JPH09137589A - 遮音床用マット、床支持装置及び遮音床構造 - Google Patents

遮音床用マット、床支持装置及び遮音床構造

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JPH09137589A
JPH09137589A JP29642295A JP29642295A JPH09137589A JP H09137589 A JPH09137589 A JP H09137589A JP 29642295 A JP29642295 A JP 29642295A JP 29642295 A JP29642295 A JP 29642295A JP H09137589 A JPH09137589 A JP H09137589A
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mat
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JP29642295A
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Hiroshi Kawai
洋 川井
Minoru Yamaguchi
稔 山口
Akito Takahashi
昭人 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面に床衝撃音が加わっても床下空間におい
て太鼓現象が起き難くすることにより、階下に伝搬され
る床衝撃音を低減すると共に、限られた階高において天
井高さをできるだけ大きく確保できるようにする。 【解決手段】 床下地1上に並設された床支持装置2に
より床パネル材3が支持され、床パネル材3の上には遮
音床用マット4が敷設されている。遮音床用マット4
は、アスファルト及び骨材よりなる芯材41と、芯材4
1の上面及び下面に積層一体化された紙よりなる表面材
42及び裏面材43とを備えている。床支持装置2は、
弾性体22と雄ねじ部を持つ脚体23とからなる支持脚
体21と、雌ねじ部27aと筒状の本体部27bとを有
するナット部材27とを備えている。脚体23の雄ねじ
部と雌ねじ部27aとは床パネル材3の開口部31内に
おいて螺合しており、弾性体23の上部は本体部27b
内に収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅等のコン
クリート床スラブ等よりなる床下地上に床下空間を介し
て床材が敷設される二重床構造並びに該二重床構造に用
いられる遮音床マット及び床支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記の二重床構造としては、図3に示す
ように、コンクリート床スラブ等からなる床下地a上に
並置された高さ調節可能な支持脚体bと、支持脚体bの
上端部に支持された床パネル材cと、床パネル材cの上
に敷設された捨貼り材dと、捨貼り材dの上に敷設され
た床仕上げ材eとからなるものが知られている。
【0003】このような二重床構造は、床下地a上面の
不陸を支持脚体bによって吸収できるため床下地a上面
を平滑化にする手間が不要であるという利点、及び床下
地aと床パネル材cとの間に水平方向に拡がる床下空間
が形成されるため床下地aの上に配管及び配線等を敷設
できるという利点を有しているので、中高層のビルや集
合住宅等の床構造に広く採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、床仕上げ材
eの上に床衝撃が加わり、床仕上げ材eが上下方向に振
動すると、床下空間の空気層が圧縮され、いわゆる太鼓
現象が起こり、階下に伝搬される騒音を増幅させるとい
う第1の問題がある。すなわち、床仕上げ材eの上を人
が歩行したり床仕上げ材eの上で人が飛び跳ねたりする
と、床仕上げ材e、床捨貼り材d及び床パネル材cが上
下方向に振動するが、この際、床仕上げ材e、床捨貼り
材d及び床パネル材cがそれぞれの界面において互いに
ずれて局部的な撓みが生じるので、床下空間において太
鼓現象が起きるのである。
【0005】また、集合住宅においては、居住空間を十
分に確保するために、天井高さを大きくしたいという要
望があるが、限られた階高において床下空間を確保しよ
うとすると、天井高さが制約を受けるという第2の問題
がある。
【0006】前記に鑑みて、本発明は、床面に床衝撃音
が加わっても、床下空間において太鼓現象が起き難くす
ることにより、階下に伝搬される床衝撃音を低減するこ
とを第1の目的とし、限られた階高において天井高さを
できるだけ大きく確保できるようにすることを第2の目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、請求項1の発明は、アスファルト及び骨材より
なる板状の芯材の両面に紙を積層一体化することによ
り、遮音床用マットの剛性を高めるものであって、具体
的には、コンクリート床スラブ等よりなる床下地上に床
下空間を介して敷設された床パネル材の上に設けられる
遮音床用マットを対象とし、アスファルト及び骨材より
なる板状の芯材と、該芯材の表面に積層一体化された紙
よりなる表面材と、前記芯材の裏面に積層一体化された
紙よりなる裏面材とを備えている構成とするものであ
る。
【0008】請求項1の構成により、アスファルト及び
骨材よりなる板状の芯材の表面及び裏面にそれぞれ紙よ
りなる表面材及び裏面材が積層一体化されているため、
遮音床用マットに曲げ応力が加わっても、表面材及び裏
面材を構成する紙繊維が伸び難いので、遮音床用マット
の剛性が向上する。また、建築現場において一般的に用
いられる酢酸ビニルエマルジョン系接着剤(通称、木工
用ボンドと称される接着剤)により、紙よりなる表面材
と上側に配置される床仕上げ材と、及び紙よりなる裏面
材と下側に配置される床パネル材とをそれぞれ容易且つ
強固に接着することができる。
【0009】前記第2の目的を達成するため、請求項2
の発明は、床パネル材の下面に取り付けられる取付部材
の雌ねじ部と支持脚体の雄ねじ部とを床パネル材と同じ
高さ位置において螺合させるものであって、具体的に
は、コンクリート床スラブ等よりなる床下地上に並置さ
れ、床パネル材を載置支持する床支持装置を対象とし、
前記床下地上に載置される弾性体と該弾性体に保持され
少なくとも上部に雄ねじ部を有する棒状の脚体とからな
る支持脚体と、前記弾性体を収納可能な大きさの凹部を
有し前記床パネル材の下面に取り付けられる取付部と該
取付部と一体に且つ該取付部よりも上側に突出するよう
に設けられ前記脚体の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部とを
有する取付部材とを備えている構成とするものである。
【0010】請求項2の構成により、取付部材の雌ねじ
部は床パネル材の下面に取り付けられる取付部よりも上
側に突出しているため、取付部材の雌ねじ部と支持脚体
の雄ねじ部とは取付部材の取付部よりも上側の位置つま
り床パネル材と同じ高さ位置において螺合する。また、
取付部材の取付部は支持脚体の弾性体を収納可能な大き
さの凹部を有しているため、弾性体の少なくとも上部を
凹部に収納することができる。
【0011】前記第1の目的を達成するため、請求項3
の発明は、請求項1の発明を遮音床構造に適用するもの
であって、コンクリート床スラブ等よりなる床下地上に
並置された床支持装置と、該床支持装置に載置支持され
た床パネル材と、該床パネル材の上に敷設された遮音床
用マットと、該遮音床用マットの上に敷設された床仕上
げ材とからなる遮音床構造を対象とし、前記遮音床用マ
ットは、アスファルト及び骨材よりなる板状の芯材と、
該芯材の上面に積層一体化された紙よりなる表面材と、
前記芯材の下面に積層一体化された紙よりなる裏面材と
を備え、前記床仕上げ材の下面と前記遮音床用マットの
表面材とが接着され且つ前記遮音床用マットの裏面材と
前記床パネル材とが接着されることにより、前記床仕上
げ材、遮音床用マット及び床パネル材が互いに積層一体
化されている構成とするものである。
【0012】請求項3の構成により、アスファルト及び
骨材よりなる板状の芯材の表面及び裏面にそれぞれ紙よ
りなる表面材及び裏面材が積層一体化されているため、
遮音用床マットの剛性が向上していると共に、床仕上げ
材、遮音床用マット及び床パネル材が互いに積層一体化
されているため、床仕上げ材に重量床衝撃が加わって
も、剛性の高い遮音床用マットが上下方向に振動し難い
と共に、積層一体化された床仕上げ材、遮音床用マット
及び床パネル材が局部的に撓まないので、床下空間にお
いて太鼓現象が起こり難くなる。
【0013】前記第1及び第2の目的を一挙に達成する
ため、請求項4の発明は、請求項1の発明と請求項2の
発明とを合わせ持つものであり、コンクリート床スラブ
等よりなる床下地上に並置された床支持装置と、該床支
持装置に載置支持された床パネル材と、該床パネル材の
上に敷設された遮音床用マットと、該遮音床用マットの
上に敷設された床仕上げ材とからなる遮音床構造を対象
とし、前記遮音床用マットは、アスファルト及び骨材よ
りなる板状の芯材と、該芯材の上面に積層一体化された
紙よりなる表面材と、前記芯材の下面に積層一体化され
た紙よりなる裏面材とを備えており、前記床仕上げ材の
下面と前記遮音床用マットの表面材とが接着され且つ前
記遮音床用マットの裏面材と前記床パネル材とが接着さ
れることにより、前記床仕上げ材、遮音床用マット及び
床パネル材が互いに積層一体化されており、前記床の支
持装置は、前記床下地上に載置される弾性体と該弾性体
に保持され少なくとも上部に雄ねじ部を有する棒状の脚
体とからなる支持脚体と、前記弾性体を収納可能な大き
さの凹部を有し前記床パネル材の下面に取り付けられる
取付部と該取付部と一体に且つ該取付部よりも上側に突
出するように設けられ前記脚体の雄ねじ部と螺合する雌
ねじ部とを有する取付部材とを備えており、前記脚体の
雄ねじ部と前記取付部材の雌ねじ部とは前記床パネル材
と同じ高さ位置において螺合していると共に、前記弾性
体の少なくとも上部は前記取付部の凹部に収納されてい
る構成とするものである。
【0014】請求項4の構成により、アスファルト及び
骨材よりなる板状の芯材の表面及び裏面にそれぞれ紙よ
りなる表面材及び裏面材が積層一体化されているため、
遮音用床マットの剛性が向上していると共に、床仕上げ
材、遮音床用マット及び床パネル材が互いに積層一体化
されているため、床仕上げ材に重量床衝撃が加わって
も、剛性の高い遮音床用マットが上下方向に振動し難い
と共に、積層一体化された床仕上げ材、遮音床用マット
及び床パネル材が局部的に撓まないので、床下空間にお
いて太鼓現象が起こり難くなる。
【0015】また、取付部材の雌ねじ部は床パネル材の
下面に取り付けられる取付部よりも上側に突出し、脚体
の雄ねじ部と取付部材の雌ねじ部とは床パネル材と同じ
高さ位置において螺合していると共に、弾性体の少なく
とも上部は取付部の凹部に収納されているため、床下空
間の高さを大きく低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態に係る遮音床
構造並びに該遮音床構造に用いられる遮音床用マット及
び床支持装置の断面構造を示しており、該遮音床構造
は、コンクリート床スラブ等よりなる床下地1の上に並
置された床支持装置2と、床支持装置2に載置支持され
た床パネル材3と、床パネル材3の上に敷設された遮音
床用マット4と、遮音床用マット4の上に敷設された床
仕上げ材5とから構成されている。
【0018】床パネル材3は、例えば、合板、パーティ
クルボード、MDF、木質セメント板等よりなり、剛性
を有している。また、床仕上げ材5は木質フローリング
等の表面化粧材よりなる。
【0019】床支持装置2は、床下地1上に載置される
支持脚体21と、床パネル材3の下面に取り付けられる
取付部材25とからなる。
【0020】支持脚体21は、床下地1の上に載置され
るゴム等の弾性材よりなる円柱状の弾性体22と、該弾
性体22と一体に設けられ全長に亘って雄ねじ部を有す
る棒状の脚体23とからなる。
【0021】取付部材25は、弾性体22の直径よりも
大きい直径の円形断面の開口部26aを有する例えば木
製よりなる取付板26と、該取付板26と一体に設けら
れたナット部材27とからなる。ナット部材27は、下
方へ向かって末広がり状に3回屈曲した断面形状を有し
ており、上部に位置する雌ねじ部27aと下部に位置し
弾性体22を収納する凹部となる円筒状の本体部27b
とからなる。ナット部材27の本体部27bは取付板2
6の開口部26aに嵌合されており、これにより、取付
板26とナット部材27とは一体化されている。
【0022】図2(a)に示すように、床パネル材3に
は4か所の開口部31が形成されており、取付板26は
その開口部26aが床パネル材3の開口部31と対応す
るように床パネル材3の下面に取り付けられている。ナ
ット部材27の雌ねじ部27aは本体部27bから上方
に延びて床パネル材3の開口部31に位置している。支
持脚体21の脚体23の雄ねじ部とナット部材27の雌
ねじ部27aとは床パネル材3の開口部31において螺
合していると共に、支持脚体21の弾性体22の上部は
ナット部材27の筒状の本体部27b内に収納されてお
り、床下地1と床パネル材3との間に形成される床下空
間6の高さの低減が図られている。
【0023】遮音床用マット4は、板状の芯材41と、
芯材41の表面に積層一体化された例えばクラフト紙よ
りなる表面材42と、芯材41の裏面に積層一体化され
た例えばクラフト紙よりなる裏面材43とからなり、4
〜12mmの厚さを有している。芯材41は、接着剤の
働きをするアスファルトに珪砂や鉄粉等の骨材が混合さ
れてなる混合材を板状に成形したものであって、遮音床
用マット4は15kg/m2 以上の面密度を有してい
る。
【0024】従来の遮音床用マットは、板状の芯材の表
面及び裏面にそれぞれ不織布を積層した構造を有してい
たため、遮音床用マットの剛性は満足できるものではな
かったが、本実施形態においては、板状の芯材41表面
及び裏面にそれぞれクラフト紙よりなる表面材42及び
裏面材43を積層一体化しているため、遮音床用マット
4に曲げモーメントが加わってもクラフト紙が延びない
ので、遮音床用マット4の剛性が向上している。
【0025】遮音床用マット4と床仕上げ材5、及び遮
音床用マット4と床パネル材3は酢酸ビニルエマルジョ
ン系接着剤により互いに接着されており、これによっ
て、床仕上げ材5、遮音床用マット4及び床パネル材3
は積層一体化されている。このため、床仕上げ材5の上
を人が歩行したり床仕上げ材5の上で人が飛び跳ねたり
して床仕上げ材5に重量床衝撃が加わっても、積層一体
化された床仕上げ材5、遮音床用マット4及び床パネル
材3は局部的に撓まないので、床下空間6において太鼓
現象が起こり難くなる。
【0026】尚、前記実施形態においては、床パネル材
3に4か所の開口部31が形成されており、取付板26
の開口部26aと床パネル材3の開口部31とが対応し
ていたが、これに代えて、図2(b)に示すように、床
パネル材3同士の間に空間部32が形成されるように床
パネル材3を敷設し、支持脚体21の脚体23の雄ねじ
部とナット部材27の雌ねじ部27aとを床パネル材3
同士の間の空間部32において螺合させてもよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明に係る遮音床用マットに
よると、アスファルト及び骨材よりなる板状の芯材の表
面及び裏面にそれぞれ紙よりなる表面材及び裏面材が積
層一体化されているため、曲げに対する剛性が向上して
いるので、床仕上げ材に重量床衝撃が加わっても、遮音
床用マットが上下方向に振動し難い。このため、床下空
間において太鼓現象が起こり難いので、階下に伝搬され
る床衝撃音を低減することができる。
【0028】また、建築現場において一般的に用いられ
る酢酸ビニルエマルジョン系接着剤により、紙よりなる
表面材と上側に配置される床仕上げ材、及び紙よりなる
裏面材と下側に配置される床パネル材をそれぞれ容易且
つ強固に接着することができる。このようにすると、床
仕上げ材、遮音床用マット及び床パネル材が互いに積層
一体化され、積層一体化された床仕上げ材、遮音床用マ
ット及び床パネル材が局部的に撓まなくなるので、太鼓
現象が一層起こり難くなり、階下に伝搬される床衝撃音
を一層低減することができる。
【0029】請求項2の発明に係る床支持装置による
と、取付部材の雌ねじ部は床パネル材の下面の取り付け
られる取付部よりも上側に突出しているため、取付部材
の雌ねじ部と支持脚体の雄ねじ部とは床パネル材と同じ
高さ位置において螺合するので、従来のように床パネル
材よりも下側の位置において螺合する構造に比べて、床
下空間の高さを低減することができる。
【0030】また、取付部材の取付部は支持脚体の弾性
体を収納可能な大きさの凹部を有しているため、弾性体
の少なくとも上部を凹部に収納することができるので、
床下空間の高さを低減することができる。
【0031】従って、請求項2の発明によると、床下空
間の高さを大きく低減することができるので、階高が限
られていても天井高さを大きく確保することができる。
【0032】請求項3の発明に係る遮音床構造による
と、アスファルト及び骨材よりなる板状の芯材の表面及
び裏面にそれぞれ紙よりなる表面材及び裏面材が積層一
体化されているため、遮音用床マットの剛性が向上して
いると共に、床仕上げ材、遮音床用マット及び床パネル
材が互いに積層一体化されているため、床仕上げ材に重
量床衝撃が加わっても、積層一体化された床仕上げ材、
遮音床用マット及び床パネル材が局部的に撓まない。こ
のように、剛性が向上している遮音床用マットと床仕上
げ材及び床パネル材とを積層一体化したため、床下空間
において太鼓現象が起こり難くなるので、階下に伝搬さ
れる床衝撃音を大きく低減することができる。
【0033】請求項4の発明に係る遮音床構造による
と、請求項3の発明と同様に、剛性が向上している遮音
床用マットと床仕上げ材及び床パネル材とを積層一体化
したため、床下空間において太鼓現象が起こり難くなる
ので、階下に伝搬される床衝撃音を大きく低減すること
ができる。
【0034】また、支持脚体を構成する脚体の雄ねじ部
と取付部材の雌ねじ部とは床パネル材と同じ高さ位置に
おいて螺合していると共に、弾性体の少なくとも上部は
取付部の凹部に収納されているため、床下空間の高さを
大きく低減することができるので、階高が限られていて
も天井高さを大きく確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る遮音床構造並びに該
遮音床構造に用いられる遮音床用マット及び床支持装置
の断面図である。
【図2】(a),(b)は前記一実施形態に係る遮音床
構造における床パネル材の平面図である。
【図3】従来の二重床構造を示す一部切截斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 床下地 2 床支持装置 3 床パネル材 4 遮音床用マット 5 床仕上げ材5 6 床下空間 21 支持脚体 22 弾性体 23 脚体 25 取付部材 26 取付板 26a 開口部 27 ナット部材 27a 雌ねじ部 27b 本体部 31 開口部 32 空間部 41 芯材 42 表面材 43 裏面材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート床スラブ等よりなる床下地
    上に床下空間を介して敷設された床パネル材の上に設け
    られる遮音床用マットであって、アスファルト及び骨材
    よりなる板状の芯材と、該芯材の表面に積層一体化され
    た紙よりなる表面材と、前記芯材の裏面に積層一体化さ
    れた紙よりなる裏面材とを備えていることを特徴とする
    遮音床用マット。
  2. 【請求項2】 コンクリート床スラブ等よりなる床下地
    上に並置され、床パネル材を載置支持する床支持装置で
    あって、 前記床下地上に載置される弾性体と、該弾性体に保持さ
    れ少なくとも上部に雄ねじ部を有する棒状の脚体とから
    なる支持脚体と、 前記弾性体を収納可能な大きさの凹部を有し前記床パネ
    ル材の下面に取り付けられる取付部と、該取付部と一体
    に且つ該取付部よりも上側に突出するように設けられ前
    記脚体の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部とを有する取付部
    材とを備えていることを特徴とする床支持装置。
  3. 【請求項3】 コンクリート床スラブ等よりなる床下地
    上に並置された床支持装置と、該床支持装置に載置支持
    された床パネル材と、該床パネル材の上に敷設された遮
    音床用マットと、該遮音床用マットの上に敷設された床
    仕上げ材とからなる遮音床構造であって、 前記遮音床用マットは、アスファルト及び骨材よりなる
    板状の芯材と、該芯材の上面に積層一体化された紙より
    なる表面材と、前記芯材の下面に積層一体化された紙よ
    りなる裏面材とを備え、 前記床仕上げ材の下面と前記遮音床用マットの表面材と
    が接着され且つ前記遮音床用マットの裏面材と前記床パ
    ネル材とが接着されることにより、前記床仕上げ材、遮
    音床用マット及び床パネル材が互いに積層一体化されて
    いることを特徴とする遮音床構造。
  4. 【請求項4】 コンクリート床スラブ等よりなる床下地
    上に並置された床支持装置と、該床支持装置に載置支持
    された床パネル材と、該床パネル材の上に敷設された遮
    音床用マットと、該遮音床用マットの上に敷設された床
    仕上げ材とからなる遮音床構造であって、 前記遮音床用マットは、アスファルト及び骨材よりなる
    板状の芯材と、該芯材の上面に積層一体化された紙より
    なる表面材と、前記芯材の下面に積層一体化された紙よ
    りなる裏面材とを備え、 前記床仕上げ材の下面と前記遮音床用マットの表面材と
    が接着され且つ前記遮音床用マットの裏面材と前記床パ
    ネル材とが接着されることにより、前記床仕上げ材、遮
    音床用マット及び床パネル材が互いに積層一体化され、 前記床支持装置は、前記床下地上に載置される弾性体と
    該弾性体に保持され少なくとも上部に雄ねじ部を有する
    棒状の脚体とからなる支持脚体と、前記弾性体を収納可
    能な大きさの凹部を有し前記床パネル材の下面に取り付
    けられる取付部と該取付部と一体に且つ該取付部よりも
    上側に突出するように設けられ前記脚体の雄ねじ部と螺
    合する雌ねじ部とを有する取付部材とを備え、 前記脚体の雄ねじ部と前記取付部材の雌ねじ部とは前記
    床パネル材と同じ高さ位置において螺合していると共
    に、前記弾性体の少なくとも上部は前記取付部の凹部に
    収納されていることを特徴とする遮音床構造。
JP29642295A 1995-11-15 1995-11-15 遮音床用マット、床支持装置及び遮音床構造 Pending JPH09137589A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010254162A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Hitachi Ltd 鉄道車両構体、並びに鉄道車両構体に備わる床構造及びその製作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010254162A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Hitachi Ltd 鉄道車両構体、並びに鉄道車両構体に備わる床構造及びその製作方法

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