JPH09101122A - 車輪形状計測装置およびその方法 - Google Patents

車輪形状計測装置およびその方法

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JPH09101122A
JPH09101122A JP7255222A JP25522295A JPH09101122A JP H09101122 A JPH09101122 A JP H09101122A JP 7255222 A JP7255222 A JP 7255222A JP 25522295 A JP25522295 A JP 25522295A JP H09101122 A JPH09101122 A JP H09101122A
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JP
Japan
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wheel
contour
image
blurring
vehicle
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Application number
JP7255222A
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English (en)
Inventor
Hirakazu Yamaguchi
平和 山口
Shoichi Saito
庄一 斉藤
Hitoshi Hata
仁司 畑
Hiroshi Kominato
宏 小湊
Shingo Sekiguchi
眞吾 関口
Sakae Kusakabe
栄 日下部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
East Japan Railway Co
Original Assignee
Toshiba Corp
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中の車両の車輪の形状を精度良く計測す
ることが可能な車輪形状計測装置およびその方法を提供
する。 【解決手段】 走行中の車両の車輪のレール接触部およ
びフランジ部の輪郭を輪郭撮影手段(CCDカメラ4
a)で撮影し、前記走行中車両の車輪の外径を外径検出
手段(CCDカメラ8a)で検出してそれぞれ輪郭画像
情報および外径画像情報を求める。これが画像情報には
各種ブレが含まれているのでブレ補正手段(x,y,z
補正部11a)で補正し、補正された画像情報に基き車
輪形状を画像処理手段(画像処理部11)で求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪形状計測装置
およびその方法に関し、特に電車等の車両がレール上を
通過する間に車輪形状を高精度で計測する車輪形状計測
装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図16(A)に示すように、電車等の車
両の車輪101は「レール接触部」である平坦部101
aとフランジ部101bとを有しており、平坦部101
aおよびフランジ部101bは車両の走行により、図1
6(B)に斜線を付して示した部分が摩耗してくる。そ
して、摩耗により生じた車輪の変形量を計測し、基準溝
101cに対する平坦部101aおよびフランジ101
bの高さが基準車輪形状の所定値以上であれば、切削加
工により変形を修正して再使用し、平坦部101aおよ
びフランジ101bの高さが所定値以下の場合には当該
車輪を廃棄している。
【0003】従来、前記車輪摩耗の検査手段としては、
例えば特開平5−52536号公報が提案されている。
この提案は、走行中車両の車輪の下側から車輪外周を車
輪撮像手段で撮像し、撮像した画像情報を画像処理手段
により処理し、走行中の車輪の形状を計測するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、走行中
の車両は左右方向振動(横方向ブレ、x方向ブレ)や上
下方向振動(縦方向ブレ、z方向ブレ)を起すことが多
く、更には撮像手段で撮像する際の撮像タイミング等に
よる画像取込ブレ(y方向ブレ)を起すことが多い。こ
れらの各種ブレを考慮にいれなければ、走行中の車両の
車輪の形状を正確に計測することは不可能であり、車輪
形状計測装置を実用化する上での必須の解決項目であ
る。
【0005】そこで、本発明の目的は、走行中の車両の
車輪の形状を精度良く計測することが可能な車輪形状計
測装置およびその方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、走行中の車両の車輪のレール
接触部およびフランジ部の輪郭を撮影する輪郭撮影手段
と、前記走行中車両の車輪の外径を検出する外径検出手
段と、前記走行中車両の車輪を前記輪郭撮影手段で撮影
する際および前記外径検出手段で検出する際に生じる各
種ブレを補正するブレ補正手段と、該ブレ補正手段によ
り補正された画像情報に基き車輪形状を計測する画像処
理手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、輪郭撮影手
段は走行中車両の車輪のレール接触部およびフランジ部
の輪郭を撮影し、外径検出手段は走行中車両の車輪の外
径を検出する。ブレ補正手段は走行中車両の車輪を前記
輪郭撮影手段で撮影する際および前記外径検出手段で検
出する際に生じる各種ブレを補正する。画像処理手段は
ブレ補正手段が補正した画像情報に基き車輪形状を求め
る。
【0008】また、請求項2記載の発明は、前記各種ブ
レは、走行中車両の車輪の横ブレと縦ブレと輪郭撮影時
に発生する画像取込ブレであることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、各種ブレ
は、走行中車両の車輪の横ブレと縦ブレと輪郭撮影時に
発生する画像取込ブレであるので、実際の車両走行によ
る全てのブレをカバーする。従って、真の車輪形状を計
測することができる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、前記補正手
段は、予め各種ブレと真の値との関係を示すテーブルを
用意しておき、前記輪郭撮影手段および外径検出手段に
より求められたブレに基づいて真の値を求めるようにし
たことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明によれば、補正手段
が、予め各種ブレと真の値との関係を示すテーブルを用
意しておき、輪郭撮影手段および外径検出手段により求
められたブレに基づいて真の値を求める。
【0012】また、請求項4記載の発明は、前記輪郭を
撮影する際に、直接車輪を照明する輪郭照明手段または
車両の床下部を照明して車輪部分を暗く浮き上がらせる
背景照明手段を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によれば、輪郭を撮影
する際に、輪郭照明手段は直接車輪を照明し、背景照明
手段は車両の床下部を照明して車輪部分を暗く浮き上が
らせる。
【0014】また、請求項5記載の発明は、前記輪郭照
明手段はハーフミラーを使用した落射照明手段であるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、輪郭照明手
段はハーフミラーを使用した落射照明手段である。従っ
て、車輪側面の平坦部は明るく照明されるのに対して、
基準溝は暗くなるので溝部を明確に認識できる。
【0016】また、請求項6記載の発明は、撮像カメラ
により取り込んだ車輪の画像を、該車輪の接線方向に射
影処理を施して計測を行うことを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明によれば、撮像カメラ
により取り込んだ車輪の画像を、該車輪の接線方向に射
影処理を施して計測を行う。射影処理を行うと、走行中
の車輪の上下振動による変動分や画像のぼけ等による影
響を減少させることができ、高精度な計測を行うことが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の発明の実施
の形態の例に基いて詳細に説明する。
【0019】(1)第1の実施の形態の例 図1は本実施の形態の例の車輪形状計測装置の構成図で
ある。
【0020】図1に示すように、レール3上を車輪2を
備えた車両1が通過する。車両1の下方には車両検査・
修理用のピットが形成され(図示せず)、該ピットの所
定箇所に車輪2の輪郭2aを撮影する「輪郭撮影手段」
であるCCDカメラ4aが配置され、該CCDカメラ4
aはカメラ電源部4を介して次に説明する「画像処理手
段」である画像処理部11に接続されている。車輪2の
左右斜め下方には車輪2を直接照射する「輪郭照明手
段」である輪郭照明ランプ5a,5bが配置され、該ラ
ンプ5a,5bはランプ制御部5を介して画像処理部1
1に接続されている。
【0021】車輪2の両側面には車輪2が通過するのを
検知する車輪通過センサを構成する投光器6aと受光器
6bとが対向配置され、該投光器6aと受光器6bとは
それぞれ車輪通過センサ制御部6に接続されている。車
輪2の内側下方には車輪2を内側から撮影する「外径検
出手段」であるCCDカメラ8aと車輪2の内側を照射
するランプ9aが配置されている。CCDカメラ8aは
CCDカメラ電源部8を介して画像処理部11に接続さ
れ、ランプ9aは照明制御部9を介して画像処理部11
に接続されている。
【0022】画像処理部11は、CCDカメラ4aが撮
影した車輪2の輪郭2aの輪郭撮影信号の画像処理を行
う部分と、CCDカメラ8aが車輪2の内側から撮影し
た外径撮影信号の画像処理を行う部分と、前述の横ブレ
(x方向ブレ),縦ブレ(z方向ブレ),画像取込みブ
レ(y方向ブレ)を補正する「ブレ補正手段」である
x,y,z補正部11aとを備えている。車輪2の輪郭
2aは輪郭表示モニタ7に表示され、車輪2の内側は外
径表示モニタ10に表示される。ここに、輪郭表示モニ
タ7には車輪2の輪郭が明るく(斜線を付さないで示
す)表示され、背景が暗く(斜線を付して示す)表示さ
れる。また、外径表示モニタ10には車輪2の外径の輪
郭が明るく(斜線を付さないで示す)表示され、背景が
暗く(斜線を付して示す)表示される。
【0023】次に動作を説明する。
【0024】車両1の車輪2がレール3上において所定
位置を通過すると車輪通過センサをなす投光器6aと受
光器6bとが該車輪2を検出して車輪検出信号を発生
し、該車輪検出信号に基いてランプ5a,5bが車輪2
を直接照明し、CCDカメラ4aが車輪2の輪郭2aを
1回だけ撮影し、輪郭撮影信号を発生する。
【0025】又、車両1がピット(図示せず)に入線し
てきたときにランプ9aを点灯しておき、車輪通過セン
サ制御部6からの車輪検出信号により車輪2内側をCC
Dカメラ8aにて1回だけ撮影し、車輪2の外径の外径
撮影信号を発生する。
【0026】前記輪郭撮影信号および外径撮影信号を取
り込んだ画像処理器11は、車輪輪郭画像から図1の左
下方に示す車輪2のフランジ高さHとフランジ厚さF
(フランジ高さHの中央部の厚さ)の画素数を読み取
り、既知であるCCDカメラの分解能(1画素当りの長
さ)に基づきフランジ厚さFとフランジ高さHとを算出
する。具体的算出方法は、後述する。
【0027】一方、車輪2がレール3を通過する際に
は、車輪2の横ブレx、上下方向ブレz、および前記車
輪通過センサの画像取込み誤差(取込みタイミング誤
差)によるブレyが発生する。これらのブレをx,y,
z補正部11aが補正し、各種の真の寸法を算出する。
【0028】先ず、x方向(横ブレ)の補正について
説明する。
【0029】図2に示すように、前記輪郭画像信号に基
き輪郭表示モニタ7に横ブレを起した輪郭X2 が画像表
示される。ここに、輪郭X1 は、誤差“0”の場合の輪
郭を示す(即ち、ブレ計測の基準となる輪郭である)。
従って、輪郭X2 の輪郭X1に対するブレの大きさはΔ
xである。輪郭X2 のモニタ表示を基にCCDカメラ4
aの画素数k(kは輪郭表示モニタ7の左端からの距離
(画面上での移動量)に対応する)を読み取る。
【0030】一方、予め実験により補正カーブ(k=α
1 x+k’、a=−α2 x+a’)を求めておく(な
お、図2に示すようなグラフではなく、テーブル(表)
でもよい)。
【0031】この補正カーブ(k=α1 x+k’)は、
既知の車輪においてフランジ2aのブレの大きさ(移動
量)がΔxである場合に(横軸に示す)、画素数kがど
れくらいであるかをドットを取り、移動量Δxを変化さ
せながら各ドットを結んでカーブを作成する。また、右
方の縦軸はブレの大きさΔxに対応する真の寸法b(基
準点Bpから車輪2の外側面までの寸法)を示し、基準
点Bpとは車輪2の外側面から例えば65mmの点であ
る。
【0032】また、補正カーブ(a=−α2 x+a’)
は、フランジ2aのブレの大きさ(移動量)がΔxであ
る場合に(横軸に示す)、ふくらみa(車輪2の外側面
からブレの下方までの寸法、左方の縦軸に示す)がどれ
くらいであるかをドットを取り、各ドットを結んで作成
する。
【0033】そして、補正カーブ(k=α1 x+k’お
よびa=−α2 x+a’)に基づき前記画素数kに対応
したふくらみa=a0 ±Δaの画素数を読み取り、横ブ
レによるふくらみaの寸法を算出する。
【0034】従って、基準点Bpから車輪2の外側面ま
での寸法(真の値)bは次式で求めることができる。但
し、b,d,k,aは、いずれも1回だけ撮影した場合
である。
【0035】b=d−(k+a) d;基準点Bpから輪郭表示モニタ7の左端までの距離 次にy方向(画像取込み誤差)補正について説明す
る。
【0036】前述の輪郭画像信号により、図3に示すよ
うに、画像取込みブレの輪郭Y2 が画像表示される。こ
こに、輪郭Y1 は、誤差“0”の場合の輪郭を示す。
【0037】前記x方向ブレの場合と同様に、輪郭表示
モニタ7の上辺からの距離に相当する画素数yk を読み
取り、実験により求めた補正カーブ(b=−β1 (yk
)+b´、h=−β2 (yk )+h´)に基づき前記
画素数yk に対応した真の寸法b=b0 ±Δb1 の画素
数および縦方向のブレh=h0 ±Δh1 の画素数を読み
取る。ここに、hは、輪郭Y1 のピーク値を基準とす
る。
【0038】又、輪郭上の基準点Bp から画素数hを読
み取り、縦方向のブレh=h0 ±Δh1 を算出する。
【0039】次に、z方向(上下方向ブレ)補正は、
輪郭画像信号および外径画像信号に基づいて画素表示さ
れた図4において、外径画像信号により上下方向移動量
Δzkを読み取り、実験より求めた補正カーブによりb
=b0 ±Δb2 の画素数、および±Δh2 画素数を読み
取る。ここに、輪郭Z1 が誤差“0”の場合の輪郭であ
り、輪郭Z2 はブレの例示の輪郭である。
【0040】又、外径画像またはリニアスケール(図7
の符号12a)から画素数(zk )hを読み取り、h=
h±Δh2 を算出する。
【0041】以上の補正から、d値,h値の補正計算
は次の通りとなる。該補正計算が必要な理由は、Δxブ
レ(図2参照)により画面上での移動量kおよびふくら
みaの値が変るためd=a+k+b(b=65mm)を
求め、Δxブレに対応した基準点BP を算出する必要が
あるからである。
【0042】◎d値の補正計算
【数1】 d=k(x)+a(k)+b2 +Δb1 (yk)+Δb2 (zk)…(1) 但し、k=α1 x+k’ Δb1 =−β1 (yk) a=−α2 x+a´ Δb2 =−β2 (yk) b0 =b’ ◎h値の補正計算 h=h0 +Δh1 (yk)+Δh2 (zk) …(2) 但し、Δh1 =−β2 (yk) Δh2 =−γ2 (zk) 以上のようにして、d値,h値の補正値を求め、この求
めた値に基づいて車輪の摩耗度合を求める。この摩耗度
合が規格値内の場合には切削して再使用し、規格値外の
場合は車輪を廃棄する。
【0043】このようにすれば、レール上を車両が移動
している場合でも自動的に精度の高い計測が可能にな
る。
【0044】ここで、車輪の摩耗度合の求め方を、図5
(A),(B)を参照しつつ説明する。車輪の摩耗箇所
は、前述の如く図16(B)に斜線を付して示した部分
といわれており、図5(B)に示すフランジ厚さFとフ
ランジ高さHを求めることにより摩耗度合を判定する。
【0045】先ず、前述のようにして求められた補正
後のd値に基づき、図5(A)に示すように、基準点B
p を求める。
【0046】基準点Bp からh値を読み取り、補正後
のH値を求める。ここに、h値は画像より読み取った値
なので誤差を含んでおり、H値はh値の誤差を補正した
値である。
【0047】車輪の平坦部の直径φDは、次式(3)で
求めることができる。
【0048】 φD=φA+2(C−H) …………(3) C;基準溝からフランジ先端までの高さ(図5(A)の
画像から読み取る) φA;基準溝の直径(既知値) 基準点Bp から規定値μだけ上方の位置からフランジ
厚さFを求める。
【0049】以上のようにして求めたフランジ厚さF
とフランジ高さHとに基づき、車輪を切削して再使用す
るか、廃棄するかを決定する。
【0050】(2)第2の実施の形態の例 図6は本実施の形態の例の構成図である。
【0051】本実施の形態の例と第1の実施の形態の例
(図1)との相違点は、第1の実施の形態の例ではラン
プ5a,5bが車輪2の下部を直接照射していたのに対
し、本実施の形態の例はランプ5a,5bが車両2の床
下1aを直接照射し、車輪2の輪郭2a部分を暗くして
CCDカメラ4aにより撮影した点である。
【0052】このようにすれば、車輪2の先端部の左右
の傾斜部も明るくなり、先端位置を明確に認識できる。
【0053】(3)第3の実施の形態の例 図7は本実施の形態の例の構成図である。
【0054】本実施の形態の例と第1の実施の形態の例
(図1)との相違点は、第1の実施の形態の例では車輪
2の上下方向のブレを車輪2の側面からカメラ8aによ
り撮影して画像情報を得ていたのに対し、本実施の形態
の例ではリニアスケール(高さ検出センサ)12,12
aにより検出した点である。
【0055】(4)第4の実施の形態の例 図8は本実施の形態の例の構成図である。
【0056】本実施の形態の例と第2の実施の形態の例
(図6)との相違点は、第2の実施の形態の例では車輪
2の上下方向のブレを車輪2の側面からカメラ8aによ
り撮影して画像情報を得ていたのに対し、本実施の形態
の例ではリニアスケール(高さ検出センサ)12,12
aにより検出した点である。
【0057】(5)第5の実施の形態の例 図9は本実施の形態の例の構成図である。
【0058】本実施の形態の例と第1の実施の形態の例
(図1)との相違点は、第1の実施の形態の例では車輪
通過センサ6a,6bを一組配設していたのに対し、本
実施の形態の例は車輪通過センサ6a,6bを車輪径に
比例した二組の車輪通過センサ6a,6bを車輪の前後
に配置した点である。
【0059】このようにすれば、車輪2の中央が通過し
た時点を容易に算出することができる。
【0060】(6)第6の実施の形態の例 図10は本実施の形態の例の構成図である。
【0061】車輪2の下方には車輪外周照明21が配置
され、車輪2の内側側面を撮影する位置にCCDカメラ
24が配置されている。CCDカメラ24と車輪2との
間にはハーフミラー23が配置され、該ハーフミラー2
3の下方には側面照明22が配置されている。CCDカ
メラ24はフレームメモリを介して画像処理装置等に接
続されている。
【0062】本実施の形態の例はハーフミラーを用いて
落射照明(カメラの撮影方向と照明方向を一致させる照
明方法)とした場合であって、この場合のカメラ画像は
図11(A)に示すように、車輪側面2c,2dが明る
くなり、基準溝2bの部分および背景(レール部)2e
が暗くなる。このようにすれば、車輪側面平坦部2c,
2dは明るく基準溝2bは暗くなるので,基準溝2b部
が明確に認識できる。
【0063】そして、得られた画像に対して、基準溝2
bから車輪先端までの長さを計測するため、およびCC
Dカメラ24で取り込んだ画像の車輪の上下振動による
変動分や画像のぼけを少なくするために、画像に対して
車輪2の接線方向に射影処理(積分処理)を施す。
【0064】この射影処理を施した画像を図11(B)
に示す。この図から明らかなように、基準溝部2Bと車
輪外周部(輪郭)2Aとを求めその寸法L1 や車輪2の
外径を算出する。なお、基準溝2bは高精度の機械加工
により切削されるため、寸法L1 を計測すれば車輪外径
を算出することができる。
【0065】(7)第7の実施の形態の例 図12は本実施の形態の例の構成図である。
【0066】本実施の形態の例と第6の実施の形態の例
(図10)との相違点は、第6の実施の形態の例が照明
21としては車輪2の斜め下方から照明していたのに対
し、本実施の形態の例は照明21でレール3を照射する
ようにした点である。
【0067】このようにすると、背景(レール部)が明
るくなり、画像は図13(A)に示すようになる。ま
た、水平方向の射影をとると図13(B)に示すように
なり、基準溝部2Bと車輪外周部2Cとからその寸法L
2 を求めることができる。
【0068】この射影方式は、車輪2が濡れている場合
においても精度良く形状計測を行うことができる。
【0069】(8)第8の実施の形態の例および第9の
実施の形態の例 図14および図15は、前記図10および図12に示し
た落射照明の代わりに、複数の照明25を配置した場合
である。
【0070】このようにすると、照明の配置場所として
車輪間及びレール間の空間を有効に活用できるという効
果がある。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように各請求項記載の発明
によれば、走行中の車両の車輪を輪郭撮影手段で撮影す
る際および外径検出手段で検出する際に生じる各種ブレ
をブレ補正手段で補正し、該ブレ補正手段により補正さ
れた画像情報に基いて画像処理手段により車輪形状を計
測しているので、各種ブレを考慮にいれて補正した車輪
の計測(即ち、正確な計測)を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の例の車輪形状計測
装置の構成図である。
【図2】x方向の補正機能を説明する図である。
【図3】y方向の補正機能を説明する図である。
【図4】z方向の補正機能を説明する図である。
【図5】フランジ高さHとフランジ厚さFとを求めるた
めの説明図であって、(A)はモニタ画面に表示された
車輪の部分拡大図、(B)は車輪の全体寸法図である。
【図6】同第2の実施の形態の例の構成図である。
【図7】同第3の実施の形態の例の構成図である。
【図8】同第4の実施の形態の例の構成図である。
【図9】同第5の実施の形態の例の構成図である。
【図10】同第6の実施の形態の例の構成図である。
【図11】第6の実施の形態の例のカメラが撮影した画
像の処理を説明する図であって、(A)は落射照明で撮
影した画像、(B)は射影処理をした画像を示す図であ
る。
【図12】同第7の実施の形態の例の構成図である。
【図13】第7の実施の形態の例のカメラが撮影した画
像の処理を説明する図であって、(A)は落射照明で撮
影した画像、(B)は射影処理をした画像を示す図であ
る。
【図14】同第8の実施の形態の例の構成図である。
【図15】同第9の実施の形態の例の構成図である。
【図16】(A)は車両の車輪の要部断面図、(B)は
車輪の摩耗部分を説明する図である。
【符号の説明】
1 車両 2 車輪 2a 輪郭 3 レール 4a CCDカメラ 5a,5b 輪郭照明 5d,5e フラッシュランプ 6a,6b センサ 7 輪郭表示モニタ 8a CCDカメラ 9a ランプ 10 外径表示モニタ 11 画像処理部 11a x,y,z補正機能部 12 リニアスケール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 仁司 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝エフエーシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 小湊 宏 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 関口 眞吾 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 日下部 栄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行中の車両の車輪のレール接触部およ
    びフランジ部の輪郭を撮影する輪郭撮影手段と、 前記走行中車両の車輪の外径を検出する外径検出手段
    と、 前記走行中車両の車輪を前記輪郭撮影手段で撮影する際
    および前記外径検出手段で検出する際に生じる各種ブレ
    を補正するブレ補正手段と、 該ブレ補正手段により補正された画像情報に基き車輪形
    状を計測する画像処理手段とを備えたことを特徴とする
    車輪形状計測装置。
  2. 【請求項2】 前記各種ブレは、走行中車両の車輪の横
    ブレと縦ブレと輪郭撮影時に発生する画像取込ブレであ
    ることを特徴とする請求項1記載の車輪形状計測装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、予め各種ブレと真の値
    との関係を示すテーブルを用意しておき、前記輪郭撮影
    手段および外径検出手段により求められたブレに基づい
    て真の値を求めるようにしたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の車輪形状計測装置。
  4. 【請求項4】 前記輪郭を撮影する際に、直接車輪を照
    明する輪郭照明手段または車両の床下部を照明して車輪
    部分を暗く浮き上がらせる背景照明手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の車輪形状計測装置。
  5. 【請求項5】 前記輪郭照明手段はハーフミラーを使用
    した落射照明手段であることを特徴とする請求項4記載
    の車輪形状計測装置。
  6. 【請求項6】 撮像カメラにより取り込んだ車輪の画像
    を、該車輪の接線方向に射影処理を施して計測を行うこ
    とを特徴とする車輪形状計測方法。
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