JPH09140077A - 回転機におけるロータ - Google Patents

回転機におけるロータ

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Publication number
JPH09140077A
JPH09140077A JP7300252A JP30025295A JPH09140077A JP H09140077 A JPH09140077 A JP H09140077A JP 7300252 A JP7300252 A JP 7300252A JP 30025295 A JP30025295 A JP 30025295A JP H09140077 A JPH09140077 A JP H09140077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
shaft
rotor
rotating machine
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7300252A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneki Maruta
恒樹 丸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanmei Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanmei Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanmei Electric Co Ltd filed Critical Sanmei Electric Co Ltd
Priority to JP7300252A priority Critical patent/JPH09140077A/ja
Publication of JPH09140077A publication Critical patent/JPH09140077A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトとマグネットの安定した接着を可能
にすることによって、マグネットとステータとのエアギ
ャップを揃え、安定した磁束密度が得られる回転機にお
けるロータを提供すること。 【解決手段】 ロータ2はシャフト5とシャフト5に固
着されるマグネット6とマグネット6の外周に嵌着され
るパイプ7を備えて構成される。シャフト5には大径部
50に顎部51を残して幅広の溝部53が形成されてい
る。そして、溝部53に接着剤8が塗布され、マグネッ
ト6が大径部50上に配設され固着される。また、マグ
ネット6の外周に沿ってパイプ7が嵌着される。そのた
め、マグネット6がシャフトと同心に配置され、ステー
タとのエアギャップが全周にわたって一定に揃う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機等で使用
される回転機におけるロータに関し、更に詳しくは、ロ
ータを構成するシャフトとマグネットの接着することに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機等で使用されるロータは、
図7のように、回転可能なシャフトとシャフトに固着さ
れるマグネットを備えて構成され、そのシャフトの外周
に接着剤を塗布し、マグネットを摺り合わせることによ
って、シャフトとマグネットとの間に隙間ができないよ
うにして、固着を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシャフ
トとマグネットの接着方法では、シャフトに塗布する接
着剤の量にばらつきがあったり、摺り合わせの際、一部
に力が掛かると、図8のように、接着剤の膜厚が変化し
てマグネットの外周がシャフトに対して同心の位置に揃
うことができず、マグネットとステータとのエアギャッ
プが揃わない。マグネットから出た磁束は最短距離を通
る性質があるので、エアギャップが広いと、その磁束は
ステータには流れずにシャフトまたはマグネットに流れ
てしまう。そのため、安定した磁束密度が得られず、磁
束が有効に作用しないばかりか、コギングトルクやトル
クリップル特性が安定しない。また、安定した接着が維
持できないためマグネットの剥れを生じてしまう。
【0004】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、シャフトとマグネットの安定した接着を可能とす
ることによって、マグネットとステータとのエアギャッ
プを揃え、安定した磁束密度を得ることのできる回転機
におけるロータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる回転
機におけるロータでは、シャフトと、前記シャフトに接
着剤で固定されるマグネットと、を備える回転機におけ
るロータであって、前記マグネットが固着される前記シ
ャフトの外周部の一部に、接着剤を塗布する溝が形成さ
れることを特徴とするものである。
【0006】また好ましくは、前記溝が、前記シャフト
の円周方向に形成されるものであればよい。
【0007】また、この回転機におけるロータは、シャ
フトと、前記シャフトに接着剤で固定されるマグネット
と、を備える回転機におけるロータであって、前記マグ
ネットが固着される前記シャフトの外周部の一部に、接
着剤を塗布する溝が形成され、前記溝に、少なくとも2
か所に弾性状のテープが巻装されることを特徴とするも
のである。
【0008】また好ましくは、前記マグネットの外周に
嵌着されるように、パイプが配設されるものであればよ
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0010】図1はモータの一部断面図であり、モータ
本体1内にロータ2が軸受けを介して回転可能に支持さ
れ、ロータ2の外周にはステータ3が取りつけられてい
る。そしてロータ2とステータ3の間にはエアギャップ
4と呼ばれる隙間が形成されている。
【0011】ロータ2は、図2に示されるように、両端
部に軸受けが配設される段付き状のシャフト5とシャフ
ト5に固着されるマグネット6と、マグネット6の周り
で嵌着されるパイプ7を備えて構成されている。
【0012】シャフト5の大径部50に中央部と両側部
に形成される顎部51を残して、幅広で僅かな深さの溝
部53が2か所形成されている。そして、溝部53に
は、接着剤8が塗布されている。マグネット6は、図3
に示されるように、1か所の溝部53に対して4個に分
割されて接着剤8に接着されながら大径部50の顎部5
1に支持されて固定される。そして、マグネット6を規
制するようにマグネット6の外周に厚みの薄いパイプ7
が嵌着される。
【0013】また、パイプ7の外周には多極に形成され
るステータ3が配設され、ステータ3とマグネット6と
の間に前述のエアギャップ4が形成されている。
【0014】本実施の形態においてはマグネット6は顎
部51に支持され、広幅に形成される溝部53内に塗布
される接着剤によって固着されるので、マグネット6の
外周はシャフト5とほぼ同心に構成され、エアギャップ
4の広さは全周にわたって揃うことができる。また、マ
グネット6は十分に接着され、しかもパイプ7によって
規制されるのでマグネット6が剥れて、飛び出すことは
ない。
【0015】そして、ステータ内を通るコイルに電流が
流れると、ステータ3とマグネット7間に界磁が発生し
ロータ2が回転する。
【0016】なお、シャフト5の大径部50に形成され
る溝部は図4に示されるように、シャフト5の軸方向に
複数に形成される溝部55であってもよい。この場合、
溝部55の幅は、溝部55に塗布される接着剤8の接着
効果を上げるために、顎部54より大きく形成するのが
よい。そして、接着剤が塗布された後にマグネット6が
顎部54に支持されて固定される。
【0017】また、シャフト5の大径部50に、複数の
溝穴を穿設することもできる。この場合も、接着効果を
上げるために、溝穴の穴形をできるだけ大きくするのが
よい。
【0018】図5、6に示されるロータ22は、本発明
の別の実施の形態を示すものであり、ロータ22のシャ
フト5の大径部50に中央部と両側部に形成される顎部
51を残して、幅広で僅かな深さの溝部53が2か所形
成されている。それぞれの溝部53には両側に弾力性の
あるテープ25が巻装されていて、それぞれのテープ2
5、25の間に接着剤8が塗布されている。テープ25
は、弾力性のあるものであれば、一般的に良く知られる
テープでよい。
【0019】マグネット6は、テープ25の外周にテー
プ25を圧縮するようにして、接着剤8に接着される。
そして、パイプ7がマグネット6の外周に嵌合される
と、マグネット6は、パイプ7の内周に規制されて位置
決めされる。そのため、マグネット6はパイプ7の内周
に揃い、シャフト5の顎部51との間に僅かな隙間が形
成されることになる。
【0020】この実施の形態のロータ22においては、
マグネット6の外周が揃うことになるので、ステータと
のエアギャップも全周にわたって一定に揃い、安定した
磁束密度が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明のロータによれば、ロータを構成
するシャフトの外周部の一部に溝部を形成し、その溝部
に接着剤を塗布する。そして、接着剤が塗布されるシャ
フトの外周にマグネットを接着によって固着するので、
マグネットがシャフトに対して同心円上に揃うことがで
きる。そのため、マグネットとステータの間に形成され
るエアギャップが一定に揃い、安定した磁束密度が得ら
れ、コギングトルク、トルクリップル特性が安定すると
ともに、マグネットがシャフトから剥れることがない。
【0022】また、本発明の第2の実施形態のロータに
よれば、ロータを構成するシャフトの外周部の一部に溝
部を形成し、その溝部に接着剤を塗布する。そして、該
溝部の少なくとも2か所に弾力性を有するテープを巻装
し、該テープを圧縮するようにマグネットを固着する。
さらにマグネットの外周を規制するようにパイプを嵌着
するので、マグネットとステータの間に形成されるエア
ギャップが全周にわたって一定に揃い、安定した磁束密
度が得られ、コギングトルク、トルクリップル特性が安
定するとともに、マグネットがシャフトから剥れること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるロータを使用する
モータの断面図
【図2】本発明の一実施の形態によるロータの正面断面
【図3】図2の側面断面図
【図4】シャフトの別の実施の形態を示す斜視図
【図5】本発明の別の実施の形態によるロータの断面図
【図6】図5における側面断面図
【図7】従来のロータを示す斜視図
【図8】従来のロータを示す側面断面図
【符号の説明】
2、22…ロータ 3…ステータ 4…エアギャップ 5…シャフト 6…マグネット 7…パイプ 8…接着剤 25…テープ 51…顎部 53…溝部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトと、前記シャフトに接着剤で固
    定されるマグネットと、を備える回転機におけるロータ
    であって、前記マグネットが固着される前記シャフトの
    外周部の一部に、接着剤を塗布する溝が形成されること
    を特徴とする回転機におけるロータ。
  2. 【請求項2】 前記溝が、前記シャフトの円周方向に形
    成されることを特徴とする請求項1記載の回転機におけ
    るロータ。
  3. 【請求項3】 シャフトと、前記シャフトに接着剤で固
    定されるマグネットと、を備える回転機におけるロータ
    であって、前記マグネットが固着される前記シャフトの
    外周部の一部に、接着剤を塗布する溝が形成され、前記
    溝に、少なくとも2か所に弾力性を有するテープが巻装
    されることを特徴とする回転機におけるロータ。
  4. 【請求項4】 前記溝が、前記シャフトの円周方向に形
    成されることを特徴とする請求項3記載の回転機におけ
    るロータ。
  5. 【請求項5】 前記マグネットの外周に嵌着されるよう
    に、パイプが配設されることを特徴とする請求項3記載
    の回転機におけるロータ。
JP7300252A 1995-11-17 1995-11-17 回転機におけるロータ Pending JPH09140077A (ja)

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JP7300252A JPH09140077A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 回転機におけるロータ

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JP (1) JPH09140077A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001119879A (ja) * 1999-10-14 2001-04-27 Tsurumi Mfg Co Ltd Dcブラシレスモータ
JP2006230093A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd マグネットモータ
US7116026B2 (en) * 2002-12-03 2006-10-03 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Adhesion structure for motor, having thickness determining means
JP2010187536A (ja) * 2003-06-13 2010-08-26 Yaskawa Electric Corp 永久磁石形モータ

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US7116026B2 (en) * 2002-12-03 2006-10-03 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Adhesion structure for motor, having thickness determining means
JP2010187536A (ja) * 2003-06-13 2010-08-26 Yaskawa Electric Corp 永久磁石形モータ
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Effective date: 20040427

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Effective date: 20040907