JPH09116929A - 2次元映像を3次元映像に変換する方法 - Google Patents

2次元映像を3次元映像に変換する方法

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JPH09116929A
JPH09116929A JP7272472A JP27247295A JPH09116929A JP H09116929 A JPH09116929 A JP H09116929A JP 7272472 A JP7272472 A JP 7272472A JP 27247295 A JP27247295 A JP 27247295A JP H09116929 A JPH09116929 A JP H09116929A
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JP
Japan
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image
video
eye
memory
stretched
Prior art date
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Pending
Application number
JP7272472A
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English (en)
Inventor
Yukio Mori
幸夫 森
Akihiro Maenaka
章弘 前中
Seiji Okada
誠司 岡田
Susumu Tanase
晋 棚瀬
Haruhiko Murata
治彦 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 第1の2次元映像を3次元映像に変換する方
法は、2次元の入力映像に基づいて、フィールドの左半
部および右半部のうち、いずれか一方がそのままで、他
方が水平方向の外側に向かって引き延された引き延ばし
映像を生成し、引き延ばし映像および入力映像のうち、
一方を左目用映像とし、他方を右目用映像とすることを
特徴とする。 【解決手段】 2次元の入力映像に基づいて、フィール
ドの左半部および右半部のうち、いずれか一方がそのま
まで、他方が水平方向の外側に向かって引き延された引
き延ばし映像を生成し、引き延ばし映像および入力映像
のうち、一方を左目用映像とし、他方を右目用映像とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2次元映像を3
次元映像に変換する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2次元映像を3次元映像に変換する方法
として、2次元映像信号に基づいて、主映像信号と主映
像信号に対して時間的に遅延された副映像信号とを生成
し、一方を左目用映像信号として出力し、他方を右目用
映像信号として出力する方法が知られている。しかしな
がら、この方法では、左右両側の被写体が左右中央に向
かって移動するような映像、または左右中央部にある2
つの物体が水平方向に互いに離れる方向に移動するよう
な映像に対しては、好適な立体映像を得ることはできな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、左右両側
の被写体が左右中央に向かって移動するような映像、ま
たは左右中央部にある2つの物体が水平方向に互いに離
れる方向に移動するような映像に対して、好適な立体映
像が得られる2次元映像を3次元映像に変換する方法を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の2
次元映像を3次元映像に変換する方法は、2次元の入力
映像に基づいて、フィールドの左半部および右半部のう
ち、いずれか一方がそのままで、他方が水平方向の外側
に向かって引き延された引き伸ばし映像を生成し、引き
伸ばし映像および入力映像のうち、一方を左目用映像と
し、他方を右目用映像とすることを特徴とする。
【0005】この発明による第2の2次元映像を3次元
映像に変換する方法は、2次元の入力映像に基づいて、
フィールドの左半部がそのままで、右半部が右方向に引
き延された第1の引き伸ばし映像を生成するとともに、
入力映像に基づいて、フィールドの右半部がそのまま
で、左半部が左方向に引き延された第2の引き伸ばし映
像を生成し、第1の引き伸ばし映像および第2の引き伸
ばし映像のうち、一方を左目用映像とし、他方を右目用
映像とすることを特徴とする。
【0006】引き伸ばし映像は、たとえば、次の(1)
または(2)のようにして生成される。
【0007】(1) 所定画素数分の入力映像を記憶し
うるメモリに入力映像を入力し、各画素データの読み出
し回数を制御することによって、フィールドの左半部ま
たは右半部が段階的に引き伸ばされた引き伸ばし映像を
生成する。
【0008】(2)所定画素数分の入力映像を記憶しう
るメモリに入力映像を入力し、各画素データの読み出し
回数を制御することによって、フィールドの左半部また
は右半部が段階的に引き伸ばされた映像を生成し、生成
された映像を補間処理することによって、フィールドの
左半部または右半部が徐々に引き伸ばされた引き伸ばし
映像を生成する。
【0009】この発明によれば、画面の左右中央部に対
して画面の左右両側部が前方に飛び出した立体映像また
は画面の左右両側部に対して画面の左右中央部が前方に
飛び出した立体映像が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0011】図1は、2次元映像を3次元映像に変換す
るための2D/3D映像変換装置の構成を示している。
【0012】2D/3D映像変換装置は、2次元の入力
映像信号が入力される左目用メモリ1と、入力映像信号
が入力される右目用メモリ2と、これらのメモリ1、2
から映像の読み出しを制御するメモリ制御回路3とを備
えている。メモリ制御回路3には、入力映像から抽出さ
れた水平同期信号Hsync および垂直同期信号Vsync が入
力している。各メモリ1、2としては、たとえば、1ラ
インメモリが用いられる。
【0013】左目用メモリ1と右目用メモリ2には、同
一の映像信号が入力される。メモリ制御回路3は、各メ
モリ1、2からの映像の読み出しを次のように制御す
る。たとえば、図2に示すように、左目用メモリ1から
各ラインの映像信号を読み出すときには、ラインの左半
部の映像については通常通りに読み出し、ラインの右半
部の映像については水平イネーブル信号(HEN)によ
って所定画素数分(たとえば、10〜20画素)の映像
が読み出されるごとに、同じ画素を2回続けて読み出す
ように制御される。図2において水平リセット信号(H
リセット)は、各ラインの映像読み出し開始タイミング
を制御する信号である。水平イネーブル信号(HEN)
が、Lレベルにされると、その直前に読み出された画素
信号が再度読み出される。
【0014】右目用メモリ2から各ラインの映像信号を
読み出すときには、ラインの左半部の映像については水
平イネーブル信号(HEN)によって所定画素数分の映
像が読み出されるごとに、同じ画素を2回続けて読み出
し、ラインの右半部の映像については通常通りに読み出
すように制御される。
【0015】左目用メモリ1から得られる左目用映像お
よび右目用メモリ2から得られる右目用映像について、
図3に基づいて説明する。
【0016】図3の入力映像は、走行している自動車か
ら前方を撮像した映像である。このような映像において
は、画面の左右中央部の道路を挟んで左側の背景は左方
向に移動し、右側の背景は右側に移動する。
【0017】この入力映像に対して、左目用メモリ1か
ら読み出された左目用映像は、図3に示すように、右半
部が右方向に引き延ばされた映像となる。また、右目用
メモリ2から得られる右目用映像は、図3に示すよう
に、左半部が左方向に引き延ばされた映像となる。得ら
れた左目用映像と右目用映像とがモニタに表示される
と、図3に示すような出力映像が得られる。
【0018】図3の出力映像から分かるように、画面の
左半部にある被写体の右目用映像は左目用映像より左側
に位置しているので、左目用映像を左目のみで観察し、
右目用映像を右目のみで観察すると、その被写体はモニ
タ面に対して前方に飛び出したように見える。また、画
面の右半部にある被写体の左目用映像は右目用映像より
右側に位置しているので、左目用映像を左目のみで観察
し、右目用映像を右目のみで観察すると、その被写体は
モニタ面に対して前方に飛び出したように見える。
【0019】また、図3の出力映像からわかるように、
画面の左半部においては左端に行くほど被写体の視差が
大きくなるので、画面の左半部においては左端ほど被写
体が前方に存在するように見える。同様に、画面の右半
部においては右端に行くほど被写体の視差が大きくなる
ので、画面の右半部においては右端ほど被写体が前方に
存在するように見える。つまり、出力映像の左右中央部
にある被写体に対して左右両側部にある被写体が前方に
存在するように見える。
【0020】つまり、図4に示すように、入力映像に存
在する被写体A〜Dは、左目用映像ではモニタ面上にお
いて位置AL〜DLに映し出され、右目用映像ではモニ
タ面上において位置AR〜DRに映し出される。したが
って、左目Lで左目用映像を観察し、右目Rで右目用映
像を観察した場合には、それらの被写体の立体像位置は
AP〜DPとなる。この結果、出力映像の左右中央部に
ある被写体B、Cに対して左右両側部にある被写体A、
Dが前方に存在するように見える。
【0021】なお、所定画素数ごとに同じ画素が続けて
読み出されることによって、映像が引き伸ばされている
ため、同じ画素が続けて読み出された部分については、
映像が不自然になる可能性がある。そこで、メモリ1、
2から読み出された映像のうち、映像が引き伸ばされた
半部分に対して補間処理を施すことにより、水平方向に
徐々に引き伸ばされた映像に変換することが好ましい。
【0022】図5は、従来の2D/3D映像変換装置に
本発明による2D/3D映像変換装置が組み込まれた2
D/3D映像変換システムを示している。
【0023】2次元の入力映像信号は、左右映像選択回
路11に送られるとともに遅延映像生成回路12に送ら
れる。左右映像選択回路11に送られた入力映像をスル
ー映像ということにする。
【0024】遅延映像生成回路12は、複数のフィール
ドメモリ13、この例では4つのフィールドメモリ13
を備えている。第1段目のフィールドメモリ13には、
スルー映像より1フィールド前の映像が蓄積される。こ
れらのフィールドメモリ13は、直列に接続されてお
り、第1段目のフィールドメモリ13に新たなフィール
ドの映像信号が入力される毎に、それぞれ前段のフィー
ルドメモリ13の内容が後段のフィールドメモリ13に
転送される。
【0025】したがって、2D/3D映像変換システム
に新たなフィールドの映像信号が入力された時点では、
第1段目のフィールドメモリ13には、スルー映像に対
して1フィールド前の映像が蓄積されている。第2段目
のフィールドメモリ13には、スルー映像に対して2フ
ィールド前の映像が蓄積されている。第3段目のフィー
ルドメモリ13には、スルー映像に対して3フィールド
前の映像が蓄積されている。第4段目のフィールドメモ
リ13には、スルー映像に対して4フィールド前の映像
が蓄積されている。各フィールドメモリ13の出力映像
は、スルー映像に対して、フィールド単位で遅延された
映像である。各フィールドメモリ13の出力映像は、左
右映像選択回路11に送られる。
【0026】左右映像選択回路11は、左目用映像出力
端子OLと、右目用映像出力端子ORとを備えており、
各フィールドメモリ13の出力映像のうちから選択され
た1つの映像(以下、遅延映像という)およびスルー映
像のうち、一方を一方の出力端子に出力し、他方を他方
の出力端子に出力する。左右映像選択回路11は、CP
U15によって制御される。
【0027】各フィールドメモリ13への映像の書き込
みおよび映像の読み出しは、CPU15からの指令に基
づいて、フィールドメモリ制御回路14によって制御さ
れる。CPU15は、図示しない動きベクトル検出回路
によって検出された入力映像信号の水平方向の動きベク
トル(水平方向の動き量および水平方向の動きの方向)
に基づいて、次のような制御を行なう。
【0028】つまり、CPU15は、入力映像信号に基
づいて検出された水平方向の動き量に基づいて、各フィ
ールドメモリ13の出力のうちいずれを遅延映像として
採用するかを決定する。水平方向の動き量が大きいほ
ど、スルー映像に対して遅延量が少ない映像が、遅延映
像として採用される。
【0029】また、CPU15は、入力映像信号に基づ
いて検出された水平方向の動きの方向に基づいて、スル
ー映像および遅延映像のいずれを、左目用映像または右
目用映像とするかを決定し、左右映像選択回路11を制
御する。たとえば、被写体が左から右方向に移動してい
る場合には、遅延映像が右目用映像とされ、スルー映像
が左目用映像とされる。ただし、水平方向の動きベクト
ルが所定値より小さいときには、CPU15は、左右映
像選択回路11の左目用映像出力端子OLと右目用映像
出力端子ORとに、スルー映像を供給するように、左右
映像選択回路11を制御する。
【0030】左右映像選択回路11の左目用映像出力端
子OLには、映像の右半部を右方向に引き伸ばすための
左目用メモリ20が接続されている。左目用メモリ20
の後段には、引き伸ばされた映像部分に対して補間処理
を行なうための補間回路30が設けられている。
【0031】補間回路30は、左目用メモリ20から読
み出された映像信号を1画素分遅延させて出力するフリ
ップフロップ31とフリップフロップ31の出力に係数
KLを乗算する乗算器32と、左目用メモリ20から読
み出された映像信号に係数(1−KL)を乗算する乗算
器33と、乗算器32および33の出力を加算する加算
器34とから構成されている。
【0032】左右映像選択回路11の右目用映像出力端
子ORには、映像の左半部を左方向に引き伸ばすための
右目用メモリ40が接続されている。右目用メモリ40
の後段には、引き伸ばされた映像部分に対して補間処理
を行なうための補間回路50が設けられている。各メモ
リ20、40としては、たとえば、1ラインメモリが用
いられる。
【0033】補間回路50は、右目用メモリ40から読
み出された映像信号を1画素分遅延させて出力するフリ
ップフロップ51とフリップフロップ51の出力に係数
KRを乗算する乗算器52と、右目用メモリ40から読
み出された映像信号に係数(1−KR)を乗算する乗算
器53と、乗算器52および53の出力を加算する加算
器54とから構成されている。
【0034】左目用メモリ20の読み出しを制御するた
めのメモリ出力制御信号、右目用メモリ40の読み出し
を制御するためのメモリ出力制御信号、補間回路30で
用いられる係数KLおよび補間回路50で用いられる係
数KRは、水平位相制御回路60によって生成される。
【0035】図6は、水平位相制御回路60の構成を示
している。
【0036】水平位相制御回路60には、CPU15に
よって、左目用のズーム係数αと、右目用のズーム係数
βとが与えられる。
【0037】加算器71およびフリップフロップ72か
らなる回路は、左目用メモリ20の読み出しを制御する
ための制御値CLおよび補間係数KLを発生させるため
の左目用の制御回路である。加算器81およびフリップ
フロップ82からなる回路は、右目用メモリ40の読み
出しを制御するための制御値CRおよび補間係数KRと
を発生させるための右目用の制御回路である。
【0038】左目用の制御回路の動作について説明す
る。フリップフロップ72は、クロックCLKが入力す
る毎に、加算器71の出力を取り込んで記憶する。加算
器71は、フリップフロップ72の出力のうち小数部で
ある補間係数KLに、ズーム係数αを加算する。つま
り、クロックCLKが入力する毎に、フリップフロップ
72の出力は、前回の補間係数KLにズーム係数αを加
算した値となる。フリップフロップ72の出力のうち、
整数部は左目用メモリ20の読み出しを制御するための
制御値CLとして用いられる。
【0039】2D/3D映像変換システムの全体的な動
作について説明する。
【0040】入力映像に基づいて検出された動きベクト
ルに基づいて、第1変換モードと第2変換モードとが選
択される。すなわち、画面の複数領域ごとに検出された
水平方向の動きベクトルに基づいて、図3に示す映像の
ように入力映像がフィールドの左半部の映像と右半部の
映像が水平方向に互いに反対方向に移動する映像である
と判定された場合または入力映像がフィールドの左半部
の映像と右半部の映像が左右中央部に向かって移動する
映像であると判定された場合には、第2変換モードが選
択され、それ以外の場合には第1変換モードが選択され
る。
【0041】第1変換モードが選択されている場合に
は、スルー映像および遅延映像の一方が、左目用映像出
力端子OLに出力され、他方が右目用映像出力端子OR
に出力される。ただし、入力映像に基づいて検出された
動きベクトルが小さい場合には、左目用映像出力端子O
Lおよび右目用映像出力端子ORに、スルー映像が出力
される。
【0042】第1変換モードが選択されている場合に
は、左目用メモリ20および右目用メモリ40による映
像の引き伸ばしは行なわれない。したがって、各メモリ
20、40からは入力された映像がそのまま読み出され
る。また、補間回路30、50の係数KL、KRは、共
に0に設定される。したがって、補間回路30、50か
らは、各メモリ20、40の出力映像がそのまま出力さ
れる。
【0043】第2変換モードが選択されている場合に
は、左目用映像出力端子OLおよび右目用映像出力端子
ORに、スルー映像が出力される。この場合には、左目
用メモリ20および右目用メモリ40による映像の引き
伸ばしならびに補間回路30、50による補間処理が行
なわれる。
【0044】図7を参照して、左目用メモリ20および
右目用メモリ40からの映像の読み出し制御および補間
回路30、50による補間処理について説明する。図7
は、入力映像信号の1水平(1H)映像期間の制御値C
L、CRおよび補間係数KL、KRの変化を示してい
る。
【0045】まず、左目用メモリ20からの映像の読み
出し制御および補間回路30による補間処理について説
明する。説明の便宜上、1水平映像期間の映像信号が0
1〜12で示される12画素の画素信号から構成されて
いるものとする。
【0046】左目用のズーム係数αは、1水平映像期間
の開始時点から有効映像期間が開始されるまでの期間お
よび有効映像期間のうち左半部の画素(01)〜(0
6)に対応する期間においては、0.6に設定される。
また、有効映像期間のうち右半部の画素(07)〜(1
2)に対応する期間においては、左目用のズーム係数α
は、1.0に設定される。また、有効映像期間が終了し
てから1水平映像期間の終了時点までの期間において
は、左目用のズーム係数αは、0.0に設定される。
【0047】1水平映像期間の開始時点から有効映像期
間が開始されるまでの期間および有効映像期間のうち左
半部の画素(01)〜(06)に対応する期間において
は、フリップフロップ72の出力は、クロックCLKが
入力されるごとに、0.6、1.2、0.8、1.4、
1.0、0.6、1.2、0.8、1.4、1.0と変
化する。したがって、制御値CLは、0、1、0、1、
1、0、1、0、1、1と変化する。また、補間係数K
Lは、0.6、0.2、0.8、0.4、0.0、0.
6、0.2、0.8、0.4、0.0と変化する。クロ
ックCLKで規定される1画素分の走査期間を、1画素
走査期間ということにする。
【0048】制御値CLが”1”のときには、左目用メ
モリ20の読み出しアドレスが進められ、新たな画素デ
ータが読み出される。制御値CLが”0”のときには、
左目用メモリ20の読み出しアドレスは進められないの
で、前回読み出した画素データが再度読み出される。し
たがって、この例では、1水平映像期間の開始直後から
左半部の映像の読み出しが開始され、左半部の映像信号
のうち、第2画素(02)、第5画素(05)および第
6画素(06)は1回ずつ読み出され、第1画素(0
1)、第3画素(03)および第4画素(04)が2回
づつ続けて読み出される。この結果、左半部の映像は左
方向に引き伸ばされる。また、メモリ20から読み出さ
れた左半部の映像は、補間係数KLを用いて1画素単位
で補間処理される。
【0049】有効映像期間のうち右半部の画素(07)
〜(12)に対応する期間においては、フリップフロッ
プ72の出力は、常に1.0となる。したがって、制御
値CLは常に1となり、補間係数KLは常に0となる。
【0050】したがって、この期間においては、右半部
の映像信号が、1画素ごとに順次読み出される。また、
補間処理は行なわれない。つまり、右半部の映像はその
まま読みだされて、出力される。
【0051】有効映像期間が終了してから1水平映像期
間の終了時点までの期間においては、フリップフロップ
72の出力は、常に0となるため、制御値CLおよび補
間係数KLは、常に0となる。したがって、この期間に
おいては、左目用メモリ20から映像は読み出されな
い。
【0052】次に、右目用メモリ40からの映像の読み
出し制御および補間回路50による補間処理について説
明する。
【0053】右目用のズーム係数βは、1水平映像期間
の開始時点から有効映像期間が開始されるまでの期間に
おいては、0.0に設定される。また、有効映像期間の
うち左半部の画素(01)〜(06)に対応する期間に
おいては、右目用のズーム係数βは、1.0に設定され
る。有効映像期間のうち画素(07)〜(12)に対応
する期間および有効映像期間が終了してから1水平映像
期間の終了時点までの期間においては、右目用のズーム
係数βは、0.6に設定される。
【0054】1水平映像期間の開始時点から有効映像期
間が開始されるまでの期間においては、フリップフロッ
プ82の出力は、常に0となるため、制御値CRおよび
補間係数KRは、常に0となる。したがって、この期間
においては、右目用メモリ40から映像は読み出されな
い。
【0055】有効映像期間のうち左半部の画素(01)
〜(06)に対応する期間においては、フリップフロッ
プ82の出力は、常に1となる。したがって、制御値C
Rは常に1となり、補間係数KRは常に0となる。
【0056】したがって、この期間においては、左半部
の映像信号が、1画素ごとに順次読み出される。また、
補間処理は行なわれない。つまり、左半部の映像はその
まま読みだされて、出力される。
【0057】有効映像期間のうち画素(07)〜(1
2)に対応する期間および有効映像期間が終了してから
1水平映像期間の終了時点までの期間においては、フリ
ップフロップ82の出力は、クロックCLKが入力され
るごとに、0.6、1.2、0.8、1.4、1.0、
0.6、1.2、0.8、1.4、1.0と変化する。
したがって、制御値CRは、0、1、0、1、1、0、
1、0、1、1と変化する。また、補間係数KRは、
0.6、0.2、0.8、0.4、0.0、0.6、
0.2、0.8、0.4、0.0と変化する。
【0058】したがって、第8画素(08)、第11画
素(11)および第12画素(12)は1回ずつ読み出
され、第6画素(06)、第7画素(07)、第9画素
(09)および第10画素(10)が2回づつ続けて読
み出される。この結果、右半部の映像は右方向に引き伸
ばされる。また、メモリ40から読み出された第6画素
(06)〜第12画素(12)の映像は、補間係数KR
を用いて1画素単位で補間処理される。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、左右両側の被写体が
左右中央に向かって移動するような映像、または左右中
央部にある2つの物体が水平方向に互いに離れる方向に
移動するような映像に対して、好適な立体映像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】2D/3D映像変換装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】左目用メモリおよび右目用メモリから映像信号
を読み出す方法を説明するための説明図である。
【図3】入力映像と、左目用メモリから読み出された左
目用映像と、右目用メモリから読み出された右目用映像
と、左目用映像および右目用映像とによって生成される
出力映像を示す模式図である。
【図4】左目用メモリから読み出された左目用映像と、
右目用メモリから読み出された右目用映像とによって、
立体映像が得られる原理を説明するための説明図であ
る。
【図5】2D/3D映像変換システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図6】水平位相制御回路の構成を示す回路図である。
【図7】入力映像信号の1水平映像期間の制御値CL、
CRおよび補間係数KL、KRの変化を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1 左目用メモリ 2 右目用メモリ 3 メモリ制御回路 11 左右映像選択回路 12 遅延映像生成回路 13 フィールドメモリ 14 フィールドメモリ制御回路 15 CPU 20 左目用メモリ 30、50 補間回路 31、51 フリップフロップ 32、52 乗算器 33、53 乗算器 34、54 加算器 40 右目用メモリ 60 水平位相制御回路 71、81 加算器 72、82 フリップフロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 棚瀬 晋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 村田 治彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元の入力映像に基づいて、フィール
    ドの左半部および右半部のうち、いずれか一方がそのま
    まで、他方が水平方向の外側に向かって引き延された引
    き伸ばし映像を生成し、引き伸ばし映像および入力映像
    のうち、一方を左目用映像とし、他方を右目用映像とす
    る2次元映像を3次元映像に変換する方法。
  2. 【請求項2】 2次元の入力映像に基づいて、フィール
    ドの左半部がそのままで、右半部が右方向に引き延され
    た第1の引き伸ばし映像を生成するとともに、入力映像
    に基づいて、フィールドの右半部がそのままで、左半部
    が左方向に引き延された第2の引き伸ばし映像を生成
    し、第1の引き伸ばし映像および第2の引き伸ばし映像
    のうち、一方を左目用映像とし、他方を右目用映像とす
    る2次元映像を3次元映像に変換する方法。
  3. 【請求項3】 所定画素数分の入力映像を記憶しうるメ
    モリに入力映像を入力し、各画素データの読み出し回数
    を制御することによって、フィールドの左半部または右
    半部が段階的に引き伸ばされた引き伸ばし映像が生成さ
    れる請求項1および2のいずれかに記載の2次元映像を
    3次元映像に変換する方法。
  4. 【請求項4】 所定画素数分の入力映像を記憶しうるメ
    モリに入力映像を入力し、各画素データの読み出し回数
    を制御することによって、フィールドの左半部または右
    半部が段階的に引き伸ばされた映像を生成し、生成され
    た映像を補間処理することによって、フィールドの左半
    部または右半部が徐々に引き伸ばされた引き伸ばし映像
    が生成される請求項1および2のいずれかに記載の2次
    元映像を3次元映像に変換する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010171608A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Nikon Corp 画像処理装置、プログラム、画像処理方法、記録方法および記録媒体

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