JPH09141463A - 熱切断加工機の搬出装置 - Google Patents

熱切断加工機の搬出装置

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JPH09141463A
JPH09141463A JP7326225A JP32622595A JPH09141463A JP H09141463 A JPH09141463 A JP H09141463A JP 7326225 A JP7326225 A JP 7326225A JP 32622595 A JP32622595 A JP 32622595A JP H09141463 A JPH09141463 A JP H09141463A
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JP
Japan
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product
work
moving
unloading
moving means
Prior art date
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Application number
JP7326225A
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English (en)
Inventor
Toyoji Tokieda
豊治 時枝
Teruo Edo
照夫 江戸
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Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Komatsu Industries Corp filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH09141463A publication Critical patent/JPH09141463A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品搬出時に製品とワーク残枠との引っ掛か
りを無くして搬出をスムーズに行え、かつ、製品が残枠
にもぐり込まないで搬出できる熱切断加工機の搬出装置
を提供する。 【解決手段】 テーブル5の前記長手方向の一方の延長
上に配設されると共に、製品4aをワーククランプ19
の移動速度と同期して前記長手方向に水平移動可能な水
平移動手段70aと、水平移動手段70aを垂直方向に
移動してワーク4から製品4aを垂直方向に分離可能な
上下移動手段70bとを有する第1搬出手段70を備え
ている。さらに、第1搬出手段70の後方に配設され、
テーブル5の加工面と同一高さの残枠搬送手段75と、
上下移動手段70bが下降したとき、第1搬出手段70
より製品4aを受け取って外部へ搬出させる第2搬出手
段71と、第1搬出手段70を中央にしてワーククラン
プ19と対向する側に、残枠76を支持する残枠支持装
置20を備えている。水平移動手段70aはベルトコン
ベア又はローラコンベアを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ、ガス又
はレーザ等の熱切断加工機により加工された製品の搬出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマ、ガス又はレーザ等による熱切
断加工機は、従来から広く使用されている。このような
熱切断加工機としては、例えば実公平6−34069号
公報に記載されたものがあり、同公報には図6及び図7
が図示されている。図6及び図7は縦断面図であり、以
下図6及び図7に基づいて説明する。図において、レー
ザ加工機1は、製品の搬出方向(矢印A)に細長いテー
ブル5を設けている。テーブル5の側面部に立設フレー
ム6を設けられ、テーブル5の上部には立設フレーム6
に支持された上部フレーム7が配設されている。上部フ
レーム7の下面には、テーブル5に平行で、かつ、上記
搬出方向Aに直交する方向へ移動自在な加工ヘッド3が
設けられている。テーブル5上の上記搬出方向Aに平行
な一側端部には搬出方向Aと平行に移動自在な図示しな
いワーククランプが設けられており、このワーククラン
プにより加工対象となるワーク4がクランプされ、加工
後の製品4aと共にワーク4が搬出方向Aへ移動される
ようになっている。また、テーブル5の上部には、ワー
ク4を搬出方向Aと平行に移動自在に支持するワーク支
持装置80が設けられている。
【0003】また、テーブル5の加工ヘッド3より下流
側には、製品4aを排出するための第1シュータ12及
び第2シュータ13が搬出方向Aに所定の間隔をおいて
配設されている。第1シュータ12は加工ヘッド3側の
一端がテーブル5に枢着され、かつ、他端側がこの枢着
部を中心に駆動シリンダ14によって下方へ回動され
る。一方、第2シュータ13は第1シュータ12では排
出できない大型の製品4aを排出するためのもので、テ
ーブル5の下流側端部に枢着されていて、この枢着部を
中心に他端側が駆動シリンダ11により下方へ回動され
る。
【0004】駆動シリンダ14によって第1シュータ1
2が下方に回動したときの位置の下流側には、製品搬送
装置15が設けられている。製品搬送装置15は、第1
シュータ12により搬出された製品4aをさらに加工機
外部の所定の場所に搬送するためのものである。図6で
は、製品搬送装置15としてベルトコンベアを使用した
例を示しており、製品搬送方向が前記搬出方向Aと直交
方向になっている。
【0005】また、テーブル5の下方には、密閉構造の
集塵室8が配設されている。集塵室8にはブロワ9が接
続されていて、ワーク4の加工中に発生したガスをブロ
ワ9により吸引するようになっている。と同時に、ブロ
ワ9の排気側にはフイルタ10が接続されていて、吸引
したガスから有害物を除去した後に加工機外部の大気中
へ放出するようになっている。
【0006】図7は、図6における製品搬送装置15の
製品搬送方向が前記搬出方向Aに対して同一方向になっ
ている例を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の熱切断加工
機においては、駆動シリンダ14により第1シュータ1
2を傾斜させた状態で、ワーク4を第1シュータ12の
上部に搬送すると、加工ヘッド3で切断完了した製品4
aは第1シュータ12により製品搬送装置15上に落下
し、搬出される。したがって、図8のように、第1シュ
ータ12部においては製品4aがワーク4に対して傾斜
することになる。しかしながら、このとき、ワーク4の
板厚が厚く、又は、ワーク4から製品4aを切断したと
きのクリアランスCが狭い場合には、製品4aとワーク
4の残枠との間で引っ掛かりが生じる。このため、製品
4aがワーク4から分離せず、第1シュータ12上に落
下しないという問題が生じる。特に近年ではプラズマ切
断やレーザ切断の能力が向上し、クリアランスCが小さ
くなると共に、板厚の厚いものが加工されるので、この
問題は顕著になって来ている。
【0008】また、図9のように、切断加工後のワーク
4を第2シュータ13まで搬送する過程で、製品4aが
ワーク4の残枠下方にもぐり込んでテーブル5上に残っ
てしまう場合がある。これにより、大型の製品4aが第
2シュータ13により分離、搬出されないといる問題も
あり、改善が強く望まれている。
【0009】本発明は、上記問題点に着目してなされた
ものであり、製品搬出時に製品とワーク残枠との引っ掛
かりを無くして搬出をスムーズに行え、かつ、製品が残
枠にもぐり込まないで搬出できる熱切断加工機の搬出装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本発明に係わる熱切断加工機の搬出装
置は、水平なテーブル5の上方に設けられた上部フレー
ム7にテーブル5の長手方向に対して直角方向(Y軸)
に移動可能な加工ヘッド3と、ワーク4をクランプし、
前記長手方向に対して平行な方向(X軸)に移動可能な
ワーククランプ19とを備え、加工ヘッド3の先端部か
らテーブル5上のワーク4へ向けてレーザ光又はプラズ
マアークを照射し、ワーク4より製品4aを切断加工す
る熱切断加工機において、テーブル5の前記長手方向の
一方の延長上に配設されると共に、製品4aをワークク
ランプ19の移動速度と同期して前記長手方向に水平移
動可能な水平移動手段70aと、水平移動手段70aを
垂直方向に移動してワーク4から製品4aを垂直方向に
分離可能な上下移動手段70bとを有する第1搬出手段
70を備えた構成にしている。
【0011】このような構成にしたので、残枠及び製品
の搬出速度と同期して第1搬出手段の水平移動手段を回
動させると共に、この水平移動手段を垂直下方に下降さ
せることができる。これによって、製品は水平移動手段
に載ったまま残枠に対して垂直方向に自重落下する。し
たがって、製品と残枠とのクリアランスが狭いとき、あ
るいは、ワーク板厚が厚いときでも、製品が残枠から確
実に分離される。この結果、製品と残枠との引っ掛かり
や製品のもぐり込みは無くなり、製品のスムーズな搬出
が可能となる。また、大型の製品でも搬送する途中で残
枠にもぐり込むことは無くなり、第1搬出手段によって
スムーズに搬出できる。しかも、製品の受渡しも共通の
第1搬出手段で受渡しするため、製品搬出の作業性を向
上できる。
【0012】また、上記熱切断加工機の搬出装置は、水
平なテーブル5の上方に設けられた上部フレーム7にテ
ーブル5の長手方向に対して直角方向(Y軸)に移動可
能な加工ヘッド3と、ワーク4をクランプし、前記長手
方向に対して平行な方向(X軸)に移動可能なワークク
ランプ19とを備え、加工ヘッド3の先端部からテーブ
ル5上のワーク4へ向けてレーザ光又はプラズマアーク
を照射し、ワーク4より製品4aを切断加工する熱切断
加工機において、テーブル5の前記長手方向の一方の延
長上に配設されると共に、製品4aをワーククランプ1
9の移動速度と同期して前記長手方向に水平移動可能な
水平移動手段70aと、水平移動手段70aを垂直方向
に移動してワーク4から製品4aを垂直方向に分離可能
な上下移動手段70bとを有する第1搬出手段70と、
第1搬出手段70の後方に配設され、テーブル5の加工
面と同一高さの残枠搬送手段75と、第1搬出手段70
の上下移動手段70bが下降したとき、第1搬出手段7
0より製品4aを受け取って外部へ搬出させる第2搬出
手段71とを備えた構成をしている。
【0013】上記構成にしたので、請求項1と同様の作
用によって、製品と残枠との引っ掛かりが無く確実に分
離され、製品をスムーズに搬出することが可能となる。
また、加工テーブルの加工面と同一高さの残枠搬送手段
によって、上記分離された残枠はスムーズに、そして確
実に搬出される。さらに、第2搬出手段は第1搬出手段
により搬出された製品を受け取り、この製品を切断加工
機外部の所定位置にある製品受け等に搬出する。第2搬
出手段の搬送方向を自在に変えることにより、製品は切
断加工機の下流の適切な方向へ搬出される。この結果、
切断加工機及び搬出手段のレイアウトをフレキシブルに
変更でき、適切な作業状態で能率的な作業ができる。
【0014】また、上記熱切断加工機の搬出装置は、前
記第1搬出手段70を中央にしてワーククランプ19と
対向する側に、ワーク4の残枠76を支持する残枠支持
装置20を備えている。
【0015】上記構成にしたので、第1搬出手段が下降
したとき、残枠は片側をワーククランプに、及び他側を
残枠支持装置に支持される。よって、製品のみが第1搬
出手段と共に下降して下流側の第2搬出手段へ搬送さ
れ、残枠はワーククランプによって残枠搬送手段に搬送
される。この結果、確実に残枠を搬出でき、作業性を向
上できる。
【0016】また、上記熱切断加工機の搬出装置におい
て、前記第1搬出手段70の水平移動手段70aはベル
トコンベア又はローラコンベアを備えている。
【0017】上記構成にしたので、残枠がワーククラン
パ及び残枠支持装置によって支持及び搬出されていると
き、残枠の搬出速度と同期して第1搬出手段の水平移動
手段の一例であるベルトコンベア又はローラコンベアを
回動させる。コンベア上の製品は残枠と同期して移動す
るので、製品のもぐり込みが無くなる。この結果、製品
のスムーズな分離及び搬出が可能となり、搬出の作業性
を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態および実施例】以下、本発明に係る
熱切断加工機の搬出装置の実施例について、図面を参照
して詳述する。熱切断加工機としては、プラズマ、ガス
及びレーザ等の切断加工機があるが、本実施例ではレー
ザ加工機を例にとって説明する。
【0019】図1は、レーザ加工機1の全体構成図であ
る。図1のレーザ加工機1においては、1軸ワーク、1
軸光移動式レーザ加工機の例を示している。同図におい
て、レーザ加工機1は、下部フレーム2と、下部フレー
ム2の上方に設けられると共に、加工対象のワーク4を
乗せ、かつ、ワーク4の搬送方向Aに細長いテーブル5
とを備えている。また、テーブル5の長辺側の側方には
下部フレーム2に付設された立設フレーム6が立設さ
れ、さらにテーブル5の上方には立設フレーム6に付設
された上部フレーム7が配設されている。そして、上部
フレーム7の下面には、図示しない制御装置からの指令
でテーブル5に平行で、かつ、テーブル5の長手方向に
対して直角な方向(以後、Y軸方向と呼ぶ)に移動する
と共に、上記制御装置からの指令で図示しないレーザ発
振器から出力されるレーザ光をその先端部から照射して
ワーク4を加工する加工ヘッド3が設けられている。
【0020】さらに、レーザ加工機1には、ワーク4を
支持すると共に、テーブル5の前記長手方向に対して平
行な方向に移動(以後、この移動方向をX軸方向と呼
ぶ)するワーク移動装置40が設けられている。このワ
ーク移動装置40は、テーブル5の側方に配設され、か
つ、ワーク4をX軸方向に移動する移動装置16と、テ
ーブル5の上部に付設され、かつ、ワーク4をX軸方向
に移動自在に支持するワーク支持装置80とから構成さ
れている。
【0021】移動装置16は、立設フレーム6側で、か
つ、X軸方向にテーブル5に沿って伸長したキャレッジ
ベース17と、キャレッジベース17の上をX軸方向に
移動自在なキャレッジ18と、キャレッジ18に付設さ
れ、ワーク4の一端側を把持する複数のワーククランプ
19とからなっている。キャレッジ18は、図示しない
制御装置から移動指令を受ける駆動装置によってX軸方
向に移動する。
【0022】テーブル5の加工ヘッド3より下流側の中
央部には、第1搬出手段70が配設されている。さら
に、第1搬出手段70の下流側には、テーブル5の加工
面と同一高さに設けられた残枠搬送手段75と、残枠搬
送手段75の下方に設けられた第2搬出手段71とが備
えられている。
【0023】また、第1搬出手段70を中央にして移動
装置16と対向し、かつ、ワーク支持装置80と同一高
さの位置に、残枠支持装置20が配設されている。移動
装置16と残枠支持装置20は、それぞれワーク4の対
向する側端部を把持及び支持し、ワークを搬出する。な
お、残枠支持装置20はワーク支持装置80と同様の機
能を持ち、ワーク4をX軸方向に移動自在に支持するも
のである。
【0024】図2は、レーザ加工機1の縦断面図であ
る。図2において、第1搬出手段70は水平移動手段7
0aと上下移動手段70bとから構成されている。水平
移動手段70aはワーク4を切断加工してできた製品を
X軸方向へ水平移動するものであり、上下移動手段70
bはこの水平移動手段70aを上記移動自在に支持し、
かつ、上下方向に移動するものである。水平移動手段7
0aは、例えば本実施例のようなベルトコンベア又はロ
ーラコンベアで構成される。また、上下移動手段70b
は、上下方向に伸縮自在な支持フレーム53と、支持フ
レーム53を伸縮させる昇降用油圧シリンダ52とを備
えている。なお、伸縮自在な支持フレーム53は、本実
施例では交差したフレームの角度を変化させることによ
って高さを伸縮できるような構成をしているが、これに
限定されることなく、Z型等上下に平行に移動する機構
であれば良い。
【0025】残枠搬送手段75の一例であるローラコン
ベヤは、製品4aと分離された残枠76を搬送する。ま
た、第2搬出手段71の一例であるベルトコンベアは、
製品4aを第1搬出手段70から受け取って下流に搬送
するものである。なお、これらの残枠搬送手段75や第
2搬出手段71はそれぞれベルトコンベヤ及びローラコ
ンベア等で構成してもよい。また、第1搬出手段70、
第2搬出手段71及び残枠搬送手段75等の一例である
ベルトコンベアの駆動は電動式、油圧式又は空圧式等の
いずれのモータ駆動でも対応が可能である。
【0026】さらに、製品4aの回収方法や作業環境に
よって、第2搬出手段71の下流に製品シュータ72及
び製品受け73が配設されてもよい。製品4aは第2搬
出手段71から製品シュータ72上に受渡され、製品シ
ュータ72上を経て製品受け73で回収される。
【0027】図3に第1搬出手段70の上下移動手段7
0bの詳細図を示し、以下図3を参照して第1搬出手段
70の詳細説明を行う。水平移動手段70aの一例であ
るベルトコンベアの下方に、このベルトコンベアを回動
自在に支持する上下移動手段70bが設けられている。
上下移動手段70bの上部に上記ベルトコンベアを支持
する上部フレーム51を配設し、下部には上部フレーム
51を昇降自在に支持する支持フレーム53、及び支持
フレーム53の下端部を固定する下部フレーム50を配
設している。支持フレーム53の上端部近傍と下部フレ
ーム50との間に、昇降用油圧シリンダ52を回動自在
に取着している。
【0028】昇降用油圧シリンダ52には、切換弁57
を介して油圧ポンプ58からの圧油が供給される。昇降
用油圧シリンダ52のヘッド52aは切換弁57の一出
力ポートと管路55により接続され、ボトム52bは切
換弁57の他の出力ポートと管路56及びパイロット操
作逆止弁54を介して接続されている。また、パイロッ
ト操作逆止弁54の操作用パイロット管は、管路55に
接続されている。切換弁57の操作ソレノイドには、図
示しない制御装置から指令信号が出力される。パイロッ
ト操作逆止弁54は、切換弁57が中立位置のときに第
1搬出手段70の自重により昇降用油圧シリンダ52が
収縮しないように、ボトム52bから切換弁57に圧油
が流出するのを防止する。そして、下降方向に駆動する
ときは、管路55の油圧の大きさに基づいて操作パイロ
ット管がパイロット操作逆止弁54を徐々に開閉し、ボ
トム52bから切換弁57を介してタンクへ圧油が流出
される。
【0029】このような上下移動手段70bにおいて、
油圧ポンプ58を駆動すると共に、切換弁57を切り換
え、油圧ホンプ58からの圧油をパイロット操作逆止弁
54を経て昇降用油圧シリンダ52に送る。これによ
り、支持フレーム53は昇降し、水平移動手段70aは
上下移動する。所定の位置に来たら、切換弁57を中立
位置に切り換えて昇降用油圧シリンダ52の作動を停止
する。停止後は、パイロット操作逆止弁54によって支
持フレーム53の自重下降を防ぐことができ、水平移動
手段70aは所定位置に停止している。このときの水平
移動手段70aの上下移動量(図では、Hで示す)は、
昇降用油圧シリンダ52のストローク量によって制御さ
れる。なお、昇降用油圧シリンダ52に代えて、エアシ
リンダ、モータとボールネジ、又はモータとラック&ピ
ニオン等の駆動装置によって昇降駆動することも可能で
ある。
【0030】図4は、レーザ加工機1の外観平面図であ
る。図4のように、製品4aの回収方法や作業環境によ
って、第2搬出手段71による製品4aの搬出方向を変
えることもできる。図では、第1搬出手段70の搬出方
向Aと平行にした場合と、直交させた場合の例を表して
いるが、これに限定されない。
【0031】次に、本発明に係わる作動を図5に基づい
て説明する。図5は、本レーザ加工機1の制御機能ブロ
ック図を示している。制御装置81は移動装置16に指
令を出力し、ワーククランプ19によってテーブル5上
の加工対象のワーク4をクランプし、加工ヘッド3の下
にワーク4を移動させる。制御装置81がレーザ発振器
82にレーザ出力指令を出力すると、レーザ発振器82
よりレーザ光が出力され、このレーザ光は立設フレーム
6及び上部フレーム7内に布設された光路を介して加工
ヘッド3のレーザトーチに導かれ、レーザトーチの先端
部から照射される。これと同時に、制御装置81は加工
ヘッド3の移動装置83に指令を出力して加工ヘッド3
のY軸方向の移動を制御し、また、移動装置16に指令
を出力してワーク4のX軸方向の移動を制御する。この
Y軸及びX軸方向の移動の同時制御を、予め入力された
所定の製品形状に沿った軌跡に基づいて行うことによ
り、ワーク4から所定形状の製品4aが切断される。
【0032】さらに、切断完了後、制御装置81は移動
装置16によってワーク4をX軸方向に移動し、第1搬
出手段70の上部に搬送する。このとき、ワーク4の残
枠と共に上記切断された製品4aは第1搬出手段70の
上部に搬送される。そして、制御装置81は第1搬出手
段70の水平移動手段70aに指令を出力し、移動装置
16のX軸方向(ここでは、搬出方向Aと同じ)の移動
速度と等しい速度で水平移動手段70aを移動させる。
よって、残枠は移動装置16及び残枠支持装置20によ
って支持されながら第1搬出手段70上部を移動し、こ
れに同期して製品4aも水平移動手段70aに載って移
動する。
【0033】製品4aの全体が第1搬出手段70の上部
にあるような所定の位置まで製品4aが来たら、制御装
置81は第1搬出手段70の上下移動手段70bの前記
切換弁57に指令を出力し、上下移動手段70bを下降
させる。このとき、移動装置16及び水平移動手段70
aのX軸方向移動を停止させても、あるいは、停止させ
ずにそのまま同期して移動させてもよい。これによっ
て、製品4aと残枠との引っ掛かりはなく、スムーズに
分離して上下移動手段70bに載って下降する。また、
残枠は移動装置16及び残枠支持装置20によって支持
されながら残枠搬送手段75の上部に搬出され、そして
残枠搬送手段75によって外部に搬出される。分離され
た製品4aは第1搬出手段70から第2搬出手段71へ
搬出され、さらに、製品シュータ72等を介して製品受
け73に搬出される。
【0034】第1搬出手段70の搬出方向Aの長さを長
くすることにより、大型の製品4aでも第1搬出手段7
0の位置で搬出できる。このとき、製品4aは上下方向
に下降するので、大型の製品4aでも残枠との引っ掛か
りがなくなり、スムーズに分離して搬出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のレーザ加工機の全体図であ
る。
【図2】本発明の実施例のレーザ加工機の縦断面図であ
る。
【図3】本発明の実施例のレーザ加工機の第1搬出手段
の上下移動手段の詳細図である。
【図4】本発明の実施例のレーザ加工機の外観平面図で
ある。
【図5】本発明のレーザ加工機の制御機能ブロック図で
ある。
【図6】従来技術を説明するレーザ加工機の縦断面図で
ある。(図A)
【図7】従来技術を説明するレーザ加工機の縦断面図で
ある。(図B)
【図8】従来技術を説明する製品と残枠の引っ掛かり断
面図である。
【図9】従来技術を説明するワークの引っ掛かりの断面
図である。
【符号の説明】
1…レーザ加工機、2,50…下部フレーム、3…加工
ヘッド、4…ワーク、4a…製品、5…テーブル、6…
立設フレーム、7,51…上部フレーム、8…集塵室、
9…ブロワ、10…フイルタ、11,14…駆動シリン
ダ、12…第1シュータ、13…第2シュータ、15…
製品搬送装置、16…移動装置、17…キャレッジベー
ス、18…キャレッジ、19…ワーククランプ、20…
残枠支持装置、40…ワーク移動装置、52…昇降用油
圧シリンダ、53…支持フレーム、54…パイロット操
作逆止弁、55、56…管路、57…切換弁、58…油
圧ポンプ、70…第1搬出手段、70a…水平移動手
段、70b…上下移動手段、71…第2搬出手段、72
…製品シュータ、73…製品受け、75…残枠搬送手
段、76…残枠、80…ワ−ク支持装置、81…制御装
置、82…レーザ発振器、83…移動装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平なテーブル(5) の上方に設けられた
    上部フレーム(7) にテーブル(5) の長手方向に対して直
    角方向(Y軸) に移動可能な加工ヘッド(3) と、ワーク
    (4) をクランプし、前記長手方向に対して平行な方向(X
    軸) に移動可能なワーククランプ(19)とを備え、加工ヘ
    ッド(3) の先端部からテーブル(5) 上のワーク(4) へ向
    けてレーザ光又はプラズマアークを照射し、ワーク(4)
    より製品(4a)を切断加工する熱切断加工機において、 テーブル(5) の前記長手方向の一方の延長上に配設され
    ると共に、 製品(4a)をワーククランプ(19)の移動速度と同期して前
    記長手方向に水平移動可能な水平移動手段(70a) と、 水平移動手段(70a) を垂直方向に移動してワーク(4) か
    ら製品(4a)を垂直方向に分離可能な上下移動手段(70b)
    とを有する第1搬出手段(70)を備えたことを特徴とする
    熱切断加工機の搬出装置。
  2. 【請求項2】 水平なテーブル(5) の上方に設けられた
    上部フレーム(7) にテーブル(5) の長手方向に対して直
    角方向(Y軸) に移動可能な加工ヘッド(3) と、ワーク
    (4) をクランプし、前記長手方向に対して平行な方向(X
    軸) に移動可能なワーククランプ(19)とを備え、加工ヘ
    ッド(3) の先端部からテーブル(5) 上のワーク(4) へ向
    けてレーザ光又はプラズマアークを照射し、ワーク(4)
    より製品(4a)を切断加工する熱切断加工機において、 テーブル(5) の前記長手方向の一方の延長上に配設され
    ると共に、 製品(4a)をワーククランプ(19)の移動速度と同期して前
    記長手方向に水平移動可能な水平移動手段(70a) と、 水平移動手段(70a) を垂直方向に移動してワーク(4) か
    ら製品(4a)を垂直方向に分離可能な上下移動手段(70b)
    とを有する第1搬出手段(70)と、 第1搬出手段(70)の後方に配設され、テーブル(5) の加
    工面と同一高さの残枠搬送手段(75)と、 第1搬出手段(70)の上下移動手段(70b) が下降したと
    き、第1搬出手段(70)より製品(4a)を受け取って外部へ
    搬出させる第2搬出手段(71)とを備えたことを特徴とす
    る熱切断加工機の搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1搬出手段(70)を中央にしてワー
    ククランプ(19)と対向する側に、ワーク(4) の残枠(76)
    を支持する残枠支持装置(20)を備えたことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の熱切断加工機の搬出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1搬出手段(70)の水平移動手段(7
    0a) はベルトコンベア又はローラコンベアを備えたこと
    を特徴とする請求項1、2又は3に記載の熱切断加工機
    の搬出装置。
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