JPH09114019A - 写真プリンタの階調調整方法及びプリンタプロセッサ - Google Patents

写真プリンタの階調調整方法及びプリンタプロセッサ

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Publication number
JPH09114019A
JPH09114019A JP27599295A JP27599295A JPH09114019A JP H09114019 A JPH09114019 A JP H09114019A JP 27599295 A JP27599295 A JP 27599295A JP 27599295 A JP27599295 A JP 27599295A JP H09114019 A JPH09114019 A JP H09114019A
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image
photographic
exposed
density
exposure
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Application number
JP27599295A
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English (en)
Inventor
Shuji Tawara
田原  修二
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影露光した画像と画像信号に応じて露光し
た画像の階調を一致させる。 【解決手段】 主プリント部では、ステップウエッジネ
ガの画像の透過光によって印画紙を露光する(ステップ
150、152)。副プリント部では、スキャナによて
読み込んだ画像信号に応じた画像を液晶パネルに表示し
て印画紙を露光する(スキャナ154〜158)。露光
した印画紙を現像処理すると(ステップ160で判
定)、各画像の濃度を測定し(ステップ162、16
4)、この測定結果から副プリント部で液晶パネルの各
画素の駆動電圧を設定するLUTを作成する(ステップ
166、168)。このLUTを用いて、主プリント部
で露光した画像の階調と副プリント部で露光した画像の
階調とを一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルム等に
記録された画像を写真感光材料へ焼付けて写真プリント
を作成する写真プリンタに係り、写真フィルムの透過画
像及びデジタル信号に変換された画像のそれぞれを写真
感光材料へ露光する写真プリンタの階調調整方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】写真プリンタでは、画像撮影された写真
フィルム(以下、一例として「ネガフィルム」と言う)
に記録された画像を透過した光によって印画紙等の写真
感光材料を露光する。画像露光された印画紙は、現像処
理が施されてことにより写真プリントとなる。
【0003】近年、透過光による露光部に加えて、ネガ
フィルムにどのような画像が記録されているかを簡単に
検索できるようにするインデックスプリント等を作成す
る露光部を備えた写真プリンタ又はこの写真プリンタが
設けられているプリンタプロセッサが種々提案されてい
る。
【0004】このような写真プリンタでは、ネガフィル
ムの各コマの画像をスキャナ等で読み取って所定の画像
処理を行った後、画像メモリに記憶し、所定のタイミン
グで数コマ分ずつの画像データを画像メモリから読み出
して液晶パネルに表示し、表示された画像データに光源
からの光を照射し、その透過光によって画像データに応
じて印画紙を露光し、印画紙にインデックス画像を焼付
ける。このインデックス画像が焼付けられた印画紙を現
像処理することにより、インデックスプリントとして仕
上げられる。
【0005】このような画像信号に応じて印画紙を露光
する写真プリンタでは、液晶パネルに画像を表示させる
ときに、画像毎に段階的に光の透過率を変化させるよう
にしており、所謂デジタル信号に変換している画像信号
を用い、該液晶パネルの駆動電圧−光透過率特性に基づ
いて算出された所定の駆動電圧を各画素(液晶ディスプ
レイ素子)に印加することにより、表示すべき画像に応
じた階調(画像濃度)を実現していた。
【0006】ところで、このような写真プリンタでは、
ネガフィルムの透過光によって画像露光する露光部(投
影露光部)と画像信号に応じて表示した画像に応じて露
光する露光部(デジタル露光部)のそれぞれが、適切な
階調の画像を印画紙へ焼付けるように調整するようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、投影露
光部とデジタル露光部のそれぞれで適切な階調となるよ
うに印画紙を露光しても、投影露光部で画像露光された
プリント画像とデジタル露光部で画像露光されたプリン
ト画像の間で階調に差が生じることがあり、例えば写真
プリントとインデックスプリントを並べたときに違和感
が生じて商品性を低下させてしまうことがある。
【0008】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、投影露光された画像と、画像信号に応じて露光
された画像と、の間で階調差を防止して仕上がり品質の
高い写真プリントを得るための写真プリンタの階調調整
方法及びプリンタプロセッサを提案することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
写真フィルムに記録された画像の透過光によって写真感
光材料を露光する第1の露光部と、前記写真フィルムに
記録されている画像を読み込んだ画像信号に応じて各画
素毎の露光量を設定して前記写真感光材料を露光する第
2の露光部とを備えた写真プリンタにおいて、該写真プ
リンタで画像露光した前記写真感光材料を現像処理する
ことによって所定の階調で画像を記録したプリント画像
を得る写真プリンタの階調調整方法であって、段階的に
画像濃度を変化させた画像を記録している基準フィルム
の画像を前記第1の露光部で露光したプリント画像の濃
度を測定すると共に、前記基準フィルムの画像に応じた
画像信号に応じて第2の露光部で露光したプリント画像
の濃度を測定し、前記第1の露光部で露光したプリント
画像の濃度と前記第2の露光部で露光したプリント画像
の濃度とが合うように第2の露光部が画像信号に応じて
前記写真感光材料を露光するときの画像濃度を設定する
ことにより、前記第2の露光部で露光した画像の階調を
前記第1の露光部で露光した画像の階調に合わせる、こ
とを特徴とする。
【0010】この発明によれば、段階的に画像濃度を変
化させた画像が記録されているステップウエッジフィル
ム又はマクベスチャートフィルム等の基準フィルムを用
いて、第1の露光部と第2の露光部のそれぞれで基準フ
ィルムに記録されている画像に応じて写真感光材料を露
光する。この後に、これらのプリント画像の濃度を測定
し、第1の露光部と第2の露光部のそれぞれの階調を判
断し、第2の露光部のプリント画像の濃度が第1の露光
部でのプリント画像の濃度と一致するように、第2の露
光部で画像信号に応じた補正データ(又は補正データを
示すテーブル)を設定する。
【0011】第2の露光部で画像信号に基づいて写真感
光材料を画像露光するときには、前記した補正データに
基づいて画素毎に露光量を設定して画像露光を行う。こ
れにより、第1の露光部で露光した画像の階調(濃度変
化)と第2の露光部で露光した画像の階調とを一致させ
ることができる。したがって、例えば同じ印画紙(写真
感光材料)を用いて、ネガフィルム(写真フィルム)に
記録した画像の写真プリントとインデックスプリントを
作成しても、写真プリントとインデックスプリントの間
に階調差が生じることがなく、商品価値の高い写真プリ
ント及びインデックスプリントを作成することができ
る。
【0012】なお、画像濃度は、カラー画像のときは、
R、G、Bの各色のそれぞれについて測定して、第2の
露光部のR、G、Bの各色の露光濃度を設定すればよ
い。また、第2の露光部は画像信号としてデジタル信号
を扱うものであっても良く、アナログ信号を扱うもので
あってもよい。
【0013】請求項2に係る発明は、写真フィルムに記
録された画像の透過光によって写真感光材料を露光する
第1の露光部と、前記写真フィルムに記録された画像を
読み込んだ画像信号に応じて画素毎の露光量を設定して
前記写真感光材料を露光する第2の露光部と、画像露光
された前記写真感光材料を現像処理し写真プリントとし
て仕上げるプロセッサ部と、前記写真プリントに記録さ
れている画像の画像濃度を測定する濃度測定手段と、複
数段階に分けて濃度を変化させた画像が記録された基準
フィルムの画像を前記第1及び第2の露光部のそれぞれ
で露光したときに、各プリント画像の濃度を前記濃度測
定手段によって測定して該測定結果を記憶し、前記写真
フィルムの画像を前記第2の露光部で露光するときに前
記測定結果に基づいて画素毎の露光濃度を設定する階調
制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、階調制御手段は、段階
的に濃度を変化させた複数の画像が記録されている基準
フィルムに応じて第1及び第2の露光部のそれぞれで写
真感光材料を露光すると、この写真感光材料を現像処理
した後に、それぞれの画像の濃度を測定する。また、階
調制御手段は、この測定結果から第1及び第2の露光部
で同じ画像を露光したときの濃度差をそれぞれの画像毎
に比較し、第2の露光部で露光した画像の濃度が第1の
露光部で露光した画像の濃度と一致するように第2の露
光部の露光条件を設定するための、例えば露光濃度を求
めるためのテーブルを作成して記憶する。
【0015】写真フィルムの画像露光を行うときには、
階調制御手段が作成して記憶しているテーブルに基づい
て第2の露光部での各画素毎の露光濃度を設定する。こ
れによって、第1の露光部で露光した写真プリントの画
像と、第2の露光部で露光した写真プリントの画像と
を、同じ階調で仕上がることができ、階調が異なること
によって写真プリントの間に生じる違和感を防止でき、
商品価値の高い写真プリントを作成するための階調制御
を自動的に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の一形態を説明する。
【0017】図1に示すように、プリンタプロセッサ1
0は、ケーシング12内に、それぞれが印画紙を露光す
る主プリント部21と副プリント部22によって構成さ
れるプリント部58と、プリント部58で画像露光され
た印画紙に対して現像・定着・水洗・乾燥の各処理を行
うプロセッサ部72と、を備えている。
【0018】プリント部58は、プリンタプロセッサ1
0の図1紙面左方に設けられており、プリンタプロセッ
サ10のケーシング12には、図1紙面左方に突出する
作業テーブル14が設置されている。作業テーブル14
の上面には、ネガフィルム16をセットするネガキャリ
ア18、及びオペレータがコマンドやデータ等を入力す
るためのキーボード15が配置されている。
【0019】作業テーブル14の下方には、主露光用光
源部36が設置されている。主露光用光源部36には光
源38が設置されており、光源38から射出された光
は、色補正フィルタ(以下、Color-Correction Filter
:CCフィルタと称す)40、拡散筒42を介して、
ネガキャリア18にセットされたネガフィルム16へと
至る。CCフィルタ40はC(シアン)、M(マゼン
ダ)、Y(イエロー)の3組のフィルタから構成され、
各フィルタはCCフィルタ制御部39による制御の下に
作動し、光源38から射出された光の光軸上に挿入量可
変とされている。
【0020】ネガキャリア18の上方(図1において上
側)には、カバー44が形成されており、カバー44内
には、主プリント部21を構成する主露光用光学系46
及びインデックスプリント等の副プリントの露光を行う
副プリント部22が設けられている。
【0021】主露光用光学系46の最下部にはハーフミ
ラー43が配置されており、このハーフミラー43には
ネガキャリア18にセットされたネガフィルム16を透
過した光が到達する。ハーフミラー43を透過する光の
進行方向には、露光する画像の倍率を変更するための露
光レンズ48、露光光を遮断するためのブラックシャッ
タ50、及び露光光を略直角方向に反射するミラー51
が順に配置されている。主プリント部21では、ミラー
51により反射された露光光を露光室52にセットされ
た印画紙54に照射し、これにより印画紙54をネガフ
ィルム16に記録されている画像に応じて露光する。す
なわち、主プリント部21は、ネガフィルム16の透過
光によって画像露光する投影露光部となっている。
【0022】一方、ハーフミラー43で反射する光の進
行方向には、測光用の画像の倍率を変更するための測光
用レンズ45、ハーフミラー47が順に配置されてい
る。ハーフミラー47により光が反射される方向には、
イメージセンサ等を用いたスキャナ108が配置されて
おり、スキャナ108にはスキャナ108で読み取った
ネガフィルム16の各コマの画像信号に対し所定の画像
処理を行う画像信号処理部102が接続されている。な
お、スキャナ108は、画像をデジタル化して読み込
み、画像信号処理部102以降では、画像信号としてデ
ジタル信号を処理する。
【0023】画像信号処理部102には画像表示装置と
してのシミュレータ104が接続されており、シミュレ
ータ104には、ネガフィルム16の各コマの画像につ
いて、設定された条件に基づいて作成された場合のプリ
ントのシミュレーション画像が表示される。
【0024】また、画像信号処理部102には、画像デ
ータを記憶するための画像メモリ106が接続されてお
り、画像信号処理部102はスキャナ108で読み取っ
たネガフィルム16の各コマの画像データを順に画像メ
モリ106に記憶させる。
【0025】ハーフミラー47を透過する光の進行方向
には、ネガフィルム16の各コマの画像濃度を測定する
ためのネガ濃度測定部56が設けられており、ネガ濃度
測定部56にはイメージセンサ等で構成されたスキャナ
56Bと、スキャナ56Bで読み取ったネガフィルム1
6の各コマの画像濃度を測定するネガ濃度測定器56A
と、が設置されている。なお、後述する主制御部20で
は、ネガ濃度測定部56の測定結果から1コマ分の画像
のLATD(大面積透過濃度;Large Area Transmittan
ce Demsity)又は画面濃度平均(濃度平均;Dm)を算
出し、この算出結果に基づいて露光量を決定する。
【0026】副プリント部22には、露光用光源とし
て、光の赤色成分を射出する発光ダイオード(以下、R
−LEDと称す)26、緑色成分を射出する発光ダイオ
ード(以下、G−LEDと称す)27、及び青色成分を
射出する発光ダイオード(以下、B−LEDと称す)2
5が設けられており、これらはLEDドライバを備えた
光源制御部24により動作制御されている。B−LED
25は露光光軸X上に配置されており、B−LED25
から射出された光の進行方向には、ダイクロイックミラ
ー28が配置され、R−LED26から射出される赤色
光の光軸、及びG−LED27から射出される緑色光の
光軸を露光光軸Xに一致させている。
【0027】ダイクロイックミラー28よりも光の進行
方向下流側には、光路の端部(画像に影響しない位置)
にミラー30が配置されており、ミラー30による光の
反射方向には、光源から射出された光の光量を測定する
ための光源光量センサ29が配置されている。
【0028】ミラー30の配置位置よりも下流側には、
液晶パネル31が露光光軸Xに対し垂直な面上に配置さ
れている。液晶パネル31は、個々に光透過率が制御さ
れる多数の液晶ディスプレイ素子(Liquid Crystal dis
play Device )がマトリックス状に緊密に配列されたド
ットマトリックスディスプレイであり、それぞれの液晶
ディスプレイ素子に画像信号に応じた駆動電圧Vを印加
することにより、画像信号に応じた光透過画像を表示す
る。なお、この駆動電圧Vは、印画紙54へ焼付る画像
濃度に応じて256段階に設定されている。すなわち、
液晶パネル31は、各液晶ディスプレイ素子の光透過率
をデジタル化された画像信号に応じて256段階に変化
させることによって透過画像を表示し、露光するデジタ
ル露光部となっている。
【0029】液晶パネル31には、液晶パネル31への
画像表示を駆動するLCDライバ32が接続されてお
り、LCDドライバ32には、副プリント部22におけ
る各種処理状況を監視・制御する副制御部23が接続さ
れている。
【0030】副制御部23は図示しないCPU、RA
M、ROM、入出力コントローラ等により構成され、入
出力コントローラを介して前述した画像メモリ106に
接続されている。なお、以下の説明では、インデックス
プリントを作成するために副プリント部22でネガフィ
ルム16のインデックス画像を印画紙54へ焼付けるも
のとして説明する。
【0031】副制御部23は、画像メモリ106に記憶
されたネガフィルム16の各コマの画像データを読み出
し、所定の規則に従ってコマ画像を配置した一件のイン
デックス画像データを形成し、形成した一件のインデッ
クス画像データのうちの所定の数コマ分、一例として5
コマ分(1列分)の画像信号(画像データ)に対応する
画像をLCDドライバ32によって液晶パネル31に表
示させる。また、上記1列分の画像データのうちR色、
G色、B色の各々の色成分のみの画像データに対応する
画像を液晶パネル31に表示させることもできる。すな
わち、液晶パネル31には、R色、G色及びB色に分割
した画像を表示する。
【0032】液晶パネル31の配置位置よりも下流側に
は、光路の端部(画像に影響しない位置)にミラー34
が配置されており、ミラー34による光の反射方向に
は、液晶パネル31を透過した光の光量を測定するため
の透過光量センサ33が配置されている。
【0033】ミラー34の配置位置よりも下流側には、
露光する副プリントの画像の倍率を変更するための露光
レンズ35が配置されており、露光レンズ35によって
液晶パネル31に表示され露光光によって投影されたイ
ンデックスプリントの画像が印画紙54上に所定の倍率
で結像される。
【0034】副制御部23には、前述した光源制御部2
4、光源光量センサ29及び透過光量センサ33が接続
されており、副制御部23は、光源光量センサ29によ
り測定されたR、G、B各色の光量値に基づいて適性な
光量の補正量を算出し、B−LED25、R−LED2
6、G−LED27のそれぞれから射出される光の光量
を光源制御部24によって補正させる。
【0035】主制御部20は、露光室52の下方に配置
され、主プリント部21を含むプリント部58の制御及
び監視を行うと共に、プリンタプロセッサ10全体の制
御・監視を行う。この主制御部20は図示しないCP
U、RAM、ROM、入出力コントローラ等により構成
され、上述したCCフィルタ制御部39、ネガ濃度測定
器56A、画像信号処理部102及び副制御部23が接
続されており、これらの各構成機器の動作を監視・制御
している。
【0036】カバー44上方右側面とケーシング12の
上面との角部には、装着部60が設けられており、装着
部60には、印画紙54をリール62に層状に巻き取っ
て収容するペーパマガジン64が装着される。
【0037】装着部60近傍にはローラ対66が配置さ
れており、印画紙54を挟持して水平状態で露光室52
へ搬送する。印画紙54はカバー44の手前でローラ6
7に巻掛られ、90度方向転換されて垂下される。な
お、ローラ対66とローラ67との間には印画紙を略U
字状に案内してストックしておく第1のストック部69
が設けられている。
【0038】露光室52の露光部下方にはローラ68
A、68B、68Cが配置され、露光室52においてネ
ガフィルム16の画像が焼付けられた印画紙54が、ロ
ーラ68A、68B、68Cの各々により略90度ずつ
方向転換され、後述するプロセッサ部72へ搬送され
る。
【0039】なお、ローラ68Aの下流側には、カッタ
71が配置されており、このカッタ71は、露光処理が
終了した印画紙54の後端を切断する。カッタ71で切
断され露光室52内に残った印画紙54は再度ペーパマ
ガジン64へ巻き戻すことができる。また、ローラ68
Aとローラ68Bとの間には焼付処理された印画紙54
を略U字状に案内してストックしておく第2のストック
部73が設けられている。第2のストック部73では、
印画紙54をストックすることにより、プリンタ部58
とプロセッサ部72との処理時間の差を吸収する。
【0040】次に、プロセッサ部72の構成を説明す
る。プロセッサ部72には、発色現像処理液が貯留され
た発色現像処理槽74、漂白定着処理液が貯留された漂
白定着処理槽76、及び水洗処理液が貯留された複数の
リンス処理槽78が設けられており、印画紙54が発色
現像処理槽74、漂白定着処理槽76、及び複数のリン
ス処理槽78を順に搬送されることにより、現像・定着
・水洗処理が順次行われる。水洗処理された印画紙54
はリンス処理槽78に隣接する乾燥部80へ搬送され、
乾燥部80では、印画紙54をローラに巻付け高温の空
気にさらして乾燥させる。
【0041】印画紙54は、図示しない一対のローラに
挟持され、乾燥処理終了後に乾燥部80から一定速度で
排出される。乾燥部80の下流側にはカッタ部84が設
けられており、カッタ部84には、印画紙54に付与さ
れたカットマークを検知するカットマークセンサ86
と、印画紙54の濃度を測定するためのペーパー濃度測
定部90と、印画紙54を切断するカッタ88と、が設
置されている。
【0042】これらカットマークセンサ86、ペーパー
濃度測定部90、カッタ88はそれぞれ主制御部20に
接続されている(図2にはペーパー濃度測定部90のみ
を図示)。カッタ部84では、印画紙54がカッタ88
によって画像コマ毎にカットし、写真プリントとして仕
上げる。
【0043】この写真プリントは、ソータ部92へ排出
され、ソータ部92において仕分けられる。ソータ部9
2で仕分けられた写真プリントは、検定作業によって、
所謂ピンボケ等の不良プリントが抜き取られた後、正常
な写真プリントがネガフィルムと共に顧客へと返却され
る。
【0044】図2に示すように、ペーパー濃度測定部9
0は、主制御部20に接続されている。主制御部20で
は、主プリント部21の基準となる露光条件及び補正値
を設定するときに、例えば基準となるフィルムの画像を
印画紙54へ焼付けてプリント処理した後、この印画紙
54がペーパー濃度測定部90を通過するときに、ペー
パー濃度測定部90によって印画紙54に形成されてい
る画像のR色、G色及びB色の濃度を測定する。主制御
部20では、この測定結果から基準となるR、G、B各
色の標準露光時間の設定及び画像濃度(LATD又はD
m)に応じて露光量を変化させたときのR、G、B各色
の補正値の設定(スロープ補正)等を行う。
【0045】ところで、液晶パネル31は、各液晶ディ
スプレイ素子の光透過率が駆動電圧Vに応じて変化す
る。図3(B)には、液晶パネルの光透過率Tと駆動電
圧Vの特性を示している。また、印画紙54は、露光量
に応じて画像濃度Dが変化し、この画像の濃度Dは、光
源からの光量が同じであれば、液晶パネル31の光透過
率によって決まる透過光量(透過光量の常用対数値)に
応じて変化することは知られている。図3(A)には、
透過光量Eに対する画像濃度Dの特性を示しており、こ
のときのグラフの傾きが印画紙54のγ(ガンマ)特性
となっており、一般にγ特性は、2.7程度であるが、
印画紙によって僅かに異なる。
【0046】ここから、例えば駆動電圧VA 、VB で液
晶パネル31の各画素(液晶ディスプレイ素子)を駆動
したときには、液晶パネル31はそれぞれ光透過率
A 、T B となる(図3(B)参照)。この光透過率T
A 、TB はそれぞれ、透過光量E A 、EB に対応し、印
画紙54には、それぞれ濃度DA 、DB の画像が形成さ
れる(図3(A)参照)。
【0047】副プリント部22の単独の露光条件の設定
は、予め定めた条件でR、G、Bの各色の濃度を変化さ
せた画像を印画紙54へ焼付け、この印画紙54をプリ
ント処理し、ペーパー濃度測定部90でこの画像の濃度
(R、G、Bの各色の濃度)を測定し、印画紙54に焼
付けた画像が適切な濃度となっているか否かを判断し、
画像信号に応じて駆動電圧Vを設定するテーブルを選択
するか、又は補正値を算出する。なお、個々の液晶ディ
スプレイ素子の個々の差は実質的に無視できるものとし
ている。
【0048】一方、プリンタプロセッサ10のプリント
部58では、上記した主プリント部21及び副プリント
部22のそれぞれの露光条件の設定と共に、主プリント
部21で焼付けた画像に対して副プリント部22で焼付
ける画像の階調が一致するように、副プリント部22で
露光する画像の階調調整を行う。
【0049】このために、プリンタプロセッサ10で
は、R、G、Bの各色が一定のバランス(例えば同じ濃
度)で、かつ、それぞれの濃度dを段階的に変化させた
画像を記録しているフィルム(例えばステップウエッジ
ネガ、マクベスチャートネガ等、以下一例として「ステ
ップウエッジネガ」とする)をネガキャリア18に装着
して、ステップウエッジネガの画像に応じて印画紙54
を露光する。なお、ステップウエッジネガネガは、白色
から黒色の間で画像濃度を段階的に変化させた画像を記
録している。
【0050】このとき、副プリント部22では、ステッ
プウエッジネガの各画像をスキャナ108で読み取って
画像信号に変換し、この画像信号に応じて設定した駆動
電圧Vによって液晶パネル31に画像を表示し、印画紙
54を露光する。この後、この印画紙54をプリンタプ
ロセッサ10のプリント部72で現像処理した後、ペー
パー濃度測定部90で各画像の濃度を測定し、この測定
結果から主プリント部21で焼付ける画像の濃度に副プ
リント部22で焼付ける画像の濃度が等しくなるよう
に、ネガフィルム16の画像の濃度dに対する駆動電圧
Vを設定したLUTを作成する。なお、LUTの設定は
R、G、B各色について作成し、それぞれの色の画像信
号に応じて画素毎に駆動電圧Vを設定する。
【0051】次に、本実施形態の作用を説明する。プリ
ンタプロセッサ10には、主プリント部21のブラック
シャッタ50を閉じた状態で、プリントすべき画像を記
録したネガフィルム16をネガキャリア18にセットし
光源38を点灯し、ネガフィルム16を透過した光によ
り結像されるネガフィルム16の画像の濃度をネガ濃度
測定部56により測定する。測定されたネガフィルム1
6の画像の濃度に基づいて、主制御部20により適正な
露光条件(例えば、フィルタ部40の各フィルタの挿入
量等)が設定され、ネガフィルム16の画像に応じて印
画紙54を露光する。
【0052】一方、プリント部58では、ネガキャリア
18に装着されたネガフィルム16の各コマの画像をス
キャナ108で順に読み込むと、画像処理部102で画
像処理を施して画像メモリ106に記憶する。この画像
読み取り及び画像処理はネガフィルム16の各コマ画像
について実行され、各コマの画像を画像メモリ106に
記憶する。
【0053】副制御部23は、所定のタイミングで画像
メモリ106に記録している画像信号を読み込んで、所
定のコマ数毎のインデックス画像を液晶パネル31に表
示する。このとき、画像信号に応じて各画素を駆動する
駆動電圧VをLUTから求めて設定し、液晶パネル31
に表示した画像(インデックス画像)を印画紙54へ焼
き付ける。
【0054】画像露光された印画紙54は、プロセッサ
部72へ送られる。プロセッサ部72は、印画紙54を
発色現像液、漂白定着液及びリンス液に順に浸漬して現
像処理すると乾燥部80で乾燥処理を行い、この後、カ
ッタ部84を経てソータ部92へ排出する。このとき、
カッタ部84では、印画紙54を焼付けられている画像
毎に切断し、写真プリント及びインデックスプリントと
して排出する。
【0055】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、主プリント部21によって印画紙54に露光す
る画像の濃度に対して副プリント部22で印画紙54を
露光する画像の濃度を設定するLUTの作成について説
明する。なお、副プリント部22のLUTの設定は、主
プリント部21の標準露光条件及び補正値(R、G、B
の各色毎のスロープ)の設定又は主プリント部21と副
プリント部22とのそれぞれの標準露光条件及び補正値
の設定の後に行われてもよい。
【0056】このフローチャートは、プリンタプロセッ
サ10の作業テーブル14上のネガキャリア18に濃度
を段階的に変化させた画像を記録しているステップウエ
ッジネガが装着された後に実行される。
【0057】最初のステップ150では、ネガキャリア
18に装着されたステップウエッジネガの画像濃度をネ
ガ濃度測定部56によって読み込んで主プリント部21
での露光条件を設定した後、この露光条件に基づいてス
テップウエッジネガに記録されている画像を印画紙54
へ焼付ける(ステップ152)。
【0058】また、ステップ154では、ステップウエ
ッジネガに記録されている画像をスキャナ108によっ
て読み込んで画像信号に変換し、所定の画像処理を施し
た後に画像メモリ106に記憶する。
【0059】次にステップ156では、副プリント部2
2の副制御部23が画像メモリ106に記憶した画像信
号を読み出し、液晶パネル31に所定のインデックス画
像を表示するように処理すると共に、各画素毎(液晶デ
ィスプレイ素子毎)に印加すべき駆動電圧Vを設定す
る。この駆動電圧Vは、既に設定して記憶しているLU
Tを用いて256段階の何れかの電圧(レベル)に設定
する。
【0060】この後、ステップ158では、各画素毎に
設定した駆動電圧Vで液晶パネル31に画像を表示し、
表示した色成分の画像に応じて対応する色のLEDを点
灯することにより、液晶パネル31に表示した画像の透
過光によって印画紙54を露光する。即ち、液晶パネル
31の各画素において、駆動電圧Vに対応する光透過率
Tが実現され、光透過率Tに対応した透過光量Eの透過
光が印画紙54に到達し、透過光量Eと露光時間との積
に対応した露光量に基づく露光を行う。
【0061】このようにして主プリント部21及び副プ
リント部22で印画紙54をステップウエッジネガに記
録された画像に応じて露光すると、この印画紙54をプ
ロセッサ部72へ送り現像処理を施す。
【0062】次のステップ160では、印画紙54の現
像処理が終了し、印画紙54の画像露光された領域がカ
ッタ部84のペーパー濃度測定部90に対向したか否か
を判断する。印画紙54の画像露光された領域がペーパ
ーの濃度測定部90に対向したことを確認すると(ステ
ップ160で肯定判定)、ペーパー濃度測定部90で主
プリント部21で露光された画像の濃度と副プリント部
22で露光された画像の濃度の測定を行う(ステップ1
62、164)。すなわち、ペーパー濃度測定部90に
よって主プリント部21で露光された複数の画像のそれ
ぞれの濃度と、それぞれの画像に対応して副プリント部
22で露光された画像の濃度のそれぞれを測定する。
【0063】次のステップ166では、主プリント部2
1で露光した画像の濃度と副プリント部22で露光した
画像の濃度を比較する。このとき、露光したステップウ
エッジネガの画像の濃度及び液晶パネル31の駆動電圧
を考慮して比較し、この比較結果に基づいて副プリント
部22で液晶パネル31の各画素の駆動電圧Vを設定す
るLUTを作成する(ステップ168)。
【0064】すなわち、図5に示すように、ステップウ
エッジネガの段階的に変化させた画像の濃度dに対し
て、主プリント部21で露光した画像の濃度(図5で点
線で示す)と、副プリント部22で露光した画像の濃度
(図5で実線で示す)の変化を知ることができる。
【0065】主制御部20では、測定した画像の濃度D
から副プリント部22で露光した画像の濃度が主プリン
ト部21で露光した画像の濃度と一致させるLUTを作
成する。
【0066】すなわち、ステップウエッジネガの画像が
濃度d0 のとき、主プリント部21で露光した画像の濃
度DA 、副プリント部22で露光した画像の濃度DB
あったときには、図3(A)及び図3(B)に示すよう
に、副プリント部22で画像露光するときに駆動電圧V
A に設定すればよい。ここから、図6に示す如く、ネガ
フィルム16の画像濃度dに対して液晶パネル31の各
画素の駆動電圧Vを求めるLUTを作成し、副制御部2
3に記憶する。なお、図6は、ネガフィルム16(ステ
ップウエッジネガ)の画像の濃度に対する駆動電圧Vの
変化を示しており、この特性に応じてLUTを作成すれ
ば、液晶パネル31の各画素(液晶ディスプレイ素子)
毎に表示する画像の濃度dから駆動電圧Vを容易に設定
することができ、主プリント部21の画像の濃度の変化
に副プリント部22で露光した画像の濃度を合わせるこ
とができる。
【0067】このようにして作成したLUTに基づい
て、副プリント部22の液晶パネル31の駆動電圧Vを
設定することにより、ネガフィルム16の画像上の任意
の画素を主プリント部21で印画紙54へ露光したとき
の濃度と、副プリント部22で印画紙54へ露光したと
きの濃度とを一致させることができる。これにより、主
プリント部21で露光した画像と副プリント部22で露
光した画像の間で階調差が生じるのを防止でき、それぞ
れで作成した写真プリント(写真プリントとインデック
スプリント)を並べたときに、階調差から生じる違和感
を防止でき、仕上がり品質が良く、商品価値の高い写真
プリントを作成することができる。
【0068】なお、副制御部23で記録するLUTとし
ては、ネガフィルム16の画像の濃度d(画像信号に基
づく濃度)に対して駆動電圧Vを設定できるものであれ
ばよく、例えば、濃度を一致させるための駆動電圧Vの
補正値を算出して記憶し、この補正値を考慮して駆動電
圧Vを設定するようにしてもよい。
【0069】また、副プリント部22での画像信号に応
じて駆動電圧Vを設定するLUTは、プリンタプロセッ
サ10に装着する印画紙54を交換する毎に設定するこ
とが好ましい。すなわち、印画紙54を交換することに
より、γ特性が変化することがあるが、実際に印画紙5
4を主プリント部21で露光した濃度と、副プリント部
22で露光した濃度からLUTを求めているため、印画
紙54のγ特性を考慮したものとなっており、印画紙5
4を交換したときにLUTを設定することにより、常に
副プリント部22で露光する画像の階調を主露光部21
で露光する画像の階調に合わせることができる。
【0070】さらに、主プリント部21で標準項露光条
件の設定・補正を行うとき(例えば、プロセッサ部72
の処理液の交換、光源38等の主プリント部58を構成
する部品の交換時など)に合わせて行うことがより好ま
しい。
【0071】本実施の形態に適用したプリンタプロセッ
サ10では、主プリント部21に対する副プリント部2
2の画像濃度の設定のためのLUTの作成を自動的に行
うことができるため、印画紙54を交換したときでも、
作業が容易であり、γ特性の異なる印画紙54であって
も、仕上がった写真プリントに階調差が生じるのを防止
できる。
【0072】なお、以上説明したプリンタプロセッサ1
0は、本発明の一例を示すものであり、本発明の構成を
限定するものではない。本発明は、第1の露光部として
投影露光部を備え、第2の露光部にデジタル信号又はア
ナログ信号に変換された画像を種々の表示手段に表示し
て写真感光材料を露光する第2の露光部を備えた写真プ
リンタ又はこの写真プリンタを備えた種々のプリンタプ
ロセッサに適用することができ、印画紙に限らず、種々
の写真感光材料を画像露光する写真プリンタ及びプリン
タプロセッサに適用することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明では、第1の
露光部で露光する画像の階調に第2の露光部で露光する
画像の階調を合わせるため、階調の調整が容易であると
共に、階調差がなく、仕上がり品質の高い写真プリント
の作成が可能となる。
【0074】また、本発明では、濃度測定手段と階調制
御手段によって自動的に第2の露光部で露光する画像の
階調調整を行うことができるため、常に仕上がり品質が
良く商品価値の高い写真プリントを作成することができ
る優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態におけるプリンタプロセ
ッサの概略構成図である。
【図2】プリンタ部の構成を示すブロック図である。
【図3】(A)は印画紙の透過光量E−露光された画像
濃度Dの特性の概略を示す線図、(B)は液晶パネルの
駆動電圧V−透過率Tの特性の概略を示す線図である。
【図4】副プリント部で用いるLUTの作成の一例を示
すフローチャートである。
【図5】横軸を露光する画像の濃度dとし縦軸を露光さ
れた画像の濃度Dとして、主プリント部と副プリント部
のそれぞれで露光された画像の濃度の測定結果の一例を
示す線図である。
【図6】階調調整によって設定したルックアップテーブ
ルの一例とする露光する画像の濃度d−液晶パネルの駆
動電圧Vの特性を示す線図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 16 ネガフィルム(写真フィルム) 20 主制御部(階調制御手段) 21 主プリント部(第1の露光部) 22 副プリント部(第2の露光部) 23 副制御部(階調制御手段) 31 液晶パネル 54 印画紙(写真感光材料) 58 プリンタ部(写真プリンタ) 72 プロセッサ部 90 ペーパー濃度測定部(濃度測定手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに記録された画像の透過光
    によって写真感光材料を露光する第1の露光部と、前記
    写真フィルムに記録されている画像を読み込んだ画像信
    号に応じて各画素毎の露光量を設定して前記写真感光材
    料を露光する第2の露光部とを備えた写真プリンタにお
    いて、該写真プリンタで画像露光した前記写真感光材料
    を現像処理することによって所定の階調で画像を記録し
    たプリント画像を得る写真プリンタの階調調整方法であ
    って、 段階的に画像濃度を変化させた画像を記録している基準
    フィルムの画像を前記第1の露光部で露光したプリント
    画像の濃度を測定すると共に、 前記基準フィルムの画像に応じた画像信号に応じて第2
    の露光部で露光したプリント画像の濃度を測定し、 前記第1の露光部で露光したプリント画像の濃度と前記
    第2の露光部で露光したプリント画像の濃度とが合うよ
    うに第2の露光部が画像信号に応じて前記写真感光材料
    を露光するときの画像濃度を設定することにより、 前記第2の露光部で露光した画像の階調を前記第1の露
    光部で露光した画像の階調に合わせる、 ことを特徴とする写真プリントの階調調整方法。
  2. 【請求項2】 写真フィルムに記録された画像の透過光
    によって写真感光材料を露光する第1の露光部と、 前記写真フィルムに記録された画像を読み込んだ画像信
    号に応じて画素毎の露光量を設定して前記写真感光材料
    を露光する第2の露光部と、 画像露光された前記写真感光材料を現像処理し写真プリ
    ントとして仕上げるプロセッサ部と、 前記写真プリントに記録されている画像の画像濃度を測
    定する濃度測定手段と、 複数段階に分けて濃度を変化させた画像が記録された基
    準フィルムの画像を前記第1及び第2の露光部のそれぞ
    れで露光したときに、各プリント画像の濃度を前記濃度
    測定手段によって測定して該測定結果を記憶し、前記写
    真フィルムの画像を前記第2の露光部で露光するときに
    前記測定結果に基づいて画素毎の露光濃度を設定する階
    調制御手段と、 を含むことを特徴とするプリンタプロセッサ。
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