JP3096593B2 - 2d/3d映像変換装置におけるフィールドメモリ活用方法 - Google Patents

2d/3d映像変換装置におけるフィールドメモリ活用方法

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JP3096593B2
JP3096593B2 JP06313856A JP31385694A JP3096593B2 JP 3096593 B2 JP3096593 B2 JP 3096593B2 JP 06313856 A JP06313856 A JP 06313856A JP 31385694 A JP31385694 A JP 31385694A JP 3096593 B2 JP3096593 B2 JP 3096593B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2次元映像を3次元
映像に変換する2D/3D映像変換装置におけるフィー
ルドメモリ活用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近話題になっている3次元映像表示シ
ステムに使用される3次元映像ソフトは、その大半が3
次元映像表示システム用に特別に作成されたものであ
る。このような3次元映像ソフトは、一般には2台のカ
メラを用いて左目用映像と右目用映像とを撮像して記録
されたものである。3次元映像ソフトに記録された左右
の映像は、ほぼ同時に表示装置に重ね合わされて表示さ
れる。そして、重ね合わされて表示される左目用映像と
右目用映像とを、観察者の左右の目にそれぞれ別々に入
射させることによって、観察者に3次元映像が認識され
る。
【0003】ところで、現在、2次元映像ソフトが多数
存在している。したがって、これらの2次元映像ソフト
から3次元映像を生成することができれば、既存の2次
元映像ソフトと同じ内容の3次元映像ソフトを最初から
作り直すといった手間が省ける。
【0004】このようなことから、本出願人は、2次元
映像を3次元映像に変換する装置(以下、2D/3D映
像変換装置という)を既に開発している。この2D/3
D映像変換装置によって2次元映像を3次元映像に変換
する原理を説明する。つまり、左から右方向に移動する
物体が映っている2次元映像の場合、この元の2次元映
像を左目用映像とし、この左目用映像に対して数フィー
ルド前の映像を右目用映像とする。このようにすると、
左目用映像と右目用映像との間に視差が生じるので、こ
の両映像をほぼ同時に画面上に表示することにより、移
動する物体が背景に対して前方に浮き出される。
【0005】なお、左目用映像に対して数フィールド前
の映像は、元の2次元映像を複数のフイールドメモリに
記憶させ、所定フィールド数分、遅延して読み出すこと
により得られる。以上のような、変換方法をフィールド
遅延方式ということにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人が開発した上
記2D/3D映像変換装置には、表示モードとして、2
次元映像表示モードと、3次元映像表示モードとがあ
る。2次元映像表示モードにおいては、入力された2次
元映像信号は3次元映像信号に変換されずにそのまま表
示装置に送られる。3次元映像表示モードにおいては、
入力された2次元映像信号は3次元映像信号に変換され
た後、表示装置に送られる。
【0007】この発明の目的は、2D/3D映像変換装
置において、2次元映像表示モードが設定されている場
合に使用されていないフィールドメモリを有効利用する
ことができる2D/3D映像変換装置におけるフィール
ドメモリ活用方法を提供することにある。
【0008】この発明の他の目的は、2D/3D映像変
換装置において、3次元映像表示モードが設定されてい
る場合にも、フィールドメモリを有効利用することがで
きる2D/3D映像変換装置におけるフィールドメモリ
活用方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の2
D/3D映像変換装置におけるフィールドメモリ活用方
法は、2次元映像信号から、主映像信号と、フィールド
メモリを利用して主映像信号に対して遅延された副映像
信号とを生成することにより、2次元映像を3次元映像
に変換する2D/3D映像変換装置におけるフィールド
メモリ活用方法であって、2D/3D映像変換装置の映
像表示モードとして、入力された2次元映像信号をその
まま出力する2次元映像表示モードと、入力された2次
元映像信号を3次元映像に変換して出力する3次元映像
表示モードとがあり、2次元映像表示モードが設定され
ているときに、映像退避指令に基づいて、入力されてい
る2次元映像信号を前記フィールドメモリに退避させ、
退避させた2次元映像信号を、退避映像出力指令に基づ
いて静止画像として出力させることを特徴とする。
【0010】退避モードとして映像退避指令に基づいて
1フィールド分の2次元映像信号を前記フィールドメモ
リに退避させる低解像度モードと、映像退避指令に基づ
いて奇数と偶数の2フィールド分の2次元映像信号を前
記フィールドメモリに退避させる高解像度モードとを設
けてもよい。この場合には、低解像度モードによって2
次元映像信号が前記フィールドメモリに退避された場合
には、退避映像出力指令に基づく退避映像出力時には、
退避されている2次元映像信号をフィールド内補間する
ことによって、退避されている2次元映像信号のフィー
ルドの種類と異なるフィールドの2次元映像信号を生成
し、退避されている2次元映像信号と生成された2次元
映像信号とを交互に出力させるようにすることが好まし
い。
【0011】この発明による第2の2D/3D映像変換
装置におけるフィールドメモリ活用方法は、2次元映像
信号から、主映像信号と、フィールドメモリを利用して
主映像信号に対して遅延された副映像信号とを生成する
ことにより、2次元映像を3次元映像に変換する2D/
3D映像変換装置におけるフィールドメモリ活用方法で
あって、2D/3D映像変換装置の映像表示モードとし
て、入力された2次元映像信号をそのまま出力する2次
元映像表示モードと、入力された2次元映像信号を3次
元映像に変換して出力する3次元映像表示モードとがあ
り、3次元映像表示モードが設定されているときに、映
像保存指令に基づいて、最新の2次元映像信号が格納さ
れている前記フィールドメモリを書込み禁止状態にし、
書込み禁止状態にされた該フィールドメモリに保持され
ている2次元映像信号を、保存映像出力指令に基づいて
静止画像として出力させることを特徴とする。
【0012】前記フィールドメモリを書込み禁止状態に
させて2次元映像信号を保存させるモードとして映像保
存指令に基づいて1つの前記フィールドメモリを書込み
禁止状態にさせる低解像度モードと、映像保存指令に基
づいて奇数と偶数のフィールドの2次元映像信号が格納
されている2つの前記フィールドメモリを書込み禁止状
態にさせる高解像度モードとを設けてもよい。この場合
には、低解像度モードによって1つの前記フィールドメ
モリが書込み禁止状態にされた場合には、保存映像出力
指令に基づく保存映像出力時には、書込み禁止状態にさ
れた該フィールドメモリに保存されている2次元映像信
号をフィールド内補間することによって、保存されてい
る2次元映像信号のフィールドの種類と異なるフィール
ドの2次元映像信号を生成し、保存されている2次元映
像信号と生成された2次元映像信号とを交互に出力させ
ることが好ましい。を特徴とする請求項3に記載の2D
/3D映像変換装置におけるフィールドメモリ活用方
法。
【0013】
【作用】この発明による第1の2D/3D映像変換装置
におけるフィールドメモリ活用方法では、2次元映像表
示モードが設定されているときに、映像退避指令に基づ
いて、入力されている2次元映像信号をフィールドメモ
リが退避させられる。退避された2次元映像信号は、退
避映像出力指令に基づいて静止画像として出力される。
【0014】この発明による第2の2D/3D映像変換
装置におけるフィールドメモリ活用方法では、3次元映
像表示モードが設定されているときに、映像保存指令に
基づいて、最新の2次元映像信号が格納されているフィ
ールドメモリが書込み禁止状態にされる。書込み禁止状
態にされたフィールドメモリに保持されている2次元映
像信号は、保存映像出力指令に基づいて静止画像として
出力される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0016】図1は、2次元映像を3次元映像に変換す
るための2D/3D映像変換装置の構成を示している。
【0017】この2D/3D映像変換装置は、フィール
ド遅延方式によって左目用映像と右目用映像とを生成す
ることにより視差を発生させ、生成された左目用映像と
右目用映像の両方または一方に位相ずらしを施すことに
より、被写体と基準スクリーン面との位置関係を変化さ
せる。
【0018】入力端子1には、2次元映像信号aが入力
される。この2次元映像信号aは、動きベクトル検出回
路16、複数のフィールドメモリ11および映像切換回
路13にそれぞれ送られる。
【0019】動きベクトル検出回路16は、よく知られ
ているように、代表点マッチング法に基づいて、動きベ
クトルを検出するためのデータを生成するものである。
動きベクトル検出回路16によって生成されたデータ
は、CPU20に送られる。
【0020】代表点マッチング法について、簡単に説明
する。各フィールドの映像エリア内に複数の動きベクト
ル検出領域が設定されており、各動きベクトル検出領域
が複数の小領域に分割されている。そして、各小領域そ
れぞれに、複数のサンプリング点と1つの代表点とが設
定されている。
【0021】現フィールドにおける各小領域内のサンプ
リング点の映像信号レベルと、前フィールドにおける対
応する小領域の代表点の映像信号レベルとの差(各サン
プリング点における相関値)が、各動きベクトル検出領
域ごとに求められる。そして、各動きベクトル検出領域
内の各小領域間において、代表点に対する偏位が同じサ
ンプリング点どうしの相関値が累積加算される。そし
て、各動きベクトル検出領域内において、相関累積値が
最小となる点の偏位、すなわち相関性が最も高い点の偏
位が、当該動きベクトル検出領域の動きベクトル(被写
体の動き)として抽出される。
【0022】フィールドメモリ11は、2次元映像信号
aをフイールド単位で遅延させて出力させるために設け
られており、複数個設けられている。各フィールドメモ
リ11の書込みおよび読出しは、メモリ制御回路24に
よって制御される。
【0023】フィールドメモリ11の出力b(遅延され
た2次元映像信号)は、映像切換回路13および補間回
路12にそれぞれ送られる。補間回路12は、入力信号
bに対して、垂直方向の補間信号を生成するものであ
る。補間回路12の出力c(遅延された2次元映像信号
の垂直方向補間信号)は、映像切換回路13に送られ
る。
【0024】したがって、映像切換回路13には、入力
された2次元映像信号a、遅延された2次元映像信号b
および遅延された2次元映像信号bの垂直方向補間信号
cが入力される。映像切換回路13は、左画像用位相制
御回路14と右画像用位相制御回路15とに対し、信号
bおよび信号cのうちの一方の信号(副映像信号)と、
信号a(主映像信号)とを、被写体の動き方向に応じて
切り換えて出力する。ただし、遅延量が0の場合には、
左画像用位相制御回路14と右画像用位相制御回路15
との両方に、信号aが送られる。
【0025】信号bおよび信号cのうちから1方の選択
は、2次元映像信号aが奇数フィールドか偶数フィール
ドかに基づいて行なわれる。すなわち、信号bおよび信
号cのうち、2次元映像信号aのフィールド種類(奇数
フィールドか偶数フィールド)に対応するものが選択さ
れる。映像切換回路13による映像の切り換えは、CP
U20によって制御される。
【0026】各位相制御回路14、15は、入力される
映像信号の位相をずらすことにより、入力される映像の
表示位置を水平方向に移動させるために設けられてい
る。位相のずらし量およびずらし方向は、メモリ制御回
路24によって制御される。左画像用位相制御回路14
の出力は、左画像出力端子2に送られる。また、右画像
用位相制御回路15の出力は、右画像出力端子3に送ら
れる。
【0027】CPU20は、メモリ制御回路24および
映像切換回路13を制御する。CPU20は、そのプロ
グラム等を記憶するROM21および必要なデータを記
憶するRAM22を備えている。CPU20には、動き
ベクトル検出回路16から動きベクトル検出に必要なデ
ータが送られてくる。また、CPU20には、各種入力
手段および表示器を備えた操作・表示部23が接続され
ている。
【0028】CPU20は、動きベクトルに基づいて、
フィールドメモリ11による遅延フィールド数(遅延
量)を算出する。つまり、原則的には、動きベクトルが
大きい場合には、遅延量が小さくなるように、動きベク
トルが小さい場合には、遅延量が大きくなるように、遅
延量を決定する。遅延量を変化させる場合、遅延された
映像が滑らかに変化するように、遅延量は1フィールド
数ずつ変化させられる。
【0029】また、CPU20は、動きベクトルの方向
に基づいて、映像切換回路13を制御する。つまり、動
きベクトルの方向が左から右の場合には、入力された2
次元映像信号aを左目用位相制御回路14に、遅延され
た2次元映像信号bまたはcを右目用位相制御回路15
に送る。動きベクトルの方向が右から左の場合には、入
力された2次元映像信号aを右目用位相制御回路14
に、遅延された2次元映像信号bまたはcを左目用位相
制御回路15に送る。
【0030】この2D/3D映像変換装置では、フィー
ルド遅延方式によって左目用画像と右目用画像とを生成
することにより視差を発生させ、生成された左目用画像
と右目用画像の両方または一方に位相ずらしを施すこと
により、被写体と基準スクリーン面との位置関係を変化
させている。
【0031】この2D/3D映像変換装置には、表示モ
ードとして、2次元映像表示モードと、3次元映像表示
モードとがある。2次元映像表示モードにおいては、入
力された2次元映像信号は3次元映像信号に変換されず
にそのまま出力端子2から出力される。3次元映像表示
モードにおいては、入力された2次元映像信号は3次元
映像信号に変換されて、出力端子2、3に出力される。
【0032】(1)2次元映像表示モード時における映
像退避処理の説明 2次元映像表示モード時において、料理のレシピ等のよ
うに、操作者が静止画像で見たい映像が表示されたとき
には、操作・表示部23に設けられている映像退避スイ
ッチを操作者が操作することにより、その映像がフィー
ルドメモリ11に格納される。そして、フィールドメモ
リ11に退避された映像を表示したいときには、操作・
表示部23に設けられている退避映像出力スイッチを操
作者が操作することにより、フィールドメモリ11に格
納されている映像が静止映像として表示される。
【0033】なお、操作・表示部23には、フィールド
メモリ11に退避されている特定の映像をクリアするた
めの退避映像クリアスイッチおよびフィールドメモリ1
1に退避されている全ての映像をクリアするための退避
映像オールクリヤスイッチも設けられている。
【0034】説明の便宜上、フィールドメモリ11は、
図2に示すようにA〜Fの6個設けられているものとす
る。映像をフィールドメモリ11に退避するためのモー
ドとして、低解像度モードと高解像度モードとがあり、
これらのモードの設定および切り換えは、操作・表示部
23に設けられている退避モード設定スイッチによって
行われる。
【0035】さらに、全てのフィールドメモリA〜Fに
映像信号が退避されている場合において、新たな映像信
号をフィールドメモリに書き込める上書き許可モード
と、新たな映像信号をフィールドメモリに書き込めない
上書き禁止モードとがあり、これらのモードの設定およ
び切り換えは、操作・表示部23に設けられている上書
きモード設定スイッチによって行われる。
【0036】図3は、低解像度モードが設定されている
場合の、フィールドメモリA〜Fに映像が退避される様
子およびフィールドメモリA〜Fに退避された映像がク
リアされる様子を示している。図3において、時間は上
から下方向に経過していく。また、各数字は、フィール
ド番号を示している。最も左側は、入力端子1に入力さ
れる2次元映像のフィールド番号を示している。また、
括弧付の番号は、退避映像のフィールド番号を表してい
る。
【0037】あるフィールドの2次元映像信号が入力さ
れているときにおいて、映像退避スイッチがオンされる
と、2フィールド先のフィールドの2次元映像信号がフ
ィールドメモリに書き込まれる。2次元映像信号が書き
込まれたフィールドメモリは、書込み禁止状態にされ
る。書込みフィールドメモリは、原則的には、A、B、
C…Fの順番に選択される。
【0038】退避映像クリアスイッチがオンされたとき
には、退避映像クリアスイッチによって指定されたフィ
ールドメモリの内容がクリアされるとともに書込み禁止
状態が解除される。退避映像オールクリアスイッチがオ
ンされたときには、全てのフィールドメモリの内容がク
リアされるとともに書込み禁止状態が解除される。
【0039】低解像度モード時には、1つのフィールド
の映像信号のみがフィールドメモリに書き込まれるの
で、その映像を出力する際には、書き込まれている映像
信号に対して補間回路12を用いてフィールド内補間を
行うことにより、そのフィールドの種類と異なる種類の
フィールドの映像信号が生成される。そして、奇数フィ
ールドの映像と、偶数フィールドの映像とが交互に出力
される。
【0040】図4は、高解像度モードが設定されている
場合の、フィールドメモリA〜Fに映像が退避される様
子およびフィールドメモリA〜Fに退避された映像がク
リアされる様子を示している。
【0041】あるフィールドの2次元映像信号が入力さ
れているときにおいて、映像退避スイッチがオンされる
と、2フィールド先のフィールドの2次元映像信号がフ
ィールドメモリに書き込まれるとともに、3フィールド
先の2次元映像信号がフィールドメモリに書き込まれ
る。2次元映像信号が書き込まれたフィールドメモリ
は、書込み禁止状態にされる。書込みフィールドメモリ
は、原則的には、A、B、C…Fの順番に選択される。
【0042】高解像度モード時には、奇数と偶数の2つ
のフィールドの映像信号がフィールドメモリに書き込ま
れるので、その映像を出力する際には、書き込まれてい
る奇数フィールドの映像と偶数フィールドの映像とが交
互に出力される。
【0043】図5および図6は、2次元映像モードが設
定されている場合の映像退避処理手順を示している。
【0044】この映像退避処理は、入力端子1に入力さ
れる2次元映像信号のフィールドが切り替わるごとに行
われる。初期設定においては、退避フラグFがリセット
(F=0)されるとともに経過カウンタの値は0(K=
0)にされる。
【0045】まず、映像退避スイッチがオンされたか否
かが判別される(ステップ1)。映像退避スイッチがオ
ンされていないときには、退避フラグFがセットされて
いるか否かが判別される(ステップ2)。退避フラグF
がセットされていなければ(F=0)、今回の映像退避
処理は終了する。通常は、ステップ1および2からなる
ルーチンが繰り返されている。
【0046】(a)低解像度モードが設定されている場
合の映像退避処理の説明
【0047】あるフィールド(フィールド番号n)にお
いて、映像退避スイッチがオンされると、ステップ1に
おいてYESとなり、退避フラグFがセット(F=1)
されるとともに経過カウンタの値が0(K=0)にされ
る(ステップ3)。そして、今回の映像退避処理は終了
する。
【0048】次のフィールド(フィールド番号n+1)
における映像退避処理においては、ステップ1でNOと
なり、退避フラグFがセットされているか否かが判別さ
れる(ステップ2)。この場合には、退避フラグFがセ
ットされているので、高解像度モードが設定されている
か低解像度モードが設定されているかが判別される(ス
テップ4)。
【0049】低解像度モードが設定されているときに
は、経過カウンタのカウント値Kが0であるか否かが判
別される(ステップ5)。この場合には、カウント値K
は0であるので、上書許可モードか上書き禁止モードか
が判別される(ステップ6)。上書き禁止モードである
場合には、フィールドメモリA〜Fのうち空きメモリが
あるか否か、すなわち、映像が退避されていないフィー
ルドメモリが存在するか否かが判別される(ステップ
7)。
【0050】空きメモリがある場合には、その中から書
込みを行うべきフィールドメモリが選択されて書込み許
可状態にされるとともに、選択されたフィールドメモリ
に書き込まれるフィールドが奇数フィールドであるか偶
数フィールドであるかの情報が生成されて保持される
(ステップ8)。実際には、次の垂直同期信号が入力さ
れるタイミングで、上記フィールドメモリが書込み許可
状態にされる。
【0051】上記ステップ6において上書き許可モード
である場合には、ステップ8に移行し、予め定められた
順番によって書込みを行うべきフィールドメモリが選択
されて書込み許可状態にされるとともに、選択されたフ
ィールドメモリに書き込まれるフィールドが奇数フィー
ルドであるか偶数フィールドであるかの情報が生成され
て保持される。
【0052】ステップ6で選択されたメモリには、次の
フィールド(フィールド番号n+2)において、次フィ
ールドのデータが書き込まれるため、上記ステップ8の
時点で、選択されたフィールドメモリに書き込まれるフ
ィールドの種類を把握することができる。
【0053】次に経過カウンタのカウント値Kが+1さ
れ、すなわち、カウント値Kが1にされ(ステップ
9)、今回の映像退避処理は終了する。
【0054】次のフィールド(フィールド番号n+2)
においては、入力されているフィールドの2次元映像信
号が、上記ステップ8で書込み許可状態にされたフィー
ルドメモリに格納される。
【0055】このフィールド(フィールド番号n+2)
における映像退避処理においては、ステップ1でNOと
なり、退避フラグFがセットされているか否かが判別さ
れる(ステップ2)。この場合には、退避フラグFがセ
ットされているので、高解像度モードが設定されている
か低解像度モードが設定されているかが判別される(ス
テップ4)。
【0056】低解像度モードが設定されているときに
は、経過カウンタのカウント値Kが0であるか否かが判
別される(ステップ4)。この場合には、カウント値K
は1であるので、前回におけるステップ8で選択された
フィールドメモリ(映像が退避されたフィールドメモ
リ)が書込み禁止状態にされる(ステップ10)。実際
には、次の垂直同期信号が入力されるタイミングで、上
記フィールドメモリが書込み禁止状態にされる。
【0057】次に退避フラグFがリセットされる(F=
0)にされるとともに経過カウンタのカウント値Kが0
にされる(ステップ11)。そして、現フィールド(フ
ィールド番号n+2)の2次元映像信号がフィールドメ
モリに退避された旨が、操作・表示部23に表示されて
(ステップ12)、今回の映像退避処理は終了する。
【0058】なお、上記ステップ7において、空きメモ
リがないときには、映像信号をフィールドメモリに退避
できない旨が、操作・表示部23に表示される(ステッ
プ13)。そして、退避フラグFがリセットされる(F
=0)にされるとともに経過カウンタのカウント値Kが
0にされた後(ステップ14)、今回の映像退避処理は
終了する。
【0059】(b)高解像度モードが設定されている場
合の映像退避処理の説明
【0060】あるフィールド(フィールド番号n)にお
いて、映像退避スイッチがオンされると、ステップ1に
おいてYESとなり、退避フラグFがセット(F=1)
されるとともに経過カウンタの値が0(K=0)にされ
る(ステップ3)。そして、今回の映像退避処理は終了
する。
【0061】次のフィールド(フィールド番号n+1)
における映像退避処理においては、ステップ1でNOと
なり、退避フラグFがセットされているか否かが判別さ
れる(ステップ2)。この場合には、退避フラグFがセ
ットされているので、高解像度モードが設定されている
か低解像度モードが設定されているかが判別される(ス
テップ4)。
【0062】高解像度モードが設定されているときに
は、ステップ15に移り、上書き許可モードが設定され
ているか上書き禁止モードが設定されているかが判別さ
れる。上書き禁止モードが設定されている場合には、経
過カウンタのカウント値Kが0であるか否かが判別され
る(ステップ16)。この場合には、カウント値Kは0
であるので、ステップ17に移り、空きメモリが2個以
上あるか否かが判別される(ステップ17)。
【0063】空きメモリが2個以上ある場合には、その
中から書込みを行うべき2つのフィールドメモリが選択
され、その一方の第1フィールドメモリが書込み許可状
態にされるとともに、当該第1フィールドメモリに書き
込まれるフィールドが奇数フィールドであるか偶数フィ
ールドであるかの情報が生成されて保持される(ステッ
プ18)。
【0064】次に経過カウンタのカウント値Kが+1さ
れ、すなわち、カウント値Kが1にされ(ステップ1
9)、今回の映像退避処理は終了する。
【0065】上記フィールド番号n+1のフィールドに
おける映像退避処理のステップ15において、上書き許
可モードが設定されている場合には、経過カウンタのカ
ウント値Kが判別される(ステップ22)。この場合に
は、カウント値Kは0であるので、ステップ18に移
り、予め定められた順番によって書込みを行うべき2つ
のフィールドメモリが選択され、その一方の第1フィー
ルドメモリが書込み許可状態にされるとともに、当該第
1フィールドメモリに書き込まれるフィールドが奇数フ
ィールドであるか偶数フィールドであるかの情報が生成
されて保持される。
【0066】次に経過カウンタのカウント値Kが+1さ
れ、すなわち、カウント値Kが1にされ(ステップ1
9)、今回の映像退避処理は終了する。
【0067】次のフィールド(フィールド番号n+2)
においては、入力されているフィールドの2次元映像信
号が、上記ステップ18で書込み許可状態にされた第1
フィールドメモリに格納される。
【0068】このフィールド(フィールド番号n+2)
における映像退避処理においては、ステップ1でNOと
なり、退避フラグFがセットされているか否かが判別さ
れる(ステップ2)。この場合には、退避フラグFがセ
ットされているので、高解像度モードが設定されている
か低解像度モードが設定されているかが判別される(ス
テップ4)。
【0069】高解像度モードが設定されているときに
は、上書き許可モードが設定されているか上書き禁止モ
ードが設定されているかが判別される(ステップ1
5)。上書き禁止モードが設定されている場合には、経
過カウンタのカウント値Kが0であるか否かが判別され
る(ステップ16)。この場合には、カウント値Kは1
であるので、ステップ22に移り、経過カウンタのカウ
ント値Kが判別される(ステップ22)。
【0070】この場合には、カウント値Kは1であるの
で、前回においてステップ18で書込み許可状態にされ
た第1フィールドメモリが書込み禁止状態にされる(ス
テップ23)。また、前回のステップ18で選択された
2つのフィールドメモリのうちの他方の第2フィールド
メモリが書込み許可状態にされるとともに、当該第2フ
ィールドメモリに書き込まれるフィールドが奇数フィー
ルドであるか偶数フィールドであるかの情報が生成され
て保持される。
【0071】次に経過カウンタのカウント値Kが+1さ
れ、すなわち、カウント値Kが2にされ(ステップ1
9)、今回の映像退避処理は終了する。
【0072】上記フィールド番号n+1のフィールドに
おける映像退避処理のステップ15において、上書き許
可モードが設定されている場合には、上述したステップ
22、23、19の処理が行われた後、今回の映像退避
処理は終了する。
【0073】次のフィールド(フィールド番号n+3)
においては、入力されているフィールドの2次元映像信
号が、上記ステップ23で書込み許可状態にされた第2
フィールドメモリに格納される。
【0074】このフィールド(フィールド番号n+3)
における映像退避処理においては、ステップ1でNOと
なり、退避フラグFがセットされているか否かが判別さ
れる(ステップ2)。この場合には、退避フラグFがセ
ットされているので、高解像度モードが設定されている
か低解像度モードが設定されているかが判別される(ス
テップ4)。
【0075】高解像度モードが設定されているときに
は、上書き許可モードが設定されているか上書き禁止モ
ードが設定されているかが判別される(ステップ1
5)。上書き禁止モードが設定されている場合には、経
過カウンタのカウント値Kが0であるか否かが判別され
る(ステップ16)。この場合には、カウント値Kは2
であるので、ステップ22に移り、経過カウンタのカウ
ント値Kが判別される(ステップ22)。
【0076】この場合には、カウント値Kは2であるの
で、前回においてステップ23で指定された第2フィー
ルドメモリが書込み禁止状態にされる(ステップ2
4)。
【0077】次に退避フラグFがリセットされる(F=
0)にされるとともに経過カウンタのカウント値Kが0
にされる(ステップ25)。そして、現フィールド(フ
ィールド番号n+2)の2次元映像信号がフィールドメ
モリに退避された旨が、操作・表示部23に表示されて
(ステップ26)、今回の映像退避処理は終了する。
【0078】上記フィールド番号n+2のフィールドに
おける映像退避処理のステップ15において、上書き許
可モードが設定されている場合には、上述したステップ
22、24、25、26の処理が行われた後、今回の映
像退避処理は終了する。
【0079】なお、上記ステップ17において、空きメ
モリが2個以上存在しないと判別されたときには、映像
信号をフィールドメモリに退避できない旨が、操作・表
示部23に表示される(ステップ20)。そして、退避
フラグFがリセットされる(F=0)にされるとともに
経過カウンタのカウント値Kが0にされた後(ステップ
21)、今回の映像退避処理は終了する。
【0080】(2)3次元映像表示モード時における映
像退避処理の説明
【0081】3次元映像表示モードが設定されている場
合には、2D/3D映像変換回路によって2次元映像信
号が3次元映像信号に変換されている。したがって、遅
延された2次元映像信号を生成するために、原則的に
は、フィールドメモリA〜Fには、各フィールドの入力
映像信号が順次格納される。
【0082】3次元映像表示モード時において、操作者
がたとえば静止画像で見たい映像が表示されたときに
は、操作・表示部23に設けられている映像退避スイッ
チを操作者が操作することにより、その時点に最も近い
映像が格納されているフィールドメモリが書込み禁止状
態にされる。そして、書込み禁止状態にされたフィール
ドメモリに格納されている映像を表示したいときには、
操作・表示部23に設けられている退避映像出力スイッ
チを操作者が操作することにより、当該フィールドメモ
リに格納されている映像が静止映像として表示される。
【0083】なお、低解像度モード時には、映像退避ス
イッチがオンされた時点に最も近いフィールドの映像が
格納されている1つのフィールドメモリが書込み禁止状
態にされる。高解像度モード時には、映像退避スイッチ
がオンされた時点に最も近いフィールドとその次に近い
フィールの映像が格納されている2つのフィールドメモ
リが書込み禁止状態にされる。
【0084】また、3次元映像表示モード時において
は、1つの映像のみしか退避映像として保持することが
できない。したがって、既に1つの映像が退避映像とし
て保持されているときにおいて、新たな映像を退避映像
として保持させる場合には、以前の退避映像が保持され
ているフィールドメモリの書込み禁止状態が解除され
る。
【0085】図7は、低解像度モードが設定されている
場合に、フィールドメモリA〜Fが書込み禁止状態にさ
れてその内容が退避映像として保持される様子およびフ
ィールドメモリA〜Fに退避された映像がクリアされる
様子を示している。図7において、時間は上から下方向
に経過していく。また、各数字は、フィールド番号を示
している。また、括弧付の番号は、退避映像のフィール
ド番号を示している。
【0086】あるフィールドの2次元映像信号が入力さ
れているときにおいて、映像退避スイッチがオンされる
と、最新のフィールドの2次元映像信号が格納されてい
る1つのフィールドメモリが書込み禁止状態にされる。
【0087】退避映像クリアスイッチがオンされたとき
には、既に書込み状態となっている1つのフィールドメ
モリの書込み禁止状態が解除される。
【0088】低解像度モード時には、1つのフィールド
の映像信号のみが退避映像としてフィールドメモリに保
存されるので、その映像を出力する際には、保存されて
いる映像信号に対して補間回路12を用いてフィールド
内補間を行うことにより、そのフィールドの種類と異な
る種類のフィールドの映像信号が生成される。そして、
奇数フィールドの映像と、偶数フィールドの映像とが交
互に出力される。
【0089】図8は、高解像度モードが設定されている
場合の、フィールドメモリA〜Fが書込み禁止状態にさ
れてその内容が退避映像として保持される様子およびフ
ィールドメモリA〜Fに退避された映像がクリアされる
様子を示している。
【0090】あるフィールドの2次元映像信号が入力さ
れているときにおいて、映像退避スイッチがオンされる
と、最新のフィールドとその次に新しい2次元映像信号
が格納されている2つのフィールドメモリが書込み禁止
状態にされる。
【0091】退避映像クリアスイッチがオンされたとき
には、既に書込み状態となっている2つのフィールドメ
モリの書込み禁止状態が解除される。
【0092】高解像度モード時には、奇数と偶数の2つ
のフィールドの映像信号が退避映像として2つのフィー
ルドメモリに書き込まれるので、その映像を出力する際
には、2つのフィールドメモリに保存されている奇数フ
ィールドの映像と偶数フィールドの映像とが交互に出力
される。
【0093】図9は、3次元映像モードが設定されてい
る場合の映像退避処理手順を示している。
【0094】この映像退避処理は、入力端子1に入力さ
れる2次元映像信号のフィールドが切り替わるごとに行
われる。
【0095】まず、映像退避スイッチがオンされたか否
かが判別される(ステップ31)。映像退避スイッチが
オンされていないときには、今回の映像退避処理は終了
する。
【0096】映像退避スイッチがオンされたときには、
既にフィールドメモリA〜Fの中に書込み禁止状態とさ
れているものが存在するか否かが判別される(ステップ
32)。
【0097】既にフィールドメモリA〜Fの中に書込み
禁止状態とされているものが存在しなければ、最新の映
像が格納されているフィールドメモリが書込み禁止状態
にされる(ステップ33)。この際、低解像度モードが
設定されていれば、最新のフィールドデータが格納され
ている1つのフィールドメモリが書込み禁止状態にさ
れ、高解像度モードが設定されていれば、最新のフィー
ルドデータとその次に新しいフィールドデータとが格納
されている2つのフィールドメモリが書込み禁止状態に
される。
【0098】このように、1つまたは2つのフィールド
メモリが書込み禁止状態にされると、最大遅延量をそれ
にともなって変更する必要があるので、動きベクトルと
遅延量との関係が変更される(ステップ34)。
【0099】次に、操作・表示部23に映像を保存した
旨が表示された後(ステップ35)、今回の映像退避処
理は終了する。
【0100】上記ステップ32において、既にフィール
ドメモリA〜Fの中に書込み禁止状態とされているもの
が存在している場合には、上書き許可モードか上書き禁
止モードかが判別される(ステップ36)。
【0101】上書き許可モードである場合には、既に書
込み禁止状態とされているフィールドメモリの書込み禁
止状態が解除される(ステップ37)。そして、上記ス
テップ33と同様に、最新の映像が格納されているフィ
ールドメモリが書込み禁止状態にされる(ステップ3
8)。
【0102】また、上記ステップ37で書込み禁止状態
が解除されたフィールドメモリにそれまで保存されてい
たフィールドが遅延映像として出力されないようにする
ために、次フィールドに対する遅延フィールド数が0に
される(ステップ39)。
【0103】そして、操作・表示部23に映像を保存し
た旨が表示された後(ステップ35)、今回の映像退避
処理は終了する。
【0104】上記ステップ36において、上書き禁止モ
ードが設定されている場合には、操作・表示部23に映
像を保存できなかった旨が表示された後(ステップ4
0)、今回の映像退避処理は終了する。
【0105】
【発明の効果】この発明によれば、2D/3D映像変換
装置において、2次元映像表示モードが設定されている
場合に使用されていないフィールドメモリを有効利用す
ることができる。
【0106】また、この発明によれば、2D/3D映像
変換装置において、3次元映像表示モードが設定されて
いる場合にも、フィールドメモリを有効利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2D/3D映像変換装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】フィールドメモリの具体例を示す電気回路図で
ある。
【図3】2次元映像表示モードにおいて、低解像度モー
ドが設定されている場合に、2次元映像が退避される様
子を示すタイムチャートである。
【図4】2次元映像表示モードにおいて、高解像度モー
ドが設定されている場合に、2次元映像が退避される様
子を示すタイムチャートである。
【図5】2次元映像表示モード時における映像退避処理
手順を示すフローチャートである。
【図6】2次元映像表示モード時における映像退避処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】3次元映像表示モードにおいて、低解像度モー
ドが設定されている場合に、フィールドメモリに格納さ
れている2次元映像が退避映像として保存される様子を
タイムチャートである。
【図8】3次元映像表示モードにおいて、高解像度モー
ドが設定されている場合に、フィールドメモリに格納さ
れている2次元映像が退避映像として保存される様子を
示すタイムチャートである。
【図9】3次元映像表示モード時における映像退避処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 フィールドメモリ 12 補間回路 13 映像切換回路 14、15 位相制御回路 20 CPU 21 ROM 22 RAM 23 操作・表示部 24 メモリ制御回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元映像信号から、主映像信号と、フィ
    ールドメモリを利用して主映像信号に対して遅延された
    副映像信号とを生成することにより、2次元映像を3次
    元映像に変換する2D/3D映像変換装置におけるフィ
    ールドメモリ活用方法であって、 2D/3D映像変換装置の映像表示モードとして、入力
    された2次元映像信号をそのまま出力する2次元映像表
    示モードと、入力された2次元映像信号を3次元映像に
    して出力する3次元映像表示モードとがあり、 2次元映像表示モードが設定されているときに、映像退
    避指令に基づいて、入力されている2次元映像信号を
    フィールドメモリに退避させ、退避させた2次元映像
    信号を、退避映像出力指令に基づいて静止画像として出
    力させることを特徴とする2D/3D映像変換装置にお
    けるフィールドメモリ活用方法。
  2. 【請求項2】退避モードとして映像退避指令に基づいて
    1フィールド分の2次元映像信号を前記フィールドメモ
    リに退避させる低解像度モードと、映像退避指令に基づ
    いて奇数と偶数の2フィールド分の2次元映像信号を
    フィールドメモリに退避させる高解像度モードとがあ
    り、低解像度モードによって2次元映像信号が前記フィ
    ールドメモリに退避された場合には、退避映像出力指令
    に基づく退避映像出力時には、退避されている2次元映
    像信号をフィールド内補間することによって、退避され
    ている2次元映像信号のフィールドの種類と異なるフィ
    ールドの2次元映像信号を生成し、退避されている2次
    元映像信号と生成された2次元映像信号とを交互に出力
    させることを特徴とする請求項1に記載の2D/3D映
    像変換装置におけるフィールドメモリ活用方法。
  3. 【請求項3】2次元映像信号から、主映像信号と、フィ
    ールドメモリを利用して主映像信号に対して遅延された
    副映像信号とを生成することにより、2次元映像を3次
    元映像に変換する2D/3D映像変換装置におけるフィ
    ールドメモリ活用方法であって、 2D/3D映像変換装置の映像表示モードとして、入力
    された2次元映像信号をそのまま出力する2次元映像表
    示モードと、入力された2次元映像信号を3次元映像に
    して出力する3次元映像表示モードとがあり、 3次元映像表示モードが設定されているときに、映像保
    存指令に基づいて、最新の2次元映像信号が格納されて
    いる前記フィールドメモリを書込み禁止状態にし、書込
    み禁止状態にされたフィールドメモリに保持されてい
    る2次元映像信号を、保存映像出力指令に基づいて静止
    画像として出力させることを特徴とする2D/3D映像
    変換装置におけるフィールドメモリ活用方法。
  4. 【請求項4】前記フィールドメモリを書込み禁止状態に
    させて2次元映像信号を保存させるモードとして映像保
    存指令に基づいて1つの前記フィールドメモリを書込み
    禁止状態にさせる低解像度モードと、映像保存指令に基
    づいて奇数と偶数のフィールドの2次元映像信号が格納
    されている2つの前記フィールドメモリを書込み禁止状
    態にさせる高解像度モードとがあり、低解像度モードに
    よって1つの前記フィールドメモリが書込み禁止状態に
    された場合には、保存映像出力指令に基づく保存映像出
    力時には、書込み禁止状態にされたフィールドメモリ
    に保存されている2次元映像信号をフィールド内補間す
    ることによって、保存されている2次元映像信号のフィ
    ールドの種類と異なるフィールドの2次元映像信号を生
    成し、保存されている2次元映像信号と生成された2次
    元映像信号とを交互に出力させることを特徴とする請求
    項3に記載の2D/3D映像変換装置におけるフィール
    ドメモリ活用方法。
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