JPH0913225A - 芯鞘型消臭抗菌性複合繊維 - Google Patents

芯鞘型消臭抗菌性複合繊維

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JPH0913225A
JPH0913225A JP16198995A JP16198995A JPH0913225A JP H0913225 A JPH0913225 A JP H0913225A JP 16198995 A JP16198995 A JP 16198995A JP 16198995 A JP16198995 A JP 16198995A JP H0913225 A JPH0913225 A JP H0913225A
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JP
Japan
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core
sheath
antibacterial
deodorant
component
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JP16198995A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Matoba
善行 的場
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消臭性、抗菌性に優れ、高い洗濯耐久性を有
すると共に、耐熱性、耐摩耗性、染色性にも優れた芯鞘
型消臭抗菌性複合繊維を提供する。 【構成】 消臭剤を複合繊維全体に対して3重量%以上
含有するオレフィン系ポリマーからなる芯成分と、抗菌
剤を複合繊維全体に対して0.1重量%以上、無機微粒
子を鞘成分のポリマーに対して0.75〜10重量%含
有する融点が200℃以上の熱可塑性ポリマーからなる
鞘成分とからなる芯鞘型消臭抗菌性複合繊維であり、芯
成分が繊維軸方向に中空部を有する芯鞘型中空複合繊維
であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた消臭、抗菌効果
を有すると共に、その耐洗濯性、耐熱性、耐摩耗性及び
染色性に優れ、衣料用途などのように、消臭、抗菌性能
に加えて、アイロン掛けに耐えること、摩耗し難いこと
及び濃色に染色できることが要求される分野に使用する
のに適した芯鞘型消臭抗菌性繊維に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成繊維、特にポリエステル繊維、ポリ
アミド繊維等は、その優れた寸法安定性、耐候性、機械
的特性、耐久性などの点から、衣料、詰物素材、産業資
材等として不可欠のものとなっている。
【0003】これらの繊維には、その使用用途によっ
て、更に特殊機能の付与が望まれていた。例えば、病院
用布団、シーツ、カーペット等、悪臭を嫌う用途では、
できるだけ原因となる悪臭を軽減させる性能を有するこ
とが望まれていた。
【0004】一方、我々の生活環境中には、さまざまな
細菌、カビが存在しており、媒介物を経て人体や繊維に
付着して繁殖し、皮膚障害を与えたり、繊維の変質、劣
化現象を起こしたり、悪臭を放って不快感を与えたりす
る。特に合成繊維は、汗を吸収することが少ないため、
該繊維を身につける場合、汗の付着した皮膚、衣料、詰
物等に微生物が繁殖して腐敗現象を起こし、汗くさい臭
いを生ずる。従って、より清潔で悪臭を漂わすことがな
く、快適で衛生的な合成繊維製品の開発も望まれてい
た。
【0005】かかる観点から、合成繊維に消臭、抗菌性
を付与する方法が、これまで数多く提案されている。な
かでも、特開平6−228823号公報に記載されてい
る熱可塑性ポリマー(特に、融点が200℃以上の熱可
塑性ポリマー)からなる芯成分と、消臭剤(特に、酸化
亜鉛と二酸化ケイ素とからなる緊密混合粒子)及び抗菌
剤(特に、銀イオンを有効成分とする抗菌性微粒子)を
含有するオレフィン系ポリマーからなる鞘成分とで構成
された芯鞘型消臭抗菌性複合繊維は、優れた消臭、抗菌
効果を示すと共に、耐洗濯性にも優れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記芯
鞘型消臭抗菌性複合繊維は、鞘成分がオレフィン系ポリ
マーで構成されているため、耐熱性が不十分で、アイロ
ン掛けに耐えることができず、しかも耐摩耗性が劣り、
更に染色した場合に白ぼけという現象が起こって、濃色
に染色することが難しいという問題があり、衣料用途な
どに使用するには不適当であることがわかってきた。
【0007】従って、本発明は、優れた消臭、抗菌効果
を示し、その耐洗濯性にも優れていると共に、耐熱性が
良好で、アイロン掛けに十分耐えることができ、耐摩耗
性にも優れ、染色した場合に白ぼけが起こらず、濃色に
染色することができて、衣料用途にも十分に使用可能な
消臭抗菌性繊維を提供することを課題とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、鞘成分を融点が2
00℃以上の熱可塑性ポリマー、芯成分を消臭剤含有オ
レフィン系ポリマーで構成し、鞘成分に抗菌剤と無機微
粒子を添加すればよいことを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0009】すなわち、本発明によれば、(1)消臭剤
を複合繊維全体に対して3重量%以上含有するオレフィ
ン系ポリマーからなる芯成分と、抗菌剤を複合繊維全体
に対して0.1重量%以上、無機微粒子を鞘成分に対し
て0.75〜10重量%含有する融点が200℃以上の
熱可塑性ポリマーからなる鞘成分とからなることを特徴
とする芯鞘型消臭抗菌性複合繊維、(2)消臭剤が、酸
化亜鉛と二酸化ケイ素とからなる緊密混合微粒子であ
り、その混合比率が1:3〜3:1、混合粒子の平均一
次粒子径が5〜30nm,凝集平均粒子径が3μm以下
である上記(1)記載の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維、
(3)抗菌剤が、銀イオンを有効成分とする粒子径が3
μm以下の抗菌性微粒子である上記(1)又は(2)記
載の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維、(4)無機微粒子が、
平均粒子径が1μm以下、最大粒子径が5μm以下の不
活性無機微粒子である上記(1)ないし(3)のいずれ
かに記載の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維、(5)芯成分と
鞘成分の重量比が30:70〜70:30である上記
(1)ないし(4)のいずれかに記載の芯鞘型消臭抗菌
性複合繊維、(6)芯成分が、繊維軸方向に中空部を有
する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の芯鞘型
消臭抗菌性複合繊維、及び(7)中空率が5〜35%で
ある上記(6)記載の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維が提供
される。
【0010】本発明の複合繊維の鞘成分を構成する融点
が200℃以上の熱可塑性ポリマーとしては、耐熱性、
耐摩耗性及び染色性が良好で、溶融紡糸可能であれば、
任意のものを用いることができるが、その好ましい例と
しては、ポリエチレンテレフタレート又はポリブチレン
テレフタレートを主成分とするポリエステル、ナイロン
6、ナイロン66又はメタキシレンジアミンナイロンを
主成分とするポリアミドなどを挙げることができる。
【0011】一方、本発明の複合繊維の芯成分を構成す
るポリマーとしては、添加する消臭剤により分解、変質
などの不都合が生じず、しかも臭気透過性に優れてお
り、加水分解も起こらない(消臭剤は、水分を吸収しや
すいため、ポリエステルのような加水分解し易いポリマ
ーは不適当)ことから、オレフィン系ポリマーが用いら
れ、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン
などの各種ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン
―1、ポリ4―メチルペンテン―1、エチレン/酢酸ビ
ニル共重合体等が挙げられるが、特にポリプロピレンが
好適である。
【0012】また、本発明の複合繊維の鞘成分を構成す
る融点が200℃以上の熱可塑性ポリマーは、複合繊維
全体に対して0.1重量%以上、好ましくは0.1〜7
重量%、更に好ましくは1〜3重量%の抗菌剤と、該鞘
成分に対して0.75〜10重量%、好ましくは2〜8
重量%、更に好ましくは4〜6重量%の無機微粒子を含
有している。
【0013】抗菌剤の含有量が0.1重量%未満では、
十分な抗菌効果が得られず、更には消臭性能を向上させ
る効果が認められない。一方、抗菌剤を多量に添加して
も、抗菌性がほぼ飽和状態に達し、含有量を多くする意
味がなく、コスト高となり、経済的に不利となるため、
7重量%以下とするのが望ましい。また、無機微粒子
は、溶融紡糸、延伸時に、鞘成分の熱可塑性ポリマーの
分子配向を乱し、ミクロボイドを発現させることによ
り、外部の臭気、細菌を吸着し易くし、しかも鞘成分に
おける臭気の透過性を高めて、芯成分に含まれている消
臭剤への臭気の到達を容易にするものであるが、無機微
粒子の添加量が鞘成分に対して0.75重量%未満で
は、ミクロボイドを発現させるには不十分であり、優れ
た消臭、抗菌性能が得られない。一方、無機微粒子の添
加量が10重量%を越えると、紡糸、延伸時の断糸が増
加するので不適当である。
【0014】更に、本発明の複合繊維においては、芯成
分を構成するポリオレフィン系熱可塑性ポリマーは、複
合繊維全体に対して3重量%以上、好ましくは3〜10
重量%、更に好ましくは5〜8重量%の消臭剤を含有し
ている。
【0015】消臭剤の含有量が3重量%未満では、十分
な消臭効果を得ることが困難となる。また、消臭剤を多
量に添加しても、その含有量に見合うだけの消臭性能の
向上が期待できず、かえってコスト高となり、更には、
繊維性能、紡糸生産性の悪化につながるため、10重量
%以下とするのが望ましい。
【0016】本発明において用いる上記消臭剤、抗菌剤
及び無機微粒子には特に制限はなく、従来、繊維に添加
混合して用いられている消臭剤、抗菌剤及び無機微粒子
を用いることができる。
【0017】なかでも、消臭剤としては、酸化亜鉛と二
酸化ケイ素の重量比が1:3〜3:1、好ましくは1:
2〜2:1の緊密混合微粒子が好ましく用いられる。こ
の緊密混合微粒子は、透過型電子顕微鏡観察によると、
平均一次粒子径が5〜30nm、好ましくは10〜20
nm、凝集平均粒子径は3μm以下、好ましくは1μm
以下である。凝集平均粒子径が3μmを超えると、溶融
紡糸時のパック圧上昇や、断糸の原因となり好ましくな
い。
【0018】また、抗菌剤としては、銀イオンを有効成
分とする、粒子径が3μm以下、好ましくは1μm以下
の抗菌性微粒子が好ましく用いられる。
【0019】かかる抗菌性微粒子は、銀イオンを固体粒
子に担持せしめたもので、該銀イオンの他に、銅、亜
鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス、カドミウム、クロム、タ
リウム等のイオンを含有していてもよい。また、固体粒
子としては、リン酸ジルコニウム〔NaZr2 (PO
43 〕のようなジルコニウム類、A―型ゼオライト、
X―型ゼオライト、Y―型ゼオライト、T―型ゼオライ
ト、高シリカゼオライト、ソーダライト、モルデナイ
ト、アナルサイム、クリノプロライト、イヤバサイト、
リオナイトなどのようなゼオライト類、ハイドロキシア
パタイト〔Ca10(PO46 (OH)2 〕のようなア
パタイト類等の無機イオン交換体が挙げられる。なかで
も、抗菌性、耐変色性、耐洗濯性、銀イオン溶出性など
の観点から、リン酸ジルコニウムが好ましい。この抗菌
性微粒子の粒子径は、3μm以下、好ましくは1μm以
下であり、3μmを越えると、溶融紡糸時のパック圧上
昇や断糸の原因となり好ましくない。
【0020】更に、無機微粒子としては、二酸化チタ
ン、二酸化ケイ素、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化ジル
コニウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸
カルシウム等が挙げられ、なかでも、二酸化チタン、二
酸化ケイ素、酸化亜鉛、硫酸バリウムが好ましく、特に
二酸化チタン、二酸化ケイ素が好ましく用いられる。無
機微粒子の平均粒子径は、分散性の点から、1μm以下
であることが好ましく、特に0.7μmであることが更
に好ましい。また、製糸性の点から、最大粒子径は、5
μm以下であることが好ましく、特に3μm以下である
ことが更に好ましい。また、無機微粒子に含まれている
粗大粒子の割合は、1%以下、特に0.5%以下である
ことが望ましい。
【0021】上記芯成分と鞘成分との構成比は、芯成分
/鞘成分(重量比)が30/70〜70/30であるこ
とが好ましく、特に、45/55〜55/45であるこ
とが好ましい。70/30を越えると、鞘成分ポリマー
が有する本来の繊維性能が低下し、しかも鞘成分構成ポ
リマーの破断が発生しやすくなり、紡糸生産性が低下す
る傾向がある。一方、30/70未満では、消臭性能が
低下し易い。
【0022】また、本発明の芯鞘型複合繊維において
は、芯成分が、繊維軸方向に中空部を有していることが
好ましい。この中空部を有していることにより、芯成分
の臭気透過性が高まり、消臭効果が更に向上する。この
場合、中空率は5〜35%であることが好ましい。中空
率が35%を越えると、中空部の破断等が発生し、製糸
性が悪化し易い。
【0023】更に、本発明の芯鞘型複合繊維において、
鞘成分を構成する融点が200℃以上の熱可塑性ポリマ
ーとしてポリエステルを用いた場合は、アルカリ減量加
工を施すことにより、鞘成分中のミクロボイドの形成が
更に促進され、臭気、細菌吸着能が一段と向上し、しか
も鞘成分の臭気透過性が更に高くなり、消臭、抗菌機能
がより一層向上するうえ、ミクロボイドの作用により染
色鮮明性が改善されるという効果もある。更に加えて、
麻のような清涼感のある風合いを得ることも可能であ
る。
【0024】本発明の芯鞘型複合繊維の鞘成分を構成す
る融点が200℃以上の熱可塑性ポリマー及び/又は芯
成分を構成するオレフィン系ポリマーには、必要に応じ
て、防炎剤、防虫剤、親水化剤、帯電防止剤等の添加剤
を添加することができる。
【0025】本発明の複合繊維は、上記芯成分と鞘成分
を用いて、通常用いられる芯鞘型複合紡糸装置又は芯鞘
型中空複合紡糸装置により芯鞘型複合繊維又は芯鞘型中
空複合繊維を溶融紡糸し、次いで常法により延伸、熱処
理することにより製造することができる。
【0026】本発明の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維は、長
繊維、紡績糸などの形で織編物として、あるいは短繊維
の形で不織布、詰綿、紙などとして、消臭、抗菌性、耐
洗濯性、耐熱性、耐摩耗性及び染色性が要求される分
野、特に衣料用途やインテリア用途などに用いることが
できる。
【0027】
【作用】本発明の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維は、抗菌剤
と無機微粒子とを含有する融点が200℃以上の熱可塑
性ポリマーを鞘成分に配し、消臭剤を含有するオレフィ
ン系ポリマーで芯成分を構成している。このように、耐
熱性、耐摩耗性及び染色性の劣るオレフィン系ポリマー
を、耐熱性、耐摩耗性及び染色性の良好な、ポリエステ
ル、ポリアミドなどの熱可塑性ポリマーで被覆した形を
とっているため、本発明の複合繊維の耐熱性、耐摩耗性
及び染色性は、従来のオレフィン系ポリマーを鞘成分に
配した複合繊維に比較して、大幅に改善される。また、
表層部に抗菌剤が集中しているため、外部の細菌に対し
て、抗菌効果が有効に発現される。
【0028】鞘成分の融点が200℃以上の熱可塑性ポ
リマーにおいては、溶融紡糸、延伸により分子配向性を
高め、強度向上をはかる際に、含有されている抗菌剤、
無機微粒子が鞘成分の熱可塑性ポリマーの分子配向を乱
し、ミクロボイドを発現させることにより、外部の臭
気、細菌を吸着し易くし、しかも鞘成分における臭気の
透過性を高めて、芯成分に含まれている消臭剤への臭気
の到達を容易にする。この効果は、複合繊維をアルカリ
減量加工した場合に、ミクロボイドの形成が促進される
ため、特に顕著となる。
【0029】一方、芯成分のオレフィン系ポリマーで
は、溶融紡糸、延伸の際に、含有されている消臭剤、特
に消臭性微粒子がポリマーの分子配向性をミクロ的に阻
害し、ポリマーの内部構造を乱すことにより、鞘成分を
透過してきた臭気を吸着し易くする。特に、芯成分が、
繊維軸方向に中空部を有している場合は、臭気が中空部
に入り込み、芯成分に含まれる消臭剤と接触する機会が
増大するため、消臭効果が一段と向上する。
【0030】このような鞘成分と芯成分の作用があいま
って、抗菌、消臭機能が高められるものである。
【0031】なお、本発明の複合繊維では、鞘成分が、
難染色性のオレフィン系ポリマーではなく、ポリエステ
ル、ポリアミド等の熱可塑性ポリマーで構成されている
ため、それ自体良好な染色性を示すが、更に加えて、含
有されている抗菌剤、無機微粒子により熱可塑性ポリマ
ーの分子配向が乱され、ミクロボイドが発現されている
ので、更に染料が入りやすい構造となっており、染色性
が一層改善される。特に複合繊維をアルカリ減量加工し
た場合は、ミクロボイドの形成が促進されるため、染色
性が更に向上し、染色鮮明性も良好となる。
【0032】また、本発明の消臭抗菌性複合繊維では、
抗菌剤が鞘成分の熱可塑性ポリマーに、また消臭剤が芯
成分のオレフィン系ポリマーに練り込まれているので、
洗濯によって脱落することがなく、耐洗濯性にも優れて
いる。
【0033】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。なお、実施例中の性能評価は、下記方法に従って
測定したものである。
【0034】(1)抗菌性の測定 測定試料を黄色ブドウ球菌を植種した寒天培地上に置
き、37℃で24時間、菌の培養をおこない、試料周辺
の黄色ブドウ球菌の成育の有無により抗菌効果を判定し
た。
【0035】(判定) ○:試料周辺での細菌の生育が認められず、ハローが発
生する。
【0036】△:試料周辺で若干の細菌の生育が認めら
れると共に、部分的にハローが発生する。
【0037】×:試料周辺で細菌の生育が認められ、ハ
ローが発生しない。
【0038】(2)消臭性の測定 アンモニアの場合、図1に示す装置を用いてアンモニア
濃度を測定することにより消臭率を求めた。すなわち、
アンモニアセンサ1〔AE―235;東亜電波(株)
製〕とイオンメータ3〔IM―IE;東亜電波(株)
製〕と記録計4を接続し、密閉した容器5にアンモニア
センサ1を取り付け、容器5内に500ppmとなるよ
うにアンモニアガスを注射器で注入し、その後、測定試
料2を容器5内にセットし、2時間放置後、容器5内の
アンモニア濃度を測定した。アンモニア濃度の低下率を
もって消臭率とした。
【0039】硫化水素の場合、所定容器に、硫化ナトリ
ウム、蒸留水、高濃度塩酸を所定量加え、一定量の硫化
水素ガスを発生させ、測定試料を容器中につるし、25
℃で24時間放置した後、北川式ガス検知管を用いて容
器内の硫化水素ガス濃度を測定した。硫化水素ガス濃度
の低下率をもって消臭率とした。
【0040】なお、上記抗菌性、消臭性の測定を洗濯後
の試料について行う際の洗濯は、下記の方法により行っ
た。
【0041】すなわち、家庭用電気洗濯機を用い、中性
洗剤ニュービーズ(商品名、花王株式会社製)2g/リ
ットルを含有する40℃の水溶液中で5分間洗濯した
後、流水洗を2分間行い、脱水し、さらに流水洗を2分
行い、脱水し、乾燥した。繰返し洗濯は、上記操作を繰
返し行うことにより実施した。
【0042】(3)耐摩耗性の測定 得られた複合繊維から、下記の布帛を織成し、直径3.
8cmの試験片を4枚採取した。
【0043】 糸番手:縦糸 55tex×2(2/36.11) 緯糸 74tex×2(2/27.0) 密度 :経糸 19本/cm 緯糸 12本/cm より数:経糸 S470±20/Z490±20/m 緯糸 S410±20/Z550±20/m 平均繊維直径:31±2μm 標準状態における単位面積当たりの質量:185g/m2 次いで、試料片をマーチンデール摩擦試験機に取り付け
て、押圧荷重9.0±0.2kpaを加え、多方向に摩
擦して、毛羽、フィブリルが発生するまでの摩擦回数を
測定した。標準摩擦布としては、ポリエチレンテレフタ
レート繊維(4de×51mm)からなる上記構成の布
帛を用い、4枚の試料片についての測定値の平均値を求
め、下記の基準により耐摩耗性を判定した。
【0044】(判定) ○:摩擦回数500回以上 △:摩擦回数499〜201回 ×:摩擦回数200回以下 (4)耐熱性の測定 上記(3)で織成した布帛から、約20cm2の試料片
を採取し、170±5℃に加熱したアイロンをこの試料
片の上に5分間置いて、繊維の膠着の有無を調べ、下記
の基準により耐熱性を判定した。
【0045】(判定) ○:繊維の膠着無し。
【0046】×:繊維の膠着有り。
【0047】(5)染色性の測定 測定試料及び標準試料(ポリエチレンテレフタレート繊
維、4de×51mm)を、分散染料(イーストマンブ
ルー)0.02重量%、浴比1:50にて同浴で20分
間ボイル染色し、日本電色工業(株)製光電色差計(S
Z−Σ80)を用いて、得られた複合繊維のL、a、b
値及び同浴で染色した標準試料のL0、a0、b0値を測
定し、下記の式から色差(ΔE)を算出した。なお、得
られた複合繊維が、標準試料よりも濃色に染色されてい
た場合は“+”、淡色に染色されていた場合は“−”で
表す。
【0048】
【数1】
【0049】この色差(ΔE)の値が大きいほど染色性
が向上していることを示し、下記の基準により判定し
た。
【0050】 ◎:+2≦ΔE ○:0<ΔE<+2 △:−2<ΔE≦0 ×:ΔE≦−2
【0051】[実施例1〜10、比較例1〜4]酸化亜
鉛と二酸化ケイ素との混合比率が重量比で2:1の緊密
混合微粒子防臭剤〔SZ―100;鈴木総業(株)製、
平均一次粒子径15nm、凝集平均粒子径1μm〕を、
(株)日本製鋼所製の二軸練押出機で、ポリプロピレン
系ポリマー〔TG―810;昭和電工(株)製、メルト
インデックス30、融点150℃〕に混練し、SZ―1
00のマスターチップを作成した。
【0052】このマスターチップを、消臭剤が表1に示
す含有量となるようにポリプロピレン系ポリマーTG―
810と混合して、芯成分構成ポリマーとした。
【0053】一方、銀イオンと無機イオン交換体(リン
酸ジルコニウム)とが結合した銀系無機抗菌剤〔ノバロ
ンAG―300;東亜合成化学工業(株)製、平均粒子
径1μm〕を、極限粘度0.63、融点260℃のポリ
エチレンテレフタレートに混練し、ノバロンAG―30
0のマスターチップを作成した。
【0054】同様にして、不活性無機微粒子として、硫
酸バリウム〔堺化学工業(株)製、平均粒子径0.7μ
m、最大粒子径3μm以下〕を上記ポリエチレンテレフ
タレートに混練し、硫酸バリウム微粒子マスターチップ
を作成した。
【0055】この両マスターチップを、抗菌剤と無機微
粒子が表1に示す含有量となるように、極限粘度が0.
63のポリエチレンテレフタレートと混合して、鞘成分
構成ポリマーとした。
【0056】このように調製した芯成分構成ポリマーと
鞘成分構成ポリマーを、表1に示す割合で、ノズル孔径
0.5mm、孔数450個の芯鞘型複合紡糸用口金か
ら、紡糸温度(芯/鞘=250℃/300℃)、吐出量
400g/分、引取速度900m/分で溶融複合紡糸し
た。
【0057】得られた未延伸糸を、70℃の温水中で
2.5倍に延伸した後、125℃で約20分間熱処理
し、次いで、51mmの長さに切断して、約4デニール
の芯鞘型消臭抗菌性複合短繊維を得た。
【0058】得られた各繊維の抗菌性、消臭性、耐摩耗
性、耐熱性及び染色性を評価した結果を表2に示す。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】表2の結果から明らかなように、本発明の
芯鞘型複合繊維(実施例1〜10)は消臭性、抗菌性共
に良好で、それらの耐洗濯性も優れているが、消臭剤の
含有量が少ない場合(比較例1)は、消臭性能が不十分
であり、また、抗菌剤を含まない場合(比較例2)は、
抗菌性がない。更に、無機微粒子の含有量が少ない場合
(比較例3)は、消臭性が劣り、抗菌性、染色性もやや
不良となる。また、無機微粒子の含有量が多い場合(比
較例4)では、消臭性、抗菌性共に良好で、染色性も著
しく向上するが、紡糸、延伸時の断糸が増加する。
【0062】なお、芯成分と鞘成分の重量比(芯成分:
鞘成分)が30:70未満の場合(実施例9)は、防臭
性能がやや低下し、70:30を越える場合(実施例1
0)は、繊維性能、耐摩耗性がやや劣り、紡糸中の断糸
も若干多くなる。
【0063】[比較例5]実施例2で用いた消臭剤(S
Z―100)のマスターチップ及び抗菌剤(ノバロンA
G―300)のマスターチップを、消臭剤が複合繊維全
体に対して6.0重量%、抗菌剤が複合繊維全体に対し
て2.0重量%となるように、プロピレン系ポリマーT
G−810と混合して、鞘成分構成ポリマーとした。
【0064】一方、芯成分構成ポリマーとしては、極限
粘度0.63のポリエチレンテレフタレートを使用し、
鞘成分構成ポリマーと共に、50:50の重量比で、ノ
ズル孔径0.5mm、孔数450個の紡糸口金から、紡
糸温度(芯/鞘=300℃/250℃)、吐出量400
g/分、引取速度900m/分で溶融紡糸した。
【0065】次いで、実施例2と同じ条件で延伸、熱処
理、切断して、SZ―100とノバロンAG―300と
が鞘成分のプロピレン系ポリマーに練り込まれた芯鞘型
複合短繊維を得た。
【0066】結果は表2に示す通りであり、消臭性、抗
菌性には優れているが、耐熱性、耐摩耗性及び染色性に
劣るものであった。
【0067】[実施例11〜20、比較例6〜9]実施
例1〜10、比較例1〜4において、芯鞘型中空複合紡
糸用口金を用い、芯成分が繊維軸方向に中空部(中空率
20%)を有する芯鞘型中空複合短繊維を作成した(複
合繊維構成は表3に示す通り)。
【0068】結果は表4に示す通りであり、実施例1〜
10、比較例1〜4の場合と同じ傾向が認められ、特
に、芯鞘型中空複合繊維とすることにより、消臭効果が
一層向上した。
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】[実施例21〜26]実施例12におい
て、表5に示すように中空率を種々変更して、芯鞘型中
空複合短繊維を作成した。結果は表5に示す通りであ
り、中空率が大きくなるにつれて、消臭効果も大きくな
るが、中空部の破断も多くなる傾向が認められた。
【0072】[実施例27、28]実施例2で得た芯鞘
型複合短繊維及び実施例12で得た芯鞘型中空複合繊維
に、NaOH1%、95℃、20分間処理の条件下でア
ルカリ減量加工を施した。結果は表5に示す通りであ
り、鞘成分においてミクロボイドの形成が促進され、消
臭性能、染色性が更に向上し、特に、染色鮮明性が著し
く改善された。
【0073】
【表5】
【0074】[実施例29]酸化亜鉛と二酸化ケイ素と
の混合比率が重量比で2:1の緊密混合微粒子防臭剤
〔SZ−100;鈴木総業製、平均一次粒子径15n
m、凝集平均粒子径1μm〕を、(株)日本製鋼所製の
二軸練押出機で、ポリプロピレン系ポリマー〔TG―8
10;昭和電工(株)製、メルトインデックス30、融
点150℃〕に混練し、SZ−100のマスターチップ
を作成した。
【0075】このマスターチップを、消臭剤の含有量が
複合繊維全体に対して6.0重量%となるようにポリプ
ロピレン系ポリマーTG―810と混合して、芯成分構
成ポリマーとした。
【0076】一方、銀イオンと無機イオン交換体(リン
酸ジルコニウム)とが結合した銀系無機抗菌剤〔ノバロ
ンAG−300;東亜合成化学工業(株)製、平均粒子
径1μm〕を、極限粘度1.34、融点235℃のナイ
ロン6に混練し、ノバロンAG−300のマスターチッ
プを作成した。
【0077】同様にして、不活性無機微粒子として、硫
酸バリウム〔堺化学工業(株)製、平均粒子径0.7μ
m〕を上記ナイロン6に混練し、硫酸バリウム微粒子マ
スターチップを作成した。
【0078】この両マスターチップを、抗菌剤の含有量
が複合繊維全体に対して2.0重量%、無機微粒子の含
有量が複合繊維全体に対して10重量%となるように、
極限粘度が1.34のナイロン6と混合して、鞘成分構
成ポリマーとした。
【0079】このように調製した芯成分構成ポリマーと
鞘成分構成ポリマーを、50:50の重量割合で、ノズ
ル孔径0.5mm、孔数450個の芯鞘型複合紡糸用口
金から、紡糸温度(芯/鞘=250℃/280℃)、吐
出量400g/分、引取速度900m/分で溶融複合紡
糸した。
【0080】得られた未延伸糸を、55℃で2.5倍に
延伸した後、120℃で約15分間熱処理し、次いで、
51mmの長さに切断して、約4デニールの芯鞘型消臭
抗菌性複合短繊維を得た。
【0081】得られた複合繊維のアンモニアガスに対す
る消臭性は、初期が99%以上、10回洗濯後が97
%、硫化水素に対する消臭性は、初期が94%、10回
洗濯後が92%であり、抗菌性は、初期、5回洗濯後、
50回洗濯後共、○であった。また、耐熱性、耐摩耗
性、染色性は、いずれも○であった。
【0082】[実施例30]実施例29において、芯鞘
型中空複合紡糸用口金を用い、芯成分が繊維軸方向に中
空率20%の中空部を有する芯鞘型中空複合短繊維を作
成した。
【0083】得られた複合繊維のアンモニアガスに対す
る消臭性は、初期、10回洗濯後共に99%以上、硫化
水素に対する消臭性は、初期が97%、10回洗濯後が
95%であり、抗菌性は、初期、5回洗濯後、50回洗
濯後共、○であった。また、耐熱性、耐摩耗性、染色性
は、いずれも○であった。
【0084】
【発明の効果】本発明の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維は、
優れた消臭性、抗菌性を有し、かつ高い洗濯耐久性を有
すると共に、耐熱性、耐摩耗性、染色性にも優れてお
り、衣料用途などのように、消臭、抗菌性能に加えて、
アイロン掛けに耐えること、摩耗し難いこと及び濃色に
染色できることが要求される分野に使用するのに適して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明繊維の評価に使用する消臭性能測定装置
を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 センサ 2 測定試料 3 イオンメータ 4 記録計 5 容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01D 5/34 D01D 5/34 D01F 1/10 D01F 1/10 8/14 8/14 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消臭剤を複合繊維全体に対して3重量%
    以上含有するオレフィン系ポリマーからなる芯成分と、
    抗菌剤を複合繊維全体に対して0.1重量%以上、無機
    微粒子を鞘成分に対して0.75〜10重量%含有する
    融点が200℃以上の熱可塑性ポリマーからなる鞘成分
    とからなることを特徴とする芯鞘型消臭抗菌性複合繊
    維。
  2. 【請求項2】 消臭剤が、酸化亜鉛と二酸化ケイ素とか
    らなる緊密混合微粒子であり、その混合比率が1:3〜
    3:1、混合粒子の平均一次粒子径が5〜30nm,凝
    集平均粒子径が3μm以下である請求項1記載の芯鞘型
    消臭抗菌性複合繊維。
  3. 【請求項3】 抗菌剤が、銀イオンを有効成分とする粒
    子径が3μm以下の抗菌性微粒子である請求項1又は2
    記載の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維。
  4. 【請求項4】 無機微粒子が、平均粒子径が1μm以
    下、最大粒子径が5μm以下の不活性無機微粒子である
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の芯鞘型消臭抗
    菌性複合繊維。
  5. 【請求項5】 芯成分と鞘成分の重量比が30:70〜
    70:30である請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維。
  6. 【請求項6】 芯成分が、繊維軸方向に中空部を有する
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の芯鞘型消臭抗
    菌性複合繊維。
  7. 【請求項7】 中空率が5〜35%である請求項6記載
    の芯鞘型消臭抗菌性複合繊維。
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