JPH09106936A - 半導体装置の製造方法及び半導体基板 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体基板

Info

Publication number
JPH09106936A
JPH09106936A JP7261498A JP26149895A JPH09106936A JP H09106936 A JPH09106936 A JP H09106936A JP 7261498 A JP7261498 A JP 7261498A JP 26149895 A JP26149895 A JP 26149895A JP H09106936 A JPH09106936 A JP H09106936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
resist film
pattern
interference fringe
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7261498A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Nakamura
真嗣 中村
Yasushi Matsui
康 松井
Masato Ishino
正人 石野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7261498A priority Critical patent/JPH09106936A/ja
Publication of JPH09106936A publication Critical patent/JPH09106936A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストなパターン作成方法である干渉露光
法を用いるにも拘らず、深さ及び形状が均一な回折格子
を安定して形成できるようにする 【解決手段】 結晶基板10の上に形成されたネガ型レ
ジスト膜11に回折格子状のパターンを焼き付けると共
に、ネガ型レジスト膜11における結晶基板10の平坦
部形成領域10bと対応する部分にコンタクトフォトマ
スク13のパターンを焼き付けた後、ネガ型レジスト膜
11に対して現像を行なうと、平坦部形成領域10bに
おいてはネガ型レジスト膜11が全面に残る一方、回折
格子形成領域10aにおいては回折格子状のレジストパ
ターン15が形成される。残存するネガ型レジスト膜1
1及びレジストパターン15を用いて結晶基板10に対
してウェットエッチングを行なうと、回折格子16及び
平坦部17が形成され、ネガ型レジスト膜11及びレジ
ストパターン15を除去すると、回折格子16及び平坦
部17が露出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に干渉縞パ
ターン部と平坦部とを連続して有する半導体装置の製造
方法及び半導体基板のアライメントマークに関する。
【0002】
【従来の技術】基板上に干渉縞パターン部と平坦部とを
連続して有する半導体装置としては電界吸収型の半導体
光変調器が知られている。光通信においては、主に1.
3μm帯及び1.55μm帯の信号光が用いられてお
り、これらの波長帯の信号光を用いる場合、電界吸収型
の半導体光変調器は直接変調型の半導体レーザに比べ
て、波長チャープが小さいこと及び変調の高速化が望め
ること等の利点を持つため、光通信における変調の高速
化に有効である。
【0003】また、電界吸収型の半導体光変調器は、構
造が単純であるので、DFBレーザ等他の光半導体部品
と1つの導波路として一体形成することが可能であると
いう特長も持つ。このように、電界吸収型の半導体光変
調器とDFBレーザとを一体に形成した導波路素子を、
電界吸収型光変調器集積型DFBレーザと呼ぶ。
【0004】図8は、電界吸収型光変調器集積型DFB
レーザの構造を示しており、図8において、100はD
FBレーザ、101はDFBレーザ100を構成する第
1の導波路、102は第1の導波路101の中に刻まれ
た回折格子、103はDFBレーザ100の電極、10
4は第1の導波路101を埋め込むように形成された高
抵抗半導体層である。また、図8において、110は電
界吸収型光変調器、111は電界吸収型光変調器110
を構成する第2の導波路、112は電界吸収型光変調器
110の電極である。DFBレーザ100の電極103
と電界吸収型光変調器100の電極105とは電気的に
分離されている。
【0005】以上のように、電界吸収型光変調器集積型
DFBレーザにおいては、回折格子102が刻まれた第
1の導波路101と回折格子102が刻まれていない第
2の導波路111とが互いに直列になるよう一体形成さ
れている。
【0006】以下、前記の電界吸収型光変調器集積型D
FBレーザの一般的な製造方法について、図9を参照し
ながら説明する。
【0007】まず、図9(a)に示すように、第1のク
ラッド層となる結晶基板120の上におけるDFBレー
ザ100を形成する領域に回折格子102を形成する一
方、結晶基板120の上における電界吸収型光変調器1
10を形成する領域には平坦部113(回折格子が形成
されていない領域)を残存させる。
【0008】次に、図9(b)に示すように、回折格子
102及び平坦部113の上に、DFBレーザ100の
活性層と電界吸収型光変調器110の光吸収層とを含む
導波路層となる第1の結晶層121を形成した後、該第
1の結晶層121の上に第2のクラッド層となる第2の
結晶層122を形成する。
【0009】次に、図9(c)に示すように、リソグラ
フィ工程により、第1の結晶層121及び第2の結晶層
122をエッチングして導波路123を形成した後、結
晶基板120上におけるDFBレーザ100を構成する
領域に高抵抗半導体層104を形成する。
【0010】次に、図9(d)に示すように、DFBレ
ーザ100の電極103、電界吸収型光変調器110の
電極112及び各電極103,112同士を分離する分
離部124を導波路123に形成する。また、結晶基板
120の裏面側を素子の厚さを調節するためにエッチン
グした後、結晶基板120の裏面に接地電極125を形
成する。第1の導波路101の端面及び第2の導波路1
11の端面にそれぞれ光学膜126を形成する。
【0011】前記の電界吸収型光変調器集積型DFBレ
ーザの製造方法において、図9(a)に示したように、
結晶基板120の上に、回折格子102と平坦部113
とを連続的に形成する必要がある。ところで、コヒーレ
ント光を光源とする干渉露光法は、回折格子102を形
成する簡単な方法として知られており、その特長は、回
折限界よりも小さい幅の細線よりなる回折格子の干渉縞
を安価な装置により短時間でレジストに転写できること
である。従って、選択的に回折格子を形成する場合に、
干渉露光法を利用することは、製造コストの低減に有効
である。
【0012】以下、干渉露光法を用いて選択的に回折格
子を形成する第1の従来の方法について図10を参照し
ながら説明する。
【0013】まず、図10(a)に示すように、結晶基
板120の上における電界吸収型光変調器を形成する領
域にSiN膜140を選択的に形成した後、結晶基板1
20の上にポジ型レジスト膜141を全面に亘って塗布
する。その後、図10(b)に示すように、2光束のコ
ヒーレント光142を互いに反対方向となる2方向から
斜めに照射する干渉露光を行なう。
【0014】次に、ポジ型レジスト膜141に対して現
像を行なうと、図10(c)に示すように、SiN膜1
40の表面を含む結晶基板120の表面上に2光束のコ
ヒーレント光142の干渉による回折格子状のレジスト
パターン143が形成される。
【0015】次に、SiN膜140は溶かさないが結晶
基板120を溶かすエッチング液により結晶基板120
に対してエッチングを行なうと、すなわち、SiN膜1
40をエッチングマスクとして結晶基板120に対して
エッチングを行なうと、図10(d)に示すように、結
晶基板120におけるSiN膜140に覆われていない
領域にのみ回折格子状のレジストパターン143が選択
的に転写されて、回折格子102が選択的に形成され
る。
【0016】次に、図10(e)に示すように、SiN
膜140及び結晶基板120の表面のレジストパターン
143を有機洗浄液により除去した後、SiN膜140
は溶かすが結晶基板120は溶かさないエッチング液を
用いてSiN膜140を除去すると平坦部113が露出
する。
【0017】以下、干渉露光法を用いて選択的に回折格
子を形成する第2の従来の方法について図11を参照し
ながら説明する。
【0018】まず、図11(a)に示すように、結晶基
板120の上に全面に亘ってポジ型レジスト膜141を
形成した後、ポジ型レジスト膜141の上における電界
吸収型光変調器を形成する領域にフォトマスク144を
ポジ型レジスト膜141の表面に密着させた状態で、2
光束のコヒーレント光142をポジ型レジスト膜141
に照射する干渉露光を行なう。
【0019】次に、ポジ型レジスト膜141に対して現
像を行なうと、図11(c)に示すように、結晶基板1
20の上におけるフォトマスク144に覆われていなか
った領域にのみ、2光束のコヒーレント光142の干渉
による回折格子状のレジストパターン143が形成され
る。その後、ポジ型レジスト膜141及び回折格子状の
レジストパターン143をマスクとして結晶基板120
に対してエッチングを行なうと、図11(d)に示すよ
うに、結晶基板120の表面にレジストパターン143
が選択的に転写されて、回折格子102が選択的に形成
される。
【0020】次に、ポジ型レジスト膜141及びレジス
トパターン143を剥離するように結晶基板501の表
面を洗浄すると、回折格子102及び平坦部113が露
出する。
【0021】前記第1又は第2の従来の方法により、結
晶基板120の上に回折格子102を選択的に作成する
場合、選択的に作成される回折格子102と、その後の
工程において形成される他のパターンとのアライメント
合わせのために、アライメントマークを予め形成してお
く必要がある。
【0022】以下、アライメントマークを有する従来の
半導体基板について図12を参照しながら説明する。
【0023】図12において、150は結晶基板120
の表面に突出するように形成された膜厚0.25μmの
アライメントパターンであって、該アライメントパター
ン150はSiO2 膜よりなる。アライメントパターン
150を結晶基板120の表面から突出する構造にする
ことによって、アライメントパターン150の上にレジ
ストを塗布しても、アライメントパターン150を認識
することができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポジ型レジ
スト膜141を構成するレジストは通常スピンコート法
により供給されるので、回折格子を選択的に形成する第
1の従来の方法によると、レジストが結晶基板120の
表面におけるSiN膜140の端部の近傍に多量に供給
される結果、図10(a)に示すように、ポジ型レジス
ト膜141におけるSiN膜140の端部近傍は他の部
分よりも膜厚が局所的に大きくなる。また、ポジ型レジ
スト膜141の膜厚は、大局的に見て、結晶基板120
の表面にSiN膜140が形成されていない場合に比べ
て、バラツキが大きくなる。このため、図10(b)に
示す干渉露光工程において、ポジ型レジスト膜141よ
りなる回折格子状のレジストパターン143の形状が著
しく歪んだり、回折パターンが無くなったりする。
【0025】ポジ型レジスト膜141の膜厚が比較的厚
い部分と比較的薄い部分とにおいては、適切な露光時間
及び現像時間が互いに異なるため、レジストパターン1
43の山部の高さ及び谷部の深さが、結晶基板120の
表面において不均一になる。また、SiN膜140の近
傍においては、レジストパターン143が現像時に完全
に溶けてしまい結晶基板120が露出することがある。
【0026】従って、エッチングの後に形成される回折
格子102は、形状が歪むと共に深さが不均一となる。
特に、SiN膜140の近傍においては、レジストパタ
ーン143が完全に剥離していることが多いために、結
晶基板120が大きく抉られるようにエッチングされて
しまう。
【0027】図13は、前記第1の従来の方法により作
成された回折格子102の典型例を示しており、図13
(a)に示すように、レジスト膜141におけるSiN
膜140の端部141aの近傍と対応する部位の回折格
子102においては、均一な深さを有する部分102a
よりも深くエッチングされた部分102b及び歪んだ部
分102c等が表れる。
【0028】前記第2の従来の方法によると、コヒーレ
ント光142の干渉露光時に、フォトマスク144の端
部から不必要な干渉ノイズ光が発生し、この不必要な干
渉ノイズ光は必要な回折格子状の干渉光と共にポジ型レ
ジスト膜141上に投影される。このため、ポジ型レジ
スト膜141に対する現像後には、回折格子状のレジス
トパターンの他に、干渉ノイズ光による不必要なノイズ
パターンも表れる。また、干渉ノイズ光の出力密度が大
きい場合には、ポジ型レジスト膜141が部分的に剥離
してしまい、必要な回折格子状の干渉パターンがレジス
トパターンから消えてしまう。そして、結晶基板120
に対するエッチング工程の後には、回折格子102のパ
ターン以外の不必要なノイズパターンが、結晶基板12
0上に形成されてしまう。また、結晶基板120の表面
における回折格子102のパターンが必要な領域に、回
折格子パターンが部分的に形成されないという不具合も
生じる。この場合、回折格子パターンが本来存在しない
部分においては、結晶基板120は大きく抉られるよう
にエッチングされる。
【0029】図14は、選択的に回折格子を形成する第
2の従来の方法により作成された回折格子102の典型
例を示しており、図14に示すように、回折格子102
におけるフォトマスク144の端部144aの近傍と対
応する領域においては、均一な深さを有する部分102
aよりも深くエッチングされた部分102b、及び干渉
ノイズにより生じた不要なパターンの部分102d等が
表れる。
【0030】前述した第1及び第2の従来の方法により
形成された回折格子102においては、回折格子102
が形成される部分と形成されない部分との境界近傍にノ
イズパターンが刻まれていたり、回折格子102の本来
の深さに比べて深くエッチングされた部分が形成される
ことも多い。このような回折格子を用いて電界吸収型光
変調器集積型DFBレーザを作成すると、光導波損失が
大きくなると共に発振スペクトル幅も大きくなる。
【0031】アライメントマークを形成する従来の方法
においては、図15に示すように、アライメントマーク
150が結晶基板120よりも突出しているために、結
晶基板120の上に形成されたレジスト膜141におけ
るアライメントマーク150の近傍部141aにおいて
は、レジスト膜141の膜厚が大きくバラツキ、アライ
メントマーク150が形成されていない領域に比べて、
膜厚が著しく厚い部分及び薄い部分が形成される。この
ため、このようなレジスト膜141に対して露光及び現
像を行なうと、良好な露光及び現像を行なうことができ
ないという問題がある。
【0032】前記に鑑み、本発明は、低コストな干渉縞
パターンの形成方法である干渉露光法を用いるにも拘ら
ず、基板上における平坦部との境界近傍に、深さ及び形
状が均一な干渉縞パターン部を安定して形成できるよう
にすることを第1の目的とし、レジスト膜におけるアラ
イメントマーク上の部分に膜厚のバラツキが生じないよ
うにすることを第2の目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明が講じた
解決手段は、基板上に干渉縞パターン部と平坦部とを連
続して有する半導体装置の製造方法を対象とし、基板上
にネガ型レジスト膜を形成する工程と、前記ネガ型レジ
スト膜に複数の光束のコヒーレント光を互いに干渉する
ように照射することにより、前記ネガ型レジスト膜に干
渉縞のパターンを焼き付ける工程と、前記ネガ型レジス
ト膜における基板の干渉縞パターン部形成領域と対応す
る部分をフォトマスクにより覆った後、前記ネガ型レジ
スト膜に対して1光束の非コヒーレント光を照射し、そ
の後、前記ネガ型レジスト膜を現像することにより、基
板の干渉縞パターン部形成領域の上に前記ネガ型レジス
ト膜よりなるレジストパターンを形成すると共に基板の
平坦部形成領域に前記ネガ型レジスト膜を残存させる工
程と、前記レジストパターン及び前記残存するネガ型レ
ジスト膜をエッチングマスクとして基板に対してエッチ
ングを行なうことにより、基板における前記レジストパ
ターンの下側部分に干渉縞パターン部を形成すると共に
基板における前記残存するネガ型レジスト膜の下側部分
に平坦部を形成する工程と、前記レジストパターン及び
前記残存するネガ型レジスト膜を除去して、基板の前記
干渉縞パターン部及び前記平坦部をそれぞれ露出させる
工程とを備えている構成とするものである。
【0034】請求項1の構成により、基板の上に形成さ
れたネガ型レジスト膜に干渉縞のパターンを焼き付ける
と共に、ネガ型レジスト膜における基板の干渉縞パター
ン部形成領域と対応する部分にフォトマスクのパターン
を焼き付けた後、ネガ型レジスト膜を現像すると、基板
の干渉縞パターン部形成領域の上にネガ型レジスト膜よ
りなるレジストパターンが形成されると共に基板の平坦
部形成領域の上にネガ型レジスト膜が残存する。レジス
トパターン及び残存するネガ型レジスト膜をエッチング
マスクとして基板に対してエッチングを行なうと、基板
におけるレジストパターンの下側部分に干渉縞パターン
部が形成されると共に基板における残存するネガ型レジ
スト膜の下側部分に平坦部が形成される。
【0035】請求項2の発明が講じた解決手段は、基板
上に干渉縞パターン部と平坦部とを連続して有する半導
体装置の製造方法を対象とし、基板上にポジ型レジスト
膜を形成する工程と、前記ポジ型レジスト膜に複数の光
束のコヒーレント光を互いに干渉するように照射するこ
とにより、前記ポジ型レジスト膜に干渉縞のパターンを
焼き付ける工程と、前記干渉縞のパターンが焼き付けら
れた前記ポジ型レジスト膜における基板のの干渉縞パタ
ーン部形成領域と対応する部分をフォトマスクにより覆
った後、前記ポジ型レジスト膜に対して1光束の非コヒ
ーレント光を照射し、その後、前記ポジ型レジスト膜を
現像することにより、基板の干渉縞パターン部形成領域
の上に前記ポジ型レジスト膜よりなるレジストパターン
を形成すると共に基板の平坦部形成領域の上の前記ポジ
型レジスト膜を除去する工程と、前記レジストパターン
をエッチングマスクとして基板に対してエッチングを行
なうことにより、基板における前記レジストパターンの
下側部分に干渉縞パターン部を形成すると共に基板の平
坦部形成領域に平坦部を形成する工程と、前記レジスト
パターンを除去して、基板の前記干渉縞パターン部及び
前記平坦部をそれぞれ露出させる工程とを備えている構
成とするものである。
【0036】請求項2の構成により、基板上に形成され
たポジ型レジスト膜に干渉縞パターンを焼き付けると共
に、ポジ型レジスト膜における基板の干渉縞パターン部
形成領域と対応する部分にフォトマスクのパターンを焼
き付けた後、ポジ型レジスト膜を現像すると、基板の干
渉縞パターン部形成領域の上にレジストパターンが形成
されると共に基板の平坦部形成領域の上のポジ型レジス
ト膜が除去される。レジストパターンをエッチングマス
クとして基板に対してエッチングを行なうと、基板にお
けるレジストパターンの下側部分に干渉縞パターン部が
形成されると共に基板の平坦部形成領域に平坦部が形成
される。
【0037】請求項3の発明が講じた解決手段は、基板
上に干渉縞パターン部と平坦部とを連続して有する半導
体装置の製造方法を対象とし、基板上にネガ型レジスト
膜を形成する工程と、前記ネガ型レジスト膜における基
板の干渉縞パターン部形成領域と対応する部分をフォト
マスクにより覆った後、前記ネガ型レジスト膜に対して
1光束の非コヒーレント光を照射することにより、前記
ネガ型レジスト膜に前記フォトマスクのパターンを焼き
付ける工程と、前記ネガ型レジスト膜に複数の光束のコ
ヒーレント光を互いに干渉するように照射することによ
り、前記ネガ型レジスト膜に干渉縞のパターンを焼き付
ける工程と、前記ネガ型レジスト膜を現像することによ
り、基板の干渉縞パターン部形成領域の上に前記ネガ型
レジスト膜よりなるレジストパターンを形成すると共に
基板の平坦部形成領域の上に前記ネガ型レジスト膜を残
存させる工程と、前記レジストパターン及び前記残存す
るネガ型レジスト膜をエッチングマスクとして基板に対
してエッチングを行なうことにより、基板における前記
レジストパターンの下側部分に干渉縞パターン部を形成
すると共に基板における前記残存するネガ型レジスト膜
の下側部分に平坦部を形成する工程と、前記レジストパ
ターン及び前記残存するネガ型レジスト膜を除去して、
基板の前記干渉縞パターン部及び前記平坦部をそれぞれ
露出させる工程とを備えている構成とするものである。
【0038】請求項3の構成により、基板の上に形成さ
れたネガ型のレジスト膜における基板の干渉縞パターン
部形成領域と対応する部分にフォトマスクのパターンを
焼き付けると共に、ネガ型レジスト膜に干渉縞のパター
ンを焼き付けた後、ネガ型レジスト膜を現像すると、基
板の干渉縞パターン部形成領域の上にネガ型レジスト膜
よりなるレジストパターンが形成されると共に基板の平
坦部形成領域の上にネガ型レジスト膜が残存する。レジ
ストパターン及び残存するネガ型レジスト膜をエッチン
グマスクとして基板に対してエッチングを行なうと、基
板におけるレジストパターンの下側部分に干渉縞パター
ン部が形成されると共に基板における残存するネガ型レ
ジスト膜の下側部分に平坦部が形成される。
【0039】請求項4の発明が講じた解決手段は、基板
上に干渉縞パターン部と平坦部とを連続して有する半導
体装置の製造方法を対象とし、基板上にポジ型レジスト
膜を形成する工程と、前記ポジ型レジスト膜における基
板の干渉縞パターン部形成領域と対応する部分をフォト
マスクパターンにより覆った後、前記ポジ型レジスト膜
に対して1光束の非コヒーレント光を照射することによ
り、前記ポジ型レジスト膜に前記フォトマスクパターン
を焼き付ける工程と、前記ポジ型レジスト膜に複数の光
束のコヒーレント光を互いに干渉するように照射するこ
とにより、前記ポジ型レジスト膜に干渉縞のパターンを
焼き付ける工程と、前記ポジ型レジスト膜を現像するこ
とにより、基板の干渉縞パターン部形成領域の上に前記
ポジ型レジスト膜よりなるレジストパターンを形成する
と共に基板の平坦部形成領域の上の前記ポジ型レジスト
膜を除去する工程と、前記レジストパターンをエッチン
グマスクとして基板に対してエッチングを行なうことに
より、基板における前記レジストパターンの下側部分に
干渉縞パターン部を形成すると共に基板の平坦部形成領
域に平坦部を形成する工程と、前記レジストパターンを
除去して、基板の前記干渉縞パターン部及び前記平坦部
をそれぞれ露出させる工程とを備えている構成とするも
のである。
【0040】請求項4の構成により、ポジ型レジスト膜
における基板の干渉縞パターン部形成領域と対応する部
分にフォトマスクのパターンを焼き付けると共に、基板
上に形成されたポジ型レジスト膜に干渉縞パターンを焼
き付けた後、ポジ型レジスト膜を現像すると、基板の干
渉縞パターン部形成領域の上にレジストパターンが形成
されると共に基板の平坦部形成領域の上のポジ型レジス
ト膜が除去される。レジストパターンをエッチングマス
クとして基板に対してエッチングを行なうと、基板にお
けるレジストパターンの下側部分に干渉縞パターン部が
形成されると共に基板の平坦部形成領域に平坦部が形成
される。
【0041】請求項5の発明が講じた解決手段は、第1
の結晶よりなる基板の上に干渉縞パターン部と平坦部と
を連続して有する半導体装置の製造方法を対象とし、基
板の平坦部の上に第2の結晶よりなるマスク層を形成す
る工程と、基板の上に全面に亘ってレジスト膜を形成す
る工程と、前記レジスト膜に複数の光束のコヒーレント
光を互いに干渉するように照射することにより、前記レ
ジスト膜に干渉縞のパターンを焼き付ける工程と、前記
レジスト膜を現像することにより、前記レジスト膜より
なる干渉縞状のレジストパターンを形成する工程と、前
記レジストパターンをエッチングマスクとして基板及び
前記マスク層に対してエッチングを行なうことにより、
基板の干渉縞パターン部形成領域及び前記マスク層にそ
れぞれ干渉縞パターン部を形成する工程と、前記レジス
トパターンを除去して、基板及び前記マスク層の各干渉
縞パターン部をそれぞれ露出させた後、前記マスク層を
除去して基板の前記平坦部を露出させる工程とを備えて
いる構成とするものである。
【0042】請求項5の構成により、第1の結晶よりな
る基板の平坦部形成領域の上に第2の結晶よりなるマス
ク層を形成し、マスク層を含む基板の上にレジスト膜を
形成した後、レジスト膜に干渉縞パターンを焼き付け、
その後、レジスト膜を現像すると、マスク層を含む基板
の上にレジストパターンが形成される。レジストパター
ンをエッチングマスクとしてマスク層を含む基板に対し
てエッチングを行なうと、マスク層は第2の結晶よりな
るため、マスク層を含む基板の全面に干渉縞パターン部
が連続して形成されるので、基板の上におけるマスク層
が形成されている領域と形成されていない領域との境界
部において干渉縞のパターンが不連続になることがな
い。また、第2の結晶よりなるマスク層はSiN等より
なるフォトマスクと異なり厚さが薄いため、マスク層の
端部の上側部分のレジスト膜に膜厚のバラツキが生じ難
いと共に、露光時間及び現像時間に差異が生じ難く、ま
た、マスク層の端部から干渉ノイズ光が発生し難い。
【0043】請求項6の発明が講じた解決手段は、第1
の結晶よりなる基板上に干渉縞パターン部と平坦部とを
連続して有する半導体装置の製造方法を対象とし、基板
の干渉縞パターン部形成領域及び平坦部形成領域に干渉
縞パターン部をそれぞれ形成する工程と、基板の前記干
渉縞パターン部の上に第2の結晶よりなるマスク層を形
成する工程と、基板及び前記マスク層に対して全面的エ
ッチングを行なうことにより、前記基板の平坦部形成領
域に平坦部を形成すると共に前記マスク層の表面部を除
去する工程と、前記マスク層に対して選択的エッチング
を行なうことにより、基板の前記干渉縞パターン部を露
出させる工程とを備えている構成とするものである。
【0044】請求項6の構成により、基板の干渉縞パタ
ーン部形成領域及び平坦部形成領域に干渉縞パターン部
をそれぞれ形成した後、基板の干渉縞パターン部の上に
第2の結晶よりなるマスク層を形成するため、基板の全
面に干渉縞パターン部が連続して形成されるので、基板
の上におけるマスク層が形成されている領域と形成され
ていない領域との境界部において干渉縞のパターンが不
連続になることがない。また、基板が第1の結晶よりな
り、マスク層が第2の結晶よりなるため、基板の平坦部
形成領域に形成された干渉縞パターン部及びマスク層を
全面エッチングして基板の平坦部を形成することができ
ると共に、マスク層を選択的にエッチングして基板の平
坦部を残してマスク層を除去することができる。
【0045】請求項1〜6の構成によると、従来のよう
に、基板及び該基板の平坦部形成領域の上に形成された
エッチングマスクの上にレジスト膜を形成した後、レジ
スト膜を干渉縞状にパターン化する工程を有しないの
で、エッチングマスクの端部の上側部分のレジスト膜に
膜厚のバラツキが生じて干渉縞パターンが歪んだり、露
光時間及び現像時間の差異に起因して干渉縞状のレジス
トパターンの山部の高さ及び谷部の深さが不均一になっ
たりする事態を回避できると共に、基板の上に形成され
たレジスト膜の上にフォトマスクを形成した後、レジス
ト膜に干渉縞のパターンを焼き付ける工程を有しないの
で、フォトマスクの端部からの干渉ノイズ光によるノイ
ズパターンがレジスト膜に転写されたりする事態を回避
できる。
【0046】請求項7の発明が講じた解決手段は、半導
体基板を、結晶よりなる基板と、該基板の表面に形成さ
れた回折格子の集合部よりなる露光用のアライメントマ
ークとを備えている構成とするものである。
【0047】基板の表面に形成された回折格子の集合部
よりなるアライメントマークを備えており、従来のアラ
イメントマークのように基板の表面から突出しないた
め、基板の表面におけるアライメントマークの近傍にお
いてレジスト膜の膜厚のバラツキがない。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の製造方法について図1を参照しながら
説明する。
【0049】まず、図1(a)に示すように、InPよ
りなる結晶基板10の上にネガ型レジスト膜11を全面
に塗布した後、該ネガ型レジスト膜11に対してベーキ
ングを行ない、その後、ネガ型レジスト膜11に波長3
25nmを有する2光束の平行なコヒーレント光12を
互いに反対な2方向からそれぞれ入射角54.3°で照
射する干渉露光を行なう。この工程において、回折格子
状のパターンがネガ型レジスト膜11に焼き付けられ
る。
【0050】次に、図1(b)に示すように、ネガ型レ
ジスト膜11の表面に密着するようにコンタクトフォト
マスク13を形成した後、該コンタクトフォトマスク1
3を用いて波長451nmの非コヒーレントな平行光で
ある露光光14をネガ型レジスト膜11に入射角90°
で照射する密着露光を行なう。コンタクトフォトマスク
13のパターン部13aは露光光14を完全に遮断する
が、非パターン部13bは露光光14の大部分を透過さ
せる。従って、ネガ型レジスト膜11における結晶基板
10の回折格子形成領域10aと対応する部分には露光
光14が照射されないが、ネガ型レジスト膜11におけ
る結晶基板10の平坦部形成領域10bと対応する部分
には露光光14が照射される。
【0051】次に、図1(c)に示すように、コンタク
トフォトマスク13を除去した後、ネガ型レジスト膜1
1に対して現像を行なうと、結晶基板10の平坦部形成
領域10bの上にはネガ型レジスト膜11が全面に残る
一方、結晶基板10の回折格子形成領域10aの上には
回折格子状のレジストパターン15が形成される。
【0052】次に、残存するネガ型レジスト膜11及び
レジストパターン15を用いて結晶基板10に対してウ
ェットエッチングを行なうと、図1(d)に示すよう
に、結晶基板10の上におけるレジストパターン15が
形成されている領域には回折格子16が形成される一
方、結晶基板10の上におけるネガ型レジスト膜11が
残存する領域はエッチングされずに平坦部17が形成さ
れる。
【0053】次に、有機洗浄を行なってネガ型レジスト
膜11及びレジストパターン15を除去すると、ピッチ
0.2μmの回折格子16及び平坦部17が露出する。
回折格子16の高さは0.15μmであって、平坦部1
7の表面粗さは測定限界以下である。
【0054】以下、本発明の第2の実施形態に係る半導
体装置の製造方法について図2を参照しながら説明す
る。
【0055】まず、図2(a)に示すように、InPよ
りなる結晶基板20の上にポジ型レジスト膜21を全面
に塗布した後、該ポジ型レジスト膜21に対してベーキ
ングを行ない、その後、ポジ型レジスト膜21に波長3
25nmの2光束の平行なコヒーレント光22を互いに
反対な2方向からそれぞれ入射角54.3°で照射する
干渉露光を行なう。この工程において、回折格子状のパ
ターンがポジ型レジスト膜21に焼き付けられる。
【0056】次に、図2(b)に示すように、ポジ型レ
ジスト膜21の表面に密着するようにコンタクトフォト
マスク23を形成した後、該コンタクトフォトマスク2
3を用いて波長451nmの非コヒーレントな平行光で
ある露光光14をポジ型レジスト膜21に入射角90°
で照射する密着露光を行なう。コンタクトフォトマスク
23のパターン部23aは露光光24を完全に遮断する
が、非パターン部23bは露光光24の大部分を透過さ
せる。従って、ポジ型レジスト膜21における結晶基板
20の回折格子形成領域20aと対応する部分には露光
光24が照射されないが、ポジ型レジスト膜21におけ
る結晶基板20の平坦部形成領域20bと対応する部分
には露光光24が照射される。
【0057】次に、図2(c)に示すように、コンタク
トフォトマスク23を除去した後、ポジ型レジスト膜2
1に対して現像を行なうと、結晶基板20の平坦部形成
領域20bの上においてはポジ型レジスト膜21が完全
に除去される一方、結晶基板20の回折格子形成領域2
0aの上には回折格子状のレジストパターン25が形成
される。
【0058】次に、レジストパターン25を用いて結晶
基板20に対してウェットエッチングを行なうと、図2
(d)に示すように、結晶基板20の上におけるレジス
トパターン25が形成されている領域には回折格子26
が形成される一方、結晶基板20の上におけるポジ型レ
ジスト膜21が除去された領域はエッチングされて平坦
部27が形成される。
【0059】次に、有機洗浄を行なってレジストパター
ン25を除去すると、ピッチ0.2μmの回折格子26
及び平坦部27が露出する。回折格子26の高さは0.
15μmであって、平坦部27の表面粗さは0.02μ
mである。
【0060】以下、本発明の第3の実施形態に係る半導
体装置の製造方法について図3を参照しながら説明す
る。
【0061】まず、図3(a)に示すように、InPよ
りなる結晶基板30の上にネガ型レジスト膜31を全面
に塗布した後、該ネガ型レジスト膜31に対してベーキ
ングを行なう。その後、ネガ型レジスト膜31の表面に
密着するようにコンタクトフォトマスク33を形成した
後、該コンタクトフォトマスク33を用いて波長451
nmの非コヒーレントな平行光である露光光34をネガ
型レジスト膜31に入射角90°で照射する密着露光を
行なう。コンタクトフォトマスク33のパターン部33
aは露光光34を完全に遮断するが、非パターン部33
bは露光光34の大部分を透過させる。従って、ネガ型
レジスト膜31における結晶基板30の回折格子形成領
域30aと対応する部分には露光光34が照射されない
が、ネガ型レジスト膜31における結晶基板30の平坦
部形成領域30bと対応する部分には露光光34が照射
される。
【0062】次に、コンタクトフォトマスク33を除去
した後、ネガ型レジスト31膜に波長325nmの2光
束の平行なコヒーレント光32を互いに反対な2方向か
らそれぞれ入射角54.3°で照射する干渉露光を行な
う。この工程において、回折格子状のパターンがネガ型
レジスト膜31に焼き付けられる。
【0063】次に、ネガ型レジスト膜31に対して現像
を行なうと、結晶基板30の平坦部形成領域30bの上
にはネガ型レジスト膜31が全面に残る一方、結晶基板
30の回折格子形成領域30aの上には回折格子状のレ
ジストパターン35が形成される。
【0064】次に、残存するネガ型レジスト膜31及び
レジストパターン35を用いて結晶基板30に対してウ
ェットエッチングを行なうと、図3(d)に示すよう
に、結晶基板30の上におけるレジストパターン35が
形成されている領域には回折格子36が形成される一
方、結晶基板30の上におけるネガ型レジスト膜31が
残存するはエッチングされずに平坦部37が形成され
る。
【0065】次に、有機洗浄を行なってネガ型レジスト
膜31及びレジストパターン35を除去すると、ピッチ
0.2μmの回折格子36及び平坦部37が露出する。
回折格子36の高さは0.15μmであって、平坦部3
7の表面粗さは測定限界以下である。
【0066】以下、本発明の第4の実施形態に係る半導
体装置の製造方法について図4を参照しながら説明す
る。
【0067】まず、図4(a)に示すように、InPよ
りなる結晶基板40の上にポジ型レジスト膜41を全面
に塗布した後、該ポジ型レジスト膜41に対してベーキ
ングを行なう。次に、ポジ型レジスト膜41の表面に密
着するようにコンタクトフォトマスク43を形成した
後、該コンタクトフォトマスク43を用いて波長451
nmの非コヒーレントな平行光である露光光44をポジ
型レジスト膜41に入射角90°で照射する密着露光を
行なう。コンタクトフォトマスク43のパターン部43
aは露光光44を完全に遮断するが、非パターン部43
bは露光光44の大部分を透過させる。従って、ポジ型
レジスト膜41における結晶基板40の回折格子形成領
域40aと対応する部分には露光光44が照射されない
が、ポジ型レジスト膜41における平坦部形成領域40
bと対応する部分には露光光44が照射される。
【0068】次に、図4(b)に示すように、コンタク
トフォトマスク43を除去した後、ポジ型レジスト41
膜に波長325nmの2光束の平行なコヒーレント光4
2を互いに反対な2方向からそれぞれ入射角54.3°
で照射する干渉露光を行なう。この工程において、回折
格子状のパターンがポジ型レジスト膜41に焼き付けら
れる。
【0069】次に、ポジ型レジスト膜41に対して現像
を行なうと、図4(c)に示すように、結晶基板40の
平坦部形成領域40bの上においてはポジ型レジスト膜
41が完全に除去される一方、結晶基板40の回折格子
形成領域40aの上には回折格子状のレジストパターン
45が形成される。
【0070】次に、図4(d)に示すように、レジスト
パターン45を用いて結晶基板40に対してウェットエ
ッチングを行なうと、結晶基板40の上におけるレジス
トパターン45が形成されている領域には回折格子46
が形成される一方、結晶基板40の上におけるポジ型レ
ジスト膜41が除去された領域はエッチングされて平坦
部47が形成される。
【0071】次に、有機洗浄を行なってレジストパター
ン45を除去すると、ピッチ0.2μmの回折格子46
及び平坦部47が露出する。回折格子46の高さは0.
15μmであって、平坦部47の表面粗さは0.02μ
mである。
【0072】尚、前記第1〜第4の実施形態において
は、2光束干渉露光法を用いたが、これに代えて、複数
のコヒーレントな光束を用いる干渉露光を使用しても同
様の効果が得られる。
【0073】以下、本発明の第5の実施形態に係る半導
体装置の製造方法について図5を参照しながら説明す
る。
【0074】まず、図5(a)に示すように、InPよ
りなる結晶基板50の上における平坦部形成領域にIn
GaAsP結晶よりなるマスク層51をMOVPE法に
より成長させる。該マスク層51は厚さ0.04μmの
均一な膜厚を有し、その表面精度は良好である。次に、
結晶基板50の上に全体に亘ってポジ型レジスト膜52
を塗布した後、ベーキングを行なう。前述したように、
マスク層51は均一で且つ薄膜であるため、ポジ型レジ
スト膜52に塗布ムラは生じない。
【0075】次に、図5(b)に示すように、ポジ型レ
ジスト52膜に波長325nmの2光束の平行なコヒー
レント光53を互いに反対な2方向からそれぞれ入射角
54.3°で照射する干渉露光を行なう。この工程にお
いて、回折格子状のパターンがポジ型レジスト膜52に
焼き付けられる。
【0076】次に、ポジ型レジスト膜52に対して現像
を行なうと、図5(c)に示すように、マスク層51及
び結晶基板50の表面に全体に亘って回折格子状のレジ
ストパターン54が形成される。
【0077】次に、結晶基板50を構成するInP結晶
及びマスク層51を構成するInGaAsP結晶の両方
を同時に溶解するエッチング液を用いてウェットエッチ
ングを行なうと、図5(d)に示すように、結晶基板5
0の表面に第1の回折格子55が形成されると共にマス
ク層51の表面に第2の回折格子56が形成される。こ
のエッチング工程においては、結晶基板50及びマスク
51に対して同時にエッチングが行なわれるため、互い
に等しい深さを有する第1の回折格子55及び第2の回
折格子56が同時に形成される。
【0078】次に、有機洗浄を行なってレジストパター
ン54を除去した後、マスク層51を構成するInGa
AsP結晶は溶解するが結晶基板50を構成するInP
結晶は溶解しないエッチング液を用いてウェットエッチ
ングを行なうと、第1の回折格子55を有するマスク層
51を除去され、平坦部57及び第2の回折格子56が
露出する。第2の回折格子56は、0.2μmのピッ
チ、0.036μmの深さ及び0.15μmの高さを有
している。第2の回折格子55のバラツキ及び平坦部5
7の表面粗さは測定限界以下である。
【0079】以下、本発明の第6の実施形態に係る半導
体装置の製造方法について図6を参照しながら説明す
る。
【0080】まず、図6(a)に示すように、InP結
晶よりなる結晶基板60の上に全面に亘って深さ0.1
5μmの回折格子61を形成する。
【0081】次に、図6(b)に示すように、回折格子
61が形成された結晶基板60の上における回折格子形
成領域にInGaAsP結晶よりなる0.2μmの膜厚
のマスク層62をMOVPE法により成長させる。
【0082】次に、図6(c)に示すように、結晶基板
60を構成するInP結晶及びマスク層62を構成する
InGaAsP結晶の両方を同時に溶解するエッチング
液を用いて等方性エッチングを行なうと、マスク層62
の表面部が除去されると共に、結晶基板60におけるマ
スク層62が形成されていない領域の回折格子61が除
去されて平坦部63が形成される。このエッチング工程
においては、結晶基板60及びマスク層62に対して同
時にエッチングが行なわれるため、結晶基板60及びマ
スク62層に対するエッチングは同様に進行するので、
結晶基板60の表面におけるマスク層62の近傍部とそ
れ以外の部分とのエッチング深さは均一になる。
【0083】次に、マスク層62を構成するInGaA
sP結晶は溶解するが、結晶基板60を構成するInP
結晶は溶解しないエッチング液を用いてエッチングを行
なってマスク層62を除去すると、図6(d)に示すよ
うに、回折格子61及び平坦部63が露出する。これに
より、0.2μmのピッチ、0.15μmの深さを有す
る回折格子61が得られると共に、平坦部63の表面粗
さは0.001μm以下である。
【0084】尚、前記各実施形態においては、2光束の
平行なコヒーレント光を干渉させて干渉縞パターンを形
成したが、コヒーレント光の数は2つに限らず複数であ
ればよく、また、コヒーレント光の照射角度についても
限定されない。また、前記各実施形態においては、コヒ
ーレント光の波長は325nmであり、非コヒーレント
光の波長は451nmであったが、コヒーレント光及び
非コヒーレント光の波長は前記の値に限定されない。
【0085】また、前記各実施形態においては、干渉縞
パターン部はピッチ0.2μmの回折格子であったが、
干渉縞パターン部は回折格子に限らないと共にピッチも
限定されず、複数の光束のコヒーレント光を互いに干渉
するように照射することにより得られる各種の干渉縞の
パターンに適用することができる。
【0086】また、前記各実施形態においては、基板は
InP結晶により形成されており、マスク層を構成する
結晶はInGaAsP結晶により形成されていたが、基
板及びマスク層を他の結晶により形成してもよい。
【0087】また、前記各実施形態においては、ウェッ
トエッチングにより干渉縞のパターンを形成したが、こ
れに代えて、ドライエッチングであってもよい。
【0088】さらに、第5の実施形態においては、ポジ
型レジスト膜を用いたが、これに代えて、ネガ型レジス
ト膜を用いてもよい。
【0089】以下、本発明の第7の実施形態に係る半導
体基板について図7を参照しながら説明する。
【0090】図7(a)に示すように、InPよりなる
結晶基板70の上にはアライメントマーク71が形成さ
れており、結晶基板70の上におけるアライメントマー
ク71の外側の部分は平坦部72である。図7(b)は
図7(a)におけるA部の拡大斜視図であって、同図に
示すように、アライメントマーク71はピッチ0.2μ
mの回折格子73よりなり、該回折格子73の山部の頂
面は平坦部72の表面と面一である。また、回折格子7
3の谷部の深さは0.15μmであり、谷部の幅は0.
08μmである。
【0091】従って、アライメントマーク71が形成さ
れている結晶基板70の表面にレジスト膜を形成した場
合、該レジスト膜におけるアライメントパターン71の
上に生じる塗布ムラは極めて小さい。回折格子73は、
露光に不要な波長0.05μm以上の光を吸収する。ま
た、通常のレジスト膜は0.05μm以上の波長の光に
対する透過率が高い。このため、アライメントマーク7
1は、その上に形成されるレジスト膜に塗布ムラを生じ
ないような平坦でありながら、識別することができる。
【0092】アライメントマーク71が形成された結晶
基板70の表面に膜厚0.8μmのレジストをスピンコ
ートにより塗布したところ、アライメントマーク71の
周囲におけるレジスト膜厚のバラツキは±2%の範囲で
あり極めて均一であった。
【0093】尚、第7の実施形態においては、アライメ
ントマーク71を構成する回折格子73の山部の頂面は
平坦部72の表面と面一であったが、両者は必ずしも面
一でなくてもよい。
【0094】
【効果】請求項1〜6の発明に係る半導体装置の製造方
法によると、基板の上に全面的に形成されたネガ型又は
ポジ型のレジスト膜に干渉縞のパターンを焼き付けて干
渉縞状のレジストパターンを形成するため、エッチング
マスクの端部の上側部分のレジスト膜に膜厚のバラツキ
が生じて干渉縞パターンが歪んだり、露光時間及び現像
時間の差異に起因して干渉縞状のレジストパターンの山
部の高さ及び谷部の深さが不均一になったりする事態を
回避できると共に、フォトマスクの端部からの干渉ノイ
ズ光によるノイズパターンがレジスト膜に転写されたり
する事態を回避できるので、基板の干渉縞パターン部形
成領域と平坦部形成領域との境界部において、深さ及び
形状が均一なレジストパターンひいては干渉縞パターン
を干渉露光法を用いて低コストに形成することができ
る。
【0095】請求項7の発明に係る半導体基板による
と、アライメントマークは回折格子の集合部よりなり、
基板の表面から突出しないため、基板の表面におけるア
ライメントマークの近傍においてレジスト膜の膜厚にバ
ラツキがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(e)は本発明の第2の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)〜(e)は本発明の第3の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】(a)〜(e)は本発明の第4の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜(e)は本発明の第5の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図6】(a)〜(d)は本発明の第6の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】(a)は本発明の第7の実施形態に係る半導体
基板の斜視図であり、(b)は(a)におけるA部の拡
大斜視図である。
【図8】従来の半導体装置の製造方法により得られる電
界吸収型の光変調器集積型DFBレーザの一例を示す斜
視図である。
【図9】(a)〜(d)は従来の電界吸収型の光変調器
集積型DFBレーザの製造方法における回折パターン形
成工程以後の各工程を示す斜視図である。
【図10】(a)〜(e)は従来の第1の半導体装置の
製造方法の各工程を示す断面図である。
【図11】(a)〜(e)は従来の第2の半導体装置の
製造方法の各工程を示す断面図である。
【図12】従来の半導体基板の概略斜視図である。
【図13】(a),(b)は従来の第1の半導体装置の
製造方法の問題点を説明する断面図である。
【図14】(a),(b)は従来の第2の半導体装置の
製造方法の問題点を説明する断面図である。
【図15】従来の半導体基板の問題点を説明する断面図
である。
【符号の説明】
10 結晶基板 10a 回折格子形成領域 10b 平坦部形成領域 11 ネガ型レジスト膜 12 コヒーレント光 13 コンタクトフォトマスク 13a パターン部 13b 非パターン部 14 非コヒーレントな露光光 15 レジストパターン 16 回折格子 17 平坦部 20 結晶基板 20a 回折格子形成領域 20b 平坦部形成領域 21 ポジ型レジスト膜 22 コヒーレント光 23 コンタクトフォトマスク 23a パターン部 23b 非パターン部 24 非コヒーレントな露光光 25 レジストパターン 26 回折格子 27 平坦部 30 結晶基板 30a 回折格子形成領域 30b 平坦部形成領域 31 ネガ型レジスト膜 33 コンタクトフォトマスク 33a パターン部 33b 非パターン部 34 非コヒーレントな露光光 35 レジストパターン 36 回折格子 37 平坦部 40 結晶基板 40a 回折格子形成領域 40b 平坦部形成領域 41 ポジ型レジスト膜 43 コンタクトフォトマスク 43a パターン部 43b 非パターン部 44 非コヒーレントな露光光 45 レジストパターン 46 回折格子 47 平坦部 50 結晶基板 51 マスク層 52 ポジ型レジスト膜 53 コヒーレント光 54 レジストパターン 55 第1の回折格子 56 第2の回折格子 57 平坦部 60 結晶基板 61 回折格子 62 マスク層 63 平坦部 70 結晶基板 71 アライメントマーク 72 平坦部 73 回折格子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に干渉縞パターン部と平坦部とを
    連続して有する半導体装置の製造方法であって、 基板上にネガ型レジスト膜を形成する工程と、 前記ネガ型レジスト膜に複数の光束のコヒーレント光を
    互いに干渉するように照射することにより、前記ネガ型
    レジスト膜に干渉縞のパターンを焼き付ける工程と、 前記ネガ型レジスト膜における基板の干渉縞パターン部
    形成領域と対応する部分をフォトマスクにより覆った
    後、前記ネガ型レジスト膜に対して1光束の非コヒーレ
    ント光を照射し、その後、前記ネガ型レジスト膜を現像
    することにより、基板の干渉縞パターン部形成領域の上
    に前記ネガ型レジスト膜よりなるレジストパターンを形
    成すると共に基板の平坦部形成領域に前記ネガ型レジス
    ト膜を残存させる工程と、 前記レジストパターン及び前記残存するネガ型レジスト
    膜をエッチングマスクとして基板に対してエッチングを
    行なうことにより、基板における前記レジストパターン
    の下側部分に干渉縞パターン部を形成すると共に基板に
    おける前記残存するネガ型レジスト膜の下側部分に平坦
    部を形成する工程と、 前記レジストパターン及び前記残存するネガ型レジスト
    膜を除去して、基板の前記干渉縞パターン部及び前記平
    坦部をそれぞれ露出させる工程とを備えていることを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 基板上に干渉縞パターン部と平坦部とを
    連続して有する半導体装置の製造方法であって、 基板上にポジ型レジスト膜を形成する工程と、 前記ポジ型レジスト膜に複数の光束のコヒーレント光を
    互いに干渉するように照射することにより、前記ポジ型
    レジスト膜に干渉縞のパターンを焼き付ける工程と、 前記干渉縞のパターンが焼き付けられた前記ポジ型レジ
    スト膜における基板のの干渉縞パターン部形成領域と対
    応する部分をフォトマスクにより覆った後、前記ポジ型
    レジスト膜に対して1光束の非コヒーレント光を照射
    し、その後、前記ポジ型レジスト膜を現像することによ
    り、基板の干渉縞パターン部形成領域の上に前記ポジ型
    レジスト膜よりなるレジストパターンを形成すると共に
    基板の平坦部形成領域の上の前記ポジ型レジスト膜を除
    去する工程と、 前記レジストパターンをエッチングマスクとして基板に
    対してエッチングを行なうことにより、基板における前
    記レジストパターンの下側部分に干渉縞パターン部を形
    成すると共に基板の平坦部形成領域に平坦部を形成する
    工程と、 前記レジストパターンを除去して、基板の前記干渉縞パ
    ターン部及び前記平坦部をそれぞれ露出させる工程とを
    備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上に干渉縞パターン部と平坦部とを
    連続して有する半導体装置の製造方法であって、 基板上にネガ型レジスト膜を形成する工程と、 前記ネガ型レジスト膜における基板の干渉縞パターン部
    形成領域と対応する部分をフォトマスクにより覆った
    後、前記ネガ型レジスト膜に対して1光束の非コヒーレ
    ント光を照射することにより、前記ネガ型レジスト膜に
    前記フォトマスクのパターンを焼き付ける工程と、 前記ネガ型レジスト膜に複数の光束のコヒーレント光を
    互いに干渉するように照射することにより、前記ネガ型
    レジスト膜に干渉縞のパターンを焼き付ける工程と、 前記ネガ型レジスト膜を現像することにより、基板の干
    渉縞パターン部形成領域の上に前記ネガ型レジスト膜よ
    りなるレジストパターンを形成すると共に基板の平坦部
    形成領域の上に前記ネガ型レジスト膜を残存させる工程
    と、 前記レジストパターン及び前記残存するネガ型レジスト
    膜をエッチングマスクとして基板に対してエッチングを
    行なうことにより、基板における前記レジストパターン
    の下側部分に干渉縞パターン部を形成すると共に基板に
    おける前記残存するネガ型レジスト膜の下側部分に平坦
    部を形成する工程と、 前記レジストパターン及び前記残存するネガ型レジスト
    膜を除去して、基板の前記干渉縞パターン部及び前記平
    坦部をそれぞれ露出させる工程とを備えていることを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 基板上に干渉縞パターン部と平坦部とを
    連続して有する半導体装置の製造方法であって、 基板上にポジ型レジスト膜を形成する工程と、 前記ポジ型レジスト膜における基板の干渉縞パターン部
    形成領域と対応する部分をフォトマスクパターンにより
    覆った後、前記ポジ型レジスト膜に対して1光束の非コ
    ヒーレント光を照射することにより、前記ポジ型レジス
    ト膜に前記フォトマスクパターンを焼き付ける工程と、 前記ポジ型レジスト膜に複数の光束のコヒーレント光を
    互いに干渉するように照射することにより、前記ポジ型
    レジスト膜に干渉縞のパターンを焼き付ける工程と、 前記ポジ型レジスト膜を現像することにより、基板の干
    渉縞パターン部形成領域の上に前記ポジ型レジスト膜よ
    りなるレジストパターンを形成すると共に基板の平坦部
    形成領域の上の前記ポジ型レジスト膜を除去する工程
    と、 前記レジストパターンをエッチングマスクとして基板に
    対してエッチングを行なうことにより、基板における前
    記レジストパターンの下側部分に干渉縞パターン部を形
    成すると共に基板の平坦部形成領域に平坦部を形成する
    工程と、 前記レジストパターンを除去して、基板の前記干渉縞パ
    ターン部及び前記平坦部をそれぞれ露出させる工程とを
    備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の結晶よりなる基板の上に干渉縞パ
    ターン部と平坦部とを連続して有する半導体装置の製造
    方法であって、 基板の平坦部の上に第2の結晶よりなるマスク層を形成
    する工程と、 基板の上に全面に亘ってレジスト膜を形成する工程と、 前記レジスト膜に複数の光束のコヒーレント光を互いに
    干渉するように照射することにより、前記レジスト膜に
    干渉縞のパターンを焼き付ける工程と、 前記レジスト膜を現像することにより、前記レジスト膜
    よりなる干渉縞状のレジストパターンを形成する工程
    と、 前記レジストパターンをエッチングマスクとして基板及
    び前記マスク層に対してエッチングを行なうことによ
    り、基板の干渉縞パターン部形成領域及び前記マスク層
    にそれぞれ干渉縞パターン部を形成する工程と、 前記レジストパターンを除去して、基板及び前記マスク
    層の各干渉縞パターン部をそれぞれ露出させた後、前記
    マスク層を除去して基板の前記平坦部を露出させる工程
    とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 第1の結晶よりなる基板上に干渉縞パタ
    ーン部と平坦部とを連続して有する半導体装置の製造方
    法であって、 基板の干渉縞パターン部形成領域及び平坦部形成領域に
    干渉縞パターン部をそれぞれ形成する工程と、 基板の前記干渉縞パターン部の上に第2の結晶よりなる
    マスク層を形成する工程と、 基板及び前記マスク層に対して全面的エッチングを行な
    うことにより、前記基板の平坦部形成領域に平坦部を形
    成すると共に前記マスク層の表面部を除去する工程と、 前記マスク層に対して選択的エッチングを行なうことに
    より、基板の前記干渉縞パターン部を露出させる工程と
    を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 結晶よりなる基板と、該基板の表面に形
    成された回折格子の集合部よりなる露光用のアライメン
    トマークとを備えていることを特徴とする半導体基板。
JP7261498A 1995-10-09 1995-10-09 半導体装置の製造方法及び半導体基板 Withdrawn JPH09106936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7261498A JPH09106936A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 半導体装置の製造方法及び半導体基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7261498A JPH09106936A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 半導体装置の製造方法及び半導体基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09106936A true JPH09106936A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17362750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7261498A Withdrawn JPH09106936A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 半導体装置の製造方法及び半導体基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09106936A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129696A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2006520010A (ja) * 2003-02-26 2006-08-31 ギーゼッケ ウント デフリエント ゲーエムベーハー 露光基体の作製方法
JP2011223017A (ja) * 2011-06-10 2011-11-04 Sony Corp 半導体素子の作製方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006520010A (ja) * 2003-02-26 2006-08-31 ギーゼッケ ウント デフリエント ゲーエムベーハー 露光基体の作製方法
JP2005129696A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2011223017A (ja) * 2011-06-10 2011-11-04 Sony Corp 半導体素子の作製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100566700B1 (ko) 반도체 공정에서 포토레지스트 패턴 형성 방법,포토레지스트 패턴 형성용 템플레이트 및 이의 제조 방법.
JPH06265709A (ja) 電子線リソグラフィを用いる回折格子製造方法
JPH02224386A (ja) λ/4シフト型回折格子の製造方法
JP2009175707A5 (ja)
US20040020893A1 (en) Method of producing a rib waveguide
US6197608B1 (en) Mask for area forming selective grating and selective area growth and method for fabricating semiconductor device by utilizing the same
JPH09106936A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体基板
JP2723476B2 (ja) 位相反転マスクの製造方法
KR0127662B1 (ko) 반도체 소자의 위상반전 마스크 제조방법
JPS62278508A (ja) 回折格子の製造方法
JP4761934B2 (ja) アライメントマーク付き半導体基板及びアライメントマークの製造方法
JPH07287386A (ja) 位相シフトマスク及びその製造方法
JP2809809B2 (ja) 位相シフト型回折格子の製造方法
JP4535542B2 (ja) 回折格子マスク
US5851708A (en) Method for fabricating phase shifting mask and a phase shifting mask
JPH05343806A (ja) 位相シフト型回折格子の製造方法
KR100464353B1 (ko) 레이저다이오드의 회절격자 제조방법
JP2527833B2 (ja) 回折格子の製造方法
JPS62139503A (ja) 回折格子の製造方法
JPH04186829A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0461331B2 (ja)
KR0127660B1 (ko) 반도체 소자의 위상반전 마스크 제조방법
JPH01225189A (ja) 回折格子の製造方法
KR20120126716A (ko) 반도체 소자의 패턴 형성 방법
US20040091792A1 (en) Phase edge phase shift mask and method for fabricating the same

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107