JPH09113773A - 光ファイバテープ心線 - Google Patents

光ファイバテープ心線

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JPH09113773A
JPH09113773A JP7275172A JP27517295A JPH09113773A JP H09113773 A JPH09113773 A JP H09113773A JP 7275172 A JP7275172 A JP 7275172A JP 27517295 A JP27517295 A JP 27517295A JP H09113773 A JPH09113773 A JP H09113773A
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JP
Japan
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coating layer
optical fiber
resin
coating
coated
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Application number
JP7275172A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Shinohara
俊行 篠原
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/104Coating to obtain optical fibres
    • C03C25/1065Multiple coatings

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバテープ心線を構成する被覆層が硬
化UVランプの照射によって樹脂が硬化する際に生じる
力が光ファイバ素線に略均等に加わるようにすると共
に、巻き返し、曲げ、引っ張り時等に側圧の影響を受け
難くし、光ファイバテープ心線としての耐機械強度特性
の向上を図る。 【解決手段】 光ファイバ素線13を複数本並列に揃え
た状態で供給し、UV硬化型樹脂を第1被覆層14とし
て被覆し、該第1被覆層14の上にUV硬化型樹脂を第
2被覆層15として被覆してなる光ファイバテープ心線
の第1被覆層14として被覆する樹脂と第2被覆層15
として被覆する樹脂に、ヤング率及び粘度の異なる2種
類のUV硬化型樹脂を用い,第1被覆層14には、2種
類のUV硬化型樹脂の内ヤング率及び粘度の低いUV硬
化型樹脂を用いて、複数本の光ファイバ素線13を並列
に揃えた状態における外観形状に合わせて全体に均一に
被覆し,第2被覆層15には、2種類のUV硬化型樹脂
の内ヤング率及び粘度の高いUV硬化型樹脂を用いて、
前記第1被覆層14の上に被覆して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバテープ
心線に係り、特に、GI型光ファイバテープ心線におい
て機械特性に優れた光ファイバテープ心線に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、従来の銅導体と比べ物理
的な或いは機械的な特性に著しい違いがあるため、光フ
ァイバ線引き装置において電気炉から引き出し紡糸した
後、一次被覆、二次被覆を施し、光ファイバ素線として
機械的な特性、取扱い易さの向上を図っている。この光
ファイバ素線は、このままの状態では表面に傷が付きや
すく、また機械的強度も弱いので樹脂コーティングを施
して構成される単心形光ファイバ心線、あるいは複数の
光ファイバ素線を並列に並べて樹脂コーティングしてテ
ープ状にした多心光ファイバテープ心線が形成される。
【0003】従来、光ファイバテープ心線を製造するに
当たっては、図4に示すように、ガラスファイバ1の表
面に紫外線硬化型緩衝層2、紫外線硬化型保護層3の2
層を被覆し、さらに紫外線硬化型保護層3の上に認識の
ための紫外線硬化型着色層4を被覆して所定の外径(通
常、約250μm)を持つ光ファイバ素線5を2本、4
本あるいは8本(図4では、4本)並列に並べ被覆樹脂
6で一括被覆し、光ファイバテープ心線7を得ている。
この被覆樹脂6には、紫外線硬化型アクリレート樹脂が
用いられ、紫外線硬化型アクリレート樹脂が被覆された
後、UVランプ等でUV照射を行い硬化して、光ファイ
バテープ心線7を得ている。
【0004】このようにして得られた光ファイバテープ
心線7は、巻き返し負荷、曲げ、引っ張り強度等のケー
ブル製造・敷設・使用上の機械強度を確保するために、
被覆樹脂6である紫外線アクリレート樹脂には、ヤング
率、粘度等の大きい、いわゆる硬い樹脂が一般に使用さ
れる。
【0005】また、特開平1−155306号公報に示
される図5に示すように、ガラスファイバ1の表面に紫
外線硬化型緩衝層2、紫外線硬化型保護層3の2層を被
覆して構成される光ファイバ素線8を2本、4本あるい
は8本(図5では、4本)並列に並べ、−40℃でのヤ
ング率が10Kg/mm2 以上の紫外線硬化型樹脂の内層
9とヤング率が40〜100Kg/mm2 の紫外線硬化型
樹脂の外層10を一括被覆して光ファイバテープ心線1
1が構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前者の場合、SM型ファイバに比べコア径が大きく、側
圧によるマイクロベンドの影響による伝送損失の増加が
起こりやすいGI型光ファイバを複数本並列に並べて一
括被覆する場合や、SM型光ファイバにおいても通常の
1.31μm波長仕様ファイバにおいて1.55μm波
長で使用することを考慮した場合には、光ファイバテー
プ心線7の被覆樹脂としてヤング率、粘度等の大きい、
いわゆる硬い樹脂を用いて一括被覆すると、この硬い樹
脂と光ファイバ素線5が直接接することになり、巻き返
し、曲げ、引っ張り時等に発生する側圧の影響を受けや
すい。
【0007】また、後者の場合、軟質の内層9と硬質の
外層10を一括2層被覆で行い、内層9の外観形状と外
層10の外観形状が同様に形成されているため、光ファ
イバテープ心線11を構成する内層9と外層10が硬化
UVランプの照射によって樹脂が硬化する際に生じる力
が光ファイバ素線8に均等に加わらず、側圧の影響を受
けやすい。
【0008】本発明の目的は、光ファイバテープ心線を
構成する被覆層が硬化UVランプの照射によって樹脂が
硬化する際に生じる力が光ファイバ素線に略均等に加わ
るようにすると共に、巻き返し、曲げ、引っ張り時等に
側圧の影響を受け難くし、光ファイバテープ心線として
の耐機械強度特性の向上を図ろうということにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1記載の発明の光ファイバテープ心線に
おいては、光ファイバ素線を複数本並列に揃えた状態で
供給し、UV硬化型樹脂を第1被覆層として被覆し、該
第1被覆層の上にUV硬化型樹脂を第2被覆層として被
覆してなる光ファイバテープ心線において,上記第1被
覆層として被覆する樹脂と上記第2被覆層として被覆す
る樹脂に、ヤング率及び粘度の異なる2種類のUV硬化
型樹脂を用い,上記第1被覆層には、2種類のUV硬化
型樹脂の内ヤング率及び粘度の低いUV硬化型樹脂を用
いて、複数本の光ファイバ素線を並列に揃えた状態にお
ける外観形状に合わせて全体に均一に被覆し,上記第2
被覆層には、2種類のUV硬化型樹脂の内ヤング率及び
粘度の高いUV硬化型樹脂を用いて、前記第1被覆層の
上に被覆して構成したものである。このように複数本の
光ファイバ素線を並列に並べ、周辺を柔らかく、光ファ
イバテープ心線の表面部分を硬くして、GI型光ファイ
バテープ心線におけるマイクロベンド等に対する伝送損
失特性と、光ファイバテープ心線としての耐機械強度特
性の両方を向上させることができる。さらに、均等厚の
第1被覆層(緩和層)があることによって低温時の光フ
ァイバ素線への側圧緩和、製造時における光ファイバテ
ープ心線内の光ファイバ素線の配列乱れを防止すること
ができる。
【0010】上記目的を達成するために、本願請求項2
記載の発明の光ファイバテープ心線においては、第1被
覆層として被覆する樹脂と第2被覆層として被覆する樹
脂を、第1被覆層として被覆する樹脂がUV硬化した
後、第2被覆層として被覆する樹脂を被覆する2段階被
覆によって行うものである。したがって、第1被覆層が
UV硬化した後に第2被覆層を被覆するために、第2被
覆層を被覆してUV硬化する際、光ファイバ素線に均一
な圧力となって加えることができ、第2被覆層によって
不均一な側圧が加わるのを防止できる。
【0011】上記目的を達成するために、本願請求項3
記載の発明の光ファイバテープ心線においては、第2被
覆層を、第1被覆層の外観形状に合わせて全体に均一に
被覆して構成したものである。したがって、第1被覆層
と相似形に第2被覆層を被覆するために、第2被覆層が
UV硬化する際に生じる圧力を、光ファイバ素線に均一
に加えることになり、無理な側圧を加えるのを防止する
ことができる。
【0012】上記目的を達成するために、本願請求項4
記載の発明の光ファイバテープ心線においては、第1被
覆層として被覆する樹脂を、粘度が25℃において25
00〜5000cpsで35℃において1500〜30
00cpsの紫外線硬化型アクリレート樹脂で構成した
ものである。したがって、第1被覆層として被覆する樹
脂の硬度が低く、第2被覆層がUV硬化する際に生じる
圧力を吸収し、光ファイバ素線に直接側圧が加わるのを
防止することができる。
【0013】上記目的を達成するために、本願請求項5
記載の発明の光ファイバテープ心線においては、第2被
覆層として被覆する樹脂は、粘度が25℃において50
00〜9000cpsで35℃において2000〜40
00cpsの紫外線硬化型アクリレート樹脂で構成した
ものである。したがって、第2被覆層として被覆する樹
脂の硬度が高く、光ファイバテープ心線としての耐機械
強度特性を向上させることができる。
【0014】上記目的を達成するために、本願請求項6
記載の発明の光ファイバテープ心線においては、第1被
覆層として被覆する樹脂を、ヤング率が60℃で1.0
Kg/mm2 以下、−40℃で10.0Kg/mm2 以下の
紫外線硬化型アクリレート樹脂で構成したものである。
したがって、第1被覆層として被覆する樹脂の硬度が低
く、第2被覆層がUV硬化する際に生じる圧力を吸収
し、光ファイバ素線に直接側圧が加わるのを防止するこ
とができる。
【0015】上記目的を達成するために、本願請求項7
記載の発明の光ファイバテープ心線においては、第2被
覆層として被覆する樹脂を、ヤング率が60℃で50K
g/mm2 以下、−40℃で250Kg/mm2 以下の紫外
線硬化型アクリレート樹脂で構成したものである。した
がって、第2被覆層として被覆する樹脂の硬度が高く、
光ファイバテープ心線としての耐機械強度特性を向上さ
せることができる。
【0016】上記目的を達成するために、本願請求項8
記載の発明の光ファイバテープ心線においては、第1被
覆層として被覆する樹脂を、硬化収縮率が3%以下の紫
外線硬化型アクリレート樹脂で構成したものである。し
たがって、第1被覆層として被覆する樹脂の硬度が低
く、第2被覆層がUV硬化する際に生じる圧力を吸収
し、光ファイバ素線に直接側圧が加わるのを防止するこ
とができる。
【0017】上記目的を達成するために、本願請求項9
記載の発明の光ファイバテープ心線においては、第2被
覆層として被覆する樹脂を、硬化収縮率が3〜6%の紫
外線硬化型アクリレート樹脂で構成したものである。し
たがって、第2被覆層として被覆する樹脂の硬度が高
く、光ファイバテープ心線としての耐機械強度特性を向
上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1には、本発明に係る光ファイバテープ
心線の一実施の形態が示されている。
【0019】図において、12は光ファイバテープ心線
で、光ファイバ素線13を4本並列に並べ、4本の光フ
ァイバ素線13全体を第1被覆層14によって被覆し、
この第1被覆層14の上に第2被覆層15を被覆して構
成してある。この光ファイバ素線13は、具体的には、
GI型光ファイバである。
【0020】光ファイバ素線13は、ガラスファイバ1
の表面に紫外線硬化型緩衝層2、紫外線硬化型保護層3
の2層を被覆して所定の外径(通常、約250μm)に
成形されたものである。この光ファイバ素線13は、必
要に応じて紫外線硬化型保護層3の上に識別のため紫外
線硬化型着色層4を被覆して構成することもある。ま
た、第1被覆層14と第2被覆層15は、4本の光ファ
イバ素線13全体を被覆する被覆層で、ヤング率、粘
度、硬化収縮率の異なる2種類のUV硬化型樹脂が用い
られている。第1被覆層14には、2種類のUV硬化型
樹脂の内ヤング率、粘度、硬化収縮率の低いUV硬化型
樹脂が、第2被覆層15には、2種類のUV硬化型樹脂
の内ヤング率、粘度、硬化収縮率の高いUV硬化型樹脂
が、それぞれ用いられる。すなわち、内層となる第1被
覆層14には、緩衝層として『やわらかい樹脂』が、外
層となる第2被覆層15には、機械強度を向上させるた
めの保護層として『硬い樹脂』が用いられる。この第1
被覆層14と第2被覆層15には、紫外線硬化型アクリ
レート樹脂が用いられ、これらの紫外線硬化型アクリレ
ート樹脂の粘度、ヤング率、硬化収縮率については、表
1で示した範囲で指定される如くである。
【0021】表 1 すなわち、第1被覆層14である紫外線硬化型アクリレ
ート樹脂の粘度は、25℃で2500〜5000cps
で、35℃で1500〜3000cpsである。また、
第1被覆層14である紫外線硬化型アクリレート樹脂の
ヤング率は、60℃で1.0Kg/mm2 以下、23℃で
1.0Kg/mm2 以下、−40℃で1.0Kg/mm2
下である。また、第1被覆層14である紫外線硬化型ア
クリレート樹脂の硬化収縮率は、3%以下である。
【0022】さらに、第2被覆層15である紫外線硬化
型アクリレート樹脂の粘度は、25℃で5000〜90
00cpsで、35℃で2000〜4000cpsであ
る。また、第2被覆層15である紫外線硬化型アクリレ
ート樹脂のヤング率は、60℃で50Kg/mm2 以下、
23℃で100Kg/mm2 以下、−40℃で250Kg
/mm2 以下である。また、第2被覆層15である紫外線
硬化型アクリレート樹脂の硬化収縮率は、3%〜6%以
下である。
【0023】光ファイバ素線13を4本並列に並べた上
に被覆する被覆樹脂に第1被覆層14、第2被覆層15
の2種類の被覆樹脂を用いる場合には、この2つの被覆
層の関係が、粘度、ヤング率、硬化収縮率のいずれかに
おいて表1に示す関係を有していればよい。すなわち、
第1被覆層14に、その粘度が25℃で2500〜50
00cps、35℃で1500〜3000cpsの特性
を有する紫外線硬化型アクリレート樹脂を用い、第2被
覆層15に、その粘度が25℃で5000〜9000c
ps、35℃で2000〜4000cpsの特性を有す
る紫外線硬化型アクリレート樹脂を用いることにより所
望の効果を得ることができる。また、第1被覆層14
に、そのヤング率が60℃で1.0Kg/mm2 以下、2
3℃で1.0Kg/mm2 以下、−40℃で1.0Kg/
mm2 以下の特性を有する紫外線硬化型アクリレート樹脂
を用い、第2被覆層15に、そのヤング率が60℃で5
0Kg/mm2 以下、23℃で100Kg/mm2 以下、−
40℃で250Kg/mm2 以下の特性を有する紫外線硬
化型アクリレート樹脂を用いることにより所望の効果を
得ることができる。さらに、第1被覆層14に、その硬
化収縮率が3%以下の特性を有する紫外線硬化型アクリ
レート樹脂を用い、第2被覆層15に、その硬化収縮率
が3〜6%の特性を有する紫外線硬化型アクリレート樹
脂を用いることにより所望の効果を得ることができる。
さらにまた、第1被覆層14と第2被覆層15の関係
が、粘度、ヤング率、硬化収縮率の内いずれか2つの特
性を満足する場合、粘度、ヤング率、硬化収縮率の3つ
の特性を満足する場合でもよいことはいうまでもない。
【0024】そして、第1被覆層14は、紫外線硬化型
アクリレート樹脂を複数本の光ファイバ素線13を並列
に4本並べ揃えた状態における外観形状に合わせて全体
に均一(いわゆるメガネ形)に被覆して構成されてい
る。すなわち、第1被覆層14は第2被覆層15の断面
形状と異なり、各光ファイバ素線13に対し、被覆層厚
を比較的均一とし圧力等が均等に分散・緩衝される断面
形状となっている。また、第2被覆層15は、紫外線硬
化型アクリレート樹脂を第1被覆層14の上に押出し被
覆して構成されている。
【0025】このような光ファイバテープ心線12は、
図2に示す如き製造ライン16に基づいて製造される。
すなわち、それぞれ別々の光ファイバ素線ボビン17に
巻き付けられている各光ファイバ素線13を4本集め、
並列に4本並べて第1被覆層14の断面形状を得るため
に第1被覆ダイス18で第1被覆層樹脂(紫外線硬化型
アクリレート樹脂)を塗布直後、第1硬化UVランプ1
9で第1被覆層樹脂を硬化し、続けて第2被覆ダイス2
0で第2被覆樹脂(紫外線硬化型アクリレート樹脂)を
塗布し、その直後、第2UVランプ21で第2被覆樹脂
を硬化し、所定の寸法を得て巻取ボビン22で巻き取
る。この被覆方法は、通常竪型のラインで行われるが、
横型のラインにも実行することは可能である。
【0026】図3には、本発明に係る光ファイバテープ
心線の他の実施の形態が示されている。
【0027】図において、23は光ファイバテープ心線
で、光ファイバ素線13を4本並列に並べ、4本の光フ
ァイバ素線13全体を第1被覆層14によって被覆し、
この第1被覆層14の上に第2被覆層24を被覆して構
成してある。この光ファイバ素線23は、具体的には、
GI型光ファイバである。
【0028】本実施の形態が図1に図示の実施の形態と
異なる点は、図1に図示の実施の形態が複数本の光ファ
イバ素線13を並列に4本並べ揃えた状態における外観
形状に合わせて厚さを略均一に第1被覆層14を被覆
し、この第1被覆層14の上に第2被覆層15を上下平
坦に被覆しているのに対し、本実施の形態が複数本の光
ファイバ素線13を並列に4本並べ揃えた外観形状に合
わせて厚さを略均一(いわゆるメガネ形)に被覆した第
1被覆層14の外観形状(光ファイバ素線13を並列に
4本並べ揃えた外観形状に同じ)に合わせて第2被覆層
15を被覆している点である。他は図1に図示の実施の
形態と同一である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ヤング率、粘度の異な
る2種類の紫外線硬化型アクリレート樹脂を用い、光フ
ァイバ素線周辺を柔らかく、光ファイバテープ表面を硬
くすることで、特にGI型光ファイバテープ心線におい
てマイクロベンド等に対する伝送損失特性と、光ファイ
バテープ心線としての耐機械強度特性の両方を向上させ
ることができる。また、従来の一括被覆方法に比べ、均
等厚の第1被覆層(緩和層)があることによる低温時の
光ファイバ素線への側圧緩和、製造時における光ファイ
バテープ心線内の光ファイバ素線の配列乱れの防止にも
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバテープ心線の実施の形
態を示す端面図である。
【図2】図1に図示の光ファイバテープ心線を製造する
製造ラインの模式図である。
【図3】本発明に係る光ファイバテープ心線の他の実施
の形態を示す端面図である。
【図4】従来の光ファイバテープ心線の端面図である。
【図5】従来の別な光ファイバテープ心線の端面図であ
る。
【符号の説明】
1…………………………………ガラスファイバ 2…………………………………紫外線硬化型緩衝層 3…………………………………紫外線硬化型保護層 4…………………………………紫外線硬化型着色層 12………………………………光ファイバテープ心線 13………………………………光ファイバ素線 14………………………………第1被覆層 15………………………………第2被覆層 16………………………………製造ライン 17………………………………光ファイバ素線ボビン 18………………………………第1被覆ダイス 19………………………………第1硬化UVランプ 20………………………………第2被覆ダイス 21………………………………第2UVランプ 22………………………………巻取ボビン 23………………………………光ファイバテープ心線 24………………………………第2被覆層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ素線を複数本並列に揃えた状
    態で供給し、UV硬化型樹脂を第1被覆層として被覆
    し、該第1被覆層の上にUV硬化型樹脂を第2被覆層と
    して被覆してなる光ファイバテープ心線において,上記
    第1被覆層として被覆する樹脂と上記第2被覆層として
    被覆する樹脂に、ヤング率及び粘度の異なる2種類のU
    V硬化型樹脂を用い,上記第1被覆層には、2種類のU
    V硬化型樹脂の内ヤング率及び粘度の低いUV硬化型樹
    脂を用いて、複数本の光ファイバ素線を並列に揃えた状
    態における外観形状に合わせて全体に均一に被覆し,上
    記第2被覆層には、2種類のUV硬化型樹脂の内ヤング
    率及び粘度の高いUV硬化型樹脂を用いて、前記第1被
    覆層の上に被覆して構成したことを特徴とする光ファイ
    バテープ心線。
  2. 【請求項2】 上記第1被覆層として被覆する樹脂と上
    記第2被覆層として被覆する樹脂は、上記第1被覆層と
    して被覆する樹脂がUV硬化した後、上記第2被覆層と
    して被覆する樹脂を被覆する2段階被覆によって行うも
    のである請求項1記載の光ファイバテープ心線。
  3. 【請求項3】 上記第2被覆層は、上記第1被覆層の外
    観形状に合わせて全体に均一に被覆したものである請求
    項1又は2記載の光ファイバテープ心線。
  4. 【請求項4】 上記第1被覆層として被覆する樹脂は、
    粘度が25℃において2500〜5000cpsで35
    ℃において1500〜3000cpsの紫外線硬化型ア
    クリレート樹脂である請求項1、2又は3記載の光ファ
    イバテープ心線。
  5. 【請求項5】 上記第2被覆層として被覆する樹脂は、
    粘度が25℃において5000〜9000cpsで35
    ℃において2000〜4000cpsの紫外線硬化型ア
    クリレート樹脂である請求項1、2、3又は4記載の光
    ファイバテープ心線。
  6. 【請求項6】 上記第1被覆層として被覆する樹脂は、
    ヤング率が60℃で1.0Kg/mm2 以下、−40℃で
    10.0Kg/mm2 以下の紫外線硬化型アクリレート樹
    脂である請求項1、2、3、4、5又は6記載の光ファ
    イバテープ心線。
  7. 【請求項7】 上記第2被覆層として被覆する樹脂は、
    ヤング率が60℃で50Kg/mm2 以下、−40℃で2
    50Kg/mm2 以下の紫外線硬化型アクリレート樹脂で
    ある請求項1、2、3、4、5又は6記載の光ファイバ
    テープ心線。
  8. 【請求項8】 上記第1被覆層として被覆する樹脂は、
    硬化収縮率が3%以下の紫外線硬化型アクリレート樹脂
    である請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の光フ
    ァイバテープ心線。
  9. 【請求項9】 上記第2被覆層として被覆する樹脂は、
    硬化収縮率が3〜6%の紫外線硬化型アクリレート樹脂
    である請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の
    光ファイバテープ心線。
JP7275172A 1995-10-24 1995-10-24 光ファイバテープ心線 Pending JPH09113773A (ja)

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