JPH09106172A - 非磁性一成分現像装置 - Google Patents

非磁性一成分現像装置

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JPH09106172A
JPH09106172A JP26262195A JP26262195A JPH09106172A JP H09106172 A JPH09106172 A JP H09106172A JP 26262195 A JP26262195 A JP 26262195A JP 26262195 A JP26262195 A JP 26262195A JP H09106172 A JPH09106172 A JP H09106172A
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JP
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toner
roller
developing
developing roller
component
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Application number
JP26262195A
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English (en)
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Hiromitsu Shimazaki
大充 島崎
Tetsuhiro Tsuru
哲浩 津留
Hirochika Taguchi
博規 田口
Kazuhiko Noda
和彦 野田
Yoshihiro Goto
義浩 後藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度及び湿度の変化による現像ローラのトナ
ー帯電量及び現像ローラへのトナー層厚のばらつきを低
減し、環境変化の影響の少ない均一な画像特性及び信頼
性に優れた非磁性一成分現像装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 非磁性一成分のトナー層が表面に形成さ
れ現像バイアス電圧が印加される現像ローラ8と、現像
ローラ8の後部に接触配設され現像ローラ8にトナー6
を回転し供給するトナー供給ローラ10と、現像ローラ
8の上部に配設され現像ローラ8に圧接しトナー量を規
制する現像ブレード13と、を備えた非磁性一成分現像
装置1であって、トナー供給ローラ10と現像ローラ8
との間に一定の電流を印加する定電流電源であるトナー
供給ローラバイアス電源1Aを備えることにより、均一
な画像特性及び高い信頼性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体に対し脱
着自在で、感光体上に形成された静電潜像をトナー粒子
にて顕画化する非磁性一成分現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置は乾式トナーを使用
する機器が主流を占め、多くの複写機,レーザプリン
タ,普通紙ファクシミリ等として実用化され、高解像
度,高画質を特徴とし、めざましい発展を遂げている。
この電子写真装置は、電子写真プロセス技術を応用した
機器であり、感光体上に形成された静電潜像をトナー粒
子により顕像化するものである。電子写真装置の現像装
置として、一成分現像装置,二成分現像装置が開発され
ている。一成分現像装置は、二成分現像装置に比べてキ
ャリアを使用しないため、現像に際して、キャリアの劣
化,キャリアとトナーの混合比について現像液濃度の検
知及び制御装置等の特別な考慮を払う必要がないという
利点がある。又、現像に際して感光体へのキャリアの付
着がないので、感光体表面に顕像化されたトナー像を複
写紙に転写後、クリーニングブレードにより感光体表面
の残留トナーをクリーニングする際にも感光体表面を傷
つけることがない。このように、一成分現像装置は、二
成分現像方式と異なりキャリアとの混合、トナー濃度の
制御機構等が不要なことから、現像装置の小型化、低コ
スト化に有利である。更に、一成分現像装置は、磁性ト
ナーを用いるものと非磁性トナーと用いるのとに大きく
分けられるが、機構が複雑で高価なマグネットローラが
必要な磁性一成分プロセスに対して、簡便で安価な弾性
ローラを用いる非磁性一成分プロセスは、使い易さやコ
スト面で優れている。このため、現在、非磁性一成分現
像装置を用いた電子写真装置が主流を占めている。
【0003】以下、従来の一成分現像装置について説明
する。図2は従来の非磁性一成分現像装置を用いた電子
写真装置の断面模式図である。1′は従来の非磁性一成
分現像装置である。2は静電潜像担持体である感光体で
あり、アルミニウム等の金属ドラムを基材とし、その外
周面上にセレン(Se)又は有機光導電体(以下、OP
Cという)等の感光受容層が薄膜状に形成されている。
2aは感光体2を回転自在に軸支する金属からなるシャ
フト、3は感光体2に近接して配設された帯電器であ
り、タングステンワイヤ等からなる帯電線3aと、金属
製のシールド板3bと、グリッド板3cによって構成さ
れている。帯電線3aによりコロナ放電が発生され、グ
リッド板3cを介して感光体2の表面を一様に帯電す
る。ここで、感光体2には、画像信号をレーザ駆動回路
(図示せず)により光強度変調やパルス幅変調し、露光
光学系(図示せず)から照射される露光光線により、静
電潜像が形成される。
【0004】次に、4は現像ユニットであり、その構成
を以下に示す。5は現像ユニット4のハウジングである
トナーホッパー、6はトナーホッパー5内に収納された
トナー、7はトナー6を撹拌するトナー撹拌部材であ
り、円の軌跡を描いて回転しトナーホッパー5内に収容
されたトナー6の凝集を防ぐとともに、トナー6を後述
のトナー供給ローラ10へ搬送する。8はトナーホッパ
ー5内に配設され感光体2に対して接触又は近接状態に
されるトナー担持体である現像ローラ、9は現像ローラ
8の両端に配設された現像ローラ両端部シールであり、
トナー6が現像ユニット4から漏れるのを防止する。1
0はトナー撹拌部材7により撹拌,搬送されたトナー6
を現像ローラ8の表面に供給するトナー供給ローラであ
る。又、現像ローラ8とトナー供給ローラ10は、ステ
ンレス等の金属を基材としてその外周面上にウレタン,
シリコン等の弾性部材が層状に形成され、トナーホッパ
ー5の両側のハウジングに各シャフト8a,10aによ
り回転自在に軸支されている。11は現像ローラ8に現
像バイアス電圧を印加する現像バイアス電源であり、ト
ナー6を感光体2上の静電潜像が形成された部分に転移
付着させて静電潜像を顕像化する。12はトナー供給ロ
ーラ10の金属のシャフト10a部分に一定電圧のバイ
アス電圧を印加するトナー供給バイアス電源である。1
3は現像ローラ8上に接触する現像ブレードであり、金
属ばね板部材の一端にシリコン又はウレタン等の弾性部
材が一体形成されたものである。14は現像ブレード1
3を固定する取り付け部材であり、現像ブレード13の
金属ばね板部材の端部をねじ止めにて取り付ける。ここ
で、トナー供給ローラ10へは、トナー供給バイアス電
源12によりトナー6の帯電極性と同極性の一定電圧が
印加され、かつ、トナー供給ローラ10へのバイアス電
圧の絶対値は、現像ローラ8のバイアス電圧の絶対値よ
り大きく設定されている。これにより、トナー供給ロー
ラ10からの現像ローラ8へのトナー供給量及びトナー
帯電量を向上させている。
【0005】次に、その他の構成について説明する。1
5は複写紙カセットに収納された記録媒体である複写
紙、16は複写紙カセットから複写紙15を一枚ずつ取
り出す半月形の給紙ローラ、17a,17bは給紙ロー
ラ16により取り出された複写紙15を搬送する搬送ロ
ーラ、19は複写紙15を感光体2上に形成されたトナ
ー像と一致させるため、一時的に複写紙15を停止待機
させるレジストローラ、20はレジストローラ19に当
接する従動ローラである。21は感光体2に形成された
トナー像を複写紙15に転写させる転写器であり、タン
グステンワイヤ等からなる転写線21aと金属板からな
るシールド板21bから構成される。転写線21aに高
電圧を印加することによって、転写線21aがコロナ放
電を起こし、感光体2上のトナー像を複写紙15上に転
写する。22は定着器であり、内部に熱源を有するヒー
トローラ22aと加圧ローラ22bから構成され、複写
紙15上に転写されたトナー像をヒートローラ22aと
加圧ローラ22bの挟持回転に伴い加圧と熱によって定
着する。又、23はクリーニングブレードであり、感光
体2のトナー像を複写紙15に転写後、感光体2の残留
トナーを掻き取る。又、24は除電器であり、感光体2
上のトナー6が転写されクリーニングされた後、感光体
2上に残留する静電潜像である残留電荷の除電を行う。
【0006】以上のように構成された従来の一成分現像
装置を用いた電子写真装置の現像工程について、以下そ
の動作を説明する。まず、電子写真装置の本体に電源が
投入され、印字信号とともに現像装置駆動部(図示せ
ず)から現像ユニット4に駆動力が伝達され、現像ロー
ラ8,トナー供給ローラ10,トナー撹拌部材7が図2
に示す矢印B方向にそれぞれ回転する。トナー撹拌部材
7の回転とともにトナー6がトナー供給ローラ10上ま
で搬送される。搬送されたトナー6はトナー供給ローラ
10と現像ローラ8の接触により摩擦帯電され、静電気
力によって現像ローラ8の表面にトナー6が付着しトナ
ー層が形成される。このトナー層は現像ローラ8の回転
により現像ローラ8の表面上に担持されながら現像ロー
ラ8と現像ブレード13の圧接部まで搬送される。搬送
されたトナー層は,現像ローラ8と現像ブレード13と
の圧力で摩擦作用を受け、更に摩擦帯電が増加し均一な
薄層状態に形成される。更に、現像ブレード13を通過
したトナー層は、摩擦帯電量を保持したまま薄い層をな
して感光体2に接触位置(現像領域)まで搬送される。
ここで、現像バイアス電源11により、現像ローラ8と
感光体2の間にバイアス電圧が印加されて電位差が与え
られており、感光体2上に形成されている静電潜像にト
ナー層が転移付着し可視像を形成して現像工程が終了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この非磁性一成分現像
装置においては、現像ローラとトナー供給ローラとの間
のバイアスをトナー供給ローラへの定電圧制御手段を用
いて行っているため、温度や湿度等の環境変化に伴っ
て、トナー供給ローラや現像ローラの外周部に形成した
導電性ゴム等の抵抗値の変化が生じたり、製造時の導電
性のばらつきが発生し、現像ローラとトナー供給ローラ
との間の電位差のばらつきが発生する。この結果、現像
ローラのトナー帯電量のばらつきや現像ローラへのトナ
ーの供給性能の変化によるトナー層厚のばらつきが発生
して、印字画像の濃度ムラやかぶり等が発生するので、
濃度ムラやかぶり等のない印字画像を得ることが要求さ
れている。
【0008】本発明は、温度及び湿度の変化による現像
ローラのトナー帯電量及び現像ローラへのトナー層厚の
ばらつきを低減し、環境変化の影響の少ない均一な印字
画像を得ることができる画像特性及び信頼性に優れた非
磁性一成分現像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の非磁性一成分現像装置は、
非磁性一成分のトナー層が表面に形成され現像バイアス
電圧が印加される現像ローラと、現像ローラの後部に接
触配設され現像ローラにトナーを回転し供給するトナー
供給ローラと、現像ローラの上部に配設され現像ローラ
に圧接しトナー量を規制する現像ブレードと、を備えた
非磁性一成分現像装置であって、トナー供給ローラと現
像ローラとの間に一定の電流を印加する定電流電源を備
えた構成を有している。
【0010】これにより、温度や湿度等の環境変化に伴
って、トナー供給ローラや現像ローラの外周部に形成し
た導電性ゴム等の抵抗値の変化や、製造時の導電性のば
らつきに対して、現像ローラとトナー供給ローラとの間
の電位差のばらつきの発生を著しく低減する。この結
果、現像ローラのトナー帯電量を極めて均一にするとと
もに、現像ローラへのトナーの供給性能を安定化しトナ
ー層厚を均一にして、印字画像の濃度ムラやかぶりのば
らつきを著しく低減し、環境変化の影響の少ない均一な
印字画像が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の非磁性
一成分現像装置は、非磁性一成分のトナー層が表面に形
成され現像バイアス電圧が印加される現像ローラと、現
像ローラの後部に接触配設され現像ローラにトナーを回
転し供給するトナー供給ローラと、現像ローラの上部に
配設され現像ローラに圧接しトナー量を規制する現像ブ
レードと、を備えた非磁性一成分現像装置であって、ト
ナー供給ローラと現像ローラとの間に一定の電流を印加
する定電流電源を備えたものであり、温度や湿度等の環
境変化に伴って、トナー供給ローラや現像ローラの外周
部に形成した導電性ゴム等の抵抗値の変化や、製造時の
導電性のばらつきに対して、現像ローラとトナー供給ロ
ーラとの間の電位差のばらつきの発生を著しく低減する
という作用を有する。この結果、現像ローラのトナー帯
電量を極めて均一にするとともに、現像ローラへのトナ
ーの供給性能を安定化しトナー層厚を均一にして、印字
画像の濃度ムラやかぶりのばらつきを著しく低減し、画
像品質及び信頼性を向上させることができる。
【0012】請求項2に記載の非磁性一成分現像装置
は、請求項1において、トナー供給ローラから現像ロー
ラへと流れる一定の電流の極性がトナーの帯電極性と同
極性としたものであり、トナー供給ローラから現像ロー
ラへと流れる一定の電流の極性がトナーの帯電極性と同
極性であるようにしたものであり、トナーをトナー供給
ローラから現像ローラへのトナーの供給性能をより安定
化するという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の非磁性一成分現像装置
は、請求項1又は2において、定電流電源が、電流の値
をIとした時、1μA≦I≦1mAの範囲内で制御を行
うようにしたものであり、最適なトナー帯電量を確保す
ることができるという作用を有する。
【0014】以下本発明の一実施例における非磁性一成
分現像装置について、図面を参照しながら説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態における非磁性一成分現像装置を用いた電子写真装
置の断面模式図である。1は本発明の非磁性一成分現像
装置である。2は感光体、2a,8a,10aはシャフ
ト、3は帯電器、3aは帯電線、3bはシールド板、3
cはグリッド板、4は現像ユニット、5はトナーホッパ
ー、6はトナー、7はトナー撹拌部材、8は現像ロー
ラ、9は現像ローラ両端部シール、10はトナー供給ロ
ーラ、11は現像バイアス電源、13は現像ブレード、
14は取り付け部材、15は複写紙、16は給紙ロー
ラ、17a,17bは搬送ローラ、18は複写紙搬送
路、19はレジストローラ、20は従動ローラ、21は
転写器、21aは転写線、21bはシールド板、22は
定着器、22aはヒートローラ、22bは加圧ローラ、
23はクリーニングブレード、24は除電器である。こ
れらは、従来例と同様なものなので、同一の符号を付し
て説明を省略する。従来例と異なるのは、トナー供給バ
イアス電源1Aが、現像ローラ8とトナー供給ローラ1
0との間の電位差のばらつきの発生を著しく低減させる
作用を行うもので、トナー供給ローラ10と現像ローラ
8との間に一定の電流を印加する定電流電源から構成さ
れ、更に、トナー供給ローラ10と現像ローラ8との間
に流れる一定の電流の極性がトナー6の帯電極性と同極
性にし、定電流値Iを1μA≦I≦1mAの範囲内で、
電流値が±10%以内に一定に制御するように構成した
点である。
【0016】ここで、電流の極性がトナーの帯電極性と
同極性であるとは、トナー供給ローラと現像ローラとの
間に流れる電流の方向は、トナーの帯電極性が負極性の
場合、現像ローラからトナー供給ローラに電流を流し、
トナーの帯電極性が正極性の場合、トナー供給ローラか
ら現像ローラに電流を流すことを意味する。又、定電流
源により一定に制御される電流値としては、設定値の±
10%内に制御することが好ましい。これにより、印字
画像の濃度ムラやかぶり等を抑えて印字画像を向上させ
るという作用を有する。
【0017】以上のように構成された本発明の一実施の
形態の一成分現像装置を用いた電子写真装置について、
以下そのプロセス条件を説明する。感光体2,現像ロー
ラ8及びトナー供給ローラ10の回転方向は図1に示す
矢印B方向になっており、感光体2と現像ローラ8及び
現像ローラ8とトナー供給ローラ10は周壁面において
摩擦接触の状態になっている。感光体2は、負帯電型O
PCであり、帯電器3により−700Vに均一に帯電さ
れている。現像ローラ8は、金属製の基材の外周面上に
導電性弾性部材であるウレタンゴムが形成された単層構
成で抵抗値は108Ωcmである。現像ローラ8のシャ
フト8aには現像バイアス電源11により−300Vの
直流電圧が印加される。トナー供給ローラ10は、金属
製のシャフト10aの周囲に導電性発泡体であるウレタ
ンゴムが形成された単層構成で、抵抗値が103Ωcm
である。更に、シャフト10aに定電流源であるトナー
供給ローラバイアス電源1Aが接続され、電流値が10
0μAの一定値になるように制御する。このトナー供給
ローラ10は、トナーホッパー5から供給されたトナー
6を現像ローラ8に供給するとともに、現像されずに残
存した現像ローラ8上のトナー6を掻き落とす機能も有
している。現像ブレード13は、ステンレス板,リン青
銅板等の弾性を有する金属ばね板部材と、その一端にト
ナー量を規制するための弾性部材であるゴム硬度60度
のウレタンゴムを一体成形したもので、取り付け部材1
4にねじ止めされている。現像ブレード13は現像ロー
ラ8を線圧80g/cmで押圧し、現像ローラ8の表面
に0.5mg/cm2のトナー層を均一に形成する。本
実施例の非磁性一成分現像装置において、現像ローラ8
上のトナー層は0.3〜0.6mg/cm2の範囲にな
りように設定した。トナー6は、非磁性一成分系トナー
であり、ポリエステル樹脂にカーボン,ワックス,帯電
制御剤等を均一に分散させたもので負帯電性トナーを使
用した。
【0018】ここで、トナー供給ローラの材質として
は、本実施の形態では導電性発泡体のウレタンゴムを用
いたが、導電性EDPM,シリコンゴム,SBR,NB
R,ナイロン,ビニール,フッ素樹脂等を用いることも
できる。又、現像ローラの材質としては、導電性のウレ
タンゴムを用いたが、シリコン,フェノール樹脂,フッ
素樹脂,エポキシ樹脂SBR,NBRや現像ローラの表
面にフッ素樹脂,ウレタン樹脂等をコートしたもの等を
用いることもできる。
【0019】以上のように構成された本発明の一実施の
形態の非磁性一成分現像装置を用いた電子写真装置につ
いて、以下にその動作について説明する。まず、帯電器
3により感光体2を−700Vに均一に帯電した後、露
光光学系(図示せず)により露光し露光後の感光体2の
表面電位を−100Vまで減衰させ、現像ローラ8に現
像バイアスを−300Vに印加して、感光体2上にトナ
ー像を形成し、転写器21から複写紙15に電流を流し
てトナー像を転写させ、電子写真プロセスとして一般に
知られている定着工程を経て複写紙15にトナー像が定
着される。
【0020】
【実施例】次に、本発明の具体例を説明する。
【0021】(実験例1〜6,比較例1,2)本発明の
一実施の形態の非磁性一成分現像装置を用いた電子写真
装置において、温度及び湿度変化による画像特性(濃度
及びかぶり)の印字試験を行った。実験例1において、
印字を行う際の電子写真プロセス条件としては、プロセ
ス速度が80mm/sec、感光体2/現像ローラ8の
周速比は1.4、現像ローラ8/トナー供給ローラ10
の周速比は0.8に設定した。現像ローラ8の直径を2
0mm、トナー供給ローラ10の直径を16mmのもの
を用いて、現像ローラ8とトナー供給ローラ10の回転
方向の外周面の接触長さ(ニップ幅)を0.3mmにな
るように組み込んだ。測定パラメータとしては、現像ロ
ーラ8及びトナー供給ローラ10の材質を変えて各材質
に対して、トナー供給バイアス電源1Aを用いて現像ロ
ーラ8とトナー供給ローラ10の間に流す定電流値を変
化させた。又、各定電流値に対して、温度及び湿度が、
20℃/65%RHである常温/常湿(N/N環境と称
す)、10℃/25%RHである低温/低湿(L/L環
境と称す)、32.5℃/80%RHである高温/高湿
(H/H環境と称す)の3環境条件で実験を行った。測
定方法としては、各環境下において、連続1000枚の
印字を3回連続して行い、マクベス濃度計による濃度と
ハンター白度計によるかぶりの測定を行った。画質の評
価方法としては、マクベス濃度計においては、値のばら
つきが0.05以下の印字を◎、0.10以下を〇、
0.15以下を△、0.15以上を×とした。又、ハン
ター白度計においては、値のばらつきが0.10以下の
印字を◎、0.20以下を〇、0.30以下を△、0.
30以上を×とした。
【0022】ここで、実験例1として,現像ローラ8の
材質がシリコン、抵抗値が108Ωcmで、トナー供給
ローラ10の材質が導電性発泡ウレタン、抵抗値が10
4Ωcmで、トナー供給ローラ10から現像ローラ8に
流す定電流値が1μAに設定した。実験例2として,現
像ローラ8の材質がシリコン、抵抗値が106Ωcm
で、トナー供給ローラ10の材質が導電性発泡ウレタ
ン、抵抗値が104Ωcmで、定電流値が10μAに設
定した。実験例3として,現像ローラ8の材質がウレタ
ン、抵抗値が108Ωcmで、トナー供給ローラ10の
材質が導電性発泡ウレタン、抵抗値が103Ωcmで、
定電流値が100μAに設定した。実験例4として,現
像ローラ8の材質がウレタン、抵抗値が106Ωcm
で、トナー供給ローラ10の材質が導電性発泡ウレタ
ン、抵抗値が105Ωcmで、定電流値が1mAに設定
した。実験例5として,現像ローラ8の材質がシリコ
ン、抵抗値が108Ωcmで、トナー供給ローラ10の
材質が導電性EDPM、抵抗値が105Ωcmで、定電
流値が1mAに設定した。実験例6として,現像ローラ
8の材質がシリコン、抵抗値が106Ωcmで、トナー
供給ローラ10の材質が導電性EDPM、抵抗値が10
3Ωcmで、定電流値が1μAに設定した。
【0023】又、比較例1として,現像ローラ8の材質
がシリコン、抵抗値が108Ωcmで、トナー供給ロー
ラ10の材質が導電性発泡ウレタン、抵抗値が105Ω
cmで、本実施例の定電流値制御を行うトナー供給バイ
アス電源1Aの変わりに図2に示す従来例の定電圧値制
御を行うトナー供給バイアス電源12を用いて、トナー
供給ローラ10に一定電圧をバイアスし、その定電圧値
が450Vに設定した。比較例2として,現像ローラ8
の材質がウレタン、抵抗値が108Ωcmで、トナー供
給ローラ10の材質が導電性発泡ウレタン、抵抗値が1
5Ωcmで、定電圧値が500Vに設定した。
【0024】以上、実験例1〜6,比較例1,2の画質
評価の結果を(表1)に示す。
【0025】
【表1】
【0026】この(表1)から明らかなように、実験例
1〜6において、現像ローラ8とトナー供給ローラ10
との間に定電流値制御を行った場合、現像ローラ8及び
トナー供給ローラ10の外周部の材質及び抵抗値が、環
境変化に対して影響を受けにくく、温度及び湿度の環境
変化による濃度ムラやかぶり等のばらつきの発生を著し
く低減し、極めて安定した画像特性を得ることができる
ことが判明した。一方、比較例1〜2における定電圧制
御の場合、環境変化により印字の濃度ムラやかぶりのば
らつきが大きく発生し、画像特性が不安定であった。
【0027】以上のように本実施例によれば、現像ロー
ラとトナー供給ロータとの間に流れる電流値の定電流制
御により、温度及び湿度の環境変化に影響を受けにく
く、濃度ムラやかぶり等の発生を著しく低減し、極めて
安定した画像特性を得ることができ、信頼性を向上させ
ることができた。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トナー供
給ローラと現像ローラとの間に一定の電流を印加する定
電流電源を備えることにより、現像ローラとトナー供給
ローラとの間の電位差のばらつきの発生を著しく低減
し、現像ローラのトナー帯電量を極めて均一にするとと
もに、現像ローラへのトナーの供給性能を安定化しトナ
ー層厚を均一にして、印字画像の濃度ムラやかぶりの発
生を著しく低減した画像品質及び信頼性に優れるという
有利な効果が得られる。更に、トナー供給ローラから現
像ローラへと流れる一定の電流の極性がトナーの帯電極
性と同極性にすることにより、トナー供給ローラから現
像ローラへのトナーの供給性能を著しく安定化させるこ
とができ、更に、定電流電源が、電流値Iを1μA≦I
≦1mAの範囲内で一定値に制御することにより、最適
なトナー帯電量を確保することができ、画像品質及び信
頼性に優れるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における非磁性一成分現像装
置を用いた電子写真装置の断面模式図
【図2】従来の非磁性一成分現像装置を用いた電子写真
装置の断面模式図
【符号の説明】
1 非磁性一成分現像装置 1′ 非磁性一成分現像装置 1A トナー供給バイアス電源(定電流) 2 感光体 2a,8a,10a シャフト 3 帯電器 3a 帯電線 3b シールド板 3c グリッド板 4 現像ユニット 5 トナーホッパー 6 トナー 7 トナー撹拌部材 8 現像ローラ 9 現像ローラ両端部シール 10 トナー供給ローラ 11 現像バイアス電源 12 トナー供給バイアス電源(定電圧) 13 現像ブレード 14 取り付け部材 15 複写紙 16 給紙ローラ 17a,17b 搬送ローラ 18 複写紙搬送路 19 レジストローラ 20 従動ローラ 21 転写器 21a 転写線 21b シールド板 22 定着器 22a ヒートローラ 22b 加圧ローラ 23 クリーニングブレード 24 除電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 和彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 後藤 義浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性一成分のトナー層が表面に形成され
    現像バイアス電圧が印加される現像ローラと、前記現像
    ローラの後部に接触配設され前記現像ローラに前記トナ
    ーを回転し供給するトナー供給ローラと、前記現像ロー
    ラの上部に配設され前記現像ローラに圧接し前記トナー
    量を規制する現像ブレードと、を備えた非磁性一成分現
    像装置であって、前記トナー供給ローラと前記現像ロー
    ラとの間に一定の電流を印加する定電流電源を備えたこ
    とを特徴とする非磁性一成分現像装置。
  2. 【請求項2】前記トナー供給ローラから前記現像ローラ
    へと流れる一定の前記電流の極性が前記トナーの帯電極
    性と同極性であることを特徴とする請求項1に記載の非
    磁性一成分現像装置。
  3. 【請求項3】前記定電流電源が、前記電流の値をIとし
    た時、1μA≦I≦1mAの範囲内で制御を行うことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の非磁性一成分現像装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0862094A1 (en) * 1997-02-28 1998-09-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developing device for use in image forming apparatus
JP2010085462A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Oki Data Corp 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0862094A1 (en) * 1997-02-28 1998-09-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developing device for use in image forming apparatus
US6236818B1 (en) 1997-02-28 2001-05-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developing device with timing control
JP2010085462A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Oki Data Corp 画像形成装置

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