JPH09103990A - 裁断機 - Google Patents

裁断機

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JPH09103990A
JPH09103990A JP26189995A JP26189995A JPH09103990A JP H09103990 A JPH09103990 A JP H09103990A JP 26189995 A JP26189995 A JP 26189995A JP 26189995 A JP26189995 A JP 26189995A JP H09103990 A JPH09103990 A JP H09103990A
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cutting
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cutting table
angular displacement
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憲司 生駒
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Shima Seiki Mfg Ltd
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  • Sawing (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 丸刃の刃幅よりも短い範囲の切断も可能で、
裁断ヘッドの機構を簡素化して小型化、軽量化し、圧縮
空気供給設備が不要な裁断機を得る。 【解決手段】 角変位用サーボモータ16を共通の駆動
源として丸刃27の角変位とノッチ刃30の角変位とを
行わせる。カム用モータ17によって、丸刃用カム37
とノッチ刃用カム38を変位させ、丸刃27とノッチ刃
30とを選択的に裁断テーブル3上のシート材2に作用
させ、裁断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、布帛などのシート
材を裁断データに従って裁断する裁断機、特に丸刃を用
いる裁断機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、シート材の裁断機には丸刃を
回転させて回転してシート材を切断する方式のものがあ
る。典型的な先行技術は、たとえば特公昭62−291
97号公報に開示されている。この先行技術では、硬質
の表面上にシート材を置き、点接触に近い状態で、裁断
データに示される裁断線に沿って裁断を行う丸刃の他
に、裁断線に垂直なノッチを切り込むための切り込み刃
を裁断ヘッドに備えている。シート材を丸刃で切断する
ことによって、往復振動する直刃で切断するよりも、裁
断ヘッドの構成を簡略化し、小型軽量化することができ
る。裁断速度も向上するけれども、多数のシート材を積
層した状態で裁断することはできない。したがって、丸
刃を備える裁断機は、本来、量産用よりも試作用や少量
生産用に好適である。
【0003】なお、往復振動してシート材を切断する直
刃を裁断刃として裁断ヘッドに備える先行技術は、たと
えば特開平2−139196号公報に開示されている。
この先行技術では、裁断刃の向きを変えるための回転駆
動力を利用して回転駆動される目打ち用の穴あけ工具を
備えている。また、特開平7−246594号公報に
は、刃幅の異なる2種類の裁断刃を別個に上下駆動し、
角変位は共通に駆動する先行技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特公昭62−2919
7の先行技術では、丸刃とノッチ刃とを圧縮ばねを介し
て連動させ、空気圧シリンダの押圧力で、丸刃のみの裁
断状態と、さらにノッチ刃を加える裁断状態とを切換え
ている。したがって、ノッチ刃のみを独立して使用する
ことはできない。また、丸刃や切り込み刃をシート材に
押圧するために空気圧シリンダを用いているので、エア
ーコンプレッサなどの圧縮空気供給用の設備を必要と
し、店先などに近接させて裁断機を設置することは困難
である。
【0005】特開平2−139196の先行技術では、
目打ち用の穴あけ工具を裁断刃の向きを変えるための回
転駆動力を利用して回転駆動し、裁断ヘッドの簡素化を
図っている。しかしながら、直刃を往復振動させ、しか
も裁断テーブルの表面に垂直な回転軸線回りに回転させ
るための機構が必要であり、回転刃の場合よりも構成が
複雑化することは避けられない。また、裁断テーブルの
表面に対して垂直に裁断刃や目打ち用工具を昇降移動さ
せるために圧縮空気を利用するので、裁断機の設置場所
について、前述のような制限がある。
【0006】特開平7−246594の先行技術では、
角変位は共通に駆動しているけれども、上下駆動は別個
に行っているので、その駆動源が別個に必要である。主
たる裁断刃は接触角を利用してシート材を裁断するの
で、回転刃や往復振動刃のように高速で切断することは
できない。
【0007】本発明の目的は、丸刃と他の種類の裁断刃
または穴あけ工具などを備える裁断ヘッドの機構を簡素
化して小型化、軽量化することが可能で、かつ圧縮空気
供給用の配管設備等を使用する必要のない裁断機を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、裁断テーブル
と、その表面上に延展したシート材を、裁断テーブル表
面に平行な回転軸を有して円周刃で切断する丸刃、およ
び刃先をシート材表面に押しつけて切断するノッチ刃を
備え、裁断データに従って裁断テーブル表面に平行に移
動しながらシート材を裁断する裁断ヘッドとを有する裁
断機において、丸刃またはノッチ刃のうちのいずれか一
方を、共通な駆動源からの駆動力によって裁断テーブル
に近接または離隔する方向に変位させ、選択的にシート
材に作用させて切断を行わせる選択手段と、丸刃および
ノッチ刃を、それぞれ裁断テーブル表面に垂直な角変位
軸線回りに角変位して切断方向を変えるように駆動する
ための角変位用モータと、角変位用モータからの駆動力
を、丸刃およびノッチ刃の角変位軸にそれぞれ予め定め
る比率で伝達する伝達手段と、丸刃またはノッチ刃の切
断方向が裁断データに従って変化するように、角変位用
モータを制御する制御手段とを含むことを特徴とする裁
断機である。 本発明に従えば、制御手段による制御下で角変位用モー
タからの駆動力を、伝達手段によって予め定める比率と
なるように伝達し、丸刃の向きの変更と、ノッチ刃の向
きの変更とに共通に利用することができる。丸刃または
ノッチ刃のいずれか一方をシート材に作用させる選択手
段の駆動源を共通にするので、裁断ヘッドの機構を簡素
化し、小型化、軽量化を図ることができる。
【0009】また本発明で前記伝達手段は、各角変位軸
にそれぞれ装着される従動歯車と、角変位用モータの回
転軸に装着され、各従動歯車と噛合する駆動歯車と、各
従動歯車が裁断テーブルに近接または離隔するように変
位しても噛合状態を維持可能なように、駆動歯車または
従動歯車の少なくとも一方は、軸線方向に厚みを有する
ことを特徴とする。 本発明に従えば、伝達手段は歯車の噛合によって駆動力
を伝達するので、ベルトなどで伝達する場合に比較し
て、角変位用モータの回転軸と各角変位軸との間の距離
を小さくして、裁断ヘッドの小型化を図ることができ
る。また駆動歯車または従動歯車の少なくとも一方を厚
くしておくことによって、選択手段による選択の結果と
して、噛合位置がずれても円滑に回転駆動力の伝達を行
うことができる。
【0010】また本発明で前記裁断ヘッドには、裁断テ
ーブルに垂直な回転軸線を有し、前記角変位用モータか
らの駆動力によって回転駆動され、シート材に対して目
打ちを行うための目打ちドリルがさらに備えられ、前記
選択手段は、丸刃、ノッチ刃または目打ちドリルのうち
から1つを選択し、裁断テーブルに近接または離隔する
方向に変位させてシート材に作用させることを特徴とす
る。 本発明に従えば、目打ち用ドリルも含めて共通な角変位
用モータからの駆動力で駆動され、選択手段によって選
択的にシート材に作用させるので、多くの機能を有する
裁断ヘッドを簡単な構成で形成することができる。
【0011】さらに本発明は、裁断テーブルと、その表
面上に延展したシート材を、裁断テーブル表面に平行な
回転軸を有して円周刃で切断する丸刃、および刃先をシ
ート材表面に押しつけて切断するノッチ刃を備え、裁断
データに従って裁断テーブル表面に平行に移動しながら
シート材を裁断する裁断ヘッドとを有する裁断機におい
て、丸刃を、その回転軸線回りに回転可能、裁断テーブ
ル表面に垂直な角変位軸線回りに角変位可能、および角
変位軸線方向に往復変位可能に支持する支持手段と、支
持手段を裁断テーブルに近接または離隔する方向に変位
駆動するための丸刃用カム手段と、丸刃用カム手段を駆
動するカム用モータと、カム用モータによって駆動さ
れ、丸刃用カム手段によって丸刃が裁断テーブルから離
隔する方向に予め定める変位量以上変位するときに、ノ
ッチ刃が裁断テーブルから離隔する方向に変位するよう
にノッチ刃を変位駆動するためのノッチ刃用カム手段
と、ノッチ刃を裁断テーブルに近接する方向に押圧する
ノッチ刃用押圧手段と、ノッチ刃を裁断テーブルから離
隔した状態に保持するノッチ刃用保持手段と、カム用モ
ータとノッチ刃用保持手段とを制御し、丸刃またはノッ
チ刃のうちのいずれか一方をシート材に作用させるよう
に制御する制御手段とを含むことを特徴とする裁断機で
ある。 本発明に従えば、カム用モータによって駆動される丸刃
用カム手段とノッチ刃用カム手段によって、丸刃または
ノッチ刃のいずれか一方を選択してシート材の切断を行
うことができる。ノッチ刃用保持手段によってノッチ刃
を裁断テーブルから離隔した状態で保持しながら、制御
手段によって保持を解除すれば、ノッチ刃用押圧手段に
よって付勢しながら、ノッチ刃をシート材表面に押圧す
ることができる。
【0012】また本発明は、裁断テーブルに押圧されて
シート材に対して目打ちを行うための目打ちドリルと、
目打ちドリルを裁断テーブルに近接する方向に押圧する
目打ち用押圧手段と、目打ちドリルを裁断テーブルから
離隔した状態に保持する目打ちドリル用保持手段とが前
記裁断ヘッドにさらに備えられ、前記ノッチ刃用カム手
段は、ノッチ刃を裁断テーブルから離隔する方向に変位
駆動する際に、目打ちドリルも裁断テーブルから離隔す
るように変位駆動し、前記制御手段は、丸刃、ノッチ刃
または目打ちドリルのうちから1つを選択し、裁断テー
ブルに近接または離隔する方向に変位させてシート材に
作用させるように、カム用モータと、ノッチ刃用保持手
段と、目打ちドリル用保持手段とを制御することを特徴
とする。 本発明に従えば、カム用モータによって、丸刃とノッチ
刃に加えて目打ちドリルの変位を行うことができる。目
打ち用ドリルは、ノッチ刃用カム手段によって裁断テー
ブルから離隔する方向に変位駆動され、目打ちドリル用
保持手段によって保持される。制御手段によって保持を
解除すれば、目打ちドリル用押圧手段によって付勢され
てシート材表面に押圧することができる。
【0013】また本発明は、前記支持手段に作用する重
力に対して、逆方向の力を作用させるバランス手段を有
することを特徴とする。 本発明に従えば、バランス手段によって、丸刃を支える
支持手段にかかる重力を相殺して、カム用モータの負荷
を軽減することができる。カム用モータとして必要な出
力が減少するので、小形のモータを使用することがで
き、裁断ヘッドの小形軽量化をいっそう促進することが
できる。
【0014】さらに本発明は、裁断テーブルと、その表
面上に延展したシート材を、裁断テーブル表面に平行な
回転軸を有して円周刃で切断する丸刃、および刃先をシ
ート材表面に押しつけて切断するノッチ刃を備え、裁断
データに従って裁断テーブル表面に平行に移動しながら
シート材を裁断する裁断ヘッドとを有する裁断機におい
て、丸刃を、その回転軸線回りに回転可能、裁断テーブ
ル表面に垂直な角変位軸線回りに角変位可能、および角
変位軸線方向に往復変位可能に支持する支持手段と、支
持手段を裁断テーブルに近接または離隔する方向に変位
駆動するための丸刃用カム手段と、丸刃用カム手段を駆
動するカム用モータと、カム用モータによって駆動さ
れ、丸刃用カム手段によって丸刃が裁断テーブルから離
隔する方向に予め定める変位量以上変位するときに、ノ
ッチ刃が裁断テーブルから離隔する方向に変位するよう
にノッチ刃を変位駆動するためのノッチ刃用カム手段
と、ノッチ刃を裁断テーブルに近接する方向に押圧する
ノッチ刃用押圧手段と、ノッチ刃を裁断テーブルから離
隔した状態に保持するノッチ刃用保持手段と、丸刃およ
びノッチ刃を、それぞれ裁断テーブル表面に垂直な角変
位軸線回りに角変位して切断方向を変えるように駆動す
るための角変位用モータと、角変位用モータからの駆動
力を、丸刃およびノッチ刃の角変位軸にそれぞれ予め定
める比率で伝達する伝達手段と、カム用モータとノッチ
刃用保持手段とを制御して、丸刃またはノッチ刃のうち
のいずれか一方をシート材に作用させ、角変位用モータ
を制御して、丸刃またはノッチ刃の切断方向を裁断デー
タに従って変化させる制御手段とを含むことを特徴とす
る裁断機である。 本発明に従えば、丸刃とノッチ刃との向きを変える角変
位を共通の角変位用モータからの駆動力によって行い、
丸刃とノッチ刃との裁断テーブルに対する近接または離
隔の変位を共通のカム用モータによって行うので、裁断
ヘッドの機構を簡素化し、小形軽量化を図ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
裁断機の裁断ヘッド1の概略的な構成を示す。裁断ヘッ
ド1は、シート材2を延展して真空吸引などによって保
持する矩形の裁断テーブル3上を、裁断データに従って
移動しながらシート材2を裁断する。シート材2と裁断
テーブル3の表面との間には、裁断刃による切り込みを
許容する場合は、下地シート4が介在される。必要に応
じ、硬質の表面上にシート材2を延展し、点接触に近い
状態で裁断刃を用いることもできる。シート材2の表面
は、真空保持を確実にするために空気非透過性のビニー
ルシート5で覆われる。
【0016】裁断ヘッド1は、裁断テーブル3の長辺方
向であるX軸方向に移動するビーム11上に設置され、
その長手方向、すなわち裁断テーブル3の短辺方向であ
るY方向に移動可能である。裁断ヘッド1のハウジング
12内にはベース13が収納され、ベース13の上方に
は制御回路基板14が収納されている。ハウジング12
内には、さらに丸刃用モータ15、角変位用サーボモー
タ16およびカム用モータ17の3つのモータが収納さ
れている。角変位用サーボモータ16およびカム用モー
タ17は、ベース13に固定されている。丸刃用モータ
15は、ベース3に対して相対的に、上下方向である裁
断テーブル3の表面に垂直なZ軸方向に変位可能なホル
ダ18に取り付けられている。
【0017】丸刃用モータ15から下方に延びる回転軸
の先端には、駆動プーリ19が装着されている。駆動プ
ーリ19には、軸線に垂直な平面内で平ベルト20が巻
き掛けられている。平ベルト20は、調整プーリ21で
垂直に方向変換される。調整プーリ21は、調整ばね2
2による付勢で平ベルト20を押圧して、テンションを
与えている。調整プーリ21および調整ばね22が取り
付けられる角変位部材23の先端には、平ベルト20が
巻き掛けられる従動プーリ24が取り付けられている。
従動プーリ24は、軸受25によって軸支される回転軸
26の一端に装着されている。軸線26aが裁断テーブ
ル3の表面に平行な回転軸26の他端には、角変位部材
23の角変位軸線23a上の位置に丸刃27が装着さ
れ、回転軸26を回転させることによってシート材2を
切断する。駆動プーリ19の径は従動プーリ24の径よ
り大きく、たとえば2倍に設定される。これによって、
丸刃用モータを3000rpm程度に回転させれば、丸
刃27を6000rpmで回転駆動することができる。
この程度の回転速度になると、歯車の噛合わせによって
駆動力を伝達する場合は、騒音が大きくなってしまう。
平ベルト20によれば静粛な動力の伝達を行うことがで
きる。また、従動プーリ24の径を小さくすることは、
丸刃27を下地シート4に近づけることを可能にする。
平ベルト20の幅を大きくすれば、スリップを防ぐこと
ができる。
【0018】ホルダ18と角変位部材23との間には転
がり軸受28が介在され、相対的な角変位を円滑に行う
ことができる。Z軸方向には、ホルダ18および角変位
部材23は一体的に変位する。この一体化した重量を軽
減するため、バランス用ばね29が設けられている。バ
ランス用ばね29に換えて、滑車を介してバランスウェ
イトを吊り下げるような構成も可能である。下地シート
4を用いる場合のシート材2の切断は、下地シート4に
刃先をある程度食い込ませる。下地シート4の厚みは、
たとえば食い込ませる深さの2倍以上あることが必要と
なる。丸刃27の直径はたとえば1インチ程度であり、
シート材2を直径の半分程度は切断してしまう。この切
断する刃幅よりも短い直線部分のある裁断線は、丸刃2
7で裁断するよりも、刃幅がさらに半分以下のノッチ刃
30で裁断する必要がある。下地シート4を用いない場
合には、丸刃27とシート材2とは点接触に近く刃幅も
小さくなるので、ノッチ刃はノッチの形成にのみ使用す
る。
【0019】ノッチ刃30の上方の軸部分には、ボール
スプライン31が設けられ、含油軸受けによって軸線3
0a方向の変位を許容しながら、ノッチ刃30を軸線3
0a回りに角変位させる。ボールスプライン31の上方
では、ノッチ刃30の軸部分がノッチ刃用ばね32で下
方に付勢されている。ボールスプライン32の上部は、
軸受33を介して、ベース13に固定されているホルダ
34で支持されている。ノッチ刃30の上端部には、ア
ーム35を介して上昇力が伝達される。ノッチ刃30の
軸の下方よりには、含油軸受けを備えてノッチ刃30の
昇降変位を可能にする軸受36が設けられている。
【0020】カム用モータ17は、たとえばステッピン
グモータによって実現され、丸刃用カム37およびノッ
チ刃用カム38を軸線17a回りに角変位させる。各カ
ムの基準位置は、カム用原点センサ39によって検出さ
れる。丸刃用カム37は、丸刃27の支持手段であるホ
ルダ18および角変位部材23を角変位軸線23aに沿
って昇降変位させる。ノッチ刃用カム38は、アーム3
5を介してノッチ刃30を軸線30aに沿って昇降変位
させる。丸刃用カム37による丸刃27の昇降変位と、
ノッチ刃用カム38によるノッチ刃30の昇降変位と
は、カム用モータ17の角変位方向に従って選択する。
すなわち、一方側に角変位するとき、他方は上昇位置で
待機させる。これらのカム機構によって選択手段を構成
する。
【0021】角変位用サーボモータ16の出力軸の先端
には駆動歯車40が装着され、角変位部材23の上部に
形成されている丸刃用従動歯車41と噛み合ってる。従
動歯車41は、角変位軸線23a方向の厚みが大きく形
成されており、昇降変位を行っても噛合関係が維持され
る。丸刃用従動歯車41は、ノッチ刃用従動歯車42と
も噛み合っている。ハウジング12の下方には、丸刃2
7を研磨するために、ソレノイド43によって作用位置
に移動される砥石44が設けられる。
【0022】図2〜図5は、本発明の実施の他の形態に
よる裁断機の裁断ヘッド50の構成を示す。図2は正面
断面図、図3は左側面断面図、図4は右側面断面図、図
5は平面断面図をそれぞれ示す。本実施の形態は図1に
示した実施の形態に類似し、対応する部分には同一の参
照符を付して説明を省略する。
【0023】裁断ヘッド50は、駆動ベルト51によっ
て引っ張られ、ビーム11に沿ってY軸方向に移動する
ハウジング12内に備えられる、目打ちドリル52をシ
ート材2に突き刺して穴あけすることもできる。丸刃2
7の向きが基準方向か否かを検出するため、原点センサ
53が設けられる。原点センサ53は、丸刃27の向き
を直接検出する。ノッチ刃30の向きは、丸刃用従動歯
車41とノッチ刃用従動歯車42との刃数比に従って、
容易に換算可能である。
【0024】ホルダ18には、ピン54で昇降用レバー
55が結合される。昇降用レバー55の先端には、ホロ
ワ56が軸支され、丸刃用カム37に形成されているカ
ム溝57に係合している。ノッチ刃用カム38は、外周
に引き上げレバー58を軸59を中心として揺動変位さ
せるためのカム面が形成されている。引き上げレバー5
8をノッチ刃用カム38で引き上げると、その状態をソ
レノイド60によって保持することができる。ソレノイ
ド60のプランジャの先端は、「く」の字状の目打ちド
リル保持レバー61の一端に当接する。目打ちドリル保
持レバー61は、中央部がピン62によって角変位可能
に支持され、一端はばね63によってソレノイド60の
プランジャの先端に押し付けられ、他端は目打ちドリル
引き上げレバー64の切り欠き65を押圧して保持可能
である。引き上げレバー58による引き上げのため、目
打ちドリル引き上げレバー64の上端にはピン66が装
着される。また、目打ちドリル引き上げレバー64を、
押圧手段である目打ちドリル用ばね67で下方に引き下
げている。ソレノイド60は自己保持型を使用し、パル
ス状の電流を流して、目打ちドリル引き上げレバー64
の保持と解放とを切り換えている。ハウジング12の底
面には、目打ちドリル52が挿通される軸受68が設け
られる。
【0025】ノッチ刃30を引き上げ、シート材2上に
押圧させる構成は、基本的に目打ちドリル52の場合と
同様である。ノッチ刃30の上方にはノッチ刃引き上げ
レバー69が装着され、引き上げレバー58によって目
打ちドリル引き上げレバー64と同時に引き上げられ
る。引き上げたノッチ刃引き上げレバー69は、ソレノ
イド70によって、保持状態と開放状態とが切り換えら
れる。ノッチ刃30の上方にはボールスプライン71が
挿入される。目打ちドリル52の上方には目打ちドリル
用従動歯車72が装着され、ボールスプライン73が挿
入されている。ボールスプライン71,73は、軸線方
向の変位を許容し、軸線回りの角変位を抑制する。な
お、軸線方向の変位の最大量は、ノッチ刃30および目
打ちドリル52の上方にそれぞれ装着される硬質ゴム製
のストッパ74,75が支持部材76の表面に当接する
ことによって規制される。また、丸刃27が引き上げら
れている状態は、近接センサ77によって検出される。
丸刃27のZ軸方向についての原点は、原点センサ78
によって検出される。
【0026】ホルダ18の肩部と昇降用レバー55との
間には、ばね80およびボルト81が設けられている。
ばね80は、肩部と昇降用レバー55との間隔を開く方
向に押圧し、ボルト81によって制限する。裁断テーブ
ル3上に異物があって、丸刃27が上方に持ち上げられ
るような場合には、ばね80が収縮して丸刃27を退避
させ、衝撃を吸収することができる。また切断方法によ
っては、ばね80によって丸刃27に押圧力を与えるよ
うにすることもできる。
【0027】図6は、図2の実施形態における角変位用
モータ16から駆動力が伝達される機構を示す。駆動歯
車40から、丸刃用従動歯車41、ノッチ刃用従動歯車
42および目打ちドリル用従動歯車72の順序で駆動力
が伝達される。丸刃用従動歯車41の角変位の基準位置
は、原点センサ53によって検出される。丸刃27およ
びノッチ刃30に必要な変位角度は、通常360゜以下
である。目打ちドリル52は、使用状態で常に回転させ
る必要がある。このとき、途中の歯車の回転状態を続け
る必要がある。騒音防止の観点から、各歯車には、ポリ
アセタールやナイロンなどの合成樹脂材料を使用するこ
とが好ましい。
【0028】図7〜図10は、図2の実施形態で選択手
段として動作するカム機構の構成を示す。以下、裁断テ
ーブル3上のシート材などは図示を省略する。図7は正
面断面図、図8は左側面断面図、図9は右側面断面図、
図10は平面断面図をそれぞれ簡略化して示す。ホルダ
18は引き上げられており、引き上げレバー58の先端
は自重で沈んでいる。ソレノイド60,70を作用させ
て、目打ちドリル引き上げレバー64またはノッチ刃引
き上げレバー69の保持状態を解除すれば、目打ちドリ
ル52またはノッチ刃30はばね付勢されて、裁断テー
ブル3に向かって突き刺さるように飛び出す。
【0029】図11は、図2の丸刃用カム37およびノ
ッチ刃用カム38の関係を示す。図11(a)に示す丸
刃用カム37の正面側のカム溝57は、中心軸37から
の半径が変化する丸刃昇降用部分57aと、半径が一定
のストレート部分57bとを有する。ストレート部分5
7bに図7などに示すホロワ56が係合している状態で
は、図11(b)に示す丸刃用カム37の背面側のノッ
チ刃用カム38の外周に形成されるカム面が、図7など
に示す引き上げレバー58に接触する部分までの中心軸
37aからの半径が変化するように位相が合わせられて
いる。すなわち、ノッチ刃用カム38の凹凸は、丸刃用
カム37のカム溝57の丸刃昇降用部分57aとストレ
ート部分57bとにそれぞれ対応させている。
【0030】図12、図13および図14は、丸刃用カ
ム37の角変位と昇降変位との関係を示す。図12で
は、ホロワ56がカム溝57の丸刃昇降部分57aに係
合しており、ホルダ18が下降して丸刃が下がる状態を
示す。図13では、ホルダ18が上昇して、ホロワ56
がカム溝57の中間付近に係合しており、目打ちドリル
保持レバー61で目打ちドリル引き上げレバー64の切
り欠き65を解放させて、目打ちドリル52を下降させ
る状態を示す。図14では、丸刃用カム37を、ホロワ
56がカム溝57のストレート部57bに係合し、引き
上げレバー58を引き上げて、ピン66を持ち上げ、目
打ちドリル52を上昇させる状態を示す。ノッチ刃27
についても同様に昇降変位させることになる。
【0031】図15は、本発明の実施のさらに他の形態
として、研磨による丸刃27の摩耗を、丸刃用カム37
のカム溝57を利用して補償するための構成を示す。図
15(a)に示すようにカム溝57の丸刃昇降用部分5
7aは、角度θ1までの範囲に分布し、図15(b)に
示すように、角度θ0を中心に±Δθの範囲で丸刃27
をZ軸方向に変位させるような、実線で示す微小な傾斜
を有する。たとえば、図1に示すような実施の形態で、
砥石44を使用して丸刃27の研磨を行い、その摩耗量
によって丸刃27のZ軸方向の位置を補正する。摩耗量
は、研磨時間や回数から推定したり、直接測定したりし
て求める。
【0032】以上説明した各実施形態では、裁断テーブ
ル3上に柔らかい下地シート4を下敷きとして用いる場
合として、丸先を貫入させているけれども、前述のよう
な硬質の表面にシート材2を載せた状態で裁断する場合
についても丸刃と他の刃を使い分けて効率よく裁断する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、制御手段
による制御下で、角変位用モータからの駆動力を、丸刃
の向きの変更と、ノッチ刃の向きの変更とに共通に利用
することができる。丸刃またはノッチ刃のいずれか一方
をシート材に作用させる選択手段の駆動源を共用するの
で、裁断ヘッドの機構を簡素化し、小型化、軽量化を図
ることができる。
【0034】また本発明によれば、伝達手段は歯車の噛
合によって駆動力を伝達するので、ベルトなどで伝達す
る場合に比較して、裁断ヘッドの小型化や機構の簡素化
を図ることができる。
【0035】また本発明によれば、目打ち用ドリルの回
転と丸刃およびノッチ刃の向きの変化とが共通な角変位
用モータからの駆動力で駆動され、選択手段によって選
択的にシート材に作用させるので、裁断ヘッドの機能を
増大させ、しかも簡単な構成で形成することができる。
【0036】さらに本発明によれば、共通のカム用モー
タによって駆動される丸刃用カム手段とノッチ刃用カム
手段によって、丸刃またはノッチ刃のいずれか一方を選
択してシート材の切断を行うことができる。ノッチ刃用
保持手段によってノッチ刃を裁断テーブルから離隔した
状態で保持しながら、制御手段によって保持を解除すれ
ば、ノッチ刃用押圧手段によって付勢しながら、ノッチ
刃をシート材表面に突き刺すように押圧することができ
る。ノッチ刃用カム手段は、ノッチ刃を裁断テーブルに
近接させる変位には関与する必要がないので、構成の簡
素化を図ることができる。また、丸刃およびノッチ刃の
変位には圧縮空気を使用しないので、裁断機を稼働させ
るために必要な設備を簡素化することができる。
【0037】また本発明によれば、共通のカム用モータ
によって、丸刃とノッチ刃に加えて目打ちドリルの変位
を行うことができる。目打ち用ドリルは、ノッチ刃用カ
ム手段によって裁断テーブルから離隔する方向に変位駆
動され、目打ちドリル用保持手段によって保持される。
制御手段によって保持を解除すれば、目打ちドリル用押
圧手段によって付勢されて、目打ち用ドリルをシート材
表面に押圧することができる。駆動力を共通にするの
で、圧縮空気を使わないでも裁断ヘッドを小形軽量化す
ることができる。
【0038】また本発明によれば、バランス手段によっ
て、丸刃を支える支持手段にかかる重力を相殺して、カ
ム用モータの負荷を軽減し、カム用モータを小型化とし
て、裁断ヘッドの小形軽量化をいっそう促進することが
できる。
【0039】さらに本発明によれば、裁断データに従っ
て丸刃とノッチ刃との向きを変える角変位を共通の角変
位用モータからの駆動力によって行い、丸刃とノッチ刃
とを切り換えるための裁断テーブルに対する近接または
離隔の変位を共通のカム用モータによって行うので、裁
断ヘッドの機構を簡素化し、小形軽量化を図ることがで
きる。またこれらの駆動力の発生には、空気圧縮設備か
らの圧縮空気は不要であるので、裁断機の設置場所に対
する制約を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の裁断ヘッドの概略的な
構成を示す簡略化した正面断面図である。
【図2】本発明の実施の他の形態の裁断ヘッドの正面断
面図である。
【図3】図2の左側面断面図である。
【図4】図2の右側面断面図である。
【図5】図2の底面断面図である。
【図6】図2の駆動力伝達機構を示す部分的な平面図で
ある。
【図7】図2のカム機構を示す部分的な正面断面図であ
る。
【図8】図2のカム機構を示す部分的な左側面断面図で
ある。
【図9】図2のカム機構を示す部分的な右側面断面図で
ある。
【図10】図2のカム機構を示す部分的な平面断面図で
ある。
【図11】図2のカムの正面図および背面図である。
【図12】図2の丸刃が下降した状態を示すカム機構の
正面断面図である。
【図13】図2のノッチ刃および目打ちドリルが下降し
た状態を示すカム機構の正面断面図である。
【図14】図2のノッチ刃および目打ちドリルが上昇し
た状態を示すカム機構の正面断面図である。
【図15】本発明の実施のさらに他の構成による丸刃用
カム37の正面図および角度と丸刃27との貫入深さの
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1,50 裁断ヘッド 2 シート材 3 裁断テーブル 13 ベース 14 制御回路基板 15 丸刃用モータ 16 角変位用サーボモータ 17 カム用モータ 18 ホルダ 23 角変位部材 27 丸刃 29 バランス用ばね 30 ノッチ刃 32 ノッチ刃用ばね 37 丸刃用カム 38 ノッチ刃用カム 39 カム用原点センサ 40 駆動歯車 41 丸刃用従動歯車 42 ノッチ刃用従動歯車 52 目打ちドリル 53 原点センサ 56 ホロワ 57 カム溝 60,70 ソレノイド 67 目打ちドリル用ばね 72 目打ちドリル用従動歯車 80 ばね

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裁断テーブルと、その表面上に延展した
    シート材を、裁断テーブル表面に平行な回転軸を有して
    円周刃で切断する丸刃、および刃先をシート材表面に押
    しつけて切断するノッチ刃を備え、裁断データに従って
    裁断テーブル表面に平行に移動しながらシート材を裁断
    する裁断ヘッドとを有する裁断機において、 丸刃またはノッチ刃のうちのいずれか一方を、共通な駆
    動源からの駆動力によって裁断テーブルに近接または離
    隔する方向に変位させ、選択的にシート材に作用させて
    切断を行わせる選択手段と、 丸刃およびノッチ刃を、それぞれ裁断テーブル表面に垂
    直な角変位軸線回りに角変位して切断方向を変えるよう
    に駆動するための角変位用モータと、 角変位用モータからの駆動力を、丸刃およびノッチ刃の
    角変位軸にそれぞれ予め定める比率で伝達する伝達手段
    と、 丸刃またはノッチ刃の切断方向が裁断データに従って変
    化するように、角変位用モータを制御する制御手段とを
    含むことを特徴とする裁断機。
  2. 【請求項2】 前記伝達手段は、各角変位軸にそれぞれ
    装着される従動歯車と、角変位用モータの回転軸に装着
    され、各従動歯車と噛合する駆動歯車と、 各従動歯車が裁断テーブルに近接または離隔するように
    変位しても噛合状態を維持可能なように、駆動歯車また
    は従動歯車の少なくとも一方は、軸線方向に厚みを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の裁断機。
  3. 【請求項3】 前記裁断ヘッドには、裁断テーブルに垂
    直な回転軸線を有し、前記角変位用モータからの駆動力
    によって回転駆動され、シート材に対して目打ちを行う
    ための目打ちドリルがさらに備えられ、 前記選択手段は、丸刃、ノッチ刃または目打ちドリルの
    うちから1つを選択し、裁断テーブルに近接または離隔
    する方向に変位させてシート材に作用させることを特徴
    とする請求項1または2に記載の裁断機。
  4. 【請求項4】 裁断テーブルと、その表面上に延展した
    シート材を、裁断テーブル表面に平行な回転軸を有して
    円周刃で切断する丸刃、および刃先をシート材表面に押
    しつけて切断するノッチ刃を備え、裁断データに従って
    裁断テーブル表面に平行に移動しながらシート材を裁断
    する裁断ヘッドとを有する裁断機において、 丸刃を、その回転軸線回りに回転可能、裁断テーブル表
    面に垂直な角変位軸線回りに角変位可能、および角変位
    軸線方向に往復変位可能に支持する支持手段と、 支持手段を裁断テーブルに近接または離隔する方向に変
    位駆動するための丸刃用カム手段と、 丸刃用カム手段を駆動するカム用モータと、 カム用モータによって駆動され、丸刃用カム手段によっ
    て丸刃が裁断テーブルから離隔する方向に予め定める変
    位量以上変位するときに、ノッチ刃が裁断テーブルから
    離隔する方向に変位するようにノッチ刃を変位駆動する
    ためのノッチ刃用カム手段と、 ノッチ刃を裁断テーブルに近接する方向に押圧するノッ
    チ刃用押圧手段と、 ノッチ刃を裁断テーブルから離隔した状態に保持するノ
    ッチ刃用保持手段と、カム用モータとノッチ刃用保持手
    段とを制御し、丸刃またはノッチ刃のうちのいずれか一
    方をシート材に作用させるように制御する制御手段とを
    含むことを特徴とする裁断機。
  5. 【請求項5】 裁断テーブルに押圧されてシート材に対
    して目打ちを行うための目打ちドリルと、 目打ちドリルを裁断テーブルに近接する方向に押圧する
    目打ちドリル用押圧手段と、 目打ちドリルを裁断テーブルから離隔した状態に保持す
    る目打ちドリル用保持手段とが前記裁断ヘッドにさらに
    備えられ、 前記ノッチ刃用カム手段は、ノッチ刃を裁断テーブルか
    ら離隔する方向に変位駆動する際に、目打ちドリルも裁
    断テーブルから離隔するように変位駆動し、 前記制御手段は、丸刃、ノッチ刃または目打ちドリルの
    うちから1つを選択し、裁断テーブルに近接または離隔
    する方向に変位させてシート材に作用させるように、カ
    ム用モータと、ノッチ刃用保持手段と、目打ちドリル用
    保持手段とを制御することを特徴とする請求項4に記載
    の裁断機。
  6. 【請求項6】 前記支持手段に作用する重力に対して、
    逆方向の力を作用させるバランス手段を有することを特
    徴とする請求項4または5記載の裁断機。
  7. 【請求項7】 裁断テーブルと、その表面上に延展した
    シート材を、裁断テーブル表面に平行な回転軸を有して
    円周刃で切断する丸刃、および刃先をシート材表面に押
    しつけて切断するノッチ刃を備え、裁断データに従って
    裁断テーブル表面に平行に移動しながらシート材を裁断
    する裁断ヘッドとを有する裁断機において、 丸刃を、その回転軸線回りに回転可能、裁断テーブル表
    面に垂直な角変位軸線回りに角変位可能、および角変位
    軸線方向に往復変位可能に支持する支持手段と、 支持手段を裁断テーブルに近接または離隔する方向に変
    位駆動するための丸刃用カム手段と、 丸刃用カム手段を駆動するカム用モータと、 カム用モータによって駆動され、丸刃用カム手段によっ
    て丸刃が裁断テーブルから離隔する方向に予め定める変
    位量以上変位するときに、ノッチ刃が裁断テーブルから
    離隔する方向に変位するようにノッチ刃を変位駆動する
    ためのノッチ刃用カム手段と、 ノッチ刃を裁断テーブルに近接する方向に押圧するノッ
    チ刃用押圧手段と、 ノッチ刃を裁断テーブルから離隔した状態に保持するノ
    ッチ刃用保持手段と、丸刃およびノッチ刃を、それぞれ
    裁断テーブル表面に垂直な角変位軸線回りに角変位して
    切断方向を変えるように駆動するための角変位用モータ
    と、 角変位用モータからの駆動力を、丸刃およびノッチ刃の
    角変位軸にそれぞれ予め定める比率で伝達する伝達手段
    と、 カム用モータとノッチ刃用保持手段とを制御して、丸刃
    またはノッチ刃のうちのいずれか一方をシート材に作用
    させ、角変位用モータを制御して、丸刃またはノッチ刃
    の切断方向を裁断データに従って変化させる制御手段と
    を含むことを特徴とする裁断機。
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