて組合せ演算することにより、計量値の合計が目標組合せ重量と一致するか最も近い計量ホッパの組合せを選択し、この組合せに選択された計量ホッパの物品を排出し、集合シュートを介して包装機へ投入する。
かかる組合せ秤では、例えば、特許文献1に記載されているように、2種類の異なる物品を、それぞれ所定量ずつ混合して全体の重量が所定重量になるように計量する、いわゆる、ミックス計量を行う場合がある。
特開2012−225831号公報
特許文献1では、2種類のミックス計量を行うために、円形に配置された複数のリニアフィーダを、半円形に区分し、すなわち、一方の半円形に位置するリニアフィーダ群と、他方の半円形に位置するリニアフィーダ群とに区分して、各リニアフィーダ群に、各品種の物品をそれぞれ分散供給するようにしている。
かかるミックス計量では、ミックスする物品の品種は多く、ミックスする物品の量は少量の、いわゆる多品種少量の用途がある。
ミックスする物品を少量とするためには、リニアフィーダから供給ホッパを介して計量ホッパへ供給する物品を少量とする必要がある。
しかし、扁平な形状の物品、例えば、煎餅やビスケットなどの物品では、リニアフィーダによって振動搬送すると、扁平な面を上下に向けた姿勢、すなわち、横に倒れた倒伏姿勢で搬送されるために、複数枚、例えば、3〜5枚程度の物品が上下に重なり合って搬送されて供給ホッパに供給されることになり、少量の物品の供給は困難である。
本発明は、扁平な物品の少量ずつの搬送に好適なトラフ、それを備えた供給フィーダ、及び、計量装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明は、物品を振動搬送する振動フィーダのトラフであって、少なくとも、傾斜状態にある第1底面と、当該第1底面の一端に設けられ、前記第1底面により傾斜した前記物品が乗り上がることにより、前記物品の傾斜を、前記第1底面上での傾斜よりも急にする第1側壁とを備える。
本発明のトラフによると、トラフへ物品、例えば、扁平な物品が供給されると、先ず、その扁平な面を略上下に向けた倒伏姿勢で第1底面上に重なって振動搬送され、搬送方向の下手側に搬送されながら第1底面の傾斜に沿った姿勢に変化する。
そして、第1底面の傾斜に沿った姿勢の物品が振動により搬送されるにつれ、第1底面の端部の第1側壁に順次乗り上がり、当該物品の姿勢が、第1側壁の傾斜により、第1底面上での傾斜よりも急になる。また、振動搬送力を受けることで物品の大きい重なりがほぐされてゆく。
これにより、物品が第1底面上を搬送され、第1側壁に順次乗り上がり、物品の傾斜状態が倒伏姿勢から垂直姿勢に近づいてゆく。このとき、振動搬送力を受けて物品の大きい重なりがほぐされるので、1枚あるいは2枚といったように、物品が大きく重なっていない状態で、物品の姿勢を垂直状態に近づけることができる。
(2)本発明のトラフの好ましい一実施態様では、前記第1側壁は、前記第1底面の一端から、上拡がりに傾斜している。
本実施態様によると、第1側壁は、第1底面の一端から上拡がりに傾斜しているので、第1底面上を搬送されて第1底面の傾斜に沿った姿勢となった物品は、第1底面の上端を超えて、第1側壁に順次乗り上がる。第1側壁は第1底面の一端から上拡がりに傾斜しているので、物品が第1側壁に乗り上がるにつれて、より垂直に近い状態に近づく。
(3)本発明のトラフの好ましい一実施態様では、前記第1側壁は、前記物品の搬送方向の上手側から搬送方向の下手側に向かうにつれて、傾斜している面の面積が大きくなるよう形成されている。
本実施態様によると、第1側壁の傾斜している面は、搬送方向に向かうにつれて大きくなるので、物品の搬送が進むにつれて、第1底面で傾斜した物品の第1側壁への乗り上がりが順次大きくなる。第1側壁は、第1底面よりも物品の傾斜を急にすることができ、第1底面から第1側壁に物品が乗り上がるにつれて、次第に垂直に近い起立姿勢に近づいてゆく。
(4)本発明のトラフの好ましい一実施態様では、第1底面と、第1側壁と、第1底面の他側に沿って設けられた第2側壁とを備え、第1底面及び第1,第2側壁によって、物品を搬送する搬送通路が構成されており、第1底面は、その幅が物品の搬送方向の下手側に向かって狭くなっていると共に、第1側壁から前記第2側壁へ向けて下がり傾斜しており、第1底面、第1、第2側壁が、物品を搬送しながら整列させる整列領域を形成している。
本実施態様のトラフによると、整列領域へ物品、例えば、扁平な物品が供給されると、先ず、その扁平な面を略上下に向けた倒伏姿勢で底面上に重なって振動搬送され、搬送方向の下手側に搬送されながら第1底面の傾斜に沿って第2側壁側へシフトされ、一部の物品は、第2側壁に当接案内されながら搬送されてゆく。
底面の幅、すなわち、搬送通路の幅が狭くなっていくにつれて、一端を第2側壁に当接案内された物品の他端が、上拡がりに傾斜して設けられている第1側壁に乗り上がり、搬送が進むにつれて傾斜した第1側壁への乗り上がりが大きくなり、物品は次第に起立し、傾斜起立姿勢に整列されてゆく。
先狭まり搬送通路の終端では、幅が狭くなっているので、物品の数を少なくすることができ、傾斜起立姿勢の物品が重なったとしても、その重なりは少数に制約された整列状態となり、少数の傾斜起立姿勢で整列された状態の物品の排出が可能となる。
(5)本発明のトラフの好ましい実施態様では、前記物品の搬送方向の始端における前記第1底面の幅寸法は、前記物品の外形寸法より大きく、前記搬送方向の終端における前記第1底面の幅寸法は、前記物品の外形寸法より小さい。
この実施態様によると、物品の搬送方向の始端における第1底面の幅寸法は、物品の外形寸法より大きいので、扁平な物品は、その扁平な面を略上下に向けた倒伏姿勢を維持することができるが、第1底面の幅が徐々に狭くなっていく物品の搬送方向の終端では、第1底面の幅寸法が、物品の外形寸法より小さいので、扁平な物品は倒伏姿勢を維持することはできず、搬送方向の終端に向けて徐々に起立した姿勢に移行していくことになる。
(6)本発明のトラフの一実施態様では、前記整列領域の前記物品の搬送方向の上手側に、供給される前記物品を受け取って前記整列領域へ搬送する受取り領域を有し、前記受取り領域は、前記整列領域の前記第1,第2側壁に連なる第3,第4側壁、及び、前記第1底面に連なる第2底面を備え、前記受取り領域の前記第2底面及び前記第3,第4側壁によって、前記物品を搬入する搬入通路が構成され、前記第2底面は、前記第3側壁から前記第4側壁へ向けて下がり傾斜している。
この実施態様によると、整列領域の物品の搬送方向の上手側の受取り領域に供給された物品は、振動搬送力を受けることで、搬送方向下手側に搬送される。このとき、搬送方向下手側に搬送された物品の一部が第2底面の傾斜に沿って第4側壁側にシフトされる。また、振動搬送の間に、物品の大きい重なりがある程度ほぐされて次の整列領域に送り込まれる。
(7)本発明のトラフの他の実施態様では、前記整列領域の前記物品の搬送方向の下手側に、前記整列領域からの前記物品を受け取って搬出する搬出領域を有し、前記搬出領域は、前記整列領域の前記第1,第2側壁に連なる第5,第6側壁、及び、前記第1底面に連なる第3底面を備え、前記搬出領域の前記第5側壁は、上拡がりに傾斜しており、その傾斜が、前記整列領域の前記第1側壁の上拡がりの傾斜に比べて急である。
この実施態様によると、整列領域において傾斜起立姿勢に整列された扁平な物品は、搬出領域に移行し、第6側壁に下端を当接案内され、傾斜が急な第5側壁に上部をもたれ掛けさせた物品が、整列領域に比べてより起立した傾斜起立姿勢となって搬送され、搬出領域の終端から搬出される。
(8)本発明のトラフの一実施態様では、前記搬出領域の前記第3底面の幅は、前記整列領域の前記第1底面の幅より狭い。
この実施態様によると、搬出領域の第3底面の幅、すなわち、搬送通路の幅は、整列領域の搬送通路の幅に比べて狭いので、搬送する物品の数を、整列領域に比べて少なくすることができると共に、物品の姿勢を、より起立させた姿勢にすることができる。
(9)本発明のトラフの更に他の実施態様では、前記搬出領域の前記第5側壁の高さ寸法が、前記物品の外形寸法に比べて小さい。
この実施態様によると、搬出領域の第5側壁の高さ寸法が、物品の外形寸法に比べて小さいので、第5側壁にもたれ掛った傾斜起立姿勢の扁平な物品は、その下端が一点支持されるのに対して、その扁平な面の上部が、第5側壁の上端辺に搬送方向に沿って直線状に受止められた状態で起立することになる。従って、第5側壁の高さ寸法が物品の外形寸法に比べて大きく、物品の上端と下端との二点支持で傾斜起立する場合に比べて、傾斜起立姿勢が安定し、底面の幅方向にふらつくようなことなく傾斜起立姿勢を安定維持して搬送及び搬出される。
(10)本発明の供給フィーダは、上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のトラフを備える振動フィーダを上手側振動フィーダとすると共に、この上手側振動フィーダの前記トラフの前記第1側壁を上手側第1側壁とし、前記上手側振動フィーダと、該上手側振動フィーダの前記物品の搬送方向の下手側に配置される下手側振動フィーダとを備え、前記下手側振動フィーダのトラフは、前記上手側振動フィーダの前記トラフよりも低い位置に配置され、前記下手側振動フィーダのトラフは、下手側底面と、該下手側底面の一側に沿って設けられた下手側第1側壁と、前記下手側底面の他側に沿って設けられた下手側第2側壁とを備え、下手側振動フィーダの前記下手側底面及び前記下手側第1,第2側壁によって、前記物品を搬送する搬送通路が構成され、前記上手側振動フィーダの前記トラフの前記上手側第1側壁に対応する、前記下手側第1側壁は、上拡がりに傾斜している。
本発明の供給フィーダによると、上手側振動フィーダによって傾斜起立姿勢に整列されて搬出された物品は、下手側振動フィーダに落差をもって落下供給され、扁平な物品がその厚み方向に重なっていても、その落下衝撃によってほぐされる。また、下手側振動フィーダに落下供給される物品は、略起立した姿勢であるので、剛性の高い方向から下方の下手側振動フィーダへ落下して受け止められることになり、落下衝撃による破損が生じにくいものとなる。
(11)本発明の供給フィーダの他の実施態様では、前記下手側振動フィーダの前記トラフは、前記物品の搬送方向の上手側の第1領域と下手側の第2領域とを有し、前記下手側第1、第2側壁の各々は、前記第1領域と前記第2領域とに亘って形成され、前記第2領域における前記下手側第1側壁の上拡がりの傾斜は、前記第1領域における前記下手側第1側壁の上拡がりの傾斜よりも急である。
この実施態様によると、搬送方向の下手側の第2領域における下手側第1側壁の上拡がりの傾斜は、搬送方向の上手側の第1領域における下手側第1側壁の上拡がりの傾斜よりも急であるので、物品の姿勢を第1領域に比べて、より起立させた姿勢にして供給することができる。
(12)本発明の供給フィーダの更に他の実施態様では、前記第1領域における前記下手側第1,第2側壁の高さ寸法が、前記物品の外形寸法より大きく、前記第2領域における前記下手側第1,第2側壁の高さ寸法が、前記物品の外形寸法より小さい。
この実施態様によると、上手側振動フィーダから排出された物品を受け取る第1領域は、その下手側第1,第2側壁の高さ寸法が物品の外形寸法より大きく、深い搬送通路が形成されているので、傾斜起立姿勢で落下供給された物品は、落下衝撃で跳ね上がるようなことがあってもトラフから飛び出ることはない。
また、第1領域において傾斜起立姿勢で受け止められた物品は、その傾斜起立姿勢を維持して第2領域に移行するのであるが、この第2領域の下手側第1,第2側壁の高さ寸法が物品の外形寸法より小さいので、下手側第1側壁にもたれ掛った傾斜起立姿勢の扁平な物品は、その下端が一点支持されるのに対して、その扁平な面の上部が、下手側第1側壁の上端辺に搬送方向に沿って直線状に受止められた状態で起立することになる。従って、下手側第1側壁の高さ寸法が物品の外形寸法に比べて大きく、物品の上端と下端との二点支持で傾斜起立する場合に比べて、物品の傾斜起立姿勢が安定し、底面の幅方向にふらつくようなことなく傾斜起立姿勢を安定維持して搬送される。
(13)本発明の計量装置は、供給される物品を保持して排出する供給ホッパ及び前記供給ホッパから排出される物品を保持してその重量を計量するための計量ホッパを、上下に一連に有する計量ユニットの複数連を備え、これら複数連の計量ユニットに物品を供給する複数の供給フィーダを備え、複数の供給フィーダの内の少なくとも一部が、上記(10)ないし(12)のいずれか1項に記載の供給フィーダである。
本発明の計量装置によると、複数の供給フィーダの内の一部で扁平な物品を少量ずつの供給することが可能となり、扁平な物品を含む計量を精度よく行うことができる。
以上のように、本発明のトラフ、あるいは、供給フィーダによると、扁平な物品が上下に重なることなく、少量ずつ円滑に振動搬送することができる。
また、これらを計量装置に組み込むことで、扁平な物品を含む計量を精度よく行うことが可能となる。
図1は手前側の供給ユニットを取り除いた本発明の実施形態の計量装置の正面図である。 図2は計量装置の側面図である。 図3は供給ユニットを離間移動させた計量装置の側面図である。 図4は一部の供給ユニットを離間移動させた計量装置の平面図である。 図5は本発明の実施形態の供給フィーダのトラフの斜視図である。 図6は図5の供給フィーダの側面図である。 図7は図5の供給フィーダのトラフの平面図である。 図8は図5の供給フィーダの搬送終端側から見たトラフの正面図である。 図9は上段の振動フィーダのトラフにおける受取り領域での縦断正面図である。 図10は上段の振動フィーダのトラフにおける整列領域での縦断正面図である。 図11は上段の振動フィーダのトラフにおける搬出領域での縦断正面図である。 図12は下段の振動フィーダのトラフにおける第1領域での縦断正面図である。 図13は下段の振動フィーダのトラフにおける第2領域での縦断正面図である。 図14は計量ユニット及びリジェクト機構を示す側面図である。 図15はリジェクト作動状態の一部切欠き側面図である。 図16は貯留ホッパの位置切り換え構造を示す側面図である。 図17は計量装置の制御ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る計量装置の手前側の供給ユニット4を取り除いた状態の正面図であり、図2は、計量装置の側面図であり、図3は、供給ユニット4を離間移動させた計量装置の側面図であり、図4は、一部の供給ユニット4を離間移動させた計量装置の平面図である。
この実施形態の計量装置は、各種の食品や菓子、等の多品種、例えば、10品種の物品を所定少量ずつ組合せ計量するものである。この計量装置は、作業者Wが上り下り可能な階上の床面2に設置され、計量された物品を階下に設置した図示されていない包装機に投入して袋詰めする包装ラインに利用される。
なお、構造を理解し易くするために、以下の説明では、図1における横方向、図2,図3における紙面表裏方向、及び、図4の上下方向を、左右方向と呼称し、また、図1における紙面表裏方向、図2,図3における横方向、及び、図4の左右方向を、前後方向と呼称することとする。
図2ないし図4に示すように、計量装置の前後方向中央には、図示されていない支持枠を介してセンター基体1が床面2上に固定配備されている。
センター基体1の前面側(図2ないし図4の左側)と後面側(図2ないし図4の右側)のそれぞれには、左右一列状に列設した複数連ずつの計量ユニット3が、配備されている。この例では、図1,図4に示すように、各一列14連の計量ユニット3が列設されて、前後合わせて2列、計28連の計量ユニット3が備えられている。なお、複数連を構成する連の数は、任意であり、混合する物品の品種の数等に応じた数とすればよい。
前面側の計量ユニット3群の前方側(図2ないし図4の左方側)、及び、後面側の計量ユニット3群の後方側(図2ないし図4の右方側)には、計量される多品種の物品を、直線状に並んだ各計量ユニット3の上部へ供給する供給ユニット4が、計量ユニット群3にそれぞれ対向して近接配置されている。
各一連の計量ユニット3は、供給ユニット4から搬送されてきた物品を一旦保持して排出する供給ホッパ5と、供給ホッパ5から排出された物品を保持して計量するための計量ホッパ6と、計量ホッパ6から排出された計量済みの物品を保持するメモリホッパ7とを上下縦列状に配置した構造となっている。計量ユニット3の各ホッパ5,6,7は、センター基体1に従来と同様にして着脱可能に取付けられる。
なお、図示されていないが、供給ホッパ5、計量ホッパ6、メモリホッパ7の排出用のゲートを開閉するゲート駆動部や計量ホッパ6に供給された物品の重量を検出するための後述の重量センサ等が、センター基体1に収納支持されている。このセンター基体1と各供給ユニット4とは、図示しないケーブル等で接続されている。
各計量ユニット3は、上記のようにメモリホッパ7を備えており、組合せ演算に参加できるホッパ(有効ホッパ)の数を増やすことができる。
この実施形態では、前後各一列14連の計量ユニット3は、図1に示すように、左右方向に隣接する4つの部分連に区分されており、外側の部分連は4連、内側の部分連は3連に構成されている。
各部分連における計量ホッパ6とメモリホッパ7の下方には、所定の重量となるように組合せ演算で選択された複数の計量ホッパ6、あるいは、メモリホッパ7から排出された物品を集める第1集合シュート8が配備されている。
各部分連に対応する各第1集合シュート8の下方には、各第1集合シュート8の排出口を開閉する第1ゲート9が設けられており、各第1集合シュート8で集められた物品を一時的に受け止め保持し、排出することができる。更に、複数の第1ゲート9の下方には、各第1集合シュート8から排出された物品を滑落案内して計量ユニット3群の中央下方に集める単一の第2集合シュート10と、第2集合シュート10の中央の排出口を開閉する第2ゲート11が設けられている。前側及び後側の計量ユニット3群で計量され集められた全品種の物品を、第2集合シュート10の中央の一か所に集めて、第2ゲート11で一時的に受止め保持し、第2ゲート11を開放して下方の包装機へ排出する。この第2ゲート11は、包装機側からの排出要求指令に基づいて開放制御される。
供給ユニット4は、左右方向の外側の部分連とこれに隣接する内側の部分連との2つの部分連毎に1台ずつ対応しており、各部分連が4連と3連で構成されるので、1台の供給ユニット4によって7連分の計量ユニット3に物品を供給する。したがって、前面側の1列の計量ユニット3群の前方に2台、後面側の1列の計量ユニット3群の後方に2台の計4台の供給ユニット4が、左右に並列して配備されている。
供給ユニット4は、台枠12の上部に、物品を収容する貯留ホッパ13と、各貯留ホッパ13の下端から繰り出された物品を計量ユニット3に向けて振動搬送する供給フィーダ14を装備して構成されている。
各供給フィーダ14は、物品の搬送方向に沿って先下がり階段状に縦列配置された上段の振動フィーダ15と下段の振動フィーダ16とで構成されている。上段及び下段の各振動フィーダ15,16は、物品を載置して所定径路に沿って搬送するトラフ17,18と、これらを個別に振動駆動する加振機構19,20とで構成されている。このように供給フィーダ14を、2台の振動フィーダ15,16で構成することによって、物品を振動搬送する搬送距離を長くして、その間に物品を均して少量ずつ供給することができ、多品種少量の計量に好適である。
また、振動フィーダ15,16ごとに、振動強度(振幅)を設定することができるので、物品の品種に応じて、適切な振動強度を設定することができる。
貯留ホッパ13から上段の振動フィーダ15に投入供給された物品は、振動搬送されながらほぐされ、下段の振動フィーダ16に移載され、下段の振動フィーダ16によって振動搬送されて少量ずつ計量ユニット3の供給ホッパ5に送り込まれる。また、供給フィーダ14で振動搬送する際、搬送径路に形成されている上下段の振動フィーダ15,16の段差部における適度な落下衝撃によっても物品の塊がほぐされやすくなる。
各供給フィーダ14の上方には、上段の振動フィーダ15の終端(搬送方向終端)近くにおける物品の量あるいは嵩を、例えば、超音波で検知する物品検知センサ21がそれぞれ配備されている。
後述の制御装置は、物品検知センサ21による検知を受け、振動フィーダ15の終端の物品の量あるいは嵩が一定未満であると判断したときには、加振機構19を連続駆動させ、貯留ホッパ13から供給された物品を振動フィーダ15の終端に向け搬送する。そして、当該終端の物品の量あるいは嵩が一定以上となったとき、制御装置は、加振機構19を停止させる。このとき、加振機構20が駆動しているので、上段の振動フィーダ15に振動が伝わるので、振動フィーダ15の終端の物品を振動フィーダ16に向けて搬送可能である。
あるいは、制御装置は、振動フィーダ15の終端の物品の量あるいは嵩が一定以上となったとき、加振機構19の振動を順次弱くしてゆき、当該終端の物品が下段の振動フィーダ16に搬送されたタイミングで、停止してもよい。
以上の動作を繰り返すことにより、制御装置が、加振機構19を間欠的に駆動させる。
一方、加振機構20に関しては、制御装置は、供給ホッパ5内の量あるいは嵩が一定となるまでの間は、下段の振動フィーダ16上の物品を連続駆動する。そして、供給ホッパ5内の量あるいは嵩が一定となったとき、制御装置は、加振機構20を停止させ、供給ホッパ5への物品の搬送を止め、供給ホッパ5を開閉して、内部の物品を計量ホッパ6に供給する。以上の動作を繰り返すことにより、制御装置が、加振機構20を間欠的に駆動させる。
計量ユニット3へ少量ずつ物品供給が行えるのは、主に、供給フィーダ14(s)の構成によるものではあるが、加振機構19、20の振動強度は、少量供給にあった振動強度が予め設定されている。
この実施形態の計量装置は、扁平で厚みの薄い物品、例えば、煎餅やビスケットなどを含む多品種の物品を混合して組合せ計量するものである。供給フィーダ14群の大部分は、小さい菓子やナッツ等のばらけた物品を搬送対象とするものであり、その振動フィーダ15,16のトラフ17,18は、断面形状が、例えば、逆台形あるいはU字形の樋状に形成されている。また、一部の供給フィーダ14(s)は、本発明の実施形態に係る供給フィーダであって、煎餅などの扁平で上下に重なりやすい物品を搬送対象とする。
この実施形態の供給フィーダ14(s)では、物品の搬送方向の上手側の上手側振動フィーダとしての上段の振動フィーダ15のトラフ17、及び、搬送方向の下手側の下手側振動フィーダとしての下段の振動フィーダ16のトラフ18が、次のように構成されている。
図5は本発明の一実施形態に係る供給フィーダ14(s)のトラフ17,18の斜視図であり、図6は図5の供給フィーダ14(s)の側面図であり、図7は図5の供給フィーダ14(s)のトラフ17,18の平面図である。また、図8は供給フィーダ14(s)の搬送終端側から見たトラフ17,18の正面図である。
上手側振動フィーダとしての上段の振動フィーダ15のトラフ17は、貯留ホッパ13から送り込まれてきた物品を受け取る受取り領域A、受け取った物品を搬送しながらその姿勢を揃えて整列させる整列領域B、及び、整列された物品を所定姿勢に維持しながら搬送方向の下手側に案内する搬出領域Cに区分されている。
受取り領域Aは、対向する左右の第3,第4側壁17d,17e、第2底面17f、及び、前端壁17gを有し、物品の搬送方向の下手側に開放された浅い矩形箱状に形成されている。第2底面17f及び第3,第4側壁17d,17eによって物品の搬入通路が構成されている。
第2底面17fの一側に沿って設けられた第3側壁17dと、第2底面17fの他側に沿って設けられた第4側壁17eとによって規定される第2底面17fの幅寸法は、扁平な物品の外形寸法、例えば、外径(直径)が約40mmの円形の煎餅より十分大きい寸法、例えば、100mm程度に設定されている。
扁平な物品は、円形に限らず、多角形であってもよく、その場合の物品の外形寸法は、外形の最大寸法をいう。
受取り領域Aの第2底面17fは、第3側壁17dから第4側壁17eに向けて下がり傾斜している。
整列領域Bは、受取り領域Aの第3,第4側壁17d,17e、及び、第2底面17fに連なる第1、第2側壁17a,17b及び第1底面17cを備えている。物品の搬送方向に沿って延びる第1底面17cは、傾斜状態にあり、図8に示されるように、たとえば、受取り領域Aにおける第1底面17fと同じ角度で、第1側壁17aから第2側壁17bに向けて下がり傾斜している。この第1底面17cは、図7に示すように、その平面形状が搬送方向の下手側に向かって先狭まりの略三角形状に形成されている。なお、第1底面17cは、少なくとも傾斜状態にあればよく、必ずしも平面形状が搬送方向の下手側に向かって先狭まりでなくてもよい。
整列領域Bの第1底面17c及び第1,第2側壁17a,17bによって、物品の搬送通路が構成されている。
整列領域Bの第1底面17cは、受取り領域Aの第2底面17fに対して若干、例えば、数mm程度低くなっており、受取り領域Aの第2底面17fと整列領域Bの第1底面17cとが、物品の搬送方向下手側に向けて緩やかに下り傾斜する接続底面17hで繋がっている。
整列領域Bにおける第1底面17cの一側に沿う第1側壁17aは、上拡がりに傾斜して設けられているのに対して、第1底面17cの他側に沿う第2側壁17bは、これに連なる受取り領域Aの第4側壁17eと同様に鉛直に立設されている。
ここに、「側壁を、『上拡がり』に傾斜させて設ける」とは、底面、例えば、第1底面17cの一端に、第1底面17cとは逆側の方向に向けて、側壁、例えば、第1側壁17cを傾斜させて設けることをいう。言い換えれば、第1底面17cを基準にすると、側壁が、鉛直方向よりも大きな角度(鈍角)で設けられることをいう。簡単にいえば、側壁が底面を閉じる方向ではなく、底面から見て順次上方向に広がっていくように傾斜していくように設けられている状態をいう。
搬出領域Cは、整列領域Bの第1側壁17aに屈折して連なる第5側壁17i、整列領域Bにおける鉛直の第2側壁17bを直線的に延長した第6側壁17j、及び、整列領域Bにおける第1底面17cの終端から延長された小狭、例えば、10mm程度の第3底面17kを有するスペースを備えている。第3底面17k及び第5,第6側壁17i,17jによって物品の搬送通路が構成されている。第5側壁17iは、整列領域Bの第1側壁17aと同様に上方向に傾斜して設けられている。
また、下手側振動フィーダとしての下段の振動フィーダ16のトラフ18は、全体としては縦断面形状が小幅の逆台形に形成された直線樋状に構成されており、上段の振動フィーダ15から搬出されてきた物品を受け取る。
トラフ18は、搬送方向上手側の第1領域Dと、受け取った物品を一定の傾斜起立姿勢に維持しながら搬送して排出する、搬送方向下手側の第2領域Eとに区分されている。
トラフ18の第1領域Dには、対向する左右の下手側第1,第2側壁18a、18b、一定小幅、例えば、数mm程度の幅の水平な下手側底面18c、及び、搬送通路の後端を塞ぐ後端壁18dが備えられている。下手側底面18c及び下手側第1,第2側壁18a,18bによって、物品の搬送通路が構成されている。
供給フィーダ14(s)が組み立てられた状態において、上段の振動フィーダ15の終端排出高さと下段の振動フィーダ16の受取り高さとの間に、例えば、物品wの外形寸法(物品の最大寸法;例えば円形の物品の場合は、扁平状態の状態にある物品の直径)よりも大きな落差が生じるように設定されている。
第1領域Dの下手側第1,第2側壁18a,18bは、物品wの外形より少し大きい高さに立設されると共に、下手側第1,第2側壁18a,18bの搬送方向後部は更に高く延出され、その側壁延出部18a´,18b´の間に、上段の振動フィーダ15のトラフ17の終端が入り込むように配置される。
下手側第1,第2側壁18a,18bは、上段の振動フィーダのトラフ17における搬出領域Cの第5,第6側壁17i,17jに対応している。下手側第1側壁18aは急角度で傾斜立設されると共に、下手側第2側壁18bは、例えば、鉛直に立設されている。
また、トラフ18の第2領域Eには、第1領域Dにおける下手側第1側壁18aに屈折して連なる下手側第1側壁18e、第1領域Dにおける下手側第2側壁18bを搬送方向へ直線的に延長した下手側第2側壁18f、及び、第1領域Dの下手側底面18cを同じ幅で搬送方向へ直線的に延長してなる小幅(少なくとも、第1,第2底面よりも小幅)で水平な下手側底面18gが備えられている。下手側底面18g及び下手側第1,第2側壁18e,18fによって物品を搬送する搬送通路が構成されている。
第2領域Eの下手側第1,第2側壁18e,18fは、物品の外形より少し小さい高さに立設されている。
第1領域Dの下手側第1側壁18a及び第2領域Eの下手側第1側壁18eは、上拡がりに急角度に傾斜して立設されていると共に、第2領域Eの下手側第1側壁18eは、第1領域Dの下手側第1側壁18aよりも更にきつい傾斜角度で立設されている。
下段の振動フィーダ16のトラフ18の下手側第1側壁18a,18eは、上手側振動フィーダとしての上段の振動フィーダ15のトラフ17の上手側第1側壁としての整列領域Bの第1側壁17aよりも上拡がりに急角度で傾斜している。
扁平な物品を対象とする供給フィーダ14(s)は、以上のように構成されている。
次に、その機能を図9〜図13を参照しながら説明する。なお、図9〜図13では、機能の説明の理解を容易にするために、物品wの代表的な搬送姿勢を概略的に示している。
図9は上段の振動フィーダ15のトラフ17における受取り領域Aでの縦断正面図であり、図10は上段の振動フィーダ15のトラフ17における整列領域Bでの縦断正面図であり、図11は上段の振動フィーダ15のトラフ17における搬出領域Cでの縦断正面図である。また、図12は下段の振動フィーダ16におけるトラフ18の第1領域Dでの縦断正面図であり、図13は下段の振動フィーダ16における第2領域Eでの縦断正面図である。
貯留ホッパ13の下端出口から排出された扁平な物品、例えば、扁平で薄く丸い煎餅(外径が約40mm、厚みが約1mmの円形の煎餅)などの物品wは、先ず、上段の振動フィーダ15におけるトラフ17の受取り領域Aの全横幅に亘って落下供給される。受取り領域Aの一部の物品wは、図9に示すように、振動搬送力を受けて搬送方向下手側に向けて、第3側壁17dに当接案内されながら搬送されてゆく。また、他の一部の物品wは、第2底面17fの傾斜に沿って、第4側壁17e側にシフトされ、第4側壁17eに当接案内されながら搬送されてゆく。また、振動搬送力を受けることで物品wの大きい重なりがほぐされてゆく。
物品wが接続底面17hを通過して整列領域Bに移行すると、第1底面17cが、第2側壁17bに向かって下がり傾斜していることによって、一部の物品wは、第1底面17cの傾斜に沿った姿勢に変化し、搬送輸送力を受けて、順次、第1側壁17aに乗り上がり、第1底面17cよりも急な傾斜を有した姿勢となり、起立状態に近づく。
また、他の一部の物品は、第1底面17cの傾斜により第2側壁17f側に案内されながら搬送されてゆく。なお、搬送方向に向かって先下がり傾斜する接続底面17hを通過する際に、扁平な面を上下に向けた倒伏姿勢の物品wは上下に揺すられ、重なりのほぐし作用がもたらされる。
整列領域Bは、図5に示すように、搬送通路幅が次第に狭まるので、搬送通路幅が物品wの外形より小さくなる整列領域Bの後半に至ると、図10に示すように、一部または全部が第1側壁17aの傾斜面にすでに乗り上がった物品wの一端が重力により第2側壁17bに当たり、第1底面17cと第2側壁17bとの内角部を支点として、物品wが次第に起立状態に近くなる。
さらに、図5、7に示すように、第1側壁17aは、搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かうにつれて、傾斜面の面積が大きくなるよう形成されている。このため、上流側から搬送されてきた物品wの搬送が進むにつれて、第1底面17cで傾斜した物品の第1側壁17aの傾斜面への乗り上がりが順次大きくなる。第1側壁17aの傾斜は第1底面17cよりも急であるので、第1底面17cから第1側壁17aに物品wが乗り上がるにつれて、物品の傾斜は、第1底面17c上にあるときよりも急となり、次第に起立姿勢に近づいてゆく。
一方で、図10に示すように、第2側壁17bに当接案内された物品wの他端が、上拡がりに傾斜している第1側壁17eに乗り上がり、第1底面17cと第2側壁17bとの内角部を支点にしながら物品wが次第に起立されてゆく。
整列領域Bの搬送通路幅は、搬送方向に沿って徐々に狭くなるので、物品wは、詰ることなく、円滑に搬送される。
整列領域Bの終端部では、搬送通路幅が十分狭くなっているので、起立された物品wが重なったとしても3、4枚程度の少数枚に制約された整列状態で次の搬出領域Cに移行する。
図11に示すように、搬出領域Cに至った物品wは、引き続き上拡がりに急角度で傾斜立設されている第5側壁17iにもたれ掛かった傾斜起立姿勢を維持しながら下手側に搬送され、その終端から排出される。
この際、搬出領域Cにおいて第5側壁17iにもたれ掛った物品wは、第5側壁17iの高さよりも高い状態となり、その下端が一点支持されるのに対して、その扁平な面の上部が、第5側壁17iの上端辺に搬送方向に沿って直線状に受止められた状態で起立することになる。従って、物品wが、第5側壁17iの高さよりも低く、上端と下端との二点支持で起立する場合に比べて、起立姿勢が安定し、左右にふらつくようなことなく所定の傾斜起立姿勢を安定維持して搬送及び搬出される。
図12に示すように、上段の振動フィーダ15のトラフ17の終端から排出された物品wは、一定方向に少し傾いた傾斜起立姿勢のままで下段の振動フィーダ16におけるトラフ18の前部に落下供給される。傾斜起立姿勢で排出された物品wは、その外形より高い下手側第1,第2側壁18a,18bにおける更に高い側壁延出部18a´,18b´の間に落下供給されるので、物品wが落下衝撃で跳ね上がるようなことがあってもトラフ18から飛び出ることはない。
また、物品wが3、4枚程度重なって排出されても、トラフ18の前部で受け止められる際の落下衝撃によって重なりがほぐれやすいものとなる。この際、扁平な物品wの外周下端が、トラフ18の下手側底面18cに受止められるので、扁平な物品wが、倒伏した姿勢で面方向に落下して受け止められる場合に比べて物品wの破損が発生しにくいものとなる。
トラフ18の第1領域Dに落下供給されてほぐされた物品wは、上拡がりに傾斜する下手側第1側壁18aにもたれ掛かった傾斜起立姿勢で振動搬送されて第2領域Eに移行する。
図13に示すように、第2領域Eに至った物品wは、引き続き低くかつ急角度で傾斜する下手側第1側壁18eに案内され、一定の傾斜起立姿勢を安定維持しながら枚数が絞られて略1枚ずつ搬送されてゆく。
この際、第2領域Eの下手側第1,第2側壁18e,18fは物品wよりも低いので、下手側第1側壁18eにもたれ掛った物品wは、その下端が一点支持されるのに対して、その扁平な面の上部が下手側第1側壁18eの上端辺に、搬送方向に沿って直線状に受止められた状態で起立することになる。従って、下手側第1側壁18eが物品wよりも高く、物品wが上端と下端との二点支持で起立する場合に比べて、起立姿勢が安定し、左右にふらつくようなことなく傾斜起立姿勢を安定維持して搬送される。
この実施形態の計量装置には、以下のような構造が付随して備えられている。
供給ユニット4における台枠12の下端四隅には、図2,図3に示されるように、車輪22が備えられると共に、床面2には、車輪22を係合案内するレール23が前後方向に沿って敷設されている。各供給ユニット4が、レール23に沿って列方向の計量ユニット3群に対して直交する方向(前後方向)に接近及び離間移動できるようになっている。
つまり、図3、図4に示すように、供給ユニット4を、計量ユニット3へ物品を供給する供給位置から外方に大きく離間移動させて、供給ユニット4と計量ユニット3との間に作業者が入れる空間をあけることで、計量ユニット3の各ホッパ5,6,7や供給ユニット4における各部材を着脱しての洗浄や点検整備等のメンテナンスを容易に行うことができるものとなっている。
なお、洗浄や点検整備等の後、メンテナンス位置の供給ユニット4を計量ユニット3群に接近移動させる際、レール23近傍に突設されたストッパ24に台枠12が当接するまで接近移動させることで、供給フィーダ14の終端が供給ホッパ5に対して適正に位置決めされることになる。この位置決めされた供給位置で供給ユニット4を適宜ロック手段で固定して計量運転を開始することになる。
この実施形態では、1台の供給ユニット4を離間移動させることで、7連の計量ユニット3の正面を開放することができ、1連の計量ユニット3に対して1台ずつ供給ユニット4をそれぞれ対向配備する場合に比べて、洗浄作業や点検整備等が容易となる。なお、一列(この例では14連)の計量ユニット3群、に対して1台の供給ユニット4を対向配置すると、供給ユニット4の重量が大きく、かつ、左右に長いものになり、かえって取扱いにくいものになるものであり、数連(実施例では7連)の計量ユニット3に対して1台の供給ユニット4を対向配置することが望ましい。
物品を計量ユニット3の供給ホッパ5へ振動搬送する供給フィーダ14は、供給ユニット4の台枠12に設けられる一方、計量ユニット3の計量ホッパ6に供給された物品の重量を検出する重量センサは、センター基体1に設けられる、すなわち、物品の重量を検出する重量センサと、物品を振動搬送する供給フィーダ14とは、異なる筐体1,12にそれぞれ設けられる。これによって、物品を供給ホッパへ振動搬送する分散フィーダ及びリニアフィーダが、計量ホッパに供給された物品の重量を検出する重量センサと同一の筐体であるセンター基体に設けられる一般的な計量装置の構成に比べて、重量センサが、フィーダから受ける振動の影響を低減することができる。
供給ユニット4の台枠12には、図2,図3に示すように、計量ホッパ6に供給された過量の物品を排出するためのリジェクト機構25が備えられている。
図14は計量ユニット3及びリジェクト機構25を示す側面図である。
計量ホッパ6の下端には、独立して開閉作動可能な排出用の外ゲート6aと内ゲート6bが備えられており、外ゲート6aのみを外方に揺動開放させることで、計量した物品が第1送出径路(a)を介して直接下方の第1集合シュート8に送出され、内ゲート6bのみを内方に揺動開放させることで、計量した物品が第2送出径路(b)を介してメモリホッパ7へ送り込まれて一時保持されるようになっている。
すなわち、計量ホッパ6は、保持した物品を、異なる二つの排出方向に選択的に排出することが可能であり、排出された物品は、二つの経路である第1送出径路(a)、又は、第2送出径路(b)を通って第1集合シュート8、又は、メモリホッパ7へ送出される。
計量ホッパ6に供給された物品の重量が、所定重量範囲を超える過量である場合に、その過量の物品を排除するためのリジェクト機構25は、リジェクトシュート26と、これを前後水平に進退移動させる駆動機構としてのエアシリンダ27とを備え、リジェクトシュート26に投入した物品を回収する回収容器28が設けられる。
リジェクトシュート26は、計量ホッパ6の前記第1送出径路(a)に外側から対向して配備されている。通常時、図14に示すように、エアシリンダ27が短縮作動してリジェクトシュート26は、第1送出径路(a)の外側に退避しており、計量ホッパ6の外ゲート6aの開放に伴う物品の第1集合シュート8への排出を妨げることがない。
計量ホッパ6で計量された物品の重量が、所定重量範囲を超える過量である場合には、図15に示すように、エアシリンダ27が伸長作動して、リジェクトシュート26が第1送出径路(a)に進出するリジェクト状態となる。この状態で、外ゲート6aが開放作動されることで、計量ホッパ6内の過量の物品が、投入口及び排出口を有する筒状のリジェクトシュート26に排出され、過量の物品が回収容器28に流下回収される。また、回収が完了するとリジェクトシュート26は、第1送出径路(a)から退避した元の位置に戻り、計量ホッパ6の外ゲート6aが閉じられて次の物品の供給に備える。回収容器28は、異なる品種の物品が混じらないように、過量の物品を品種毎にそれぞれ回収できるように設けられている。これによって、回収された物品を、無駄なく効率的に再度の計量に供することができる。
なお、リジェクトシュート26の先端には、板材からなるガイド部材29が設けられている。このガイド部材29は、リジェクトシュート26が第1送出径路(a)から外方に退避した位置にある時、第1送出径路(a)に外方から対向した位置にあり、計量ホッパ6の外ゲート6aが開放されて排出される物品の外方への飛散をガイド部材29で阻止し、排出された物品を正しく第1集合シュート8に導くようになっている。
図1に示すように、供給ユニット4に備えられた貯留ホッパ13は、作業者にとって比較的高い位置に配備されるので、物品の補給を容易に行うために、高位置の物品供給位置と、低位置の物品補給位置とに切り換え昇降可能に構成されている。
この貯留ホッパ13の昇降構造が、図16に示されている。この例では、物品補給口13bを上方角部に備えた貯留ホッパ13が、台枠12に備えた支持ブラケット31に上下長孔32と2本のピン33a、33bを介して上下スライド、および、内外に反転回動可能に支持されている。
すなわち、長孔32の上部には、二股状に分岐された屈曲孔部が形成されており、貯留ホッパ13を上昇させた状態では、ピン33a、33bが屈曲孔部の端部にそれぞれ支持されることで、貯留ホッパ13が供給フィーダ14の始端上に対向して起立する物品供給位置に安定保持される。この状態から貯留ホッパ13を、ピン33aを中心として外側に90度回動させた後、少し外方へ引き出すと、両ピン33a、33bが上下長孔32の直線部位に位置することになる。これによって、外方に回倒させた姿勢の貯留ホッパ13を、両ピン33a、33bと上下長孔32の案内によって、そのままの姿勢で下降させることができる。
その下降限界が低位置の物品補給位置となり、貯留ホッパ13の物品補給口13bへの物品補給や清掃を容易に行うことができる。また、貯留ホッパ13と支持ブラケット31の下部に亘って伸縮自在なダンパー34が架設され、貯留ホッパ13の回動や下降に適度の抵抗を与えると共に、ホッパ持ち上げ操作のアシストを行うようになっている。
このように、貯留ホッパ13を降ろして低い位置で楽に補給を行った後、貯留ホッパ13を持ち上げるだけで所定の物品供給位置にセットすることができ、例えば、高位置に固定された貯留ホッパ13まで補給用の容器などを持ち上げて補給する場合に比べて補給作業が容易となる。
図17は、この実施形態に係る計量装置の制御ブロック図である。
各部を制御する制御装置41は、例えば、センター基体1内に収納されており、計量装置に対する操作、動作パラメータ等の各種の設定及び計量値等を表示する操作設定表示器42に接続されている。この制御装置41には、供給ユニット4の物品検知センサ21の検出出力及びセンター基体1に収納された複数の重量センサ40からの重量信号が与えられる。制御装置41は、供給ユニット4の上段及び下段の各振動フィーダ15,16の駆動を制御すると共に、各ホッパ5,6,7の排出用のゲート及び第1,第2ゲート9,11の開閉を制御する。
この制御装置41は、計量ホッパ6及びメモリホッパ7の物品の重量に基づいて、組合せ演算を行って適量組合せに選択されたホッパ6,7から物品を排出させる演算制御部43としての機能を有し、この演算制御部43は、計量ホッパ6へ供給される物品の重量が、所定重量範囲を超える過量である場合に、上記のようにリジェクト機構25によるリジェクトシュート26の出退動作を制御して、過量の物品を排除する。
なお、制御装置41は、必ずしも単独の制御装置で構成される必要はなく、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されてもよく、計量ユニット3側のセンター基体1と供給ユニット4とにそれぞれ設けるようにしてもよい。
この実施形態では、多品種、例えば、10品種の物品を混合計量するものであり、予め28連の計量ユニット3を、品種等を考慮して、例えば、4連、3連、2連など品種毎に連を適宜割り当て、操作設定表示器42を操作して制御装置41に割り当てた品種毎の連を登録する。登録した計量ユニット3の各連に対応する供給ユニット4の貯留ホッパ13に、対応する品種の物品を貯留して運転を行う。
制御装置41の演算制御部43は、各品種の物品にそれぞれ対応する計量ユニット3の計量ホッパ6及びメモリホッパ7の各品種の物品の重量に基づいて、組合せ演算を行う。この組合せ演算は、特に限定されず、従来公知の混合計量の組合せ演算を行えばよい。例えば、それぞれ所定重量範囲にある第1品種から第9品種までの9品種の物品について排出するホッパを決定し、それら9品種の物品の合計重量に、加算した重量が、目標組合せ重量を下限値とする許容重量範囲となる第10品種のホッパを選択し、決定した前記9品種の物品のホッパ、及び、選択した第10品種の物品のホッパを適量組合せのホッパとし、この適量組合せのホッパから物品を排出し、第1集合シュート8、第1ゲート9、第2集合シュート10及び第2ゲート11を介して包装機へ投入する。
これによって、合計重量が、許容重量範囲となる10品種の物品が混合された混合物品が、包装機で包装される。
上記のように本実施形態によれば、供給フィーダ14(s)の上段の振動フィーダ15では、トラフ17の受取り領域Aに供給される扁平な物品wを、整列領域B及び搬出領域Cへ振動搬送するにつれて徐々に起立させた傾斜起立姿勢に整列させると共に、物品wの枚数を3、4枚程度に絞って下段の振動フィーダ16のトラフ18に搬出することができる。
下段の振動フィーダ16のトラフ18では、上段の振動フィーダ15のトラフ17から搬出される傾斜起立姿勢の物品wを、第1領域Dで受け止め、その際の落下衝撃によって、物品wの厚み方向の重なりをほぐし、受け止めた物品wを第2領域Eへ振動搬送するにつれて、物品wをより起立した傾斜姿勢にすると共に、物品wの枚数を絞って略1枚ずつ供給ホッパ5に供給することができる。
このように扁平な物品を、扁平な面を上下に向けた倒伏姿勢から徐々に起立させて傾斜起立姿勢に整列させると共に、物品の枚数を略1枚に絞って供給することが可能となり、扁平な物品を倒伏姿勢で搬送する従来例のように、上下に複数枚の扁平な物品が重なり合って供給されることがない。
また、本実施形態によれば、供給ホッパ5及び計量ホッパ6を上下に一連に有する計量ユニット3の複数連を、各供給ホッパ5が直線状に並ぶように列設され、各供給ホッパ5へ物品を供給する供給ユニット4が、計量ユニット3の複数連に対向するように近接配置されるので、例えば、供給ホッパ5へ供給する物品の品種が多品種に亘る場合のように、計量ユニット3の複数連を構成する連の数を多くしたい場合には、直線状に列設される計量ユニット3及び供給ユニット4を、直線状に増設すればよく、円錐状の分散フィーダを中心に、複数のリニアフィーダ及び複数の各ホッパを円形に配置する従来の組合せ秤のように、分散フィーダを大径にして、分散フィーダを中心して全方向に占有スペースを広げる必要がなく、平面的にコンパクトなものとなる。
また、計量ユニット3の複数連を、センター基体1の両側に2列備え、各列にそれぞれ対応する供給ユニット4が、計量ユニット3の複数連に対向して近接配置されるので、同じ連数を1列のみで構成するのに比べて、列方向の長さを短くして平面スペースを有効に利用し、計量ユニット3及び供給ユニット4を集約して配置することができる。
[その他の実施形態]
(1)上記実施形態では、複数の計量ユニット3に対応する複数の供給フィーダ14の内の一部の供給フィーダ14(s)を、扁平な物品の搬送に好適な供給フィーダとし、扁平な物品を含んだ複数品種のミックス計量を行う場合を例示しているが、全ての供給フィーダを扁平な物品の搬送に好適な供給フィーダとし、単一品種の物品を組合せ計量する形態で実施することもできる。
(2)単一品種の物品を組合せ計量する場合は、従来の組合せ秤と同様に、円錐状の分散フィーダの周囲に、扁平な物品の搬送な好適な供給フィーダ14(s)を放射状に配備し、円形に配備された計量ユニット群に物品を供給するようにすることもできる。
(3)上記実施形態では、供給フィーダ14(s)を、上段の振動フィーダ15と下段の振動フィーダ16とによって構成したが、上段の振動フィーダ15のトラフ17の長さ、搬送通路幅、側壁の傾斜角度等を適宜変更して、上段の振動フィーダ15のみで構成してもよい。
(4)上記実施形態では、上段の振動フィーダ15のトラフ17は、受取り領域A及び搬出領域Cを備えていたが、例えば、搬送する物品の形状等に応じて、整列領域Bの長さ、搬送通路幅、側壁の傾斜角度等を適宜変更して、受取り領域A及び搬出領域Cの少なくともいずれか一方を省略してもよい。
3 計量ユニット
4 供給ユニット
5 供給ホッパ
6 計量ホッパ
14 供給フィーダ
15 振動フィーダ(上手側)
16 振動フィーダ(下手側)
17 トラフ(上手側振動フィーダ)
17a 整列領域の第1側壁
17b 整列領域の第2側壁
17c 整列領域の第1底面
17d 受取り領域の第3側壁
17e 受取り領域の第4側壁
17f 受取り領域の第2底面
17i 搬出領域の第5側壁
17j 搬出領域の第6側壁
17k 搬出領域の第3底面
18 トラフ(下手側振動フィーダ)
18a 第1領域の下手側第1側壁
18b 第1領域の下手側第2側壁
18c 第1領域の下手側底面
18e 第2領域の下手側第1側壁
18f 第2領域の下手側第2側壁
18g 第2領域の下手側底面
A 受取り領域
B 整列領域
C 搬出領域
D 第1領域
E 第2領域
w 物品

Claims (13)

  1. 物品を振動搬送する振動フィーダのトラフであって、
    少なくとも、傾斜状態にある第1底面と、当該第1底面の一端に設けられ、前記第1底面により傾斜した前記物品が乗り上がることにより、前記物品の傾斜を、前記第1底面上での傾斜よりも急にする第1側壁とを備える、
    トラフ。
  2. 前記第1側壁は、前記第1底面の一端から、上拡がりに傾斜している、
    請求項1に記載のトラフ。
  3. 前記第1側壁は、前記物品の搬送方向の上手側から搬送方向の下手側に向かうにつれて、傾斜している面の面積が大きくなるよう形成されている、
    請求項2に記載のトラフ。
  4. 前記第1底面と、前記第1側壁と、前記第1底面の他側に沿って設けられた第2側壁とを備え、前記第1底面及び前記第1,第2側壁によって、前記物品を搬送する搬送通路が構成されており、
    前記第1底面は、その幅が前記物品の搬送方向の下手側に向かって狭くなっていると共に、前記第1側壁から前記第2側壁へ向けて下がり傾斜しており、
    前記第1底面、前記第1、第2側壁が、前記物品を搬送しながら整列させる整列領域を形成している、
    請求項2または3に記載のトラフ。
  5. 前記物品の搬送方向の始端における前記第1底面の幅寸法は、前記物品の外形寸法より大きく、前記搬送方向の終端における前記第1底面の幅寸法は、前記物品の外形寸法より小さい、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のトラフ。
  6. 前記整列領域の前記物品の搬送方向の上手側に、供給される前記物品を受け取って前記整列領域へ搬送する受取り領域を有し、
    前記受取り領域は、前記整列領域の前記第1,第2側壁に連なる第3,第4側壁、及び、前記第1底面に連なる第2底面を備え、前記受取り領域の前記第2底面及び前記第3,第4側壁によって、前記物品を搬入する搬入通路が構成され、
    前記第2底面は、前記第3側壁から前記第4側壁へ向けて下がり傾斜している、
    請求項4に記載のトラフ。
  7. 前記整列領域の前記物品の搬送方向の下手側に、前記整列領域からの前記物品を受け取って搬出する搬出領域を有し、
    前記搬出領域は、前記整列領域の前記第1,第2側壁に連なる第5,第6側壁、及び、前記第1底面に連なる第3底面を備え、
    前記搬出領域の前記第5側壁は、上拡がりに傾斜しており、その傾斜が、前記整列領域の前記第1側壁の上拡がりの傾斜に比べて急である、
    請求項4または6に記載のトラフ。
  8. 前記搬出領域の前記第3底面の幅は、前記整列領域の前記第1底面の幅より狭い、
    請求項7に記載のトラフ。
  9. 前記搬出領域の前記第5側壁の高さ寸法が、前記物品の外形寸法に比べて小さい、
    請求項7または8に記載のトラフ。
  10. 前記請求項1ないし9のいずれか1項に記載のトラフを備える振動フィーダを上手側振動フィーダとすると共に、この上手側振動フィーダの前記トラフの前記第1側壁を上手側第1側壁とし、前記上手側振動フィーダと、該上手側振動フィーダの前記物品の搬送方向の下手側に配置される下手側振動フィーダとを備え、
    前記下手側振動フィーダのトラフは、前記上手側振動フィーダの前記トラフよりも低い位置に配置され、
    前記下手側振動フィーダのトラフは、下手側底面と、該下手側底面の一側に沿って設けられた下手側第1側壁と、前記下手側底面の他側に沿って設けられた下手側第2側壁とを備え、下手側振動フィーダの前記下手側底面及び前記下手側第1,第2側壁によって、前記物品を搬送する搬送通路が構成され、
    前記上手側振動フィーダの前記トラフの前記上手側第1側壁に対応する、前記下手側第1側壁は、上拡がりに傾斜している、
    供給フィーダ。
  11. 前記下手側振動フィーダの前記トラフは、前記物品の搬送方向の上手側の第1領域と下手側の第2領域とを有し、
    前記下手側第1、第2側壁の各々は、前記第1領域と前記第2領域とに亘って形成され、
    前記第2領域における前記下手側第1側壁の上拡がりの傾斜は、前記第1領域における前記下手側第1側壁の上拡がりの傾斜よりも急である、
    請求項10に記載の供給フィーダ。
  12. 前記第1領域における前記下手側第1,第2側壁の高さ寸法が、前記物品の外形寸法より大きく、前記第2領域における前記下手側第1,第2側壁の高さ寸法が、前記物品の外形寸法より小さい、
    請求項11に記載の供給フィーダ。
  13. 供給される物品を保持して排出する供給ホッパ及び前記供給ホッパから排出される物品を保持してその重量を計量するための計量ホッパを、上下に一連に有する計量ユニットの複数連を備え、
    これら複数連の計量ユニットに物品を供給する複数の供給フィーダを備え、
    複数の供給フィーダの内の少なくとも一部が、前記請求項10ないし12のいずれか1項に記載の供給フィーダである、
    計量装置。
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