JPH09109226A - 可変搬送装置 - Google Patents

可変搬送装置

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JPH09109226A
JPH09109226A JP7292018A JP29201895A JPH09109226A JP H09109226 A JPH09109226 A JP H09109226A JP 7292018 A JP7292018 A JP 7292018A JP 29201895 A JP29201895 A JP 29201895A JP H09109226 A JPH09109226 A JP H09109226A
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JP
Japan
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roller
rail
rubber
outlet
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JP7292018A
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English (en)
Inventor
Shingo Shimojima
伸吾 下島
Yukio Kawasaki
幸雄 川崎
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出機から押し出されるワークの蛇行や引張
りを防止して、製品の断面寸法のばらつきを減少させる
ことができる搬送装置を得る。 【解決手段】 可変搬送装置1のケース4内には、押出
機から連続的に押し出される未加硫のゴム40を、入口
8側から出口9側へと搬送するローラーコンベア10が
設けられている。ローラーコンベア10は、スプロケッ
ト11,12に巻き掛けられて移動する無端環状のチェ
ーン15と、チェーン15に自転可能に軸着された多数
のローラー19とを含み、各ローラー19はテーパー部
21がレール33に接触することによって搬送方向に自
転する。レール33を移動させ、テーパー部21とレー
ル33との接触部位を変えることにより、入口8より出
口9に近い側のローラー19ほど高速で自転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出機から連続的
に押し出される未加硫ゴム、溶融樹脂等のワークを搬送
しながら加熱加硫又は冷却させるための搬送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のウエザストリップ等のゴム押出
発泡製品は、発泡剤が混練されて押し出される未加硫ゴ
ムを、加熱手段を備えた搬送装置内で発泡及び加硫させ
ることによって完成される。従来の搬送装置は、未加硫
ゴムを入口側から出口側へと一定方向に搬送するための
ベルトコンベアと、搬送中のゴムを加熱して発泡及び加
硫させるための熱風発生装置とを備え、図5に示すよう
に、複数基の搬送装置51〜54が連続して使用されて
いた。つまり、押出機50から連続的に押し出される発
泡剤入りのゴム40は、まず、1基目の搬送装置51の
ベルトコンベアに引取られ、該搬送装置51内を搬送さ
れる過程で加熱される。これを通過したゴム40は、2
基目の搬送装置52のベルトコンベアに引取られ、該搬
送装置52内を搬送される過程で加熱される。同様に、
ゴム40は3基目以降の搬送装置53,54を通過し、
全搬送装置51〜54内を搬送される過程で発泡及び加
硫が完結する。
【0003】前記ベルトコンベア上のゴムは、発泡の進
行に伴って、太くなるとともに長さ方向にも伸長する。
そこで、従来は、通過順序が後の搬送装置のベルトコン
ベアほど高速で移動させ、先の搬送装置を通過したゴム
を、前記伸長分をも含めて後の搬送装置のベルトコンベ
アに引取ることにより、その伸長に合わせていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の搬送
装置には、次のような問題があった。 (1)各搬送装置内での発泡は徐々に行なわれるので、
各搬送装置内のベルトコンベア上のゴムも徐々に伸長す
る。しかし、ベルトコンベアの移動速度は搬送装置間で
しか調節できず、一つのベルトコンベア上におけるゴム
の引取り速度を発泡状態に細かく一致させて変化させる
ことはできなかった。そして、ゴムとベルトとの接触面
には摩擦力が働くため、伸長したゴムはベルトコンベア
上を前進することができず、引取り不足になって蛇行す
ることがあった。また、搬送装置間で引取り過多による
引張りが生じることもあった。これらの蛇行や引張り
は、完成した製品の断面寸法をばらつかせることにな
る。
【0005】(2)ベルトコンベア上のゴムは、ベルト
コンベアの下方に配設された熱風発生装置から噴付けら
れる熱風によって加熱される。しかし、該熱風はベルト
の両脇を迂回してベルトコンベアの上方へと回るので、
直接ゴムに噴付けて加熱することができず、熱効率が悪
かった。
【0006】(3)前記搬送装置は、押出機から連続的
に押し出される溶融樹脂の冷却にも使用できる(熱風発
生装置は不要)。この溶融樹脂は、複数基の搬送装置内
をベルトコンベアで搬送される過程で冷却され、冷却の
進行に伴って、細くなるとともに長さ方向に収縮する。
そこで、従来は、前記発泡ゴムの場合とは逆に、通過順
序が後の搬送装置のベルトコンベアほど低速で移動さ
せ、その収縮に合わせていた。しかし、溶融樹脂は押出
直後に高速で収縮し、その後冷却が進むに連れて収縮速
度が遅くなるのに対し、ベルトコンベアの移動速度は搬
送装置間でしか調節できず、一つのベルトコンベア上に
おける樹脂の引取り速度を収縮状態に細かく一致させて
変化させることはできなかった。そして、溶融樹脂とベ
ルトとの接触面には摩擦力が働くため、収縮しようとす
る溶融樹脂に引張りが生じることがあった。
【0007】ところで、ベルトコンベアの代わりに多数
の駆動ローラーを連設したローラーコンベアを使用し、
全ローラーの回転によってローラー上のゴムを搬送する
ことも考えられる(特公昭50−19150号公報)。
このローラーコンベアによれば、全ローラーを異なる周
速度で個別に回転駆動することにより、前記ゴムの発泡
による伸長に合わせてゴムを搬送することができる。し
かし、このようなローラーコンベアは、コストが非常に
高くなるので、実用化は困難であった。
【0008】本発明の目的は、上記課題を解決し、押出
機から押し出されるワークの蛇行や引張りを防止して、
製品の断面寸法のばらつきを減少させることができる搬
送装置を提供することにある。本発明のさらなる目的
は、ワークが発泡剤入りの未加硫ゴムである場合に、該
ゴムを搬送しながら加熱して発泡及び加硫させるとき
に、熱効率を向上させることができる搬送装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の可変搬送装置は、押出機から連続的に押し
出されるワークを入口側から出口側へと一定方向に搬送
するためのコンベアを備え、コンベアは、少なくとも二
対の回転輪と、回転輪に巻き掛けられてワークの搬送方
向に一定速度で移動する一対の無端環状伝動部材と、一
対の無端環状伝動部材の間に橋設されるとともに自転可
能に軸着された多数のローラーと、入口と出口との間で
ローラーの自転速度を変化させる自転制御手段とを備え
たことを特徴としている。
【0010】ここで、「ワーク」としては、未加硫ゴ
ム、溶融樹脂等を例示できる。ワークが未加硫ゴムであ
る場合には、搬送中の未加硫ゴムを加熱加硫させるため
の加熱手段を備える。未加硫ゴムには、発泡剤を添加す
る場合と添加しない場合とがある。「無端環状伝動部
材」としては、無端環状のチェーン、平ベルト、Vベル
ト、歯付ベルト等を例示できる。「入口と出口との間で
ローラーの自転速度を変化させる」とは、例えば、入口
より出口に近い側のローラーほど高速で自転させたり、
それとは逆に、入口より出口に近い側のローラーほど低
速で自転させたりすることをいう。その変化のさせ方は
特に限定されず、各ローラー間の自転速度を一定の変化
率で変化させたり、その変化率を途中で変えたりでき
る。
【0011】「自転制御手段」としては、各ローラーの
端部に設けられたテーパー部と、各ローラーのテーパー
部に接触して各ローラーを自転させるレールとを備えた
ものを例示でき、レールは入口と出口との間でテーパー
部に対する接触部位がテーパー部の軸方向に異なってい
る。具体的には、レールは入口より出口に近い側のロー
ラーほどテーパー部のうち外径の小さい部位に接触した
り、それとは逆に、入口より出口に近い側のローラーほ
どテーパー部のうち外径の大きい部位に接触したりす
る。また、レールを変位させてテーパー部に対する接触
部位を調節するレール調節手段を備えることが好まし
い。このレール調節手段は、レールを支持する支持板
と、支持板をスライドさせる調節ボルトと、支持板を調
節位置で固定する固定ボルトとの組合せを例示できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した可変搬送
装置1の形態例を図1〜図4に基づいて説明する。な
お、可変搬送装置1は、前出の図5に示すように連続し
て使用される複数基のうちの1基である。
【0013】この可変搬送装置1は、金属製の箱体2と
その外面を被う断熱材3とからなるケース4を備え、該
箱体2の内部は、図1における右側の縦長の入口室5
と、中央の横長の加熱室6と、左側の縦長の出口室7と
が連通してなる。ケース4の右端壁にはゴム40を搬入
する入口8が開口し、左端壁にはゴム40を搬出する出
口9が開口し、入口8から出口9までの長さは約5mで
ある。なお、ケース4の天板部は必要時に取り外せるよ
うになっている。
【0014】ケース4内には、押出機(図示略)から連
続的に押し出される未加硫のゴム40を、入口8側から
出口9側へと矢印方向に搬送するためのローラーコンベ
ア10が設けられている。ローラーコンベア10は、入
口室5の上部及び出口室7の上部に一対ずつ回動可能に
軸着されたスプロケット11,12と、入口室5の下部
に回動可能に設けられた一対のスプロケット13とを備
え、入口室5のスプロケット11にのみ駆動モーター
(図示略)が連結されて駆動輪となっている。また、ス
プロケット11,12の近くにはそれぞれガイド輪14
が設けられている。これらのスプロケット11,12,
13及びガイド輪14には一対の無端環状のチェーン1
5が全体としてL字状に巻き掛けられ、特にスプロケッ
ト11,12間は上側及び下側に略平行に張られてい
る。スプロケット11が図1における矢印方向に駆動す
ることにより、チェーン15は一定速度(例えば、約5
cm/秒)で移動し、特にスプロケット11,12間の
上側のチェーン15は入口8側から出口9側へと移動す
る。
【0015】入口室5の底面にはテンショナ16が設け
られている。このテンショナ16は、前記スプロケット
13の軸18を軸着するアーム17と、該アーム17を
上下方向に移動させる制御手段(図示略)とを備え、該
アーム17の移動調節によるスプロケット13の変位に
よって、チェーン15に適度なテンションを与えるよう
になっている。
【0016】一対のチェーン15の間には、多数のロー
ラー19が一定の間隔をおいて橋設されている。ローラ
ー19は外径約20mmの円柱状の胴部20と、胴部2
0の両端部から円錐筒状に外径約16mmまで先細りし
たテーパー部21とを備え、その内部をシャフト22が
回転(自転)可能に貫通している。シャフト22の両端
部は、各々対応する一本のチェーン15の鎖連結部を貫
通して固定リング23により固定されている。従って、
各ローラー19は、後述するレール33との接触がなけ
れば、シャフト22に対して自由回転できる状態にあ
る。上記態様で一対のチェーン15の間に自転可能に軸
着された多数のローラー19は、チェーン15とともに
一定速度(例えば、約5cm/秒)で移動し、特にスプ
ロケット11,12間の上側に位置する各ローラー19
は入口8側から出口9側へと移動する。ケース4の入口
8から搬入されたゴム40は、この上側に位置するロー
ラー19の胴部20に乗って入口8側から出口9側へと
搬送され、出口9から搬出される。
【0017】加熱室6の内底面には、入口室5から出口
室7に亘って伸びる断面コ字状の一対の支持枠24が固
定されている。各支持枠24の上板部はスプロケット1
1,12間の上側のローラー19と下側のローラー19
との中間高さに位置し、各支持枠24の下板部にはチェ
ーン15の下側の弛みを防止する弛み止め25が立設さ
れている。各支持枠24の上板部のほぼ全長に亘って
は、断面L字状の一対の支持板26が載置されている。
各支持板26の横板部は上側のローラー19のテーパー
部21の下方へと延び、該横板部の端部上面には後述す
るようにテーパー部21に接触する丸棒状のレール33
が溶接固定されている。
【0018】各支持板26の縦板部には、入口8に近い
側と出口9に近い側の二箇所に孔が開けられるととも
に、各孔と連通するナット27が固着されている。各ナ
ット27及び孔には調節ボルト28が螺子込み量の調節
可能に挿通され、調節ボルト28の先端は支持枠24の
縦板部に当接している。ケース4の前記調節ボルト28
に対応する4箇所には開口部29が設けられ、各開口部
29には開閉可能な蓋30が取付けられている。そし
て、必要時には、蓋30を開けて開口部29から治具を
差し入れ、調節ボルト28の螺子込み量を調節できるよ
うになっている。この調節によって、図3に示すよう
に、入口8に近い側の調節ボルト28はその先端寄りで
ナット27と螺合し、出口9に近い側の調節ボルト28
はその頭部寄りでナット27と螺合しているため、両支
持板26及びレール33は平面から見て出口9側が外側
に広がったハ字形の姿勢になっている。
【0019】各支持板26の横板部には、入口8に近い
側と出口9に近い側の二箇所に長孔31が開けられてい
る。各長孔31には固定ボルト32が挿通され、固定ボ
ルト32の先端は支持枠24の上板部に形成された雌ね
じ孔に螺合されている。そして、支持板26は、前記の
通り平面ハ字形の姿勢に調節された位置で、固定ボルト
32を締め付けることにより支持枠24に固定されてい
る。
【0020】さて、スプロケット11,12間の上側に
位置するチェーン15は自身とローラー19とゴム40
の重量によって下方へたわむので、各ローラー19のテ
ーパー部21はレール33に接触する。このとき、前記
の通り2本のレール33は平面から見て出口9側が外側
に広がったハ字形に配置されているため、入口8より出
口9に近い側のローラー19ほどテーパー部21のうち
の外径の小さい部位に接触することになる。ゴム40を
乗せて出口9側に移動する上側のローラー19は、前記
テーパー部21とレール33との接触によって、ゴム4
0の搬送方向に自転するので、ゴム40は、前記チェー
ン15の移動速度にこのローラー19の自転による周速
度を加えた速度で搬送されることになる。
【0021】図4は、テーパー部21におけるレール3
3の接触部位と、ローラー19の周速度との関係を示す
グラフである。図4に示すように、ローラー19の周速
度は、レール33がテーパー部21の最大外径(約20
mm)部に接触した際に最小になり、最小外径(約16
mm)部に接触した際に最大になる。この例では、最大
外径部に対する最小外径部の周速度比は1.25倍であ
る。従って、レール33は、その平面ハ字形配置によ
り、入口8より出口9に近い側のローラー19ほど高速
で自転させることになり、ゴム40は出口9に近付くほ
ど高速で搬送されることになる。
【0022】入口8側と出口9側とにおけるゴム40の
搬送速度比を変化させるには、まず、ケース4の天板部
を取り外し、各固定ボルト32を緩める。次に、開口部
29から治具を差し入れ、調節ボルト28のナット27
に対する螺子込み量を変化させて、図2に二点鎖線で示
すように、支持板26及びレール33を所望位置までス
ライドさせ、前記平面ハ字形の開き具合を調節する。そ
の調節位置で、固定ボルト32を締め、支持板26を支
持枠24に固定すればよい。こうして、テーパー部21
に対するレール33の接触部位を変位させれば、ゴム4
0の搬送速度を微調節することができる。
【0023】ケース4外の加熱室6の下方には、熱風発
生装置35が配設されている。熱風発生装置35は、熱
源となるヒーター36と、ヒーター36から発生する熱
風を循環させるファン37と、ヒーター36及びファン
37を加熱室6に連通させるダクト38とを備える。な
お、ダクト38は、図1における右側の開口端からケー
ス4内の空気を取り入れ、同図左側の開口端からケース
4内に例えば約200℃の熱風を送出するものである。
加熱室6内に噴き付ける熱風は、ローラーコンベア10
によって搬送されるゴム40を加熱して発泡及び加硫さ
せる。
【0024】以上のように構成された可変搬送装置1
は、全ローラーを個別に回転駆動するタイプと比べて、
安価に形成することができる。そして、可変搬送装置1
は、前出の図5に示した例と同様に、複数基(例えば4
基)が連続して使用される。押出機から連続的に押し出
される発泡剤入りの未加硫のゴム40は、1基目から4
基目の各可変搬送装置1のローラーコンベア10に順次
引取られ、各可変搬送装置1内を搬送される過程で加熱
され、発泡及び加硫が完結する。ゴム40は、押し出さ
れた直後と比べて4基目の出口9から搬出される際に
は、長さ方向に例えば約1.3倍伸長する。従って、通
過順序が後の可変搬送装置1ほど、チェーン15を高速
で移動させることにより、ローラーコンベア10を高速
で移動させる。
【0025】また、各可変搬送装置1内において、ロー
ラーコンベア10上のゴム40は、入口8より出口9側
へと、チェーン15の移動速度にローラー19の周速度
を加えた速度で搬送され、入口8より出口9に近い側の
ローラー19ほど高速で自転するので、ゴム40を出口
9に近付くほど高速で搬送することができる。しかも、
その搬送速度は、ローラー19のテーパー部21に対す
るレール33の接触部位を変位させることによって微調
節できるので、ゴム40をその発泡状態に細かく一致さ
せて搬送することができる。さらに、ローラーコンベア
10は、ベルトコンベアに比べて熱風の循環に対する遮
蔽度が少なく、熱風発生装置35からの熱風は直接ゴム
40に噴付けて加熱することになるので、熱効率が良
い。また、1基の可変搬送装置1においてゴム40の搬
送速度を最大約1.25倍まで変化させることができる
ので、前記ゴム40の全伸長率である約1.3倍にも充
分対応できる。
【0026】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次のように発明の趣旨から逸脱し
ない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)テーパー部21は、図4中の実線の外側に二点鎖
線で示すような太鼓状にしてもよいし、実線の内側に二
点鎖線で示すようなラッパ状にしてもよい。 (2)入口8側から出口9側まで伸びるレール33に代
えて、入口8側と出口9側とに中央部で分割された2本
のレールを使用すること(3本以上に分割してもよ
い)。この場合、それぞれのレールの配置の仕方を代え
ることができる。例えば、入口8側のレールを平面平行
に配置し、出口9側のレールを平面ハ字形に配置すれ
ば、ゴム40を1基の可変搬送装置1内の途中まで一定
速度で搬送し、その後、出口9に近付くほど高速で搬送
することができる。 (3)可変搬送装置1から熱風発生装置35を省き、押
出機から連続的に押し出される溶融樹脂を搬送しながら
冷却するための可変搬送装置とすること。この場合、レ
ール33を平面から見て入口8側が外側に広がったハ字
形の姿勢に配置することにより、入口8より出口9に近
い側のローラー19ほど低速で自転させ、溶融樹脂をそ
の冷却に伴う収縮に合わせて出口9に近付くほど低速で
搬送する。また、通過順序が後の可変搬送装置1ほど、
チェーン15を低速で移動させ、ローラーコンベア10
を低速で移動させる。 (4)スプロケット12又は13を駆動輪とすること。
【0027】
【発明の効果】本発明の可変搬送装置は、上記の通り構
成されているので、押出機から押し出されるワークの蛇
行や引張りを防止して、製品の断面寸法のばらつきを減
少させることができるという優れた効果を奏する。上記
効果に加え、ワークが発泡剤入りの未加硫ゴムであっ
て、該ゴムを搬送しながら加熱して発泡及び加硫させる
場合には、熱効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した可変搬送装置の形態例を示す
概略断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】同可変搬送装置においてローラーのテーパー部
に対するレールの接触部位とローラーの周速度との関係
を示す説明図である。
【図5】押出機と複数基の搬送装置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 可変搬送装置 8 入口 9 出口 10 ローラーコンベア 11 スプロケット 12 スプロケット 13 スプロケット 15 チェーン 19 ローラー 21 テーパー部 26 支持板 28 調節ボルト 32 固定ボルト 33 レール 35 熱風発生装置 40 ゴム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機から連続的に押し出されるワーク
    を入口側から出口側へと一定方向に搬送するためのコン
    ベアを備えた搬送装置において、 前記コンベアは、少なくとも二対の回転輪と、前記回転
    輪に巻き掛けられて前記ワークの搬送方向に一定速度で
    移動する一対の無端環状伝動部材と、前記一対の無端環
    状伝動部材の間に橋設されるとともに自転可能に軸着さ
    れた多数のローラーと、入口と出口との間でローラーの
    自転速度を変化させる自転制御手段とを備えたことを特
    徴とする可変搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ワークは未加硫ゴムであって、前記
    搬送装置は搬送中のゴムを加熱して発泡及び加硫させる
    ための加熱手段を備えた請求項1記載の可変搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記自転制御手段は、各ローラーの端部
    に設けられたテーパー部と、各ローラーのテーパー部に
    接触して各ローラーを自転させるレールとを備え、前記
    レールは入口と出口との間で前記テーパー部に対する接
    触部位が該テーパー部の軸方向に異なっている請求項1
    又は2記載の可変搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記レールを変位させて前記テーパー部
    に対する接触部位を調節するレール調節手段を備えた請
    求項3記載の可変搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記レール調節手段は、前記レールを支
    持する支持板と、前記支持板をスライドさせる調節ボル
    トと、前記支持板を調節位置で固定する固定ボルトとの
    組合せである請求項4記載の可変搬送装置。
JP7292018A 1995-10-13 1995-10-13 可変搬送装置 Pending JPH09109226A (ja)

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