JPH09103853A - 金属ストリップ鋳造方法 - Google Patents

金属ストリップ鋳造方法

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JPH09103853A
JPH09103853A JP8212539A JP21253996A JPH09103853A JP H09103853 A JPH09103853 A JP H09103853A JP 8212539 A JP8212539 A JP 8212539A JP 21253996 A JP21253996 A JP 21253996A JP H09103853 A JPH09103853 A JP H09103853A
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molten metal
strip
roll
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Colin Robert Dean
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳造作業終了時に適切な作業を行うことによ
りロール表面上にマークがつくことを大幅に防ぐことが
できるようにする。 【解決手段】 金属供給装置内にある溶融金属量を減少
した量とするとともに鋳造溜め内に溶融金属が依然とし
てあって連続的にストリップ20が鋳造され続ける状態
とすることによりストリップ鋳造を終結し、次いで、ス
トリップ形成を妨げるのに充分な程度に鋳造ロール16
の少なくとも1つを横方向に移動させることにより鋳造
ロール16間のロール間隙を増加させてロール間隙増加
により前記減少量の溶融金属を下方に排出させるように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属ストリップの鋳
造方法に関する。特に鉄金属ストリップ鋳造に適用され
るが、これに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】双ロール鋳造機で連続鋳造することによ
り金属ストリップを鋳造することが公知である。冷却さ
れて相反方向に回転する一対の水平鋳造ロール間に溶融
金属を導入し、動いているロール表面上で金属殻を凝固
させ、ロール間隙にてそれら金属殻を合体させ、凝固し
たストリップ品としてロール間隙から下方ヘ送給する。
本明細書では、「ロール間隙」という語はロール同士が
最接近する領域全般を指す。溶融金属は取鍋から、例え
ばタンディッシュとして1つ又は複数の小容器の形をし
た金属供給装置へと注がれ、そのような小容器を通って
金属供給ノズルへと至り、金属供給ノズルによってロー
ル間隙へと向わされ、その結果、ロール間隙直上に支持
された溶融金属鋳造溜めを形成する。この鋳造溜めの端
は、ロール端面に摺動係合して保持される側部サイド堰
で構成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に鉄系金属を鋳造す
る場合、双ロール鋳造機操業での大きな問題は、鋳造ロ
ール表面の損傷である。鋳造ロール周壁は、クロム合金
等の被覆をメッキした銅で全般に造られ、注意深く機械
仕上げされて、非常に正確な形及び表面仕上げの鋳造表
面を提供する。これら周壁は非常に損傷しやすく、わず
かのマーク又は掻き傷でもストリップ欠陥となってしま
う。鋳造ロールは非常に高価であり、修理し難いので、
鋳造表面上にマークが生じるのを防ぐのが非常に重要で
ある。
【0004】従来、鋳造ロール表面にマークがつくのは
通常鋳造時にロール間隙に固体混入物が通ることによる
ものであり、鋳造ロールにある程度のマークがつくのは
やむを得ないと考えられてきた。従って、鋳造ロールは
頻繁に、時には1回鋳造が終わっただけでも、取り替え
・修理する必要があると見なされていた。しかしなが
ら、本発明者らは、ロール表面にマークがつくことが通
常鋳造時には起きないこと、及び、通常鋳造時に、移動
する鋳造ロール表面上で凝固してロール間隙で合わされ
る金属殻が、ロール間隙を通る固体混入物によってマー
クがつけられるのを防ぐことを実際に見出した。これら
金属殻が通常鋳造時に鋳造表面のための「よろい」とし
て実際に作用する。ロール間隙に入る凝固した金属殻に
より提供されるそのような保護は非常に有効なため、鋼
玉等の固体異物を故意にロール間隙に通して、鋳造表面
を傷つけることなくロール間隙を広げさせることも可能
である。更に又、本発明者らは、鋳造ロール表面にマー
クがつくのは大概の場合、通常鋳造の終わりであって、
鋳造表面上の金属殻形成が絶えると同時に鋳造溜めから
の金属滴下、固体混入物及び破片全般がロール間隙を通
る場合であることを見出した。本発明は、鋳造作業終了
時に適切な作業を行うことによりロール表面上にマーク
がつくことを大幅に防ぐことができる方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、溶融金
属を金属供給装置を介して一対の平行な鋳造ロール間に
導入してロール間隙上方に支持された溶融金属の鋳造溜
めを形成し、ロール間隙から下方に送給される凝固スト
リップを鋳造するよう鋳造ロールを回転させ、金属供給
装置への金属流を止めて金属供給装置内にある溶融金属
量を減少した量とするとともに鋳造溜め内に溶融金属が
依然としてあって連続的にストリップが鋳造され続ける
状態とすることによりストリップ鋳造を終結し、次い
で、ストリップ形成を妨げるのに充分な程度に鋳造ロー
ルの少なくとも1つを横方向に移動させることにより鋳
造ロール間のロール間隙を増加させてロール間隙増加に
より前記減少量の溶融金属を下方に排出させる、金属ス
トリップの鋳造方法が提供される。
【0006】ロール間隙の増加は、ロール間隙が20m
m以上になる程の増加とすることができる。
【0007】ロール間隙の増加は、両方の鋳造ロールを
横方向に互いに離反動させることにより達成できる。そ
のような動きは、油圧又は空気圧アクチュエータの操作
により達成できる。
【0008】金属供給装置は、取鍋から溶融金属を受け
るタンディッシュ及び/又は金属分配器と、タンディッ
シュ及び/又は金属分配器から溶融金属を受けて鋳造ロ
ール間隙へと供給する金属供給ノズルとで構成すること
ができる。その場合、減少量の溶融金属は、ロール間隙
増加前にタンディッシュ及び/又は金属分配器から溶融
金属がなくなる程の量とすることができる。
【0009】更に、減少量の溶融金属は、ロール間隙増
加前に金属供給ノズルから溶融金属がなくなる程の量と
することができる。
【0010】更に、減少量の溶融金属は、ロール間隙増
加前に鋳造溜め内の溶融金属レベルが異常レベルに落ち
る程の量とすることができる。
【0011】より全般的には、前記減少量の溶融金属は
通常鋳造時に維持される量より少とすることができる。
その場合、金属供給装置への溶融金属流を止めた後で鋳
造溜めのレベルをモニターし、鋳造溜めレベルが前記減
少量に対応するレベルに落ちた時に鋳造ロール間隙を増
加させる段階を方法に含めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を更に充分に説明するた
め、添付図面を参照して特定の実施の形態及びその作動
を更に詳細に説明する。
【0013】図1〜図7は、本発明の実施の形態の一例
を示すものである。
【0014】図示した鋳造装置は工場床12から立上が
った主機械フレーム11を有する。主機械フレーム11
が支持する鋳造ロール台車13はアセンブリステーショ
ン14と鋳造ステーション15との間を水平に移動可能
である。鋳造ロール台車13が担持する一対の平行な鋳
造ロール16には、鋳造時に取鍋17から、タンディッ
シュ18で構成された金属供給装置及び金属供給ノズル
19を介して溶融金属が供給される。鋳造ロール16は
水冷されているので、動いているロール表面に凝固金属
殻が形成されロール間隙にて合体されて、ロール出口で
金属ストリップ20が造られる。この金属ストリップ2
0を主コイラ21に送って、次いで第2コイラ22に送
給し得る。容器23が鋳造ステーション15に隣接して
主機械フレーム11に取付けられているので、溶融金属
をタンディッシュ18の溢れ口24を介して容器23へ
と逃すことができる。
【0015】鋳造ロール台車13を構成する台車フレー
ム31がホイール32によりレール33に載り、レール
33は主機械フレーム11の一部に沿って延びているの
で、鋳造ロール台車13全体がレール33に移動可能に
載っていることになる。台車フレーム31が担持する対
のロールクレードル34に鋳造ロール16が回転可能に
取付けられる。互いに係合する相補的なスライド部材3
5,36を介してロールクレードル34を台車フレーム
31に取付けることにより、ロールクレードル34が油
圧シリンダ装置37,38の影響を受けて鋳造ロール台
車13上を移動して鋳造ロール16ロール間隙を調節
し、以下で詳細に説明する如く鋳造を終了する必要があ
るときには、鋳造ロール16同士を急速に離すことがで
きる。鋳造ロール台車13全体をレール33に沿って移
動させることができる複動油圧ピストンシリンダ装置3
9が鋳造ロール台車13の駆動ブラケット40と主機械
フレーム11との間に接続されて、鋳造ロール台車13
をアセンブリステーション14から鋳造ステーション1
5へ、又その逆へ移動させることができるようになって
いる。
【0016】鋳造ロール16は電動モータのロール駆動
軸41と台車フレーム31上のトランスミッションとを
介して相反方向に回転される。鋳造ロール16の銅製周
壁に形成され縦方向に延び周方向に離間した一連の水冷
通路には、回転グランド43を介して水冷ホース42に
接続されたロール駆動軸41内の水冷導管からロール端
を介し冷却水が供給される。鋳造ロール16の典型的な
大きさは径が約500mmで、2m幅近いストリップ品
を造れるよう長さを最大2mにすることができる。
【0017】取鍋17は全く従来の構成であって、天井
クレーンからヨーク45を介し支持されており、高温金
属受けステーションから定位置へと移すことができる。
取鍋17に取付けられたストッパロッド46をサーボシ
リンダにより動かすことによって、溶融金属を取鍋17
から出口ノズル47と耐火シュラウド48を介してタン
ディッシュ18へと流すことができる。
【0018】タンディッシュ18も従来の構成であっ
て、酸化マグネシウム(MgO)等の耐火材料で造られ
た広皿状のものである。タンディッシュ18の一側は取
鍋17からの溶融金属を受け、又、前記した溢れ口24
を備えている。タンディッシュ18の他側には縦方向に
離間した一連の出口開口52が備えられている。タンデ
ィッシュ18下部を担持する取付ブラケット53はタン
ディッシュ18を台車フレーム31に取付けるためのも
のであって、取付ブラケット53に備えた開口で台車フ
レーム31の位置合わせペグ54を受けてタンディッシ
ュ18を正確に位置決めするようになっている。
【0019】金属供給ノズル19はアルミナグラファイ
ト等の耐火材料で造られた細長体として形成され、下部
がテーパ状になっていて内方及び下方にすぼまっている
ので、鋳造ロール16間隙に挿入できる。金属供給ノズ
ル19には取付ブラケット60が、金属供給ノズル19
を台車フレーム31上に支持するために備えられ、金属
供給ノズル19上部には外方に突出する側部フランジ5
5が形成されて取付ブラケット60上に位置する。
【0020】金属供給ノズル19は、一連の、水平方向
に離間して全般に垂直方向に延びる流路を有し、鋳造ロ
ール16全長にわたる金属の適宜の低速排出流を生み出
して、溶融金属を鋳造ロール16間隙へと供給すること
ができる。又は、金属供給ノズル19が単一の連続長孔
出口を有して、溶融金属低速カーテン流を鋳造ロール1
6間隙に直接供給することができる。金属供給ノズル1
9は溶融金属の鋳造溜めに浸漬してもよい。
【0021】鋳造溜めが、鋳造ロール16端部で一対の
側部閉止板56によって画成される。側部閉止板56
は、鋳造ロール台車13が鋳造ステーション15にある
時には、鋳造ロール16の段付端57へ当接保持され
る。側部閉止板56は窒化ホウ素等の強耐火材料で造ら
れ、鋳造ロール16の段付端57の曲面に合ったスカロ
ップ側端81を有する。側部閉止板56を取付けること
のできる板ホルダ82は、一対の油圧シリンダ装置83
の作動により、鋳造ステーション15において可動とな
っており、側部閉止板56が鋳造ロール16の段付端5
7に係合されることにより、鋳造作業中に鋳造ロール1
6間に形成される鋳造溜めの端部閉止部を形成する。
【0022】鋳造作業中、ストッパロッド46を作動さ
せて、溶融金属を取鍋17から金属供給装置を介して鋳
造ロール16へと注ぐことができる。ストリップ品20
のクリーンな頭端がエプロンテーブル96の作動により
主コイラ21の顎部へガイドされる。エプロンテーブル
96は主機械フレーム11上のピボット取付部97から
吊り下げられており、油圧シリンダ装置98の作動によ
り主コイラ21へ向けて揺動されるようになっている。
ピストンシリンダ装置101によって作動される上スト
リップガイドフラップ99に対してエプロンテーブル9
6が作動され、凝固ストリップ品20は一対の縦サイド
ロール102間に制限される。ストリップ品20の先端
が主コイラ21の顎部にガイドされたら、主コイラ21
を回転させてストリップ品20を巻付け、その後、エプ
ロンテーブル96を逆方向へ旋回動させて非作動位置へ
戻して、主コイラ21に直接巻取られているストリップ
品20から離させ、単に主機械フレーム11から吊り下
げられている状態とする。ストリップ品20は、後で第
2コイラ22へ送られて、鋳造機から運び出される最終
巻取品となる。
【0023】図6はストリップ品20連続鋳造時の鋳造
ロール16間の通常間隔を示し、図7は、本発明の実施
の形態による鋳造を終了させるため、油圧シリンダ装置
37,38を操作することによりロールクレードル34
を急速に相互離反動させて鋳造ロール16間隙を劇的に
増加させた状態を示す。従って、ストリップ鋳造は急激
に止まり、鋳造溜めに残っている溶融金属は鋳造ロール
16間を単に下方落下して廃物となる。
【0024】ロール分離の動きを正確なタイミングで行
うのが特に問題なのではなく、選ぶべきは、鋳造溜めの
溶融金属が、連続鋳造が途絶えて鋳造表面上の凝固殻に
よる保護がなくなるレベルに落ちることによりロール損
傷の危険が生じる方を取るか、未鋳造の溶融金属を排出
することによって歩止まりを犠牲にするかである。取鍋
から溶融金属が供給された直後の、溶融金属がまだ金属
分配器及び金属供給ノズルを介して排出されている最中
に、ロール間隙を開けて鋳造を終えることが可能であ
る。こうすれば鋳造ロールの損傷の虞れは全くないが、
かなりの歩止まりの犠牲となる。又は、分配器が空にな
った直後で鋳造溜めレベルが大幅に低下する前に、鋳造
ロールを離すこともできる。実際のタイミングは使われ
る金属供給装置の種類に或る程度左右されるが、注意深
く制御すれば、鋳造溜めが異常低レベルに落ちるまで鋳
造終了を遅らせることが可能で、従って、金属供給ノズ
ル19を含む金属供給装置全体での排出が可能である。
金属供給装置からの溶融金属を排出する時間を増やすよ
う、鋳造溜め内の溶融金属レベルが異常レベルに落ちた
時に鋳造ロール16の回転速度を減速させることができ
る。鋳造ロール16の減速は溜めレベルが落ち始める時
に少し早めに始めることができる。鋳造ロール16の間
隔は、減速により生じる鋳造ストリップ厚増加に対応で
きるよう調節しなければならない。
【0025】鋳造溜めのレベルを適宜の検査システムで
モニターし、鋳造を、油圧シリンダ装置37,38の操
作により手作業で、又は、溜めレベルモニターと油圧シ
リンダ装置37,38との間の適宜の制御接続部により
自動的に終わらせることができる。適切な溜めレベルモ
ニターが出願人の特願平第7−281609号に開示さ
れている。替わりの構成としては、金属供給装置の金属
流量又は一部の金属レベルを用いて鋳造ロール分離のき
っかけとすることができる。
【0026】以上述べたように、本発明は、溶融金属を
金属供給装置を介して一対の平行な鋳造ロール間に導入
してロール間隙上方に支持された溶融金属の鋳造溜めを
形成し、ロール間隙から下方に送給される凝固ストリッ
プを鋳造するよう鋳造ロールを回転させ、金属供給装置
への金属流を止めて金属供給装置内にある溶融金属量を
減少した量とするとともに鋳造溜め内に溶融金属が依然
としてあって連続的にストリップが鋳造され続ける状態
とすることによりストリップ鋳造を終結し、次いで、ス
トリップ形成を妨げるのに充分な程度に鋳造ロールの少
なくとも1つを横方向に移動させることにより鋳造ロー
ル間のロール間隙を増加させてロール間隙増加により前
記減少量の溶融金属を下方に排出させることを特徴とし
ている。
【0027】この場合に、ロール間隙の増加が、ロール
間隙が20mm以上になる程の増加となるようにしても
良い。
【0028】ロール間隙の増加が、両方の鋳造ロールを
横方向に互いに離反動させることにより達成できるよう
にしても良い。
【0029】油圧又は空気圧アクチュエータの操作によ
り両鋳造ロールが横方向に互いに離反動させられるよう
にしても良い。
【0030】金属供給装置が、取鍋から溶融金属を受け
る容器と、該容器から溶融金属を受けて鋳造ロール間隙
へと供給する金属供給ノズルとで構成されるようにして
も良い。
【0031】減少量の溶融金属が、ロール間隙増加前に
容器から溶融金属がなくなる程の量であっても良い。
【0032】容器が、取鍋からタンディッシュを介し溶
融金属を受ける分配器容器であり、タンディッシュから
の流れを止めることにより分配器容器を空にするように
しても良い。
【0033】減少量の溶融金属が、ロール間隙増加前に
金属供給ノズルから溶融金属がなくなる程の量であって
も良い。
【0034】減少量の溶融金属が、ロール間隙増加前に
鋳造溜め内の溶融金属レベルが異常レベルに落ちる程の
量であっても良い。
【0035】減少量の溶融金属が、通常鋳造時の鋳造溜
めに維持される量よりも少としても良い。
【0036】金属供給装置への溶融金属流を止めた後で
鋳造溜めのレベルをモニターし、鋳造溜めレベルが前記
減少量に対応するレベルに落ちた時に鋳造ロール間隙を
増加させる段階を含んでも良い。
【0037】金属供給装置からの溶融金属を排出する時
間を増やすよう、鋳造溜め内の溶融金属レベルが異常レ
ベルに落ちた時に鋳造ロールの回転速度を減速させるよ
うにしても良い。
【0038】鋳造ロール回転速度減速時に、鋳造ロール
間のロール間隙を鋳造速度減速による鋳造ストリップの
厚み増加に合うよう調節するようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属スト
リップ鋳造方法によれば、鋳造作業終了時に適切な作業
を行うことによりロール表面上にマークがつくことを大
幅に防ぐことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成され、作動する連続ストリッ
プ鋳造機を示す平面図である。
【図2】図1に示したストリップ鋳造機の側部立面図で
ある。
【図3】図1に示したストリップ鋳造機のIII−II
I線縦断面図である。
【図4】図1に示したストリップ鋳造機のIV−IV線
縦断面図である。
【図5】図1に示したストリップ鋳造機のV−V線縦断
面図である。
【図6】通常の連続鋳造でのストリップ製造の様子を示
す図である。
【図7】鋳造ロールを離して鋳造を終える様子を示す図
である。
【符号の説明】
16 鋳造ロール 17 取鍋 19 金属供給ノズル 20 ストリップ品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 11/16 104 B22D 11/16 104F 106 106A (72)発明者 アンドルー アーサー シューク オーストラリア ニュー サウス ウェー ルズ アダムズタウン ハイツ ダルヴァ ン クロウズ 22 (72)発明者 ダレン ジョン リードビーター オーストラリア ニュー サウス ウェー ルズ ダプト レイクランズ ドライヴ 29 (72)発明者 コリン ロバート ディーン オーストラリア ニュー サウス ウェー ルズ オーク フラッツ ディーキン ス トリート 107 (72)発明者 ジョン カーティス オーストラリア ニュー サウス ウェー ルズ アルビオン パーク クーナ スト リート 78

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属を金属供給装置を介して一対の
    平行な鋳造ロール間に導入してロール間隙上方に支持さ
    れた溶融金属の鋳造溜めを形成し、ロール間隙から下方
    に送給される凝固ストリップを鋳造するよう鋳造ロール
    を回転させ、金属供給装置への金属流を止めて金属供給
    装置内にある溶融金属量を減少した量とするとともに鋳
    造溜め内に溶融金属が依然としてあって連続的にストリ
    ップが鋳造され続ける状態とすることによりストリップ
    鋳造を終結し、次いで、ストリップ形成を妨げるのに充
    分な程度に鋳造ロールの少なくとも1つを横方向に移動
    させることにより鋳造ロール間のロール間隙を増加させ
    てロール間隙増加により前記減少量の溶融金属を下方に
    排出させることを特徴とする、金属ストリップ鋳造方
    法。
  2. 【請求項2】 ロール間隙の増加が、ロール間隙が20
    mm以上になる程の増加である、請求項1に記載の金属
    ストリップ鋳造方法。
  3. 【請求項3】 ロール間隙の増加が、両方の鋳造ロール
    を横方向に互いに離反動させることにより達成できる、
    請求項1又は2に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  4. 【請求項4】 油圧又は空気圧アクチュエータの操作に
    より両鋳造ロールが横方向に互いに離反動させられる、
    請求項3に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  5. 【請求項5】 金属供給装置が、取鍋から溶融金属を受
    ける容器と、該容器から溶融金属を受けて鋳造ロール間
    隙へと供給する金属供給ノズルとで構成される、請求項
    1乃至4のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造方法。
  6. 【請求項6】 減少量の溶融金属が、ロール間隙増加前
    に容器から溶融金属がなくなる程の量である、請求項5
    に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  7. 【請求項7】 容器が、取鍋からタンディッシュを介し
    溶融金属を受ける分配器容器であり、タンディッシュか
    らの流れを止めることにより分配器容器を空にする、請
    求項6に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  8. 【請求項8】 減少量の溶融金属が、ロール間隙増加前
    に金属供給ノズルから溶融金属がなくなる程の量であ
    る、請求項6又は7に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  9. 【請求項9】 減少量の溶融金属が、ロール間隙増加前
    に鋳造溜め内の溶融金属レベルが異常レベルに落ちる程
    の量である、請求項1乃至8のいずれかに記載の金属ス
    トリップ鋳造方法。
  10. 【請求項10】 減少量の溶融金属が、通常鋳造時の鋳
    造溜めに維持される量よりも少とする、請求項9に記載
    の金属ストリップ鋳造方法。
  11. 【請求項11】 金属供給装置への溶融金属流を止めた
    後で鋳造溜めのレベルをモニターし、鋳造溜めレベルが
    前記減少量に対応するレベルに落ちた時に鋳造ロール間
    隙を増加させる段階を含む、請求項10に記載の金属ス
    トリップ鋳造方法。
  12. 【請求項12】 金属供給装置からの溶融金属を排出す
    る時間を増やすよう、鋳造溜め内の溶融金属レベルが異
    常レベルに落ちた時に鋳造ロールの回転速度を減速させ
    る、請求項9乃至11のいずれかに記載の金属ストリッ
    プ鋳造方法。
  13. 【請求項13】 鋳造ロール回転速度減速時に、鋳造ロ
    ール間のロール間隙を鋳造速度減速による鋳造ストリッ
    プの厚み増加に合うよう調節する、請求項12に記載の
    金属ストリップ鋳造方法。
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