JPH09137338A - レピア織機における緯入れ方法 - Google Patents

レピア織機における緯入れ方法

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JPH09137338A
JPH09137338A JP7294377A JP29437795A JPH09137338A JP H09137338 A JPH09137338 A JP H09137338A JP 7294377 A JP7294377 A JP 7294377A JP 29437795 A JP29437795 A JP 29437795A JP H09137338 A JPH09137338 A JP H09137338A
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rapier
weft
rapier head
receiving
head
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JP7294377A
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Masami Niihara
正己 新原
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/27Drive or guide mechanisms for weft inserting
    • D03D47/271Rapiers
    • D03D47/272Rapier bands
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/27Drive or guide mechanisms for weft inserting
    • D03D47/275Drive mechanisms
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/27Drive or guide mechanisms for weft inserting
    • D03D47/277Guide mechanisms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レピア織機における織幅変更のための作業の手
間を軽減する。 【解決手段】織布の織幅変更に際しては緯入れ始端側の
織布端部の位置を不変として織幅の変更が行われる。受
け渡し用レピアヘッド11から受け取り用レピアヘッド
12への緯糸受け渡し位置、即ち両レピアヘッド11,
12の出会い位置及び両レピアヘッド11,12の退避
位置は変更されない。緯入れ末端側の捨耳形成装置67
の設置位置は緯入れ末端側の織布端部の位置変更に応じ
て変更される。又、受け取り用レピアヘッド12から緯
糸を解放するための電磁石32の設置位置が緯入れ末端
側の織布端部の位置変更に応じて変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受け渡し用レピア
ヘッド及び受け取り用レピアヘッドを経糸開口内へ挿入
し、受け渡し用レピアヘッドから受け取り用レピアヘッ
ドへ緯糸を受け渡してから両レピアヘッドを経糸開口内
から退避させて緯入れするレピア織機に緯入れ方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のレピア織機では、受け渡
し用レピアヘッドから受け取り用レピアヘッドへ緯糸を
受け渡す緯糸受け渡し位置が織布の織幅変更に関係なく
不変となっている。緯糸受け渡し位置、即ち受け渡し用
レピアヘッドと受け取り用レピアヘッドとの出会い位置
は織機の左右の中心付近に設定されている。そして、織
幅変更が行われる場合には受け渡し用レピアヘッド及び
受け取り用レピアヘッドの退避位置が両レピアヘッドの
ストロークを等しくするように同等に変更される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、レピア織機では
複数種類の緯糸の緯入れ、即ち多色緯入れが行われ、緯
糸は選択レバーによって待機位置から緯入れ位置へ選択
配置される。受け渡し用レピアヘッドは緯入れ位置に選
択配置された緯糸をキャッチして緯入れするが、織幅変
更に応じて受け渡し用レピアヘッドの退避位置が変更さ
れた場合には前記キャッチ位置も変更しなければならな
い。前記キャッチ位置の変更は選択レバー機構、緯入れ
毎に緯糸を切断するためのカッター機構、緯入れ始端側
のテンプル装置、あるいは捨耳形成装置等の製織機能部
品の設置位置も変更しなければならない。緯入れ末端側
の織り縮み防止用のテンプル装置、あるいは捨耳形成装
置等の製織機能部品の設置位置も変更しなければならな
いことを考えると、織布の端部の位置に合わせて織幅方
向の設置位置を設定する必要のある製織機能部品の設置
位置を織幅変更のために変更する作業は大層手間のかか
ることとなる。
【0004】本発明は、レピア織機における織幅変更の
ための作業の手間を軽減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、織布の織幅変更に際しては緯入れ始端側の織布
端部の位置を不変として織幅を変更し、受け渡し用レピ
アヘッドから受け取り用レピアヘッドへの緯糸受け渡し
位置及び両レピアヘッドの退避位置を不変とするように
した。
【0006】請求項2の発明では、織布の織幅変更に際
しては緯入れ始端側の織布端部の位置を不変として織幅
を変更し、受け渡し用レピアヘッドから受け取り用レピ
アヘッドへの緯糸受け渡し位置を織幅変更後の織布の織
幅中心とし、受け渡し用レピアヘッドの退避位置を不変
とすると共に、両レピアヘッドのストロークを等しくす
るように受け取り用レピアヘッドの退避位置を変更する
ようにした。
【0007】請求項3の発明では、織布の織幅変更に際
しては緯入れ始端側の織布端部の位置を不変として織幅
を変更し、受け渡し用レピアヘッドから受け取り用レピ
アヘッドへの緯糸受け渡し位置を不変とすると共に、受
け取り用レピアヘッドの退避位置を織幅変更に応じて変
更するようにした。
【0008】請求項4の発明では、織布の端部の位置に
合わせて織幅方向の設置位置を設定する必要のある製織
機能部品のうち、緯入れ末端側の製織機能部品の織幅方
向の設置位置を織幅変更に応じて変更するようにした。
【0009】請求項1及び請求項4の発明によれば、織
幅変更に応じて緯入れ末端側の織布端部の位置が変更さ
れ、緯入れ始端側の織布端部の位置は変更されない。緯
入れ末端側の織布端部の位置の変更に伴い、緯入れ末端
側の捨耳形成装置、テンプル装置等の製織機能部品の設
置位置が変更される。受け渡し用レピアヘッド及び受け
取り用レピアヘッドの退避位置、両レピアヘッド間の緯
糸受け渡し位置、緯入れ始端側の捨耳形成装置、テンプ
ル装置等の製織機能部品の設置位置は変更されないた
め、織幅変更のための作業の手間が従来よりも格段に軽
減する。
【0010】請求項2及び請求項4の発明によれば、織
幅変更に応じて緯入れ末端側の織布端部の位置が変更さ
れ、緯入れ始端側の織布端部の位置は変更されない。緯
入れ末端側の織布端部の位置の変更に伴い、緯入れ末端
側の捨耳形成装置、テンプル装置等の製織機能部品の設
置位置が変更されると共に、受け取り用レピアヘッドの
退避位置及び両レピアヘッド間の緯糸受け渡し位置が変
更される。緯入れ始端側の捨耳形成装置、テンプル装置
等の製織機能部品の設置位置は変更されないため、織幅
変更のための作業の手間が従来よりも軽減する。
【0011】請求項3及び請求項4の発明によれば、織
幅変更に応じて緯入れ末端側の織布端部の位置が変更さ
れ、緯入れ始端側の織布端部の位置は変更されない。緯
入れ末端側の織布端部の位置の変更に伴い、緯入れ末端
側の捨耳形成装置、テンプル装置等の製織機能部品の設
置位置が変更されると共に、受け取り用レピアヘッドの
退避位置が変更されるが、両レピアヘッド間の緯糸受け
渡し位置は変更されない。緯入れ始端側の捨耳形成装
置、テンプル装置等の製織機能部品の設置位置は変更さ
れないため、織幅変更のための作業の手間が従来よりも
軽減する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。
【0013】11は緯入れ始端側から経糸(図示略)の
開口内に挿入される受け渡し用レピアヘッドであり、1
2は緯入れ末端側から経糸開口内に挿入される受け取り
用レピアヘッドである。受け渡し用レピアヘッド11,
12はレピアバンド13,14の先端に止着されてお
り、レピアバンド13,14は互いに逆方向に往復回動
するレピアホイール15,16に巻き掛け結合されてい
る。受け渡し用レピアヘッド11は、レピアホイール1
5の往動回動によって経糸開口内に挿入され、レピアホ
イール15の復動回動によって受け渡し用レピアヘッド
11が経糸開口内から退避する。受け取り用レピアヘッ
ド12は、レピアホイール16の往動回動によって経糸
開口内に挿入され、レピアホイール16の復動回動によ
って経糸開口内から退避する。
【0014】スレイ27は揺動軸43上に支持されてい
る。スレイ27は揺動軸43を中心にして揺動軸43と
一体的に回動する。揺動軸43の直下には駆動軸44が
回転可能に配設されている。駆動軸44は揺動軸43に
対して平行である。駆動軸44には被動ギヤ45が止着
されている。駆動軸44の近傍にはサーボモータ46が
設置されている。サーボモータ46の駆動ギヤ461は
被動ギヤ45に噛合しており、サーボモータ46の回転
が駆動ギヤ461及び被動ギヤ45を介して駆動軸44
に伝達される。サーボモータ46は一方向にのみ回転
し、駆動軸44は一方向にのみ回転する。
【0015】駆動軸44の両端部にはダブルカム47,
48が止着されており、揺動軸43の両端部にはダブル
カムレバー49,50が止着されている。ダブルカム4
7,48及びダブルカムレバー49,50は積極カム機
構を構成し、駆動軸44の一方向の回転が積極カム機構
を介して揺動軸43の往復回動に変換される。揺動軸4
3の往復回動によりスレイ27が前後に往復揺動し、筬
26が筬打ち動作を行なう。
【0016】駆動軸44の両端には斜軸クランク51,
52が固定されている。斜軸クランク51,52には二
叉状の中間リンク53,54が回動可能に連結されてい
る。中間リンク53,54には基軸55,56が相対回
動可能に支持されている。基軸55,56は支軸55
1,561を中心に回動可能であり、基軸55,56の
中間部にはセグメントギヤ57,58が回動可能に支持
されている。斜軸クランク51,52、中間リンク5
3,54、基軸55,56、支軸551,561及びセ
グメントギヤ57,58は三次元クランク機構59,6
0を構成する。
【0017】セグメントギヤ57,58はレピアホイー
ル15,16の支軸151,161上の被動ギヤ61,
62に噛合している。駆動軸44の一方向の回転は三次
元クランク機構59,60及び被動ギヤ61,62を介
してレピアホイール15,16の往復回動に変換され
る。
【0018】レピアホイール15,16の往復回動はレ
ピアバンド13,14に伝達され、レピアバンド13,
14が往復する。レピアバンド13,14の往復により
レピアヘッド11,12が経糸開口に対して出入りす
る。三次元クランク機構59,60は左右対称に構成さ
れており、左右のレピアホイール15,16は互いに逆
方向に回動する。従って、両レピアヘッド11,12は
同期して経糸開口内に進入して織幅の中央部で出会い、
その後に経糸開口内から退避する。図2の鎖線L1で示
す位置は両レピアヘッド11,12の出会い位置を示
す。受け渡し用レピアヘッド11によって経糸開口内に
搬送された緯糸Yは受け取り用レピアヘッド12に受け
渡される。そして、受け取り用レピアヘッド12が経糸
開口内から退避することによって緯糸が経糸開口内を通
される。
【0019】図4及び図5に示すように受け渡し用レピ
アヘッド11は、非磁性体製の受け渡し用固定把持体1
7と磁性体製の受け渡し用可動把持体18とを組み合わ
せて構成されている。受け渡し用固定把持体17には支
持片171、把持面172及び位置規制片173が一体
形成されている。支持片171には受け渡し用可動把持
体18、レピアバンド13の先端及び板ばね19がねじ
20により締め付け固定されている。受け渡し用可動把
持体18はばね作用を有する金属製であり、受け渡し用
可動把持体18の先端部には把持面181が形成されて
いる。両把持面172,181は接離可能である。位置
規制片173は受け渡し用可動把持体18の下動を規制
する。
【0020】図4及び図5に示すように受け取り用レピ
アヘッド12は、非磁性体製の受け取り用固定把持体2
1と磁性体製の受け取り用可動把持体22とを組み合わ
せて構成されている。受け取り用固定把持体21には受
け取り用可動把持体22が軸ピン23を介して回動可能
に連結されている。受け取り用可動把持片22は金属製
である。受け取り用固定把持体21及び受け取り用可動
把持体22の先端部には把持面211,221が対向し
て形成されている。両把持面211,221は接離可能
である。受け取り用固定把持体22にはレピアバンド1
4の先端がねじ24により締め付け固定されている。受
け取り用固定把持体21には支持片212及び位置規制
片213が一体形成されている。支持片212と受け取
り用可動把持片22との間には圧縮ばね25が介在され
ている。位置規制片213は受け取り用可動把持体22
の下動を規制する。
【0021】受け渡し用レピアヘッド11及び受け取り
用レピアヘッド12はレピアホイール15,16の往動
回動により経糸Tの開口内に進入し、両レピアヘッド1
1,12が経糸開口内で出会う。受け渡し用レピアヘッ
ド11及び受け取り用レピアヘッド12はレピアホイー
ル15,16の復動回動により経糸の開口内から退避す
る。図1の受け渡し用レピアヘッド11の位置は経糸開
口から最大に離れた退避位置である。図1の受け取り用
レピアヘッド12の位置は経糸開口から最大に離れた退
避位置である。両レピアヘッド11,12の出会い位置
は各レピアヘッド11,12の退避位置の間の中間に設
定されている。即ち、両レピアヘッド11,12のスト
ロークは等しくしてある。
【0022】レピアヘッド11,12は筬26を支持す
るスレイ27上を走行する。この走行経路、即ち緯入れ
経路は織布Wの織前から最後退した筬26と干渉しない
経路である。図3に示すようにスレイ27の前面には複
数のバンドガイド28が止着されている。バンドガイド
28はスレイ27前面の取り付け溝271に収容された
ボルト29とナット30との締め付けによってスレイ2
7の前面に固定されている。バンドガイド28はレピア
バンド13,14の走行を案内する。
【0023】図1及び図2に示すようにスレイ27の両
端部の前面には電磁石31,32が設置されている。電
磁石31の設置位置は受け渡し用レピアヘッド11の緯
入れ経路の直下であり、電磁石32の設置位置は受け取
り用レピアヘッド12の緯入れ経路の直下である。スレ
イ17の中央部には一対の電磁石33,34が埋め込ま
れている。電磁石33の設置位置は受け渡し用レピアヘ
ッド11の緯入れ経路の直下であり、電磁石34の設置
位置は受け取り用レピアヘッド12の緯入れ経路の直下
である。各電磁石31〜34はいずれも取り付け溝27
1に収容されたボルト35とナット36との締め付けに
よってスレイ27の前面に固定されている。
【0024】電磁石31の磁力の作用領域は受け渡し用
レピアヘッド11の退避位置付近であり、電磁石32の
磁力の作用領域は受け取り用レピアヘッド12の退避位
置付近である。電磁石33の磁力の作用領域は、受け渡
し用レピアヘッド11が受け取り用レピアヘッド12と
出会う位置、即ち受け渡し用レピアヘッド11の緯入れ
死点位置付近である。電磁石34の磁力の作用領域は、
受け取り用レピアヘッド12が受け渡し用レピアヘッド
11と出会う位置、即ち受け取り用レピアヘッド12の
緯入れ死点位置付近である。電磁石31の磁力は退避位
置付近にある受け渡し用レピアヘッド11の受け渡し用
可動把持体18に作用する。電磁石33の磁力は緯入れ
死点位置付近にある受け渡し用レピアヘッド11の受け
渡し用可動把持体8に作用する。電磁石32の磁力は退
避死点位置付近にある受け取り用レピアヘッド12の受
け取り用可動把持体12に作用する。電磁石34の磁力
は緯入れ死点位置付近にある受け取り用レピアヘッド1
2の受け取り用可動把持体22に作用する。
【0025】電磁石31,33の磁力の作用を受けた受
け渡し用可動把持体18は自身のばね作用及び板ばね1
9のばね作用に抗して電磁石31,33側へ支持片17
1を支点として湾曲変位する。この湾曲変位によって受
け渡し用可動把持体18は図4に示す緯糸把持位置から
図5に示す緯糸解放位置へ切換配置される。受け渡し用
可動把持体18の下動は位置規制片173によって規制
される。この規制状態では受け渡し用可動把持体18が
電磁石31,33に極接近する。しかし、経糸Tが受け
渡し用可動把持体18と電磁石31,33との間に強く
挟みこまれてしまうことはなく、経糸が損傷することは
ない。
【0026】電磁石32,34の磁力の作用を受けた受
け取り用可動把持体22は圧縮ばね25のばね作用に抗
して電磁石32,34側へ軸ピン23を中心として回動
変位する。この回動変位によって受け取り用可動把持体
22は図4に示す緯糸把持位置から図5に示す緯糸解放
位置へ切換配置される。受け取り用可動把持体22の下
動は位置規制片213によって規制される。この規制状
態では受け取り用可動把持体22が電磁石32,34に
極接近する。しかし、経糸Tが受け取り用可動把持体2
2と電磁石32,34との間に強く挟みこまれてしまう
ことはなく、経糸Tが損傷することはない。
【0027】図1に示すように電磁石31〜34は駆動
回路37,38,39,40を介して制御コンピュータ
Cの電圧印加制御を受ける。駆動回路37〜40は電圧
Vを電磁石31〜34に印加する。制御コンピュータC
には電圧印加タイミング設定装置41及びロータリエン
コーダ42が接続されている。電圧印加タイミング設定
装置41は、電磁石31〜34に印加される電圧の印加
タイミングを制御コンピュータCに入力設定する。ロー
タリエンコーダ42は織機の回転角度を検出する。制御
コンピュータCは、ロータリエンコーダ42から得られ
る織機回転角度情報に基づいて予め設定されたタイミン
グによる電圧Vの印加を駆動回路37〜40に指令す
る。駆動回路37〜40は設定された印加タイミングで
電圧Vを電磁石31〜34に印加する。
【0028】図8の波形D1は電磁石31に印加される
電圧の値及び印加タイミングの一例を示し、波形D2は
電磁石32に印加される電圧の値及び印加タイミングの
一例を示す。波形E1は電磁石33に印加される電圧の
値及び印加タイミングの一例を示し、波形E2は電磁石
34に印加される電圧の値及び印加タイミングの一例を
示す。横軸θは織機の回転角度を表し、縦軸は電圧を表
す。各波形D1,D2,E1,E2の電圧はVである。
電圧Vの印加時間Td1,Td2,Te1,Te2は電
圧印加タイミング設定装置41によって制御コンピュー
タCに入力設定される。制御コンピュータCはロータリ
エンコーダ42から得られる織機回転角度情報及び設定
された印加時間Td1,Td2,Te1,Te2の情報
に基づいて駆動回路37〜40に対して電圧印加を指令
する。駆動回路37〜40はこの電圧印加指令に基づい
て電圧Vを電磁石31〜34に印加する。
【0029】受け渡し用可動把持体18は波形D1で示
される電圧印加によって緯糸把持位置から緯糸解放位置
へ切換配置される。受け渡し用レピアヘッド11は受け
渡し用可動把持体18を緯糸解放位置に配置した状態で
緯入れ開始し、受け渡し用可動把持体18は退避位置の
近くで緯糸解放位置から緯糸把持位置へ切換配置され
る。この切換配置により緯糸Yが両把持体17,18の
把持面172,181間に把持される。受け渡し用レピ
アヘッド11は退避位置付近の緯糸キャッチ位置で緯糸
Yをキャッチして緯入れされる。
【0030】図4に示すように受け取り用レピアヘッド
12は受け渡し用レピアヘッド11よりも先に緯入れ死
点位置に到着する。緯入れ死点位置に到着した受け取り
用レピアヘッド12の可動把持体22は波形E2で示さ
れる電圧印加によって緯糸把持位置から緯糸解放位置へ
切換配置される。受け取り用レピアヘッド12は受け取
り用可動把持体22を緯糸解放位置に配置した状態で受
け渡し用レピアヘッド11の到着を待つ。緯入れ死点位
置に到着した受け渡し用レピアヘッド11に把持されて
いる緯糸Yは受け取り用レピアヘッド12の両把持面2
11,221間に入り込む。緯糸Yが両把持面211,
221間に入り込むと、電磁石34に対する電圧印加が
停止し、受け取り用可動把持体22が緯糸解放位置から
緯糸把持位置へ切換配置される。この切換配置により緯
糸Yが図5に示すように受け取り用レピアヘッド12の
両把持面211,221間に把持される。緯入れ死点位
置に到着した受け渡し用レピアヘッド11の可動把持体
18は波形E1で示される電圧印加によって緯糸把持位
置から緯糸解放位置へ切換配置される。この切換配置に
より緯糸Yが受け渡し用レピアヘッド11の把持作用か
ら解放される。
【0031】その後、両レピアヘッド11,12が退避
位置に向けて退避してゆき、受け取り用レピアヘッド1
2に把持された緯糸Yが経糸の開口内を通される。退避
位置の直前の緯糸解放位置に到達した受け取り用レピア
ヘッド12の可動把持体22は波形D2で示される電圧
印加によって緯糸把持位置から緯糸解放位置へ切換配置
される。この切換配置により緯糸Yが受け取り用レピア
ヘッド12の把持作用から解放される。その後、筬26
が最後退位置から筬打ち動作を開始する。
【0032】図2に示すように、織布Wの織幅方向に配
設されたテンプルバー63上には織り縮み防止用の一対
のテンプル64,65が支持されている。左右のテンプ
ル64,65はいずれもテンプルバー63の長手方向へ
取り付け位置調整可能となっている。
【0033】図1及び図3に示すように筬26の後方に
は一対の捨耳形成装置66,67が配置されている。捨
耳形成装置67は、一対の綜絖枠68,69、綜絖枠6
8,69を吊下するベルト70、ベルト70を往復駆動
するモータ71及び綜絖枠68,69を下方へ付勢する
引っ張りばね72とから構成されている。モータ71の
往復回動により綜絖枠68,69が交互に上下動し、綜
絖枠68,69に通された捨耳用経糸Teが開口を形成
する。捨耳形成装置66も同様の構成である。左右の捨
耳形成装置66,67は織布Wの織幅方向へ設置位置変
更可能となっている。
【0034】図2ではワープビーム73から送り出され
る経糸Tの列の幅が最大となっており、織布Wの織幅H
1は最大となっている。ワープビーム73の右側、即ち
緯入れ末端側のフランジ731の位置が変更可能となっ
ている。織布Wの織幅H1を図7のように織幅H2に変
更する場合、フランジ731の位置が変更される。又、
織布Wの織幅の変更に合わせて緯入れ末端側の捨耳形成
装置67及びテンプル65の設置位置が織布Wの緯入れ
末端側の端部W1の位置の変更に合わせて変更される。
しかし、受け渡し用レピアヘッド11及び受け取り用レ
ピアヘッド12の退避位置及び両レピアヘッド11,1
2の出会い位置L1は変更されない。
【0035】両レピアヘッド11,12の退避位置及び
出会い位置L1は変更されないが、電磁石32に対する
電圧印加タイミングは図9に波形D3で示すように変更
される。電圧印加時間は前と同じにしてある。このよう
な電圧印加タイミングの変更は電圧印加タイミング設定
装置41の操作によって容易に行える。このような電圧
印加タイミングの変更により、緯糸Yを把持した受け取
り用レピアヘッド12は経糸開口内から退避すると直ち
に緯糸Yを解放する。受け取り用レピアヘッド12から
解放された緯糸Yの先端部は捨耳形成装置67を通され
た捨耳用経糸Teによって把持される。
【0036】この実施の形態では、緯入れ末端側の織布
端部W1の位置の変更に伴い、緯入れ末端側の捨耳形成
装置67、テンプル65の設置位置が変更される。しか
し、両レピアヘッド11,12の退避位置、両レピアヘ
ッド11,12間の緯糸受け渡し位置(即ち出会い位置
L1)、緯入れ始端側の捨耳形成装置66、テンプル6
4の設置位置は変更されないため、織幅変更のための作
業の手間が従来よりも格段に軽減する。
【0037】可動把持体18,22を磁力によって積極
的に動かす構成はレピアヘッド11,12の最適の開閉
タイミングの設定を容易にし、緯糸Yの把持及び解放の
最適タイミングの設定が容易である。緯糸Yの把持及び
解放の最適タイミングの設定の容易性は、受け渡し用レ
ピアヘッド11による確実な緯糸Yのキャッチ、及び受
け渡し用レピアヘッド11から受け取り用レピアヘッド
12への確実な緯糸受け渡しを保障する。
【0038】このような効果をもたらす電磁石31〜3
4はスレイ27の長手方向へ取り付け位置を容易に変更
でき、織幅変更のための作業の手間が一層軽減する。
又、受け渡し用レピアヘッドの退避位置を不動とする構
成は、緯入れ始端側の織布端部を不動とする他の織機、
例えばジェットルームとレピア織機とでワープビーム7
3を兼用できる。
【0039】次に、図10及び図11の第2の実施の形
態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ
符号が付してある。この実施の形態における受け取り用
レピアヘッド74の可動把持体75はばね76の作用に
よって固定把持体77の先端側に押接されており、緯糸
はこれらの押接部位に把持される。解放レバー78を押
し下げれば固定把持体77に対する可動把持体75の押
接が解除され、緯糸が受け取り用レピアヘッド74から
解放される。図示しない受け渡し用レピアヘッドも解放
レバー78と同様の機構を備えている。図10(b)は
図10(a)の状態から織幅を減少変更したものである
が、受け取り用レピアヘッド74の退避位置及び受け渡
し用レピアヘッドの退避位置、並びに両レピアヘッドの
出会い位置は第1の実施の形態と同様に変更されない。
【0040】図11(a),(b)に示すように解除レ
バー79が支軸80に回動可能に支持されており、解除
レバー79の先端にはモータ81が取り付けられてい
る。モータ81の出力軸にはローラ811が止着されて
いる。製織状態ではローラ811は図10において左方
向へ連続回転させられる。ローラ811の周速は受け取
り用レピアヘッド12の退避速度に略一致させてある。
解除レバー79はカムレバー82に連動しており、カム
レバー82はカム83の回転に伴って揺動する。図11
(a)ではローラ811が受け取り用レピアヘッド74
の走行に伴う解放レバー78の移動経路から退避してお
り、ローラ811が解放レバー78に干渉することはな
い。図11(b)ではローラ811が解放レバー78の
移動経路上に配置されており、ローラ811が解放レバ
ー78に干渉する。この干渉により解放レバー78が押
し下げられ、経糸開口内から退避してきた受け取り用レ
ピアヘッド74が緯糸を解放する。カム83、カムレバ
ー82、解除レバー79は織幅方向へ取り付け位置調整
可能となっている。
【0041】この実施の形態では、緯入れ末端側の織布
端部W1の位置の変更に伴い、緯入れ末端側の捨耳形成
装置(図示略)、テンプル(図示略)及びカム83、カ
ムレバー82、解除レバー79の設置位置が変更され
る。しかし、受け取り用レピアヘッド74及び受け渡し
用レピアヘッドの退避位置、両レピアヘッド間の緯糸受
け渡し位置、緯入れ始端側の捨耳形成装置(図示略)、
テンプル(図示略)の設置位置は変更されないため、織
幅変更のための作業の手間が従来よりも格段に軽減す
る。又、解放レバー78を押し下げるためのローラ81
1が受け取り用レピアヘッド12の退避速度に略等しい
周速で解放レバー78に干渉するため、この干渉時の衝
撃が緩和され、解放レバー78の破損といった事態が回
避される。
【0042】次に、図12の第3の実施の形態を説明す
る。第2の実施の形態と同じ構成図には同じ符号が付し
てある。この実施の形態ではスレイ27にエアシリンダ
84が取り付けられており、エアシリンダ84の駆動ロ
ッド841にはモータ81が取り付けられている。エア
シリンダ84の伸長状態ではローラ811が実線位置に
配置され、エアシリンダ84の縮小状態ではローラ81
1が鎖線位置に配置される。ローラ811の実線位置は
第2の実施の形態の受け取り用レピアヘッド74の解放
レバー78に干渉しない位置であり、ローラ811の鎖
線位置は第2の実施の形態の受け取り用レピアヘッド7
4の解放レバー78に干渉する位置である。
【0043】この実施の形態においても第2の実施の形
態と同じ効果が得られる。又、この実施の形態では筬2
6の幅を織幅変更に合わせて変える必要がなく、織幅変
更のための作業の手間が一層軽減する。
【0044】次に、図13〜図17の第4の実施の形態
を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符
号が付してある。この実施の形態では基軸55,56に
アーム85,86が止着されており、セグメントギヤ9
1,92が支軸87,88に回動可能に支持されてい
る。セグメントギヤ91,92には連結位置調整孔91
1,921が支軸551,561の半径方向に沿って形
成されており、アーム85,86の先端と連結位置調整
孔911,921との間にはコネクティングロッド8
9,90が介在されている。アーム85,86は第1の
実施の形態のセグメントギヤ57,58と同じ揺動を行
ない、セグメントギヤ91,92がアーム85,86の
揺動に連動する。従って、レピアホイール15,16が
第1の実施の形態と同様に往復回動する。
【0045】図13及び図14は織幅をH1とした状態
を示し、図15及び図16は織幅をH2(<H1)に変
更した状態を示す。織幅の変更に伴って緯入れ末端側の
捨耳形成装置67、テンプル65の設置位置が変更され
ると共に、受け取り用レピアヘッド12の退避位置及び
両レピアヘッド11,12の出会い位置が変更される。
図14及び図16のRo は受け渡し用レピアヘッド11
の退避位置を示す。図14のR1は受け取り用レピアヘ
ッド12の退避位置を示し、L1は両レピアヘッド1
1,12の出会い位置を示す。図16のR2は受け取り
用レピアヘッド12の退避位置を示し、L2は両レピア
ヘッド11,12の出会い位置を示す。退避位置R1か
ら退避位置R2への移動量をdとすると、出会い位置L
1から出会い位置L2への移動量はd/2としてある。
このような退避位置及び出会い位置の変更は両レピアヘ
ッド11,12のストロークを同等にすることを目的と
している。
【0046】受け取り用レピアヘッド12の退避位置の
変更は、セグメントギヤ92と被動ギヤ62との噛合を
解除した状態で図13の状態からレピアホイール16を
必要量だけ回動しておく。即ち、レピアホイール16の
周の回動量がdとなるようにしておく。レピアホイール
16を必要量だけ回動した後、セグメントギヤ92と被
動ギヤ62とを再び噛合すればよい。両レピアヘッド1
1,12の出会い位置を変更するには、受け取り用レピ
アヘッド12の退避位置を変更した後に連結位置調整孔
911,921に対するコネクティングロッド89,9
0の連結位置を変更する。両レピアヘッド11,12の
ストロークを減少するには前記連結位置を支軸551,
561から遠ざかる方向へ移せばよい。
【0047】受け取り用レピアヘッド12の退避位置の
変更に伴って電磁石32の設置位置の変更が必要とな
り、両レピアヘッド11,12の出会い位置の変更に伴
って電磁石33,34の設置位置の変更が必要となる。
電磁石32〜34の設置位置の変更に伴って電磁石32
〜34に対する電圧印加タイミングの変更が必要とな
る。図17の波形E3,E4は織幅変更後の電磁石3
3,34に対する電圧印加タイミングを表す。電磁石3
2〜34の設置位置及び電圧印加タイミングの変更操作
は容易である。第1の実施の形態と同様に受け渡し用レ
ピアヘッド11の退避位置、緯入れ始端側の捨耳形成装
置66、緯入れ始端側のテンプル64の設置位置の変更
を行わないため、織幅変更のための作業の手間が従来よ
りも格段に軽減する。又、両レピアヘッド11,12の
ストロークを常に同等とするように受け取り用レピアヘ
ッド12の退避位置及び両レピアヘッド11,12の出
会い位置を変更する方法は、両レピアホイール15,1
6の往復回動量の同等及び往復同期をもたらす。駆動軸
44の両端部における負荷変動の不一致はサーボモータ
46の良好な制御性を阻害するが、両レピアホイール1
5,16の往復回動量の同等及び往復同期は駆動軸44
の両端部における負荷変動を等しくする。
【0048】次に、図18及び図19の第5の実施の形
態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ
符号が付してある。この実施の形態ではレピアホイール
15,16の支軸151,161にウォームホイール9
3,94が止着されており、サーボモータ95,96の
出力軸に止着されたウォーム951,961がウォーム
ホイール93に噛合している。サーボモータ95,96
の正逆回転によりレピアホイール15,16が往復回動
する。サーボモータ95,96は回転制御コンピュータ
C1の指令制御を受ける。サーボモータ95,96の回
転制御情報は入力装置97によって回転制御コンピュー
タC1に入力されており、回転制御コンピュータC1は
前記回転制御情報及びロータリエンコーダ42からえら
れる織機回転角度情報に基づいてサーボモータ95,9
6の回転を制御する。
【0049】図19は図18の状態から織幅を減少変更
した状態を示す。この織幅の変更に伴って受け取り用レ
ピアヘッド12の退避位置、両レピアヘッド11,12
の出会い位置、電磁石32〜34の設置位置及び電磁石
32〜34に対する電圧印加タイミングが第4の実施の
形態と同様に変更される。受け取り用レピアヘッド12
の退避位置の変更及び両レピアヘッド11,12の出会
い位置の変更はサーボモータ95,96の回転制御情報
を入力装置97によって入力しなおせばよい。
【0050】この実施の形態においても第4の実施の形
態と同様に織幅変更のための作業の手間が従来よりも格
段に軽減する。レピアホイール15,16を別々のサー
ボモータ95,96によって駆動する構成は受け取り用
レピアヘッド12の退避位置の変更及び両レピアヘッド
11,12の出会い位置の変更の容易性の上で非常に有
効である。
【0051】次に、図20〜図23の第6の実施の形態
を説明する。第1の実施の形態及び第4の実施の形態と
同じ構成部には同じ符号が付してある。この実施の形態
では、受け取り用レピアヘッド12の退避位置が織幅変
更に応じて変更されるが、両レピアヘッド11,12の
出会い位置の変更は行われない。図21は図20の状態
から織幅を減少変更した状態を示す。図22のR1は図
21における受け取り用レピアヘッド12の退避位置を
示し、R2は図21における受け取り用レピアヘッド1
2の退避位置を示す。L1は両レピアヘッド11,12
の出会い位置を示す。従って、織幅変更に伴って電磁石
32の設置位置が変更され、図23に波形D3で示すよ
うに電磁石32に対する電圧印加タイミングが変更され
る。
【0052】この実施の形態においても受け渡し用レピ
アヘッド11の退避位置の変更は行わないため、第1の
実施の形態と同様に織幅変更のための作業の手間が従来
よりも格段に軽減する。
【0053】前記した実施の形態から把握できる請求項
記載以外の発明について以下にその効果と共に記載す
る。 (1)受け取り用レピアヘッドの受け取り用可動把持体
を電磁石の磁力によって駆動するようにした請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載のレピア織機における緯入
れ方法。
【0054】受け取り用レピアヘッドの退避位置及び両
レピアヘッドの出会い位置の変更が容易となる。以下
に、実施の形態の効果を記載する。 (1)可動把持体を電磁石の磁力によって積極的に動か
す実施の形態では、受け渡し用レピアヘッド及び受け渡
し用レピアヘッドの最適の開閉タイミングの設定が容易
となる。 (2)受け取り用レピアヘッドの解放レバーを押し下げ
るためのローラをモータで駆動し、受け取り用レピアヘ
ッドの退避速度に略等しい周速で解放レバーにローラを
干渉させる実施の形態では、この干渉時の衝撃が緩和さ
れる (3)両レピアヘッドのストロークを常に同等とする実
施の形態では、両レピアホイールの往復回動量の同等及
び往復同期をもたらし、サーボモータの良好な制御性を
保障する。 (4)両レピアホイールを別々のサーボモータによって
駆動する実施の形態では、受け取り用レピアヘッドの退
避位置の変更及び両レピアヘッドの出会い位置の変更が
非常に容易となる。 (5)受け渡し用レピアヘッドの退避位置を不動とする
実施の形態では、緯入れ始端側の織布端部を不動とする
他の織機、例えばジェットルームとレピア織機とでワー
プビームを兼用できる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、少なく
とも緯入れ始端側の受け渡し用レピアヘッドの退避位置
を織幅変更に関係なく不動としたので、レピア織機にお
ける織幅変更のための作業の手間を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1の実施の形態を示す一
部省略正面図。
【図2】図1に対応する一部省略平面図。
【図3】図1のA−A線拡大断面図。
【図4】両レピアヘッドの出会いを説明する要部正面
図。
【図5】両レピアヘッドの出会いを説明する要部正面
図。
【図6】図1からの織幅変更を示す一部省略正面図。
【図7】図2からの織幅変更を示す一部省略平面図。
【図8】電磁石に対する電圧印加を示すタイミングチャ
ート。
【図9】織幅変更後の電磁石に対する電圧印加を示すタ
イミングチャート。
【図10】第2の実施の形態を示し、(a)は一部破断
要部正面図。(b)は(a)からの織幅変更を示す一部
破断要部正面図。
【図11】(a)は図10(a)のB−B線断面図。
(b)は図10(b)のC−C線断面図。
【図12】第3の実施の形態を示す要部側断面図。
【図13】第4の実施の形態を示す一部省略正面図。
【図14】図13に対応する一部省略平面図。
【図15】図13からの織幅変更を示す一部省略正面
図。
【図16】図14からの織幅変更を示す一部省略平面
図。
【図17】電磁石に対する電圧印加を示すタイミングチ
ャート。
【図18】第5の実施の形態を示す一部省略正面図。
【図19】図18からの織幅変更を示す一部省略正面
図。
【図20】第6の実施の形態を示す一部省略正面図。
【図21】図20からの織幅変更を示す一部省略正面
図。
【図22】図20からの織幅変更を示す一部省略平面
図。
【図23】電磁石に対する電圧印加を示すタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
11…受け渡し用レピアヘッド、12…受け取り用レピ
アヘッド、Ro ,R1,R2…退避位置、L1,L2…
出会い位置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受け渡し用レピアヘッド及び受け取り用レ
    ピアヘッドを経糸開口内へ挿入し、受け渡し用レピアヘ
    ッドから受け取り用レピアヘッドへ緯糸を受け渡してか
    ら両レピアヘッドを経糸開口内から退避させて緯入れす
    るレピア織機において、 織布の織幅変更に際しては緯入れ始端側の織布端部の位
    置を不変として織幅を変更し、受け渡し用レピアヘッド
    から受け取り用レピアヘッドへの緯糸受け渡し位置及び
    両レピアヘッドの退避位置を不変とするレピア織機にお
    ける緯入れ方法。
  2. 【請求項2】受け渡し用レピアヘッド及び受け取り用レ
    ピアヘッドを経糸開口内へ挿入し、受け渡し用レピアヘ
    ッドから受け取り用レピアヘッドへ緯糸を受け渡してか
    ら両レピアヘッドを経糸開口内から退避させて緯入れす
    るレピア織機において、 織布の織幅変更に際しては緯入れ始端側の織布端部の位
    置を不変として織幅を変更し、受け渡し用レピアヘッド
    から受け取り用レピアヘッドへの緯糸受け渡し位置を織
    幅変更後の織布の織幅中心とし、受け渡し用レピアヘッ
    ドの退避位置を不変とすると共に、両レピアヘッドのス
    トロークを等しくするように受け取り用レピアヘッドの
    退避位置を変更するレピア織機における緯入れ方法。
  3. 【請求項3】受け渡し用レピアヘッド及び受け取り用レ
    ピアヘッドを経糸開口内へ挿入し、受け渡し用レピアヘ
    ッドから受け取り用レピアヘッドへ緯糸を受け渡してか
    ら両レピアヘッドを経糸開口内から退避させて緯入れす
    るレピア織機において、 織布の織幅変更に際しては緯入れ始端側の織布端部の位
    置を不変として織幅を変更し、受け渡し用レピアヘッド
    から受け取り用レピアヘッドへの緯糸受け渡し位置を不
    変とすると共に、受け取り用レピアヘッドの退避位置を
    織幅変更に応じて変更するレピア織機における緯入れ方
    法。
  4. 【請求項4】織布の端部の位置に合わせて織幅方向の設
    置位置を設定する必要のある製織機能部品のうち、緯入
    れ末端側の製織機能部品の織幅方向の設置位置を織幅変
    更に応じて変更する請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載のレピア織機における緯入れ方法。
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