JPH09117652A - 縦型強制ミキサ - Google Patents

縦型強制ミキサ

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JPH09117652A
JPH09117652A JP29725295A JP29725295A JPH09117652A JP H09117652 A JPH09117652 A JP H09117652A JP 29725295 A JP29725295 A JP 29725295A JP 29725295 A JP29725295 A JP 29725295A JP H09117652 A JPH09117652 A JP H09117652A
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JP
Japan
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blades
central
blade
kneading
kneading tank
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Application number
JP29725295A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fukushima
雄 福島
Yuzo Otani
雄三 大谷
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Pacific Machinery and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Pacific Machinery and Engineering Co Ltd
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間にミキシングあるいは混練すること
ができると共に、摩耗の問題も少なく、また駆動系が簡
単で安価に製作することができる縦型強制ミキサを提供
する。 【解決手段】 下部が漏斗状になっている縦型の混練槽
(1)内の主軸(13)に上下方向に所定の間隔をおい
て4枚の中心羽根(15〜18)を設ける。主軸(1
3)から4本のアームホールダ(20、、)を出して4
枚の外側羽根(25〜28)を取り付ける。そして中心
羽根(15〜18)は、被処理物を混練槽(1)の周壁
方向と下方向とへ移送させるように構成し、外側羽根
(25〜28)は、中心方向と上方向とへ移送させるよ
うに構成する。また、中心羽根と外側羽根は、取り付け
位置において上下方向と回転方向とにおいて対の関係に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下部が漏斗状にな
っている縦型の混練槽の略中心部には複数枚の中心羽根
が、そして混練槽の内周部にも同様に複数枚の外側羽根
が設けられ、これらの羽根が混練槽の軸心を中心として
回転駆動されることにより、粉体同志、粉体と粒体ある
いは粉体と粒体と液体等の被処理物が攪拌、混練等の処
理がなされるようになっている縦型強制ミキサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】縦型の混練槽の内部で第1、2の混練羽
根を強制的に回転駆動するようになっている強制ミキサ
は、例えば本出願人により特公平2ー33281号によ
りパンタイプミキサとして提案されている。このミキサ
は、上記公告公報に記載されているように、漏斗状の底
面を有する円筒状の混練槽、この混練槽の中心部で比較
的高速で駆動される中心混練羽根、漏斗状の底面に沿っ
て比較的低速で駆動される外側混練羽根等から構成され
ており、混練槽に粉体であるセメント、粒体の砂、液体
の水等を投入し、そして中心混練羽根と外側混練羽根と
を所定速度で回転駆動することにより、モルタルを得る
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本出願人が提案してい
る上記のパンタイプミキサは、混練槽内で比較的低速で
駆動される外側混練羽根により攪拌され内側に寄せられ
た被混練物はそれよりも大きな角速度で回転している中
心羽根により剪断作用を受けると共に、外側に移動する
ので、効率よくセメント、水、砂等を混練することがで
き、短時間に高品質のモルタルを得ることができる、と
いう特徴を有する。また、混練時間も短くサイクルタイ
ムを短縮でき、低コストでモルタルを得ることもでき
る。さらには、外側混練羽根の先端部は、漏斗状の底壁
面に沿って駆動されるので、底面をスクレープすること
もできる利点もある。しかしながら、砂利等の大きな粒
体を含んだ被混練物の攪拌あるいは混練性の点、コスト
の点、摩耗の点等において改良すべき点も認められる。
例えば上記のパンタイプミキサは、高速の中心混練羽根
の他に低速の外側混練羽根を有するので、効率よくセメ
ント、水、砂等を混練することができるが、被処理物の
混練槽内の上下方向における循環量あるいは対流量が少
なく、必ずしも攪拌、混練作用が充分であるとはいえな
い。また、中心混練羽根は比較的高速で回転駆動される
ので、砂利等の大きな粒体の入ったコンクリート等の混
練には不向きであると共に、モルタル等の混練にも摩耗
の問題が生じる。さらには高速で駆動される中心混練羽
根と、低速で駆動される外側混練羽根とを1台のモータ
で駆動するように構成すると、減速機構等の駆動系が複
雑になりコストアップにもなる。またそれぞれの混練羽
根をそれぞれのモータで駆動するように実施すると、モ
ータ等の駆動部品代が嵩むことにもなる。本発明は、上
記したような問題点を解決したミキサを提供しようとす
るもので、具体的には粉体同志、粉体と粒体あるいは粉
体と粒体と液体等の被処理物を短時間にミキシングある
いは混練することができると共に、粒径の大きな粒体も
混練でき、摩耗の問題も少なく、また駆動系が簡単で安
価に製作することができる縦型強制ミキサを提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、中心羽根は混
練中は被処理物を混練槽の周壁方向と下方とへ移動させ
るように構成すると共に、外側羽根は中心方向と上方向
とへ移動させるように構成し、また中心羽根と外側羽根
を同じ方向に同じ回転数で回転駆動するようにして上記
目的を達成しようとするものである。すなわち本発明
は、上記目的を達成するために、下部が漏斗状になって
いる縦型の混練槽の中心部には複数枚の中心羽根が、そ
して混練槽の内周部にも同様に複数枚の外側羽根が設け
られ、これらの羽根が混練槽の軸心を中心として回転駆
動されることにより、粉体同志、粉体と粒体あるいは粉
体と粒体と液体等の被処理物が攪拌、混練等の処理がな
されるようになっているミキサにおいて、前記中心羽根
は、被処理物を混練槽の周壁方向と下方向とへ移送させ
るように構成され、前記外側羽根は、中心方向と上方向
とへ移送させるように構成されていると共に、前記中心
羽根と外側羽根は、同じ方向に同じ回転数で回転駆動さ
れるように構成される。また請求項2記載の発明は、請
求項1記載の複数枚の中心羽根と複数枚の外側羽根は、
これらの取り付け位置が上下方向と回転方向とにおいて
対の関係になるように構成される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図1、2により、中心羽根
および外側羽根がそれぞれ4枚取り付けられている本発
明の第1の実施の形態を説明する。図1に示されている
ように本実施の形態に係わる縦型強制ミキサも、混練槽
1を備えている。そして、この混練槽1内に、詳しくは
後述するように、被処理物を混練槽の周壁方向と下方向
とへ移送させる複数枚の中心羽根15〜18、被処理物
を中心方向と上方向とへ移送させる外側羽根25〜2
8、主として混練槽1の槽壁に付着する被処理物を掻き
取る作用をするスクレーパ羽根21、21等が設けられ
ている。
【0006】混練槽1は、上方は円筒部2から構成され
ているが、下部は下方に行くほど縮径されているテーパ
壁3から構成されている。そしてその下端の外周部に
は、例えばゴム等から形成されている短い筒状のシール
部材8が、上下方向に調節自在にバンド9で取り付けら
れ、このシール部材8の下端開口部が開閉蓋4で密閉さ
れるようになっている。開閉蓋4は、そのボス5が鉛直
軸6を中心として水平方向に揺動自在に支持されてい
る。したがって、例えばエアシリンダによりロッド7を
駆動すると、混練槽1の下端開口部が開閉される。この
ように本実施の形態によると、混練等の処理がなされた
被処理物は、下端開口部から排出されるようになってい
るので、開閉蓋4を開くと、瞬時に排出されることにな
る。
【0007】混練槽1の上方には支持体フレーム10、
10が配置されている。そしてこれらのフレーム10、
10に混練槽1が支持されていると共に、1台のモータ
例えばギヤードモータ11も取り付けられている。モー
タ11の出力軸には、カップリング12を介して1本の
主軸13が接続されている。この主軸13は、混練槽1
の中心部を下方に延び下端開口部の近傍まで達してい
る。
【0008】主軸13の下方には、本実施の形態による
と第1〜第4の4枚の中心羽根15〜18が、回転方向
と上下方向とに、後述するように所定の間隔をおいて取
り付けられている。これらの第1〜4の中心羽根15〜
18は、平面的にみると略扇型を呈している。そしてそ
の軸取付部15が、主軸13が図1、2において矢印A
で示されている方向に駆動されるとき、被処理物が混練
槽1の周壁の方へ移送される、あるいは押し出されると
共に下方向へ移送されるように、主軸13に捻った状態
で固定されている。すなわち一番上方に位置する第1の
中心羽根15は、図1および図2の(イ)、(ロ)にお
いて主軸13の向こう側に取り付けられている状態で示
されているが、第1の中心羽根15の円弧部分15a
は、軸取付部15bよりも上方に位置するように固定さ
れている。また、第1の中心羽根15の回転方向に見た
先端縁15cは、後端縁15dよりも上方に位置する。
したがって、第1の中心羽根15の面は、垂直面と水平
面とに対して所定角度を有し、主軸13が図1、2にお
いて矢印Aで示されている方向に駆動されるとき、被処
理物は混練槽1の周壁の方へ移送あるいは押し出される
と共に下方へ移送されることになる。
【0009】第2の中心羽根16も、形状的には前述し
た第1の中心羽根15と同じ形状をし、主軸13に同じ
角度で取り付けられているが、取り付け位置が異なり、
図示の実施の形態によると、主軸13の回転方向に見
て、第1の中心羽根15よりも90°遅れた位置で、最
下位置において主軸13に取り付けられている。したが
って、この第2の中心羽根16は、図2の(イ)、
(ロ)において主軸13の左側で示されている。なお、
第2の中心羽根16は、図を簡略示すために図1では示
されていない。
【0010】第3、4の中心羽根17、18も、形状的
にも取り付け角度においても第1、第2の中心羽根1
5、16と同じで、第3の中心羽根17は、第2の中心
羽根16よりも90°遅れた位置で主軸13に固定され
ている。したがって、第3の中心羽根17は、図1、2
において主軸13の手前側に示されている。なお、第3
の中心羽根17は上から2番目の位置に取り付けられて
いる。そして第4の中心羽根18は、第3の中心羽根1
7よりもさらに90°遅れた位置で、第3の中心羽根1
7よりも下方位置において主軸13に固定され、図にお
いて右側で示されている。なお、主軸13の下端に取り
付けられている羽根19は、開閉蓋4の上面に接して、
あるいは近接して回転駆動され、開閉蓋4の上面の被処
理物を掻き落とすようになっている。
【0011】主軸13の上方位置には一対のアーム2
0、20が取り付けられている。これらのアーム20、
20は、混練槽1の周壁近くまで水平に延び、その先端
部にスクレーパ羽根21、21が取り付けられている。
これらのスクレーパ羽根21、21は、混練槽1の上方
に位置する円筒部2の内壁とテーパ壁3の一部の内壁に
近接して駆動され、主としてこれらの内壁に付着する被
処理物を掻き落とすようになっている。
【0012】主軸13には、さらに図1にその一部が示
されているように放射方向に90°の間隔をおいて4個
のカップリング14、14、…を備えた継手ブロックが
設けられている。そして、これらのカップリング14、
14、…には、回転方向に90°ずつ遅れて第1〜第4
のアームホールダ30、40、50および60が接続さ
れている。これらのアームホールダ30、40、50、
60には、後述するように、第1〜第4の外側羽根25
〜28がそれぞれ取り付けられている。
【0013】第1のアームホールダ30は、図1におい
て主軸13の右側に示されているように、半径外方に水
平方向に延び、その先端部に取り外し自在の継手31を
介してアーム32が取り付けられている。そして、アー
ム32の下端に第1の外側羽根25が取り付けられてい
る。第1の外側羽根25は、概略農耕用の鋤の形状を
し、その側縁25cが混練槽1のテーパ壁3に近接して
駆動され、矢印A方向に駆動されるとき、被処理物が混
練槽1の中心部方向あるいは内側方向と上方へ移送され
るような形状になっている。第1の外側羽根25は、図
1に示されているように、一番上方に位置している。そ
して、この第1の外側羽根25と略同じ高さで、回転方
向に見て第1の外側羽根25より略90°遅れた位置
に、前述した第1の中心羽根15が位置している。この
ようにして、第1の外側羽根25と第1の中心羽根15
は、互いに対の関係になっている。
【0014】第2のアームホールダ40は、図2の
(イ)にも示されているように、第1のアームホールダ
30から回転方向に90°遅れて水平方向に延び、その
先端部に同様に取り外し自在の継手41を介してアーム
42が取り付けられている。そして、アーム42の下端
に第2の外側羽根26が取り付けられている。第2の外
側羽根26も、概略鋤の形状をし、その側縁が混練槽1
のテーパ壁3に近接して駆動され、矢印方向に駆動され
るとき、被処理物が同様に混練槽1の中心部方向および
上方へ移送されるようになっている。なお、第2の外側
羽根26は最下方に位置し、後述する第3、4の外側羽
根27、28は、第1、2の外側羽根25、26の間に
位置している。前述した第2の中心羽根16は、第2の
外側羽根26と略同じ高さで、回転方向に見て第2の外
側羽根26より略90°遅れた位置に設けられている。
これにより、第2の外側羽根26と第2の中心羽根16
は対になっている。なお、図1においては、図の複雑化
を避けるために第2の中心羽根16は示されていない。
【0015】第3のアームホールダ50は、図1におい
て主軸13の左側に示されているように、半径外方に水
平方向に延び、その先端部に取り外し自在の継手51を
介してアーム52が取り付けられている。そして、アー
ム52の下端に第3の外側羽根27が取り付けられてい
る。第3の外側羽根27も、概略鋤の形状をし、その側
縁が混練槽1のテーパ壁3に近接して駆動され、矢印方
向に駆動されるとき、被処理物が混練槽1の中心部およ
び上方へ移送されるようになっている。第3の外側羽根
27は、図1に示されているように、第1の外側羽根2
5より下方に位置している。そして、この第3の外側羽
根27と略同じ高さで、回転方向に見て第3の外側羽根
27より略90°遅れた位置に前述した第3の中心羽根
17が位置している。これにより、第3の外側羽根27
は第3の中心羽根17と対になっている。
【0016】第4のアームホールダ60は、第3のアー
ムホールダ50から回転方向に見て90°遅れて水平方
向に延び、その先端部に同様に取り外し自在の継手61
を介してアーム62が取り付けられている。そして、ア
ーム62の下端に第4の外側羽根28が取り付けられて
いる。第4の外側羽根28も、概略鋤の形状をし、その
側縁が混練槽1のテーパ壁3に近接して駆動され、矢印
方向に駆動されるとき、被処理物が同様に混練槽1の中
心部および上方へ移送されるようになっている。第4の
外側羽根28は、上から3番目の高さに位置している。
そして前述した第4の中心羽根18は、図1には図を簡
略するために示されていないが、第4の外側羽根28と
略同じ高さで回転方向に90°遅れた位置に取り付けら
れている。
【0017】次に、作用について説明する。混練槽1の
下端のシール部8が取り付けられている開口部を開閉蓋
4で閉鎖し、異種の粉体同志、粉体と粒体あるいは粉体
と粒体と液体等の被処理物を入れ、モータ11により主
軸13を矢印A方向に駆動する。そうすると、被処理物
は、中心羽根15〜18により混練槽1の周壁の方へ移
送されると共に下方へ順次移送される。また、外側羽根
25〜28により混練槽1の中心部および上方へ順次移
送される。このとき、中心羽根15〜18と外側羽根2
5〜28は、高さ方向および回転方向において対の関係
にあるので、被処理物の静止部分がなく、混練槽1内で
強制的に万遍なく循環、対流される。この間に被処理物
は、剪断作用および押圧作用を受け、分散、攪拌、混練
等の処理がなされる。所定時間ミキシングあるいは混練
したら、ロッド7をエアシリンダ等で駆動して、開閉蓋
4を開き被処理物を排出する。前述したようにして次の
バッチ処理を行う。この間、各外側羽根25〜28の側
縁は、混練槽1のテーパ壁3に対して高さ方向にそれぞ
れラップして取り付けてあり、壁面の付着物を掻き取る
ので、被処理物排出後、混練槽1の壁面に被処理物の付
着物は残らない。
【0018】本発明は上記実施の形態に限定されること
なく、色々な形で実施できる。例えば、中心羽根15〜
18および外側羽根25〜28の枚数は適宜増減しても
同様に実施できることは明らかである。また、中心羽根
15〜18は、平面が略扇型になっているので、第1〜
第4の中心羽根15〜18は、図2の(イ)に示されて
いるように、上面から見ると一部分が重なって全体とし
て円形になっている。したがって、混練効率は高いが、
中心羽根15〜18が狭く上面から見たとき、これらの
中心羽根15〜18の間に隙間があっても同様に実施で
きることも明らかである。さらに言えば、中心羽根15
〜18および外側羽根25〜28の高さ位置関係は、第
1の羽根15、25から第2、第3、第4の羽根18、
28と順次下方にいくに従ってこれらの羽根15〜1
8、25〜28がいわゆるスパイラル状に配列されるよ
うに取り付けることもできる。また、中心羽根15〜1
8の回転半径を大きくして、あるいは中心部の被処理物
の動きを大きくして対流、剪断、分散作用等をさらに高
めることもできる。その例が図3に示されている。図
1、2に示されている実施の形態と同じ部材には同じ参
照符号を付けて重複説明はしないが、本実施の形態によ
ると、中心羽根15〜18が取り付けられている回転軸
13’が主軸13から「α」だけ偏心している。したが
って、中心羽根15〜18の回転半径が大きくなり、高
い対流、剪断、分散作用等を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、下部が
漏斗状になっている縦型の混練槽の中心部に設けられて
いる複数枚の中心羽根は、被処理物を混練槽の周壁方向
と下方向とへ移送させるように構成され、混練槽の内周
部に設けられている複数枚の外側羽根は、中心方向と上
方向とへ移送させるように構成されているので、被処理
物は混練槽内で強制的に循環される。この間に被処理物
は高い剪断作用と押圧作用とを受け、分散、攪拌、混練
等の処理がなされる。したがって、本発明によると粉体
同志、粉体と粒体あるいは粉体と粒体と液体等からなる
被処理物を効率的に、短時間にミキシングあるいは混練
することができるという本発明特有の効果が得られる。
ミキシングあるいは混練されるときに被処理物は、混練
槽内で強制的に循環されるので、比重の異なる被処理物
も均一にミキシングされる効果も得られる。また、複数
枚の中心羽根と外側羽根は、同じ方向に同じ回転数で回
転駆動されるようになっているので、これらの複数枚の
羽根を1台のモータにより、1本の駆動軸により駆動す
ることができ、駆動系の構造が簡単になり安価に縦型強
制ミキサを得ることができる。さらには、中心羽根と外
側羽根は、比較的低速回転でも攪拌、混練効果が大きい
ので、比較的大きな粒径の粒体例えば砂利等の混入した
コンクリート等の混練にも効果的である。請求項2記載
の発明によると、複数枚の中心羽根と複数枚の外側羽根
は、これらの取り付け位置が上下方向と回転方向とにお
いて対の関係になっているので、被処理物の混練槽内に
おけるデッドゾーンがなく、循環、対流、混練、攪拌等
の処理効率がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を一部断面にして
示す正面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態を示す図で、その
(イ)は主として中心羽根と外側羽根とを示す平面図、
その(ロ)は中心羽根部分の詳細正面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を一部断面にして
示す正面図である。
【符号の説明】
1 混練槽 3 テーパ壁 13 主軸 13’ 回転軸 15〜18 第1〜第4の中心羽根 25〜28 第1〜第4の外側羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部が漏斗状になっている縦型の混練槽
    の中心部には複数枚の中心羽根が、そして混練槽の内周
    部にも同様に複数枚の外側羽根が設けられ、これらの羽
    根が混練槽の軸心を中心として回転駆動されることによ
    り、粉体同志、粉体と粒体あるいは粉体と粒体と液体等
    の被処理物が攪拌、混練等の処理がなされるようになっ
    ているミキサにおいて、 前記中心羽根は、被処理物を混練槽の周壁方向と下方向
    とへ移送させるように構成され、前記外側羽根は、中心
    方向と上方向とへ移送させるように構成されていると共
    に、 前記中心羽根と外側羽根は、同じ方向に同じ回転数で回
    転駆動されるようになっていることを特徴とする縦型強
    制ミキサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複数枚の中心羽根と複数
    枚の外側羽根は、これらの取り付け位置が上下方向と回
    転方向とにおいて対の関係になっている縦型強制ミキ
    サ。
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