JPH02273254A - 感熱記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は熱転写用のインクシート（熱転写媒体）を用い
て記録シート（記録媒体）に記録を行う感熱記録装置に
関する。

［従来の技術］ 本発明の感熱記録装置には、インクリボンを介して記録
ヘッド（サーマルヘッド）を記録シートに圧接し溶融イ
ンクを付着させる感熱転写記録装置と、感熱シート（加
熱により発色するシート）を使用しサーマルヘッドを圧
接して直接加熱して記録する感熱記録方式とがある。

このうち、本発明は感熱転写記録装置に関するものであ
る。なお、インクリボンはインクシートの一形態であり
、細長い形状としたものであり、以下インクリボンを例
にあげて説明するが１本発明はインクリボンに限定され
るものではない。

インクリボンとしては、従来の１回しか記録に使用出来
ない所謂ｌタイムリボンに対して、最近は多数回の記録
に使用できる所謂マルチタイムリボンが知られている。

しかしながらマルチリボンは多数回記録できるが、印字
品位が１タイムリボンに比べて悪く、一般的には用途に
よって双方を使い分けられている。なお、マルチタイム
リボンは現在インクが少しづつはがれてゆくはぎとりタ
イプ又は、多孔層から少しづつインクが、しみだしてゆ
くしみだしタイプ、等種々の方式が提案されているが、
いずれの方式もｌタイムリボンの１度にインクが全部転
写されて記録されるのに対して、ベースフィルムに塗布
されたインクが少しづつ記録媒体に転写されて記録され
る原理は同じである。

かかるに従来の装置、すなわち１列の記録用発熱体しか
有していない感熱記録装置では、ｌタイムリボン、マル
チタイムリボン双方の特性の異なる特に個々に異なる適
正な剥離温度を１列の記録用発熱体で制御する事は不可
能で、インクリボンによって剥離位置を機械的に変化さ
せるか、又はインクリボンによって送り速度を変化させ
るなど特別な操作をしなければならない、又はマルチタ
イムリボンの多数回の記録特性を犠牲にするしかなかっ
た。

［発明の目的］ 本発明の目的は、１タイムリボン及びマルチタイムリボ
ン双方の熱転写媒体の特性を十分に発揮させる感熱記録
装置を提供する事にある。

［問題点を解決するための手段］ かかる目的を達成するために、本発明は、熱転写媒体に
よって記録媒体に熱転写記録を行う感熱記録装置におい
て、所定間隔をおいてほぼ平行に位置する少なくとも２
つの発熱抵抗体列を備えたサーマルヘッドと、前記各々
の熱転写媒体を収納する収納体の装着判別する検出手段
と、該検出結果に対応して前記発熱体列のうちから所望
の発熱体列を選択して該発熱体列を駆動する駆動手段と
を備える。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

以下述べる実施例は、２列の発熱抵抗体列を持ったサー
マルヘッドを装着したプリンターであって、ｌタイムリ
ボン、マルチタイムリボンの検出手段を持ち、１タイム
リボンては、後列側抵抗体列で記録し、マルチタイムリ
ボンでは、前列側（記録進行側）抵抗体列で記録し、各
々適正な剥離時間を持つようにした事を特徴とする感熱
記録装置である。

すなわち、マルチタイムリボン装着時は記録方向に対し
て前方側の発熱体列で記録させ、１タイムリボン装着時
は後方側の発熱体列で記録する事により実現するもので
ある。すなわち、ｌタイムリボンはインクが溶融時、リ
ボンを剥離させインクを完全に記録媒体に付着させ、又
マルチタイムリボンは、はぎとり時間を遅らす事になり
、インクは一旦溶融後冷却され少し固着してからはぎと
る事により、インクを少しづつ付着させ多数回特性を満
足させる事ができるものである。

第１図は本発明一実施例のサーマルヘッドを備えた熱転
写記録装置の構成を示すブロック図である０本記録装置
はワードプロセッサや電子タイプライタ、ファクシミリ
装置等の各種機器の出力部に適用される。

第１図において、１００はプリンタ全体の制御を行う制
御部である。制御部１００は１例えばマイクロプロセッ
サ等の形ｍ　ノＭＰＵＩＱＯＡ、ＭＰＵ１００Ａの制御
プログラムやデータ等を格納する’ＲＯＭ１００Ｂ、ワ
ークエリアとしてのＲＡＭ１００Ｃ’Ｊで構成され、入
力部１０２よりプリントデータを入力してプリントする
等の動作制御を行う、　１０１はセンサなどの形態の判
別手段であり、プリントに使用される熱転写用のインク
リボン１０５が１タイムリボンカセツトかマルチリボン
カセットかを検出する。

１０３はキャリッジであり、サーマルヘッド１０４とイ
ンクリボン＋０５とリボンカセットｆ１別手段１０１等
を搭載し、記録用紙上を走査する。

１０６はモータ駆動部であり、キャリッジ１０Ｊの走査
用モータであるキャリッジモータｆ０７を駆動する。モ
ータ駆動部１０６は制御部１００から送出される制御信
号に従って、キャリッジモータ１０７の回転制御を行う
、１０８はモータ駆動部であり、記録用紙の送りを行う
用紙フィートモータ１０９を、制御部１００から送出さ
れる制御信号に従って駆動する。

第２図は本発明一実施例の熱転写プリンタのプリント部
の要部の斜視図である。第１図と共通部分は同一符号で
示している。

プリント部はサーマルヘッド１０４によりインクリボン
１０５を画情報に対応して加熱し、インクリボン１０５
のインクをプラテン２０にバックアップされた記録シー
ト２１に転写するように構成されている。

キャリッジ＋０３は、プラテン２０にほぼ平行に設置さ
れたガイドシャフト２２に沿って移動可能に装着されて
いる。そして、ステッピングモータ等で構成されるキャ
リッジモータ１０７．駆動プーリ２３．従動プーリ２４
およびこれらのプーリに巻回され、かつキャリッジ１０
３に結合されたベルト２５から成る駆動系によって、矢
印Ｒ方向に走査され、往復運動が行われる。キャリッジ
１０３が１ライン分走査して、１２１２分のプリントが
実行されると、用紙フィートモータ１０９（第１図参照
）はプラテン２（＋を回転駆動して記録シート２１を１
性分矢印Ｐ方向に移動する。

サーマルヘッド１０４は、縦２列に配列された４０個の
発熱抵抗体のような複数の電気／熱交換体を有し、記録
シート２１に圧接するダウン位置および離反するアップ
位置間で揺動駆動されるよう装着されている。これらの
駆動制御は制御部１００によって行われる。

キャリッジ１０３上には、サーマルヘッド１０４の全面
にインクリボン１０５を供給するためのリボンカセット
２６が着脱自在にセットされている。リボンカセット２
６内の供給軸２７に巻かれたインクリボン１０５は、記
録時はキャリッジ１０３に設けたリボン駆動軸（図示せ
ず）により、サーマルヘッド１０４の動きに同期して所
定方向に移動し順次巻き取り軸２８に巻き取られる０例
えばマルチリボンの場合未使用のインクリボンを使用し
て初回口の記録を行い、リボン全長が巻き取り軸２８に
巻き取られたならば、リボンカセット２６の天地を反転
して装着し、次回口の記録を行う。

なお、キャリッジ１０３には°、インクリボン１０５が
収納されたインクリボンカセット２６が１タイムリボン
かマルチタイムリボンかを判別する検知手段として作用
するマイクロスイッチ３０が装着されている。

第３図は検知手段の構成例およびその作動状態を示す図
である。

第３図（Ａ）はキャリッジ１０３に１タイムインクリボ
ン１０５＾が収納された１タイムリボンカセツト２６Ａ
が装着された状態を示す、この場合は、マイクロスイッ
チ３０の接触片３０Ａがリボンカセット２６Ａの底面で
押し下げられ、マイクロスイッチ３０はオンの状態にな
っている。すなわちｌタイムリボンが記録状態であるこ
とが検知されている。

第３図（Ｂ）はキャリッジ１０３にマルチタイムリボン
１０５Ｂ記録のためにマルチタイムリボンカセット２６
Ｂが装着された状態を示す、この場合は、リボンカセッ
ト２６の切りかき部２９がマイクロスイッチ３０の接触
片３ＯＡに対応する位置に形成されており、マイクロス
イッチ３０の接触片３０Ａはフリーの状態に維持されて
いる。従フて、マイクロスイッチ３０はオフの状態にな
っている。

以上のように構成される装置において、ｌタイムインク
リボンカセット２６Ａかマルチタイムリボンカセット２
６Ｂかの判別は、マイクロスイッチ３０のオン、オフに
よって検出される。かかるモードは制御部１００によっ
て判別され、印字のためにインクリボンを加熱する適正
な発熱抵抗体列が決定される。

第４図は、本発明一実施例のサーマルヘッド１０４の記
録面の構成を示す図である。第４因において、サーマル
ヘッド１０４はセラミック基板２の表面に画像記録用の
、各々複数個の発熱抵抗体を並べた発熱抵抗体列３．４
を備えたドツト形成手段によって構成されている。各発
熱抵抗体列３，４はそれぞれ発熱抵抗体３１〜３Ｎ、４
１〜４ＮのＮ債の発熱抵抗体で構成され、各発熱抵抗体
は共通電極５に接続されている。各発熱抵抗体の通電制
御は共通電極５と、各発熱抵抗体に接続された個別電極
（図示せず）によって行われる。なお、発熱抵抗体列３
．４はそれぞれガラス質のグレーズ６．７上に形成され
ている。ここでは、ガラスグレーズ６．７は幅、高さと
もほぼ同一であるが、異なりていても問題はない。

８は少なくとも２Ｎビツトのビット量を有するシフトレ
ジスタであり、外部より記録するシリアル画像データを
同期クロックとともに入力している。シフトレジスタ８
の出力は対応するＮＰＮ　）−ランジスタ９１〜９Ｎ、
１１１〜ＩＩＮのベースに入力されている。記録動作時
にシフトレジスタ８の出力が記録タイミングとなって共
通電極５に所定の電圧が印加されると、ハイレベルとな
っているシフトレジスタ８の出力に対応したＮＰＮ　）
−ランジスタがオンになり、共通電極５より対応する発
熱抵抗体のトランジスタ側に電流が流れることにより発
熱抵抗体が通電・加熱されてインクリボンを加熱し、記
録が行われる。

第５図は第４図の線ＩＶ−ｆｆからサーマルへラッド１
０４を見たときの図で、サーマルヘッド１０４は矢印六
方向に移動して印字を行う。

第６図はサーマルヘッド１０４の使用状態を示す図であ
る。

第６図において、サーマルヘッド１０４はプラテンにバ
ックアップされた記録シート５０に対向して設けられて
いる。記録時にはインクリボン１０５は図示のようにサ
ーマルヘッド１０４の移動に同期して矢印Ｂ方向に供給
され、発熱抵抗体列３および４を通過した後、後縁から
剥離角βで剥離される。なお、サーマルヘッド１０４の
一方の発熱抵抗体列のみにより記録を行うときは、記録
に関与しない側の抵抗体列の出力データを全て“０″に
して記録を行う。

第７図はサーマルヘッド１０４の使用状態を説明するた
めの図である。第４図および第５図と共通部分は同一符
号で示している。

第７図（＾）は、ｌタイムリボンの記録時、すなわち発
熱抵抗体３を加熱するとインク７０か加熱されて溶融さ
れる。この時はインクリボン１０５が記録用紙２Ｉから
剥離するまでの距離（時間）が短いため冷却されず、高
い粘度を有する状態のまま剥離される。従って、第７図
（Ａ）に示すように記録用紙２１の表面にインク７０が
すべて記録用紙２１に転写されて記録が行われる。

マルチタイムリボンによる記録時には、発熱抵抗体４を
加熱する。この加熱によりマルチタイムリボンのインク
７１が加熱されて溶融する。

第７図（Ｂ）に示すようにサーマルヘッド１０４の矢印
六方向への移動に伴ってインクリボン１０５が記録用紙
２１より剥離されるが、それまでに距離（時間）がある
ために冷却され、インク７１のｌｆｉが記録用紙２１の
表面に転写されて記録が行われる。

ＭＳ８図は本発明一実施例のプリント処理の手順を示す
フローチャートである０本手順の制御プログラムは制御
部１００を構成するＲＯＩＩＩｌｏｏＢに記憶されてい
る。

ステップＳｌでリボンカセット検出部１０１よりインク
リボン１０５の検知が終了したことが入力されるとステ
ップＳ２に進む、ステップＳ２においては、入力された
インクリボン１０５が１タイムリボンの使用かマルチタ
イムリボンの使用かを制御部１００のＲＡＭ１００Ｃに
記憶する。

ステップＳ３ではインクリボン１０５が１タイムリボン
の使用かマルチタイムリボンの使用かに対応してサーマ
ルヘッド１０４の使用する発熱抵抗体列を決定し、抵抗
体列３，４の間隔分だけサーマルヘッド１０４を記録方
向あるいはその逆方向に移動させ、プリント開始位置が
使用する発熱抵抗体列によってずれないようにする。

次にステップＳ４に移り、記録に使用する発熱抵抗体列
にプリントデータを出力し、他の発熱抵抗体列にはプリ
ントデータ“ＯＨを出力する。

そして、ステップＳ５においてはサーマルヘッド１０４
に所定時間通電して発熱させて記録を行う、記録後、ス
テップＳ６においてはキャリッジモータ１０７をインク
リボンｌ［１５の種類に対応したスピードで所定量回転
させて、キャリッジ１０３の移動を行う。移動後、ステ
ップＳ７で１ライン分のプリントが終了したか否かを判
定する。ステップＳ７においてｌライン分のプリントが
終了されていないと判定されたときはステップＳ３に戻
る。

ステップＳ７においてｌライン分のプリントが終了した
と判定されたときはステップＳ８に進み、キャリッジリ
ターン、用紙送り等を行ってステップＳ９に進む、全デ
ータのプリントを終了するまで上記動作を繰り返し実行
する。

本実施例ではサーマルヘッドが印字行に沿って移動する
、いわゆるシリアルプリンタの場合について説明した。

しかし、これに限定されるものではなく、例えばファク
シミリ装置で使用されているような、サーマルラインヘ
ッドで一度に１行分の記録を行い、サーマルヘッドの直
角方向に記録紙を送るサーマルプリンタにおいても１行
方向に２列の記録用の発熱体を設ければ５本実施例と同
様に剥離温度の異なる記録シートすなわち１タイムリボ
ンとマルチタイムリボンを各々適正に使用することがで
きることは明らかである。

また、本実施例ては、マイクロスイッチを検知手段とし
て説明を行ったがこれに限らず、ホトセンサを用いて検
知手段とすることもできる。

又、本発明の詳細な説明では、ｌタイムリボンカセット
、マルチリボンカセットを検知する手段をキャリア上の
センサであると説明したが、切換専用スイッチをもう１
すて、マニアル操作によって、１タイムかマルチかを切
り換える事も出来る。

［発明の効果］ 以上説明したように１本発明によれば、熱転写媒体の収
納体の判別を行うことにより、１タイムリボンで記録を
行うか、マルチリボンで記録を行うのかを検知し、各々
に対応して発熱抵抗体列のいずれかを自動的に選択して
駆動するようにしたので、１タイムリボンとマルチタイ
ムリボンを各々適正な剥離条件で記録を行うことができ
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の熱転写プリンタの構成を示す
ブロック図、 第２図は熱転写プリンタのプリンタ要部の斜視図、 ＠３図はインクリボンカセットの種類を検出するための
検出手段の構成例および作動状態を示す図。 ８４図は本発明一実施例のサーマルヘッドの記録面の構
成を示す図。 第５図は第４図のサーマルヘッドを線ｆｆ−ｆｆから見
たときの上面図、 第６図は本発明一実施例のサーマルヘッドの使用状態を
示す図。 第７図は本発明一実施例のサーマルヘッドの使用状態を
示す図、 第８図はプリント処理の手順を示すフローチャートであ
る。 １００−・・制御部 １００Ａ−ＭＰｌ ００Ａ−・−ＲＯＭ １００Ｃ−ｆｉＡＭ １０１・−１タイムリボン、マルチタイムリボン検知手
段 １０２・・・入力部 １０３−・・キャリッジ １０４−・・サーマルヘッド １０５・・・インクリボン １０５Ａ−１タイムリボン １０５Ｂ−・・マルチタイムリボン １０６．１０８−・・モータ制御部 １０７−・・キャリッジモータ １０９−・・用紙フィートモータ ２０・・・プラテン ２１−・・記録シート ２２・・・ガイドシャフト ２３・・・駆動プーリ ２４・−・従動プーリ ２５・・・ベルト ２６・・・リボンカセット ２６＾・−１タイムリボンカセツト ２６Ｂ・・・マルチタイムリボンカセット２７・・・供
給軸 ２８・・・巻取軸 ２９・・・切りかき部 ３０・・・マイクロスイッチ ３０Ａ−・・接触片 ２・・・セラミック基板 ３．４，８１．８２，８３．８４−・・発熱抵抗体列３
１〜３Ｎ、４１〜４Ｎ　　−・・発熱抵抗）体５・・・
共通電極 貰１霞 ４１ｇ；　％　＊−Ｍブｏ−、ｑｉ ６．７−・・グレーズ ８・・・シフトレジスタ ９１〜９Ｎ、１１１〜ｌｌＮ−・・ＮＰＮ　）ランジス
タフ０・・・１タイムインク ７Ｉ・・・マルチタイムインク γ２０ 咋オ糾プリンハプリンビ耶停もψ６Ａ！七判し回ザーマ
１Ｖへ・・／μｌ７Ｉｓ隊を呆１０Ａ′Ｆｆ−マル△ッ
ト蒋勧方向 ｖｂ図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱転写媒体によって記録媒体に熱転写記録を行う
   感熱記録装置において、 所定間隔をおいてほぼ平行に位置する２つの発熱抵抗体
   列を備えたサーマルヘッドと、前記熱転写媒体の種類を
   検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に対応して前記発熱体列のうち
   から所定の発熱体列を選択して、前記選択した発熱体列
   に属する発熱抵抗体を駆動する駆動手段と、 を備えたことを特徴とする感熱記録装置。
2. （２）前記２つの発熱抵抗体列のうち、記録方向に対し
   て前方側の発熱抵抗体列で多数回記録熱転写媒体を記録
   し、後方側の発熱抵抗体列で１回記録熱転写媒体を記録
   する事を特徴とする請求項第（１）項に記載の感熱記録
   装置。