JPH09146483A - 標識装置 - Google Patents

標識装置

Info

Publication number
JPH09146483A
JPH09146483A JP7307093A JP30709395A JPH09146483A JP H09146483 A JPH09146483 A JP H09146483A JP 7307093 A JP7307093 A JP 7307093A JP 30709395 A JP30709395 A JP 30709395A JP H09146483 A JPH09146483 A JP H09146483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
main
pattern
self
main sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7307093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3330479B2 (ja
Inventor
Hiromi Nakamura
弘美 中村
Yasuo Nakamura
安男 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP30709395A priority Critical patent/JP3330479B2/ja
Publication of JPH09146483A publication Critical patent/JPH09146483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3330479B2 publication Critical patent/JP3330479B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性のあるメインシートに自発光式標識パ
ターンを取り付けた標識装置を収納する際に、標識パタ
ーンが曲げにより損傷されるおそれがある。 【解決手段】 可撓性のある自発光式標識パターン2
(3,4)を、可撓性のあるメッシュ構造のメインシー
ト1に取り付けた構成の標識装置において、メインシー
ト1の下側部に所要の径寸法の主軸15を設ける。収納
時にメインシート1をこの主軸15に巻き取ることで、
メインシート1は主軸15の径寸法に従った曲率で巻き
取られるため、自発光式標識パターン2が極度に曲げら
れて損傷されることが防止される。また、標識装置を設
置した状態では主軸15が錘の役目を果たし、メインシ
ート1を平坦な状態に保持して標識パターン2の表示を
見易くでき、しかもメインシート1が風等によってあお
られることが抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路工事や事故等に
際しての交通規制や、車両や歩行者に対する通行規制を
行うために用いる標識装置に関し、特に所要のパターン
に形成された自発光式の標識パターンを可撓性のあるシ
ートに配設して巻取り収納を可能にした構成の標識装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路用の標識装置としては、金属
板等の板材の表面に所要の標識パターンを記載した標識
板をポール等により立設する構成のものが用いられてい
る。しかしながら、この構成のものは標識板を安定に支
持するためにはコンクリートや厚い鉄板等の土台が必要
とされるため、重量が嵩み、持ち運びが困難であり、か
つ収納スペースをとるという問題がある。このため、本
出願人は先に特願平6−330251号において軽量で
かつ折り畳み可能な自発光式の標識装置を提案してい
る。この標識装置は、可撓性及び通気性を有するシート
を基材とし、このシートに複数の発光部ユニットを取着
して所定の標識パターンを構成したものである。この標
識装置を用いれば、標識を軽量化できるため、これを支
持するポールや土台等も軽量化でき、かつ折り畳むこと
で持ち運びが容易で、かつ収納にも有利となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この先
の提案のものは、持ち運び時や収納時にシートを折り畳
むと、発光部ユニットの箇所で折り曲げられることがあ
り、発光部ユニットや電源接続用の中継基板等に外力が
加えられて発光部ユニットや中継基板が損傷されるおそ
れがある。このため、シートを一端側から巻き込んで収
納することも提案されているが、巻き取り径が小さい
と、発光部ユニットや中継基板において曲げ力が加えら
れ、これらの損傷を確実に防止することはできない。
【0004】また、標識装置を実際に使用している状態
では、シートの通気性によって風等に対しても撓むこと
は少なくなるが、これを完全に防止することは困難であ
る。特に、シートを垂直に垂らした状態で使用している
ときには、シートの下縁部が風によってあおられ易く、
シートの平面性が確保し難くなり、その結果シート表面
に配列した発光部ユニットで構成される標識パターンの
視認性が低下され易くなる。
【0005】本発明の目的は、このような先に提案した
標識装置に潜在する問題を解消し、標識パターンを損傷
することなく収納を可能とし、かつ使用時におけるシー
トの撓みによる視認性の低下を改善した標識装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の標識装置は、可
撓性のあるメインシートと、このメインシートに取り付
けられた可撓性のある自発光式標識パターンとで構成さ
れる標識装置において、メインシートの少なくとも一側
部に一体的に取り付けられた軸部を備えており、標識装
置の収納時に前記メインシートを前記軸部に巻き取るよ
うに構成したことを特徴とする。
【0007】ここで、軸部は、自発光式標識パターンに
許される曲げ曲率寸法よりも大きな半径の円形或いは多
角形をした中実或いは中空の筒で形成されることが好ま
しい。また、軸部に設けられた内部空間には、自発光式
標識パターンの発光素子を発光させる点灯回路が内装さ
れることが好ましい。また、軸部はメインシートの下側
部に、さらにメインシートの上側部に補助の軸部が設け
られることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を道路標識に適用した
実施形態の斜視図、図2はその正面図、図3は側面図で
ある。編み目或いは多数の細孔が形成されて通気性、通
風性のある可撓性を有するメッシュ状のメインシート1
を所定寸法、例えば縦横が1m×1mの矩形に形成し、
このメインシート1の一方の面に所要のパターンに形成
された自発光式標識パターン2、ここでは横方向を向い
た3つの矢印を配列した矢印パターン3と、「工事中」
の文字を配列した文字パターン4とがそれぞれメインシ
ート1の平面上下方向の各位置に配列され、固定支持さ
れている。そして、この実施形態では、前記文字パター
ン4はメインシート1に対して直接に配設されている
が、後述するように矢印パターン3は可撓性のあるサブ
シート上に配設されており、このサブシートがメインシ
ート1に対して着脱可能とされている。これにより、矢
印パターン3は矢印の向きを一方向、或いは反対方向に
向けた状態でメインシート1に装着することができるよ
うに構成される。
【0009】前記矢印パターン3や文字パターン4から
なる自発光式標識パターン2は、図4に矢印パターン3
で例示するように、可撓性のある絶縁基板に薄膜導体を
所要のパターンに形成したFPC基板(フレキシブルプ
リント回路基板)5の表面に、光反射率の高いアンバー
色の反射シート6が貼り付けられ、これらFPC基板5
と反射シート6とが矢印形状に切り抜いて形成される。
また、このとき、反射シート6には矢印形状の中心線に
沿って複数箇所に窓6aが設けられ、この窓6a内に露
呈されたFPC基板5の表面にチップ型の発光ダイオー
ド7aや抵抗7b等が搭載され、薄膜導体8によって電
気接続された構成とされる。そして、前記FPC基板5
の薄膜導体8にはリード線9が接続され、複数個の各矢
印パターン3がリード線によって電気的に接続され、後
述する電源回路に接続される。なお、文字パターン4に
ついても、反射シートが赤色で構成され、かつ前記した
ように「工事中」の文字パターンに形成されている他
は、矢印パターンと同様に構成される。
【0010】ここで、前記「工事中」の自発光式標識パ
ターンを構成する3つの各文字パターン4は、図2に示
したように横一列に配列された状態とされ、かつそのA
A線断面構造を図5(a)に示すように、これら文字パ
ターン4の前面を覆うようにその輪郭に沿ってパターン
形成されたポリエチレン等の透明樹脂シート41が被せ
られ、かつメインシート1の裏面側にも同様の透明樹脂
シート42が配置され、しかる上で各透明樹脂シート4
1,42の周縁部がメインシート1を挟んだ状態で一体
的に溶着されている。このため、表面と裏面の透明樹脂
シート41,42がそれぞれ支持シートとして両者間に
液密空間43が画成され、この液密空間内にメインシー
ト1の一部と文字パターン4が封止された状態となり、
雨水等に対する防水性が確保される。この場合、透明樹
脂シートの外形寸法は文字パターンの外形よりも多少大
きくされ、各文字パターン4は気密空間43内で特に平
行方向に余裕を持って内装されるように構成される。な
お、図2に示すように、各文字パターンに直列に接続さ
れたリード線9は、透明樹脂シート41,42の一部の
間から引き出されている。
【0011】一方、前記矢印パターン3は、図2のBB
線断面構造を図5(b)に示すように、前記したように
可撓性を有し、かつ表面の光反射率が比較的に大きな厚
手の塩化ビニール等からなるサブシート31に支持され
る。3つの矢印パターン3は、図2に示したように横一
列に配列された状態で、これらの前面を覆うようにその
輪郭に沿ってパターン形成されたポリエチレン等の透明
樹脂シート32が被せられ、しかる上で、透明樹脂シー
ト32の周縁部がサブシート31の表面に一体的に溶着
されている。このため、サブシート31と透明樹脂シー
ト32で液密空間33が画成され、この液密空間33内
に矢印パターン3が封止された状態となる。この場合、
透明樹脂シート32の外形寸法は矢印パターン3の外形
よりも大きくされ、各矢印パターン3は液密空間33内
で特に平面方向に余裕を持って内装されるように構成さ
れる。なお、各矢印パターン3に接続されたリード線9
は、図1に示すようにサブシート31の裏面側から引き
出され、固定テープ34等によりメインシート1に接着
された状態で保持される。また、前記サブシート31の
周縁6箇所には、樹脂成形された雌ホック35が取着さ
れており、後述するようにこの雌ホック35を利用する
ことで前記メインシート1に対して着脱可能な構成とさ
れる。
【0012】また、前記メインシート1は、例えばポリ
エステル等の高融点の繊維を編み込んだメッシュに、塩
化ビニール樹脂等の相対的に融点が低い樹脂材をコーテ
ィング加工されており、機械的な強度が高められ、かつ
雨水や排気ガス等の影響による化学的な強度が高められ
たものである。そして、図1ないし図3に示したよう
に、このメインシート1の周側部には、その縁部を覆う
ように塩化ビニールやポリエチレン等のシート帯11が
延設され、かつこれらシート帯11をメインシート1に
対して溶着して一体化することでメインシート1の周側
部を覆うフリンジ部11として形成されている。そし
て、このフリンジ部11の複数箇所には円形の固定環1
2を固定し、標識装置を設置する際に紐やワイヤを挿通
させるために利用される。また、前記矢印パターン3を
設けたサブシート31の雌ホック35に対応する6箇所
には雄ホック13が固定されており、この雄ホック13
と前記雌ホック35を嵌合させることで、サブシート3
1をメインシート1に固定支持させることができるよう
に構成される。なお、サブシート31から引き出されて
いるリード線9は、フリンジ部11の一部においてフリ
ンジ部11内に挿通される。
【0013】前記メインシート1の下側部には、前記フ
リンジ部11を構成するシート帯と同じ樹脂材料からな
る一対の幅広のシート帯14が対向して前記下側部に沿
って延設され、かつこれら幅広シート帯14の上縁部と
下縁部が互いに向かい合わせに溶着されて筒状に形成さ
れる。そして、この筒状の内部には円筒状の主軸15が
挿入されている。この主軸15はその重量が多少重目に
形成され、かつその外径寸法は後述するようにメインシ
ート1を巻き取ったときに嵩張らない範囲内でなるべく
大きな寸法に設定されている。
【0014】前記主軸15はその両端部に円形キャップ
16が被せられて内部が封止され、この内部には前記標
識パターン2に設けた発光ダイオード7aを発光させる
ための電源回路基板10が内装されている。そして、前
記文字パターン4と矢印パターン3からそれぞれ引き出
されたリード線9は、図外のゴムブッシング等により防
水が保たれた状態で前記主軸15の一部に開設された孔
15aを挿通され、この電源回路基板10に接続され
る。また、電源回路基板10に接続された電源コード2
0は防水が保持されながら前記キャップ16に設けられ
た孔16aを通して外部に引き出され、その先端部にコ
ネクタ21が接続されている。
【0015】また、同様に前記メインシート1の上側部
にも一対の幅広シート帯17が対向して配置され、その
上縁部と下縁部とが溶着されて筒状に形成され、この筒
状の内部に円形軸からなる補助軸18が挿入されてい
る。この補助軸18は、中実形状であり、かつその外径
寸法は補助軸18が極端に曲げられることがない程度の
強度を有する範囲で前記主軸15よりも小径に形成され
る。さらに、これら一対の幅広シート帯17のうち、裏
面側の幅広シート帯の裏面には、後述するようにメイン
シート1を巻き取ったときの外周長よりも幾分長く形成
された保護シート19の一側部が一体的に連結されてい
る。この保護シート19はここでは木綿或いは化学繊維
等の布で形成され、その一縁部が前記幅広シート帯17
の一部に縫い合わされており、かつ前記一縁部と他縁部
の片面には、着脱が可能な結合手段、例えば、一方が微
小フック群で、他方がループ状繊維群で構成されるテー
プ構造をした商品名「マジックテープ」等の結合手段
(図示せず)が取着される。
【0016】なお、この実施形態では、メインシート1
の上側部と下側部のそれぞれに設けられた幅広シート帯
14,17の外縁部にも、複数個の円形をした固定環1
2を設けている。
【0017】したがって、この標識装置を実際に設置す
る場合には、図6に示すように、道路の一部に立設され
た2本の支柱100間にメインシート1を拡げた状態で
掛止させる。このとき、例えば、支柱100に設けたフ
ック101にメインシート1の固定環12を直接、或い
は図外のリングを介して引っ掛けることにより取着す
る。これにより、標識装置はメインシート1が拡げられ
て略垂直面の状態で支柱110間に支持されることにな
る。そして、この状態ではメインシート1の上側部に沿
って補助軸18が存在し、下側部に沿って主軸15が存
在しているため、メインシート1はこれら補助軸18と
主軸15によって上側部と下側部が直線状態に保持され
るため、その表面の平坦性が保持される。特に、下側部
では主軸15の重量が錘として機能してメインシート1
に対して下方への引張力を付与するため、表面の平坦性
が高いものとなる。そして、この平坦性は強風がメイン
シート1に当たった場合でも、特にその下側部が主軸1
5によって形状保持されるためにあおられることがな
く、確実に保持される。
【0018】そして、電源コード20を通して自発光式
標識パターン3に電力を供給すると発光ダイオード7a
が発光される。また、これと共に、自発光式標識パター
ン2の反射シート6が自動車の前照灯の光、或いは街路
灯灯の外光を反射するために、標識パターンの表示が行
われ、自動車の運転者に対して標識を認知させることが
可能となる。なお、発光ダイオード7aの発光は、電源
回路基板10での制御により、連続発光、点滅、順序的
な発光等の任意の形態での発光が可能となる。また、各
発光ダイオード7aは、反射シート6で構成される矢印
或いは文字の各パターン3,4の中心線に沿って配設し
てあるため、反射シート6の中心線に沿う部分が最も明
るくなり、そこから両幅方向の領域の反射シート面を照
らすため、独特の表示効果を得ることが可能となる。
【0019】一方、標識装置を使用しない場合には、図
7(a),(b)のように、下側部に設けた主軸15を
芯にしてメインシート1を下側部から上側部に向け巻き
取ればよい。そして、上側部まで巻き取った後に、主軸
15と補助軸18を含む全体を包むように保護シート1
9を巻き付け、その一縁部を他縁部に結合させること
で、標識装置を収納することが可能となる。このとき、
主軸15の外径寸法は、比較的に大きな径寸法に設計し
ているため、メインシート1を巻き取るときに矢印、文
字の各パターン3,4が円筒面状に曲げられるが、その
曲率は主軸15の外径寸法よりも小さくされることがな
いため、各パターン3,4が曲げにより損傷されること
が防止される。特に、この実施形態では各パターン3,
4にFPC基板5を用いており、このFPC基板5は曲
げによって薄膜導体が破断され易いが、曲げの曲率が制
限されることで、その破損が有効に防止される。
【0020】また、メインシート1を主軸15に巻き取
る際に、自発光式標識パターンの箇所では、その表面ま
たは表裏面側に透明樹脂シート32,41,42が存在
し、裏面側にサブシート31やメインシート1が存在し
ているため、その厚さが他の部位よりも大きくなり、巻
き取りでの内外の円周寸法差によって各パターン3,4
に応力が加わり、これらに皺状の曲げが生じるおそれが
ある。しかしながら、この実施形態では、透明樹脂シー
ト41,42,32やサブシート31で画成される液密
空間33,43は各パターン3,4の外形寸法よりも大
きくされているため、図8に文字パターン4の一部を示
すように、文字パターン4はその液密空間43内で自由
に移動されるため、特に平面方向での移動により前記応
力を逃がすことが可能となり、文字パターン4に曲げが
生じることが回避される。これは矢印パターン3におい
ても同じである。
【0021】なお、この実施形態では、矢印パターン3
を可撓性のあるサブシート31に設け、このサブシート
31をメインシート1に対して着脱可能としているた
め、図9のように、雄ホック13と雌ホック35とを取
り外し、サブシート31を平面方向に180度回転させ
て左右を逆にした状態で再び雄ホック13と雌ホック3
5を係合させることにより、矢印パターン3を左右逆方
向に向けて表示させることも可能である。この場合、リ
ード線9に捩れが生じるが、この程度では何ら問題が生
じることはない。
【0022】ここで、前記実施形態では文字パターン4
をメインシート1に保持させるために、メインシート1
の表面側と裏面側に透明樹脂シート41,42を配設し
ているが、図10に示すように、裏面側の透明樹脂シー
ト42はメインシート1の表面側に配置してもよい。す
なわち、一対の透明樹脂シート41,42をその周縁部
で溶着して液密空間43を画成し、この空間内に文字パ
ターン4を内装した上で、裏面側の透明樹脂シート42
をメインシート1に固着する構成としてもよい。この場
合、透明樹脂シート42をメインシート1に固着する手
法としては、前記実施形態と同様に透明樹脂シート42
の周縁部をメインシート1に溶着する方法が採用でき
る。或いは、樹脂性の接着剤による接着も利用できる。
この構成では、文字パターン4及び透明樹脂シート4
1,42からなる構体を別工程で形成しておき、後工程
でメインシート1に一体化するという製造手順が採用で
きるため、製造の作業性の点では前記実施形態の構造よ
りも有効である。なお、この構成の場合でも、液密空間
43の寸法は文字パターン4の外形寸法よりも幾分大き
くし、液密空間43内で文字パターン4が移動できるよ
うに構成することが肝要である。また、矢印パターン3
を文字パターン3と同様にメインシート1に直接的に設
置する場合には、文字パターン4と同様の構成が採用で
きる。
【0023】ここで、メインシート1のメッシュ構造と
して種々のものが利用でき、前記実施形態では図11
(a)のような枡目型のものを採用している。これに対
し、図11(b)のような三角形型、図11(c)のよ
うなハニカム型等のメッシュ構造が採用できる。特に、
三角形型のものは、メッシュ周辺部での引張力に対して
もメッシュ形状に崩れが生じないため、この引張力が標
識パターン2にまで影響されることが防止でき、標識パ
ターン2が変形され、さらには標識パターン2ないし透
明樹脂シート41,42やサブシート31がメインシー
ト1から剥離されることが防止される。
【0024】また、前記実施形態では主軸15のキャッ
プ16から電源コード20を引き出してコネクタ21を
接続しているが、キャップ16に直接コネクタを配設
し、電源コードに接続される外部コネクタをこのコネク
タに着脱可能に構成してもよい。このようにすれば、標
識装置から電源コードが引き出されることがないため、
収納時の取り扱いの利便性を高めることができる。
【0025】さらに、メインシートの下側部の主軸15
は中実の円形軸、或いは断面が多角形の筒軸或いは中実
軸であってもよい。ただし、中実軸の場合には、その一
部に凹部や透孔を開設し、この凹部内に電源回路基板を
内装し、電源コードを透孔内に挿通させるようにしても
よい。また、メインシートの上側部の補助軸18は、円
形に限られるものではなく、円筒軸或いは角軸であって
もよい。あるいは、メインシートを設置する支柱間にわ
たって水平桟が存在し、メインシートの上側部をこの水
平桟に係止させることができる場合には、この上側部の
補助軸は省略してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、可撓性の
ある自発光式標識パターンを取り付けたメインシートの
一側部に軸部を設けたことにより、メインシートをこの
軸部に巻き取ることで、その収納を行うことができる。
これにより、メインシートは軸部の径寸法に従った曲率
で巻き取られるため、自発光式標識パターンが極度に曲
げられて損傷されることが防止される。また、軸部をメ
インシートに下側部に配設することで、標識装置を設置
した状態では軸部が錘の役目を果たし、メインシートを
平坦な状態に保持して標識パターンの表示を見易くで
き、しかもメインシートが風等によってあおられること
が抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の標識装置の一実施形態の斜視図であ
る。
【図2】図1の標識装置の正面図である。
【図3】図1の標識装置の側面図である。
【図4】自発光式標識パターンの分解斜視図である。
【図5】文字パターンと矢印パターンのそれぞれ図2の
AA線、BB線に沿う断面図である。
【図6】標識装置の設置状態を示す正面図である。
【図7】標識装置の収納状態を示す斜視図と側面図であ
る。
【図8】標識パターンが移動する状態を示す一部の断面
図である。
【図9】矢印パターンの方向を変更する状態を示す斜視
図である。
【図10】標識パターンの変形例を示す断面図である。
【図11】メインシートを構成するメッシュ形状を示す
図である。
【符号の説明】
1 メインシート 2 自発光式標識パターン 3 矢印パターン 4 文字パターン 5 FPC基板 6 反射シート 7a 発光ダイオード 10 電源回路基板 15 主軸 18 補助軸 31 サブシート 32 透明樹脂シート 41,42 透明樹脂シート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性のあるメインシートと、このメイ
    ンシートに取り付けられた可撓性のある自発光式標識パ
    ターンとで構成される標識装置において、前記メインシ
    ートの少なくとも一側部に一体的に取り付けられた軸部
    を備え、標識装置の収納時に前記メインシートを前記軸
    部に巻き取るように構成したことを特徴とする標識装
    置。
  2. 【請求項2】 自発光式標識パターンは、可撓性のある
    プリント基板の表面に所要パターンの反射膜と1個以上
    の発光素子を配設し、前記メインシートに直接的に、或
    いは可撓性のあるサブシートを介して取り付けられる請
    求項1の標識装置。
  3. 【請求項3】 メインシートは、メッシュシートからな
    る請求項1または2の標識装置。
  4. 【請求項4】 軸部は、自発光式標識パターンに許され
    る曲げ曲率寸法よりも大きな半径の円形或いは多角形を
    した中実或いは中空の筒で形成される請求項1ないし3
    のいずれかの標識装置。
  5. 【請求項5】 軸部に設けられた内部空間に、自発光式
    標識パターンの発光素子を発光させる点灯回路が内装さ
    れてなる請求項4の標識装置。
  6. 【請求項6】 軸部はメインシートの下側部に設けられ
    る請求項1ないし5のいずれかの標識装置。
  7. 【請求項7】 メインシートの上側部に補助の軸部が設
    けられる請求項6の標識装置。
JP30709395A 1995-11-27 1995-11-27 標識装置 Expired - Fee Related JP3330479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30709395A JP3330479B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 標識装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30709395A JP3330479B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 標識装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09146483A true JPH09146483A (ja) 1997-06-06
JP3330479B2 JP3330479B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=17964947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30709395A Expired - Fee Related JP3330479B2 (ja) 1995-11-27 1995-11-27 標識装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3330479B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011040570A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 West Nippon Expressway Engineering Chugoku Co Ltd Led表示装置
JP2012128129A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Shunji Noda Led支持装置、及びそれを備える内照式看板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011040570A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 West Nippon Expressway Engineering Chugoku Co Ltd Led表示装置
JP2012128129A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Shunji Noda Led支持装置、及びそれを備える内照式看板

Also Published As

Publication number Publication date
JP3330479B2 (ja) 2002-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3330479B2 (ja) 標識装置
US20070097505A1 (en) Illuminated signaling device
JP2007163992A (ja) フレキシブルシートディスプレイ
JP3330480B2 (ja) 標識装置
US7125597B2 (en) Pennant tape
JP2006309495A (ja) 信号灯
JPH0546070Y2 (ja)
JP3157086B2 (ja) 標識装置
JP3330457B2 (ja) 自発光式標識装置
JP6231738B2 (ja) 道路用標示装置
GB2365048A (en) Hazard warning device
JP2011040570A (ja) Led表示装置
CN105625204A (zh) 一种事故现场保护警示伸缩器
JPH07271318A (ja) 工事用看板
KR200255492Y1 (ko) 에드벌륜을 이용한 광고판
JPH0538395Y2 (ja)
JP3076972B2 (ja) 金網製フェンス
JP2947766B2 (ja) 車両通行用標識
JP3043758U (ja) 車両用発光装置
JPH0538392Y2 (ja)
JP3138659U (ja) 表示装置
JP2502019Y2 (ja) ランプ付装飾体の取付構造
JP2023041077A (ja) 注意喚起用安全点灯具
US20120094044A1 (en) Internally-illuminated three-dimensional hollow structure and manufacturing method therefor
JP3071485U (ja) 水上標識

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees