JPH09106465A - 紙幣計数機 - Google Patents

紙幣計数機

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JPH09106465A
JPH09106465A JP7262779A JP26277995A JPH09106465A JP H09106465 A JPH09106465 A JP H09106465A JP 7262779 A JP7262779 A JP 7262779A JP 26277995 A JP26277995 A JP 26277995A JP H09106465 A JPH09106465 A JP H09106465A
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屋 浩 一 守
Hironari Mori
利 裕 也 毛
Shoji Tomitani
谷 尚 司 冨
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各取引毎のみならず、複数取引に渡るバッチ
処理をも可能とし、入金処理において各取引毎及び所定
バッチ枚数毎に紙幣を区切って保管することを容易にし
た紙幣計数機を提供する。 【解決手段】 紙幣計数機は、設定枚数で計数を停止さ
せるバッチ処理を複数取引にまたがっても行なえるよう
にし、設定枚数(実施例では端数枚数と呼ぶ)に達する
までは計数を継続させ、設定枚数に達した時点で一旦停
止させるとともに、その旨を表示部に表示させ、紙幣を
スタッカ部から抜き取ることにより自動的に計数を再開
するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣を1枚ずつ繰
出して金種と真偽を識別しながら計数する紙幣計数機に
関し、特に、紙幣計数機を紙幣入金機としても使用し易
いように改良した紙幣計数機に関する。
【0002】
【従来技術】紙幣を1枚ずつ繰出して、予め設定された
枚数になると計数を一旦停止させ、所定枚数の紙幣を区
分できるようにした紙幣計数機は、例えば、特開昭59
−183476号公報に開示されている。
【0003】これは、予め区分したい枚数を設定してお
き、計数途中でその枚数に達すると紙幣の繰出しを停止
させるものであり、また、特定の金種及び枚数を予め設
定しておきその金種の紙幣が設定枚数に達したときにの
み紙幣の繰出しを停止させることもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
紙幣計数機では、例えば、200〜300枚位の紙幣を
それよりも少ない枚数の100枚毎に区分することはで
きても、もともと一取引で30枚位しかない紙幣を10
0枚毎に区分けすることはできない。
【0005】ところで、金融機関の窓口等では、紙幣計
数機を紙幣の入金処理に使用することが多くなってきて
いる。例えば、米国の金融機関では、オペレータが紙幣
計数機で計数した入金紙幣を金種毎に区切られた棚に移
動し、1日の締上げ時に、この棚の紙幣の枚数を再度確
認するようなシステムを採用する所がある。
【0006】この場合、多数の紙幣を紙幣計数機で再度
計数するには非常に手間と時間がかかるという問題点が
あり、簡単に枚数を把握できることが要望されている。
よって、本発明は、各取引毎のみならず、複数取引に渡
るバッチ処理をも可能とし、各取引毎及び所定バッチ枚
数毎に紙幣を区切ることができる紙幣計数機を提供する
ことを目的とする。
【0007】また、本発明は、紙幣計数機を各取引毎及
び所定バッチ枚数毎に紙幣を区切って保管する入金処理
に活用できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙幣計数機は、ホッパ部に載置されている
紙幣を1枚ずつ繰出し、紙幣の複数の金種および真偽を
識別しながら計数して特定金種の真券をスタッカ部に集
積し、特定金種以外の真券並びに偽券等をリジェクト部
に排出する紙幣計数機において、上記複数の金種の各々
の端数バッチ枚数を設定する端数バッチ枚数設定手段
(26,S6)と、設定された各金種についての端数バ
ッチ枚数を記憶する端数バッチ枚数設定記憶手段(2
1,図7(i) )と、複数の取引に渡る上記端数バッチ枚
数に満たない累積端数計数枚数を上記複数の金種の各々
について複数の記憶領域に記憶する累積端数計数枚数記
憶手段(23,図7(f) )と、上記ホッパ部から繰出さ
れる紙幣の少なくとも金種および真偽を識別する識別手
段(27)と、上記特定金種の紙幣が上記識別手段を通
過して上記スタッカに搬送される度に、上記累積端数計
数枚数記憶手段の上記特定金種に対応する記憶領域に記
憶されている累積端数計数枚数に計数値を追加する累積
端数枚数計数手段(24,S38)と、上記特定金種の
累積端数計数枚数が上記端数バッチ枚数設定記憶手段に
記憶されている上記特定金種の端数バッチ枚数に等しく
なったときに上記ホッパ部からの紙幣の繰出しを停止さ
せる停止手段(22,S44)と、上記紙幣の繰出し停
止後、上記スタッカ部から紙幣が抜取られたとき、上記
累積端数計数枚数記憶手段に記憶されている上記特定金
種の累積端数計数枚数をクリアする累積端数計数枚数ク
リア手段(25,S50)と、を備えることを特徴とす
る。
【0009】このような構成を備えることによって、バ
ッチ処理(設定枚数で計数を停止させること)を複数取
引にまたがっても行なえるようにし、設定枚数(実施例
では端数枚数と呼ぶ)に達するまでは計数を継続させ、
設定枚数に達した時点で一旦停止させるとともに、その
旨を表示部に表示させ、紙幣をスタッカ部から抜き取る
ことにより自動的に計数を再開するようにしている。
【0010】すなわち、一取引の計数途中でバッチ枚数
になると自動的に停止がかかり、紙幣を一旦移動する。
取引としては確定キーが押されるまでは1回分として記
憶される。
【0011】端数枚数で停止したときには、オペレータ
はその紙幣を棚へ移動させたときに、区切りがわかるよ
うに仕切り板をその紙幣の上に載せる。そうすることに
より、仕切り板と仕切り板の間にある紙幣の枚数は予め
設定された枚数(端数バッチ枚数)となるので、仕切り
板を数えるだけでその金種の紙幣の枚数の概略がすぐ分
かり、全体の枚数把握は最後の仕切り板より上の紙幣を
計数するのみで分かる。
【0012】1回の取引での各金種の枚数(および/ま
たは金額、一取引の全体の金額)は別途記憶され、ま
た、表示も可能となっている。確定キー(実施例では*
キー)を押すことにより一取引の内容が確定メモリへ移
動する。オプションのプリンタを接続しておけば、確定
キーの押下時に一取引の明細がジャーナル印字される。
従って、紙幣計数機を紙幣入金機として使用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図2は、本発明の適用された紙幣計数機の
外観を示す斜視図である。同図において、11は、計数
されるべき紙幣、あるいは入金処理されるべき紙幣がセ
ットされるホッパ、12は表示操作パネル、13はリジ
ェクトされた紙幣がスタックされるリジェクトポケッ
ト、14は計数された紙幣がスタックされるスタッカで
ある。
【0015】図3は、表示操作パネル12を説明する図
であり、大別して、左側の液晶表示パネルと、スイッチ
パネルと、からなる。液晶表示パネルは、3桁のモード
表示領域と、6桁の案内表示領域と、5桁の金種・
紙幣数表示領域、3桁のバッチ表示領域、9桁の計
数表示領域、とからなる。液晶表示パネルはオペレー
タと内蔵のマイクロコンピュータとの対話的なインタフ
ェースとしても使用される。
【0016】スイッチパネルには、トータル(TOTA
L)スイッチ、コール(CALL)スイッチ、AMT/
PCSスイッチ、モード(MODE)選択スイッチ、ス
タート/ストップ(START/STOP)スイッチ、
アスタリスク(*)スイッチ、セット(SET)スイッ
チ、バッチ(BATCH)スイッチ、プラス(PLU
S)スイッチ、クリア(C)スイッチ、が設けられてい
る。
【0017】オペレータがモードスイッチを押す度に、
入金モード(MIX)→異金種検知モード(D.D)→
計数モード(CNT)→MIXのように、モードが切替
えられ、モード表示領域には、設定されたモードに対
応して、MIX、D.D、CNTのいずれかが表示され
る。コールスイッチを操作すると、入金あるいは異金種
検知モードにおいて、各金種金額あるいはトータル金額
が表示される。例えば、特定の金種あるいはALLが表
示される。表示領域には、キーを押す度に、ALL→
$1→$2→$5→$10→$20→$50→$100
→計数画面(元の状態)→ALL、のように表示が巡回
する。表示領域には、所望の金種のトータル金額ある
いは計数枚数が表示される。ALLの場合には、トータ
ルの金額あるいは計数枚数が表示される。AMT/PC
Sスイッチにより、金額表示と枚数表示を切替えること
ができる。スタート/ストップキーを操作することによ
って、この状態から元に戻ることができる。
【0018】アスタリスク(*)スイッチは、入金モー
ド、異金種検知モードにおいて、データの承認の入力と
して使用される。スタート/ストップスイッチは、計数
の開始及び停止に使用される。クリアスイッチ(C)は
エラー又は計数枚数をクリアするために使用される。例
えば、異金種検知モードでは、計数値が表示されている
金種はクリアされ、データは記憶されない。コール(C
ALL)キーを押して金種を選び、クリア(C)キーを
押すと、選択された金種のデータがクリアされる。入金
モードでは、全ての計数値あるいは金額がクリアされ
る。カウントモードでは、計数値がクリアされる。
【0019】AMT/PCSスイッチは、入金モードあ
るいは異金種検出モードにおいて、表示器上の枚数ある
いは金額の表示を切替える。コールあるいはトータルキ
ーによって所望の金種の表示を行っているとき、使用さ
れる。
【0020】トータルスイッチは、入金モードあるいは
異金種検出モードでアスタリスク(*)スイッチによっ
て確定記憶された全取引についての、各金種の計数値合
計あるいはトータル額を表示するために使用される。所
望の金種あるいはALLを表示すると、表示領域に
は、ALL→$1→$2→$5→$10→$20→$5
0→$100→計数画面(元の画面)→ALLのように
表示が巡回する。この表示から戻るには計数画面の状態
を表示させるか、スタート/ストップキーを押す。
【0021】バッチスイッチは、計数モード、あるいは
異金種検出モードにおいてバッチ枚数を特定する。バッ
チ表示はバッチスイッチを押す度に100→--→20→
40→50→100のように巡回する。表示領域の枚
数あるいは額はクリアされる。プリセットバッチ数の変
更については後述する。
【0022】プラススイッチは、計数モードあるいは異
金種検出モードにおいてバッチ数を特定する。バッチ数
は各キーを押すことによって増加される。連続してキー
を押すと、より早くバッチ数が増加する。最大バッチ数
は200である。セットスイッチは、各種の設定をデフ
ォルトに設定する。なお、複数個のキーを組合せた同時
操作によっても、一定の動作が行われるが、説明を省略
する。
【0023】図4は、紙幣計数機における紙幣搬送機構
を概略的に表している。紙幣の搬送は以下に述べるよう
になされる。オペレータがホッパに紙幣をセットする
と、反射型センサのオートスタートセンサHPによって
紙幣の存在が検出される。紙幣の送出しは、センサHP
の出力を利用した自動スタートにより、あるいはスター
トスイッチの操作によって開始される。紙幣は、右端に
クラッチが左端にブレーキが取付けられた送出ローラに
よって行われる。送出ローラは、クラッチを介して動力
を受けて紙幣を所定時間繰出し、ブレーキを掛けて紙幣
の追送、重送等を防止する。搬送経路には、投光器と受
光器とからなる光センサSP1L,R〜SP6が配置さ
れて、搬送の異常(紙幣のジャム)検出、紙幣位置の検
出等の為に用いられる。
【0024】光センサSP1は、上記クラッチ及びブレ
ーキの制御に使用される。光センサSP2の後方には、
ラインセンサLS、磁気ヘッドMGが配置される。これ
等のセンサの紙幣搬送路上における平面的な配置は、図
5に示すような配置である。光センサSP2L及びSP
2Rは、紙幣の札長、重送、斜行、連鎖、等の検出に用
いられる。ラインセンサLSは反射型であり、金種、方
向、札幅、等の検出に用いられる。磁気ヘッドMGL及
びMGRは紙幣の真偽の鑑定に用いられる。磁気ヘッド
MGの近傍に紙幣の搬送機構の動きに連動する図示しな
い回転円盤が設けられている。この回転円盤上のスリッ
トがフォトインタラプタPIによって読取られ、搬送に
同期したクロック信号が得られる。
【0025】紙幣の鑑別や異常検出を終えた紙幣は、搬
送路途中のフリッパFLによってリジェクトポケット1
3又はスタッカ14に振分けられる。フリッパFLは、
紙幣の先端が光センサSP3に達したときにソレノイド
SDによって駆動され、正常な紙幣をスタッカ14に、
異金種や異常紙幣をリジェクトポケット13に送り出
す。リジェクトポケット13に送られた紙幣は光センサ
SP6によって検出される。フリッパFLを経てスタッ
カに向う紙幣は、途中、羽車FINによって整えられて
スタッカ14に投出される。スタッカ14の紙幣の存在
は光センサSP5によって検出される。
【0026】紙幣の搬送機構はメインモータMMによっ
て駆動される。羽根車FINはフィンモータFMによっ
て駆動される。上述した、ソレノイド、モータ、セン
サ、後述する制御部等を駆動するためにパワーユニット
PUが設けられている。
【0027】次に、紙幣計数機の制御部について説明す
る。図1は、CPUシステムによって実現される制御部
の機能ブロック図を示しており、大別して、端数バッチ
枚数設定記憶手段21、停止手段22、累積端数計数枚
数記憶手段23、累積端数枚数計数手段24、累積端数
計数枚数クリア手段25、端数バッチ枚数設定手段2
6、識別手段27、等によって構成される。
【0028】端数バッチ枚数設定手段26は、使用者の
入力操作を補助して累積すべき枚数を少なくとも金種毎
に設定するインタフェースである。端数バッチ枚数設定
記憶手段21は、設定された金種毎の端数バッチ枚数を
各金種毎に記憶する。識別手段27は、ホッパから搬出
される紙幣の金種および真偽等を識別する。累積端数枚
数計数手段24は、計数の対象として予め設定された金
種と同一であると識別手段27によって識別された金種
の紙幣の枚数を計数する。この際、累積端数計数枚数記
憶手段23に記憶されている金種毎の累積枚数から加算
を開始する。累積端数計数枚数記憶手段23は、各金種
毎に累積された端数計数値を保持する。停止手段22
は、特定金種の累積端数計数枚数が予め設定されている
端数バッチ枚数になったとき紙幣の繰出しを停止させ
る。累積端数計数枚数クリア手段25は、紙幣の繰出し
停止後に使用者によってスタッカから紙幣が抜取られる
と、累積端数計数枚数記憶手段23の該当金種の端数バ
ッチ枚数をクリアする。
【0029】こうして、制御部は、紙幣計数機の全体の
動作を制御すると共に、計数開始時には、累積端数計数
枚数記憶手段23に記憶された枚数から累積を開始し、
累積端数枚数計数手段24によって計数された特定金種
の累積端数計数枚数が端数バッチ枚数設定記憶手段21
の設定端数バッチ枚数に等しくなったときにホッパから
の紙幣の繰出しを停止する。計数された特定金種の枚数
が端数バッチ枚数設定手段26によって設定された枚数
に達するまでは、取引毎にリセットされるのではなく、
複数の取引に渡って計数枚数を記憶する。
【0030】図6は、図1に示す各手段を実現する制御
部の構成を説明するブロック図である。同図において、
制御部は、各種センサインタフェース31、駆動部3
2、各種設定部33、表示部34、ROM35、RAM
36によって構成される。
【0031】各種センサインタフェース31は、センサ
の出力を信号変換してCPU37に供給する。各種セン
サインタフェース31に接続されるセンサには、前述し
た紙幣の位置を検出するSP1〜SP6、フォトインタ
ラプタPI、紙幣の識別を行うラインセンサLS、磁気
センサMG、等が含まれる。駆動部32は、CPU37
の出力に従ってメインモータMM、フィンモータFM、
ソレノイドSD、クラッチCL、ブレーキBR等駆動す
る。
【0032】各種設定部33は、表示操作パネル12の
パネルスイッチ群によって構成される。表示部34は表
示操作パネル12の液晶表示パネルによって構成され
る。ROM35は装置の制御プログラムや紙幣の鑑別デ
ータ等を記憶する。RAM36は、CPUのメインメモ
リとして使用され、制御プログラム、制御データ、オペ
レータによって入力された選択、パラメータ、等を記憶
する。
【0033】また、RAM36、あるいはCPU内のレ
ジスタには、図7に示すような、金種$1〜$100、
予備について、計数枚数バッファ(a) 、前回完了バッフ
ァ(b) 、一時バッファ(c) 、確定バッファ(入金モー
ド)(d) 、確定バッファ(異金種検出モード)(e) 、端
数枚数バッファ(異金種検出モード)(f) 、合計枚数
(計数モード)(g) 、計数完了(計数モード)(h) 、端
数バッチ設定枚数(i) の記憶場所が確保されている。
【0034】入金(MIX)モードでは、金種が混在し
ていても識別が可能であれば、該当金種の計数バッファ
(a) に枚数が加算されていく。異金種検出モードでは、
スタッカ14に紙幣がない状態で繰出しが開始され、真
券と判別された一枚目の金種に自動的に金種設定がなさ
れ、その他の金種はリジェクトされる。
【0035】前回完了バッファ(b) は、バッチ完了後の
計数でエラーが発生したときに、バッチ完了時点のデー
タまでデータを戻すために設けられている。例えば、$
20が30枚計数され、累積端数計数枚数が設定値の1
00と等しくなり、一旦停止すると、計数枚数バッファ
(a) は30、端数枚数バッファ(f) は100となる。ス
タッカ14から紙幣を抜取ると継続して計数する(同一
金種の場合)が、このとき、計数枚数バッファ(a) の3
0が前回完了バッファ(b) にコピーされ、前回完了バッ
ファ(b) が30となる。そして、端数枚数バッファ(f)
はクリアされ、0となる。15枚目でエラーストップす
ると、計数枚数バッファ(a) が45、前回完了バッファ
(b) は30、端数枚数バッファ(f) は15となっている
が、オペレータが紙幣を取除いてクリアキーを押すと、
端数枚数バッファ(f) の内容から、「計数枚数バッファ
(a) −前回完了バッファ(b) 」を減ずる。すなわち、1
5−(45−30)=0となり、バッチ完了時点まで戻
せる。
【0036】一次バッファ(c) は、一取引を記憶する。
金種が変更されると、計数枚数バッファ(a) が一次バッ
ファ(c) に加算され、計数枚数バッファ(a) 、前回完了
バッファ(b) はクリアされる。アスタリスク(*)キー
で確定されると、確定バッファ(d) 又は(e) に移動す
る。
【0037】アスタリスク(*)キーを押して確定させ
る前に、コール(CALL)キーを押すと、「計数枚数
バッファ(a) +一次バッファ(c) 」の内容(枚数又は金
額)がコールキーを押す度に全金種、各金種の順で表示
される。
【0038】確定バッファ(d) 、(e) には、一日のトー
タルが記憶される。
【0039】端数枚数バッファ(f) は、金種毎に現在の
バッチ端数枚数(累積端数計数枚数)を記憶する。計数
枚数バッファ(a) の値のカウントアップと同期してカウ
ントアップする。バッチ完了後にスタッカ14から紙幣
を抜取ると該当金種がゼロクリアされる。また、バッチ
設定枚数が変更されたときも0クリアとなる。
【0040】合計枚数(g) 、計数完了(h) は、計数モー
ド時に使用されるエリアである。なお、計数モードでは
金種識別は行わない。違う金種の紙幣が紛れ込んでいて
もそのまま計数する。斜行などはリジェクトする。2つ
あるのは、バッチ完了後の計数でエラーがあったとき
に、バッチ完了時点のデータに復帰させる為に設けられ
ている。
【0041】各金種のバッチ設定枚数は別途の記憶領域
(i) に各金種毎に記憶される。バッチ設定枚数は、バッ
チ(BATCH)キーを押す度に、バッチ数の表示が1
00→--(設定なし)→20→40→50→100と巡
回させて選択する。金種毎に設定するには、コール(C
ALL)キーを押して、金種をALL→$1→$2→$
5→$10→$20→$50→$100→計数画面→A
LLと巡回表示させ、所望の金種が表示されたら、その
後バッチキーで枚数を設定する。スタート/ストップ
(START/STOP)キーで元の表示に戻る。全金
種に同一枚数を設定するときは、コールキーでALLを
表示させて、バッチキーで設定する。
【0042】設定枚数は、別途セット(SET)キーを
用いると、任意の枚数に設定できる。例えば、セットキ
ーを繰返し押して、図8に示す、プリセットバッチモー
ドに設定する。このモードでは、「20→40→50→
100」が表示されている。アスタリスクキーを押すと
カーソルが各数値を巡回するように移動し、現在選択さ
れている数値を反転表示する。反転表示状態でバッチキ
ーを押すと、選択された数値が「10」ずつ変化する。
また、プラス(+)キーを押すと、選択された数値が
「1」ずつ変化する。数値は最大「200」まで設定可
能である。例えば、カーソルで「100」を選択した後
に、バッチキーを10回押すと、設定数値は「200」
となる。スタート/ストップ(START/STOP)
キーを押すことにより、元の計数画面に戻る。バッチ端
数枚数(端数バッチ枚数)は、通常、全金種100枚に
設定することが多い。このため、本計数機では、「AL
L」キーの使用によって全金種への設定を容易にすると
共に、各銀行で自由に全金種についてバッチ端数枚数を
個別に設定できるようになされている。
【0043】制御部(CPU)の動作について、図面を
参照して説明する。まず、異金種検出モードのバッチ処
理について図9を参照して説明する。同図に示すよう
に、バッチ枚数が、例えば100枚に設定され、バッチ
処理、異金種検出モードが選択されている。
【0044】第1の取引(処理)では$20紙幣が70
枚、第2の取引では$20紙幣が80枚であるとする。
紙幣(70枚)をセットして、第1の取引の計数を開始
する。一枚目の紙幣がホッパから送出されて$20であ
ることが鑑別されると、表示パネル右上の金種表示領域
には$20が表示される。$20以外の紙幣はリジェク
トされ、リジェクトポケット13に集められる。表示パ
ネル左上のモード表示領域には「D.D」、表示パネル
左下のバッチ表示領域には設定されているバッチ枚数
「100」が表示される。計数が終了すると、表示パネ
ル右下の計数表示領域には、累積値「$1400」が表
示される。オペレータがアスタリスク(*)キーを押す
と、メモリに計数値が保持され、一取引が確定される。
スタッカから計数した紙幣(70枚)を取出す。
【0045】次に、紙幣(80枚)をセットして、第2
の取引の計数を開始する。一枚毎に紙幣が鑑別され、$
20紙幣が計数される。30枚を計数し、第1の取引の
計数枚数70枚との累積が設定されたバッチ枚数の「1
00」枚になると、バッチストップとなり、計数機は一
旦停止する。このとき、表示パネルの案内表示領域には
「BATCH」が表示される。オペレータがスタッカ1
4から30枚の紙幣を抜取ると、自動再スタートし、計
数を再開する。計数を終了すると、表示は累積表示とな
り、計数表示領域には「$1600」が表示される。
【0046】このようにして、各取引毎に計数が終了す
ると共に、取引の処理中にバッチ枚数になったときに、
その都度バッチ停止が行われる。
【0047】従って、図10に示すように、金種毎に区
切られた棚に紙幣を納める際に、各取引を区別するため
の黒の仕切板と、バッチ枚数毎の白の仕切板と、を紙幣
に載せる。そうすると、白の仕切板の数と端数の紙幣を
数えるだけで、集計が金種毎に簡単に行え、各取引も区
別できる。
【0048】制御部(CPU)の動作について、フロー
チャートを参照して説明する。まず、図11に示される
ように、紙幣計数機の出荷(納品)時に顧客に対応した
初期設定を予め行っておく。異金種検出モードで端数を
累積させるために、装置のアイドル状態でセット(SE
T)キーを繰返し押して、図12に示すようなバッチモ
ードの設定画面を表示パネルに表示させる。カーソルを
「ON」の位置に移動させるために、アスタリスク
(*)キーを押して、「ON」を反転表示させ、端数を
累積するバッチモードを設定する。後述する通常の使用
時においてアスタリスク(*)キーを押した後、バッチ
メモリは複数の取引に渡って連続的に保持されるように
なる。なお、「OFF」に設定した場合には、バッチメ
モリは計数を終了した後毎回クリアされ、通常の端数の
累積を行わないバッチ処理(その回限りのバッチ処理)
が設定される。スタート/ストップキーを押して、計数
画面に戻る(ステップS2)。
【0049】異金種検出モードでの端数バッチを設定す
るために、モード(MODE)キーを押して異金種検出
モードにする。なお、計数モードにすれば計数バッチを
設定することができる(ステップS4)。金種毎にバッ
チ枚数を設定するために、コール(CALL)キーを押
して端数バッチをさせたい金種(又は全金種ALL)を
表示させ、バッチ(BATCH)キーを押して、各金種
(又は全金種)のバッチ枚数を設定する。例えば、AL
Lを表示させて全金種にバッチ枚数「100」枚を設定
する。スタート/ストップキーを押して、計数画面に戻
る(ステップS6)。
【0050】次に、顧客における異金種検出・端数バッ
チ処理について図13及び図14を参照して説明する。
まず、オペレータは、モード(MODE)キー異金種検
出(D.D)モードを選択する。表示パネルには「D.
D」が表示されるが、一枚目の紙幣によって金種が自動
設定されるため、まだ、金種は表示されない。金種が決
っていないので金種に対応する端数バッチの枚数も表示
されない。但し、全金種での端数バッチ枚数が同一であ
る場合には、表示パネルの左下に端数バッチ枚数を表示
することができる(ステップS12)。
【0051】センサHPの出力によって、ホッパ11に
紙幣がセットされたかどうかを判別する。一回の取引
は、通常金種毎にまとめられている(ステップS1
4)。メインモータMMを駆動して搬送系を動作させ、
送出しローラのクラッチCLを接続し、ブレーキBRを
解除して紙幣の繰出しを開始する(ステップS16)。
紙幣の搬送途中でラインセンサLS、磁気ヘッドMGに
よって真券と偽券の判別を行う(ステップS18)。真
券と判別されなかった場合には、紙幣はリジェクト部1
3に送られる。真券であっても、斜行異常や長さ異常と
判別されたものは、リジェクト部13へ送られる(ステ
ップS20)。リジェクト部13が一杯の場合には(ス
テップS22)、紙幣の繰出し動作を停止する(ステッ
プS24)。リジェクト部13が一杯ではない場合には
(ステップS22)、次の紙幣の鑑別を行う(ステップ
S18)。
【0052】紙幣が真券であると(ステップS18)、
スタッカ14が空のときに最初に送出された紙幣かどう
かを判別する(ステップS26)。最初の紙幣である
と、バッチ処理が完了していたかを判別する。最初は完
了していないので(ステップS28)、図9のaに示す
ように、真券の金種を設定して表示パネルに表示する
(ステップS32)。その金種の端数バッチの設定値を
表示し(ステップS34)、計数枚数、累積端数枚数へ
「1」の加算(累積)を行う(ステップS38)。
【0053】バッチが完了しているが(ステップS2
8)、同一金種ではない場合(ステップS30)も、真
券の金種の設定表示(ステップS32)とバッチ数の設
定値表示(ステップS34)を行う。バッチが完了して
おり(ステップS28)、前回処理と同一金種である場
合(ステップS30)も計数枚数、累積端数枚数へ
「1」の加算(累積)を行う(ステップS38)。
【0054】スタッカから繰出された紙幣が一枚目では
ない場合(ステップS26)、設定金種と同じかどうか
を判別する(ステップS36)。設定金種と同じでない
場合には、スタッカに同じ金種に揃えるためにリジェク
トする(ステップS20〜S24)。設定金種と同じで
ある場合には、計数枚数へ「1」の加算、累積端数枚数
へも「1」の加算を行う(ステップS38)。
【0055】従って、二枚目以降は一枚目と同一金種の
み、図7に示す記憶領域の計数枚数バッファ(a) と端数
枚数バッファ(f) に枚数が加算されていく。同一金種は
スタッカ14に集積される。なお、表示は枚数又は金額
の表示いずれかで行われ、前述したように、AMT/P
CSキーを押す度に表示は切り替る。
【0056】計数枚数が端数バッチの設定値に達すると
バッチ完了となり(ステップS42)、紙幣の繰出を停
止し(ステップS44)、表示パネル12に「BATC
H」を表示する(ステップS46)。センサSP5によ
ってスタッカ14から紙幣が抜取られたかどうかを監視
する(ステップS48)。オペレータによって紙幣が抜
取られると、該当金種が累積された端数枚数バッファ
(f) のみクリアし(ステップS50)、紙幣の繰出しを
再開して(ステップS52)、ステップS18から繰返
す。
【0057】計数枚数が端数バッチの設定値に達しない
と、バッチ未完となり(ステップS42)、ホッパ11
の紙幣がなくなったかどうかを判別する(ステップS6
2)。ホッパ11の紙幣がなくなっている場合には、紙
幣の繰出しを停止し(ステップS64)、確定(*)キ
ーが押されたかどうかを判別する(ステップS66)。
確定キーが押されていれば、一取引(その回の取引)が
確定する(ステップS68)。「計数枚数バッファ(a)
+一次バッファ(c) 」の内容が一日のトータルを記憶す
る確定バッファ(e) に加算される。紙幣計数機にプリン
タが接続されている場合には、記憶領域の内容が図示し
ないプリンタに転送され、取引の明細がジャーナル印字
される。その後、終了する。
【0058】確定キーが押されていない場合には、ホッ
パに紙幣が追加されたかどうかを判別する(ステップS
70)。紙幣が追加された場合には、繰出しを再開し
(ステップS52)、ステップS18から繰返す。従っ
て、スタッカ14から抜取らずに同一金種を追加すると
継続加算となる(異金種を追加した場合にはリジェクト
される)。
【0059】ホッパ11に紙幣が追加されないときは、
スタッカ14から紙幣が抜取られたかどうかを判別する
(ステップS72)。スタッカ14から紙幣が抜取られ
ていないときは、ステップS66〜S72を繰返す。ス
タッカ14から紙幣が抜取られたときは、ホッパ11に
紙幣が追加されたかどうかを判別する(ステップS7
4)。紙幣が追加されない場合は、ステップS66〜S
74を繰返す。ホッパ11に紙幣が追加された場合(ス
テップS74)は、紙幣の繰出しを再開し(ステップS
52)、ステップS18から繰返す。
【0060】スタッカ14から紙幣を抜取った後に、同
一金種を追加した場合(ステップS74)には、バッチ
完了で停止した訳ではないので、再度金種設定がなされ
る。計数枚数バッファ(a) の内容は前回完了バッファ
(b) に移動(加算)され、計数枚数バッファ(a) はクリ
アされ、0からの計数となる。なお、コール(CAL
L)キーによってトータル枚数(金額)は再度表示可能
である。
【0061】ステップS62において、ホッパに紙幣が
存在する場合には、停止(START/STOP)キー
が押されたかどうかを判別する(ステップS82)。停
止キーは何らかの理由で手操作によって停止させたい場
合にオペレータによって押される。押されていない場合
には、ステップS18から繰返す。
【0062】停止(START/STOP)キーが押さ
れた場合には、紙幣の繰出しを停止し(ステップS8
4)、スタート(START/STOP)キー、クリア
キ(C)ーが押されたかどうかを監視する(ステップS
86、S88)。スタートキーが押された場合には、紙
幣の繰出しを再開し(ステップS52)、ステップS1
8から繰返す。クリアキーが押された場合には(ステッ
プS88)、計数値をクリアして(ステップS90)、
終了する。
【0063】上述した制御態様を図9の例に当てはめて
説明する。1回目の取引が$20紙幣で70枚、2回目
の取引が$20紙幣で80枚、端数バッチが100枚に
設定されている。
【0064】2回目の取引で$20紙幣を30枚数えた
とき、累積端数枚数が100となるため、一旦停止する
(ステップS44)。表示部には「BATCH」と表示
される。オペレータは、30枚の紙幣をスタッカ14か
ら取出して棚に移し、白の仕切板をその紙幣の上に載せ
る。ホッパ11内には残りの50枚があるので、オペレ
ータがスタッカ14から30枚を取出したときに、紙幣
の繰出しは再開(ステップS52)され、紙幣の鑑別が
行われる(ステップS18)。31枚目を真券と識別す
るとバッチ完了しているので(ステップS28)、同一
金種か否かが判別され(ステップS30)、同一金種な
ので計数枚数バッファ(a) と端数枚数バッファ(f) に
「1」を加算する(ステップS38)。端数枚数バッフ
ァ(f) は、前回計数で端数バッチが完了しているので0
(ステップS50)への加算となるが、計数枚数バッフ
ァ(a) は継続加算されるので、2回目の取引の表示は前
回から連続して行われる。
【0065】もし、$20紙幣がバッチストップの30
枚で終り(ステップS28)、その上からは$5紙幣が
10枚になっているとすると、今度は端数バッチの対象
に$5紙幣が設定され(ステップS32)、その$5紙
幣の端数バッチの設定値が表示される(ステップS3
4)。それまでの$20紙幣についての計数値は、$2
0紙幣の一次バッファに移動され、$5紙幣についての
端数バッチが行われる。
【0066】もし、2回目の取引で、例えば80枚中の
20枚の$20紙幣のみをホッパにセットして計数させ
たときは、バッチ未定の状態で停止する(ステップS6
4)。スタッカから20枚を取出した後(ステップS7
2)、残りの60枚をホッパにセットすると(ステップ
S74)、繰出しが再開される(ステップS52)。バ
ッチ完了していないので(ステップS28)、21枚目
の紙幣の金種$20が再度設定され(ステップS3
2)、計数は0からスタートとなる。しかし、それまで
の$20紙幣の20枚は一次バッファ(c) に記憶されて
いるので、コール(CALL)キーで$20の金種の内
容を呼出せば、「計数値バッファ(a) +一次バッファ
(c) 」の内容が表示されるので、$20紙幣のトータル
値は表示される。
【0067】なお、金種の設定は、スタッカ部14に紙
幣がないときに繰出された1枚目の真券の金種によって
自動的に設定されたが、別途、キーを用いて金種を設定
するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙幣計数
機においては、複数の取引に渡る端数バッチ処理を可能
としたので、取引単位のみならず所定金種紙幣の所定枚
数毎の区分けもできるので、入金処理の締め上げが容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様を説明する機能ブロック図で
ある。
【図2】紙幣計数機の外観を示す斜視図である。
【図3】表示操作パネル12を説明する説明図である。
【図4】紙幣の搬送系を説明する説明図である。
【図5】紙幣を識別するセンサを説明する説明図であ
る。
【図6】紙幣計数機の制御系を説明するブロック図であ
る。
【図7】メモリ内の記憶領域を説明する説明図である。
【図8】プリセットバッチモードの説明をする説明図で
ある。
【図9】端数バッチ処理の例を説明する説明図である。
【図10】紙幣を収納する棚を使用した入金処理の例を
示す説明図である。
【図11】端数バッチ枚数の設定例を説明するフローチ
ャートである。
【図12】バッチモードの設定例を示す説明図である。
【図13】異金種検出・端数バッチ処理モードを説明す
るフローチャートである。
【図14】異金種検出・端数バッチ処理モードを説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
11 ホッパ 12 表示操作パネル 13 リジェクトポケット 14 スタッカ SP1〜SP6 光センサ 21 端数バッチ枚数設定記憶手段 22 停止手段 23 累積端数計数枚数記憶手段 24 累積端数枚数計数手段 25 累積端数計数枚数クリア手段 26 端数バッチ枚数設定手段 27 識別手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパ部に載置されている紙幣を1枚ずつ
    繰出し、紙幣の複数の金種および真偽を識別しながら計
    数して特定金種の真券をスタッカ部に集積し、特定金種
    以外の真券並びに偽券等をリジェクト部に排出する紙幣
    計数機であって、 前記複数の金種の各々の端数バッチ枚数を設定する端数
    バッチ枚数設定手段と、 設定された各金種についての端数バッチ枚数を記憶する
    端数バッチ枚数設定記憶手段と、 複数の取引に渡る前記端数バッチ枚数に満たない累積端
    数計数枚数を前記複数の金種の各々について複数の記憶
    領域に記憶する累積端数計数枚数記憶手段と、 前記ホッパ部から繰出される紙幣の少なくとも金種およ
    び真偽を識別する識別手段と、 前記特定金種の紙幣が前記識別手段を通過して前記スタ
    ッカに搬送される度に、前記累積端数計数枚数記憶手段
    の前記特定金種に対応する記憶領域に記憶されている累
    積端数計数枚数に計数値を追加する累積端数枚数計数手
    段と、 前記特定金種の累積端数計数枚数が前記端数バッチ枚数
    設定記憶手段に記憶されている前記特定金種の端数バッ
    チ枚数に等しくなったときに前記ホッパ部からの紙幣の
    繰出しを停止させる停止手段と、 前記紙幣の繰出し停止後、前記スタッカ部から紙幣が抜
    取られたとき、前記累積端数計数枚数記憶手段に記憶さ
    れている前記特定金種の累積端数計数枚数をクリアする
    累積端数計数枚数クリア手段と、 を備えることを特徴とする紙幣計数機。
  2. 【請求項2】前記特定金種は、前記スタッカ部に紙幣が
    ない状態で紙幣が繰出されて、最初に真券と識別された
    紙幣の金種である、 ことを特徴とする請求項1記載の紙幣計数機。
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