JPH09110216A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

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JPH09110216A
JPH09110216A JP7272833A JP27283395A JPH09110216A JP H09110216 A JPH09110216 A JP H09110216A JP 7272833 A JP7272833 A JP 7272833A JP 27283395 A JP27283395 A JP 27283395A JP H09110216 A JPH09110216 A JP H09110216A
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roller
sheet
sheets
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retard
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Naoyuki Tonomura
外村尚之
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の給紙装置におけるピックアップローラ
とリタードローラとは個別に制御される構成とされた
り、リタードローラ駆動のための電磁クラッチの電力消
費量が多い等の問題を解決すること。 【解決手段】 ピックアップローラ(11b)、フィー
ドローラ(50)及びリタードローラ(192)を有す
るシート給送装置において、ピックアップローラとフィ
ードローラ及びリタードローラとを複数の歯車及びワン
ウエイクラッチ(306)を介して連動させ、駆動力に
より回転されるピックアップローラ、フィードローラ及
びリタードローラによりシートを給送し、駆動力遮断後
搬送ローラによるシートの移動にフィードローラ及びリ
タードローラの連れ回りによりシート重送を解除するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原稿読取装置にセッ
トされた原稿の画像情報を積載されているシート材から
シート材を画像形成部へ1枚ずつ分離給送するシート材
給送装置に関する。
【0002】上記においてシート材は、例えば複写機・
プリンタ・印刷機・ファクシミリなどの事務機器、その
他の各種のシート材使用機器において、機器に対して供
給する転写紙・感光紙・感熱紙・静電記録紙・印刷紙・
原稿・カード・封筒などの枚葉紙(カットシート)であ
る。材質は紙には限らない。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば電子写真装置を用いた複写
機において原稿をコピーする際は以下のような制御をし
ている。
【0004】従来の複写機でのコピー動作について図1
3、図14を用いて説明を行う。
【0005】操作者が読取部に原稿をセットし、コピー
ボタンを選択すると、DCコントローラ基板上のCPU
からの信号に基づいて記録モータM1が駆動され、一定
時間後にCPUから記録紙の給紙を行うための信号が記
録部に伝達されると、給紙クラッチ(CL1,CL4)
がONし、給紙ローラ206が回転し記録紙がシート材
給送部から搬送される。その後、給紙ローラ解除ソレノ
イド(SL1,SL2)がONし給紙ローラ206は記
録紙表面から離間される。
【0006】送り出された記録紙は、搬送ローラ207
と分離ローラ208によって1枚だけ搬送路に送り出さ
れる。給紙クラッチ(CL1,CL4)がONしてから
一定時間後に、縦パスローラ駆動クラッチ(CL2,C
L3)がONし、記録紙は最小サイズ紙が搬送可能なよ
うに配置された縦パスローラ209によって搬送され
る。記録紙が次段の搬送手段である縦パスローラ209
に到達した後も、搬送ローラ207と分離ローラ208
は給紙クラッチ(CL1,CL4)がONしているため
に、分離ローラ208は搬送ローラ207と同方向に回
転している駆動力が伝達されており、最上位以外のシー
ト材が搬送ローラ207と分離ローラ208とのニップ
部に入り込むのを防いでいる。
【0007】縦パスローラ駆動クラッチ(CL2,CL
3)がONしてから一定時間後に、レジ前ローラ駆動ク
ラッチ(CL9)がONし、回転状態になったレジ前ロ
ーラ210によって、レジストローラ211まで送られ
る。図には示していないが、レジ前ローラ210直前に
はセンサが設けられ、一定時間後に記録紙が到達しない
場合にはジャムと判断するようになっている。レジ前ロ
ーラ210に記録紙が到達してから一定時間後に給紙ク
ラッチ(CL1,CL4)がOFFされるようになって
いる。
【0008】レジストローラ211まで搬送された記録
紙は、レジストローラ駆動クラッチ(CL8)がOFF
のため停止状態になったレジストローラ211に突き当
たりループが形成され、記録紙の斜行が補正された後、
レジストローラ211によって保持される。
【0009】レジストローラ211のON/OFFによ
って光学系のモータの駆動が開始され、原稿照明ランプ
212により原稿が露光され、その反射光がミラー21
3によってCCD部214に照射される。CCD部21
4により読取った原稿の画像情報をもとにレーザ215
のON/OFFが制御することにより、ドット・パター
ンの画像が感光ドラム216上に形成される。感光ドラ
ム216上に形成された静電潜像は、記録部の現像部2
17でトナーによって可視画像となる。
【0010】感光ドラム216に形成された画像の先端
と記録紙の先端が一致するようにレジストローラ211
が駆動され、転写帯電器218により感光ドラム216
上の画像が記録紙に転写される。そして、記録紙に載っ
ているだけの画像は、搬送部219によって記録紙にシ
ョックを与えないように定着部220に搬送され、定着
部220によって熱及び圧力が加えられ、永久画像とさ
れる。画像情報が複写された記録紙は排紙部221から
装置に着脱可能にされた排紙トレイに積載される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
では、使用される電磁クラッチに電力を継続的に送る必
要があり、電力消費が多い、リタードローラの回転して
いる時間が長いため摩耗とうの耐久性が悪い、電磁クラ
ッチ等を制御するためにシートの位置を検知するセンサ
等が必要であり構成が複雑になる、センサ等に基づいて
電磁クラッチを制御しなければならないため制御が複雑
である、などの問題があった。
【0012】本発明は、上記のような問題を解決し、電
磁クラッチを必要とせずまた簡単な構成でシートの重送
防止を図ることができるシート給送装置及び画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は、ピックアップローラ、フィードローラ及びリタード
ローラを有するシート給送装置において、ピックアップ
ローラとフィードローラ及びリタードローラとを複数の
歯車及びワンウエイクラッチを介して連動させ、駆動力
により回転されるピックアップローラ、フィードローラ
及びリタードローラによりシートを給送し、駆動力遮断
後搬送ローラによるシートの移動にフィードローラ及び
リタードローラの連れ回りによりシート重送を解除する
ようにしたことを特徴とする。
【0014】本出願に係る第2の発明は、入力歯車に中
間歯車及び切欠歯車を介してピックアップローラが連結
され、入力歯車に中間歯車及びワンウエイクラッチを介
してフィードローラが連結され、フィードローラにちゅ
環歯車及びトルクリミッタを介してリタードローラが連
結されていることを特徴とする。
【0015】本出願に係る第3の発明は、前記シート給
送装置と、該シート給送装置により給送されるシートに
画像を形成する画像形成手段を有することを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】
<全体構造>図4乃至図6を参照して本発明の1実施形
態としてのファクシミリ装置全体の構成を概略説明す
る。
【0017】図4乃至図6において、1は装置本体、2
は装置本体1の上面カバーに原稿Dを複数枚積載するこ
とができるように構成された原稿載置台、3は原稿Dの
画像情報を読取る画像読取部、4はレーザービームプリ
ンタからなる記録部、5は原稿搬送部、6は原稿押圧
部、7は密着型イメージセンサ、8は原稿排紙トレイ、
9はレーザースキャナ、10は画像形成部、11はシー
ト積載装置給紙部、12は記録紙排紙トレイ、1Зはシ
ート積載手段であるМP(マルチ記録紙)シート積載装
置、14はカートリッジカバー、15はADF(自動原
稿送り装置)カバー、16は上原稿ガイド、17は重り
用軸、18は原稿押え板、19は下原稿ガイド、20は
画像読取部と記録部の仕切部、21はファクシミリ装置
の制御部、22はハンドセット、2Зは搬送ガイド、2
4は操作部、25は表示部、26はファクシミリ装置の
動作状態を示すタリーランプ、27は2段目シート積載
装置部、28はカバー部材であるライトカバー、29は
MPシート積載装置センサ、З0はMP分離部である。
【0018】画像読取部Зは、原稿載置台2上に積載し
た原稿Dを予備搬送押圧片5aと圧接した予備搬送ロー
ラ5b及び逆転ローラ5cと圧接した分離ローラ5dで
1枚ずつ給送分離し、さらに押圧バネ5kにより押圧さ
れた給紙コロ5eと圧接した給紙ローラ5f等で密着型
イメージセンサ7に搬送し、原稿押圧部6で重り用軸1
7、原稿押え板18により原稿Dを密着型イメージセン
サ7に押圧して密着させつつ原稿Dの画像情報を読取っ
た後、原稿Dを押圧バネ5kにより押圧された排紙コロ
5gと圧接した排紙ローラ5hによって原稿排紙トレイ
8に排出するようになっている。この間、原稿Dは上原
稿カイド16と下原稿ガイド19によりガイドされる。
【0019】原稿載置台2には原稿Dの搬送方向と直角
方向(原稿Dの幅方向)にスライド可能なスライダ2a
が設けられていて、前記スライダ2aによって原稿載置
台2上に積戴された原稿Dの両サイドを揃えることが出
来るようになっている。また、原稿Dが長尺原稿の場合
は延長原稿トレイ2bを開くことによって原稿Dの後端
部が原稿載置台2からはみ出して垂れ下がることを防止
することができる。
【0020】記録部4は、制御部21から出力される画
像信号に基づいてレーザースキャナ9のレーザービーム
発振器9aから変調信号を射出し、この変調ビームをポ
リゴンミラー9bによって画像形成部10の感光体ドラ
ム10aに走査光を照射して、感光体ドラム10a表面
に画像情報を形成し、シート積載装置給紙部11または
2段目シート積載装置部27またはMPシート積載装置
部1Зから画像形成部10に給送された記録紙Sに画像
情報を転写して定着した後、記録紙積載トレイ12に排
紙するようになっている。
【0021】感光体ドラム10aは1次帯電器10bと
現像ローラ10cとクリーニングローラ10dと共に記
録カートリッジ10e内に一体に組込まれていて、装置
本体1に対して着脱自在に構成されている。そして感光
体ドラム10aの表面は1次帯電器10bにより均一に
帯電され、表面にポリゴンミラー9bから走査光が折り
返しミラー9cで反射して照射されると潜像が形成さ
れ、潜像が現像ローラ10cから供給されるトナーによ
って顕像化されるようになっている。
【0022】画像形成部10の感光体ドラム10a周辺
部には転写帯電器10fが配置され、また感光体ドラム
10aよりも下流側の記録紙搬送経路に熱定着器10
g、排紙ローラ10hが配置されている。
【0023】記録紙Sは転写帯電器10fで感光体ドラ
ム10a表面に形成された卜ナー像を転写された後、搬
送ガイド2Зに沿って搬送され、熱定着器10gでトナ
ー像が定着されて、排紙ローラ10hにより記録紙排紙
トレイ12に排出されるようになっている。
【0024】MPシート積載装置部13は装置本体1の
底部に配設されている。MPシート積載装置13aに積
載された記録紙Sは、圧接部材1ЗbによりMP中板1
3cが上方に回動させられることによってMP分離ロー
ラЗ0aに圧接きれ、MP分離バッドЗ0bによって一
枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)、MP分離ベース3
0cに沿って搬送され、さらに搬送ローラ28aと、ラ
イトカバー28に配置されたカバー側Uターンガイド2
8bと、装置本体1側に配置された本棒側Uターンガイ
ド28cによって反転される。さらに給送中の記録紙S
はレジストセンサ28dにより先端位置を検知きれ、感
光体ドラム10aに形成されたトナー像の先端と記録紙
Sの先端が一致するように給紙、画像出カタイミングを
合わされた後、転写帯電器10fと感光体ドラム10a
との間に搬送される。画像はMPシート積載装置13a
に積載された記録紙Sの下面側に記録される。
【0025】また、記録紙Sは記録紙サイズに合わせて
移動可能に装着されたMP規制板1Зdによって側端
面、後端面を規制され斜行や不送りが発生しないように
なっている。また、記録紙Sのサイズや有無はMPシー
ト積載装置センサ29により検知される。記録紙積載可
能枚数は100枚であり、装置本体1に向かって左側面
に引き出されるように構成されている(サイドローディ
ング方式)。また、積載可能な記録紙サイズはA4、レ
ター、リーガルのЗ種類であり、図6ではMP規制板1
ЗdはA4サイズに設定されている。
【0026】シート積載装置給紙部11は、装置本体1
の底部下面にシート積載装置給紙部11の天板11hが
接するように配設されており、天板11hの上面は装置
本体1の底板になっている。給紙シート積載装置100
に積載された記録紙Sは中板102が中板バネ104に
よって上方に付勢され、半円状の給紙ローラ11bと、
分離爪部材106によって1枚ずつ分離して(爪分離方
式)、この分離された記録紙Sをシート積載装置搬送ロ
ーラ50により搬送し、MP分離ベースЗ0cと通紙ガ
ィド28eの間を通過して、搬送ローラ28aと、ライ
トカバー28に配置されたカバー側Uターンカイド28
bと、装置本体1側に配置された本体側Uターンガイド
28cによって反転される。ここからは前述のMPシー
ト積載装置部13からの給紙と同じである。紙パスは搬
送ローラ28aの直前で合流する。画優は給紙シート積
載装置100に積載された記録紙Sの下面側に記録され
る。
【0027】2段目シート積載装置給紙部27は図6で
は省略されているが、図示されているシート積載装置給
紙部11とほぼ同等の構成であり、2段目シート積載装
置101内部の記録紙Sはシート積載装置給紙部11の
側方空間部11gを通して記録部4に給紙される。
【0028】シート積載装置100、101はいずれも
記録紙積載可能枚数は500枚であり、装置本体1に対
して前面に引き出されるように構成されている(フロン
トローディング方式)。また、積戴可能な記録紙サイズ
は主としてA4、レターの2種類である。
【0029】また、シート積載装置給紙部11と2段目
シート積載装置給紙部27はそれぞれオプションとして
分離、結合可能になっており、装置全体の記録紙積載可
能枚数は100枚(シート積載装置給紙部を設けない場
合)から1100枚(シート積載装置給紙部11を2段
設けた場合)まで可変することが可能になっている。装
置本体1にはカートリッジカバー14が開閉可能に設け
られていて、カートリッジカバー14を開くことによっ
て記録カートリッジ10eを装置本体1の外に引出して
交換できるようになっている。また、カートリッジカバ
ー14にはインターロック機構が備わっており、カート
リッジカバー14が開いているか、記録カートリッジ1
0eが装置本体1にセットされていない場合は記録部4
が動作しないようになっている。また、記録カートリッ
ジ10eに設けたドラム感光防止シャッター10iは記
録カートリッジ10eの装置本体1へのセットと連動す
るようになっており、カートリッジカバー14を開いて
記録カートリッジ10eの装置本体1へのセットした時
シャッター10iが開き、記録カートリッジ10eを装
置本体1から取り出した時にシャッター10iが閉じる
ことで感光体ドラム10aの不必要な感光を防止するよ
うになっている。
【0030】また記録中にジャムが発生した場合、カー
トリッジカバー14、ライトカバー28、排紙カバー1
0j、ジャム解除カバー11iのいずれかを開けること
によって内部に滞留している記録紙Sを取り出すことが
できるようになっている。
【0031】また、排紙カバー10jは記録紙排紙トレ
イ12を取り外した後開く必要がある。
【0032】仕切部20は画像読取部Зと記録部4を分
離するダクトとなっており、ここに図示しないファンに
よって空気を流すことによって記録部4から発生した熱
により画像読取部3が悪影響を受けたり、記録紙Sから
蒸散した水蒸気が結露して記録紙S上に滴下することを
防いでいる。
【0033】密着型イメージセンサ7は光源としてのL
EDアレイから原稿Dの画像情報面に光を照射し、画像
情報面を反射した反射光をセルフォックレンズでセンサ
素子に結像して画像情報を読取るものである。
【0034】なお以上はFAXの例であるが、本発明は
他の画像形成装置に適用し得ることは勿論である。
【0035】<給紙部の構成>次に、画像形成装置側の
給紙部の実施形態につき、図1〜3を参照して説明す
る。図1〜3において、300はモータ(図示せず)か
ら適宜中間歯車を介して駆動力即ち回転力を受け、給紙
部の駆動歯車となるべき第1の歯車で、フィードローラ
50に固定されたフィードローラ軸302に回転自在に
遊嵌されている。第1の歯車300の回転は第2の歯車
304に伝達され、第2の歯車304の回転はバネクラ
ッチ等のワンウエイクラッチ306を介して第3の歯車
308に伝達され、第3の歯車308の回転はフィード
ローラ軸302に固定されたフィードローラ歯車又は第
4の歯車に伝達される。第4の歯車310の回転は第5
の歯車312、トルクリミッタ314、第6の歯車31
6に伝達され、該歯車316の回転は、第7の歯車31
8を介して前記伝達軸198に伝達される。さらに該伝
達軸198の回転はホルダ196内の第8の歯車32
0、第9の歯車322、第10の歯車324を介してリ
タードローラ192に伝達される。歯車322は支軸3
26により、リタードローラ192及び歯車324は支
軸328によりそれぞれホルダに回転自在に支持されて
いるが、支軸326の延長部の記載は図1では省略す
る。斯くして第1の歯車300からの回転力によりリタ
ードローラ192は回転される。
【0036】330は切欠部332を有する第2の歯車
304に対応する切欠歯車で、該歯車は一部が切り欠け
られ半月状等の形状をなすピックアップローラ11bの
ピックアップローラ軸に固定されている。ピックアップ
ローラ軸334には、さらに該軸334の一端には切欠
336を有する制御環338が固定され、該切欠336
にソレノイド340により駆動される爪部材342が係
合可能とされている。制御環338には凹部344を有
するカム環346が設けられ、制御環338と装置本体
との間にはバネ348が張設されている。カム環346
に係合する第1の作動腕350及び前記ワンウエイクラ
ッチ306の突起352に係合する第2の作動腕354
を有するL型の作動レバー356が装置本体に枢支さ
れ、バネ358により反時計方向に付勢されている(図
3)。
【0037】上記給紙部の作動について説明すると、先
ず図2の待機状態において、ソレノイド340が通電さ
れると該ソレノイドの作動により爪部材342と切欠3
36の係合が解除され、制御環336はバネ348の力
により時計方向に回転する(図2)。そうすると制御環
336と同軸上の切欠歯車330が第2の歯車304に
係合して回転され、この回転は軸334を介してピック
アップローラ11bに伝達され、ピックアップローラは
シート積載装置内に積載された最上部のシートをフィー
ドローラ50へ給送することになる。ピックアップロー
ラの回転してシートに当接する直前に、カム環346の
凹部に作動腕350が係合し、作動レバー356は反時
計方向に回動しその作動腕354と突起352の係合が
解除され、ワンウエイクラッチ306は動力伝達可能状
態となり、第1の歯車300から第2の歯車304、ワ
ンウエイクラッチ306、第3の歯車308、第4の歯
車310、軸302を介して動力が伝達されて、フィー
ドローラ50が回転されることになる。また第4の歯車
310からは、第5〜10の歯車312、316、31
8、320、326、328を介して動力が伝達される
ことにより、リタードローラ192も回転される。従っ
てフィードローラ50とリタードローラ192により1
枚ずつ分離されて、後流の搬送ローラ部(図示せず)へ
送られることになる。
【0038】シートの後端がフィードローラとリタード
ローラの間を通過し、切欠歯車330が1回転して図1
の位置にくると、それ以前にソレノイドの通電を断つこ
とにより、図示しないバネにより復帰されている係止爪
342が制御環338の切欠336に係合し、切欠歯車
330は停止され、ピックアップローラ及びフィードロ
ーラも停止され、次のシート給送の待機状態となる。
【0039】上記シート給送装置の実施形態では、ピッ
クアップローラ11bとリタードローラ192とが第2
〜第10の歯車、ワンウエイクラッチ、トルクリミッタ
等により連動して回転してシートを分離しながら後段の
搬送ローラに向けて給送し給紙動作を終了するため、従
来のようなピックアップローラ及びリタードローラを個
別に制御するような電磁クラッチ等を必要とせず、構成
が簡単とされる。また、フィードローラ50とリタード
ローラ192とがトルクリミッタ314を介して接続さ
れているため、シートが後段の搬送ローラ(図示せず)
により搬送されている間に該シートが重送したときに
は、フィードローラの連れ回りの回転がリタードローラ
に伝達されて重送されるシートを分離することができ
る。またシートが後段の搬送ローラで送られているとき
のフィードローラ50の連れ回りを行わせるためのワン
ウエイクラッチの働きをリタードローラに1回転させる
ためのバネクラッチに行わせることにより部品点数の削
減を図ることができ、構成が簡単となるとともに製造コ
ストの低減を図ることができる。またリタードローラは
必要以上に回転しないので摩耗しにくく安価なローラが
使用可能である。
【0040】<シート積載装置部の構造>次に図7乃至
10を参照して本発明に係るシート積載装置の1実施形
態について説明する。図において100はシート積載装
置を示し、該シート積載装置100は1対の側板、シー
ト積載装置の奥側で前記側板の間に延びる奥板112、
シート積載装置の手前側で前記側板の間に延びる前板1
14、底板116を有する。また前記バネ104により
付勢される中板102は奥板及び前板にピン118によ
り枢支されている。
【0041】120はシート積載装置の奥側に設けられ
た突き当て部材で、該突き当て部材120は奥板112
上に対応する上壁部122及び奥板112の側部に対応
する立壁部124を有し、上壁部122は一対の長穴1
26が穿設され、また立壁部124にはシートの一側即
ち給紙方向に関し左側(図7における上方側)規制する
突起部128を有するとともに下端には一対の突起13
0が形成されており、該突起130はシート積載装置底
板116に穿設された適宜数の調整穴132に係合可能
になっている。突き当て部材120の給紙方向に関し前
方に設けられた分離爪部材106は、ガイド穴134が
形成された板状の本体部136及び分離爪部138を有
し、ピン140により立壁部124に枢支されている。
分離爪部材106は片側だけに設けられており、製作コ
ストが低減される。
【0042】シート積載装置の手前側即ち前板114の
内側には、シートの他側を押す板状部材142、該板状
部材を付勢するバネ(図示せず)等を有する付勢手段1
44が設けられている。更に前板114の上部には断面
略L字形等適宜形状の位置決め手段146が設けられ、
該位置決め手段の基準面148が、画像形成装置本体に
対してシート積載装置を位置決めする。
【0043】以上の構成において、突き当て部材120
はその下端の突起130を、紙サイズに応じてシート積
載装置の底板の適宜の調整穴132に嵌合し、長穴15
0を介してビス152により奥板112に固定される。
斯くして所定枚数のシートをシート積載装置100内に
収納すると、付勢手段144によりシートは突き当て部
材120即ち奥側に押し当てられその突起部128の基
準面によりシートの一側は規制されることになる。この
ような状態でシート積載装置が装置本体に装着されて停
止した場合、シートは突き当て部材により位置が規定さ
れているので、従来の手前側規制のようなシートの位置
ずれは防止され、シートは所定の位置決めが維持され、
分離爪からの離脱もなく、良好なシート搬送を遂行する
ことができる。
【0044】シートとしての紙は湿度の影響を受け伸縮
するが、一般には高温では多湿となる傾向があるがいず
れにしても湿度の増加に応じてシートは伸長する。また
シート積載装置は温度の上昇に応じて膨張するが、シー
ト積載装置は樹脂成形されることが多くその膨張傾向は
より顕著である。前記のようにシートの位置決めを奥側
とすると、高温多湿となった場合、シートの他側は前板
114側即ち手前側へ伸長し、画像形成字基準(印字等
の画像形成はシートの左側から行われる)がずれること
になる。しかしシート積載装置を装置本体に装着し、前
板に設けられた位置決め手段146により、シート積載
装置を装置本体に対し位置決めすると、高温多湿の環境
下では、シートは前板側即ち手前側に伸長するが、シー
トの一側の基準となる突き当て部材はシート積載装置の
膨張により奥側に移動することになり、即ち、シートの
伸長とシート積載装置の膨張が互いにキャンセルし、シ
ートの他側の搬送基準のずれが低減され、画像のずれが
防止される。
【0045】なお以上の構成では、突き当て手段は突き
当て部材で説明したが、奥板自身に基準面を設けて突き
当て手段としてもよい。
【0046】次に本発明によるシート積載装置の他の実
施形態について主として図11、12を参照して説明す
る。
【0047】図11、12において、分離圧調整手段1
70の調整レバー172はシート積載装置120の側板
110に形成された凹部174内に納められ、その一端
が側板110に軸176により枢支されている。レバー
172の上辺中央部には、前部及び後部にテーパ17
8、180を有する突起部182が形成されている。レ
バー172の一端の係止ピン184と側板110の凹部
174の係止ピン186の間には引張りバネ188が設
けられており、該バネによりレバー172は図において
反時計方向に付勢される。また図示の如く引張バネは可
及的長尺とされてバネ定数を大とされレバー172の回
動中該レバーから後述のリタードローラに略一定の加圧
力が付与されるようになされる。またシート積載装置1
20の上部にはレール190が設けられている。なお図
11において172Aはレバー172に設けられた被案
内突起で、シート積載装置凹部174のオーバハング部
の内面に摺動可能となっていてレバー172がみだりに
凹所外に出ることを防止する。
【0048】一方装置本体には、前記フィードローラ5
0に対応するリタードローラ192が設けられており、
該リタードローラは下部に突起194を有するリタード
ホルダ196に回動自在に支持されている。該リタード
ホルダ196は支軸198に揺動自在に支持されてい
る。また本体1側には前記シート積載装置のレール19
0に対応するレール200が設けられている。
【0049】上記実施形態によれば、シート積載装置1
20をレール190、200によりガイドしながら装置
本体1に装着すると、装着途中に本体側のレール200
により押し下げられながら進行していた調整レバー17
2の突起182は、図12に示すように装着操作の最終
段階で本体側のレール200に形成された孔にクリック
動作的に係合する。この作動により、ユーザはシート積
載装置が装置本体に装着されたことを感知し、シート積
載装置の押し込み操作を止めることができ、前記のよう
にシート積載装置を装置本体に衝突させてシートの搬送
基準化からのずれ等を防止することができる。
【0050】またシート積載装置が前記のようにして装
置本体に装着されると、調整レバー172の突起182
はリタードホルダ196の突起194に係合し、該リタ
ードホルダ196をバネ188の付勢力に応じて押し上
げ、所望の分離圧をもってフィードローラ50に押圧す
ることになる(図8)。このように分離圧の調整手段1
70がシート積載装置側に設けられているので、調整手
段の部材交換や調整等がシート積載装置を装置本体から
引き出した状態で行うことができ、その作業が容易とな
る。また摩擦分離手段は本体側に設けられているので、
手油により汚損されたりすることがない。なお本実施形
態は、調整手段によりリタードローラの分離圧の例で説
明したが、摩擦パッド等の他の摩擦分離手段にも適用し
得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるシー
ト給送装置は、ピックアップローラとリタードローラと
が連動して回転されて給紙動作を終了するため、従来の
ようなピックアップローラ及びリタードローラを個別に
制御するような電磁クラッチ等を必要とせず、構成が簡
単となる。また、フィードローラとリタードローラとが
トルクリミッタを介して接続されているため、シートが
後段の搬送ローラにより搬送されている間に該シートが
重送したときには、フィードローラの連れ回りの回転が
リタードローラに伝達されて重送を解消することができ
る。またシートが後段の搬送ローラで送られているとき
のフィードローラの連れ回りを行わせるためのワンウエ
イクラッチの働きをリタードローラに1回転させるため
のバネクラッチに行わせることにより部品点数の削減を
図ることができ、構成が簡単となるとともに製造コスト
の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給紙部の1実施形態を示す要部斜視図
【図2】図1に示す給紙部の待機状態を示す作動説明図
【図3】図1に示す給紙部の給紙状態を示す作動説明図
【図4】本発明に係る画像形成装置の全体斜視図
【図5】同画像形成装置の正面図
【図6】同画像形成装置の内部詳細を示す断面図
【図7】本発明の1実施形態に係るシート積載装置の平
面図
【図8】図7のA−A線に沿う断面図
【図9】図7におけるシート積載装置の突き当て部材の
正面図
【図10】図7におけるシート積載装置の突き当て部材
の平面図
【図11】本発明の他の実施形態に係るシート積載装置
の側面図
【図12】図11に示すシート積載装置の作動状態の説
明図
【図13】従来の画像形成装置のコピー動作を説明する
ための図
【図14】従来の画像形成装置のコピー動作を説明する
ための主として搬送系を示す図
【符号の説明】
1…装置本体 2…原稿載置台 3…画像読取部 8…排紙トレイ 11、27…シート積載装置給紙部 12…シート排紙
トレイ 100、101…シート積載装置 102…中板 106…分離爪部材 108、110…
側板 112…奥板 114…前板 116…底板 120…突き当て
部材 122…上壁部 124…立壁部 170…分離圧調整手段 172…調整レバ
ー 174…凹所 182…突起 188…バネ 190、200…
レール 192…リタードローラ 196…リタード
ホルダ 306…ワンウエイクラッチ 314…トルクリ
ミッタ 340…ソレノイド 338…制御環 356…作動レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピックアップローラ、フィードローラ及
    びリタードローラを有するシート給送装置において、ピ
    ックアップローラとフィードローラ及びリタードローラ
    とを複数の歯車及びワンウエイクラッチを介して連動さ
    せ、駆動力により回転されるピックアップローラ、フィ
    ードローラ及びリタードローラによりシートを給送し、
    駆動力遮断後搬送ローラによるシートの移動にフィード
    ローラ及びリタードローラの連れ回りによりシート重送
    を解除するようにしたことを特徴とするシート給送装
    置。
  2. 【請求項2】 入力歯車に中間歯車及び切欠歯車を介し
    てピックアップローラが連結され、入力歯車に中間歯車
    及びワンウエイクラッチを介してフィードローラが連結
    され、フィードローラに中間歯車及びトルクリミッタを
    介してリタードローラが連結されていることを特徴とす
    る請求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のシート給送装置
    と、該シート給送装置により給送されるシートに画像を
    形成する画像形成手段を有することを特徴とする画像形
    成装置。
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