JPH09103943A - 鋼板表面検査用砥石掛け装置及び方法 - Google Patents

鋼板表面検査用砥石掛け装置及び方法

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Publication number
JPH09103943A
JPH09103943A JP10530596A JP10530596A JPH09103943A JP H09103943 A JPH09103943 A JP H09103943A JP 10530596 A JP10530596 A JP 10530596A JP 10530596 A JP10530596 A JP 10530596A JP H09103943 A JPH09103943 A JP H09103943A
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JP
Japan
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steel plate
grindstone
width direction
polishing
mounting device
Prior art date
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JP10530596A
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English (en)
Inventor
Toru Shidara
徹 設楽
Akihiro Misawa
明宏 三沢
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼板を移動させながら、しかも一回掛けで、
所定範囲の研磨を鋼板の長手方向又は幅方向のどちらで
も、また、長手方向及び幅方向を同時に、高精度に行
う。 【解決手段】 搬送中の鋼板2表面に研磨砥石5を押し
付ける砥石押し付け機構22と、この砥石押し付け機構
22ごと研磨砥石5を前記鋼板2の幅方向に移動させる
幅方向移動機構23と、前記砥石押し付け機構22ごと
研磨砥石5をライン速度と同期して通板方向に移動させ
る通板方向同期移動機構24を備えた装置を幅方向研磨
装置32とし、この幅方向研磨装置32の上流側或いは
下流側の近傍に、鋼板2の幅方向に千鳥配置した研磨砥
石5と、これら研磨砥石5をそれぞれ搬送中の鋼板表面
に押し付ける砥石押し付け機構35を備えた長手方向研
磨装置33を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板表面に発生す
る微小欠陥を検査する目的で使用する砥石掛け装置及び
この砥石掛け装置を使用した砥石掛け方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼板やめっき鋼板の表面には、その
製造工程や通板工程において、凹凸欠陥に起因する疵が
発生する。その疵は微小なものが多く、そのままの状態
では目に見えにくく、また、疵検出センサによる検査方
法によってでも検出しにくい状態にある。
【0003】そこで、このような疵に対しては、検査作
業者が部分的に砥石を掛けて検査している。すなわち、
砥石掛けをすることにより、微小凹凸欠陥部における砥
石の掛かりかたの違いから、光沢に違いが現れ、検出が
可能となるのである。
【0004】ところで、このような疵を検出するための
砥石掛け作業は、可及的に鋼板の幅一杯(最大板幅は約
1850mm)で、かつ、鋼板の長手方向に1.5〜
3.5mにわたる範囲を均一に研磨する必要がある。こ
の時、微小欠陥が鋼板の幅方向や長手方向に多く発生す
るので、砥石掛けをその両方向に対して行う必要があ
る。一方、同一箇所を何度も研磨すると、凹凸欠陥を検
出するために行う砥石掛けにより、かえって凹凸欠陥が
検出しにくくなってしまうことがある。従って、砥石は
一回掛けとすることが好ましく、鋼板の硬さに応じて押
し付け力を最適に調整する必要もある。これらから、こ
の砥石掛け作業は熟練を要する重筋作業であることが判
る。さらに、砥石掛け作業は、鋼板の搬送を停止して行
わないと危険であるので、製造ラインの能率を低下させ
ることにもなっている。
【0005】このため、従来より種々の自動砥石掛け装
置が提案されている。例えば、実開昭61−14855
8号で提案された砥石掛け装置は、図13に示すよう
に、鋼板パスラインの前後のロール1,1間において、
鋼板2の進行方向と直角又は斜めに往復動作する駆動機
構3と、この駆動機構3の往復部材3aに装着支持され
た昇降自在な圧下機構4と、この圧下機構4の先端に取
り付けられた研磨砥石5を備えた構成である。
【0006】また、実開平2−63957号で提案され
た砥石掛け装置は、図14に示すように、鋼板2の表面
側に配置され、鋼板2の表面に研磨砥石5を所定圧力で
押し付ける砥石押し付け機構6と、鋼板2の裏面側に配
置され、鋼板2に対する研磨砥石5の押し付け面前後
を、鋼板2が移動可能なように支持し、鋼板2の表面に
垂直な方向に所定押し付け力となるまで移動する定張力
機構7を備えた構成である。
【0007】また、特開平5−306977号で提案さ
れた砥石掛け装置は、図15に示すように、研磨砥石5
を鋼板2の表面に押し付ける昇降機構8と、この昇降機
構8を鋼板2の幅方向に移動させる幅方向移動機構9
と、前記昇降機構8を鋼板2の長手方向に移動させる長
手方向移動機構10を備えた構成である。
【0008】また、特開平5−307010号で提案さ
れた砥石掛け装置は、図16に示すように、複数の研磨
砥石5と、これら研磨砥石5をそれぞれ支持する支持体
11と、これら支持体11の上端部に接する弾性ゴムチ
ューブ12と、この弾性ゴムチューブ12内に圧縮空気
を供給するガス供給装置13を備えた構成である。
【0009】また、特開平7−186035号及び特開
平7−186036号で提案された砥石掛け装置は、図
17に示すように、多軸ロボット14のアーム14aの
先端に設けたハンド14bに、研磨砥石5を装着した構
成である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た自動砥石掛け装置には、それぞれ次のような問題があ
る。先ず、実開昭61−148558号や実開平2−6
3957号で提案された砥石掛け装置では、研磨砥石5
は鋼板2の搬送方向には固定されているので、鋼板2を
長手方向に移動させながら、研磨砥石5を幅方向に移動
させて砥石掛けすることになる。従って、これらの実開
昭61−148558号や実開平2−63957号で提
案された砥石掛け装置では、研磨方向が斜めになり、二
重掛け以上の多重掛けとなったり、研磨残りの部分が発
生したりして、欠陥の検出が困難になる。
【0011】また、特開平5−307010号で提案さ
れた砥石掛け装置も、鋼板2の幅方向に沿って設けられ
た研磨砥石5は、鋼板2の搬送方向には固定されている
ので、鋼板2を長手方向に移動させながら研磨すること
になる。従って、研磨砥石5全体の長さ(幅)と鋼板2
の幅が一致する場合には、鋼板2の幅方向の疵に対して
は有効であるが、研磨しようとする鋼板2の幅は600
〜1850mmの範囲で変化するので、研磨砥石5全体
の長さ(幅)と鋼板2の幅が一致しない場合には、研磨
残りが発生したり、鋼板2の端部が研磨砥石5に当たっ
て研磨砥石5が損傷するという問題がある。また、鋼板
2の長手方向の疵に対しては、鋼板2を長手方向に移動
させながら研磨砥石5全体を鋼板2に押し付け、シリン
ダ15によって鋼板2の幅方向に往復移動させて研磨す
ることになるので、研磨方向が斜めになり、結局前記し
た実開昭61−148558号や実開平2−63957
号で提案された砥石掛け装置と同様の問題が発生する。
【0012】これに対して、特開平5−306977号
や特開平7−186035号及び特開平7−18603
6号で提案された砥石掛け装置では、鋼板2の幅方向,
長手方向のどちらの方向にも研磨でき、その研磨も一回
掛けに制御することは容易であるが、鋼板2を停止させ
て砥石掛けを行うものであるから、作業能率の点で問題
がある。加えて、特開平7−186035号及び特開平
7−186036号で提案された砥石掛け装置では、多
軸ロボット14のリーチの関係から、どちらか一方向の
研磨を行った後、鋼板2を少し移動させて他方向の研磨
を行うことになり、さらに作業能率が悪くなる。
【0013】また、特開平5−306977号で提案さ
れた砥石掛け装置では、昇降機構8や幅方向移動機構
9,長手方向移動機構10はボールねじで駆動している
ので、回転部分に給脂する必要があり、鋼板2を汚すお
それがあるとともに、長いストロークを高速で位置決め
する場合には、軸径,ねじピッチによる危険速度を考慮
する必要があり、継手の剛性やボールねじのがた等によ
り、リニアモータ駆動のものと比較して位置決め精度が
悪い。また、研磨条件を任意にプリセットする装置であ
るので、鋼板2の幅寸法等の諸条件を手動で入力しなけ
ればならず、繁雑な操作を伴うという問題もある。
【0014】また、特開平7−186035号及び特開
平7−186036号で提案された砥石掛け装置では、
多軸ロボット14を使用するので、安全のためにその可
動範囲を柵で囲う必要があり、広い作業領域を確保しな
ければならない。
【0015】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、鋼板を移動させながら、しかも一
回掛けで、所定範囲の研磨を鋼板の長手方向又は幅方向
のどちらでも、また、長手方向及び幅方向を同時に、高
精度に行える鋼板表面検査用砥石掛け装置及びこの装置
を用いた方法を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、搬送中の鋼板表面に押し付ける研磨
砥石を、鋼板の幅方向に移動させるとともに、ライン速
度と同期して通板方向に移動させるようにしたり、さら
に、この研磨砥石の上流側或いは下流側の近傍に、鋼板
の幅に応じて選択した複数の研磨砥石を幅方向に千鳥配
置するようにしている。そして、このようにすること
で、鋼板を移動させながら、しかも一回掛けで、所定範
囲の研磨を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】第1の本発明の鋼板表面検査用砥
石掛け装置は、搬送中の鋼板表面に研磨砥石を押し付け
る砥石押し付け機構と、この砥石押し付け機構ごと研磨
砥石を前記鋼板の幅方向に移動させる幅方向移動機構
と、前記砥石押し付け機構ごと研磨砥石をライン速度と
同期して通板方向に移動させる通板方向同期移動機構を
備え、また、必要に応じて、鋼板幅検出器からの信号に
基づく幅方向移動機構の移動範囲制御と、ライン速度情
報に基づく通板方向同期移動機構の同期移動速度制御
と、鋼板の硬度情報に基づく砥石押し付け力制御を行う
制御手段を備えさせたり、また、砥石掛け時以外は研磨
砥石,砥石押し付け機構,幅方向移動機構を鋼板と離反
する方向に退避させる退避機構を付加している。
【0018】この第1の本発明の鋼板表面検査用砥石掛
け装置を用いて鋼板表面の所定範囲を砥石掛けする場合
には、ライン速度が砥石掛け装置の能率を上回る場合は
ライン速度を砥石掛け装置の能率と同じにした後、鋼板
の硬度情報に基づいて砥石押し付け力を最適に制御した
研磨砥石を、このライン速度に同期させて通板方向に移
動させながら、鋼板幅方向に移動させる。この時、鋼板
幅検出器からの信号に基づいて幅方向移動機構の移動範
囲を制御するので、板幅いっぱいまで隈なく砥石掛けが
行える。すなわち、二軸同時動作を行う。そして、研磨
砥石が鋼板の幅端部に到達したら、速やかに研磨砥石の
長さ分だけ上流方向に移動させた後、前記と同じ動作を
繰り返し、鋼板表面の所定範囲を砥石掛けする。すなわ
ち、鋼板を搬送状態で1回掛けするのである。
【0019】また、第2の本発明の鋼板表面検査用砥石
掛け装置は、上記した第1の鋼板表面検査用砥石掛け装
置を幅方向研磨装置とし、この幅方向研磨装置の上流側
或いは下流側の近傍に、鋼板の幅方向に千鳥配置した研
磨砥石と、これら研磨砥石をそれぞれ搬送中の鋼板表面
に押し付ける砥石押し付け機構を備えた長手方向研磨装
置を配置し、必要に応じて、長手方向研磨装置に、砥石
押し付け機構ごとそれぞれの研磨砥石の鋼板幅方向にお
ける位置調整機構を備えさせたり、また、鋼板幅検出器
からの信号に基づく幅方向移動機構の移動範囲制御と、
ライン速度情報に基づく通板方向同期移動機構の同期移
動速度制御と、鋼板の硬度情報に基づく砥石押し付け力
制御を行う制御手段を幅方向研磨装置に備え、鋼板の硬
度情報に基づく砥石押し付け力制御手段を長手方向研磨
装置に備えさせたり、さらに、鋼板幅検出器からの信号
に基づく研磨砥石の千鳥配置制御手段を長手方向研磨装
置に備えさせている。
【0020】この第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛
け装置を用いて鋼板表面の所定範囲を砥石掛けするに際
し、先ず、長手方向研磨装置を用いて鋼板を長手方向に
研磨する場合には、鋼板の幅に応じてそれぞれの研磨砥
石を鋼板の幅方向に千鳥配置となるように分散配置す
る。この時、使用する研磨砥石の数は、研磨残りが生じ
ない範囲で鋼板の幅に対応する数だけとする。そして、
その後、鋼板の硬度情報に基づいて砥石押し付け力を最
適に制御した研磨砥石を、搬送中の鋼板に押し付けるこ
とによって行う。また、幅方向研磨装置を用いて鋼板を
幅方向に研磨する場合には、上記した第1の本発明の鋼
板表面検査用砥石掛け装置と同様の方法で行う。この
時、これら長手方向研磨装置と幅方向研磨装置を同時に
使用すれば、鋼板の長手方向と幅方向の研磨を同時に行
うことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置
を図1〜図7に示す実施例に基づいて説明し、この砥石
掛け装置を用いて砥石掛けする本発明方法を図8〜図1
2に基づいて説明する。図1(a)は第1の本発明の鋼
板表面検査用砥石掛け装置を示す全体斜視図、(b)は
(a)図のA矢視図、図2(a)は第1の本発明の鋼板
表面検査用砥石掛け装置を用いて通板方向を砥石掛けす
る場合の説明図、(b)は(a)図のB矢視図、図3は
第1の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置の制御系統
を示す概略図、図4は第2の本発明の鋼板表面検査用砥
石掛け装置を平面方向から見た概略図、図5(a)は第
2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置を構成する幅
方向研磨装置を示す全体斜視図、(b)は(a)図のD
矢視図、図6(a)は第2の本発明の鋼板表面検査用砥
石掛け装置を構成する長手方向研磨装置を示す全体斜視
図、(b)は(a)図のE矢視図、図7は第2の本発明
の鋼板表面検査用砥石掛け装置の制御系統を示す概略
図、図8は板幅600mmの狭幅材を第2の本発明の鋼
板表面検査用砥石掛け装置で研磨する時の長手方向研磨
装置における研磨砥石の配列例を示す図、図9(a)〜
(d)は第1の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け方法に
よる砥石掛けパターンを順を追って説明する図、図10
は第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置を構成す
る幅方向研磨装置による砥石掛けパターンを示す図、図
11は第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置を構
成する長手方向研磨装置による砥石掛けパターンを示す
図、図12は第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装
置で幅方向と長手方向を同時に砥石掛けした場合の砥石
掛けパターンを示す図である。
【0022】図1において、21は第1の本発明の鋼板
表面検査用砥石掛け装置であり、例えば搬送中の鋼板2
の表面に研磨砥石5を所定の圧力で押し付ける砥石押し
付け機構22と、この砥石押し付け機構22ごと研磨砥
石5を前記鋼板2の幅方向に移動させる幅方向移動機構
23と、例えばこの幅方向移動機構23,砥石押し付け
機構22,研磨砥石5をライン速度と同期して通板方向
に移動させる通板方向同期移動機構24と、砥石掛け時
以外は研磨砥石5,砥石押し付け機構22,幅方向移動
機構23を鋼板2から離反する方向に退避させる退避機
構25を備えている。
【0023】図1に示す実施例では、前記砥石押し付け
機構22及び退避機構25としてそれぞれエアーシリン
ダを採用したものを示している。そして、この実施例で
は、図1(b)に示すように、この砥石押し付け機構2
2であるエアーシリンダのロッド端に研磨砥石5を揺動
自在に枢着し、鋼板2の変形や撓みに対して砥石面と鋼
板2の表面とが常に平行に接触し、均一に研磨できるも
のを開示している。
【0024】また、図1に示す実施例では、前記幅方向
移動機構23として、鋼板2の表面側上方位置におい
て、鋼板2の幅方向にガイドレール23aを配置し、こ
のガイドレール23a上にスライダー23bを載設した
もの、すなわち、リニアアクチュエータの一つであるリ
ニアサーボモータを採用したものを開示している。この
リニアサーボモータを採用した場合には任意の速度で鋼
板2の端部いっぱいまで移動させることができる。
【0025】また、図1に示す実施例では、通板方向同
期移動機構24も、前記幅方向移動機構23と同様に、
鋼板2の通板方向両側にガイドレール24aを配置し、
これらガイドレール24a上にそれぞれスライダー24
bを載設したものを開示している。この通板方向同期移
動機構24の場合も前記幅方向移動機構23と同様にリ
ニアサーボモータを採用したものを開示しているので、
ライン速度に同期させて鋼板2の長手方向に移動させる
ことができる。なお、通板方向同期移動機構24は図1
に示すように、幅方向移動機構23,砥石押し付け機構
22,研磨砥石5を移動させるものに限らず、図5に示
すように、砥石押し付け機構22と研磨砥石5のみを移
動させるものでも良い。
【0026】上記した構成の砥石掛け装置21は、例え
ば図3に示すような制御系統によって制御される。すな
わち、搬送ラインに設置されている鋼板幅検出器26か
らの信号を、第1の本発明の砥石掛け装置21を制御す
る制御手段であるシーケンサ27に取り込み、幅方向移
動機構23の移動範囲を制御する。従って、鋼板2が仮
に蛇行しても板幅いっぱいまで余すところなく砥石掛け
が行える。
【0027】また、生産ライン制御情報として、ライン
速度情報や鋼板2の材質,硬度等の情報をシーケンサ2
7に取り込み、このうちのライン速度情報に基づいて、
通板方向同期移動機構24のスライダー24bの移動速
度をライン速度と同期して制御し、また、鋼板2の硬度
情報に基づいて、砥石押し付け機構22であるエアーシ
リンダに電空レギュレータ22aによって所定圧力のエ
アーを供給し、鋼板2の硬度に応じた最適の押し付け力
に制御する。
【0028】なお、研磨砥石5を鋼板2の表面に押し当
てるためには、退避機構25であるエアーシリンダを下
降させるべく、電磁切り換え弁25aをシーケンサ27
で操作すればよい。以上の制御は自動で制御されるが、
入力装置28を操作して設定値を任意に入力するように
してもよい。なお、図3中の23c,24c,26aは
幅方向移動機構23,通板方向同期移動機構24及び鋼
板幅検出器26のコントローラを示す。
【0029】次に、上記した第1の本発明の鋼板表面検
査用砥石掛け装置21を用いて、本発明により砥石掛け
する方法を図9に基づいて説明する。先ず、ライン速度
が砥石掛け装置21の能率を上回っている場合には、ラ
イン速度を砥石掛け装置21の能率と同じにする。そし
て、鋼板2の硬度情報に基づいてシーケンサ27は電空
レギュレータ22aに信号を出力し、研磨砥石5への押
し付け力を最適に制御する。これらの制御が完了した
後、シーケンサ27はコントローラ23c,24cに信
号を出力し、研磨砥石5を、前記ライン速度に同期させ
て通板方向Lに移動させながら、研磨砥石5の長さ分通
板される間に、鋼板2の端から端まで研磨砥石5を鋼板
幅方向Cに移動させる。すなわち、図9(a)に示すよ
うに、二軸同時動作を行わせる。
【0030】研磨砥石5が鋼板2の他端に到着したら、
シーケンサ27はコントローラ24cに信号を出力し、
図9(b)に示すように、通板方向同期移動機構24を
作動させて、研磨砥石5をその長さ分だけ速やかに反通
板方向−Lに戻す。この時、鋼板2は通板方向Lに搬送
されており、研磨砥石5が反通板方向−Lに戻る間にも
鋼板2は通板方向Lに移動するので、研磨砥石5が戻る
距離は実際には研磨砥石5の長さより若干短くてよい。
研磨砥石5は既に研磨した段の次の段、すなわち新しく
研磨する段まで鋼板2が移動する間に戻ればよい。
【0031】次に、図9(c)の状態から、図9(a)
に示したのと同じ動作を行わせることにより、図9
(d)に示す状態となって一往復の砥石掛け動作が終了
する。以上の動作を繰り返すことにより、鋼板2を停止
させることなく、研磨砥石5の一回掛けが可能となる。
【0032】ちなみに、鋼板の板幅が1625mm、研
磨砥石の長さが225mm、ライン速度が6m/min と
したときの上記実施例における研磨砥石の動作速度(リ
ニアサーボモータの動作速度)は次の通りである。 通板方向速度(ライン速度):0.1m/sec 鋼板幅方向速度(定速度) :1.4m/sec 反通板方向への戻り :戻りストローク 142mm 最高速度 0.75m/sec 戻り時間 0.53sec
【0033】なお、上記した場合、鋼板2は停止するこ
となく通板されるのに対し、リニアサーボモータは反通
板方向へ戻る必要がある。そのため、砥石掛けのパター
ンは53mm程度ラップした形となり、一回掛けのパタ
ーン幅は170mm程度となるが、疵を検査するに際し
て問題はない。
【0034】上記した実施例では、鋼板2を停止させず
に研磨砥石5をほぼ一回掛けする方法を開示している
が、第1の本発明装置によれば、鋼板2を停止させて、
鋼板2の幅方向及び長手方向の研磨を行うことも可能で
ある。すなわち、図1において、通板方向同期移動機構
24を長手方向移動手段とすればよいのである。そのよ
うにすれば、ラップすることなく正確に一回掛けが実現
できる。但し、このような使い方をした場合には作業能
率が悪くなることは言うまでもない。なお、長手方向を
研磨する場合には、図2に示すように、研磨砥石5の向
きを90°回転させるとよい。但し、研磨砥石5が平面
視正方形の場合にはその必要はない。
【0035】図4において、31は第2の本発明の鋼板
表面検査用砥石掛け装置であり、幅方向研磨装置32の
例えば上流側近傍に長手方向研磨装置33を配置したも
のである。なお、長手方向研磨装置33の設置位置は、
幅方向研磨装置32の下流側近傍であっても良い。この
うち、幅方向研磨装置32は、上記した第1の本発明の
砥石掛け装置21と同様の構成のものが採用される。但
し、図5に示す実施例では、図1に示す実施例と通板方
向同期移動機構の設置位置が異なっている。すなわち、
図1に示す実施例では、幅方向移動機構23,砥石押し
付け機構22,研磨砥石5をライン速度と同期して通板
方向に移動させる構成であるが、図5に示す実施例で
は、通板方向同期移動機構34は、砥石押し付け機構2
2と研磨砥石5のみを同期して通板方向に移動させる構
成であるから、幅方向移動機構23のスライダー23b
にガイドレール34aを吊り下げ状に配置し、このガイ
ドレール34a上にスライダー34bを設置したものを
開示している。
【0036】また、長手方向研磨装置33は、例えば図
6に示すように、鋼板2の幅方向に千鳥配置した研磨砥
石5と、これら研磨砥石5をそれぞれ搬送中の鋼板2の
表面に押し付ける砥石押し付け機構35と、これら砥石
押し付け機構35ごとそれぞれの研磨砥石5を前記鋼板
2の幅方向に移動させ、研磨砥石5の配置位置を調整す
る位置調整機構36と、砥石掛け時以外は研磨砥石5,
砥石押し付け機構35,位置調整機構36を鋼板2から
離反する方向に退避させる退避機構37を備えた構成で
ある。
【0037】この図6に示す実施例では、砥石押し付け
機構35及び退避機構37として、図1に示す実施例と
同様、それぞれエアーシリンダを採用したものを示して
いる。そして、この実施例でも、図6(b)に示すよう
に、この砥石押し付け機構35であるエアーシリンダの
ロッド端に研磨砥石5を揺動自在に枢着し、鋼板2の変
形や撓みに対して砥石面と鋼板2の表面とが常に平行に
接触し、均一に研磨できるものを開示している。
【0038】また、図6に示す実施例では、位置調整機
構36として、鋼板2の表面側上方位置において、鋼板
2の幅方向に2本のガイドレール36aを配置し、これ
らガイドレール36a上にそれぞれ複数のスライダー3
6bを載設したもの、すなわち、リニアアクチュエータ
の一つであるリニアサーボモータを採用したものを開示
している。
【0039】上記した構成の第2の本発明の砥石掛け装
置31は、例えば図7に示すような制御系統によって制
御される。すなわち、搬送ラインに設置されている鋼板
幅検出器26からの信号を、砥石掛け装置31を制御す
る制御手段であるシーケンサ38に取り込み、幅方向研
磨装置32にあっては幅方向移動機構23の移動範囲を
制御し、また、長手方向研磨装置33にあっては、鋼板
2の幅に応じて例えば図8に示すように使用する研磨砥
石5の数を選択して、残りは退避させるとともに、この
選択した研磨砥石5を位置調整機構36を制御して千鳥
配置する。なお、図8は鋼板2の幅が600mmで研磨
砥石5の長さが210mmの場合において、4つの研磨
砥石5を選択して千鳥配置し、5つの研磨砥石5は退避
させた場合の例を示している。
【0040】また、生産ライン制御情報として、ライン
速度情報や鋼板2の材質,硬度等の情報をシーケンサ3
8に取り込み、このうちのライン速度情報に基づいて、
通板方向同期移動機構34におけるスライダー34bの
移動速度をライン速度と同期して制御し、また、鋼板2
の硬度情報に基づいて、砥石押し付け機構22,35で
あるエアーシリンダに電空レギュレータ22a,35a
によって所定圧力のエアーを供給し、鋼板2の硬度に応
じた最適の押し付け力に制御する。
【0041】なお、研磨砥石5を鋼板2の表面に押し当
てるためには、退避機構25,37であるエアーシリン
ダを下降させるべく、電磁切り換え弁25a,37aを
シーケンサ38で操作すればよい。以上の制御は自動で
制御されるが、入力装置39を操作して設定値を任意に
入力するようにしてもよい。なお、図7中の34c,3
6cは通板方向同期移動機構34,位置調整機構36の
コントローラを示す。
【0042】図7に示す制御系統は、長手方向研磨装置
33における研磨砥石5の選択や千鳥配置にするための
移動をも制御するものを示したが、長手方向研磨装置3
3における研磨砥石5の選択や千鳥配置にするための移
動は、作業者によって人為的に行ってもよい。
【0043】次に、上記した第2の本発明の鋼板表面検
査用砥石掛け装置31を用いて、本発明により砥石掛け
する方法を図10〜図12に基づいて説明する。先ず、
ライン速度が砥石掛け装置31の能率を上回っている場
合には、ライン速度を砥石掛け装置31の能率と同じに
する。そして、鋼板幅検出器26からの信号に基づいて
シーケンサ38はコントローラ36cに信号を出力し、
使用する研磨砥石5の数を選択するとともに、この選択
した研磨砥石5を鋼板2の幅方向に千鳥配置する。この
時、千鳥配置した両側の研磨砥石5が、仮に鋼板2が搬
送中に蛇行しても、鋼板2の両端から外れないようにす
るため、鋼板2の両端より20mm程度内側に両側の研
磨砥石5の端面が位置するようにしておく。
【0044】その後、鋼板2の硬度情報に基づいてシー
ケンサ38は電空レギュレータ22a,35aに信号を
出力し、研磨砥石5への押し付け力を最適に制御する。
これらの制御が完了した後、シーケンサ38はコントロ
ーラ23c,34cに信号を出力し、幅方向研磨装置3
2では、先に説明した第1の砥石掛け装置21と同様の
制御を行い、図10に示すようなパターンの砥石掛けを
行う。一方、長手方向研磨装置33では、鋼板2の搬送
に伴って、図11に示すようなパターンの砥石掛けが行
われる。
【0045】これにより、鋼板2における長手方向の線
状欠陥を検査するのに最適な幅方向の研磨と、幅方向の
線状欠陥を検査するのに最適な長手方向の研磨を、図1
2に示すようなパターンで同時に、しかも研磨砥石5の
一回掛けによって行えることになる。
【0046】ちなみに、上記した第2の本発明の砥石掛
け装置31を用いて、900×900mmの範囲を図1
2に示すパターンで砥石掛けを行った本発明方法と、特
開平7−186036号に記載された方法で同様の砥石
掛けを行った場合を比較すると、砥石掛けに要した時間
は、特開平7−186036号に記載された方法では3
0秒かかったものが、本発明方法では12秒で行えた。
なお、使用した研磨砥石の寸法(幅×長さ)は、本発明
方法では50×225mm、特開平7−186036号
に記載された方法では50×200mmである。
【0047】なお、本実施例ではアクチュエータとして
リニアサーボモータを用いたものを開示したが、他のア
クチュエータ、例えば回転式モータによりボールねじを
回転させる直動機構や、油,空圧シリンダや油,空圧モ
ータ駆動等、他の直動機構を用いた構成のものでもよ
い。さらにリニアな動作を成し得るものであれば、直交
座標系を用いてもよい。また、本実施例では、長手方向
研磨装置33における研磨砥石5の千鳥配置として、2
列のものを示したが、3列以上でも問題はない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鋼板を停止させることなく、走間で鋼板の幅方向又は長
手方向、さらには幅方向と長手方向を同時に、砥石掛け
できるので、能率良く砥石掛けが行える。また、本発明
は、多軸ロボットのように安全のために可動範囲を柵で
囲う必要がないので、狭い設置スペースで良く、スペー
スの有効利用が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の本発明の鋼板表面検査用砥石掛
け装置を示す全体斜視図、(b)は(a)図のA矢視図
である。
【図2】(a)は第1の本発明の鋼板表面検査用砥石掛
け装置を用いて通板方向を砥石掛けする場合の説明図、
(b)は(a)図のB矢視図である。
【図3】第1の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置の
制御系統を示す概略図である。
【図4】第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置を
平面方向から見た概略図である。
【図5】(a)は第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛
け装置を構成する幅方向研磨装置を示す全体斜視図、
(b)は(a)図のD矢視図である。
【図6】(a)は第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛
け装置を構成する長手方向研磨装置を示す全体斜視図、
(b)は(a)図のE矢視図である。
【図7】第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置の
制御系統を示す概略図である。
【図8】板幅600mmの狭幅材を第2の本発明の鋼板
表面検査用砥石掛け装置で研磨する時の長手方向研磨装
置における研磨砥石の配列例を示す図である。
【図9】(a)〜(d)は第1の本発明の鋼板表面検査
用砥石掛け方法による砥石掛けパターンを順を追って説
明する図である。
【図10】第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置
を構成する幅方向研磨装置による砥石掛けパターンを示
す図である。
【図11】第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置
を構成する長手方向研磨装置による砥石掛けパターンを
示す図である。
【図12】第2の本発明の鋼板表面検査用砥石掛け装置
で幅方向と長手方向を同時に砥石掛けした場合の砥石掛
けパターンを示す図である。
【図13】実開昭61−148558号で提案された砥
石掛け装置の説明図である。
【図14】実開平2−63957号で提案された砥石掛
け装置の説明図である。
【図15】特開平5−306977号で提案された砥石
掛け装置の説明図である。
【図16】特開平5−307010号で提案された砥石
掛け装置の説明図で、(a)は全体の概略図、(b)は
作用説明図である。
【図17】特開平7−186035号及び特開平7−1
86036号で提案された砥石掛け装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
2 鋼板 5 研磨砥石 21 鋼板表面検査用砥石掛け装置 22 砥石押し付け機構 23 幅方向移動機構 24 通板方向同期移動機構 25 退避機構 26 鋼板幅検出器 27 シーケンサ 31 鋼板表面検査用砥石掛け装置 32 幅方向研磨装置 33 長手方向研磨装置 34 通板方向同期移動機構 35 砥石押し付け機構 36 位置調整機構 37 退避機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送中の鋼板表面に研磨砥石を押し付け
    る砥石押し付け機構と、この砥石押し付け機構ごと研磨
    砥石を前記鋼板の幅方向に移動させる幅方向移動機構
    と、前記砥石押し付け機構ごと研磨砥石をライン速度と
    同期して通板方向に移動させる通板方向同期移動機構を
    備えたことを特徴とする鋼板表面検査用砥石掛け装置。
  2. 【請求項2】 鋼板幅検出器からの信号に基づく幅方向
    移動機構の移動範囲制御と、ライン速度情報に基づく通
    板方向同期移動機構の同期移動速度制御と、鋼板の硬度
    情報に基づく砥石押し付け力制御を行う制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の鋼板表面検査用砥石
    掛け装置。
  3. 【請求項3】 砥石掛け時以外は研磨砥石,砥石押し付
    け機構,幅方向移動機構を鋼板と離反する方向に退避さ
    せる退避機構を付加したことを特徴とする請求項1又は
    2記載の鋼板表面検査用砥石掛け装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の鋼板表面検査用砥
    石掛け装置を幅方向研磨装置とし、この幅方向研磨装置
    の上流側或いは下流側の近傍に、鋼板の幅方向に千鳥配
    置した研磨砥石と、これら研磨砥石をそれぞれ搬送中の
    鋼板表面に押し付ける砥石押し付け機構を備えた長手方
    向研磨装置を配置したことを特徴とする鋼板表面検査用
    砥石掛け装置。
  5. 【請求項5】 長手方向研磨装置に、砥石押し付け機構
    ごとそれぞれの研磨砥石の鋼板幅方向における位置調整
    機構を備えたことを特徴とする請求項4記載の鋼板表面
    検査用砥石掛け装置。
  6. 【請求項6】 鋼板幅検出器からの信号に基づく幅方向
    移動機構の移動範囲制御と、ライン速度情報に基づく通
    板方向同期移動機構の同期移動速度制御と、鋼板の硬度
    情報に基づく砥石押し付け力制御を行う制御手段を幅方
    向研磨装置に備え、鋼板の硬度情報に基づく砥石押し付
    け力制御を行う制御手段を長手方向研磨装置に備えたこ
    とを特徴とする請求項4記載の鋼板表面検査用砥石掛け
    装置。
  7. 【請求項7】 鋼板幅検出器からの信号に基づく幅方向
    移動機構の移動範囲制御と、ライン速度情報に基づく通
    板方向同期移動機構の同期移動速度制御と、鋼板の硬度
    情報に基づく砥石押し付け力制御を行う制御手段を幅方
    向研磨装置に備え、鋼板幅検出器からの信号に基づく研
    磨砥石の千鳥配置制御と、鋼板の硬度情報に基づく砥石
    押し付け力制御を行う制御手段を長手方向研磨装置に備
    えたことを特徴とする請求項5記載の鋼板表面検査用砥
    石掛け装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至3記載の鋼板表面検査用砥
    石掛け装置を用い、研磨砥石を、所定の押し付け力で鋼
    板に押し付けつつ、鋼板の幅方向に移動させながらライ
    ン速度と同期して通板方向に移動し、鋼板を搬送状態で
    1回掛けすることを特徴とする鋼板表面検査用砥石掛け
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項4乃至7記載の鋼板表面検査用砥
    石掛け装置を用い、幅方向研磨装置は、研磨砥石を、所
    定の押し付け力で鋼板に押し付けつつ、鋼板の幅方向に
    移動させながらライン速度と同期して通板方向に移動
    し、また、長手方向研磨装置は、鋼板の幅方向に千鳥配
    置した研磨砥石を所定の押し付け力で鋼板に押し付ける
    ことで、鋼板を搬送状態で1回掛けすることを特徴とす
    る鋼板表面検査用砥石掛け方法。
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