JPH09118046A - テープ印刷装置 - Google Patents

テープ印刷装置

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JPH09118046A
JPH09118046A JP8223881A JP22388196A JPH09118046A JP H09118046 A JPH09118046 A JP H09118046A JP 8223881 A JP8223881 A JP 8223881A JP 22388196 A JP22388196 A JP 22388196A JP H09118046 A JPH09118046 A JP H09118046A
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JP
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JP8223881A
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English (en)
Inventor
Mathew Richard Palmer
マシュー・リチャード・パーマー
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Esselte NV
Original Assignee
Esselte NV
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/3551Block driving
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control
    • B41J2/37Print density control by compensation for variation in current
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4075Tape printers; Label printers

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ヘッドに流れるピーク電流を小さくす
る。 【解決手段】 印刷装置1の印字ヘッド16bは、その
長手方向軸心Lに沿って配列された選択的に駆動可能な
複数の印字エレメント120bからなり、個々の印字エ
レメントの面積は小さく、1回の印刷動作サイクルの中
で同じ印字エレメントを連続して繰り返して駆動して1
個のピクセルを形成させることによって、駆動電流を時
間的に分散させる。さらに、印字エレメントを複数の印
字エレメント群130b、132b、134bに分け、
印字エレメント群の各々を、印刷動作サイクルの中の夫
々に異なった時刻に駆動可能にすることによって、駆動
電流を時間的に分散させる。これにより、ピーク電流を
小さくできる。さらにまた、印字エレメント群を軸芯L
からずらして印字ヘッド16c、16dを構成すると、
ピーク電流を低減できるとともに、印刷の品質を向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ印刷装置に
関し、特に、印字ヘッドの制御に特徴を有するテープ印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関係している公知のテープ印刷
装置を開示した特許文献としては、いずれもヨーロッパ
特許公開公報であるEP−A−322918号公報及び
EP−A−322919号公報(ブラザー工業株式会
社)や、EP−A−0267890号公報(バリトロニ
クス社)がある。これら特許公報に記載されている印刷
装置はいずれも、カセットと呼ばれるテープ収容ケース
を装填するためのカセット装填部を備えた印刷装置であ
る。EP−A−0267890号公報の印刷装置では、
1個のテープ収容ケースにインクリボンと本体テープと
を収容してあり、本体テープは、上層であるイメージ印
刷層と、下層である裏紙層とから成り、それらイメージ
印刷層と裏紙層とは粘着剤によって貼り合わされてい
る。また、EP−A−322918号公報及びEP−A
−322919号公報の印刷装置では、1個のテープ収
容ケースにインクリボンと、透明なイメージ印刷用テー
プと、両面粘着テープとを収容しており、イメージ印刷
用テープにイメージが印刷されたならば、そのイメージ
印刷用テープに、粘着剤が塗布された両面粘着テープの
片面が貼り合わされるようにしてあり、この両面粘着テ
ープの他方の面には剥離可能な裏紙が貼着されている。
これら印刷装置のいずれも、イメージ転写媒体(インク
リボン)とイメージ印刷用テープ(本体テープ)とが同
一カセット内に収容されている。
【0003】本出願人は、以上のものとは異なった方式
のテープ印刷装置を開発しており、このテープ印刷装置
は、例えばEP−A−578372号公報等に記載され
ている。尚、同公報の内容はこの言及を持って本願開示
に包含されたものとする。同公報のテープ印刷装置は、
EP−A−0267890号公報に記載されているもの
と同様の本体テープを使用しているが、ただしその本体
テープは、本体テープ専用のテープ収容ケースに収容さ
れており、またインクリボンも同様に、インクリボン専
用のテープ収容ケースに収容されている。
【0004】いずれの場合も、イメージ印刷用テープと
インクリボンとを重ね合わせて印刷領域へ送り込むよう
にしており、この印刷領域には、固定式の印字ヘッド
と、この印字ヘッドへ押付けられるように構成したプラ
テンとを装備しており、それらによって、インクリボン
からイメージ印刷用テープへイメージを転写するように
している。イメージを転写する方法にはドライ・レタリ
ング法やドライ・フィルム・プレス法をはじめとして様
々な方法があるが、現在最も広く採用されている方法は
熱印刷法である。熱印刷法においては、印字ヘッドを発
熱させ、その熱でインクリボンのインクをイメージ印刷
用テープへ転写するようにしている。
【0005】この種の印刷装置の印字ヘッドは、一般
に、選択的に駆動して発熱させることのできる複数の印
字エレメントで構成されている。印字ヘッドの駆動され
た印字エレメントは発熱し、それによってインクリボン
の、その発熱した印字エレメントに接触している部分の
インクがイメージ印刷用テープへ転写される。熱印刷法
にはもう1つの別の方法もあり、それは、イメージ印刷
用テープを感熱性材料で製作しておき、そのイメージ印
刷用テープに直接に接触させた印字エレメントを発熱さ
せることによって、そのイメージ印刷料テープ上にイメ
ージを形成するという方法である。このような公知の印
字ヘッドは、一般的に、その複数の印字エレメントを一
列に並べて印字エレメント列としてあり、この印字エレ
メント列の高さは、使用するイメージ印刷用テープの幅
に略々対応している。また、必要に応じて、それら複数
の印字エレメントの全てを同時に駆動することもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような印字ヘッド
を使用する際には、イメージ印刷用テープを走行させて
印字ヘッドを通過させつつ、反復する動作サイクルでそ
の印字ヘッドを駆動してイメージ印刷用テープ上に所望
のイメージを形成する。更に詳しく説明すると、典型的
な動作サイクルのサイクルタイムは10ミリ秒である。
その動作サイクルの中で、駆動すべき印字エレメントを
実際に駆動している時間(即ち発熱させている時間)
は、その動作サイクルのうちの2ミリ秒である。従っ
て、その動作サイクルのうちの8ミリ秒は、印字ヘッド
のどの印字エレメントも駆動されていない。このように
しているのは、1つには電源を回復させるため、そして
もう1つには印字ヘッドを冷ますためである。動作サイ
クルのうちの2ミリ秒の部分において、全ての印字エレ
メントを同時に駆動できるように、テープ印刷装置は比
較的大きな最大ピーク電流を供給できるように構成され
ている。しかしながら、ピーク電流が大きいということ
は、バッテリ寿命が短いという短所を伴う。特にバッテ
リ電源式のテープ印刷装置においては、このことは大き
な短所といわざるを得ない。本発明の目的は、上記した
ような従来例の問題点を解決することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その第1の局
面においては次のようなテープ印刷装置を提供するもの
であり、このテープ印刷装置は、選択的に駆動可能な複
数の印字エレメントから成る印字エレメント集合体を含
んでいる印字ヘッドであって、それら複数の印字エレメ
ントが該印字ヘッドの長手方向軸心に略々沿って配列さ
れている印字ヘッドと、イメージ印刷用テープと前記印
字ヘッドとの間の相対運動を発生させ、該イメージ印刷
用テープ上に連続した複数のピクセル列の形でイメージ
を印刷させる手段と、複数の印刷動作サイクルを発生さ
せて前記印字ヘッドを制御する制御回路であって、各印
刷動作サイクルにおいて前記複数の印字エレメントのう
ちから選択された印字エレメントを駆動して前記イメー
ジ印刷用テープ上に列を印刷させ、更に、前記イメージ
印刷用テープ上の連続する複数の位置において前記複数
の印字エレメントのうちの同一の印字エレメントを対応
する回数に亙って連続して駆動するための複数回の連続
した印刷動作を発生させることによって、印刷される列
の中の各ピクセルを印刷させる制御回路と、を備えたこ
とを特徴とするテープ印刷装置である。
【0008】既述の如く、ピーク電流の大きさは、一度
に駆動可能な印字ヘッドの印字エレメントの総面積に比
例する。そこで、印字ヘッドの個々の印字エレメントの
サイズ(面積)を小さくし、少なくとも2回の連続した
動作サイクルを実行することによって印刷イメージの中
の1個のピクセルを形成するようにして、必要とされる
ピーク電流を低減可能にしている。これは、電源がバッ
テリである場合に特に有利である。これによって必要と
されるピーク電流を小さくすることができ、ピーク電流
の大きさは、印刷動作サイクルにおける平均電流の3倍
以内に収めることが好ましい。またこれによって平均電
流がより滑らかになり、その結果、低電圧の電源の使用
が可能となり、ひいてはテープ印刷装置の全体としての
コストを引き下げることができる。更に、これによって
バッテリの寿命が延長される。一般的に、送出電力が同
じであれば、ピーク電流が大きいほどバッテリ寿命は短
くなる。従ってピーク電流を小さく抑えることによっ
て、バッテリ寿命を延長することができるのである。
【0009】前記イメージ印刷用テープと前記印字ヘッ
ドとの間の相対的運動を発生させる前記手段を、連続的
な相対運動を発生させるものとすることが好ましく、即
ち、前記イメージ印刷用テープと前記印字ヘッドとの間
の相対的速度が印刷動作サイクルの中で実質的に変動し
ないようにすることが好ましい。そうすれば、ステッピ
ング・モータではなく、一般的にそれより安価で小型
の、直流モータを使用することができる。前記イメージ
印刷用テープ上の連続する位置において前記複数の印字
エレメントのうちの同一の印字エレメントを2回駆動す
るための2回の連続した印刷動作サイクルを発生させる
ことによって、各ピクセルを印刷させるようにすること
が好ましい。これとは異なった実施の形態として、連続
した動作サイクルにおいて同一の印字エレメントを3回
または4回駆動することによって各ピクセルを印刷させ
るようにする実施の形態もある。前記複数の印字エレメ
ントを、1回の印刷動作サイクルの中の夫々に異なった
期間に個別に駆動可能な少なくとも2つの印字エレメン
ト群に分けておくようにしてもよい。これによってピー
ク電流を更に低下させることができ、第1の局面に関し
て上で述べた利点が得られる。前記複数の印字エレメン
トの各々の形状を長方形とし、印刷列の中の各ピクセル
の形状を正方形としてもよい。
【0010】前記複数の印字エレメントを、印刷動作サ
イクルの中の夫々に異なった時刻に駆動可能な複数の印
字エレメント群に分けてある実施の形態においては、印
字ヘッドの夫々の部分が印刷動作サイクルの中の互いに
異なった時刻に印刷を行うことから、イメージ印刷用テ
ープ上に印刷されたイメージに段違いのずれが発生する
ことがある。これは、例えば直流モータ等を使用してイ
メージ印刷用テープを連続的に走行させて印字ヘッドを
通過させるようにした実施の形態で発生し得るものであ
る。この場合に、イメージ印刷用テープが連続的に走行
して印字ヘッドを通過して行くことによって発生する段
違いのずれの影響を相殺によって消滅させる方法が必要
である。これを詳しく説明すると、印字ヘッドの形状
を、その複数の印字エレメント群を互いに段違いにずら
して配置した形状とし、しかもそれらをずらす方向を、
直線形状でしかも複数の印字エレメント群を異なった時
刻に駆動するようにした印字ヘッドを用いて連続的に相
対運動するイメージ印刷用テープにイメージを印刷した
ときに、そのイメージに発生するずれの方向とは反対方
向にすることが好ましい。この印字ヘッドの、互いにず
らして配設した複数の印字エレメント群の駆動を適宜制
御することによって、印刷されたイメージに発生する段
違いのずれを、見ても殆ど分からないように、或いは全
く分からないようにすることができる。ただし、ステッ
ピング・モータを使用して印刷動作サイクルの実行中は
イメージ印刷用テープを静止させておき、そのサイクル
が終了して次のサイクルが始まるまでの間にテープを走
行させるようにすれば、このイメージのずれの問題を回
避することができる。なお、印刷されたイメージにずれ
が発生しても、それがそのイメージにとってそれほど目
障りでないものや、そのずれの影響が許容範囲内である
ものもある。
【0011】各々の前記印字エレメント群が、前記印字
ヘッドの全体としての長手方向軸心に沿って延在するよ
うにすることが好ましい。また、互いにずらして配置し
た前記印字エレメント群の夫々の中心が、前記印字ヘッ
ドの全体としての長手方向軸心に対して鋭角をなす直線
に沿って位置するようにすることが好ましい。これらの
実施の形態においては、段違いのずれの影響を完全に相
殺して消滅させることができる。しかしながら、断面半
円形の「ガラス・バンプ」上に印字エレメントを形成し
た印字ヘッドでは、これらの実施の形態を用いると不都
合が生じることがある。即ち、一般的に、印字ヘッド
は、セラミックの基板上に複数の抵抗素子を蒸着形成し
て製作する。それら抵抗素子が、印字ヘッドの印字エレ
メントを構成する。ただし、印刷媒体と印字エレメント
との間の接触状態を良好にするために、それら抵抗素子
を、保護層をなすガラス付着体の上面に蒸着形成すると
いうことが行われている。このガラス付着体は、一般
に、断面半円形の細長い形状であり、印字ヘッドの長手
方向軸心と略々同じ方向に延在しており、それによって
「ガラス・バンプ」を画成している。上述の如く、複数
の印字エレメント群を互いにずらして配置した構成で
は、各印字エレメント群の中心が、ガラス・バンプの長
手方向軸心に対して夫々に異なった相対位置を占めるこ
とになる。そして、このことが、実施の形態のうちのあ
るものでは、印刷品質に影響することがある。ただし、
本発明のある実施例においては、ガラス・バンプの半径
を大きくすることによってこの問題を克服している。
【0012】更に別法としてここでは、各印字エレメン
ト群が、印字ヘッドの全体としての長手方向軸心に対し
て鋭角をなして延在するようにすることを提案するもの
である。更に、各印字エレメント群の中心点を、印字ヘ
ッドの長手方向軸心に略々沿って延在する直線上に略々
位置するようにすることが好ましい。この実施例の利点
は、印字エレメントを断面半円形の「ガラス・バンプ」
上に配置した印字ヘッドにおいて発生する可能性がある
印刷品質の低下を、各ピクセル群(印字エレメント群)
の中心の、その「ガラス・バンプ」の長手方向軸心に対
する相対的な位置を、どのピクセル群でも同じになるよ
うにすることで、補償し得るということである。この実
施の形態では、印字ヘッドのセクション(印字エレメン
ト群)同士を互いにずらして配置することによって、た
とえ完全な補償を達成することはできないまでも、印刷
されたイメージに発生するずれを目立たなくしている。
前記鋭角は、0.1°〜1°の範囲であり、好ましい角
度は約0.38°である。容易に理解されるように、印
字ヘッドの全体を複数のセクションに分割してそれらセ
クションを互いにずらして配置した様々な実施例は、夫
々に異なった状況に良好に適用し得るものであり、夫々
に固有の利点を有するものである。
【0013】本発明の実施例においては、低電圧の線形
電圧調節回路を用いて定電圧を提供する構成とすること
が好ましく、また、必要とされるピーク電流を低減する
ことができるため、必要な電源容量を小さくすることが
でき、そのため低電圧の線形電圧調節回路を使用でき
る。低電圧の電圧調節回路でも充分な性能が得られるこ
とが判明しており、またこれによって、従来例のシステ
ムに一般的に使用されている高電圧のスイッチング式電
圧調節回路を使用する必要がない。低電圧の線形電圧調
節回路は一般に、高電圧のスイッチング式電圧調節回路
よりも安価であるため、これによって本発明の実施例
は、コスト低減も可能になっている。
【0014】印字ヘッドを少なくとも2つの印字エレメ
ント群に分け、それら印字エレメント群を印刷動作サイ
クルの中の夫々に異なった時刻に駆動するようにするこ
とによって、印字エレメントへ供給するピーク電流を低
減することができる。これが可能であるのは、必要とさ
れる電流が印字エレメントの面積に比例するからであ
る。従って、印字ヘッドを例えば2つの印字エレメント
群に分け、それら印字エレメント群を印刷動作サイクル
の中の異なった時刻に駆動することによって、必要とさ
れるピーク電流を半減することができる。更に、夫々の
印字エレメント群の駆動期間を印刷動作サイクルの全域
に亙って均等に分散させることによって、バッテリの寿
命を延長し得ることが分かっている。これは、電源がバ
ッテリである場合に特に有利である。これにより、必要
とされるピーク電流を平均電流に近づけることができ、
ピーク電流は、印刷動作サイクルにおける平均電流の3
倍以内に収めることが好ましい。これによって平均電流
がより滑らかになり、その結果、低電圧の電源を使用す
ることができるようになり、ひいてはテープ印刷装置の
全体としてのコストを引き下げることが可能になる。更
に、これによってバッテリの寿命が延長される。一般的
に送出電力が同じであればピーク電流が大きいほどバッ
テリ寿命は短くなる。従って、ピーク電流を小さく抑え
ることによって、バッテリ寿命を延長することができ
る。
【0015】本発明は、その第2の局面においては次の
ようなテープ印刷装置を提供するものであり、このテー
プ印刷装置は、少なくとも2つの印字エレメント群に分
けた複数の印字エレメントで構成し、それら複数の印字
エレメントを選択的に駆動することにより印刷媒体上に
イメージを形成し得るようにし、前記少なくとも2つの
印字エレメント群を印刷動作サイクルの中の夫々に異な
った時刻に駆動可能にするように構成した印字ヘッド
と、前記印字エレメント群の各々の中の印字エレメント
の選択的駆動を制御するように構成した複数のスイッチ
から成る共用スイッチ集合体と、前記印字エレメント群
のうちからの選択を行って一度にただ1つの印字エレメ
ント群だけを駆動可能にする印字エレメント群選択手段
とを含み、前記共用スイッチ集合体の中の各スイッチ
が、各印字エレメント群の中の1個ずつの印字エレメン
トを制御するように構成した制御回路とを備え、前記少
なくとも2つの印字エレメント群の各々に、夫々に抵抗
経路を付設してあり、それら抵抗経路の各々が夫々の印
字エレメント群の印字エレメントに対して並列に接続さ
れており、それら抵抗経路が、駆動すべきでない印字エ
レメントから電流を迂回させることによって、駆動すべ
きでない印字エレメントの意図せぬ駆動を防止するよう
にしたことを特徴とするテープ印刷装置である。
【0016】ドイツ特許公開公報である、DE−A−4
438600号公報に開示されている熱印刷装置は、印
字エレメントを256個ほど備えており、それらが4つ
の印字エレメント群に分けられており、それら印字エレ
メント群が、夫々のストローブ信号によって制御されて
いる。このDE−A−4438600号公報等に開示さ
れている構成では、通常、印字ヘッドの個々の印字エレ
メントの1つ1つにスイッチが装備されている。これに
対して、本発明の実施例においては、同じスイッチ手段
を、各印字エレメント群の夫々の印字エレメントを制御
するために使用することができる。従って、必要とされ
るスイッチの個数を減らすことができ、それによって、
印字ヘッドのコストを引き下げることができ、ひいては
印刷装置のコストを引き下げることができる。
【0017】前記した共用のスイッチ集合体の各スイッ
チは、各印字エレメント群の中の1個の印字エレメント
を制御するように構成することが好ましい、この場合、
必要とされるスイッチ集合体のスイッチの個数は、各印
字エレメント群に含まれる印字エレメントの個数に等し
くなる。前記印字エレメント群選択手段は、印字エレメ
ント群の数に等しい個数のスイッチから成るものとする
ことが好ましい。この場合、複数の印字エレメント群の
各々がその印字エレメント群に専用のスイッチによって
制御されることになる。本発明の実施の形態のうちに
は、一度に2つ以上のピクセル群(印字エレメント群)
を駆動するようにしたものもある。そのような実施例に
おいては、前記印字エレメント群選択手段を構成する複
数のスイッチのうちの2個以上のスイッチを導通状態に
するようにしている。
【0018】前記印字エレメント群の各々に、夫々に抵
抗経路を付設してある。それら抵抗経路の各々は、夫々
の印字エレメント群の印字エレメントに対して並列に接
続されており、それら抵抗経路が、駆動すべきでない印
字エレメントから電流を迂回させることによって、駆動
すべきでない印字エレメントの意図せぬ駆動が防止され
る。各印字エレメント群に付設した抵抗経路を1つのス
イッチで制御することができる。前記印字エレメント群
選択手段は、前記印字エレメント群の各々と、夫々に付
設された抵抗経路とを制御する。これから明らかなよう
に、この構成は、ピクセル群(印字エレメント群)を3
つ以上備えた実施の形態に特に適したものである。ま
た、1つの印字エレメント群の中の駆動される印字エレ
メントの個数が所定値以下のときにだけ、抵抗経路を使
用するようにしてもよい。
【0019】1つの印字エレメント群の中のある個数の
印字エレメントが非駆動状態にあるときに、寄生電流の
問題が顕著になることが判明している。抵抗経路を選択
的にスイッチングするようにすれば、それら抵抗経路に
よってこの問題が緩和され、印字エレメントの寄生駆動
が回避される。以上から理解されるように、第2の局面
に関連して以上に説明したテープ印刷装置に、第1の局
面に関連した特徴を組込むことも可能であり、その逆も
可能である。前記印字ヘッドは、熱印字ヘッドとするこ
とが好ましい。更にその熱印字ヘッドは、その幅を印字
エレメント1個分の幅とし、その高さを、テープ印刷装
置に使用するテープの最大幅に対応した高さとすること
が好ましい。実際には、印字ヘッドの高さは、テープの
印刷領域の上下に余裕部分を確保するために、テープの
幅よりも僅かに小さなものとする。しかしながら、本発
明の実施例のうちには、印字ヘッドの高さをテープの幅
より遥かに小さくしたものも含まれる。
【0020】
【発明の実施の形態】これより添付図面を参照しつつ、
本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明
の第1の実施例にかかるテープ印刷装置1を示した平面
図であり、この実施の形態はカセットを2個装着する方
式のものである。一般的にテープ印刷装置1は、ハンド
ヘルド型ないし小型のデスクトップ型の装置として構成
される。図中上側のカセット2は、第1カセット収容部
26に装着されており、イメージ印刷用テープ4を収容
している。イメージ印刷用テープ4は、このテープ印刷
装置1の印刷領域3を通されて、テープ印刷装置1の取
出口5へ導かれている。イメージ印刷用テープ4は、そ
の片方の面が、印刷イメージを印刷するための上層とし
て形成されている。他方の面には粘着剤が塗布されて粘
着剤層が形成されており、この粘着剤層に剥離可能な裏
紙が貼着されている。図中上側のカセット2は凹部6を
備えており、この凹部6の中に、テープ印刷装置1のプ
ラテン8が位置している。カセット2は更に、印刷領域
3を通過するテープ4を案内するための案内部22及び
24を備えている。プラテン8は、包持部10の中に回
転可能に装着されている。尚、プラテン8をピンで軸支
することによって回転可能に装着するようにしてもよ
い。
【0021】図中、下側のカセット11は、第2カセッ
ト収容部28に装着されており、熱転写リボン12を収
容している。熱転写リボン12は、カセット11内の供
給スプール30から繰り出されて、このカセット11内
の巻取スプールに巻取られる。熱転写リボン12は、イ
メージ印刷用テープ4と重ね合わされて印刷領域3を通
されている。印字ヘッド16は、図1に示した動作位置
と図示しない非動作位置との間で揺動可能である。動作
位置にあるときには、印字ヘッド16はプラテン8との
間に、互いに重ね合わされた熱転写リボン12とイメー
ジ印刷用テープ4とを挟んだ状態で、このプラテン8に
当接している。非動作位置にあるときには、印字ヘッド
16はプラテン8から離れて位置しており、熱転写リボ
ン12とイメージ印刷用テープ4とを解放している。印
字ヘッド16が動作位置にあるときにプラテン8を回転
させることによって、熱転写リボン12及びイメージ印
刷用テープ4を駆動して印字ヘッド16を通過させるこ
とができ、このとき印字ヘッド16を制御して、リボン
12のインクを熱転写することにより、イメージ印刷用
テープ4上にイメージを印刷することができる。印字ヘ
ッド16については、後に詳細に説明するため、ここで
は簡単にのみ説明しておく。この印字ヘッド16は複数
の印字エレメントから成るアレイを含んでいる熱印字ヘ
ッドであり、それら印字エレメントの各々を、印刷すべ
きイメージに従って、通電して発熱させることができる
ようにしてある。
【0022】テープ印刷装置1は蓋(不図示)を備えて
おり、この蓋はカセット収容部26及び28の背後にお
いてヒンジ結合されており、この蓋を閉めた状態では上
述した2個のカセットが覆われる。直流モータ7(図3
参照)によって、プラテン8を連続的に駆動するように
している。プラテン8は、その回転作用によって、イメ
ージ印刷用テープ4を連続的に駆動して印刷領域3を通
過させる。直流モータの制御に関しては、ヨーロッパ特
許出願第94308084.6号に記載されており、同
公報の内容はこの言及をもって本願開示に包含されたも
のとする。印字ヘッド16が、イメージ印刷用テープ上
にイメージを印刷する際には、印字エレメント列の1列
分ずつ印刷をして行き、夫々の1列分ずつの印刷は、テ
ープ4の走行方向に並ぶことになる。直流モータ7の回
転軸には、その回転速度をモニタするためのロータリ・
エンコーダが取付けられている。印字ヘッド16がピク
セルを1列分ずつ連続して印刷して行く動作は、モニタ
されているモータ7の回転速度に応じて制御される。モ
ータ7の回転速度の制御は、マイクロプロセッサ・チッ
プ100によって行われており、このマイクロプロセッ
サ・チップ100については、後に図3を参照して説明
する。ロータリ・エンコーダは、モータ7の回転速度に
応じた周波数のパルス列を発生し、それらパルスの各々
を受取る度にマイクロプロセッサ・チップ100がデー
タ・ストローブ信号を発生する。それらデータ・ストロ
ーブ信号の各々が、印字ヘッド16に、1列分ずつのピ
クセル・データを印刷させる。
【0023】図2は、本発明の第2の実施例にかかる、
カセットを1個だけ使用する方式の印刷装置1’のカセ
ット収容部を示した平面図である。この図2において、
図1に示したものと同じ構成要素には対応する参照番号
を付してある。カセット収容部を破線40で示した。こ
のカセット収容部40の中に熱印字ヘッド16とプラテ
ン8とが配設されており、それらが協働して印刷領域3
を画成している。印字ヘッド16は揺動点42を中心と
して揺動可能であり、第1の実施の態様と同様に、印刷
時にはプラテン8へ近付く方向へ揺動してプラテン8に
当接し、カセットの交換時にはプラテン8から離れる方
向へ揺動してカセットを取外せるようにする。カセット
収容部40に挿入されているカセットの全体を参照番号
44で示した。このカセット44は、イメージ印刷用テ
ープ4を供給する供給スプール46を備えている。イメ
ージ印刷用テープ4は案内機構(不図示)によって案内
されて、カセット44の内部を引き回され、引き出し口
5から引き出されており、更に印刷領域3を通過してカ
ット位置Cへ導かれている。同じカセット44の中に、
インクリボン供給スプール48とインクリボン巻取スプ
ール50とが備えられている。第1の実施例と同様に、
イメージ印刷用テープ4とインクリボン12とは互いに
重ね合わされ、イメージ印刷用テープ4のイメージ印刷
層がインクリボン12と接触した状態で、印刷領域3を
通されている。
【0024】この第2の実施例においても、プラテン8
は直流モータ7(図3)によって駆動されて回転し、そ
れによってイメージ印刷用テープ4を連続的に駆動して
印刷領域3を通過させるようにしている。その際に、イ
メージ印刷用テープ4上にイメージが印刷され、印刷さ
れたイメージ印刷用テープ4は印刷領域3からカット位
置Cへ送られて行く。このカット位置Cは、カセット4
4の外周面のうちの印刷領域3に近接した部分に画成さ
れている。カセット44の外周面のカット位置Cが画成
されている部分を参照番号52で示した。外周面のこの
部分52にスロット54が形成されている。イメージ印
刷用テープ4は、印刷領域3を通過してカット位置Cへ
送られ、このカット位置Cに来たならば、カセット50
の外周面の、イメージ印刷用テープ4と対向しているス
ロット54の前後に延在している部分によって支持され
る。第2の実施例にかかるテープ印刷装置1’は、カッ
ト機構56を備えており、このカット機構56は、カッ
ター刃60を担持したカッター支持部材58を含んでい
る。カッター刃60は、スロット54の中へ嵌入するよ
うにしてイメージ印刷用テープ4を切断する。
【0025】図3は、図1のテープ印刷装置1または図
2のテープ印刷装置1’を制御するための基本的な制御
回路を示した図である。図示の如く、マイクロプロセッ
サ・チップ100を備えており、このマイクロプロセッ
サ・チップ100は、リード・オンリー・メモリ(RO
M)102と、マイクロプロセッサ101と、ランダム
・アクセス・メモリ(RAM)104を含んでいる。マ
イクロプロセッサ101は、ROM102に格納されて
いるプログラムによって制御され、それによってコント
ローラとしての機能を果たしている。マイクロプロセッ
サ・チップ100はキーボード106等のデータ入力装
置から入力されるラベルのデータを受け取れるように接
続されている。マイクロプロセッサ・チップ100は、
ディスプレイ・ドライバ(LCDドライバ)109を介
してディスプレイ108を駆動するためのデータを出力
し、それによってディスプレイ108上に、印刷すべき
ラベル(またはそのラベルの一部)やユーザに対するメ
ッセージを表示させる。別構成例として、ディスプレイ
・ドライバがマイクロプロセッサ・チップの一部として
構成されているようにしてもよい。マイクロプロセッサ
・チップ100は更に、印字ヘッド16を駆動するため
のデータを出力し、それによってイメージ印刷用テープ
4上にイメージを印刷させてラベルを形成する。また、
マイクロプロセッサ・チップ100は更に、直流モータ
7を制御してプラテン8を駆動させる。更に、このマイ
クロプロセッサ・チップ100がカット機構すなわちカ
ッター56を制御して、イメージの印刷が完了したイメ
ージ印刷用テープ4を切り離させるようにしている。
【0026】図1及び図2に示した印字ヘッド16につ
いて、これより図4及び図5を参照して更に詳細に説明
する。本発明の実施例に関係した種類の印字ヘッド16
は、選択的に発熱させて熱印刷を行わせるようにした複
数の印字エレメント120を備えている。熱印刷は、感
熱性材料で製作したイメージ印刷用テープ4に対する直
接印刷の形態で行うこともでき、或いは、図1及び図2
の夫々の実施例に示したインクリボン12を介して印刷
する形態で行うこともできる。後者の場合、図1及び図
2の実施例に関して説明したように、インクリボン12
は印字ヘッド16とイメージ印刷用テープ4との間に配
置される。そして、印字ヘッド16の選択した印字エレ
メント120がインクリボン12を加熱することによっ
て、イメージをイメージ印刷用テープ4へ転写すること
ができる。
【0027】本発明の実施例にかかる様々な印字ヘッド
16を説明する前に、先ず、図4の(a)及び図5の
(b)を参照して、公知の印字ヘッド16aの一般的な
構成について説明しておく。公知の印字ヘッド16a
は、複数の印字エレメント120aを備えている。図4
の(a)の模式図に示したものでは、印字エレメントの
個数は12個である。ただし実際の印字ヘッドでは、通
常、印字エレメントの個数はこれよりも多く、例えば1
28個である。一般的に、これよりも多くの印字エレメ
ントを備えており、例えば128個のを備えている。印
字ヘッド16aの高さHは、一般的に、テープ印刷装置
2に使用するイメージ印刷用テープ4の幅よりも僅かに
小さくされている。幅の異なる2種類以上のイメージ印
刷用テープ4をテープ印刷装置2に使用する場合には、
通常、印字ヘッド16声の高さHを、テープ印刷装置2
に使用するイメージ印刷用テープ4のうちで最も幅の広
いテープの幅に対応した高さにする。一般的に、印字ヘ
ッド16aの幅は、印字エレメント120aの1個分の
幅に設定されており、印字ヘッド16aの形状は、1本
の列の形状となっている。個々の印字エレメント120
aの形状は、イメージ印刷用テープ上に正方形のピクセ
ルを印刷できるように、略々正方形に形成されている。
【0028】個々の印字エレメント120aは抵抗素子
であり、通電されることによって発熱する。複数の印字
エレメント120aを選択的に発熱させることによっ
て、イメージ印刷用テープ4が印字ヘッド16aを通過
して行くときにそのイメージ印刷用テープ4上にイメー
ジを印刷することができる。イメージ印刷用テープ4上
に印刷されるイメージは、何列もの連続した、即ち隣接
したピクセル列によって画成される。従って、イメージ
印刷用テープ4上に印刷されるイメージは、どの印字エ
レメント120aをどの時点で駆動(通電)するかに応
じて、その形状が決定される。イメージ印刷用テープ4
は、通常動作時には矢印Aの方向に走行しており、これ
は、このイメージ印刷用テープ4の長手方向に、そし
て、印字ヘッド16aの長手軸心方向Lに対して直交す
る方向である。
【0029】図5の(a)について説明すると、同図
は、図4の(a)に示した印字ヘッド16aにおける電
流と時間との関係を示した図である。この図から分かる
ように、印字ヘッド16aの動作サイクル122は、2
つの部分を含んでいる。動作サイクルの第1部分124
では、この動作サイクルにおいて駆動すべき印字エレメ
ント120aへの通電が行われる。このとき、印字ヘッ
ド16aの全ての印字エレメント120aを一斉に駆動
(通電)することもある。供給電圧が12ボルトの場
合、そのピーク電流は1.6アンペアになる。動作サイ
クル122の第1部分124の持続時間の典型的な値は
2ミリ秒である。動作サイクル122の第2部分126
の持続時間の典型的な値は18ミリ秒であり、これらの
場合、合計サイクルタイムは20ミリ秒になる。動作サ
イクルの第2部分126は、印字エレメント120aへ
の通電を行ってから次の通電を行うまでの間、電源を休
止している期間である。動作サイクルの全体を通しての
平均電流は約0.16アンペアになる。これから分かる
ようにピーク電流は平均電流と比べて格段に大きい。
【0030】次に、図4の(b)及び図5の(b)を参
照しつつ、本発明の第1の実施例にかかる印字ヘッド1
6bについて説明する。図4の(b)に示した印字ヘッ
ド16bは、図4の(a)に示した印字ヘッドと同様の
構成であるが、印字エレメント120bの形状及びサイ
ズが相違している。これについて詳しく説明すると、公
知の印字ヘッド16aの印字エレメント120aでは、
印刷したイメージのピクセルが正方形になるように、そ
の印字エレメントの形状を略々正方形にしていたのに対
して、この印字エレメント120bの形状は略々長方形
にして、同一の印字エレメント120bを連続して2回
駆動することによって、イメージ印刷用テープ4上に正
方形のピクセルを形成するようにしている。即ち、1個
の印字エレメント120bは、印刷したイメージにおけ
るピクセルの半個分を画成するように、正方形を2つに
割った形状にしてある。印字エレメント120bは抵抗
素子であるため、図4の(b)に示した印字エレメント
120bを所望の温度にまで発熱させるために必要な電
流は、印字エレメント120bの面積に比例する。従っ
て、印字エレメント120bの面積を半分にすれば、電
圧が同じ場合、1個の印字エレメント120bを発熱さ
せるために必要な電流も半分になる。尚、印字ヘッド1
6bの全ての印字エレメントを、同時に一斉に駆動する
こともある。
【0031】図5の(b)は、印字ヘッド16bにおけ
る電流と時間との関係を示している。この場合、動作サ
イクルが20ミリ秒であるものとするならば、1回の動
作サイクルの間に、この印字ヘッドの印字エレメント1
20bへの通電が2回行われ、それによってイメージ印
刷用テープ4上に1列分のピクセルが印刷される。1回
の通電時間は約2ミリ秒であり、通電時のピーク電流値
は0.8アンペアである。この場合にも平均電流は0.
16アンペアになる。従って、図4の(a)の従来例の
構成と比べた場合、ピーク電流は半分になっているが、
平均電流は変化していない。印字エレメント120bの
形状は正方形を2つに割った形状ばかりでなく、正方形
を3等分した形状や、更には4等分した形状にすること
も可能であり、それらの場合には、同一の印字エレメン
ト120bを連続して3回、4回駆動することによっ
て、印刷したイメージに正方形のピクセルが画成され
る。
【0032】既述の如く、イメージ印刷用テープ4は矢
印Aの方向に走行して印字ヘッドを通過して行く。イメ
ージ印刷用テープ4上に印刷されるイメージをより美し
いものにするためには、イメージ印刷用テープ4の走行
速度を低速にすればよい。その場合、印刷動作サイクル
の時間が事実上延長されるため、1回の動作サイクルに
亙って平均した平均電流が低下する。イメージ印刷用テ
ープ4が印字ヘッド16bを通過して走行する速度の典
型的な値は例えば毎秒7mmである。ただし、イメージ
印刷用テープが印字ヘッド16bを通過して走行する速
度は、これより速くすることも、また遅くすることもで
きる。
【0033】図4の(b)に示した実施例に対しては、
更に、その印字ヘッド16bを3つのセクション130
b、132b、134bに分割するという変更を加える
ことができる。説明を容易にするために、ここではそれ
らセクション130b、123b、134bの各々が、
4個ずつの印字エレメント120bだけで構成されてい
るものとした。好適な一例は、各セクション130b、
132b、134bが、例えば13個ずつの印字エレメ
ントから構成されている。3つのセクション130b、
132b、134bは、ストローブ信号によって順番に
駆動(通電)される。即ち、1回の動作サイクルの中
で、最初に、第1セクション130bの印字エレメント
120bのうちの選択された印字エレメントが駆動され
る。続いて、第2セクション132bの印字エレメント
120bのうちの選択された印字エレメントが駆動され
る。最後に、第3セクション134bの印字エレメント
120bのうちの選択された印字エレメントが駆動され
る。従って、いかなるときにも、印字ヘッド16bの全
ての印字エレメント120bのうちの、最大でも3分の
1に相当する個数の印字エレメントしか駆動されない。
【0034】このような変更を加えた変更例における、
電流と時間との関係を示したのが、図5の(c)であ
る。この図5の(c)から分かるように、印字ヘッド1
6bの3つのセクション130b、132b、134b
が、1回の動作サイクル122の中で、ストローブ方式
で、等間隔で駆動されている。更に詳しく説明すると、
印字エレメント120bの、夫々のセクション130
b、132b、134bへの通電が行われる通電期間1
38が、1回の動作サイクルの中に6つ存在している。
印字エレメント120bへのピーク電流が、図5の
(a)に示されているピーク電流の6分の1になってい
るのは、個々の印字エレメント120bのサイズが、図
4の(a)の印字ヘッドのものの2分の1である上に、
いかなるときにも全ての印字エレメント120bのうち
の3分の1までの印字エレメントしか付勢されず、即ち
駆動されないからである。平均電流は、図4の(b)の
印字ヘッドのものと変わらないが、それは、印字ヘッド
16bの全体に対して、1回の印刷動作サイクルの間に
2回の駆動が行われるからである。印字エレメントのサ
イズが「フルサイズ」であって、1回の駆動によってイ
メージ印刷用テープ上に1個のピクセルの全体を印刷で
きる場合には、各印字エレメント群を1回の印刷動作サ
イクルの間に1回ずつ駆動するだけでよい。以上から明
らかなように、図4の(b)に示した印字ヘッド16b
を、図5の(c)を参照して説明したように駆動するれ
ば、印字エレメント120bを長方形にすることは必ず
しも必要でなく、従来の印字ヘッドのように印字エレメ
ントを正方形にしてもよい。
【0035】イメージ印刷用テープ4が矢印Aの方向へ
連続的に走行して印字ヘッド16bを通過して行くた
め、図4の(b)に示した3つのセクション130b、
132b、134bをストローブ方式で付勢するように
した印字ヘッド16bを使用した場合には、イメージ印
刷用テープ4上に印刷されるイメージに例えば図4の
(e)に示したような段違いのずれが発生する。ある場
合には、このような段違いのずれが発生しても印刷品質
にさほど影響しないものもある。しかしながら、高い印
刷品質が望まれる場合には、例えば図4の(c)に示し
たような印字ヘッド16cが用いられる。この印字ヘッ
ド16cは、その3つのセクション130c、132
c、134cを、図4の(b)に示した印字ヘッド16
bを使用したときに発生する図4の(e)に示したイメ
ージのずれの方向とは逆方向に、互いにずらして配置し
たものである。図4の(b)に示した印字ヘッド16b
と同様に、それら各セクション130c、132c、1
34cは、4個ずつの印字エレメント120cで構成さ
れている。
【0036】図4の(c)に示した印字ヘッド16c
は、図4の(b)に示した印字ヘッド16bと同様に、
最初に、第1セクション130cの印字エレメント12
0cが駆動され、続いて、第2セクション132cの印
字エレメントが駆動され、そして最後に、第3セクショ
ン134cの印字エレメントが駆動される。図4の
(b)の印字ヘッド16bで印刷したイメージに生じて
いたずれが、イメージ印刷用テープ4が矢印Aの方向へ
走行しているために、この印字ヘッド16cでは相殺さ
れて消滅する。更に詳しく説明すると、印字ヘッド16
cは、イメージ印刷用テープ4の走行速度を考慮に入れ
て設計してあり、第2セクション132cが印刷可能な
状態になったときに、この第2セクションが印刷するイ
メージが、印字ヘッド16cの第1セクション130c
が印刷したイメージの真下に来るように、即ち同一直線
上に来るようにしてある。同様に、第3セクション13
4cが印刷するイメージが、第1セクション130c及
び第2セクション132cが印刷したイメージの真下に
来るように、即ち同一直線上に来るようにしている。あ
る実施形態においては、3つのセクション130c、1
32c、134cのうちの隣り合った2つのセクション
をずらす大きさを、隣り合った印刷位置の間のピッチの
3分の1に設定している。この大きさは、1個の印字エ
レメントの幅の3分の1より僅かに小さいものとなる。
尚、印字エレメント120cそれ自体は、図4の(a)
や(b)に示した印字エレメントと同様のものとするこ
とができる。
【0037】印字ヘッド16cを図4の(f)に示した
ように断面図で見れば、この印字ヘッド16cの印字エ
レメント120cが、実際には「ガラス・バンプ」14
2の頂面140に沿って位置していることが分かる。一
般的に、印字ヘッドは、セラミックの基板上に複数の抵
抗素子を蒸着形成して製作する。それら抵抗素子が、印
字ヘッドの印字エレメントを構成する。ただし、印刷媒
体と印字エレメントとの間の接触状態を良好にするため
に、それら抵抗素子を、ガラス付着体の上面に蒸着形成
することが好ましい。このガラス付着体は、一般的に、
断面が半円形の細長い形状であり、印字ヘッド16の長
手方向軸心Lと同じ方向に延在しており、それによって
「ガラス・バンプ」を画成している。図4の(c)に示
したように複数のセクションに分割してそれらセクショ
ンをずらして配置した印字ヘッド16cでは、それら各
セクション130c、132c、134cを構成してい
る一連の印字エレメント120cの中心が、例えば、図
4の(f)に示す144a、144b、144cのよう
に、ガラス・バンプ142上の異なった位置を占めるこ
とになる。従って、それら各セクション130c、13
2c、134cを構成している印字エレメントは、印字
ヘッド16cからの押圧力が作用するプラテン8に対す
る位置関係が夫々に異なることになる。これが印刷品質
に影響することがあるが、本発明の実施例によっては、
その影響は無視し得る程度のものでしかなく、ガラス・
バンプ142の半径を大きくすれば、印刷品質を改良で
きることになる。
【0038】しかしながら、印刷品質をより向上させる
ために本発明により提案された印字ヘッドが、図4の
(d)に示した印字ヘッド16dである。この実施例で
は、各セクション130d、132d、134dを、印
字ヘッド16dの長手方向軸心Lに対して0.1°〜1
°の範囲内の角度をもって傾斜させてあり、その好まし
い傾斜角度は、約0.38°である。ただし各セクショ
ンは夫々に傾斜していても、それらセクション130
d、132d、134dの夫々の中心133a、133
b、133cは全て、印字ヘッド16dの長手方向軸心
L上に位置している。この印字ヘッド16dでは、イメ
ージの段違いのずれを完全に相殺して消滅させることは
できないが、印刷されたイメージの目立ち方は、図4の
(b)の印字ヘッド16bを用いた場合と比べて大幅に
軽減される。更に、この印字ヘッド16dを用いれば、
図4の(c)の印字ヘッド16cを用いた場合に発生す
る可能性がある印刷品質の低下も回避することができ
る。なお、図4の(b)、(c)、及び(d)に示した
印字ヘッド16b、16c、及び16dそれぞれが、従
来例に比べて優れた効果を奏することができることは勿
論である。図4の(c)及び(d)に示した夫々の印字
ヘッドにおける電流と時間との関係は、図5の(c)に
示したものと同じになる。
【0039】以上の説明では、比較を容易にするため
に、図4に示した印字ヘッド16a、16b、16c、
16dのいずれも供給電圧が同一で、動作サイクルのサ
イクルタイムも同一であるものとした。これに対して、
次の表1には、本発明の実施の形態における様々なパラ
メータ、及び従来例における様々なパラメータの、実際
の値を示した。
【表1】 表 1 ピーク電流の印字ヘッド 供給電圧 電流/持続時間 平均電流値 サイクル時間 16a(1*) 12V 1.6A/2ms 0.32A 10ms 16b(2*) 12V 0.8A/2ms 0.32A 10ms 16b/ 5V 0.67A/2ms 0.38A 21ms 16c/ 16d(3*) ただし、(1*)は、従来例にかかる図4の(a)の印
字ヘッド、(2*)は、印字エレメントが1/2長方形
の図4の(b)の印字ヘッド、(3*)は、3つのセク
ションに分割され、印字エレメントが1/2長方形の図
4の(b)、(c)、(d)の印字ヘッドを示してい
る。
【0040】この表1から明らかなように、従来例の印
字ヘッド16aと比べたとき、本発明の実施の形態にか
かる印字ヘッド16b、16c、16dはより小さなピ
ーク電流で動作させることができる。或いは、ピーク電
流を従来例のものと同程度にするのであれば、必要電圧
を低下させることができる。図4の(b)〜(d)の印
字ヘッドの実施例は、平均電流に対するピーク電流の比
を、例えば図4の(a)に示した従来例のものより小さ
くすることができ、それによって、印刷動作サイクルの
全域に亙って平均電流をより滑らかにすることができ
る。換言すれば、ピーク電流値が平均電流値に近付くと
いうことであり、ピーク電流値は平均電流値の3倍以内
に収めることが好ましい。
【0041】次に、図6について説明する。同図は、図
4の(b)、(c)、(d)に示した印字ヘッド16の
印字エレメント120の制御回路を説明したものであ
る。既述の如く、一般的に、印字エレメント120b
は、その各々が抵抗素子で構成される。そのため図6で
は、印字エレメント120を、抵抗R1〜R12で表し
ている。抵抗R1〜R12は、1群が4個ずつの3つの
群に分けられている。それら3つの群は、印字ヘッド1
6b、16c、16dの、第1セクション130、第2
セクション132、及び第3セクション134を表して
いる。各セクション130、132、134は夫々に群
選択スイッチであるスイッチS1、S2、S3を介して
印字ヘッド電源Vに接続されている。従って、印字ヘッ
ド16のそれらセクション130、132、134の各
々に1つずつのスイッチS1、S2、S3が備えられて
いる。スイッチの形態は、任意の適当な形態とすること
ができるが、バイポーラ形トランジスタないしFETを
用いることが好ましい。
【0042】各セクション130、132、134の夫
々の第1抵抗R1、R5、R9同士は互いに接続されて
いる。同様に、各セクション130、132、134の
夫々の第2抵抗R2、R6、R10も、また、夫々の第
3抵抗R3、R7、R11も互いに接続されている。そ
して、各セクション130、132、134の夫々の第
4抵抗R4、R8、R12も互いに接続されている。各
セクション130、132、134の夫々の第1抵抗R
1、R5、R9はスイッチT1に接続されており、各セ
クション130、132、134の夫々の第2抵抗R
2、R6、R10はスイッチT2に接続されており、各
セクション130、132、134の夫々の第3抵抗R
3、R7、R11はスイッチT3に接続されており、そ
して、各セクション130、132、134の夫々の第
4抵抗R4、R8、R12はスイッチT4に接続されて
いる。スイッチS1〜S4と同様に、スイッチT1〜T
4も、バイポーラ形トランジスタないしFETとするこ
とが好ましいが、ただし、任意の適当なスイッチング・
デバイスを用いることができる。スイッチT1〜T4
は、各々の抵抗素子群(印字エレメント群)130、1
32、134を構成している一連の印字エレメント12
0の選択的な駆動を制御するための共用のスイッチ集合
体を構成している。
【0043】スイッチT1〜T4は、抵抗R1〜R12
と同様に、それらスイッチ同士が互いに並列に接続して
いる。スイッチT1〜T4はいずれも接地されている。
スイッチT1〜T4と、スイッチS1〜S3とは、いず
れも制御部154によって制御され、この制御部154
は、前述のマイクロプロセッサ100で構成することが
できる。或いは、この制御部154を独立した制御装置
として構成して印字ヘッド16に組込むこともできる。
必要に応じて、マイクロプロセッサのシリアル出力をパ
ラレル出力に変換するための手段を具備してもよい。或
いは、マイクロプロセッサ100がパラレル出力を送出
するようにしてもよい。図6に示した構成は、印字ヘッ
ド16をマルチプレクシング方式で駆動できるようにし
たものであり、それによって印字エレメント120の制
御を簡明に行えるようにしている。本発明の具体的な実
施例には、従来例のように印字ヘッド制御回路を、印字
ヘッドに装備することを必要としないものもあり、その
ような実施例では、印字ヘッド16のコストを引き下げ
ることができる。この制御は、上で言及したようにマイ
クロプロセッサを使用することによって容易に行うこと
ができる。
【0044】印字ヘッド電源Vはバッテリ電源であり、
一般的には1.5ボルトのバッテリを6個使用して全体
で9ボルトの電源とする。この電源Vは低電圧の線形電
圧調節回路152に接続されており、この電圧調節回路
152から約5ボルトの定電圧が供給されるようにして
いる。低電圧の線形制御回路152は、その電源電圧
を、必要とされる5ボルトのレベルにまで降圧してい
る。9ボルトの電源が必要であるのは、確実に5ボルト
を供給できるようにするためであり、即ち、線形電圧調
節回路152が機能する際に必然的に発生する「電圧降
下」の分を見込んでいる。また、印刷動作中にはバッテ
リの電圧レベルも低下するため、その低下分も見込んで
いる。
【0045】次に、図6に示した回路の動作について説
明する。スイッチS1、S2、S3は、ストローブ方式
で付勢され、即ち、制御部154が次々と連続して送出
するストローブ・パルスによって順次導通状態とされ
る。この方式では、印字ヘッドのセクション130、1
32、134のうち、一度に1つのセクションだけが駆
動される。一度にスイッチS1、S2、S3のうちの1
つしかオンにされず、即ち1つしか導通状態とされない
ため、印字ヘッドのセクション130、132、134
のうち一度に1つのセクションしか付勢されない。一
方、スイッチT1〜T4は、付勢されているセクション
130、132、134を構成している印字エレメント
120のうちの、どの印字エレメントに電流を供給すべ
きであるかに応じて選択的にオンされ、即ち導通状態に
される。従って、スイッチT1〜T4の全てが非導通状
態とされることもあれば、それら全てが導通状態とされ
ることもあり、更には、それらのうちの幾つかだけが導
通状態とされることもある。
【0046】換言すれば、スイッチT1〜T4は、印字
ヘッドの各セクション130、132、134が順番に
付勢されて行く際に、それら各セクション130、13
2、134の中の、どの印字エレメント120を駆動す
るかを決定するスイッチである。例えば、スイッチS1
が閉成されてセクション130が付勢されていて、その
中の印字エレメントR1を駆動すべきときには、スイッ
チT1が閉成される。また逆に、印字エレメントR1を
駆動すべきでないときには、スイッチT1は開放状態
に、即ち非導通状態におかれる。このようにして、スイ
ッチT1〜T4によって個々の印字エレメント120を
制御できるようにしている。容易に理解されるように、
必要なスイッチの総数は、印字エレメント120の総数
をNとし、印字ヘッド16を分割したセクション13
0、132、134の数をMとしたときに、N/M+M
個になる。これも容易に理解されるように、これによっ
て、個々の印字エレメントごとにスイッチを必要として
いた従来例の構成と比較して、必要なスイッチの個数が
低減されている。
【0047】ここで、次のような状況について考察す
る。先ず、スイッチS1が導通状態とされ、スイッチS
2及びS3が非導通状態とされている。また、スイッチ
T1が導通状態とされ、スイッチT2、T3、T4が非
導通状態とされている。この状況において、図6の回路
の様々な箇所に発生する電流の向きを、図6中に矢印で
示した。電流I1は、印字エレメントR1を駆動する駆
動電流である。それに対して、スイッチT2、T3、T
4がオフであることから、寄生電流I2、I3、及びI
4が流れる。それら寄生電流によって、本来駆動すべき
でない印字エレメントが駆動されてしまうことがある。
そのような印字エレメントの不所望の駆動は、非活性状
態のセクション132及び134の中にも発生する可能
性があり、また、活性状態のセクション130の中にも
発生する可能性がある。本発明の1つの実施例において
は、抵抗素子R1〜R12の各々にダイオードを直列接
続している。そのようにダイオードを介装することによ
って、回路中に寄生電流が発生するのを防止することが
できる。ただし、このような構成を採用すると、ダイオ
ードを使用することによって必要部品点数が増大してし
まいこれは明らかに短所となる。更に、多数のダイオー
ドを必要とするために、装置のコストを上昇させるとい
う不都合も生じる。
【0048】ところで、印字エレメント120へ供給さ
れる電力が所定レベル以下であるならば、即ち、印字エ
レメントを流れる電流が所定レベル以下であるならば、
その印字エレメントによる印刷は行われないということ
が確認されている。経験から判明しているところによれ
ば、印字エレメント120へ供給される電力のレベル
が、熱印刷に必要な通常の電力レベルの40%以下であ
れば、印刷は行われない。従って、I2、I3、I4等
の寄生電流の電流レベルが、それら寄生電流に関係した
印字エレメント120に供給される電力レベルが通常印
刷電力の40%以上にしないような電流レベルを超えな
いように、図6に示す回路が構成されているならば、駆
動すべきでない印字エレメント120を駆動してしまう
という事態は避けられる。駆動しない印字エレメントの
電流レベルに影響を及ぼすファクタには、印字エレメン
トの総数、印字エレメント群の個数、それに、印字エレ
メントの特性(例えば抵抗値等)の1つないし幾つかが
含まれる。このように、ダイオードを使用せずに寄生電
流が所定レベル以下になるようにする構成は、前述のM
の値が3前後で、前述のNの値が約24程度までの場合
に特に有利であることが判明している。3個のセクショ
ンに分割した印字ヘッドを備えた本発明の実施の形態
は、無駄に消費される電力が非常に小さく、寄生電流が
40%電力のレベルを超えず、しかもピーク電流の低減
も達成できるようにする上で有利な形態であることが判
明している。
【0049】次に、図6に示した回路に変更を加えた回
路を示した図7について説明する。図7に示した回路
は、図6の回路に更に3個の抵抗RX、RY、RZを付
加したものである。抵抗RXはスイッチS1に接続して
おり、抵抗R1〜R4に対して並列に接続している。抵
抗RYはスイッチS2に接続されており、抵抗R5〜R
8に対して並列に接続されている。抵抗RZはスイッチ
S3に接続されており、抵抗R9〜R12に対して並列
に接続されている。抵抗RX、RY、RZは、互いに並
列に接続されて更に別のスイッチS4に接続されてお
り、このスイッチS4は接地されている。スイッチS4
も、制御部154によって制御される。
【0050】図7に示した実施の形態が特に有利である
のは、寄生電流の大きさが、その寄生電流によって通常
印刷電力の40%以上に相当する電力が供給されてしま
うため、駆動すべきでない印字エレメント120が駆動
状態になるおそれがある場合である。問題となるような
大きな寄生電流が発生するのは、一般に、印字ヘッド1
6の選択的に付勢されているセクション130、13
2、134の印字エレメントR1〜R12のうちの、僅
かな個数の印字エレメントしか駆動されない場合であ
る。既述の如く、通常印刷電力の40%以上に相当する
レベルの電力が印字エレメント120へ供給されると、
それが駆動すべきでない印字エレメント120であって
も駆動状態になってしまうおそれがある。抵抗RX、R
Y、YZは、寄生電流による印刷を発生するおそれのあ
る印字エレメント120から、電流を迂回させるために
設けたものである。
【0051】更に詳しく説明すると、上に例示した状況
のように寄生電流による印刷が生じるおそれがあるとき
には、スイッチS4を導通状態にする。すると、電流は
抵抗RX、RY、RZの方により多く流れ、寄生電流に
よる印刷を発生するおそれのある印字エレメントを迂回
するようになる。抵抗RX、RY、RZの抵抗値は一般
的に、印字エレメントR1〜R12の抵抗値より小さ
い。抵抗RX、RY、RZの最適な抵抗値は、試行錯誤
方式で実験的に定めることができる。以上のように抵抗
RX、RY、RZを接続しておき、スイッチS4を導通
状態にすることで、所与の動作サイクルにおいて駆動す
べきでない印字エレメント120を流れる寄生電流を、
40%スレショルド値以下に抑えることができる。一実
施例においては、スイッチS4を省略して、抵抗RX、
RY、RZが常時、迂回経路を画成しているようにして
もよく、それによっても寄生電流による印刷が生じるお
それを低減することができる。ただしそのようにした場
合には、電力を不要に浪費することになるため、スイッ
チS4を使用して、抵抗RX、RY、RZが画成する抵
抗経路の使用を、寄生電流による印刷が生じるおそれが
実際に存在する場合だけに制限しているのである。
【0052】図7に示した実施の形態の回路は、一般的
に、印字エレメント120の総数が24個を超える形態
の印字ヘッドにおいて特に有利なものである。図7に示
したような回路を用いることによって、既に述べたよう
にダイオードを使用せずに済むからである。ただし、そ
のような構成に、ダイオードを併用することも可能であ
る。容易に理解されるように、以上に説明した実施の形
態に対しては、様々な変更を加えることができる。例え
ば、直流モータの代わりにステッピング・モータを使用
するようにしてもよい。そうした場合には、テープの走
行は間欠的になる。従って、ステッピング・モータを使
用した場合には、図4の(c)及び(d)に示したよう
な、複数のセクションに分けてそれらセクションをずら
して配置した印字ヘッドを使用する必要はなくなる。た
だし、ステッピング・モータを使用した実施の形態にお
いても、印字ヘッドの個々のセクションを駆動する時刻
を互いにずらすことによって有利な結果が得られる。
【0053】図示した様々な実施の形態では、印字ヘッ
ドを3個のセクションに分割してそれらセクションを順
番に駆動するようにしていた。ただし、いうまでもな
く、印字ヘッドを何個のセクションに分割するかは任意
であり、3個以外の適当な個数に分割することも可能で
ある。また、各セクションを構成する複数の印字エレメ
ントは必ずしも連続した一連の印字エレメントである必
要はない。例えば、1つおきの印字エレメントを選択的
に駆動するようにした場合には、該1つおきの印字エレ
メントによって夫々にセクションを構成するようにして
もよい。そのようにした実施例では、イメージに生じる
段違いのずれが、更に目立たなくなる。
【0054】
【発明の効果】以上記載したように、本発明にかかるテ
ープ印刷装置によれば、印字ヘッドに供給する駆動電流
を印刷動作サイクルの中で時間的に分散させて、印字ヘ
ッドのピーク電流を低下させることができるため、電源
のコストを引き下げることができ、ひいてはテープ印刷
装置のコストを引き下げることができる。また更に、電
源をバッテリ電源とした場合には、そのバッテリ寿命を
延長することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる、カセット
を2個使用する方式のテープ印刷装置を示した平面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる、カセット
を1個使用する方式のテープ印刷装置を示した平面図で
ある。
【図3】図1及び図2のテープ印刷装置を制御するため
の制御回路の簡単なブロック図である。
【図4】(a)は従来例にかかる印字ヘッドの模式図、
(b)は本発明にかかる印字ヘッドの第1の実施例の模
式図、(c)は本発明にかかる印字ヘッドの第2の実施
例の模式図、(d)は本発明にかかる印字ヘッドの第3
の実施例の模式図、(e)は図4の(b)の印字ヘッド
で印刷したイメージを示した図、そして(f)は図4の
(c)の印字ヘッドの断面図である。
【図5】(a)は図4の(a)の印字ヘッドに流れる電
流と時間との間の関係を示したグラフ、(b)は図4の
(b)の印字ヘッドを第1の動作態様で動作させたとき
の電流と時間との関係を示したグラフ、そして(c)は
図4の(b)の印字ヘッドを第2の動作態様で動作させ
たときの電流と時間との関係を示したグラフである。
【図6】図4の(b)、(c)、(d)に示した印字ヘ
ッドを制御するための制御回路の回路図である。
【図7】図4の(b)、(c)、(d)に示した印字ヘ
ッドを制御するための図6に示した制御回路の変更形態
の制御回路の回路図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 1’ テープ印刷装置 4 イメージ印刷用テープ 16、16a〜16d 印字ヘッド 120、120a〜120d 印字エレメント 130b〜130d 印字ヘッドの第1セクション 132b〜132d 印字ヘッドの第2セクション 134b〜134d 印字ヘッドの第3セクション

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ印刷装置において、 選択的に駆動可能な複数の印字エレメントから成る印字
    エレメント集合体を含んでいる印字ヘッドであって、該
    複数の印字エレメントが、該印字ヘッドの長手方向軸心
    に略々沿って配列されている印字ヘッドと、 イメージ印刷用テープ上に連続した複数のピクセル列の
    形態でイメージを印刷させるために、該イメージ印刷用
    テープと前記印字ヘッドとの間で相対運動を発生させる
    相対運動発生手段と、 複数の印刷動作サイクルを発生させて前記印字ヘッドを
    制御する制御回路であって、各印刷動作サイクルにおい
    て、前記複数の印字エレメントのうちから選択された印
    字エレメントを駆動して前記イメージ印刷用テープ上に
    列を印刷させ、更に、前記イメージ印刷用テープ上の連
    続する複数の位置において、前記複数の印字エレメント
    のうちの同一の印字エレメントを対応する回数に亙って
    連続して駆動するための、複数回の連続した印刷動作を
    発生させることによって、印刷すべき列の中の各ピクセ
    ルを印刷させる制御回路とを備えたことを特徴とするテ
    ープ印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテープ印刷装置におい
    て、前記相対的運動発生手段が、連続的な相対運動を発
    生させるよう構成されていることを特徴とするテープ印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のテープ印刷装置
    において、前記イメージ印刷用テープ上の連続する位置
    において前記複数の印字エレメントのうちの同一の印字
    エレメントを2回駆動するために、2回の連続した印刷
    動作サイクルを発生させることによって、各ピクセルを
    印刷させるようにしたことを特徴とするテープ印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載のテープ印
    刷装置において、前記複数の印字エレメントの各々の形
    状がほぼ長方形であり、印刷列の中の各ピクセルの形状
    がほぼ正方形であることを特徴とするテープ印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれかに記載のテープ印
    刷装置において、前記複数の印字エレメントが、1回の
    印刷動作サイクル中の夫々に異なった期間に個別に駆動
    可能な少なくとも2つの印字エレメント群に分けられて
    いることを特徴とするテープ印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のテープ印刷装置におい
    て、前記印字エレメント群は互いにずらされて配置され
    ており、前記印字ヘッドに対して連続的に相対運動する
    イメージ印刷用テープ上に該印字ヘッドでイメージを印
    刷する際に、該印字ヘッドの前記印字エレメント群の互
    いにずれた配置によって、前記印字エレメント群の各々
    の駆動期間が前記印刷動作サイクルの中の互いに異なっ
    た時間となることによる影響が、前記運動との関係にお
    いて、補正されるようにしたことを特徴とするテープ印
    刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のテープ印刷装置におい
    て、前記印字エレメント群の各々が、前記印字ヘッドの
    長手方向軸心に沿って延在するか、或いは前記印字ヘッ
    ドの長手方向軸心に対して鋭角をなすように配置されて
    いることを特徴とするテープ印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7いずれかに記載のテープ印
    刷装置において、前記印字エレメント群の各々の駆動期
    間が、前記印刷動作サイクルの中の互いに異なった時間
    となり、しかも、前記印刷動作サイクルの全域に亙って
    ほぼ均等に分散して位置するようにしたことを特徴とす
    るテープ印刷装置。
  9. 【請求項9】 テープ印刷装置において、 少なくとも2つの印字エレメント群に分けた複数の印字
    エレメントで構成され、それら複数の印字エレメントを
    選択的に駆動することにより印刷媒体上にイメージを形
    成し、前記少なくとも2つの印字エレメント群を印刷動
    作サイクルの中の各々に異なった時間に駆動可能にする
    ように構成した印字ヘッドと、 前記印字エレメント群の各々の印字エレメントの選択的
    駆動を制御するように構成した複数のスイッチから成る
    スイッチ集合体と、前記印字エレメント群のうちから選
    択を行って一度に1つの印字エレメント群だけを駆動可
    能にする印字エレメント群選択手段とを含み、前記スイ
    ッチ集合体の中の各スイッチが、各印字エレメント群の
    中の1個ずつの印字エレメントを制御するように構成さ
    れた制御回路とを備え、 前記少なくとも2つの印字エレメント群の各々に、該印
    字エレメント群の印字エレメントに対して並列に接続さ
    れた抵抗経路が備えられており、それら抵抗経路が、駆
    動すべきでない印字エレメントから電流を迂回させるこ
    とによって、駆動すべきでない印字エレメントの不所望
    な駆動を防止したことを特徴とするテープ印刷装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9いずれかに記載のテープ
    印刷装置において、前記印字ヘッドが熱印字ヘッドであ
    ることを特徴とするテープ印刷装置。
JP8223881A 1995-08-25 1996-08-26 テープ印刷装置 Pending JPH09118046A (ja)

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