JPH09142781A - クレーンのブーム起伏装置 - Google Patents

クレーンのブーム起伏装置

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JPH09142781A
JPH09142781A JP30314195A JP30314195A JPH09142781A JP H09142781 A JPH09142781 A JP H09142781A JP 30314195 A JP30314195 A JP 30314195A JP 30314195 A JP30314195 A JP 30314195A JP H09142781 A JPH09142781 A JP H09142781A
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JP
Japan
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boom
rope
bridle
bail
crane
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JP30314195A
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English (en)
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Hiroshi Ohashi
寛 大橋
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブーム起伏ロープのシーブ通過回数を減少
し、ブーム起伏ロープの寿命を長くして事故の発生を防
止する。 【解決手段】 ブーム3の先端後部にブーム起伏シリン
ダ22の一端を連結し、ブーム起伏シリンダ22の他端
にブームペンダントロープ23の一端を連結する。この
ブームペンダントロープ23の他端にブライドル13を
連結し、ハイマスト9の先端に枢着されたベイル14と
前記ブライドル13との間にブーム起伏ロープ15を巻
回してウインチユニット8へ接続する。ブーム3の角度
を作業範囲に於いて変更する場合は、ブーム起伏シリン
ダ22を最小ストローク位置まで収縮した状態で固定
し、ブライドル13とベイル14との間隔を可及的に大
きくすることにより、ブーム起伏ロープ15のシーブ通
過回数を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーンのブーム起
伏装置に関するものであり、特に、ブーム起伏ロープの
疲労軽減を図ったクレーンのブーム起伏装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のクレーン1を示し、機体2
の前部にブーム3を前後回動自在に装着し、ブーム3の
先端にトップシーブ4及びガイドシーブ5を枢着してフ
ックロープ6を巻回し、フック7を吊り下げてある。そ
して、機体2に設けられたウインチユニット8により、
フックロープ6を巻上げ下げしてフック7を上下動させ
る。
【0003】一方、機体2の後部にはハイマスト9が設
けられている。該ハイマスト9は前後回動自在に枢着し
た門形のストラット10と、このストラット10の先端
を後方から支承する左右一対のステー11とからなり、
ステー11は油圧にて伸縮可能となっている。
【0004】更に、前記ブーム3の先端後部にブームペ
ンダントロープ12の一端を係止し、このブームペンダ
ントロープ12の他端にブライドル13を連結するとと
もに前記ハイマスト9の先端にベイル14を枢着し、ブ
ライドル13とベイル14との間にブーム起伏ロープ1
5を巻回してウインチユニット8へ接続する。
【0005】尚、前記ブーム3の後面下部はバックスト
ップ16により支承され、ブーム3が最大角度を超えな
いようにしている。而して、ウインチユニット8を駆動
して前記ブーム起伏ロープ15を巻き上げれば、同図の
実線で示す作業範囲に於けるブーム3の最小角度からブ
ライドル13とベイル14との間隔が徐々に短縮し、二
点鎖線で示すように、ブームペンダントロープ12を介
してブーム3の先端が後方へ引張され、ブーム3が後方
へ回動して作業範囲の最大角度に至る。
【0006】また、図6はブーム起伏ロープ15のワイ
ヤリングを示し、前記ブーム3が最小角度のときのブラ
イドル13の位置を実線で示し、ブーム3が最大角度の
ときのブライドル13の位置を二点鎖線で示す。
【0007】尚、実際にはブーム3の起伏によりガイド
シーブ5の位置が上下動するが、ここでは説明の都合
上、ガイドシーブ5の位置をブームペンダントロープ1
2に沿って平行移動させている。
【0008】そして、ブーム3を起立させるためにブラ
イドル13とベイル14との間隔をL1 からL2 に短縮
すれば、ブーム起伏ロープ15の任意の一点A1 はブラ
イドル13のシーブとベイル14のシーブを3回通過し
てA2 の位置へ移動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレーン1は、
ブーム3が最大角度のときのブライドル13とベイル1
4との間隔L2 が許容最小寸法で設定され、これにより
ブームペンダントロープ12の長さが決まる。また、作
業範囲に於けるブーム3の最小角度でのブライドル13
とベイル14との間隔L1 も自動的に決まり、作業時は
ブライドル13とベイル14との間隔はL1 からL2
範囲で変化する。
【0010】ブーム3の角度変更はブーム起伏ロープ1
5の巻上げ下げにより行うが、ブライドル13やベイル
14の各シーブを通過する回数が多くなるとブーム起伏
ロープ15が疲労して摩耗し易くなる。従って、ブーム
起伏ロープ15の寿命低下が早くなり、ロープ破断等の
事故が発生する虞がある。
【0011】そこで、ブーム起伏ロープのシーブ通過回
数を減少し、ブーム起伏ロープの寿命を長くして事故の
発生を防止するために解決すべき技術的課題が生じてく
るのであり、本発明はこの課題を解決することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、機体の前部にブーム
を前後回動自在に装着し、機体の後部にハイマストを設
け、ブームペンダントロープの他端にブライドルを連結
するとともに、前記ハイマストの先端にベイルを枢着
し、ブライドルとベイルとの間にブーム起伏ロープを巻
回してウインチユニットへ接続したクレーンに於いて、
ブームの先端後部にブーム起伏シリンダの一端を連結
し、該ブーム起伏シリンダの他端に前記ブームペンダン
トロープの一端を連結したクレーンのブーム起伏装置を
提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来と同一構成
部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0014】図1はクレーン21を示し、ブーム3の先
端後部にブーム起伏シリンダ22の一端を連結し、該ブ
ーム起伏シリンダ22の他端にブームペンダントロープ
23の一端を連結する。このブームペンダントロープ2
3の他端にブライドル13を連結し、ハイマスト9の先
端に枢着されたベイル14と前記ブライドル13との間
にブーム起伏ロープ15を巻回してウインチユニット8
へ接続する。
【0015】ここで、ブーム3を水平状態から引き起こ
すときは、図2に示すように、先ずブーム起伏シリンダ
22を最大ストローク位置まで伸長するとともに、ステ
ー11の伸縮を停止してストラット10が後傾状態とな
るようにハイマスト9を固定する。
【0016】次に、ウインチユニット8を駆動してブー
ム起伏ロープ15を巻上げながらブーム起伏シリンダ2
2を収縮し、同図の二点鎖線で示すように、ブーム13
を引き起こしていく。そして、図3に示すように、ブー
ム起伏シリンダ22を最小ストローク位置まで収縮した
状態で固定すれば、当該クレーン21が作業姿勢とな
る。
【0017】このように、ブーム3を水平状態から引き
起こすときにブーム起伏シリンダ22のストロークを利
用するので、ブライドル13とベイル14との最初の間
隔が狭くなり、ブーム起伏ロープ15の繰り出し量が小
さくなるので、ウインチユニット8のドラムの巻取り容
量が少なくてよい。
【0018】更に、ブーム3の角度を作業範囲に於いて
変更する場合は、ウインチユニット8を駆動して前記ブ
ーム起伏ロープ15を巻上げ下げすることにより、ブラ
イドル13とベイル14との間隔が拡縮してブーム3が
前後へ回動する。例えば、ブーム起伏ロープ15を巻上
げたときは、図3の二点鎖線で示すように、ブーム起伏
シリンダ22及びブームペンダントロープ23を介して
ブーム3の先端が後方へ引張され、ブーム3が後方へ回
動して作業範囲の最大角度まで起立する。
【0019】また、図4はブーム起伏ロープ15のワイ
ヤリングを示し、前記ブーム3が最小角度のときのブラ
イドル13の位置を実線で示し、ブーム3が最大角度の
ときのブライドル13の位置を二点鎖線で示す。
【0020】尚、実際にはブーム3の起伏によりガイド
シーブ5の位置が上下動するが、ここでは説明の都合
上、ガイドシーブ5の位置をブーム起伏シリンダ22に
沿って平行移動させている。
【0021】そして、ブーム3を起立させるためにブラ
イドル13とベイル14との間隔をL3 からL4 に短縮
すれば、ブーム起伏ロープ15の任意の一点A1 はブラ
イドル13のシーブを1回通過してA2 の位置へ移動す
る。
【0022】図4に示すブーム起伏ロープ15のワイヤ
リングと図6に示した従来例とを比較すれば、ブーム3
を最小角度から最大角度まで変化するまでに、ブーム起
伏ロープ15の繰り出し量は双方とも同じである。然
し、ブライドル13とベイル14との最初の間隔がL3
>L1 であり、また、最後の間隔がL4 >L2 であるた
め、ブーム起伏ロープ15のシーブ通過回数が減少して
ロープの疲労が軽減され、ブーム起伏ロープ15の寿命
が長くなる。
【0023】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではブーム
を作業姿勢の範囲で起伏するときに、ブーム起伏ロープ
のシーブ通過回数を減少させることによりロープの疲労
が軽減される。斯くして、ブーム起伏ロープの寿命が長
くなり、耐久性が向上するとともに安全性の確保にも寄
与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、作業姿勢状態のク
レーンの側面図。
【図2】ブームを水平状態から引き起こす際のクレーン
の側面図。
【図3】作業姿勢におけるブーム角度の変更を説明する
クレーンの側面図。
【図4】ブーム起伏ロープのワイヤリングを示した解説
図。
【図5】従来のクレーンの側面図。
【図6】従来のクレーンのブーム起伏ロープのワイヤリ
ングを示した解説図。
【符号の説明】
2 機体 3 ブーム 8 ウインチユニット 9 ハイマスト 13 ブライドル 14 ベイル 15 ブーム起伏ロープ 21 クレーン 22 ブーム起伏シリンダ 23 ブームペンダントロープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の前部にブームを前後回動自在に装
    着し、機体の後部にハイマストを設け、ブームペンダン
    トロープの他端にブライドルを連結するとともに、前記
    ハイマストの先端にベイルを枢着し、ブライドルとベイ
    ルとの間にブーム起伏ロープを巻回してウインチユニッ
    トへ接続したクレーンに於いて、ブームの先端後部にブ
    ーム起伏シリンダの一端を連結し、該ブーム起伏シリン
    ダの他端に前記ブームペンダントロープの一端を連結し
    たことを特徴とするクレーンのブーム起伏装置。
JP30314195A 1995-11-21 1995-11-21 クレーンのブーム起伏装置 Expired - Lifetime JP2823825B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102491203A (zh) * 2011-12-13 2012-06-13 三一集团有限公司 一种起重机及其变幅机构
CN102530757A (zh) * 2012-03-05 2012-07-04 徐州重型机械有限公司 一种钢丝绳滑轮组件及起重机
JP2014114136A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd 建設機械
CN104071710A (zh) * 2014-07-01 2014-10-01 徐工集团工程机械股份有限公司 一种起重机及其无级变幅副臂装置

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